三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成29年度 委員会会議録 > 平成30年2月26日 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録
予算決算常任委員会教育警察分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成30年2月26日(月曜日) 午後3時30分~午後3時44分
会議室 502委員会室
出席委員 8名
委員長 藤根 正典
副委員長 木津 直樹
委員 吉川 新
委員 服部 富男
委員 今井 智広
委員 前田 剛志
委員 中村 進一
委員 中森 博文
欠席委員 なし
出席説明員
[教育委員会]
教育長 廣田 恵子
副教育長 木平 芳定
次長(学校教育担当) 宮路 正弘
次長(研修担当) 山田 正廣
教育総務課長 長﨑 敬之
教育財務課長 藤森 正也
生徒指導課長 山口 香
研修企画・支援課長 上村 由美
子ども安全対策監 小林 宏行
その他関係職員
委員会書記
議事課 主幹 川北 裕美
企画法務課 課長補佐兼班長 山田 かずよ
傍聴議員 なし
県政記者 なし
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
第1 分科会
1 議案の審査
(1)議案第1号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会
1 議案の審査
(1)議案第1号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(廣田教育長)
イ 質疑
○藤根委員長 それでは、御質疑があればお願いします。いかがですか。
○中村委員 相談を受けられるのは専門家ということですか。どこかへ委託されるんですか。それともシステム自体がこの予算ですか。もう少し詳しく教えてください。
○上村課長 相談を受けますのは、SNSに関する知識や経験を有する特別な技法が必要になってきますので、そういうような経験を有する事業者に委託をすることを考えています。当センターにおきましては臨床心理士もいるわけですが、まだそこのノウハウがないということで、窓口を開設する中でその
臨床心理士を含めて相談のあり方について研究してまいりたいと考えておるところです。
○中村委員 SNSの仕組みというか、そういったことに詳しい方が相談を受けるということですか。
○山田次長 SNSを用いた相談につきましては、今までの電話相談や対面による相談とは異なりまして、若者独特の表現でありますとか、また、文字のみですので子どもたちの思いに共感とか寄り添いということをどのように伝えていくかという対応の方法などにつきましても、ある一定特有の技能が必要になってくるということでございまして、まず、そういうようなことに今まで経験があったり、そういうような技能を有するような業者に委託することによりまして、まず、開設をしていく。そしてそういう取り組み方についても私どもも先ほど課長が申しましたように臨床心理士がおりますので、どういうふうなことが効果的かということを同時に研究を重ねながら充実を図ってまいりたいと考えております。
○中村委員 相談の中身をSNSで、こんなに苦しいんで死んじゃおうかなとかいうようなことが入ってくるのかどうかわかりませんけど、それに対して臨床心理士とかそういった方がかかわるということでなく、そういうことに慣れている事業者の方が答えると、そういう意味ですか。ではないんですか。
○山田次長 業者に委託しますけれども、その委託先の業者の中の臨床心理士がそれに答えていくということになります。そういう技能を持った臨床心理士を配置している業者に委託することによりまして、実際のやり取りは臨床心理士が行うということを想定しております。
○中村委員 わかりました。
○藤根委員長 ほか、ございますか。
○服部委員 この中の相談対応時間というのが、平日の午後5時から午後9時までということなんですが、日曜祝日とかはないんですか。
○山田次長 相談は平日を想定している理由ですが、まずは、年間で安定して限られた予算の中で開設していくということでありますとか、あるいは、いじめというのは学校等で起こることがきっかけとなることが多いということで、いつでもそういうことがあればすぐに相談できる、あるいはそれに対して通報できるという安心感を持っていただきたいということ、そしてさらには平日であれば、いつでもこの時間になれば相談できるというような周知もきちっと図っていけるという中で、限られた予算を有効に活用しようという中で想定しましたのが平日ということで、今考えているところでございます。
○服部委員 特に日曜日、祝日は学校も休みで、子どもたちにとっては非常に時間がある子が多いんだろうと思うんですが、限られた予算ということで厳しいかもしれません。今後は祝日とか日曜日もやられる予定はありますか。
○山田次長 私どももしていく中で、今までのSNSではありませんが、電話相談などを見ていますと比較的土日というよりも平日が多いという状況も鑑みまして、まずここには設定いたしましたけれども、これから全国的に調査なされるような他県等の状況も参考にさせていただきながら、来年度、実際に窓口を進めていく中で三重の子どもたちにとってどうかということも総合的に勘案しまして検討を進めてまいりたいと考えております。
○服部委員 はいわかりました。よろしくお願いします。
○藤根委員長 ほかにございませんか。
○今井委員 今のやり取り等も聞かせてもらって、これはもうお願いになりますけれども、勇気を出して多分相談してきてくれると思うんですね、新しいこういったツールを使いながら。それで先ほど次長のお答えにもあったように、通報できる、相談できる安心を子どもたちにということなんで、そこがもし安心を裏切るようなことがあれば、余計不安にさせて、せっかく勇気をもって相談してもらったけれども、言っても何にもならんだと、SNSで通報しても何にもならんだということであれば、余計に悪い方向へ行ってしまうことがあるので、予算も限られていていろいろ大変だと思いますが、時間的にも事務時間もタイトかもしれませんが、やっていただくからには、言っていただいたように相談してもらった生徒はよかったと思ってもらえるような対応をよろしくお願いします。これはもう要望で。
○藤根委員長 ほか、ございますか。
○中森委員 直接対象となる学校であったり、対象となるクラスの友達であったり、対象となる先生とかいうことが、この相談内容から緊急を要したり、重要な内容が判明した時には、委託者から当該学校や関係者に対応についても、緊急打ち合わせ、連携などが図られるということで理解させてもらってよろしいですか。
○山田次長 緊急のことが入ってまいりましたら、すぐに県教育委員会の方にも連絡を頂戴することになっておりまして、そのあと、SNSでございますので、あるいは子どもたちがどこまで自分の状況が明らかになるかわかりませんが、できる限りの範囲で、掴めましたら対応させていただくべく体制を整えていきたいと考えておるところでございます。
○中森委員 こういうSNSの場合は事実と異なったり、場合によっては架空であったり、いたずらであったり、いろんなことも想定内であるということもありますので、十分、委託業者に慎重かつ丁寧にさらには十分ミスの無いように、あらかじめ発注仕様を丁寧に説明しておくべき内容だと思いますのでよろしくお願いします。
○藤根委員長 よろしいですか。ほか、ございますか。じゃ、すいません、私から1点だけ。段階的に中学生高校生に対象を広げていくということですが、この段階的に拡大というのはどのような方向を考えていらっしゃいますか。
○山田次長 本年度先行したところの状況を聞かせていただきますと、開設した時期にどんと一時期に利用件数が増えるということですので、私どもがしていくにあたりましては、例えば、学年ごとに進行するとか、開始の時間を少しずつずらすことによりまして平均的に対応が可能なようにというような方向で考えているところでございます。
○藤根委員長 段階的にとはいっても、ある程度の期間内に中学生高校生全てに広げていただくような方向だと理解しますので、先ほど中森委員からもありましたが、対象の生徒にしっかりとその中身とやり方も含めてうまく伝わるようにぜひお願いしたいなと思います。
ほか、ございませんか。なければこれで、本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第1号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員会教育警察分科会委員長
藤根 正典