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令和3年6月28日  花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員会 会議録

資料はこちら

  花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員会
会議録
(開会中)
 

開催年月日    令和3年6月28日(月曜日) 午後1時56分~午後4時15分
会   議   室    601特別委員会室
出 席 委     11名
               委   員   長      小林 正人
               副 委 員 長       藤田 宜三
                委      員      山本 佐知子
                委      員       中瀬古 初美
                委      員        野村 保夫
                          委      員        山本 里香
                          委          員       濱井 初男
                          委          員      杉本 熊野
                          委          員      東   豊
                          委          員      津田 健児
                         委          員      中川 正美
欠 席     なし
出席説明員   出席を求めず
委員会書記
                議事課       班長  平井 利幸
                企画法務課    主任  松井 祥嗣
傍 聴 議 員    なし
県 政 記 者    なし
傍  聴  者    なし
協議事項
1 参考人の出席要求について
2 花や木の活用に関する県の取組等について
3 次回の開催について
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕

1 参考人の出席要求について
〇小林委員長 ただいまから花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員会を開会いたします。
 本日は、まず委員会における参考人の出席要求について御協議いただき、次に花や木の活用に関する県の取組等について、執行部から聞き取り調査を行います。
 初めに、委員会における参考人の出席要求についてであります。
 この件につきましては、正副委員長に一任をいただいており、参考人の人選について正副委員長で協議した結果、お手元に配付の参考人出席要求候補者名簿のとおり、花キューピット58、三重県支部・支部幹事、奥田誠様、日本フラワーデザイナー協会、三重県支部・支部長、瀬尾日南子様、三重県インドアグリーン協会会長、柳川信裕様、伊勢生花地方卸売市場代表取締役、種田加寿宏様、以上4名の方々に、7月7日水曜日にお越しいただくことで調整をいたしました。
 これら4名の方々は、花や緑のある暮らしの文化や花と緑の利活用の提案を発信するため、体験教室などのイベントの開催や県の花卉の情報を発信することを目的として、花卉花木の生産者や流通・販売業者、消費者、行政等を構成員とする団体であります。花の国づくり三重県協議会の構成団体の代表の方々であり、花や木に関する生産から生活環境の美化、まちづくり等における活用について、コロナ禍での影響も含め、貴重な御意見等をいただけると考えております。
 それでは、お諮りいたします。
 奥田誠様、瀬尾日南子様、柳川信裕様、種田加寿宏様、これら4名の方々に参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
          〔「なし」の声あり〕

〇小林委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
 次に、参考人招致、当日の委員会運営方法ですが、正副委員長に御一任いただけますでしょうか。
          〔「はい」の声あり〕

〇小林委員長 それでは、そのようにさせていただきます。

2 花や木の活用に関する県の取組等について
          〔農林水産部、教育委員会関係職員 入室〕
   ア 当局から資料に基づき説明(近田次長、遠藤課長、井上課長)
   イ 質疑
〇小林委員長 それでは、ただいまの説明に対し、御質問等がありましたらお願いをいたします。

〇山本(里)委員 御説明ありがとうございました。
 今、教育委員会のところで、小、中、高等学校、特別支援学校での取組の中で、2ページの(6)は、これは小中学校における特別活動のことが記載されていて、学級活動、クラブ活動ということがありますが、高等学校、県立学校でも教科活動以外にもその他の取組で記載があるんですが、今よく学校茶道とか学校華道というふうな形で言われますが、クラブ活動ですね、文化系に入ると思いますが、だんだんと少なくなってきているようには思うんです。クラブ活動の中で学校華道に在籍があるというのはどのくらい、今の状況ではあるんでしょうか。

〇井上課長 すみません、全校の状況をちょっと今把握はしておりませんけれども、華道のほうですと、外部講師の方に来ていただいて、学校で顧問もおるんですけれども、なかなか専門を有している教員が少ないですので、私が赴任していた学校なんかでは、外部講師の方に来ていただいて取組を、ちょっと部活動の所属の人数としては少し減ってきているような傾向はありますが、そのような形で維持をさせていただいておるところです。学校数までは申し訳ありません。

〇山本(里)委員 自分たちが学生時代から年代を追ってみて、だんだんと斜陽というか、ほかのことも多岐にわたったものを選べますので、そんな中で少なくなってきているだろうけど、実存はしているということで、ただ一般的な古典華道だけじゃなくて、フラワーアレンジメントやそういうことも含めて、あることはあるというお答えやったと思います。知識としてありがとうございました。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇中瀬古委員 小中学校、県立高校を聞かせていただいた中で、ここにその取組があるんですけれども、みえこどもの城で、「みえ森と緑の県民税」でしたっけ、きちんと記憶できてなくて申し訳ないんですけれども、そこで学校の発表が、こういう花じゃなくてそれは木だったのかもしれないんですけれども、取組があってですね、その発表とかを結構熱心にされているというのを、私は、自分も実際に行っているんですね。それを見せてもらいに行ったりとか、聞かせてもらっているんですが、こちらには同じように見せていただいていますと、花や木に関する学習のまさしくそういうところなんだなと思っていたんですけれども、その記述はないんですが、今それが分かるようでしたら、その内容についても教えていただきたいですし、もしあれでしたら後からちょっと資料をいただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。

〇遠藤課長 申し訳ありません。ちょっと今、私のほうでその取組を存じておりませんので、どちらの市町かというところが分かれば、小中学校の場合は、教育委員会のほうで把握をしているかと思いますので、後ほど確認をさせていただきたいと思います。

〇中瀬古委員 ありがとうございます。
 これは農林水産部のほうかと思うんですけれども、いつもそちらのほうでいらっしゃるので、内容がどちらのどういうというのがちょっと整理できてないので分かりにくいんですけれども、分かってみえる部分とか、知らせていただけるところがあればと思うんですが。

〇近田次長 林業分野の関係の担当課に確認をしまして、報告させていただきたいと思います。

〇中瀬古委員 ありがとうございます。
 以上です。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇杉本委員 この委員会の重点調査項目が、花や木をきっかけに人と人とがつながり合うというところがあるんですね。津駅のちょっと東側に南立誠小学校と橋北中学校というのが隣同士であるんです。そこが毎年、秋と春に年2回、地域の自治会と一緒に街路の花植え活動をしているんです。津駅東口からバイパスまで、それから津駅西口からスクランブル交差点までやっています。もう20年ぐらいやっているんです。花は地区の社会福祉協議会から支給されます。
 そんなふうに地域が、これ本当は子どもから始まったんですけど、地域が花や木で地域づくりを推進するという取組、今日ちょっとこの報告にはなかったもんですから、地域が花や木で地域づくりを推進しているというような取組が今分かっていれば教えていただきたいですし、今後またそのような資料がありましたら欲しいですというのが1点。
 もう一つ、タマリュウのことなんですけれども、タマリュウは農福連携、最初に障がい者雇用を大きくしていただいたのは、この鈴鹿市のタマリュウを生産していただいた株式会社イシイナーセリーだったと思うんですね。これは生産の現場ですけれども、花卉というか花や木の生産の中で障がい者が関わっているというところがどれぐらいあるのかというあたりのところも、今日分かる範囲で、もしこの後また資料提供があったら、後ほどでいいんで欲しいんですけれども、いかがでしょうか。

〇近田次長 まず、花卉とか花木類を使った地域振興の取組というか、地域づくりの取組についてでございますけれども、私ども農業関係では地域活性化プランというようなことで、地域がその地域の資源を活用して、いろんな商品づくりであるとか、サービスの提供であるとかというようなことで、それを行うのに計画づくりからいろいろサポートさせていただいています。その活性化プランの中に花とか花木を活用するプランが県内には12プランぐらいあります。
 結構、鈴鹿市の取組が多いんでございますけれども、例えば茶も含めて、花木農家が地域資源を生かして都市住民と交流を図っていくというような取組でありますとか、あるいは植木まつり等を活用した消費者コミュニケーションによる産地のPRでありますとか、あとはこれは桑名市のほうになりますけれども、恵まれた立地条件を生かして、戦略的に観葉とか鉢ものの産地づくりに取り組んでいるような事例でありますとか、県内には12プランぐらいこういった地域づくりの取組ということでやられているような地域がございます。
 あと、農福連携でございますけれども、県内において、花卉花木に係る農福連携の取組を全部こちらとしても承知しているわけではございませんけれども、先ほど委員に紹介いただきました株式会社イシイナーセリーの取組ですね。イシイナーセリーの本社で、花木の株分けから植えつけまで障がい者が行っている事例がございます。
 あと、多気町の五桂池のふるさと村におきまして、パンジーとかビオラの苗を多気町内の福祉事業所3か所が、園芸事業者の指導の下ですね、植えつけから管理作業までタッチしているというような事例がございます。
 あと、津市の事例でございますけども、これは事業所のほうが多肉植物の栽培管理に障がい者にタッチしてもらって、生産をしているというような事例もございます。
 花木とか花については、私も承知しているのはその3つ程度でございます。

〇杉本委員 教育委員会として、学校が地域と一緒に花、緑を通してつながっているというのは、今日の発表の中にはなかったんですけれども、何かありますか。

〇遠藤課長 県教育委員会として、今、具体的にこの事例ということではないんですけれども、例えば総合的な学習の時間ですとか特別活動の中で、学校・地域・家庭、連携していくというのは、我々としても非常に重要な方向ということで、各市町の教育委員会にも働きかけているところですので、そういった中で学校で育てたものを地域に提供していく、配布していくという取組があることは承知しておりますし、そういった今回の花や木を通じた活動というのもあるものと承知しております。

〇杉本委員 思い出しました。津市内に1校、地域の人が種からずっと植えて、苗を出して、それを子どもたちが水やって、それを地域の文化祭で地域の人に販売するっていう活動をずっとやってらっしゃるところがあって、私たちはやっぱり学校が学校の中だけじゃなくて、地域とどう花や花木を通じてつながっているかというところが知りたいので、もしまたそんな事例があったら教えてください。
 あと、農福連携のことを聞かせてもらって、株式会社イシイナーセリーが全国1位で、全国1位の株式会社イシイナーセリーを支えているのは障がい者というところが背景にあって、その障がい者の方たちがこのことを通じてどう地域づくりに貢献できているのかとか、つながっているのかと。これはこれから私たちが調査して検討していくことなので、またいい情報があったら教えてください。
 以上です。
          〔「ちょっとすいません、追加です」の声あり〕

〇近田次長 農福連携の取組で、1点追加でございますけども、県内には特例子会社が農福連携というか、障がい者の働き場ということで、植木をやられている会社がございます。四日市市にある会社でございますけれども、そこが観葉植物の仕入れから栽培管理、それから販売に障がい者の方を1名雇用してやられているというような一例がございます。

〇杉本委員 ありがとうございます。

〇小林委員長 ほかに。

〇濱井委員 学校と地域の関わり合いで、相可高校が園芸福祉をやっておられますね。これの取組について、具体的なことが分かれば教えていただきたいと思います。
 それから、全国的な園芸福祉大会とかいうのが何年かに1回あったと思うんですけども、それへの取組も聞かせていただきたいと思います。

〇井上課長 相可高校では生産経済科のほうで、今お話しさせていただいたような取組をさせていただいております。ちょっと地域との連携というところで、今、資料を持ち合わせておりませんので、また回答させていただきたいと思います。
 あわせて、園芸福祉大会も申し訳ありません。ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、また回答させていただきます。

〇山本(里)委員 県立学校において、特に農業学科が生産からということで、ここに記載があるんですけど、生活学科のほうで、ホームプロジェクト、スクールプロジェクトとして、多分、「花いっぱい運動」は三重県から始まったものではないですけど、高等学校、県立学校で初期の段階に導入して、その当時は家政学科、今は生活文化科だと思うんですが、始めたのが、県立四日市農芸高校が40年前かな、三十何年前ですね。つくったのはもしかすると園芸学科でつくったのかもしれないんですが、駅に設置をするとかいうのが始まったのが四日市農芸高校だったと思う。
 それから全県的にプロジェクトで広がっていったというふうに、学校では思っているんですけれども、今、中学校などでもそれをやっている。クラブなのかボランティアなのか生徒会なのかというのはあるんですけど、特に四日市市では四日市あすなろう鉄道の駅美化ということの中で、花植え作戦を地域の方も一緒になってしている。というのは、自分ところで栽培するだけじゃなくて、さっき杉本委員も言われたような外へ出ていってというようなことの中で、プランターに植栽したものを置かせてもらって、水やりをして管理をするというのが、多分、多くのところで、市町単位でも含めてやっているんだと思いますが、農業学科以外にもそれらは多分幾つかあると思います。

〇井上課長 今、委員に御紹介いただきましたが、西日野にじ学園と四日市南高校と四日市四郷高校のほうが、学校間交流でプランターに花を植えて、それを四日市あすなろう鉄道の西日野駅のほうに設置する取組というのを行っております。御紹介いただいたとおりです。

〇小林委員長 ほか、よろしかったでしょうか。

〇津田委員 毎日、私は、西日野駅へ行っているんですけど、ちょっと花が見えなかったから、またチェックを入れといてもらって。
 先ほど杉本委員も言われていたんですけれども、県土整備部から道路だとか河川だとか、あるいは庁舎だとか警察でもいいんですけれども、学校のほうにプランターを置いたり、あるいは花壇をつくって植えたり育てたり、地域を巻き込んでということ、そういう誘いかけだとか、実際あればいいんですけど、そういう働きかけというのはあんまりないんですかね。
 あるいは街路樹を学校の生徒と児童と一緒に植えましょうだとか、そういう誘いかけというのはあんまりないんですかね。

〇遠藤課長 すいません、今、網羅的に把握はしておりませんが、そういった働きかけは各学校現場では受けているものと思います。

〇津田委員 そしたら、県土整備部だとか、そういったそれぞれの管財になるんかもしれませんけれども、学校・園に対する協力要請みたいな働きかけは結構あるというところなんですね。

〇遠藤課長 すいません、ちょっとどの程度というのは、今こちらで網羅的に把握はしておりませんが、各市町の教育委員会のほうで調整はされているのではないかと思います。

〇津田委員 そしたら、また四日市市でそういう取組があったら、どこでということを教えていただきたいと思います。
 それから、ぱっと思いつくのは母の日なんですけれども、何か生徒が親にだとか誰々にだとか、花でプレゼントを贈り合うような活動というのはあるんですかね。

〇遠藤課長 学校でということでよろしいですかね。

〇津田委員 学校で。

〇遠藤課長 あまり学校で母の日、父の日でプレゼントということはないのではないかなと、ちょっと肌感覚としては思います。

〇津田委員 そうですね。

〇小林委員長 お金かかりますしね。

〇津田委員 お金がかかる。分かりました。

〇井上課長 多分、いろいろな生活背景を抱えた子どもたちがおりますので、保護者がそろってみえるとか、ひとり親家庭ということがありますので、特にその日にということでの活動は、学校のほうではあまり取り組まれてないかなとは思いますが、プレゼントしたりするというところがほかの場面であるかどうかはちょっと分からないんですけど、母の日、父の日に関してはそういう考えが学校のほうにあるかなと思います。

〇津田委員 感謝する人というのはいると思うんですけどね。おじさんでもおじいちゃん、おばあちゃんでもいいんですけども、そういうのはあまり聞かないということですね。
 以上です。

〇中川委員 まず1点目は、三重県における花卉花木の生産状況で、全国バージョンでは切り花が50%、しかし、三重県ではこれ10%というんですかね。これはどうなんだろうかというのが1点目。
 2つ目は、寄せ植えのコンテストもあるかと思うんですけども、それともう一つ、山野草ですね。これはなかなかこの分野に入ってくるのかどうか分かんないんですが、それをどう捉えたらいいのか。こういった花、木のいっぱい運動の中で。この3点。

〇樋口課長 1問目につきましてはですね、仰せのとおり、構造的に切り花類の産地が若干限られておりますという事情がございまして、相対的に小さい比率になっておるんですけれども、逆に最初御説明申し上げたとおり、花木、鉢もの、鉢植物については、非常に大きいウエートを占めておりまして、全体的にはここに載せていただいております産出額につきまして、全国12位の地位を占めておりますので、そんなに全国的に弱いものではないと考えております。
 あと、申し訳ございません。2問目と3問目の御質問をもう一度よろしいでしょうか。

〇中川委員 寄せ植えのコンテストが過去にあったと思うんですけども、これは赤塚植物園とか、某有名な百貨店等々が支援しておった経緯があるんですが、それは今はもうないんでしょうかね。寄せ植えの関係。

〇樋口課長 申し訳ありません。今御指摘のあった赤塚植物園の寄せ植えのイベントについて、承知はしておりませんが、資料1の4ページにありますとおり、三重県の生産者ですとか、流通消費者団体などが集まった団体が主催して、花フェスタというふうなイベントは今行っているところでございまして、今年も開催する予定でございます。

〇中川委員 山野草。

〇樋口課長 山野草についてどのような御指摘ですか。

〇中川委員 こういった花いっぱい運動の中でどういう展開ができるのか。それも結構、関係している方が多いものですから。その分野になかなか溶け込めないのか。

〇樋口課長 ちょっと山野草を山から採取してくるとなってくると、農業という枠から外れてくるところもございまして、今いろいろ御紹介した取組につきましては、業として花木とかの生産をどのように行っていくか、どう振興していくかというものになりますので、ちょっと今御指摘の山野草についてアプローチというのは、考えさせていただければと思います。

〇中川委員 難しいということですね。

〇小林委員長 そうですね。よろしいですか。

〇中川委員 はい。

〇野村委員 私は、以前、地元の学校にフラワー・ブラボー・コンクールやっている学校があって、そこでつくった種で花を咲かせて、余った分を頂いて、地域の花壇をつくって、地域と学校と協働で取り組んでいたんです。それがある日、校長先生が替わると、そのフラワー・ブラボー・コンテストというのは一気になくなるわけですね。新聞なんかでもフラワー・ブラボー・コンクールというのは出てくる学校は限られていて、ある先生が替わるとなくなってしまうというのが、現実やと思ってるんです。
 ここに取り上げてもらってあるので、関わりというか、教育委員会と学校、フラワー・ブラボー・コンクールの関わりは、熱心な先生が自分から手を挙げて種をもらって、中日新聞社なんかへ送ってやっている取組というふうに認識していたんですけども、ここで教育委員会の取組としてここに挙げてもらってあるので、これの関わりというか、どういう関わりで、例えば広く学校に勧めているとか、ここの学校数見せてもらっても、小中、特別支援学校合わせて54校ということで、そんなに積極的に勧めとるようには見えないですけども、ここで県内で行われている花木振興に係る主な取組として取り上げてくれてあるので、どんな関わりをしとるのかなというのがちょっと思いなんですけども。
 やっぱり先生方も忙しいもんで、教育委員会のほうも無理に先生にこれやりなさいということは無理なんか分かりませんけども、最初に言ったように、熱心な気持ちのある先生にお任せしていくのが現状ということでいいんですかね。

〇遠藤課長 フラワー・ブラボー・コンクールに関しては、教育委員会としては農林水産部からも説明ありましたとおり、中身をつくり込むというところというよりかは、各学校にあまねく周知をするとなった場合に、公立学校の場合は県教育委員会から各市町の教育委員会を通じて、学校に周知をさせていただくというのが一番効果的かと思いますので、そういったところで協力をさせていただいております。
 また、優秀校の審査の段階でも、協働して入らせていただいたりをしているところでございます。
 委員が御指摘のとおり、昨今、学校も働き方改革という中で、授業時数も増えていったりもしている傾向にありますので、そういった中で、国や県から下ろす情報というのも精選してほしいという要望もいただいている中ではありますけれども、教育委員会としてもこの事業に関しましてはその意義もありますので、毎年度、実施のたびに我々としては、各学校全てに情報が行き渡るように周知をさせていただいているというところでございます。

〇野村委員 やっぱり自分が思っていたとおりなんですけども、地域の方としては、中日新聞なんかに地域の学校として写真で取り上げてもらったりするので、結構、地元の学校が出ていたりするので、目がいったりするんですけども、限られた学校、それもこの頃減ってきたようにも思いますので、またその辺りも無理には言いませんけども、あまねく周知をよろしくお願いします。

〇遠藤課長 御指摘いただいたとおり、非常に有意義な取組ではあると思いますので、担当が変わったことによってなかなか認知がされにくくなったというようなことがあると、非常に残念だと思いますので、我々としてもしっかり引き続き取り組んでいきたいと思います。

〇野村委員 よろしくお願いします。
          〔「ちょっと」の声あり〕

〇小林委員長 ちょっと待ってくださいね。中瀬古委員が手挙げていたんで。

〇中瀬古委員 すいません。先ほどちょっとお聞きさせていただくのを忘れていたもんですから、1点だけ聞かせてください。
 細かいことになるんですが、高等部の取組の中に栽培した藍を藍作家に提供というふうにあるんですけれど、これにちょっと興味があって、もし詳しいことが分かるようでしたら教えていただきたいなと思います。
 というのは、やっぱり育てられたものが作家さんのところに行って、その後どうなるんだろうとか、それがまちづくりとか地域づくりとか、そういうところが大事だと思うんですけれど、その展開とかが分かれば教えていただきたいと思います。

〇井上課長 今おっしゃっていただいたのは、東紀州くろしお学園のほうで取り組ませていただいているところです。ちょっとその後、提供された後にどのように活用されているかというところまでは、申し訳ないんですが、今、把握できておりませんので、また確認をさせていただきます。
 以上です。

〇中瀬古委員 分かりました。よろしくお願いします。
 以上です。

〇藤田副委員長 ちょっと関連して聞きたいんですが、フラワー・ブラボー・コンクールの話が出ましたんで、これの過去10年ぐらい参加校の数字って分かりませんか。10年、できればもう少し前ぐらいから。

〇遠藤課長 すいません、全て読み上げると膨大になりますので、まず10年前との比較ということで紹介させていただきます。
 平成22年度、47回目の際には、三重県からの参加校数が50校でした。直近、令和2年につきましては60校ということになっております。

〇藤田副委員長 一番多いときってどれぐらい参加していますか。

〇遠藤課長 一番多いのは、資料に記載させていただいた昭和62年でございます。

〇藤田副委員長 154校ね。

〇小林委員長 よろしかったですか。

〇藤田副委員長 はい。

〇東委員 今の関連ですが、FBCは、これもともとは中日新聞社が主催で現物とかお金を支給していただいていたと思うんですが、今でもそうなんですかね。種子とか花の苗とか。それは違うんですか。

〇樋口課長 中心的な主催者は中日新聞社でして、資料にも書かせていただいておりますけれども、県ですとか教育委員会が連名で実行委員会つくっておりまして、実際には県費のほうで、一部参加のための予算を出させいただいております。

〇小林委員長 ほか、よろしかったでしょうか。

〇津田委員 同じくFBCの件なんですけれども、先生が忙しくなるというのはよく分かるんですけども、だからこそ地域のおじさん、おばさんにね、関心のある方にお願いするだとか、そういうふうな巻き込み方をちょっと大事にしていただきたいなと思っているんですけども、以前、聞いたことあったんですけれども、先生が忙しいもんで、例えば飼育小屋だとか、花壇もそうなんですけれども、やっぱり夏休みの管理だとかそういうのが大変なんで、どんどん減らしていくんだという話を前々から聞いたことがあるんですけれども、実際問題、学校の花壇というのは減っているんですかね。

〇遠藤課長 申し訳ありません。今、数字としてはありません。

〇津田委員 昔、小学校のときなんか飼育係ってすごく人気があって、私なんか飼育係、手挙げてやっていたんですけれども、そういう飼育小屋もなくなっていくし、花壇も先生が忙しいからなくなっていくということではなくて、ピンチはチャンスなんで、そういうときこそ学校外の方々の協力をいただくような、そういった方向へ向けていただけるとありがたいなと思います。

〇遠藤課長 委員が御指摘のとおり、今、地域との連携、我々としても重要だと思っておりますし、進めております。地域・学校協働活動という形でも本部もつくっていただくような形で各地域に働きかけしておりますので、そういった中で協力も得られるように、我々としても取り組んでいきたいと思います。

〇小林委員長 津田委員、よろしかったですか。

〇津田委員 またもしあれば、花壇の面積だとか、数だとかないかな。あればちょっと教えてほしいんですけどね。

〇遠藤課長 すいません。今、県として持ち合わせているものはございません。

〇小林委員長 よろしいですか。

〇杉本委員 先ほどからの教育委員会のことで、お話が、教員が多忙化しているので、働き方改革の中でっていうふうにおっしゃってみえるんですけれども、私の認識は違って、やっぱり学習指導要領が変わり、子どもの時間数が増え、そして大阪府の附属池田小学校の事件以来、あの後、しばらくの間は集団下校というようなことが続き、放課後勝手に学校に残ってはならないというような状況が生まれ、そういう中で子どもたちの授業以外の時間の活動というのがすごく制約されてきた。そういう中でこういうことが起こっているというふうに、私は認識しているんですね。その辺りのところを本当に先生が忙しくなったからこうなっているんでしょうか。私は子どもがこういう活動をしにくくなっている状況があるんだと思うんですけれども。
 その辺りのところが認識が違うと、こちらの取組の仕方が広がっていったらいいというのは私も思っているんですよ。思っているんですけれども、その辺りの認識が違うと進め方が違いますので、いかがでしょうか。

〇遠藤課長 少し説明の仕方が足りなかったかもしれませんが、我々として例えばフラワー・ブラボー・コンクールを例に取りましても、参加校数が減っている要因というのは、明確なものは我々としては把握はできておりません。
 一方で、働き方改革があるというのは、私が、先ほど申し上げましたのは、県や国のほうからこういったことをぜひやってほしいという働きかけを精選する必要があるという文脈の中で、働き方改革があるということを申し上げましたが、この取組について、だからといって学校に働きかけをしないということは、我々としても考えておりません。引き続きこれについては取り組んでいきたいと思っております。
 委員が御指摘のとおり、様々な要因あると思います。働き方改革1つで片づけるつもりは全くございませんので、我々としてもしっかり各学校、市町教育委員会とコミュニケーションを取って、どういうことをすれば取組、もう少し広げていけるのかということをしっかり考えていきたいと思います。

〇杉本委員 この委員会で進めていくときに、子どもたちっていうのは重要なキーマンだと私も思っています。そのときに、やっぱり実態をきちっと正確に言っていただかないと、効果ある、実効性のあるものができてきません。どこを推進すればそこへつなげることができるのかというのを極めるためには、やっぱりその辺はきちっと私は御説明いただきたいと思います。
 以上です。

〇小林委員長 開始から1時間ぐらいたとうとしておりますけれども、まだ御質問等あります方、ちょっと手を挙げていただいて。ちょっとだったら続けますけど。どうですか。

〇藤田副委員長 基本的に教育委員会として、花壇であったり校庭の中の樹木であったり、そのことに対してフラワー・ブラボー・コンクールに限ったことではないんですけども、そういうものに対しての考え方としては、各市町の教育委員会のほうにどんなふうな話をされているのか。花育という言葉もあろうかというふうに思いますけども、含めて、その辺のところで具体的に話がされているのか、今現時点ではまだまだ十分ではありませんよという状況なのか。その辺のところ、位置づけですね。花、緑に対する位置づけはどんなふうに考えてみえるのかなというの、もしあれでしたらお聞かせいただきたいなと思います。

〇遠藤課長 花や木に特化した枠組みがあるというわけではございませんが、学習指導要領に基づきまして、少し説明差し上げたとおり、花や木を扱う学習というのは定められておりますので、それは各学校現場でしっかりと取り組んでいただく必要はあると思いますし、昨今、環境教育という視点も非常に重要視されておりますので、そういったことを各学校で取り組んでいただくことは非常に重要だと思っております。
 実際に、具体的にどういった活動を各学校の教育課程の中で位置づけてやっていかれるというのは、各市町の判断になってまいりますので、それ以上、県教育委員会として踏み込むのは少し行き過ぎかなというところもありますので、県教育委員会としては重要性を説いた上で、各取組については各市町教育委員会、あるいは学校で判断いただいているという現状でございます。

〇藤田副委員長 そうすると、学校の長たる校長先生の判断でいろいろやられると、こういうことですね。

〇遠藤課長 最終的にはそういう判断になってまいります。

〇藤田副委員長 ありがとうございました。

〇山本(佐)委員 花育なんですが、これは令和元年度から始まったんですか。これは学校でやられているんですよね。

〇樋口課長 今、御指摘いただいたのは、資料1の4ページの取組かと思いますけれども、こちらにつきましては、平成21年ぐらいからですね、生産者の方の自主的な取組として、このような取組をやっていただいておりまして、こちらは国の補助制度も使いながらやっているんですけれども、それが始まったのは平成26年からというものでございます。

〇山本(佐)委員 なるほど。これは学校で毎年されて、いろんなところでされているわけなんですけども、例えばこれをやることによって、学校で花育をして、それをまたおうちに持って帰って、多分、家族の反応とかあったと思うんですが、そういう何かフィードバックとか、これについてどう思いましたかとか、子どもたちへのアンケートとか、あるいは御家族のお声とか、そういったものは特別取ってはいないわけですかね。どうなんでしょうか。

〇樋口課長 申し訳ありません。今、手元にはデータがなくて、どのような結果といいますか、フィードバックを受けているかというのをちょっと確認させていただきたいと思います。

〇山本(佐)委員 学校での活動が、多分ね、御家族や周りでも幸せになるような一つの試みだと思うので、子どもたちもお花を生けてどう思ったかとか、そういうフィードバックとかもいただけるといいかなと思います。
 あと資料1の1ページ目なんですけど、これは生産者側の数字なんですが、例えば販売のほうですね、小売のほうで切り花はどれぐらいだったとか、最近の販売額の推移とかですね、上昇傾向にあるのか、あるいはマーケットとして縮小傾向にあるのかとか、そういった数字というのはあるんでしょうかね。

〇近田次長 県内の販売額という数字はございませんけれども、農林水産省が発表している全国の販売額といいますか、消費者額というようなことでのものは公表されています。全体で個人消費が8603億円、業務用の需要ということで2934億円、あと輸出されていくものが131億円というようなことでの数字が上がってございます。この業務用の中にはですね、それぞれ品目ということではないんですけれども、葬儀用でありますとか、婚礼用とか、あるいはお稽古用というようなことでの内訳が発表されています。葬儀用で、業務用需要が先ほど言いました2934億円で、葬儀用がそのうち1825億円、婚礼用が754億円、稽古用が329億円というような実績がございます。
 あと、品目はちょっと数字がございませんので、申し訳ございません。

〇山本(佐)委員 例えば個人用とか、業務用というのはどうなんでしょう。やっぱり減っているのか、増えているのか。多分、減っているんじゃないかなと思うんですけれども。

〇近田次長 ちょっと今手元にございませんので、調べてまた報告させていただきたいと思います。

〇山本(佐)委員 ありがとうございます。
 以上です。

〇小林委員長 よろしかったですか。
 ほかによろしかったでしょうか。
          〔「なし」の声あり〕

〇小林委員長 なければ、これで農林水産部及び教育委員会関係の聴き取り調査を終了いたします。
 当局には御苦労さまでした。
 ここで、1時間程度経過いたしましたので、換気のため10分程度休憩をさせていただきたいと思います。再開は午後3時10分にお願いします。
           (休  憩)

〇小林委員長 それでは休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
           〔総務部、県土整備部関係職員 入室〕
   ア 当局から資料に基づき説明(枡屋課長、水野部長、林課長)
   イ 質疑
〇小林委員長 それでは、ただいまの説明に対し、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇中川委員 まず1点目は、資料4のみえ花と絆のプロジェクト、水野部長の肝いりということで、よろしくお願いしたいと思うんですが、そういった中で、道路部門から今度は河川、そして港湾に広げていこうと、こういうことだと思うんですけども、松橋課長がいらっしゃいますので、伊勢庁舎にみえたものですから、例えば外城田川の河川計画があるわけですけども、例えばそれに対して今、河川等々について計画があるわけですけども、それをどんなふうにして、補正とかですね、補修とかですね、そういう形にしていくのか、1点目は河川についてどういう形で持っていくのかということと、もう一つは、河川計画があるわけなんですが、そこに肉づけをどんなふうにしていくのかということをお聞きしたいと思うんです、まず1点目は。

〇友田課長 河川への広げ方でございますけれども、現在、河川においてはフラワーオアシス事業ということで、河川の高水敷のところに花を植えていただいたりというようなことで、事業のほうをさせていただいておるところでございます。道路の進み具合を見させていただきながら、どういったところで、どういうふうなやり方でできるのかというところを今年1年かけて勉強させていただけたらなと考えております。
 2点目の河川整備計画にどう位置づけていくのかというところにつきましては、整備計画でその辺の整備の内容についてはいろいろとうたわせていただいていまして、環境面でということを委員はおっしゃってるのかなと思っているんですけども、その環境面の中で希少生物がいるところであるとか、そういったところをよく把握させていただきながら、そういったものとかち合わないような形で、いいフィールドが見つかっていけば、そういったところで広めていけたらなということを考えておるところでございます。

〇中川委員 2点目の河川計画が策定されておるわけですよね。こういう形で新しいビジョンというか、ステージが始まったわけですので、そこの中にそれ入れ込むことは大変大事だと思いますものですから、今、調整していくということでよろしいのかな、それ。

〇友田課長 そういう内容を今後詰めさせていただきながら、整備に組み込んでいくようなことがありましたら、そちらのほうも進めていきたいと思います。

〇中川委員 それから、2点目なんですけどね、街路樹の関係ですけども、例えば街路樹を剪定したりすると思うんですけども、やはり統一性とか、あるいは継続性が必要だと思うんですが、今現況においては、例えばこれは変な話なんですけど、造園業者が落札した場合、やはり例えば中川から津田という形に造園業者が替わっていくと全然手法が違ってくると。その木自体が変な形になってしまうというのが、造園業者が大変今危惧しとる問題なんですけども、なかなかこれは難しい話やと思うんですが、その辺りは県か市町か分かりませんけれども、どんなふうに今後対応していくのか、その辺りをお聞きしたいと思うんですが。

〇関山課長 今、委員がおっしゃるように、毎年、入札をしてやっている関係で、業者によっていろんな違いがございますが、先ほど資料4の21ページのほうで、景観に配慮する道路につきましては、街路樹剪定士の活用というものも書いてございます。この中で管理目標樹形等を設定してですね、それに応じて、単年度で管理目標樹形を設定しますと、単年度で形ができるわけではありませんので、そのようなものも仕様の中に組み込みながら、継続的に樹木の育成につながるような剪定のほうを実施していきたいというふうに考えております。

〇中川委員 その方向性は結構やと思います。やはり行政のほうとしても、資格を持った方々をきちっとやはり位置づけするということは絶対キープしていただきたいなと思いまして、願うところですので、終わります。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇中瀬古委員 最初に部長が非常に本当に前のめりでポジティブにとおっしゃいましたので、それは委員会でも私はこの資料を見せていただいていまして、そのときにこれまでにない華やかで、各建設事務所の所長がしっかりここに責任者というぐらいの思いでいらっしゃるのかなというようなので、何かすばらしいのをつくっていただいたなとそのときに思いましたので、そのような発言をしたかったんですけれども、そのときに、できなかったなと思いましたので、今そのことをお伝えしたいなというのが1つなんですが、その部長の思いとそれぞれやっぱり皆さんがその思いを一緒にしないと、なかなか進めていっていただくことも難しくなるのではないのかなと思いますので、そういうところの期待も込めてなんですけれども。
 聞かせていただきたいのが、道路の街路樹とか、あと中央分離帯なんかに植え込みが、緑のものがありまして、ただ、これまでもう何年も前、もう10年以上前とかでできている、随分以前ですけれども道路、例えば松阪市から伊勢市までの23号線のバイパス、あのあたりとかでも以前はそうだったのが、今やはりそこ変わってきていると思うんですね。そういう話もやっぱり聞いたりしますので、それの主たる原因とかっていうのは何なのかなということを1つ教えていただきたいなと思います。

〇関山課長 形態が変わってきているというのは、街路樹が……

〇中瀬古委員 コンクリートになったりとか。

〇関山課長 ああ、そういう意味ですか。
 先ほども私どもの街路樹剪定の指針の中に、資料4の20ページに書いてございますが、やはり10年、20年となりますとですね、木がかなり大きくなってきてですね、見通しが悪いと。やはり車とか歩行者も通っていただいていますので、交通安全上危険となる箇所につきましては、木の伐採であったり、まさに強剪定と言われるもので、樹木にとってはよくないかも分かりませんけれども、視距を確保するという形でかなり厳しいといいますか、かなり大胆にカットした植樹が、剪定が増えてきているというのが現状だと思います。

〇水野部長 道路管理課長ははっきり言わないと思うんですけど、正直言って予算の問題だと思います。最近増えていきましたけれども、かなり平成20年ぐらいからぐぐっと落ちてきて、県単費の部分というのも物すごく圧縮されて、それは国も一緒ですね。剪定の回数といったものもぐぐっと減らしている現状になります。そうした中で我々の取り得る手段としては、管理できないから切っちゃおうと。あとはコンクリートで埋めちゃおうというような考え方で、これまで進めてきているというのが現状ですね。ですから、平成29年の基準出しましたけど、これはこのときにぐっと植栽に関する予算を切ったので、こういうような最低限の基準はつくったという形になっています。
 それは直轄の国道でも、あと三重県の県管理道路でも一緒で、もう極力に減らすと。管理できないものは切っちゃうと、潰すという方向で来たというのが現状で、今そうなっているというところでございます。

〇中瀬古委員 ありがとうございます。明確な答弁をいただいたと。
 本当、正直そういうところだなと思うんです。それが強剪定で、本当に1年に1回が2年に1回に済むようにとか、あと高木ではなくて、低木の話なんかも今させていただいたんです。それも結局は、その間から草とかそういう木はどんどん出てきますので、その除草に非常に予算かかってくるというところになるんだろうなと思いますし、やはり道路に視点を置いてお仕事をされたりしていると、そこを危険でないように安全性を第一にしながらも、また、地域住民の方々は除草をどんどん、やっぱり草を刈ってほしいというところで、それも年1回なので、それを美化ボランティアであったりとか、ほかの形で除草をしているというところなので、やっぱりそういう仕組みというのがきちんとされていかないと、なかなかうまく回っていかないんじゃないのかなっていう気もするんです。
 となると、本当にしっかりこれから景観ということを癒やしとかいろんなことを考える中でしていくには、適切な場所とかそういうこともやっぱり必要になってくるんじゃないのかなと思います。そんなことを考えながらおりましたので、何かその点で教えていただけることがあったら、聞かせていただきたいと思います。

〇水野部長 今後のやり方っていろいろあると思います。三重県は、先ほどケヤキ、イチョウっていう高木のほうがありましたけど、やはり日本人なので、四季を感じられるような落葉樹といったものをいっぱい植えていると、強いしと。それを落葉樹じゃなくて常緑樹に変えてしまうということも、一つの選択肢としてあると思いますし、そうすれば落ち葉もないし、住民からの苦情もないし、楽だ。
 一方で、冬なのに日当たりが悪くなったという苦情があるのかもしれませんし、そういった選択肢だとか、あるいは花っていう観点でいえば、道路にこうやってスペースをつくって、植樹帯みたいなのを造る必要性があるのかどうなのか、プランターでいいじゃないのかといったような議論もあるんだと思います。
 道路管理者のほうで薄いプランターを置いて、そこで何かいろんな樹木も含めて、サツキとかそういうのも含めて植えてしまうというやり方もあるし、今、民間の方々がプランターを置くのは、道路上にプランターは置かないでというような形になっているんですけど、それを道路附属物として認証してしまうとかですね。そうすれば、道路占用だとか、そういったような面倒くさい手続が要らないとかですね、いろんなやり方って工夫すればあると思うんです。
 それは高木しかり、中低木しかり、普通のお花しかりですね、いろんなやり方があると思うので、そういったものを模索しながら、ただ、これまでとやり方を変えるので、地域の住民の方々の理解っていうのが多分重要だと思うし、そんな一、二年でできるものではないと思うので、10年ぐらいの計画の中で段階的に変えていくと、いろんなアイデアも生かしていくといった形で進めていきたいなというふうには思っています。

〇中瀬古委員 ありがとうございます。
 それからもう一点なんですけれども、この資料3のところで、景観美の向上にということでそれぞれ各庁舎で取組をされていて、桑名市、四日市市、鈴鹿市の庁舎ではグリーンウォールをされているというところで、これは本当に夏場になってくると、グリーンウォールって結構しっかりと面積があるので、目にもとても気持ちがよくて、また、それで日光を遮るということで、温暖化ということの環境のことにも関わってくるし、いいなと思っていまして、私の地元の松阪市でも市役所とか教育委員会とか、それぞれの水道局とかのウォールで、それの市をもってコンテストのようなことをしているんですね。
 多分それに乗ってほかのところでもそうなんじゃないのかなと思うんですけれども、こういう庁舎でもこうやってされているところとそうじゃない、それはそれぞれの取組なんでしょうけれども、全体的にあったプロジェクトの中にも夏の風物詩みたいな感じで、そういうところが増えてきたりとかするといいなと思いました。
 それはちょっと感想ではあるんですけれども、そういうことは、今ここには3つというふうにあったんですけれども、ほかのところでもそんなのはどうなのかなと思ったんですが、そんなのはあるんですか。

〇枡屋課長 ただいまおっしゃっていただいたことにつきましては、庁舎の管理者にですね、そのような御感想があったということをお伝えさせていただきたいと思います。

〇中瀬古委員 ありがとうございます。

〇小林委員長 ほか、ございますか。

〇濱井委員 みえ花と絆のプロジェクトについてお伺いしたいと思います。
 従来から花いっぱい運動があって、国のほうでもですね、プロジェクトの勧めがあって、部長が中心になったおかげだったことだと思うんですけども、各建設事務所の所長が、いろいろ考えられました。私も松阪建設事務所の上村所長からお聞きして、まあ何とすばらしい計画だなと。三重とこわか国体・三重とこわか大会を前にして、こういうことを考えられたと。物すごく生き生きされてですね、お話があったんで私もうれしくなりました。
 内容をお聞きしますと、各市町とですね、大台町ですけども、そして福祉施設、あるいはそういった地域の方たち、ボランティアの方たちも一緒になって、我々も参加させていただきながらですね、花を植えていきたいと。花で皆さんをお迎えしたいと。こんなふうな生き生きした顔で、御説明ありました。全くうれしく思いました。これは各地区同じだと思います。
 これも三重とこわか国体あるいは三重とこわか大会の後、これも引き継いで、こういったこともやっぱりしていくべきかなと思ったんです。一つの試みでもありますので、後はどうなるかということところありますが、予算的なものも非常にありますのでね、何とも言えませんけども、その辺の部長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

〇水野部長 このプロジェクトは単年で終わったら絶対駄目だというふうに思っていて、かつて伊勢志摩サミットのときに花いっぱい作戦でしたっけ、というのがあって、ちょっと県土整備部じゃないので、けれども、今どうなっちゃっているのかなというところあるんですけど、やはり県土整備部でやる事業というのは、自分で所有している施設があって、いろいろ工夫ができるというのが強みなのかなというふうに思っていて、それが持続化できる、自分たちができるということですので、しっかりととこわか国体だけに限らず、その後も続けていけるような仕組みといったものをつくっていきたいなというふうに思っています。
 そういった中で、私も全国各地いろんな事務所を経験してまいりましたけれども、やはり一番応援していただけるのは議員の皆様にプレッシャーをかけていただけると、各事務所においてもしっかりと毎年忘れずにどんどん進化していくということがあると思うので、県議会の皆様をはじめとして、やっぱり地域を代表されている方々からしっかりとウォッチしていただけると、事務所長もサボることなくどんどん進んでいくのかなと。もちろん私も見ていきますけれども、ぜひそこはお願いしたいなと思っています。
 いずれにしても、絶対単年では終わらずに、あえて花と絆のプロジェクト、最初、国体という字を入れようかなと思ったんですけど、各事務所別には国体という字が入っていますけど、県土整備部で整理した中では国体という字はあえて入れなかったというところでございます。そこは国体と書いてしまうととこわか国体で終わってしまう可能性があるので、そこはあえて外させていただいているというところでございます。そういった思いがずっと続いていくように、県土整備部としてもしっかりやっていきますし、皆様からもぜひ応援をよろしくお願いしたいというふうに思います。
 以上です。

〇濱井委員 何せ予算的なものが必要だと思いますのでね、そこら辺はですね、やはり県としても、大々的な支援をやっぱりお願いしたいなと思います。
 街路樹の話がございました。やはり10年後とか、そういった先を見通しながらやっていかないとあかんと思うんですけども、なかなかめり張りをつけた街路樹計画はできないんだと思うんです。埼玉県のいろいろ例がありますよね。こういうことも見習ってやっていくということですので、これについても期待をしたいと思います。要するに交通関係、それから災害関係、あるいは景観・環境関係、全て街路樹が持つ用途といいますか、機能というのは大事なことでありますんでね、じっくりと、腰を落ち着かせながら、先を見通してやっていただきたい、こんなふうに私も思います。
 そして、地域住民の考え方が何よりも大切ですので、しっかりと御意見をお聞かせいただきながら、意見調整をしながら、やっていただくことが一番大事やと思いますので、これも私のほうからもお願いしたいなと思います。ありがとうございます。

〇小林委員長 よろしいですか。

〇濱井委員 はい。

〇津田委員 部長の180度変えていくという言葉が非常にうれしくて、ぜひそれがつながっていくようにお願いしたいなと思います。
 ただ、ちょっと前にですね、学校間の花のコンクール、教育委員会に来てもらって、さっきね。それで、参加する学校がどんどんどんどん減っていったと。それに対して野村委員が質問して、一生懸命やる先生がおると参加するんだけども、その先生がいなくなるとなくなってしまうと。だから水野部長はいずれ東京に戻られると思うので、つながっていくようなことを十分考えていただいて、やっていただきたいなと。
 そのためにはやっぱりさっき言われたように、うそはあかんですよね。見晴らしが悪くなるだとか、支障があるとか、交通の。ああいううその答弁はやっぱり駄目で、正直言って、部長が言い直しておられましたけれども、言い直してなかったらもっと言おうかなと思ったんだけど、うその答弁を私は、何回も聞かされているので、そういうことはやっぱりあったらあかんなと思います。
 やっぱり道っていうのは、第一義的には物、人を運ぶのが道だけれども、やっぱり我々がこれから議論するのは、幸せを運ぶというか、感動を運ぶというか、もうこの道を通ったら幸せになる、ああ、いい道だなと思えるような道をできたら造っていきたいなと思っていまして、例えば観光地であったり、道が観光地になり得るし、名所にはなり得るので、そういったことも頭の中に入れていただきたいなというふうに思うんですけれども。
 先ほどもどなたかも言われておられましたけども、やっぱり住民の理解が非常に重要だというところなんですが、この前、三重県造園建設業協会の田中さんに来ていただいたじゃないですか。そのときに、街路樹文化の話をちょっとされました。また、片山さんといって京都市の街路樹の担当をしていた方で、OBになって街路樹文化の講演だとか話をよくされる方がおるんですけども、その方を呼んでまた皆さんに話聞いていただきたいなと。もちろん部長にも来ていただきたいなと思うんですけれども、やっぱり街路樹には文化があり、価値があり、歴史がありという。
 住民の方々は、今はもう落ち葉が落ちて大変だ、掃除しないとあかんだとか、もう邪魔者扱いだけれども、県土整備部が主催するのかどうかは別として、やっぱり道に生える街路樹だとか、地域の方が植えた花だとか、そういうのにはすごく価値があるんだよと、文化なんだよということを住民の方に伝えていくという。理解をしてもらうような、そういう活動もしっかりとしていただきたいなと思いますけども、そのことについてどうですか。

〇水野部長 そうですね。街路樹にしても、花を植えるにしても、そのことだけではなくて、やはりプラスアルファで何を加えていくのかというのが非常に重要で、文化にしても、いろんなプラスアルファの部分があると思うので、決して我々も木を植える、花を植えるだけにとどまらず、さっきおっしゃられたようないろんな形で、その地域に根ざしている文化あるいは県土整備部であれば防災とかそういったことも絡めて、いろんな活動の中に組み入れていきたいですし、街路樹の文化といったものをつくっていくのは非常に長い年月が必要なのかなと。ほかの地域みたいに、仙台市の青葉通りの欅みたいに、ああいったようなものが最終的にできればいいなとは思うんですけど、そういったものを目指して、地域で長期的な視点も含めて、議論しながら進めていければいいなと思います。
 そういったことが、人が替わって、私がいなくなって180度また戻ってしまったみたいな形にならないように、しっかりと何よりも、計画をつくって議会の皆様に説明し、そしてそれをオープンにしていくというのが県民とのお約束だと思うので、そういった形で中長期的な計画といったものをしっかりつくって、単年で終わらないようにしていきたいなと思うのと、先ほどおっしゃった視点も含めて、計画の中に盛り込んでいきたいなというふうに思います。
 以上です。

〇津田委員 ここに街路樹のどこかの県の指針を勉強しましょうと書いてありましたけれども、三重県でもですね、街路樹の指針となるような計画なのか指針なのか分かりませんけども、ぜひつくっていただきたいと思いますし、それらを後押しするような条例もできたらなというふうに思います。
 物、人が行き来するのが道だけれども、やっぱり幸せ、感動を運ぶ道を自分らが造るんだという誇りを持ってですね、頑張っていただきたいなと思います。
 また、住民の意識を少しずつね、少しずつ変えていくための努力もしていただきたいなと思います。
 それから、初めて街路樹剪定士のところを入れていただいて、多分、三重県造園建設業協会の方が、この前これを知ったらすごく喜んでいたと思うんですけれども、ぜひ活用から、また採用できるような、そういった努力もしていただきたいなと思うんですけども、これはもう……。

〇関山課長 街路樹剪定士につきましては、今年度ですね、先ほどの資料4の21ページにもありましたとおり、一部区間で管理目標樹形を設定して、施工していきたいなと思っています。その様子を見せていただきながらですね、活用について検討を進めていきたいと思います。

〇津田委員 三重県造園建設業協会の方も街を美しくしたいとみんな思っているんですね、技術を持って。でも、県や公共側が安く早く何でもええから切れとなると、彼らの技術だとか努力がなくなってしまうので、そうならないようにお願いしたいなと思うのと、それからこの前も言われていたんですけれども、いろんな勉強会あるじゃないですか。どこかの協会の勉強会、もう忘れましたけれども、三重県ってすごく不熱心というか、あんまり勉強されないと。これは三重県造園建設業協会の方々が言われることなんですけれども、本当なのかどうか分からないんですけども、熱心ではないことは事実だと思うので、やっぱりそういった勉強会、研修会にも、私が言おうとしているところは多分皆さんも分かってらっしゃると思うんですね。どの研修なのか分かってらっしゃると思うんですけれども、積極的にぜひ参加をしていただきたいなと思います。
 やっぱり県土整備部の中の職員の中で、街路樹に対する意識を変えてもらわないとあかんのかなと思うので、積極的に人を派遣していただきたいなと思いますが、部長どうですか。

〇水野部長 そういう機会があれば、私も含めて行きたいなと思いますし、ただ一方で、私が思うのは、さっきのプロジェクトの中に幾つか入っていただきましたけれども、造園業の協会の方にもしっかりとこういったプロジェクトの中に入っていただくと。そういう両者の関係があって初めてうまくいくんじゃないのかなと思うので、こういった先ほどおっしゃってましたけど、文化をつくっていく事業というのは、行政だけでつくっていくものじゃ、どっちかというと民間のほうで盛り上げていくというのが多分大事だというふうに思うので、ぜひ造園業の方々も、こちらからもあまり紹介してないのかもしれないですけど、こういうプロジェクトの中に入っていただいて、ぜひいろいろ御指導いただいて、その中で我々としてもどういうふうに造園業の方々を普段の街路樹の剪定の中に入っていっていただけるのがいいのかなとか、そういったことも考えていければいいと思うし、研修にも参加して我々の知識も高めていきたいなというふうに思います。

〇津田委員 ぜひ水野部長の後継者をばんばんつくっておいてください。よろしくお願いします。

〇杉本委員 続きで、三重県造園建設業協会の方に来ていただいたときに、街路樹文化のことと、一つ言われたのが、都市緑化は何のためにするのかと。最近の方向として、生態系の維持には海と山の間に緑の固まりをつくっていくことが大事って。生態系の維持のために都市緑化が大事という方向性が、今、新しい方向性として出ていますと言われたんです。
 街路樹が生態系の維持に関われるかどうかちょっと分からないんですけれども、県の都市公園って数少ないじゃないですか。都市公園っていうとやっぱり市町がたくさん持っていますよね。なので、私は県の計画やら条例というのは、なかなか市町のところまでは及んで書けるものではないんですけれども、やっぱりそういうところに波及効果を及ぼすためには、街路樹文化であるとか生態系といったあたりのキーワードが、市町への波及効果として私は大事じゃないかなって思っています。なので、その辺りのところのお考えがもしあるようであれば、生態系についてはどうでしょうかというところをお聞かせください。

〇水野部長 生態系っていうキーワード、お話なんですけど、これまでもいろんな形で生態系って言われてきて、なかなか進んでないというのが現状だと思うんですよね。どちらかというと、今は生態系での説明よりも、最初に申しましたようにカーボンニュートラルだとか、そういった形でどうするのかといったほうが、行政側にも地域の側にも理解しやすいのかなと思っています。
 なかなか生態系って住民に説明しても、知らないよという人が多分多いと思うので、説明のしやすさの観点からして、カーボンニュートラルとか、そういうふうに進めたいと思っていますし、国土交通省で今策定しているグリーンチャレンジか何か、そういうのをまとめているんですけど、その中でも道路緑化というものもやっぱり入っているというところもあるので、グリーンインフラも含めてですね、そういった形で御説明し、緑といったものを何に使うのかと。生物のためじゃなくて自分に跳ね返ってくるものだよといったことについて、しっかりと御説明していくスタンスを取っていきたいなというふうには思っています。

〇杉本委員 私も最初にカーボンニュートラルとグリーンインフラを言われたので、そういうことかなと思ったんですけど、そういう方向性をすごく打ち出したときに、やっぱり市町への波及効果ってありますよね。はい、理解いたしました。

〇小林委員長 ほかにございますか。よろしいですか。
          〔「1点だけ」の声あり〕

〇藤田副委員長 もう部長の話を聞いとってですね、もう拍手を下でこうやってしとるんですけども、その上、津田委員がもうすごいなと思いつつ、話を聞かせてもらいました。
 具体的なところでですね、恐らく次の方に替わったときにどうなるんやろうという心配は、私も津田委員も同じように思っているんです。その仕組みを、仕組みにしないと、僕はこれは絶対駄目だと思っているんですよ。その仕組みというのを先ほど基本方針つくっておいたらええんですよ、そういう方向性をちゃんと決めとけばいいんですよっておっしゃたんですけど、どんな仕組みにしていくのが、今部長が頭の中に描いてみえるのか1点。
 それともう一点、街路樹の話が、出ていましたけども、街路樹に対するいわゆる管理に対しては、これ県単で全部やらんならんですよね。この辺のことに対して、国土交通省が、県に対して支援をするような仕組みというのはつくれないんですかね。この2点、ちょっとお聞かせいただけませんか。

〇水野部長 継続的な仕組みで一番大事なのは、しっかりとフォローアップするという年限をあらかじめ設定しておくことだと私は思っています。この計画をつくって3年後にフォローアップし、検証し、必要な措置を定めるとかですね、よく法律つくるときにそういうことをやるんですけど、そうすると皆さん一生懸命になり出すというのが、波のようにやってくるという仕組みがあると思うので、計画づくりの中にしっかりと年限とフォローアップ、検証といったものを書き込んでいくといったものが、人が替わっても続けていく上で大事なのかなと思っていますし、そういった仕組みを嫌がられるかもしれないですけど、つくっていきたいなと思っていますし、まだ私も役人人生終わりではないので、あと10年ぐらいは残っていると思うので、どこに行ってもしっかりと三重県で何をやっているのかなといったことはウォッチしていきたいなというふうに思っています。
 予算面についてはですね、やはり維持管理の部分にだってこれを県単にせざるを得ないのかなと思うんですけど、ただ、繰り返しになりますけど、カーボンニュートラルで、吸収源として道路緑化を進めていこうという方針が国のほうから出されたというところがあるので、それに引っかけて何かうまい仕組みができないのかなといったことは、知恵を絞っていきたいなというふうに思っていますし、あるいは県がやる取組に、今回、県が主導になってプロジェクトをやっていますけど、国もしっかりと入っていただいて、実質的に国の予算をしっかりとこちらのほうに回していただくとか、いろんなやり方ってあるので、そこはあまり言えないところもあるんですけど、県だけでは苦しいところもあると思うので、そこはしっかりと仕組みづくりをしていきたいなというふうに思います。

〇藤田副委員長 ありがとうございました。
 当然、民間の企業にも参画していただくということも、福岡県でそういう仕組みをつくられたというふうにお聞きしていますけども、そういうこともやっぱり考えていかないといかんのかなと思っていますけども、ぜひいろんな知恵をお貸しいただきたいなというふうに思います。

〇小林委員長 ほか、よろしかったですね。
          〔発言する声なし〕

〇小林委員長 それでは、これで執行部からの聞き取り調査を終了いたします。
          〔総務部、県土整備部関係職員 退室〕

3 次回の開催について
〇小林委員長 次に次回の委員会についてですが、7月7日水曜日、午後1時から開催し、参考人からの意見聴取を行います。なお参考人からの意見聴取を行った後、委員間討議を行いますので、ご承知おきください。
 この際、ほかに何かございますか。

          〔発言の声なし〕
 
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員長
小林 正人        

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