三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和3年度 委員会会議録 > 令和3年5月26日 防災県土整備企業常任委員会 会議録
防災県土整備企業常任委員会
会議録
(閉会中)
開催年月日 令和3年5月26日(水曜日) 午前10 時0分~午後3時0分
会議室 202委員会室
出席委員 8名
委員長 山崎 博
副委員長 平畑 武
委員 中瀬古 初美
委員 小島 智子
委員 東 豊
委員 中嶋 年規
委員 前野 和美
委員 中川 正美
欠席委員 なし
出席説明員
[企業庁]
庁長 喜多 正幸
副庁長 磯田 晋一
次長 東海 明
企業総務課長 田中 達也
財務管理課長 奥田 文彦
水道事業課長 宮木 雅史
工業用水道事業課長 北川 博一
電気事業課長 川戸 仁
施設防災危機管理監 栃木 勝弘
機電管理監 和田 泰史
RDF対策監 宮原 章吉
その他関係職員
[県土整備部]
部長 水野 宏治
理事 真弓 明光
副部長(企画総務担当) 山本 英樹
副部長(公共事業総合政策担当) 佐竹 元宏
次長(道路整備担当) 関 泰弘
次長(流域整備担当) 森木 忠彦
次長(都市政策担当) 古澤 忠士
次長(住まい政策担当) 岡村 佳則
工事検査総括監 山田 秀樹
県土整備総務課長 北口 哲士
県土整備財務課長 小川 博史
公共用地課長 森川 成
公共事業運営課長 向井田 亮
技術管理課長 松並 孝明
建設業課長 宮口 友成
道路企画課長 小菅 真司
道路建設課長 南 賢
道路管理課長 関山 治利
河川課長 友田 修弘
防災砂防課長 須賀 真司
港湾・海岸課長 松橋 陽一郎
施設災害対策課長 西岡 欣也
都市政策課長 林 幸喜
下水道経営課長 井畑 晃洋
下水道事業課長 東 幸伸
建築開発課長 杉野 健司
住宅政策課長 石塚 孝昭
営繕課長 𠮷村 厚哉
その他関係職員
[防災対策部]
部長 野呂 幸利
副部長 井爪 宏明
次長 楠田 泰司
危機管理副統括監 西久保 陽
防災対策総務課長 中川 実
消防・保安課長 和氣 城太郎
防災企画・地域支援課長 杉﨑 誠
災害対策課長 佐川 尚
危機管理課長 天野 敏
コンビナート防災監 天野 亘康
危機管理特命監 小西 広晃
その他関係職員
委員会書記
議事課 主査 辻 昌平
企画法務課 主査 米澤 明子
傍聴議員 なし
県政記者 なし
傍聴者 なし
調査事項
第1 企業庁関係
1 経営関係
(1)令和3年度の組織体制について
(2)令和3年度当初予算のポイント・主要事業
(3)令和2年度決算見込みの概要について
2 事業関係
(1)水道用水供給事業
(2)工業用水道事業
(3)電気事業(RDF焼却・発電事業)
第2 県土整備部関係
1 組織機構
2 令和3年度当初予算
3 公共事業総合政策
4 工事検査
5 道路整備
6 流域整備
7 都市政策
8 住まい政策
9 「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」5年後の達成目標について
10 新型コロナウイルス感染症対策の取組について
第3 防災対策部関係
1 防災対策部の組織機構について
2 令和3年度防災対策部予算について
3 東日本大震災への支援について
4 消防・保安行政の推進と防災ヘリコプターによる消防防災活動について
5 三重県の防災・減災対策について
6 地域防災力の強化について
7 災害対策活動体制の充実・強化について
8 迅速な対応に向けた防災情報の共有化について
9 危機管理の推進について
10 国民保護の推進について
協議事項
第1 委員会年間活動計画の作成について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
調査事項
第1 企業庁関係
1 経営関係
(1)令和3年度の組織体制について
(2)令和3年度当初予算のポイント・主要事業
(3)令和2年度決算見込みの概要について
ア 当局から資料に基づき説明(喜多庁長、磯田副庁長)
イ 質問 なし
2 事業関係
(1)水道用水供給事業
(2)工業用水道事業
(3)電気事業(RDF焼却・発電事業)
ア 当局から資料に基づき説明(東海次長、磯田副庁長)
イ 質問
〇山崎委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇中嶋委員 ちょっと資料をお願いしたいのがあるんですが、RDFの総括に関わる資料ですけれども、以前、松本元庁長が企業庁長されていたときに、一度そのRDF発電事業は終了するということで、その時点での何か取りまとめたものが確かあったかと思うんですが、この令和3年度中に中間的な報告をいただくということは、それも当然ベースにされてつくられると思いますので、そのときの資料を、申し訳ないですけれども、また頂きたいなと思いますので、御用意お願いできますでしょうか。
〇喜多庁長 平成28年にこれまでの総括ということで、その時点で総括された資料のことをおっしゃってみえると思いますので、また後日お届けするようにさせていただきます。
〇中嶋委員 よろしくお願いします。
〇山崎委員長 ただいま中嶋委員より資料の提出が求められましたので、速やかに対処をお願いしたいと思います。
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、2事業関係についての調査を終わります。
3 その他
〇山崎委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたらご発言をお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、企業庁関係の所管事項概要の調査を終了いたします。
当局にはご苦労様でございました。
執行部の入替えも含めて一旦休憩とし、再開は10時36分からといたしたいと存じます。
暫時休憩いたします。
〔当局 退室〕
(休 憩)
第2 県土整備部関係
1 組織機構
2 令和3年度当初予算
ア 当局から資料に基づき説明(山本副部長)
イ 質問 なし
3 公共事業総合政策
4 工事検査
ア 当局から資料に基づき説明(佐竹副部長、山田工事検査総括監)
イ 質問
〇山崎委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇小島委員 御説明ありがとうございました。
第三次三重県建設産業活性化プランのところでお聞きしたいと思います。
若手の皆さんが参入されることは非常に大切だというふうに思っていて、第二次から第三次になってずっとその課題はあるんだと思うんですけれども、ちょっと状況が分からないので。昨年度はコロナ禍のいろんな影響の下で、例えば高校に行ったりとかっていうことは難しかったのかなという想像とか、あとインターンシップ出前講座と書いていただいてありますが、このあたりのどんな影響が出ていて、何が難しかったのかっていうことを少しお聞かせいただきたいと思います。お願いします。
〇向井田課長 昨年度、やっぱりどうしてもコロナ禍の関係がありまして、なかなか学校とかには行きにくいという状況でした。
学校にも、高校の校長会とかを通じていろいろ情報は提供させていただいているんですけれども、本年度も同じようにコロナ禍の関係があるんですが、できるだけ県の職員とかも学校にもちょっと訪問させていただいて、ある程度、いろいろなPRとかをさせてもらいながら、進めさせていただいているというところでございます。
〇小島委員 ありがとうございます。2年間動けなかったらすごく大きな損失だなと思うので、もうできそうだなということが少しずつ分かってきていると思いますから、昨年度はなかなか厳しかったと思いますけれども、今年度はやっぱり、去年の分まで頑張っていただきたいなと思います。
何かこう、若い人をどうやってその建設業に入っていただくかって、本当に大きなずっと課題だと思っていまして、選 択肢の中にやっぱり入りにくい状況を結局このコロナ禍で生んでしまっているような気がしますので、その辺りを積極的にお進めいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それから、もう1つ、建設企業のそのBCPを策定しましょうということでお進めいただいていると思うんですけれども、その進捗度合いが今どうなっているのかなというのを全然把握していないものですから、こんなふうに進んできていますよという概略を教えていただけるとありがたいです。お願いします。
〇向井田課長 BCPに関しましては今年度、総合評価とかでも取り入れていくような形の検討を今、進めさせてもらっているところでございます。
その認定する制度とかっていうのも当然いろんな、国がやっている制度とかほかの実際にやっているのは、それぞれ違いがありますので、そこら辺も検討させていただきながら、できるだけその継続計画が進むような形で取り組ませてもらうという形で今考えさせていただいております。
〇小島委員 すみません、不勉強で。そうすると、今まで総合評価の中にこのBCP計画が策定されているかどうかというのは、点数としては加算されていなかった……。
〇向井田課長 今の現行の総合評価の評価項目とかの中では、まだBCPの制度を取り入れていくっていうことは、まだ今のところは行っておりません。
〇小島委員 そうすると、どこの分野に、何点で入れるっていうのは、これからということですか。
〇向井田課長 そのとおりです。これからその配点とかも含めて考えさせていただくという形で思っています。
〇小島委員 了解いたしました。ありがとうございます。
〇中嶋委員 同じく建設産業活性化プランの中で、建設キャリアアップシステムの活用というのを書いていただいているんですけれども、ちょっとよく分からないところがあって。
分からないのは、キャリアアップシステムそのものではなくて、何か三重県はあまりこのキャリアアップシステムの活用に消極的というふうなお話を伺う機会が多いのですが、今回この第三次の中ではどれぐらいの活用をお考えなのかというところを教えていただきたいのですが。
〇宮口課長 三重県のキャリアアップシステムでございますが、全国的にはそのキャリアアップシステムを工事への導入が徐々に進んできておる状況の中で、三重県におきましても、令和3年度に、一部の工事においてモデル工事というような形で実施を考えさせていただいておるところでございます。
三重県建設産業活性化プランの中でも、この工事の実施について明記させていただいておるところでございますもので、今後その業界の制度の導入状況等を踏まえながら、モデル工事の実施を拡大していくかどうかということも業界団体と協議をしながら、進めていきたいと考えておるところでございます。
以上です。
〇中嶋委員 国土交通省は2023年度ですから、令和5年度には全ての工事にキャリアアップシステムを導入しようという方向性を出しているではないですか。
三重県の場合は、その令和5年度にとらわれることなく、業界団体と相談しながら、拡充していくところは拡充していこうという、それぐらいの意気込みというか方向性ということで、よろしいんですかね。
〇宮口課長 国土交通省では令和5年度というような目標値を定められておりますが、やはり三重県内の企業の規模等も考慮しながら、遅れないように追従はしたいとは考えておりますが、なかなかその国から示されておるようなスケジュールは苦しいかなというような思いもございまして、その辺につきましても業界団体と協議をしながら、どのように広げていくのかというのを今後検討していきたいと考えております。
〇中嶋委員 私も、国が進めているから県も令和5年度に向けて全部の工事にキャリアアップシステムを入れてくださいねっていう立場ではなくて、やはりそれにはそれの課題というものもあろうかということも推察されますので、今後また何らかの機会で、キャリアアップシステムの施行の結果から見えてくる課題だとか、今後どうしていくべきだろうかとか、そのメリット・デメリットも含めて御説明いただくときはぜひいただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
〇山崎委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、3、公共事業総合施策及び4、工事検査についての調査を終わります。
5 道路整備
ア 当局から資料に基づき説明(関次長)
イ 質問 なし
6 流域整備
ア 当局から資料に基づき説明(森木次長)
イ 質問
〇山崎委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇中川委員 航路しゅんせつ等々で土砂を揚げて、それを太平洋の遠方に運搬せざるを得ないと、当然ながら金もかかると。しかし、運搬船も何か巡航的に限られているということで、それに基づいて、県としては土砂をどこかへ撤去する場所を確保等々していると聞いているんですが、どこまで進んでおるのか聞きたいと思います。
〇松橋課長 しゅんせつした土砂につきましては、現在のところ、まだ陸では処分するところが見つかっておらず、引き続き、海洋投棄で検討いたしております。
以上です。
〇中川委員 そういうことですので、海洋投棄ということですのでね、県として、先ほど申し上げたように、予算もかかるものですから、そして、ましてやさっき申し上げた運搬船も少ないということで、全国でそんなに何隻かしかないという状況ですので、そのために県としてその対応を考えているというふうに聞いたんですけれども、今のところ全く考えていないということになるんでしょうか、今の御答弁でしたら。
〇松橋課長 別のところも検討しなければいけない状況ですけれども、現状は、実際捨てていくところが外洋しかないということで、引き続き、安価になるように別の箇所も、処分先についても検討してまいりたいと思っております。
〇中川委員 いずれにしましても、これからしゅんせつを増やしていくためにも、余分に金がかかるわけですよね、くどいですけれども。したがって、やはりきちっとした対応することが必要ではないかなと。これは本気になってやっていただきたいと思いますので、部長、どうでしょうか。
〇水野部長 御指摘のとおりだと思います。やはり、海岸にしても、航路にしても、河川にしても、取った土砂というのをどうするのか、それをどう効率的に処理していくのかというのは非常に重要でございます。
河川については、処理方針ということで目標を出させていただきましたけれども、今、御指摘いただきましたので、また検討調査させていただきまして、報告させていただければなと思います。
〇中川委員 お願いします。
〇山崎委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、6、流域整備についての調査を終わります。
7 都市政策
8 住まい政策
ア 当局から資料に基づき説明(古澤次長、岡村次長)
イ 質問 なし
〇山崎委員長 ちょっと早いんですけれども、ここで一旦、昼休憩といたしまして、再開は13時からとしたいと存じます。
暫時休憩いたします。
(休 憩)
9 「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」5年後の達成目標について
10 新型コロナウイルス感染症対策の取組について
ア 当局から資料に基づき説明(水野部長)
イ 質問
〇山崎委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇前野委員 水野部長の分かりやすい説明をいただきまして、ありがとうございます。
この防災・減災の国土強靱化5か年計画を立てていただいて、全国で三重県が初めてだという、大変な取組をしていただいたと感謝しております。
今後のこの5年間の達成目標は、これで理解をさせていただくところですが、部長の説明の中に、この5年間で終わるわけではないよと、まだまだ積み残すものがたくさんあるので、仮に同じこの水準で5年間、この延長になった緊急対策事業がさらに延長されて、先でも実施されるという見通しが仮に立ったとしたら、あと何年ぐらい延長できれば三重県の全ての事業が目標達成できるのかなという、その見通しも立ててみえるのかどうか、その辺が分かればお願いしたいと思います。
〇水野部長 まさしく御指摘のとおりだと思います。ちょっと説明を省かせてもらいましたけれども、国のこの加速化対策の場合であると、5年後の達成目標ということと、そのメニューがいつになったら終わるのか、加速化対策を今回講じることによって、それがどれぐらい前倒しされるのかといったような年次を明確に示しているところでございます。
ちょっとその計算方法がよく分からないところがあるのですが、予算を、どういう前提にしているのかが分からないところがあるので、今回のこの達成目標からは省かせていただいておりますけれども、御指摘のとおり、じゃ一体、ある前提を置いたらいつ頃終わるのかといったことも、皆様からもお知りになりたいと思いますので、その辺についても、このバージョン2以降、できるものについてはお示ししてまいりたいと考えております。
〇前野委員 ありがとうございます。このバージョン、これが1になるんですか。
〔「はい」の声あり〕
〇前野委員 バージョン1の後の2というのも一緒に考えていきたいという思いだと思うんですが、それが我々に示していただける時期は、どれぐらいの時期を考えておいたらよろしいんでしょうか。
〇水野部長 このバージョン2については、10月頃を目標にバージョンアップするということで、今、作業を進めているところでございます。ですから、10月の常任委員会のときにまた御報告させていただければなと思っています。
〇前野委員 ありがとうございます。それが発表された時点では、三重県の緊急的な課題である整備っていうのは全て公になるという考え方でよろしいんですかね。
〇水野部長 災害っていろんなリスクがあって、それを網羅的に示すというのがなかなか難しいので、基本的には、今回も目標を立てさせていただきましたけれども、国が国土強靱化のメニューとして挙げたメニューについて、今回示させていただいているところでございます。それ以外にもたくさんありますが、それを全部網羅的に示すというのはなかなか難しいので、ある程度絞らせていただいた形でお示しするのかなと思っています。
おっしゃるとおり、少し幅を持たせていただいて、全体として災害リスクがどのように減っていくのかといったような、わかりやすい指標というのが多分あると一番いいと思いますけれども、アウトカムで。また、よく知事から、つくるつくるばっかりではないかと言われるんですけれども、それによってどんな安全安心が生まれるのかということについて、いろいろ指標として考えられるものがあると思うので、その辺はなかなか秋頃に示すのは難しいかもしれませんけれども、国とも調整しながら、いろんな事例を見て検討してまいりたいと。来年度頃示せればいいなと思うんですけれども、そのぐらいのスケジュール感で検討してまいりたいと思います。
以上です。
〇前野委員 県民の要望は本当に幅広くたくさんありますので、それを全て事業化してというのはなかなか難しいと思いますけれども、もし災害が起きたときに対応できるような整備だけは進めていっていただきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます。
〇小島委員 資料3の新型コロナウイルス感染症対策の取組で、この冊子のインフラDX、デジタルトランスフォーメーションの推進のところにあったので、ホームページを見てみました。1週間ごとの変容がずっと見られる。それを見て、プラス・マイナスがあるわけですけれども、これは新型コロナウイルス感染症対策ですから、どんな行動変容を私はここから読み取ってすべきなのだろうということを考えたんですね。
そのことがきちっと県民に伝わることが大事だと思っていまして、これは事実ではないですか。結果としてこうなりましたという話なので、これによってどんな行動変容をするかっていうのは、県土整備部ではなくて、ほかの他部局と連携しながら、その行動変容については考えていくということですか。それとも、外に出ないでくださいっていうメッセージに、もうこれ自体がなるとお考えでしたか。何を、例えば県民があのホームページを見たときに、あそこから、住んでいる場所もいろいろで、何を読み取って、どう行動を変えるべきか。どう考えればいいのかなと思ったんですが、その辺どうなんですか。
〇水野部長 おっしゃるとおり、交通量だけでは事実関係でしかなくて、横に書いてあるように、道路情報板で外出を控えてくださいっていうふうなことも言っていますし、道路交通だけでは世の中のことを全部示せるわけではないので、いろんなほかの部局で示されているデータとセットで、皆様で御判断いただくのかなと思っているところでございます。
ただ、データの見方といたしましては、やはり移動を避けてといったところで呼びかけをして、交通量が下がっているという局面であるのであれば、皆様に控えていただいているので、自分もさらに控えようと思っていただきたいなと思っています。
さらに、先週末とかは、天気もよかったので交通量がぐっと伸びています。そうした場合には、やはり皆様は、天気がいいのは分かるんですけれども、外出を控えてと言ったところで、交通量が伸びているといったところがございますので、しっかりとそういった状況を踏まえて、もっと感染防止対策に気をつけて、人手が増えているといったことも踏まえて、感染防止対策の徹底をさらに強めてもらいたいというふうな形で御理解いただければなと思っているところでございます。
人によって受け止めが様々で、増えているから、じゃ私も行っていいのかなみたいな、そんな受け止め方もあるのかもしれませんけれども、その辺は、どこからどこまでこのデータで物を言うのかといったところはなかなか難しいところはあるんですけれども、引き続き、この交通量の出し方も始まったばかりで、まだ増減しか出していない。あるいは、よくテレビで出すのが、グーグルとか携帯の位置情報を使って、ある駅前が減った増えたというだけでも、ニュースになって皆さんの行動をいろいろ変えてもらっているというところがきっとあると思うので、そういったものも参考にしながら、これをどういうふうな見方をすればいいのかというところも含めて、ちょっと工夫は今後考えていきたいなとは思っています。
今回は、自動車交通量という形でやっていますけれども、このカメラってAIで解析していますので、車をもうちょっと解析すれば、人のカウントもできるといった形になりますので、その辺をこのAIを使ったシステムもさらに拡充して、コロナ禍しかり、あるいは三重とこわか国体だとか、三重とこわか大会だとか、そのときの人流も含めた交通マネジメントとか、そういったものにも発展できればなと考えております。
以上です。
〇小島委員 ありがとうございます。1人乗っているのと4人乗っているのは全然違うんだろうなと、目的も違うんだろうなっていうことが想像されますので、情報の出し方を工夫されると先ほどおっしゃっていただきましたけれども、県民が何を考えるかというポイントぐらいは挙げといていただいてもいいのかなとも思いましたので、その辺りの御示唆もぜひお願いしたいなと思っております。よろしくお願いいたします。
〇水野部長 御指摘を踏まえて、検討してまいりたいと思っております。
この交通量については、これも自慢話ではないですけれども、国土交通省では今年の初めから始めて、都道府県レベルでは三重県が第一発目ということで始めさせていただいているところでございます。
国土交通省のホームページを見ても、ただのデータの羅列になっていて、まだ三重県の情報の出し方のほうが丁寧ではないのかというところはあるんですけれども、やっぱりさらなる現場の工夫というのが大事だと思うので、しっかりと検討してまいります。
以上です。
〇小島委員 よろしくお願いします。
〇中瀬古委員 ありがとうございます。非常に分かりやすい、そして丁寧に話をいただいたと思うんですけれども、私もこの資料3に係ります新型コロナウイルス感染症対策の取組について、先ほどの小島委員に関連するところなんですけれども。部長が今後県民の皆さんの行動変容を促すような情報提供ができないかというところで、おっしゃったように、例えば今回のやはりこの新型コロナウイルス感染症がどんどん拡大するところで、よく東京都の交差点であるとか、それが車であったりとかそれから人出であったりとかそういうところが映し出されるたびに、自粛してくださいというふうに言うにもかかわらず、そのような映像が出されると。そうすると、こんなに言っていて、自分たちはこんなに我慢しているのに、でもこれだけたくさんの人たちがここに出ているではないかというのを、逆に捉えてそれが行動変容、いいように本来でしたら変容していくべきが逆のところもあるという指摘を聞いたことがやっぱりあります。
そういう中で、先ほどおっしゃったように、その情報提供をどう工夫していくかというところは、やっぱり他部局であったりとか、報道であったりとかメディアとかそういうところとの連携で、よりよいほうに何か人間の心理っていうのをうまくつくような、そういうものも必要になってくるのではないのかなと感じがします。
というのも、私たちもこの情報板を見せていただいていて、これまでと、このようになってきたなとか、この今見せていただいているのをよく目にしましたので、それを今度またうまくこう、その報道というところとはどうなのかなというそんなところも、連携なども必要ではないのかなと思うのですが、その辺りというのはいかがでしょうか。
〇水野部長 御指摘のとおりだと思います。この取組についてはいろいろマスコミの方々ともお話させていただきながら進めていて、少しでも取材があれば、私からは記者に対して食いついていけというふうにお願いをしているところでございまして。例えばこの交通量のシステム、実際はリアルタイムで動画で我々は全部見ることができて、時間ごとにどれぐらいの交通が、大型・小型かっていうのも全部データがリアルタイムで収集できるような形になっています。
そういった興味深いこととも組み合わせながら、なるべくマスコミの人たちが取り扱っていただけるように、単なる自動車交通量だけだとなかなか取り扱っていただけないといったところがあるので、いろんなものを組み合わせ、あるいはそれと御指摘があったような、どういう解釈をすればいいのかといったところも含めて充実してまいりたいと思っています。
あとは、そういった取組も併せて来月予定しているんですけれども、県土整備部でSNSのツイッターを立ち上げるといったところがございます。そういったいろんな広報手段も使いながら、幅広く皆様方に伝わるような形での情報提供をしてまいりたいと思っておりますので、ツイッターが開始された際にはぜひ皆様もフォローしていただいて、拡散していただければなと思いますのでよろしくお願いします。
〇中瀬古委員 ありがとうございます。全国でこのようにして本当に初の取組というのは、都道府県レベルで非常に食いついていただけるものであり、そして、またそれが報道関係の方だけでなく、やっぱり三重県民だけでなく、本当にこの国民のいろんなところの皆様が、ぜひSNSも通じて。そうすると、年代も幅広くやってもらえるのかなというふうに思いましたので、楽しみにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇山崎委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、9、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」5年後の達成目標について及び10、新型コロナウイルス感染症対策の取組についての調査を終わります。
11 その他
〇山崎委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたらご発言をお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、県土整備部関係の所管事項概要の調査を終了いたします。
当局にはご苦労様でございました。
〔当局 退室〕
〇山崎委員長 この際、防災対策部が入室するまでの間、着席のまま暫時休憩いたします。
(休 憩)
第3 防災対策部関係
1 防災対策部の組織機構について
2 令和3年度防災対策部予算について
3 東日本大震災への支援について
4 消防・保安行政の推進と防災ヘリコプターによる消防防災活動について
ア 当局から資料に基づき説明(野呂部長、井爪副部長)
イ 質問
〇山崎委員長 それでは、質疑に入ります。御質問はございませんか。
〇小島委員 御説明ありがとうございました。
救急搬送のところでお伺いしたいんですけれども、もうこれ新型コロナウイルス感染症でっていうことで、もう1年以上たっているんですけれども、ここには令和元年ですよね。去年、昨年度がどうなのか、暦年なのかですけれども、それが、どういう状況だったのかなということと、例えばその新型コロナウイルス感染症受入れ病院があることによって、搬送時間というか病院までの受入れ時間というのかな、それがどういう今までと変化があったかというのをつかんでみえたら、ぜひお聞かせいただきたいなと思います。
〇和氣課長 まず、救急搬送の関係ですけれども、まずは昨年度のデータ、まだ消防庁から確定値が出てはいないんですけれども、我々のほうで把握している数字の中では、前年度と比べて約1割減というふうになっております。
この主な要因ですけれども、私どものほうでは、やはりコロナ禍の関係で病院に行くこと自体もちょっと遠慮されたりとかそういったところの部分がございまして、救急の搬送を呼ぶというふうなところを控えられるケースがあったのではなかろうかと分析しております。
一方で、2点目の新型コロナウイルス感染症に関しての救急の搬送時間の影響なんですけれども、病院を探すときに4回以上の確認を取ったりとか、もしくは30分以上の時間がかかったりというふうなものを、救急搬送の困難事案というふうに私どものほうでカウントしているんですけれども、こちらのほうの数字につきましては、変化は、新型コロナウイルス感染症が発生するその前の年、一昨年のときと比べて、数そのもの自体には大きな増減はございません。
私どものほうは今、こちらのほう分析していますのは、恐らくですけれども、それぞれの各地域地域ごとにメディカルコントロールということで、救急搬送が発生したときにどちらの病院へいち早く搬送するのかという優先順位を、常に地域と消防本部が共有をしておりまして、私もつい先月、消防本部、現場の声を聞いて回ったんですけれども、そちらの運用がうまくいっているというふうなところで、そういった搬送困難事案というのは新型コロナウイルス感染症に関しては発生していないというふうに、三重県内では、私どものほうでは今把握をしているところでございます。
説明は以上でございます。
〇小島委員 ありがとうございました。
どうなっているんだろうなというか、心配もしていたので、今お聞きして安心をさせていただいたところです。
もう1件、防災ヘリコプターは、令和4年4月1日より2人体制になるよっていうことを一番最後に書いていただいてありましたので、ということは、これ今の体制では駄目だから、今年度に来年度予算云々のときにその分を、どのぐらいの人数が要るものかちょっと分かりませんけれども、今年度中にその見通しを立ててっていうことという理解でよろしいですね、という確認だけさせてください。
〇中川課長 2人体制につきましては、先ほど副部長から説明があったとおりなんですが、現状といたしましては今、全国的に操縦士が非常に少ないという状況ではあるんですけれども、特に、三重県におきましては、先ほども申しました民間に委託しておりますので、民間のいわゆる三重県が委託している会社、それから他府県も同じような状況のところがたくさんありますので、そういったところの状況も今、情報収集をしておりまして、一定、民間のそういう会社では、操縦士の確保の養成が進んできているということは確認をしておるところでございます。それに伴いまして、委員がおっしゃったように、来年度、今度の契約のときに複数になるように増やしますので、当然経費という部分で上がってくるかと思いますが、そういう形で今後進めていくということで今、準備を進めておるところでございます。
以上でございます。
〇小島委員 必要があるのに、人がいないために出られないということがないようにということが一番だと思いますので、またよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
〇中嶋委員 防災ヘリでもう1点ですけれども、津市伊勢湾ヘリポートが津波浸水区域に入っているのではないかということであったりだとか、液状化する恐れがあるのではないかということが、前から指摘されているかと思うんですけれども、これって何らかの改善っていうのはもうなされたんでしたっけ、確認でございます。
〇中川課長 今あります津市雲出鋼管町のところが津市のヘリポートということになっておるんですけれども、特に大きな地震が起きたときの浸水区域、あそこはかさ上げがしておりますので、ヘリポート自体は一定区域から外れているということにはなっておるんですけれども、そこに至る道でありますとか、そういったところについて、今、委員がおっしゃったように、現時点で何かそういう対策の、そういう会議を開いておるかということでは、申し訳ないんですけれども、実態はないんですが。これも過去からなんですけれども、ヘリコプターが格納庫から出られなくなるということがないように、ヘリコプターを出すアルミの誘導をするものを用意したりとかであるとか、あとは格納庫自体が、シャッターが曲がったりとかそういうことで出せないというようなことになるといけませんので、そういった部分については、格納庫を当時修理しまして手動でも上げられるように、一定の対策は取っておるところでございます。
それと、特に地震ではないですが、昨年度末に大きな台風であるとかいうようなことで、あそこに何か影響があるようなことがあったらいけませんので、自衛隊の明野駐屯地の航空隊と協定というか結びまして、事前に分かるときには明野駐屯地に、緊急的に向こうの格納庫へ避難するといったところの部分については新しく協定を結んだところでございます。
以上です。
〇中嶋委員 これやったら、整備するべきなのは、主体は津市ということになるわけではないですかね。県としてここは手を突っ込むことがしづらい部分っていうのはあるんですか。
何か長年この話をやっていて、民間のうちの南勢地域で運行されていらっしゃるヘリコプターの会社も、伊勢湾ヘリポートへ行きたいんだけれども、そういった不安があるのでなかなか踏み出せないんだという相談も出ていたのも随分前の話だったので。これは、その役割分担という意味ではどうなっているんですかね。
〇野呂部長 すみません、ちょっと役割分担をすぐさま私どもで答えられないので、また後に課長からがいいかも分かりませんけれども。基本的に、おっしゃるみたいに津市の土地のところもありますので、現状もあそこの中に県警もありますしその多分民間の会社のところもありますので、一体的に今ある中で、さっき委員も言いましたとおり、現状として航空自衛隊にお願いしたり、今のところしっかりやるというのがまず1つ。
長期的には、やはりおっしゃるとおり、あそこがベストかと言われれば、ベストではないというのは以前私が副部長をやらせていただいたときもお答えさせていただいたみたいに。今すぐどうなんだということはないんですけれども、あそこがベストだと思っていないので、そこはちょっと長期になりますけれども、津市ともしっかり相談しながら。いずれにしても我々が基地を置くのは南北に長い三重県の中で、ここら辺のところを少し考えながらと思っていますので。津市がやっていただけないからということではなくて、津市ともちょっと相談しながら考えていきたいなと思っています。
〇中嶋委員 今日は所管事項の説明ということなので、これ以上は突っ込みませんけれども。
やっぱり防災対策部として喫緊の課題だと私は思っているので、何か長期的にと言われてしまうと、ちょっとあれかなと思いますけれども。今日のところはよく分かりました、状況が。ありがとうございます。
〇山崎委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、1、防災対策部の組織機構についてから4、消防・保安行政の推進と防災ヘリコプターによる消防防災活動についてまでの調査を終わります。
1時間程度経過しましたので、換気のため、一旦休憩といたします。再開は、午後2時10分からといたします。暫時休憩いたします。
(休 憩)
5 三重県の防災・減災対策について
6 地域防災力の強化について
7 災害対策活動体制の充実・強化について
8 迅速な対応に向けた防災情報の共有化について
9 危機管理の推進について
10 国民保護の推進について
ア 当局から資料に基づき説明(楠田次長、西久保危機管理副統括監)
イ 質問 なし
11 その他
〇山崎委員長 最後にこれまで議論された調査項目以外で特にございましたら、ご発言をお願いいたします。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、所管事項概要の調査を終了いたします。当局には御苦労さまでした。
〔当局 退室〕
協議事項
第1 委員会年間活動計画の作成について
〇山崎委員長 次に、委員間討議に入ります。
委員間討議は引き続き公開で行いますので、御留意の上、御発言願います。
ただいまから、本委員会の向こう1年間の年間活動計画作成の検討に入ります。
お手元に配付の資料に、資料1、防災県土整備企業常任委員会年間活動計画作成について及び資料2、前期の防災県土整備企業常任委員会活動評価総括表がございますので、御覧ください。
先ほど執行部から説明を受けた所管事項概要やこの資料2、活動評価総括表の内容等を踏まえ、本委員会の向こう1年間の活動内容について今から委員間で御協議いただきたいと存じます。協議の結果を踏まえ、委員会終了後、私と副委員長とで計画書をまとめ、後ほど各委員に配付させていただくという手順で進めていきたいと存じます。
それでは、お手元に配付の資料3、年間活動計画書様式を御覧ください。
本委員会の調査事項としましては、資料3、年間活動計画書の様式、1、所管調査事項のとおりでありますが、年間活動計画作成に当たっては特に調査が必要な項目、例えば防災・減災対策についてというような項目を重点項目として調査していくこととなります。
なお、当委員会の過去5か年の重点調査項目については、資料4に記載しておりますので、協議の際の参考としてください。
では、本委員会として重点的に調査していくべき事項について、皆さんの御意見をお伺いしたいと存じます。いかがでしょうか。
〇中嶋委員 防災・減災対策ですけれども、防災対策部が取り組んでいることに加えて、県土整備部で今日御説明いただいたような防災・減災、国土強靱化の5か年目標に基づくハード整備部分も含めた中での防災・減災対策ということに膨らませていただけるとよろしいのかなと。これまでも、もしかするとそれも入っていたのかもしれないですが、ちょっと読み取れる部分がなかなかないのでということと。
あともう1つ、RDFの総括の中間案、中間報告が令和3年度中に行われるということなので、そこは少しターニングポイントとしては重要だと思っていまして、重点調査項目として取り上げて、これ年間通じてという感じにはならないかもしれないですが、ちょっとここは、留意したほうがいいかなという感じを思っております。
〇小島委員 中嶋委員がおっしゃったことに加えて、私はやっぱり建設産業って大事かなと思うんです。デジタルトランスフォーメーションの推進等々もあるので、この建設産業の活性化については第三次のプランもありますから、そこを、何をというのはちょっとまだ分かりませんけれども、ばくっと入れといていただいたらどうかなと思います。
〇中瀬古委員 やはり今のこの状況ですので、コロナ禍において避難所運営のこともありますし、その避難所だけっていうところでもないとやっぱり思っておりますので、避難対策といいますか、避難所に限らず、それも包括をしてその対策をより進めていくっていうところが、もう一つ掘り下げていくところは必要なのかなと思います。課題等とか含めて。
〇東委員 公開の場なので申し上げますが、東日本大震災からちょうど10年で、インフラ整備がほぼ完了したという報告を受けていまして。まず、現地調査に行ければ、東日本大震災の復興状況で検証を議員の立場で見に行くということを前置きにして、何をこの重点調査にするかというと、いつ起こるか分からない南海トラフで実際災害が起こったときに、どういう復興、まちづくりをするのかを、実は絵に描いてあるんですが、事前には動いていないです。それは防災・減災センターで人材育成の予算があるんですけれども、非常に微々たるもので、市町職員も県職員も災害を受けました、その後、復興計画をつくりましょうっていう、災害が起こってからつくりましょうってことになっていますので、あらかじめトレーニングができていないと思うんですね。
結論から言うと、事前復興計画への調査研究みたいな、ちょっとトーン下がりますけれども、やっておくべきではないかなと、イメージをつくるために。人材育成の範疇に入るんですけれども、防災・減災センターの中の。市町職員が中心になりますけれども、そのことはやっぱり防災・減災、守るというよりも、遭った後にまちをコンパクトシティー化するのか、高台移転するのかみたいな、ムードを盛り上げるために我々が委員会の中で重点調査すればいいのではないかなって私は思っています。
たまたま一般質問で3月に取り上げたんですが、宮城県女川町のまちづくりが非常に評価されているっていうのを、この目で改めてそういう視点で見に行きたいし、現場の、つまり漁業者とかいろんなそこで生活をされていらっしゃる方の生の声をやっぱり拾い上げていくべきではないかなと思います。短く言葉をつなげるなら、やっぱり復興指針あるいは復興計画についての調査ですかね、と思います。
それから、中嶋委員も小島委員も言われましたけれども、小島委員は言われたかな、建設産業については、特にその災害対策については建設産業が本当に足腰強くしていただかないと、特にAIとかIoT、ICTとかの次世代に向けた建設産業も含めて若手人材、例えば女性の登用とかも含めた形で、建設産業そのものの次の時代に向けた取組を調査すべきではないかなと思います。そんな感じですかね。
〇山崎委員長 今、内容的にはかなり出ましたので、重点調査項目の内容としましては後日整理いたしまして、今後の委員会で御確認をしていただくことといたしますので、御了承願います。
それでは、それぞれの委員の皆様から重点調査項目は決まりましたので、次に、調査の時期、具体的な調査方法等について御協議いただきたいと存じます。
6月、10月、12月、3月に定例の委員会を開催し、当局から状況説明を受けることとなりますが、ほかに特に御意見はございますか。なお、県内外調査については、この後、御協議いたします。
一任でよろしかったでしょうか。
〔「異議なし、一任で」の声あり〕
〇山崎委員長 それでは、正副委員長に御一任ということでありますので、そのようにいたします。
次に、県内外調査につきまして御協議願いたいと存じます。
なお、今年度の県内外調査につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の観点から、5月18日の委員長会議で、以下の点を実施方針として確認しております。
1点目は、調査事項の可否等については、計画時点、実施時点で三重県指針や調査先の感染状況、移動に関する方針等をよく確認し、慎重に判断いただくこと。
2点目は、調査の実施に当たっては感染防止対策の徹底を図ること。
3点目は、計画していた時期の実施が困難となった場合は、実施時期の変更、実施の見送りなど、柔軟に対応すること。
以上の3点に十分御留意いただきたいと存じます。
それでは、県内調査について御協議願います。
調査先につきましては、具体的な場所、施設等までこの場で検討しますと、相手側との調整がつかず、不都合が生じる可能性がありますので、本日は重点調査項目で上げられました事項から、大まかな方向性、テーマ等について御協議いただくということで御理解いただきたいと存じます。
なお、日程につきましては、資料3、年間活動計画書の4、県内外調査についてに記載のとおり、7月28日水曜日から30日金曜日のうちでいずれか1日、または8月4日水曜日から6日金曜日のうちでいずれか1日のうちで実施することとなっております。日程の決定については調整を要しますので、後ほど別途協議いたしたいと存じますので、御了承願います。
それでは、調査内容について御意見のある方はお願いいたします。
〇小島委員 重点調査項目のところで中嶋委員が言われたんですが、この国土強靱化のための5か年の中で、ここに道路、流域って挙げてありますよね。この中のどこかやっぱり見に行くべきところっていうのをピックアップしていただいてっていうのを少し入れていただいたらいいのかなと思いますけれども。
〇山崎委員長 ただいま小島委員から意見が出ましたけれども、いかがでしょうか。
〔「いいですね、流域治水」の声あり〕
〇山崎委員長 はい。それでは、国土強靱化5か年計画に伴い、それぞれの整備されている道路整備とかそういうところの箇所について検討しながら、またお伝えしていきたいと思います。
それでは次に、県外調査について御協議願います。
県外調査につきましては、2泊3日以内の行程で、1回実施することができるとされています。本委員会においては5月18日の委員長会議において、8月23日月曜日から25日水曜日のうち2泊3日以内で行うことができると、あらかじめ日程が決定されております。
それでは、県外調査の実施について御協議いただきたいと存じます。
実施するのであれば、重点調査項目を中心に行うこととなりますが、県内調査と同様、具体的な場所、施設等までこの場で検討しますと、相手方の調整ということがありますけれども。
先ほど東委員からも意見がもう既に出ておりますので……。
〇東委員 もし、もう1つどこかで、その災害復旧で2度にわたって熊本大地震の後の復興、何か橋とかインフラがすごく整備されたっていうのがありますので、それはこっちからどっちかとは言いませんけれども、それぞれ災害の復興後を見に行けたらなと。仙台市と熊本市って離れ過ぎていますかね。
〇山崎委員長 今、東委員から意見が出ましたけれども、そのほかの委員の皆様いかがでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇東 委員 どなたか言うたってください。
〔「東北地方ね」の声あり〕
〇山崎委員長 東北地方ですね。
それでは、意見も出ましたけれども、詳細に関しましては正副委員長一任ということで、いかがでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇山崎委員長 それではそのようにいたします。
以上で年間活動計画作成に当たって協議すべき事項を終了いたします。今後、正副委員長で年間活動計画書をまとめ、各委員に配付いたします。この活動計画書に基づき、今後の委員会活動を行っていくこととなりますので、よろしくお願いいたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長 山崎 博