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令和5年第2回定例会11月定例月会議 請15

受理番号・件名 請15 持続可能な牡蠣養殖の実現に向けた支援を求めることについて
受理年月日 令和5年11月22日
提出された
定例会
令和5年第2回定例会11月定例月会議
紹介議員 世古 明、龍神 啓介、辻󠄀内 裕也、吉田 紋華、芳野 正英、中瀬 信之、廣 耕太郎、野村 保夫、山内 道明、稲森 稔尚、小島 智子、藤田 宜三、村林 聡、谷川 孝栄
付託委員会 環境生活農林水産常任委員会
請願要旨

(要 旨)
1.「きれいで豊かな海」の実現
 牡蠣養殖において、牡蠣の成長にとって重要な餌となる植物プランクトンが、夏期にゼロを記録する日もあり、へい死に直接的または間接的に大きな影響を与えていると考えられることから、植物プランクトンが適正に維持できるよう栄養塩類が豊富な、「きれいで豊かな海」の実現へ向け、三重県の主導により、下水処理場の栄養塩類管理運転の期間(夏期7月~10月)の対象範囲の拡大及び、隣接県との連携した対策を講じること。

2.養殖牡蠣の大量へい死被害の原因究明及び対策の研究
 近年、続いている養殖牡蠣の大量へい死被害については、明確な原因が究明されていないことから、国に対し、大規模な公設の研究機関や各種関連企業などにより、原因究明や被害を軽減させるための対策等の研究を進めることができるよう支援制度の充実を図る旨の意見書を提出すること。

3.持続可能な漁業に向けた支援
 漁場環境の変化を人の手ですぐに変えることは難しいことから、国に対し、現状の漁場環境に合わせた養殖業ができるよう、最新技術や生産性向上に向けた新たな資機材の導入、漁家経営の安定化のためのセーフティネットの充実等の支援を講じる旨の意見書を提出すること。

(理 由)
 当地域は古来より「御食国」として、豊かで良質な魚介類に恵まれた地域である。しかし、近年、黒潮大蛇行や海水温の上昇、栄養塩の不足など漁場環境の変化が著しく、水産業を取り巻く状況は厳しさを増している。
 特に、冬場を代表する魚介類である養殖牡蠣においては、連続して牡蠣のへい死率が60%を超えるなど、生産不調が続いており、漁業者は、行政や漁協などと連携して、将来にわたり安心して持続可能な養殖業を営むことができるよう、差し迫った課題に積極的に取り組む覚悟である。
 ついては、この厳しい状況を改善するため、上記項目について、請願するので、何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げる。
 
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