三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成27年度 委員会会議録 > 平成27年12月17日 人口減少対策調査特別委員会 会議録
人口減少対策調査特別委員会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成27年12月17日(木) 自 午後3時6分~至 午後4時3分
会 議 室 601特別委員会室
出 席 委 員 12名
委 員 長 下野 幸助
副委員長 中村 欣一郎
委 員 中瀬古 初美
委 員 廣 耕太郎
委 員 山本 里香
委 員 藤根 正典
委 員 木津 直樹
委 員 大久保 孝栄
委 員 津村 衛
委 員 村林 聡
委 員 津田 健児
委 員 舟橋 裕幸
欠 席 委 員 1名
委 員 山本 勝
出席説明員
[戦略企画部]
副部長 村上 亘
企画課長 安井 晃
その他関係職員
[環境生活部]
私学課長 別所 志津子
その他関係職員
[地域連携部]
次長(地域支援担当) 山神 秀次
南部地域活性化局次長兼南部地域活性化推進課長 小野 美治
地域支援課長 大西 宏弥
その他関係職員
[雇用経済部]
副部長兼雇用経済企画総括監 横田 浩一
雇用対策課長 下田 二一
中小企業・サービス産業振興課長 増田 行信
地域資源活用課長 福井 夏美
その他関係職員
[農林水産部]
次長(農産振興担当) 矢下 祐二
農林水産総務課長 瀬古 正博
農業基盤整備課長 平野 繁
森林・林業経営課長 前田 芳宏
水産経営課長 石井 潤
その他関係職員
[教育委員会]
次長(学校教育担当) 山口 顕
高校教育課長 長谷川 敦子
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主査 松本 昇
企画法務課 主幹 新開 祐史
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 なし
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
1 人口減少対策に係る当初予算要求状況等について
(1)持続可能なしごとの創出について
(2)地域への理解と愛着を育むキャリア教育について
(3)移住の促進について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 人口減少対策に係る当初予算要求状況等について
(1)持続可能なしごとの創出について
①当局から資料に基づき説明(村上副部長、矢下次長、前田課長、石井課長、横田副部長、小野次長)
②質問
〇下野委員長 ただいまの説明に対し、御質問等がありましたらよろしくお願いいたします。
〇村林委員 委員長、進め方で、全体に関することとか、もう少し大きなことを聞くというのは、今日はやめておいたほうがいいんですか。それぞれ項目ごとで、部長もおられないわけですけれども、やはり項目に即したことを聞いたほうがよろしいですか。
〇下野委員長 そうですね。できれば項目、最初はしごとを創出するための視点ということですので、その項目の範囲でしたら、この中でいう細事業名かぶっても、それはよろしいかと思うんですが。
〇村林委員 わかりました。
三重県の主体性とか、地域ごとの人口定着についても聞きたかったんですけれども、それはまたの機会にさせていただきまして、では、しごとの創出の部分で、この委員会として提言した中に、そういう仕事のモデルをつくって提示していただきたいという提言をさせていただいておるんですけれども、一部モデルという言葉は入っておりますが、そういう就農からそうした部分までの一貫したモデルとか、その就農後のモデルとか、一連のモデル、あるいはその生活した後のモデルとか、そうしたものをきちんと検討してつくっていただいて、県の役割として市や町に提示してもらえるのかどうかというところをまず明確に教えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
〇下野委員長 今、村林委員から、一貫したそのモデルについて、こちらも中間の提言でお願いをしているんですが、そのあたりいかがでしょうか。
主には農林水産部関係になってくるかと思うんです。
〇村林委員 多分ですけれども、一つの部局では済まんと思うんです。こういう新しいしごとを創出しようと思いましたら、一部このソーシャルビジネスという言葉を雇用経済部は入れてもらっていますけれども、そういう部分も必要でしょうし、もちろん農林水産業であれば、全て就農したときに、どういうメニューが使えてというようなことも一連のモデルになるでしょうし、その後の子育てとかも含めた生活モデルまで示そうと思うと、最後のほうにある地域連携部のライフスタイルの発信事業とか、そういったことになってくると思うんですけれども、どうもこの間の総括的質疑でも聞いておると、農林水産部としてとか、余り全体としてではないようなイメージなんですけれども、その辺いかがかなと思いまして。
〇下野委員長 全体的に通してということですね。
〇村林委員 通して、県として示してもらえるかどうかということがポイントやと思うんですけれども、どこに答えてもらったらいいのかも、戦略企画部ですか。
〇村上副部長 ちょっといきなり振られてしまいましたので、特にそれぞれ各部で考えていただいているようなことが、それを地域の中で総合的に展開していくにはどうしたらいいかというような御質問かなというふうに思っておりますが、まだそれぞれ予算要求の段階でございまして、それを地域で横展開をしていくというようなことについては、これからの課題としていただければというふうな考えでございます。
〇村林委員 そうしましたら、別に今すぐできてなければならないということは、もちろんないわけで、それぞれの各部の皆さんがつくったものを、例えばソーシャルビジネスを創業するという、雇用経済部の例えばお話があったとしますよね。農林水産部の例えば農業の一般的に所得が少ないというものを補って仕事を組み合わせたほうがいいとか、半農半Xの話というと、どこかでこの部局横断的な音頭をとってもらわないかん部分というのが出てくると思いますので、ぜひ今後での課題として、戦略企画部等に、そういうことをお願いしたいと思います。
それと、今の横展開というよりは、こういうモデルがあるよということをお知らせして、その地域ごとで使えるものを採用してもらうという私はイメージですもので、そういうイメージでお願いしたいと思います。
ですので、例えば県外であっても、例えば非常に有名な成功事例があったとします。その成功事例を聞いても、なかなかそれを自分の地元でもし適用したときに、丸ごとは絶対無理なので、そこの肝の抽出ということをしないと、モデル化しないと、ある程度抽象化というか、概念化しないと、その地域でも採用しにくいと思うんです。そういった意味でも、モデルとして誰かがかみ砕いて提示する役目が要ると思いますので、そういうところをぜひお願いしたいと思います。
では、ちょっと個別に聞かせてもらって、最後の、多分、移住のところにかかわってくるとは思うんですけれども、この仕事のところの部分で聞かせてもらいたいんですけれども、以前からゆかりのある方をぜひ定着してもらいたいというような部分、むやみやたらと、みんなというのもいいんですけれども、ゆかりのある方にぜひお声がけいただいてというような話の中で、この2ページの漁業の魅力を知るインターンシップ推進事業というのを見せてもらうと、県内の高校生または大学生、県内漁業について知ってもらうということですと、これは私のこういう想定している、例えばもともとおうちに漁業権があって、そういうような方にきちんと漁業についてもらうという選択肢を選んでもらうようにしていきたいんだと、こういう理解でよろしいんですか。
〇石井課長 そのとおりでありまして、基本的には、例えば県内ですと、水産高校や基幹産業となっています県南部の沿海地域にある普通高校の生徒や三重大学など、県内の大学生を対象として募集していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇村林委員 それは非常にありがたいと思います。漁業権のある方であれば、漁業を志しても速やかにその今いる集落に入っていけると思いますので、今までにないような話だと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
そのすぐ下の中山間地域の雇用モデルを形成するという話で、これも私がお願いしておるような、今、提言にあったような、そういう仕事モデルの創出というところにつながっていこうかと思うんですけれども、あえて仕事ではなく、雇用の創出だとなっとるところには、何か意味があるんでしょうか。やっぱり雇ってもらうという形態でないと難しいというようなお考えがあるんでしょうか。
〇矢下次長 そうですね。これ農業の分野で回答させていただきますと、突然その域外から中山間に入ってきて新規営農するということの難しさ、これは委員おっしゃられるような、なかなか所得が伸びないということもございます。
この雇用創出モデルと申しますのは、やはりそういう中にあって、例えばJAの出資法人なんかも中山間の農地管理というところで、今後やろうとしておりますし、それから南部の道の駅あたりでも高齢化が進んでおりまして、農産物が集まらない。ですので、道の駅が直営農場をやるということで・・・自らが生産をやってということも聞いております。
そういうことは、そこで働く従業員は当然要りますので、そういう意味では雇用の創出をやはりメーンに置きたいというふうに考えておりますので、何とかそこで就業できる場という意味で、このような名前をつけてございます。
〇村林委員 よくわかりました。この事業を今、聞かせてもらったら、大変すばらしいものやと思うので、よろしくお願いします。
また、この事業とは別に、しごと自体の創出ということも中山間に置いて、また考えていただけると大変ありがたいと思います。
以上です。ありがとうございました。
〇下野委員長 ありがとうございました。
ほかに御質問等がございましたら、よろしくお願いいたします。
よろしいでしょうか。
私のほうから、何点か確認させていただきたいんですが、2ページの一番上、「みえ農業版MBA講座」の開設と2つ目の「林業大学講座」林業大学に先駆けて講座というところでしたけれども、これは人数的な規模はどんなものなんでしょうか。
〇矢下次長 今、何人という想定はしてございませんが、この講座をいわゆるビジネス展開できる経営人材、農業経営人材を育成しようとするものでございます。
今まで農業大学校で、農業をやる方の育成はしてきておるんですが、今はもう企業経営というのも出てきてまいりまして、経営センスを持っているというか、経営理解ができる人材をつくろうという講座でございます。ですので、基本的には少人数体制を考えていくのかなと思います。
そのためには、そういう教育講座というのが、農業大学校の機能だけでは済まなくなりますので、例えば大学とか、研究機関とかの力を借りながら組み立てていきたいというふうに考えております。
以上です。
〇前田課長 座学と実習、両方考えているんですが、座学でしたらある程度人数が増えても大丈夫ですが、実習の場合は少人数になるかと思います。大体想定としては10名から20名ぐらいになるんじゃないかと思っております。
〇下野委員長 ありがとうございました。
もう1点、4ページの一番下の、みえの輝く女性就農実現支援のところの事業概要の一番下のところで、育児期の就労開始プログラムの開発やプログラムの実証を行うというところなんですけれども、これはスケジュール的にはどれぐらいのスパンを見ていらっしゃるんでしょうか、このプログラム。
〇矢下次長 スパンと申しますのは、ちょっとあれなんですが、中身的には、この育児期の女性が農業に入っていける姿というのは、どういう労働を携われば、育児もできて、農業にも携わるかという、いわゆる作業プログラムを含めた開発を法人等にしてもらうという形になるかと思います。
それは開発の期間で半年かかったり、1年かかったりするかもわかりませんが、それは一度実証してもらわないとうまくいくかどうかわかりませんので、いついつまでにプログラムを開発して、いついつまでに実証をするというスパンは、これは年間事業ですので、その年度で思っておりますけれども、それのそれぞれの期間というのは、想定はしていません。
〇下野委員長 わかりました。
ほかに委員の方よろしいでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇下野委員長 なければ、これで持続可能なしごとの創出についての調査を終了いたします。
〔当局 退室〕
(2)地域への理解と愛着を育むキャリア教育について
①当局から資料に基づき説明(山口次長、長谷川課長、横田副部長)
②質問
〇下野委員長 ただいまの説明に対し、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇舟橋委員 事業3本説明受けましたけれども、それぞれが高校生が卒業してからの職業能力という面のキャリアアップについての事業名のようなイメージがあるんですよ。ただ、我々の提言の中には、尾鷲のお魚の話がありますように、いわゆるもっとよそへ行く高校生が地域のことを知って卒業していってほしい。それが場合によっては、地域へ帰ろうというきっかけにもなると、そういうような地域をもっと知ろうというような事業なり、教育カリキュラムをこうやって、やっていますという回答があればいいなと思うんですけれども、そこら辺のところが抜けているような気がするんですが、現実、何かやってみえるんだったらお教えください。
〇下田課長 詳細が御説明できずに申しわけございません。
実は、この事業の中で、U・Iターンの関係の取組をさせていただいておりまして、例えば学生が県内の企業を訪問いただいて、そこで実際の職場、現場を見ていただきますとともに、そこで働いておられる方、あるいは場合によっては経営者の方と意見交換をしていただく。それによって本当に県内の職場というのを知っていただく、そういう取組をさせていただいておりまして、今年度は10回を予定させていただいております。
〇横田副部長 それから、取組の例として御紹介させていただきたいんですけれども、ここには事業として上げてございませんが、本年度から「三重ジョブキッズキャラバン」というのを開催していただきまして、高校生よりもっと前、幼児ですとか、小中学生のうちから三重県の仕事はこんなのがあるんだ、それからこんな魅力があるんだと、その地域独特の特徴はこんなのがあるんだということで御理解いただくために、まず11月28日に鳥羽地域のほうで三重ジョブキッズキャラバンをさせてもらいました。
たくさんの方においでになりまして、ここの地域にこういった特徴の事業があるということで、非常に勉強になったという御意見も頂戴しました。
今後、鈴鹿地域で1月23日、それから紀北地域で3月19日ということで、事業を展開してまいりたいと思います。
以上でございます。
〇山口次長 郷土教育という言い方をしていることがあるんですが、割とその観点から申し上げますと、ここには特に掲載させていただいていないんですが、例えばふるさと通信というようなリーフレットを順次発行しておりましたり、小学校段階から高校まで全てでございますけれども、あと三重の文化という県内29市町の自然から人物、産業、歴史をカバーするようなものですとか、あるいはちょっと発達段階が早い話になりますが、ふるさと三重かるたというようなものを先日もMieMuでかるた大会などもやってございますが、そういったものを総合的に進めておるところでございます。
〇長谷川課長 本年度もキャリア教育実践プロジェクト事業というものを実施しておりまして、その中では、三重県のいろいろなところで活躍する職業人であるとか、先輩とか、そういう方を呼びまして、三重の魅力をどのような仕事があるか、またはその仕事の魅力なども教えていただいたりとか、それから地域の方と協議会を持つことによって、三重のことをよく知るというふうな取組をしております。
また、別の事業なんでございますけれども、地域の食材を生かして、商品開発を行ったりというふうなこともやったりしております。
〇舟橋委員 わかりました。
できたら一遍それ、さっき言うたように、個人の資質能力を高める事業はこの3つですよ。地域をより知っていただくためには、こういう事業をやっていますよというのをまた資料としてもらえますか、さっき皆さんがおっしゃった、その事業。
〇下野委員長 それでは、後で資料のほうをよろしくお願いをいたします。
ほかに御意見いかがでしょうか。
よろしいでしょうか。
〇村林委員 もう答弁は結構なんですけれども、今、舟橋委員のおっしゃったような部分に関連すると思うんですけれども、私、教育警察常任委員会におるんですけれども、この間、学校の特色化・魅力化のところの指標を置きかえてもらえるということで、地域と連携して活性化に取り組んでおる高校の数という話にしてもらえるということやのに、まさに今、舟橋委員のおっしゃったようなこの地方創生にかかわるような部分かと思うので、またそういうのも総合戦略のほうの指標なんかにも採用していただくというのもありなのかなと思うことが1点。
それと、この間、総括的質疑のときに質問させてもらった若者定住のための奨学金の話も、この辺にもかかわってくると思うんですけれども、ぜひ制度設計するときには、きちんと人口が定着するという観点からも農林水産業に従事するとか、そういうところも対象にいただきたいと、重ねて要望させていただきたいと思います。たしか委員長も取り上げてみえた部分かと思います。
以上。
〇下野委員長 よろしくお願いいたします。
ほかにございませんか。
〇津田委員 教育委員会なんですけれども、小学校1年生から道徳教育、学習指導要領に35時間以上を設けなければならないと、高校の場合は特に定めがないんですけれども、この学習指導要領の中に、年間1回は郷土愛を深める授業をしなければならないというふうに書いてあるんですが、何か具体的にどういうものをやっているのかよくわからないようなところもあったり、もしかしたらやっていないところがあると思うんですけれども、何か資料でまとめて後から教えていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
〇下野委員長 ただいま津田委員から資料要請がありましたので、よろしくお願いをいたします。
ほかにございませんでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇下野委員長 なければ、これで地域への理解と愛着を育むキャリア教育についての調査を終了いたします。
〔当局 退室〕
(3)移住の促進について
①当局から資料に基づき説明(山神次長、小野次長、横田副部長)
②質問
〇下野委員長 ただいまの説明に対し、御質問等がありましたらお願いいたします。
よろしいでしょうか。
〇村林委員 御説明ありがとうございます。
先ほど仕事のところで、戦略企画部にモデルの話をさせてもらったんですけれども、こうした移住情報を発信するときにも、就農したときの一連のモデルとかもあわせて発信すると、三重県で就農するならこうだという必要もあると思いますので、やはりそうした仕事モデルというものをつくって、こういったところでも発信できるようにお願いしたいと思います。
南部の輝くライフスタイル発信事業も、そういう意味では、生活モデルというのをきちんと示すということにつながると思いますので、お願いしたいと思います。
話が全く変わるんですけれども、これまで私が、移住するときに、その対象者の属性とか、三重県のゆかりというものを重視してほしいということを申し上げてきておりまして、この当委員会からの提言の中にはちょっと入っていなかったかもしれないですけれども、そういうことをお願いしておるのです。
この間、NHKの朝のニュースで、朝の忙しい時間やったもんで断片的にだったんですけれども、孫ターンという言葉があるそうでして、3世代目ということだと思うんですね、を呼んでくると。そういう意味では、昔からおじいさんが例えば残っておれば、その集落とゆかりがあるわけで、外へ出ている息子さんのお孫さんの世代を呼ぶと、これであれば就農もそうでしょうし、漁業するにも非常に受け入れ体制がいいと思うんです。ぜひ今後、こういう移住のときには、孫ターンという視点を新たに入れていっていただけるとありがたいなということを、今、御答弁、多分無理だと思います。答弁は結構ですが、お願いしたいと思います。
ぜひ、この委員会の書記も非常に参考資料とかこの間つけていただいて、優秀ですので、一遍そうしたことも、この委員会で調べていただけるとありがたいなとお願いしておきます。
以上です。
〇山神次長 今、委員から御指摘いただきました点でございますが、三重県にゆかりのある方々を対象にと、御指摘のとおりかと。
私どものほうに御相談いただく方も、やはりゆかりのある方がお越しいただくことが多うございまして、御親族の方が既に三重県に移住しておると、自分も海に近いところでというふうな方とか、やはり親が既に移住しておって子どもがお見えになるとか、ちょっと土地勘とか、何か三重県のことを御存じの方、それをいわば「ゆかりのある」というふうな表現でまとめられると思うんですけれども、そういう方々が移住相談センターとか、私どもが開催しております移住相談会なんかも、あるいは全国フェアにおいて出展しておりましても、私どものブースのほうに足をお運びいただけるということで、御指摘のとおりかと存じますので、いろいろな機会を通じて、そのようなゆかりを手繰って情報発信をしていくのが一番効果的かなというふうに思っております。また、そのように進めていきたいとも思っております。
あと委員の御指摘ときっちり合致するかどうかわかりませんが、モデルというふうな御指摘でございました。私のほうで、こういったパンフレット「三重暮らしのススメ」というのを出させていただいて活用させていただいております。その中で、農業とか、漁業とか、林業、三重県の仕事等、既に三重県で移住しておられる、林業もしくは農業、漁業についておられる方のモデル的な方の御紹介を通じて、ちょっとイメージをつくっていただく、御参考にさせていただくようなこともしておるところでございます。
私どものミッションといたしましては、県の関係機関が取り組んでおる移住の取組の一元的な情報発信の拠点の運営というのが、地域連携部に任せられたミッションかと受けとめておりますので、御指摘に沿って、効果的な情報発信に努めていきたいと思います。
私からは以上でございます。
〇村林委員 ありがとうございます。そういうイメージの発信に努めてもらっとる、ありがたいことだと思いますが、ぜひそういう農林水産部とか、他部局が専門的につくってもらったモデルなんかの発信もお願いしたいと思います。
広く構えておっても、移住フェアなどで、やっぱりゆかりのある方が訪ねてこられることが多いというお答えでしたもので、やっぱり絞り込んだ事業とか、情報発信も今後、ぜひお願いしたいと思います。ありがとうございました。
〇下野委員長 ほかに御意見いかがでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇下野委員長 なければ、これで移住の促進についての調査を終了いたします。
〔当局 退室〕
2 次回の開催について
〇下野委員長 次に、次回の委員会ですが、委員会からの提言等に係る報告案等について御協議いただくために開催したいと存じます。委員会の開催日時については、後刻、日程調整をさせていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
御協議いただく事項は以上ですが、ほかに何かございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
人口減少対策調査特別委員長 下野 幸助