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予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和3年11月11日(木曜日) 午前10時0分~午前10時52分
会議室 202委員会室
出席委員 8名
委員長 山崎 博
副委員長 平畑 武
委 員 中瀬古 初美
委 員 小島 智子
委 員 東 豊
委 員 中嶋 年規
委 員 前野 和美
委 員 中川 正美
欠席委員 なし
出席説明員
[県土整備部]
部長 水野 宏治
理事 真弓 明光
副部長(企画総務担当) 山本 英樹
副部長(公共事業総合政策担当) 佐竹 元宏
次長(道路整備担当) 関 泰弘
次長(流域整備担当) 森木 忠彦
次長(都市政策担当) 古澤 忠士
次長(住まい政策担当) 岡村 佳則
工事検査総括監 山田 秀樹
県土整備総務課長 北口 哲士
県土整備財務課長 小川 博史
公共用地課長 森川 成
公共事業運営課長 向井田 亮
技術管理課長 松並 孝明
建設業課長 宮口 友成
道路企画課長 小菅 真司
道路建設課長 南 賢
道路管理課長 関山 治利
河川課長 友田 修弘
防災砂防課長 須賀 真司
港湾・海岸課長 松橋 陽一郎
施設災害対策課長 浅野 覚
都市政策課長 林 幸喜
下水道経営課長 井畑 晃洋
下水道事業課長 東 幸伸
建築開発課長 杉野 健司
住宅政策課長 石塚 孝昭
営繕課長 𠮷村 厚哉
その他関係職員
[防災対策部]
部長 野呂 幸利
副部長 井爪 宏明
次長 楠田 泰司
危機管理副統括監 西久保 陽
防災対策総務課長 中川 実
消防・保安課長 和氣 城太郎
防災企画・地域支援課長 杉﨑 誠
災害対策課長 西岡 欣也
危機管理課長 和田 吉史
その他関係職員
[監査委員事務局]
監査・審査課班長 波多野 昌良
その他関係職員
委員会書記
議事課 主査 辻 昌平
企画法務課 主査 米澤 明子
傍聴議員 なし
県政記者 なし
傍聴者 なし
調査事項
第1 分科会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)について(関係分)
2 議案の審査
(1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
(2)認定第17号「令和2年度三重県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算」
第2 分科会(防災対策部関係)
1 議案の審査
(1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)について(関係分)
ア 当局から資料に基づき説明(水野部長)
イ 質問
〇山崎委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。
〇東委員 21ページの今の尾鷲市賀田港の廃船は代執行できれいになったと思うんです。ありがとうございます。
これは、全然減っていないという状況でしたっけ。もともとのがあって、幾らか入ってきたのかというのがまず1点と、それから、もう1点は現場を見ますと既に何隻かあるんですね。それについてのこういう経過があるので、指導はどのような状況になっているかなと確認したいんですが。
〇松橋課長 まず、1点目でございます。賀田港の処理費用については約6600万円と非常に大きいお金になっているんですけれども、原因者の方については財産がないということで、現在、分納の誓約書を頂いて、令和2年度につきましては、トータルで11万円の目標としておりました。それについては令和元年度は就業しておったんですけれども、コロナ禍の関係で解雇されたということで、4月分がゼロ円、その後、月1万円ずつの11万円という計画でしておったんですけれども、年度末に3月からは2万円を頂けるということで、合計、目標11万に対して12万円の回収をいたしております。令和3年度については2万円を継続してということで、年間24万円を目標としてやっておりまして、10月現在まで滞納なくお支払いいただいている状況です。
また同じような状況がということですけれども、港湾については所有者がいる方が港に舟を泊めていることについては特に問題としていない部分がございます。そういった中で廃船であるとか、そういった情報については海上保安庁、地元と情報共有しながら、何か問題があれば適切に指導していくということで考えております。
以上です。
〇東委員 気の長い話の返済計画ですけれども、それは状況が着実に進んでいければいいとは思っています。
もう一つは、沈廃船については伊勢志摩サミットのところに大分整理されたかと思うんですが、もうそれ以降、各港湾とか漁港も含めてなんですけれども、プレジャーボートも含めて、結構あるようにお伺いしているんですが、今の御答弁ではちょっとあれですが、状況を確認しながら、より一層、海上保安庁と連携を取って、厳しく指導というとおかしいけれども、いつも絶えず監視していただければなということは思います。もし御答弁があればお願いいたします。
〇松橋課長 再発防止も含めてでございますけれども、海上保安庁だけでなく、地元の漁業組合等も含めて連携して、できるだけ初期の段階で情報を把握して、解決が図れるように努めてまいりたいと考えております。
〇東委員 よろしくお願いします。
〇山崎委員長 よろしかったでしょうか。
〇東委員 はい。
〇山崎委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、債権処理計画(令和2年度実績・令和3年度目標)についての調査を終わります。
〔監査委員事務局 入室〕
2 議案の審査
(1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
(2)認定第17号「令和2年度三重県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算」
ア 当局から資料に基づき補充説明(水野部長)
イ 質疑
〇山崎委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。
〇中嶋委員 ちょっと監査委員事務局の方にまずお聞きしたいんですけれども、令和2年度の歳入歳出決算審査意見書の15ページの予算の繰越しのことについてのコメントで、15ページにまとめとして、予算の繰越しについては計画的、効率的な執行に努められたいという、毎年度大体こういう御指摘をされていらっしゃるわけですけれども、今、県土整備部を中心に公共事業については働き方改革だとか、それから公共事業の品質確保の促進に関する法律を進めていくという観点で年度内の標準的な発注をするために、ある意味、計画的とまでは言いませんけれども、繰越しもどんどんやっていこうよという姿勢で進めていただいているという認識を私はしています。そういう議会でのやり取りもあったという記憶もあります。
加えて、最近は15か月予算だとか、14か月予算だとか、毎年よく年度末に予算が最終補正予算等について、どうしても繰越しせざるを得ないというものも多分増えていますし、令和3年度も多分そのようになるんだろうと予測されるところです。
そういった中で、監査の書いていただいている予算の繰越しのことについては、積極的に土木費についてとか、このようにしてくださいというような趣旨が入っているのかどうか、その辺ちょっとお考えの確認をさせていただきたいんですが。
〇波多野班長 監査の意見書につきましては、決して土木費等だけを言っているのではなくて、全体の監査の結果の中から、繰越しについては計画等に基づいて適正にしていっていただきたいということを書いておりまして、総合的な判断で書いとるだけで、決して土木費のことについて個別に意見等を上げているものではございません。
以上です。
〇中嶋委員 そのような監査の視点ということですけれども、それを踏まえて、県土整備部として、この繰越額の考え方について改めて確認させていただきたいんですけれども。理由としては施工計画の調整とか、あとは用地の交渉が難しかったりだとかあるんですけれども、特に施工計画の調整でというところはさっき申し上げたような、いわゆる働き方改革を進めていくとか、公共事業の品質確保の促進に関する法律を進めていくとか、そういったことも踏まえての施工計画の調整に時間が要したから繰り越したとか、15か月予算とか、そういう意味という理解でよろしいでしょうかね。
〇水野部長 繰越しについてでございます。委員の御指摘のとおりだと思っております。まずは働き方改革の一環として、その平準化といったものが求められているといったところがございまして、公共事業の品質確保の促進に関する法律の中でも平準化についてうたわれていると思います。ですので、繰越しも積極的に活用しながら平準化といったものを実現していきたいなと思っています。
さらには、最近は年度末の補正予算が多いということで、今年度も恐らく組まれると思うんですけれども、そういった中でどうしても繰越しせざるを得ないといったところがあって、繰越額が増えているといったところでございます。これはある意味、土木をつかさどる部としては繰越しは政策として実施していくということですけれども、どうしても財政法の世界の中では単年度主義といったものが言われておりますので、そこのところのまだ差があるのかなと思っております。
土木の部局としては、繰越しは政策的にやっていくんですけれども、未契約繰越しといったものはなるべくなくしていくといったものが財政法との関係において大事なことなんじゃないかなと思っているところでございます。ですので、補正予算は仕方がないところがあるんですけれども、普通の当初予算については未契約繰越しといったものがなるべく生じないように努めてまいるとともに、あと、繰越しについても業界の意見も聞きながら平準化できるように、働き方改革に貢献していきたいと考えております。
以上です。
〇中嶋委員 一昔前は、繰越しは悪みたいなイメージのときもあったんですが、今は部長がおっしゃっていただいたように、随分環境は変わってきて、政策的に繰越しをしていくということも必要だと思いますので、ぜひその方針で引き続きお願いしたいと思いますし、監査もそういったことも踏まえての監査だとは思っていますけれども、改めてそういった視点で、積極的な繰越しというものも今の時代はあるんだという前提で、いろいろと御指摘もいただければなと思うところでございます。
令和2年度を振り返ってみると、新型コロナウイルス感染症が随分出たということで、年度当初は例えば土木の工事現場でも新型コロナウイルス感染症拡大を心配して、なかなか工事が進まなかったというところもあったかと思うんですが、そういったことによる繰越しというか、事故繰越的なものというか、工期を延ばしたりだとか、そういったことというのは結構あったんでしたっけという振り返りをちょっと確認したいんですが。
〇宮口課長 本県における新型コロナウイルス感染症に係る工事等への影響ということの御質問と思いますが、令和2年度における工事につきましては、10件の工事におきまして工事の一時中止等をさせていただいております。これにつきましては、施工業者から申出があったことによる一時的な中止をさせていただきました。令和3年度につきましては、今のところ、この上半期におきまして工期の延長、中止等の要請等はないような状況でございまして、計画的に工事を執行していただいておるところでございます。
〇中嶋委員 確認ですけれども、工事の中止を申し入れたところ10件について、特に受注企業に対してのペナルティーというのはなかったという認識でよかったでしょうか。
〇宮口課長 申入れにつきましては、新型コロナウイルス感染症対策ということで、積極的に申入れをしていただくように業界には要請をさせていただいておりますもので、ペナルティー等につきましてはございません。
〇中嶋委員 ありがとうございます。
総じて、予算の繰越しも含めて、受注業者と発注者側の県とのコミュニケーションをぜひしっかりやっていただきながら、令和3年度予算の執行も令和4年度に向けてもお願いしたいと思います。
以上で終わります。
〇山崎委員長 ありがとうございます。
ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 1点だけ、委員長として聞かせてください。
今、コロナ禍の、中嶋委員からも未工事の件でございましたけれども、今、資材が高騰して、期中の中でかなり物価が移動して上昇しているというケースがありまして、そのケースで工事が発注、入札しても業者が決まらないというようなこともあるのではないかと思います。物価スライドに対しての対応はどういうふうにされているのかをお聞かせいただきたいと思います。
〇松並課長 物価の上昇につきましては、まず設計単価は、設計単価の改定を適宜やっているところです。大きくいいますと、4月とか11月に改定がありますし、主要な主体については特別会計というか、そういう形で単価改訂は適宜やっておるという状況です。
それから、契約した後の物価の上昇につきましても、契約条項に基づきまして、スライド条項の適用をいたしまして、それに対応していくというのを取り組んでおります。
以上です。
〇山崎委員長 対応はしていただいとるということで、ありがとうございます。
ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、これで認定議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 認定第6号(関係分) 挙手(全員) 認定
認定第17号 挙手(全員) 認定
3 委員間討議
(1)所管事項に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔県土整備部 退室〕
〔防災対策部 入室〕
第2 分科会(防災対策部関係)
1 議案の審査
(1)認定第6号「令和2年度三重県一般会計歳入歳出決算」(関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(野呂部長)
イ 質疑
〇山崎委員長 それでは、御質疑があればお願いします。
〇中嶋委員 確認ですけれども、歳入で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億7000万円余あるんですが、これは6ページにある消防費の財源としてほとんど使われたものだという認識でよかったでしょうか。
〇野呂部長 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の執行状況ですけれども、それもありますし、例えば避難所に関する必要な資機材ということで600万円ぐらいと、先ほど申しました消防費に関して、基本的な装備品の消防本部に対する配付で5300万円とか、様々にやらせていただいているところでございます。
〇中嶋委員 令和2年度はかなり時間外勤務も多かったんではないかと想定されるんですが、給与費に充てられる分も新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金というのはあるんでしたでしょうか。それと、時間外勤務の様子も分かれば、令和2年度分をお教えいただきたいんですけれども。
〇中川課長 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のうちで、時間外手当に当たっておる分がございます。防災対策部だけではなくて全庁的なものになろうかと思うんですけれども、特例分ということで、県全体で新型コロナウイルス感染症対応関係でということで、うちの部の場合ですと危機管理の関係で事務局の総合対策班でありますとか、あと、うちの部局の中からも応援に行った者、あるいは私どももそうですけれども、そちらのほうの人事であるとか、そういったところについてもその分の時間外勤務ということでお認めいただいた上で、ここに充てさせていただいておるものも一定ございます。
〇中嶋委員 令和2年度の時間外勤務の状況について、何か分かればお教えいただきたいんですけれども。
〇野呂部長 ちょっと数字を持っていませんので、申し訳ないです。先ほど防災対策総務課長も言いましたけれども、それに関わって時間外勤務はたくさんあったと思っています。また後でデータをお持ちします。
〇中嶋委員 多分、業務多忙で状況も分からないままで、当時の知事もいろいろなことも言ったでしょうし、時間外勤務は多かったと認識していますので、特に数字はなくてもいいんですけれども、ぜひ、令和3年度も引き続き大変だと思いますので、職員の健康管理の面については幹部の皆さんご自身も含めて、しっかりお願いしたいと思います。
以上で終わります。
〇山崎委員長 資料は要りませんね、かしこまりました。
ほかに御質疑はございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇山崎委員長 なければ、これで認定議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 認定第6号(関係分) 挙手(全員) 認定
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
山崎 博