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ロシアによるウクライナ侵攻に厳重に抗議する決議

ロシアによるウクライナ侵攻に厳重に抗議する決議

 令和4年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を行った。このことは、国際社会の平和と秩序、安全を著しく脅かすものであり、断じて容認できない暴挙である。また、ウクライナに拠点を持つ日本企業をはじめ、現地在留邦人も緊迫した状況の中で厳しい状況に置かれており、我が国にとっても決して無関係ではない。
 このような力による一方的な現状変更への試みは、国際連合憲章をはじめとする国際法に明白に違反する行為であり、国際秩序の根幹を揺るがすものであって、強く非難されるべきものである。また、非戦闘員である民間人に多くの被害が出ていることも痛恨の極みである。
 よって、本県議会は、平成9年に「非核平和県宣言」に関する決議を行っていることにも鑑み、ロシアによる侵攻の犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、ロシア政府に対し、ウクライナへの軍事侵攻に厳重に抗議し、世界の恒久平和の実現に向け、ロシア軍を即時に完全かつ無条件で撤退させるよう、国際法に基づく誠意ある対応を強く求めるものである。
 また、政府において、現地在留邦人の安全確保に努め、我が国への影響を最小限にとどめるための対策に万全を尽くすとともに、国際社会と緊密に連携し、即時無条件でのロシア軍の完全撤退の実現に向けて、毅然たる態度でロシア政府に臨み、制裁措置の徹底及び強化を図ることを求めるものである。
  
 以上、決議する。
 
令和4年3月2日

三重県議会

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