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予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和3年6月7日(月曜日) 午前11時22分~午前11時45分
会議室 201委員会室
出席委員 9名
委員長 野村 保夫
副委員長 津村 衛
委 員 藤根 正典
委 員 石田 成生
委 員 小林 正人
委 員 服部 富男
委 員 長田 隆尚
委 員 今井 智広
委 員 三谷 哲央
欠席委員 なし
出席説明員
[雇用経済部]
部長 島上 聖司
観光局長 小見山 幸弘
副部長 松下 功一
次長兼太平洋・島サミット推進総括監 大西 毅尚
次長(観光局) 寺本 久彦
雇用経済総務課長 柏屋 典生
観光政策課長 横山 正吾
人権・危機管理監兼中小企業・サービス産業振興課副参事 世古 千浪
その他関係職員
委員会書記
議事課 主幹兼係長 林 良充
企画法務課 主幹兼係長 後藤 睦
傍聴議員 なし
県政記者 なし
傍聴者 なし
議題及び協議事項
第1 分科会(雇用経済部関係)
1 議案の審査
(1)議案第104号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
(2)議案第105号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(雇用経済部関係)
1 議案の審査
(1)議案第104号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
(2)議案第105号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(なし)
イ 質疑
〇野村委員長 皆さんのほうで御質疑があれば、お願いします。
〇今井委員 令和3年度三重県一般会計補正予算(第4号)のほうで、収入が減少している県内観光事業者への支援金で10億円余ということなんですけれども、これは、対象業種が、説明の、前に頂いた提出のやつですけれども、こちらで宿泊事業者、観光施設、土産物店、体験事業者と書いてあって、「など」がないんですけれども、観光施設というのはどういったところが入るのかということが1点と、旅行代理店等は入らないんですか。というのは、下に月次支援金のことをちょっと絡めてもらってあるんですけれども、そちらで支援をしてもらった人は対象外ですよということだと思うんですけれども、例えば国の月次支援金では旅行代理店等も入ってきておるのかなというふうに思うんですけれども、雇用経済部のここの対象業種の考え方で、個人的には旅行代理店等も入れるべきじゃないかというふうに思っておるんですけれども、入るんでしょうか。
〇横山課長 まず、観光施設のほうの対象の施設なんですけれども、こちらは、私どもで観光レクリエーション入込客数の推計とかを出しておるんですけれども、官公庁の観光入込客に関する共通基準に基づいて各市町から毎年報告をいただいておりまして、そういったことでいただいている観光地点ということで、そちらの施設を対象に主に考えております。これ以外の施設についても、観光客の受け入れを主たる事業として実施しており、入込客数が確認できる施設については、対象にさせていただこうかというふうに考えております。
それから、旅行代理店ですけれども、今回の県内観光事業者支援金には含めておりません。今回の支援金は、この4事業者ということで、主に観光地で観光客が立ち寄るというようなところを考えておりまして、これとともに、6月議会に上げさせていただいている、みえ安心おもてなし施設認証制度とセットで実施をしたいということで考えておりまして、そういったことでこちらの4事業者ということで設定をさせていただいております。
旅行代理店への支援という部分につきましては、この後、観光地でのクーポン事業とかそういったことでいろいろ支援策がまたございますので、そちらで支援をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇今井委員 分かっておるんですわ、クーポン事業でやるというのは。遅れておるんですよね、4月末から。最初やりたかったのが、今もできていない状況で、それは前からここでも議論があったと思うんですよね。ただ、今回は支援金なんですよね。旅行代理店の方々等、「等」です、等も、非常に今、持続、継続をするのが大変だということで、今回は4事業者を対象にするということなんですけれども、逆に言えば、クーポン事業をやれば旅行代理店はもう大丈夫というような形で考えておるということですか。今の三重県の観光政策を進める上で、旅行代理店の方もかなり大事な役割を担ってもうとると思います。そこが経営的に非常に厳しい状況が続いておる中で、後で、いつになるか分からんけれども、レベル2になったらクーポン事業をやりますので、それで潤ってくださいという考え方か、事業者を支援しようという考え方のどちらに重きを置いているのかというのを、ちょっと教えてもらいたいなというふうに思います。
あともう1点、ついでに。
国の月次支援金は4月、5月の分の申請受付が6月16日から8月15日、6月分が7月1日から8月31日となって、まだこれから先の申請なんです。ということは、この事業を県がやる場合には、月次支援金の分がどうなるかが影響してくる。50%以上になっておるところですよね。その場合は、国がはっきりしないと県は審査ができないという形で、ということは、支援金というのはある程度緊急性を要すると思うんですけれども、支払いも大分先になるということになるのかなと。4月、5月分の国の申請受付が8月15日までですので、そこから審査していくと思うんですけれども、その辺のタイムスケジュール感はどう考えていますか。この支援金が行き届くタイムスケジュール感。
〇横山課長 支援金は、タイムスケジュール的には、議会の議決をいただいて、受付自体は、業者選定等を含めまして実施した後、6月21日ぐらいから支援金の受付をさせていただこうと考えております。国の月次支援金が、やはり委員がおっしゃったようにちょっと後のほうになってきますので、そのあたりは、国の支援金を申請したかどうかというのを申告いただいて、する予定であるかとか既に申請したとかそういったことの情報を頂いて、こちらのほうの審査を先に進めさせていただこうかなというふうには考えております。
以上です。
〇小見山局長 旅行代理店の支援の考え方というようなところで今、御質問をいただきました。今回は宿泊事業者、観光施設、土産物店、あと体験事業者とさせていただいたところなんですけれども、今後予定しておりますクーポン事業のほかに、例えば交通事業者と連携した旅行商品づくりとかそういうふうなところで、旅行代理店がしっかり参画いただけるような形のものも。今回まだ、新型コロナウイルス感染症の状況があって提案はさせていただけていないんですけれども、もちろんパートナーでございます旅行代理店のことも十分考えた上で、また、いろいろどういうふうな形の事業がいいかというようなところも、コミュニケーションを取らせていただきながら、やはりそういうふうな形で動くような形のものがというようなお話も聞いた中で準備させていただきたいなと思っておりますので、御理解を頂戴できたらというふうに思っているところでございます。
〇今井委員 それは、ここで、議決で採ることなのであれですけれども。じゃ、1つだけ注文しておきます。
例えば「Go To トラベル」が始まりました、クーポン事業が始まりました、宿泊クーポンが始まりましたと言っても、旅行代理店を通してというのがどれぐらいあるかということを、専門ですから多分お調べいただいておると思います。例えば、じゃらんnetとかで直接予約をしても、旅行代理店のほうには手数料も何もないんです。以前も聞きましたら、年末時のキャンセルの事務手数料だけは国から旅行代理店がもらいましたけれども、キャンセル代金が入るのは宿泊施設であったり体験施設でありますので、旅行代理店のほうは、ほとんど収入というものは薄いというようなことを聞かせてもらいました。これは何社かから聞かせてもうたんですけれども。
いずれにいたしましても、これから県が行うクーポン事業でまた元気になってもらいたい、また今後の三重県の観光を盛り上げていってもらいたいということであれば、今後やっていただく事業において、旅行代理店、特に三重県内で頑張っていただいておる、団体名で言っていいのであれば、一般社団法人全国旅行業協会(ANTA)のほうですか、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)ではなくて、
ANTAのほうの方々の御意見等もしっかり意見交換をしていただいて、よりどのようにすれば、地元で本当に頑張っていただいておる旅行会社、旅行代理店の方々に持続しながらまた活躍してもらえるのかというのをしっかり取り組んでいってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
あと1点。営業時間短縮要請の、これは、補正予算はこれで全然問題ないんですけれども、実際、第1期が受付をしてもらっています。6月半ばまでだと思います。第2期ももう受付を開始してもらいました。支出のほうはどんな状況ですか。まだやろかという問合せを、この中におってもらう議員で聞かれる方もいらっしゃると思うんですけれども、テレビ等では、どこは早い、どこは遅いとか、他の都道府県のほうでお話があったりしますけれども、三重県のほうは、この時短要請に対して、協力金の支払いというのが、第1期の分はもう大分進んでおるということでよろしいんでしょうか。分かっておる範囲があれば教えてください。
〇世古管理監 御質問ありがとうございます。
6月3日木曜日の時点でございますけれども、第1期のほうの時短要請協力金で3603件の申請をいただいております。そのうち支払いが済んでおりますのは、237件でございます。大体頂いてからお支払いするまでに、修正等がなければ1か月ぐらいお時間を頂くような形で、委託業者のほうとこちらのほうで連携を取りながら進めておりますので、よろしくお願いいたします。
〇今井委員 時間が、書類が整備されているかどうか、漏れがないか、ちゃんと審査をしていただいて、その辺のことはとても重要だと思うんですけれども、やはり各飲食店にも、県の要請に対して協力をしてもらっておると。人的なこともあろうかと思いますけれども、可能な限り審査のスピードアップを。現場の協力いただいておるところも、その分、午後8時以降の収入がなくてということでは、いろいろと、当然、売り掛け、買い掛けもあるんでしょうと思いますので、しっかりと、この辺のところは、少しでも早くしてもらいたいと思います。
1回目の申請に対して、2回目、3回目は、書類的には非常に簡素化されておると。それは感謝の声も聞かせていただいておりますので。一緒のお店が申請してくれると思いますので、より申請書類は簡素にしていただくことが、やっぱり協力していただく相手方の負担軽減にもつながると思いますので、しっかりと審査はしてもらわないといけませんけれども、同じような書類というものは、1回目、2回目、3回目とも一緒のものを出すのではなくて、今、簡素化してもらっているのをさらに簡素化してもらえるものは進めてもらいたいと思います。
あと、申請書が今、郵便局留めになっておるんですか、届いておるのかどうかが分からないということで、これが対面やメール等でしたら受け付けましたというのが出てくるんでしょうけれども、郵便局留めなので、送るだけになっておるので、届いているのかどうか、そして不備があるのかどうかも大分時間がたたないと連絡が来ないような状況だというふうに私はちょっと聞かせてもらっております。担当の方にも本当に一生懸命取り組んでもらっていると思うんですけれども、やっぱり申請される方は、協力した上で少しでも早く協力金がもらえればお店のほうに回せるということで、その意味ではしっかりと取組をしてもらいたいんですけれども、これは、中でやってもらっておるんですか。外部委託ではなくて全部プロパーでやってもらっておるんですか、審査も含めて。
〇世古管理監 建物は別でございますし、委託しております業者のほうでやっていただいているというのが実情でございます。
郵便局留めの件につきましては、毎日郵便物がたくさん届いておりまして、それも委託業者のほうで取りに行っていただいております。本来でしたら、受け付けたというのを御連絡する必要があるのかも分からないんですけれども、件数があまりにも多いものですから、そこは御容赦いただいて、補正等が必要な方に限って御連絡させていただいているというのが実態でございます。
委員に言っていただきました添付書類につきましても、同じものを何回も出していただかなくてもよいように、例えば店舗の写真であるとか何度も撮っていただく必要がないようなものとか、可能なものにつきましては減らして対応させていただいております。
〇今井委員 本当に細かいことで申し訳ないんですけれども、それはもう委託業者にしっかり委託してもうて、人数的にも確保してもらえるのであれば、少しでも早くやってもらいたいと思います。
郵送での受付ですので、もしあれなんであれば、返信用はがきを入れてもらって、届きました、受け付けましたで送り返したら相手に届いたというのは分かると思いますので、その辺は、はがき代がかかるんでしょうけれども、届いたかどうか分からないという不安、やっぱり1か月、2か月とたってくるとそういったこともあるやに聞いておりますので、またいろいろと業者のほうとコミュニケーションを取りやすい、そういった制度をつくっていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇野村委員長 ほかにございましたら。
〇三谷委員 簡単に。
最近、新聞等を見ていますと、東京等で時短要請をしている対象のところで、もう我慢ができないということで営業を再開されるお店がたくさん出てきているというようなことが報じられています。中身を少し読ませていただくと、やはり飲食店という一くくりではなしに、同じ飲食店でもかなり業態が違って、例えばお酒に対するウエートが非常に大きいお店等は、もうとても耐えられないという話になってくるわけです。今回、三重県の場合は現状がどうなっているのかというのをちょっと教えてもらいたいのが1点、それから、飲食店を支援する場合に、例えばお酒も一律禁止ということになれば、お酒に対するウエートが非常に大きい、利益率をそこにかけて今まで営業されておったようなところというのは、一律の支援であっても非常に苦しくなってくるということなんですが、そのあたりのところの県の対応はどうされているのか。この2点を教えてください。
〇島上部長 御質問を2点頂きました。飲食店において、三谷委員がおっしゃるように、お酒のウエートが大きいところ、そうでないところというところはもちろんあろうかと思いますけれども、具体的な統計は持ち合わせていないんですけれども、基本的には、協力金の申請状況とかそういうものを見ますと、これまでの経緯も含めまして、押しなべて皆さんが協力的だということでありますので、そこは、もともと利益率の観点で酒のウエートというのは高いわけでありますけれども、そこを含めて御協力いただいておるのかなという印象を持っております。ちょっと印象論で申し訳ございません。
それと、そこに対する支援についてということではあるんですけれども、基本的には、時短要請の中で、飲酒について、それは含まれているという形で協力金をお支払いしていると。お酒につきましては、まん延防止等重点措置区域というところで重ねてお願いしておるわけなんですけれども、その部分につきましては、若干の金額の上乗せというのがありますので、それをもって、その部分が含まれているのかなというふうに個人的には理解しておるんですけれども。全国一律の支払いの基準になっていますので、それを超えて三重県で独自にやるかどうかというところにつきましては、まだそこまで判断をするような要素といいますか、材料というものもございませんので、基本的には国の進める方向性で三重県においてもしっかりとやっていくということなのかなというふうに思っております。
〇三谷委員 現状、そうだろうと思います。ただ、表面的には同じような一律支援の中で皆さんに協力をしていただいているというのが現状の中だろうと思うんですけれども、中身まできちっと突っ込んで判断していくと、やはり相当苦しいところもあれば、さほどでもないというか、そういう濃淡というか強弱がそれぞれあると思いますので、そういうところも少し目配り、気配りをしていただいて、それぞれの業態の中で生き残っていくような、そういう方策もどこかの時点で御検討いただくというようなことも考慮の中に入れていただければ非常にありがたいなと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
〇島上部長 御指摘はごもっともな部分がございますので。何ができるかどうかというところは常々我々も考えておるところではございますけれども、しっかりとまた引き続き実態を踏まえながら考えていければというふうに思っております。
〇三谷委員 よろしくお願いします。
〇野村委員長 ほかにございましたら。
〇石田委員 これまで複数にわたって協力要請をしてきました。遅くまで飲み食いをしておるから、午後8時までにしてくださいよ。まん延防止等重点措置区域指定になってから、昼間のアルコールもやめてくださいよ。カラオケで感染リスクが高そうなので、カラオケもやめてくださいよ。飲食店でカラオケ設備を持っておるところは、飲食店なので支援メニューに合うのかなと思いますが、この間またカラオケだけでもよくないということで、飲食を提供しないカラオケ店、数としてはそんなに多くなさそうなんですが、そこもカラオケをやめてくださいよということにしておりますが、飲食を提供しないカラオケ店に協力要請をしていますけれども、協力に応じたところへの支援メニューってあったんでしたっけ。
〇松下副部長 現在、御案内させてもらっておりますのが、飲食店取引事業者等支援金というのを設けさせていただいておりまして、飲食店取引事業者、それとタクシー事業者、自動車運転代行業者に加えて、昼間のカラオケのところ、カラオケボックス等になりますけれども、そういったところも対象にさせていただいております。
〇石田委員 分かりました。オーケーです。
〇野村委員長 ほかにございましたら。
〔発言の声なし〕
〇野村委員長 よろしいですか。
なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第104号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第105号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員会戦略企画雇用経済分科会委員長
野村 保夫