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花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和4年2月22日(火曜日) 午後1時1分~午後1時21分
会 議 室 601特別委員会室
出 席 委 員 11名
委 員 長 小林 正人
副 委 員 長 藤田 宜三
委 員 山本 佐知子
委 員 中瀬古 初美
委 員 野村 保夫
委 員 山本 里香
委 員 濱井 初男
委 員 杉本 熊野
委 員 東 豊
委 員 津田 健児
委 員 中川 正美
欠 席 委 員 なし
出席説明員 出席を求めず
委員会書記
議事課 班長 平井 利幸
企画法務課 主任 松井 祥嗣
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 なし
傍 聴 者 なし
協議事項
1 委員会において検討する条例案等に係る委員意見について
2 その他
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 委員会において検討する条例案等に係る委員意見について
○小林委員長 本日は、午前中に実施しました富山県への花と緑の元気とやま創造プランについての調査を踏まえ、委員間討議として条例案の検討に当たっての委員の皆様の御意見をお伺いしたいと存じます。
それでは、御意見はございますでしょうか。
○東委員 さっきの財団法人の、つまり安定的な財源を確保するという意味から富山県の条例は大変、参考になりました。
それで、特に固有名詞を挙げると花と緑の銀行という言葉にはなっていますが、三重県でもこんな形の仕組みをつくって、県からの財政的な支援を確立させるということが、続いていくんじゃないかなと。中身については分かりませんけれども、つまり財源を確保するということが非常に大事なんじゃないかなということが1つ。
それから、もう一つは、古くから緑化行政というのが富山県に大変敬意を払うものです。身近な部分も含めてとても参考になる、人口減少社会における対応であるとか、生物多様性への取組とか、国内外への発信とか、この辺もキーワードとしてはすばらしいんじゃないかなと思います。
花や緑のあふれるような三重県づくりというのが、アフターコロナの意味合いも含めていいんじゃないかなと。条例をつくる際には御検討いただければなと思います。財源の部分と、それから方針の部分です。
以上です。
○杉本委員 やっぱり条例と計画をつくっても、実行する組織というのがないとできないので、そこの三重県の状況がどうなっているのかというのを調べる必要があるかなと思っていて。三重県緑化推進協会は公益財団法人ですよね、たしか県と連携してやっているところがあると思うんです。その辺りのところとか、みえ森づくりサポートセンターは森林づくりなんですが、これは県直営ですよね、幾つか県に関わる財団法人であったりとか、研究所であったりとかがあると思うんやけれども、そういうのが受皿になるのかどうかとか、そういったところを調査する必要があるなということを、さっきの富山県のほうの調査で感じたところです。
以上。
○山本(佐)委員 富山県の話を聞くと、人材の育成に非常に力を入れておられるなというのをすごく感じました。ボランティアをはじめ、ここに書いてあるだけでも、とやまさくら守の養成人数とか花と緑の指導者数とか、あとは県民参加による森づくりの年間参加延べ人数とか、単位が何人というのがたくさんあるんですよね。やっぱり人材の育成と、あとは研修したりとか、いろんな工夫をされているということを伺いました。
いかに多くの立場の人を巻き込むかというのがすごく大事になってくると思いますので、その辺も、学校での花育とかそういうのだけではなくて、もう少し民間企業の皆さんも巻き込む形をどうやって入れ込むかなというのを私も今考えていますけれども、そういった視点も必要だなと思いました。
以上です。
○中川委員 人材もピックアップしてみえる。同じようにこれを見ますと富山県内のあらゆる地域、あらゆる場所をピックアップして網羅されておると。例えば、港湾なんかでも、どこどこの港の何とかといって具体的にピックアップしてあるんですね。そういうことも大変、私どももそれぞれの地域から出ているわけですから、地域のそういうのをピックアップして網羅してもらったらいいんじゃないかなと思いました。
○濱井委員 まず、財源の話が出てくると思うんです。それは富山県のように銀行みたいなのができるのかどうかもあるでしょう。今、杉本委員が言われましたようなものが土台になれるかどうかというのもあるでしょう。そこを見た上で、やっぱり財源をしっかりと確保していかなきゃならん、これをどうするのか。
それから、もう一つは県民が主体になって、その花と緑の三重づくりをするということならば、やはりそれは仕組みづくりが必要になってくるんじゃないかなと思うんですよね。財源だけの仕組みじゃなしに、そういったものも何か土台みたいなものが要るんじゃないかなと思います。
それと、施策の中でより実効性をつけていくというならば、数値目標がどうしても必要になってくる。このプランの中でも大きな目標になっておりますけれども、この総合計画に基づいてやっていますから、ですけれども、今回策定する条例ではそこまでは言わないでしょうけれども、それなりの数値目標、それからPDCAの関係、そういったものをしっかりつくり上げるとして、つくっていくべきだと私は思いますね。
○中瀬古委員 富山県のオンラインのこの調査を聞かせていただいて非常に勉強になりました。
やっぱりその中で財源の仕組みをどうつくっていくかというところ、それから課題といいますか、言ってみえた人づくりを維持、確保していくということの大変さというところがあるので、こちらが幾ら県民参加型がいいよねと言っていても、本当にそれがきちんと醸成されていくには、まずその仕組みをつくらないと、そういう気持ちには、こちらが言っているだけでは全く受け手というのに響かないと思いますので、響いていただけるような形につくっていかないと。そういう、こちらのこの気持ちだけじゃなくて、受け手の気持ちに私たちがなるべきなのかなと思いましたので、そちらからの視点が大事かなということを改めて思いました。
それと、質問させてもらいましたけれども、企業もやっぱりそうだと思うんですね。こちらが押しつけるものではないので、やっぱり企業の立場として社会貢献とかって今、皆さんがそれぞれのところでは言っていらっしゃるので、そういうところから、受け手のほうにお願いするというのではなくて、その部分もやっぱり我々がそういうところに視点というのが大事なんじゃないのかなと思いました。
現地に行けなかったですけれども、本当に今日聞かせていただいて、非常に意味があったなと思っております。
それと、言ってみえました課題ですけれども、まさしくいろいろ網羅されているなと思いましたので、そういうところを落としながら、そういう視点を持って我々が取り組むということが大事かなと思いました。
以上です。
○山本(里)委員 よろしくお願いいたします。
この花と緑の元気とやま創造プランというのが、本当に細かなところまで丁寧につくり込んであるなということを思いました。
そんな中で、富山県の行政の中では、今日お話しいただいたところが全てを管轄しているんじゃなくて、これは県全体のプランなので、そういう中で、でも連携をきちんと取っているのでこれだけのものができているはずなんだなということで、大いに参考にするべきだと思ったのと、一つは銀行とともに、やっぱり植物園というのが富山県で、市町もそうなんですけれども、大きな役割をこれも果たしているんではないかとちょっといろいろ検索してみて。特に中央植物園が今、指定管理制度でそういった資金の、人、それから活動の集約されるところになっていて、研究的な、学識的なことも、植物園、まとめてそこでもしているということで、やっぱりそういったものが文化の中に、これまでつくったものをちゃんと根差せてきたんだなと思いました。
三重県においてはそこまでのところが現在はないので、それをどうやってつくっていくか、やっぱり気持ちだけでの問題ではなくて、気持ちというのはすぐ切り替えられるんだけれども、それに伴ってつくっていく、こういった土壌的なものというのはこれからのことだなと思いました。この植物園の意味ってとても大きいんだなと思います。
○野村委員 1つ気になっておるのが、この前の福岡市もそうなんですけれども、花とかというところで絞ってあるんですけれども、うちのこの中で、津田委員が当初から言われているんですけれども、どうもこの街路樹というのがなかなか、富山県のこれを見てもそんなに。うちが盛りだくさん過ぎて、花も木も街路樹もやろうとするのでちょっと厳しいかなというような感じを受けています。
自分のところももうちょっと、花と木なら花と木とまとめたほうが、それか街路樹なら街路樹というふうにまとめたほうがいんではないかなと思っています。花も木も街路樹も道路も全て行くと、あまりにも盛りだくさんになっていかんかなという気がしています。
○津田委員 このプランの中に公共施設等の何とかとあって、指針なんかもつくられていて、街路樹もそこに含まれているのかなと思って、ちょっと見せてもらったんですけれども、山本里香委員が言われるように、やっぱり植物園が欲しいなと思って聞いておりました。
それと、やっぱり条例の中に推進計画をつくっていくということは、どこかで書き込まなあかんなと思いますし、計画の中で数値目標も入れやなあかんなと改めて思わせてもらったんですけれども、やっぱり一番大事なことは杉本委員も言われるように、お金もそうですけれども、推進役で、花、緑化運動を進めるための推進役をどこに置くかというところの議論というか調査というのを、この委員会でもうちょっと進めていかないといけないのかなと思いました。
みえ森づくりサポートセンターになるのか、緑化推進何とかになるのか分かりませんけれども、やっぱりエンジンとなるような組織がないとなかなか進んでいかないのではないかなと思ったので、この委員会の中でもうちょっと議論をしていただけるとありがたいなと思いました。
○小林委員長 一応、皆さん方の御意見を頂いたと思うんですが、特によろしかったでしょうか。
〔発言の声なし〕
○小林委員長 よろしいですか。
なければ、先週の委員会での委員の皆様の御意見等に加え、本日、委員の皆様から御発言のありました御意見や委員間討議の内容を加味し、次回の委員会において正副委員長で検討した条例案素案の作成に向けたたたき台を御提示させていただきます。
よろしかったですかね。
〔発言の声なし〕
○小林委員長 それでは、これで委員間討議を終了いたします。
次に、次回の委員会についてですが、条例案素案の作成に向けたたたき台について委員間討議を行いたいと存じます。
また、次回の開催にかかる日程については、この後の委員協議で御協議いただきたいと存じますので、御了承願います。
本日、御協議いただく事項は以上でございますが、特に何か御意見がございましたらお願いいたします。
○藤田副委員長 全体の話はそれでいいと思うんですが、今指摘があったエンジンですか、それについて県が今どんなふうにやっているのかということを調査したらどうだという話をされたんで、これをどんなふうにしていくのかなということをちょっと今思ったものですから。
○杉本委員 多分、たたき台を出していただいても、そこのところの調査ができていないとたたけないです。そやで、こちらが幾ら調査しても、それがどの程度実現可能なのかとか、その辺りの執行部とのやり取りというのも、条例案素案を検討し始めてからでもいいのかもしれないですけれども。どちらでもいいですけれども、検討しながらでもいいんですが、やっぱりもっともっと実現可能性を、どこまで実現可能性が追求できるのかという調査と並行しながらの条例の案になってくるんと違うかなと、私も思いますけれどもね。
○津田委員 おっしゃるとおりで我々は言いっ放しで、やっぱりそればかり考えている、そればかりやっている、やっぱりエンジン役となるところがないと進んでいかないなと思うので、そこの掘り下げ方もまた正副委員長のほうで考えていただいて。それからもう一つ、素案というのは何条、何条ということではなくて、今まで議論をしたまとめを次の特別委員会で出してもらうという感じですか。
○小林委員長 そうですね。素案に向けたたたき台を出させていただく。
○津田委員 素案に向けた考え方、共有できたもの、また議論として残ったものを出していただくということですか。
○小林委員長 はい。
〔「分かりました」の声あり〕
○小林委員長 どうしましょうか。
この後また日程については御相談させていただこうと思ったんですけれども、3月31日の日にその素案のたたき台を提出させていただこうと思ったんですが、先ほどの藤田副委員長、杉本委員、津田委員のお話にもありましたように、執行部からその辺の話ももう一回聞き取らせていただいて、その後にさせていただきましょうか。
○津田委員 同時並行でもいい。
○小林委員長 同時並行ということを言っていただきましたけれども、その辺は正副委員長に任せていただいてよろしいですかね。
〔「はい」の声あり〕。
○小林委員長 では、そのようにさせていただきます。
ほか、何かよろしかったでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
花や木で健やかな三重をつくる条例策定調査特別委員長
小林 正人