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令和5年第2回定例会9月定例月会議 請7

受理番号・件名 請7 25人下限条件をなくし、真の30人学級実現を求めることについて
受理年月日 令和5年9月19日
提出された
定例会
令和5年第2回定例会9月定例月会議
紹介議員 吉田 紋華、稲森 稔尚
付託委員会 教育警察常任委員会
請願要旨

(請願事項)
 小学校1・2年生における30人学級で25人下限条件をなくすこと
 中学校1年生における35人学級で25人下限条件をなくすこと

(理 由)
 “ひとりひとりの子どもを大切にした教育を!”という大きな世論を背景に、全国の多くの自治体で少人数学級が広がりをみせていた2003年度から2004年度にかけて、三重県においても小学校1・2年生で30人学級が実施され、さらにその翌年には中学校1年生での35人学級へと拡大された。これは、子どもと保護者・地域住民の願いに応えた大きな前進である。
 しかし、1学級の人数を25人以上とする条件付き実施(「下限25人」)のため、1学年1学級という小規模校を中心に、30人以下にならない学級が残されるという不平等を生む県の施策は、大きな問題であった。
 国は、2011年度に小学校1年生の学級編制基準を35人に改善し、2021年度からは、5年間かけて小学校のみ全学年での35人学級実施に踏み切った。それを受けて三重県では、小1・2での30人学級、中1での35人学級(いずれも「下限25人」条件付き)を継続するとともに、1年ずつ国に先行して35人学級を実施することになった。
 全学年での30人学級実現を求めてきた私たちの会としても、三重県が独自に少人数学級の学年拡大を進めることを歓迎するものである。しかし、県の施策である「下限25人」条件のために30人を超える学級が20年間も残され続けてきたことは、決して見過ごすことができない。しかも、その割合は年々高くなっている。
 このような不平等を早急になくし、完全な30人学級を実現するために、三重県としてのとりくみを進めていただくよう、強く要望する。
 さらに、学校における感染症対策の面からも、子どもたちの安全・安心を確保しながら、一人ひとりにゆきとどいた教育を行うためには、全学年での少人数学級が必要不可欠である。
 一日も早く、「下限25人の条件」をなくすことによって、真の30人学級を実現させていただきたい。
 
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