三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成31年度 委員会会議録 > 令和2年3月31日 医療保健子ども福祉病院常任委員会 予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会 会議録
医療保健子ども福祉病院常任委員会
予算決算常任委員会医療保健子ども福祉病院分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和2年3月31日(火曜日) 午後1時4分~午後1時50分
会議室 501委員会室
出席委員 8名
委員長 中瀬古 初美
副委員長 倉本 崇弘
委員 杉本 熊野
委員 北川 裕之
委員 中村 進一
委員 津田 健児
委員 青木 謙順
委員 西場 信行
欠席委員 なし
出席説明員
[医療保健部]
部長 福井 敏人
医療政策総括監 田辺 正樹
副部長 加太 竜一
次長 三木 惠弘
医療保健総務課長 中尾 洋一
その他関係職員
[子ども・福祉部]
部長 大橋 範秀
副部長 森 靖洋
次長 中山 恵里子
子ども・福祉総務課長 中澤 和哉
地域福祉課長 藤岡 幸一
少子化対策課長 髙濵 公生
子育て支援課長 中村 徳久
障がい福祉課長 森岡 賢治
その他関係職員
委員会書記
議事課 主幹 川北 裕美
企画法務課 主査 大森 貴仁
傍聴議員 なし
県政記者 なし
傍聴者 なし
議題及び協議事項
第1 分科会(子ども・福祉部関係)
1 議案の審査
(1)議案第95号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)
(2)議案第96号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
第2 分科会(医療保健部関係)
1 議案の審査
(1)議案第95号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)
(2)議案第96号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
第3 常任委員会(医療保健部関係)
1 議案の審査
(1)議案第98号「和解について」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(子ども・福祉部関係)
1 議案の審査
(1)議案第95号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)
(2)議案第96号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(大橋部長)
イ 質疑
○中瀬古委員長 では、御質疑があればお願いします。
○杉本委員 5ページの障がい者の地域移行受け皿整備事業費についてなんですけれども、感染が疑われる入所者を隔離するため、多床室の個室化ということなんですけれども、これで何個ぐらいできるんでしょうか。
○森岡課長 対象は、障がい者入所施設1施設でございまして、その中で部屋が相部屋になっておりますので、この際、個室化を図るために、12カ所の仕切りをそれぞれの部屋に設けて個室化を図るというようなことでございます。
○杉本委員 1つの施設ですか。幾つの施設ですか。
○森岡課長 対象は、1施設です。
○杉本委員 1施設ですね。ということは、県内に幾つかの入所施設があると思うんですけれども、個室はどの施設もあるということで、感染が疑われる人が出たときは、移動したりして対応できるということでよろしいでしょうか。
○森岡課長 近年、入所者のQOLの向上ということで個室化を進めてきておりまして、まだなっていないところもあるとは思いますけれども、ほぼほぼ個室になっているというふうな認識でございます。
○森副部長 今回のやつは要望を取って、新型コロナウイルス感染症に関してこの機会にそういう個室化をしたいというところが手を挙げていて、その対象は1施設であるということでございます。
○杉本委員 ということは分かるんですけれども、新型コロナウイルス感染症というふうになってきますと、全施設大丈夫でしょうねということをお聞かせいただきたかったんです。
○森岡課長 詳細な資料を持っておりませんけれども、もしもそういったことが疑われた場合は、個室化されているところはいいですけれども、区域を小分けするとか、そういった方が隔離できるような体制は取るようにするというようなことでございます。
○杉本委員 分かりました。結構です。
○中瀬古委員長 ほかに御質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
○中瀬古委員長 では、なければこれで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第95号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第96号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
ア 当局から資料に基づき説明(森副部長)
イ 質問 なし
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
(休 憩)
第2 分科会(医療保健部関係)
1 議案の審査
(1)議案第95号「令和元年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)
(2)議案第96号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(福井部長)
イ 質疑
○中瀬古委員長 御質疑があればお願いいたします。
○青木委員 今日、質疑でもいろいろ議論してみえたので、大体よく分かったんですけれども、今、感染症指定医療機関は7病院なんですけれども、関東の状況とかいろいろ考えると、それ以外の病院でもというような、何かそんなニュアンスの答弁だったと思っていますけれども、どのぐらい病院を拡大していくおつもりなのか。数とかエリアとかそんなのはどうですかね。
○福井部長 まず、我々が今行っているのは、重症者対応の病床を確保しようということで対応していまして、そのために、ECMO(体外式膜型人工肺)でありますとか人工呼吸器などの整備も併せて行っています。
重篤、重症、中等症、軽症のような区分になってまいりますので、一様には言えないのですが、そんな中で、病床数についてはちょっと今のところ、何百床とか何十床とかいうのは。今まさに詰めの調整をしているところでございますので、公表ができるようになり次第、明らかにさせていただきたいと思っていますけれども、できるだけ多くの病床が確保できるようにはしてまいりたいと思っています。
ただし、新型コロナウイルス感染症以外の病気への対応というのは当然必要となってくるわけですので、その辺のバランスも考えながら取組を進めていきたいと思っています。
○青木委員 よく分かりました。今すぐに数をというのは難しい、今は24床ということで、それを可能な限り拡大していただくということと、安全・安心な、皆さんが、あってはいけませんけれども、そういったときのことで安心感が与えられるような形で進めていただければと思います。
以上です。
○中瀬古委員長 よろしいですか。
○杉本委員 公表できるように詰めをという話だったんですけれども、何日か前にテレビで、何床ありますかという、日本地図があって、県ごとに病床数がばっと出たんですよ。そのときに未公表の県が幾つかあって、三重県も未公表やったんです。医療崩壊のこともあったり、いろいろ整理していかなあかん部分もあるもんで、公表の時期はどうなのかということは理解しているつもりなんですけれども、そのときに、あれ、三重県はないんやろかとか、整っていないんやろかとか、そういう不安にもなったと思うんです。
ですから、他県に比べて非常にその体制整備が遅れているということではないのか、遅れていないんですよ、いろんな医療環境を考えて、公表の仕方を考えているんですということなのか、いかがでしょうか。
○福井部長 まさにそのとおりでありまして、他県に比べて遅れているのではなくて、調整は他県に比べて進んでいるというふうに思っていますので、きめ細かな調整を行っているところであります。単純にベッド数にしても、どういう症状の方が受け入れられるかとか、そういうのを詰めていかないと、現実に入院していただくときに対応できないということになってきます。しかしながら、一定の段階においては、県民の皆さんにもお知らせできるようにしていきたいと。その一定の時期というのは、それほど遠い時とは思っていませんので、本来であればこの委員会のときにお知らせできればよかったと思うんですけれども、近いうちにそのような形で全体数、どこどこの病院はということは当然言えませんので、そういう対応をしてまいりたいと思っています。
○杉本委員 そのときに、軽症者は自宅待機で、それからホテルとか違った施設でというようなことも準備しているということも聞くんですけれども、そのあたりのところも三重県のその体制の中には入ってくるんでしょうか。
○福井部長 今、三重県の状況というのは、先ほどの議案質疑の中でもありましたように、感染症指定医療機関の中で対応ができている状況であります。しかしながら、東京都でありますとか大阪府でありますとか愛知県でありますとかという状況になると、それでは対応はできないというのを思っていまして、次のステージにおいては、いわゆるそれを医療機関の中でもっと感染症指定医療機関の指定病床以外の病床であるとか、一般の病院の病床、個室などの活用をどこまでだったらできるだろうかとか、そういうステップだと思います。
さらに、もっと患者が増えるという状況も我々は当然、想定しています。そうなっては困るというふうには当然思っているわけでありますけれども、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の中でも、そうした場合においては、民間の施設であるとか、あるいは非稼働病床であるとか、そういう部分の活用ということも言われていますので、これも基本的対処方針が出る前から我々は意識して検討を進めているところであります。
○杉本委員 そのあたりのところをトータルで公表できる部分は、4月の中旬ぐらいですかね。
○福井部長 今、調整を進めているところではありますので、明らかになれば速やかに公表したいと思っています。
○杉本委員 明日かもしれない。よろしくお願いします。
もう一つだけ。今、検体の数ってどれぐらいになっているんですかね。
○福井部長 一昨日までで431検体でしたので、今、四百……
○三木次長 昨日現在で435検体になっております。
○杉本委員 私が何を心配しているかというと、心配しても仕方がないことなんですけれども、個人防護具が3000セットでしたやんか、1検体1防護服じゃないでしょうけれども、あれは使い捨てやしなと思って、防護具は足りるんやろかって。医療従事者のいろんな感染が心配されるので、看護師も一回に何人の方が対応されるのか分からんけれども、435検体で防護具が使い捨てやと、防護具も本当に逼迫してくる事態になるんではないかみたいなことを少し心配していて、検体数を聞いたんです。そういうことですね。幾つありますかとお聞きすることもちょっと控えさせていただきますけれども、多分どんどん消費していくと思うので、そのあたりのところが少し心配でした。
○福井部長 全然問題ございません。これも議案聴取会のときにお答えをいたしましたけれども、もともと備蓄をしていた分が2800セットあって、既に1929セット供給して、細かく言うと残りが871セットであって、予算を3000セット分追加して、3000セットのうち1000セットしか買えなくて、1871セットだと。でも、これでは駄目なので、N95マスクとかゴーグルとか、それは個別でかなりの数を持っていまして、何がないかというと、ガウンというか防護服、エプロン、それがなかったものですから、そこのガウンに流用できる資材を8000個買いましたので、ほかのやつと詰め合わせて、医療機関へ配付しようということを思っています。今日も実は朝からその詰める作業をやっていまして、500セットの配付を昼から、もう今している最中ぐらいだと思いますけれども、そんな状況であります。
○杉本委員 私も聞いた数字をみんな書いて、引き算したり足し算したりしながら計算していたものですから。はい、分かりました。
○中瀬古委員長 よろしいですか。
ほかに御質疑は。
○中村委員 本当に連日御苦労さんでございます、大変なことになっているので。
また、これ以上拡大していくということが非常に心配なんですけれども、最悪のことも考えて動いておいてもらわないかんのやというふうに思います。
朝からの質疑で、人工呼吸器が26台、それから人工肺というんですか、これが4台ですか、それからPCR、これは検査するやつですか、これが3台なんですけれども、ピークが一気に来たときに、これはピークを想定したものか、あるいはまだまだ足りない、これから国も何か機器を製造すると、朝ニュースでやっていましたけれども、お金の関係でこれだけなのか、あるいは手に入る計画上これだけなのか、あるいはさらに補正で先は考えてみえるのか。26台、4台、3台というと、何かちょっと心配な感じもありますので、その辺をちょっと聞かせてくれませんか。
○福井部長 区分けして話をさせていただくと、PCR検査機器は保健環境研究所に3台ございまして、1日1回転だけ回すとするならば36検体回るという状況です。また、三重大学医学部附属病院にも、検査をお願いしていますし、民間の検査機関へ委託をして、そこで検査をしている個人負担分は県のほうで負担するという仕組みで、それも県内のかなりの病院と県が契約を結んで、現実にはそこから民間の検査機関に検査検体が出ている部分もございます。それに加えてこの補正予算の中でさらに3台分を追加して増強しようということでありますので、検査自体のことは一定の部分があるんだろうなと、いわゆるできるんだろうなというふうに思っています。
あと、ECMOの部分については、これも議案聴取会なり議案質疑の中でもありましたように、かなりの専門性を要しますし、なおかつ、様々な専門的な職種の方に関与してやっていただくということになりますので、機械を入れたからすぐできるよという話ではございませんので、申し上げたように3台を三重大学医学部附属病院とか四日市の2つの病院に、ただ、伊勢赤十字病院については既にございますので、それを活用してやっていただこうということであります。
人工呼吸器は26台なんですけれども、単純に人工呼吸器の数だけを数えると県内で471台あります。ただ、当然それを全部、この感染症のために使うわけではありませんので、ほかで人工呼吸器を使っている部分もありますけれども、全体としてはそれだけの部分がありますということです。あと国のほうでは、内閣総理大臣のほうから昨日、10日間程度で補正の準備をするというお話もございましたので、そこの内容も踏まえて、我々は、次の対応も、国がそういう補正対応がされればまた県も補正対応をという話に当然なってこようかと思いますので、それは併せて検討をしていきたいということでございます。そのような中で人工呼吸器についても、丁寧に、各医療機関にそういう患者を受けていただくに当たって、何台要りますかという照会もさせていただいた台数でございます。
ですので、これだけだと何か心もとないなとは思われるかも分かりませんけれども、機械だけの話を言うと、もっと別に医療機関でたくさん機械を持っているということであります。
○中村委員 国のほうも、これは積み上げてきた全体で、近未来、まだ増えるだろうという中で、機器の製造を始めるということなので、そのことに対しましては、またその量に応じた補正みたいなものを考えてみえる、国のほうも考えてくれるだろうというふうに聞こえたんですが、そんなことでよろしいんですよね。
○福井部長 人工呼吸器とかECMOとかは、重症者の部分なんですね。圧倒的に今、新型コロナウイルス感染症で、80%の方が軽症ないしは無症状と言われているんですね。いわゆる重篤の患者についてはたしか5%ぐらいだと言われていたと思いますので、そういう方々を対象にECMOを使用したり、それから、重症者を対象に人工呼吸器を使用しますが、軽症者の方は全くそういうのは使いません。ですので、機器的には一定レベルがあります。ただし、医療資源というのは限られていますので、これは全国的にそういう状況になっていますので、他県から医療従事者に支援に来ていただくのはなかなか困難な状況でありますので、医療崩壊を起こさないように、なおかつ他の疾病にも対応ができるようにということでしているという状況であります。
補正が出てきたらというのは、国もまだちょっと見えていないものですから、それが出てきて、さらにこれは県としても対応する必要があるということになれば、これは柔軟に、なおかつ迅速に対応してやっていきたいということでありますので、補正の話は少し内容を見てからかなと、そんなふうに思っています。
○中村委員 最後にしますけれども、人材が使える、技術屋というんですか、その辺の対応というのは大丈夫なんですか。
○福井部長 先般出た基本的対処方針の中でも、例えば予定手術であったり入退院の調整で、もちろん緊急にしなきゃならないものは当然対応をしなきゃならないわけですけれども、少し時期をずらすなりして、医療需要がピークアウトしないように、そういうことも併せてというような話が出ています。今まだ三重県は、そういうことをしなければならない状況ではありませんけれども、将来的にはそういうことも我が方で見据えて対応していこうということを思っていますので、医療機関とも様々な形で調整の場も設けながら今もやっているところでございますので、引き続きそういう調整はやっていきます。
○中村委員 ありがとうございます。
大変厳しい状況になるような気もしますので、我々も手洗い、うがい、自分らでできることはきちっとやっていきますけれども、やっぱり県としては最悪の状況を考えていただいて、対応していただきたいなということを申し上げて終わります。
○中瀬古委員長 ほかに御質疑はございませんか。
○杉本委員 もう一つだけ。外国人のことなんですけれども、先ほどの聞き取りのところで、MieCoに2月4日から3月31日まで23件外国人の相談が入ってきたと。その症状が疑われるということの相談やったということなんですが、それが帰国者・接触者相談センターとかのところにつながっているのかどうかとか、外国人が帰国者・接触者相談センターとか帰国者・接触者外来に来たときに対応、体制はどういうふうになっているかというのはどうでしょうか。
○福井部長 例えばこれは帰国者・接触者相談センターとMieCoのほうで打ち合わせが必要だということになれば、言葉の問題がありますので、通訳の人も含めて3者とか4者で相談を受けるようなことは、そういう仕組みの中でやっているところであります。ただ、一般の御相談みたいなものもたくさんありますので、それはMieCoのほうで対応してもらっているということであります。
○杉本委員 そうでしたね。同時通訳の機器を使って。
435検体の中に外国人は入っているんでしょうか。
○福井部長 個人情報でありますので、申し上げられません。
○杉本委員 そうですね。
やっぱり少し心配はしています。クラスターになる可能性もあると思いますので。そのあたりのところはぜひMieCoと連携をしていただいて、取りこぼしのないようにお願いをしたいと思います。
○中瀬古委員長 よろしいですか。
ほかに御質疑はございませんでしょうか。
〔発言の声なし〕
○中瀬古委員長 よろしいですか。
では、なければこれで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第95号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第96号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
ア 当局から資料に基づき説明(加太副部長)
イ 質問 なし
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
第3 常任委員会(医療保健部関係)
1 議案の審査
(1)議案第98号「和解について」
ア 当局から資料に基づき補充説明(福井部長)
イ 質疑
○中瀬古委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。
いかがでしょうか。
○津田委員 不正請求を1回することによって指定取消処分を行うというのは非常に厳しいなというふうに思っているんですが、ただ、金額だとか悪質な場合はその限りじゃないという認識をしているんですけれども、普通は1カ月とか何カ月だと思うんですけれども、この法人の指定取消処分にまで至った特に悪質な部分というのはどういうことだったんですか。
○加太副部長 期間とか様々判断基準はあろうかと思うんですが、介護保険法に基づく監査でこの不正の事実を確認させていただいて、その期間も一定程度あったということと、そこに故意的なものが認められたということなどを勘案して今回、指定取消処分をさせていただいたということでございます。
○津田委員 まあ、余り、もういいんですけれども、故意でやるのがほとんどであって、それでも1カ月だとか何カ月の停止処分というのなら分かるんですけれども、指定取消処分にまで至った理由というのは何なのかなと思っていまして。個人的には、やっぱり弱い人を食い物にしたわけですから、一発で免許取消しでいいとは思うんですけれども、どうしてそこまで至るのかなというふうに思っているところです。
○福井部長 今回の案件は、実際にサービスを提供していない理学療法であるとか作業療法について、あたかも当該サービスを利用したというように諸帳簿を全部改ざんしていたものであります。介護保険の請求についても、1つの市にとどまらず、津市、四日市市、松阪市とか、かなり広範に、対象も広うございますので、ここら辺の処分の基準については、他府県でも同様なことがありますので、そうしたことを勘案して、これはもう悪質であると。他府県の状況を見てもこれは指定取消処分が相当であるとして判断したものであります。
○津田委員 大体、1カ所だけじゃなくていろんなところで不正請求をしていたというところの部分ですよね。理解しました。
○中瀬古委員長 よろしいでしょうか。
ほかにはございませんでしょうか。よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
○中瀬古委員長 では、なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第98号 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
○中瀬古委員長 ほかに何か意見はございませんでしょうか。
○青木委員 先ほど杉本委員も外国人の方のことを言われたので、どこで言おうかなと思うんですけど、新型コロナウイルス感染症対策の三重県版のLINEができて、非常に私どもにも分かりやすいんですけれども、外国人の方は、マスクをされている方も比較的少ない傾向にあるみたいで、それは結局、それぞれの母国のニュースを通じて日本にいるみたいなところもあって、どうしても情報が遅れるからだそうです。そう考えると、少なくとも英語版でできたらなという声をちょっと聞くんですけれども、その辺はすぐには難しいと思いますけれども、いかがなものかなと思いまして。
○福井部長 御指摘は私もそのとおりであるというふうに思っています。先ほどちょっと件数を確認していたんですけれども、LINEの登録自体、実はサービスを開始して以来、1万3600件とすごい数で伸びていまして、ただ、このサービスは実は、予算化していないように、LINE株式会社の御厚意で全てのシステムを整備していただいているものでありますので、今のところ、外国語に対応できるようになっていないものですから、いわゆる外国人の方々に対する新型コロナウイルス感染症の、今、委員がおっしゃったような感染予防の話であるとか、本当に医療機関にかかっていただく必要があるときには、適時的確にかかっていただく必要がございますので、LINEに限らず広くそうした対応ができるように取組を進めていきたいというふうに思っています。
○青木委員 分かりました。前向きに進めてください。
○中瀬古委員長 よろしいでしょうか。
○青木委員 はい。
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
医療保健子ども福祉病院常任委員長
予算決算常任委員会医療保健子ども福祉分科会委員長
中瀬古 初美