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予算決算常任委員会総務地域連携デジタル社会推進分科会
会議録
(開会中)
開催年月日 令和4年2月24日 (木曜日) 午後4時7分~午後4時27分
会 議 室 301委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 森野 真治
副 委 員 長 石垣 智矢
委 員 川口 円
委 員 山本 里香
委 員 藤田 宜三
委 員 舟橋 裕幸
委 員 中森 博文
委 員 舘 直人
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[地域連携部]
部長 山口 武美
副部長 竹内 康雄
参事兼水資源・地域プロジェクト課長 矢野 英樹
地域連携総務課長 佐藤 史紀
交通政策課長 羽田 綾乃
その他関係職員
[総務部]
部長 高間 伸夫
副部長(財政運営担当) 松浦 元哉
財政課長 石黒 将之
企画調整監 中村 元保
委員会書記
議事課 主幹兼係長 大西 功夏
企画法務課 主査 米澤 明子
傍聴議員 なし
県政記者 なし
傍聴者 なし
議題及び協議事項
第1 分科会 (地域連携部関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第18号)」 (関係分)
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
第2 分科会 (総務部関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第18号)」 (関係分)
(2)議案第56号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第19号)」 (関係分)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
第1 分科会(地域連携部関係)
1 議案の審査
(1) 議案第4号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第18号)」 (関係分)
ア 当局からの補充説明 (なし)
イ 質疑
○森野委員長 それでは、御質疑がありましたらお願いいたします。
○山本委員 リニア中央新幹線の駅候補地の評価のために、リニアの効果が最大になるのはどこかということの調査を行うための経費として2000万円増額というふうに記されています。
研究をすることはとても大事なことで、その中で調査をしてもらっていかなければいけないと思いますけれども、今日も知事のほうからとか、きちんと説明ができる、県民の皆さんに納得していただける、もちろん物事は100%よし、100%駄目ということではないにしても、これまで私も様々述べてきましたリニアに対する疑問とか、不審とかがやっぱりあるという現実の中で、3候補地の中からどこが最適かということを調査することもですけれども、それとともに、これは三重県のことだけれども三重県だけにとどまらないですよね、この工事を進めていくということは。
だから、例えばRDF焼却・発電事業は三重県の最大の失政だと言われるけれども、例えば三重県がこれに推進の立場になることの中で諸問題、疑問に思っていることをちゃんと説明してもらえるような調査研究ができれば、この2000万円は生きると思うんです。
でも、そこの説明ができるためのものなのかというのを1つ、この調査研究の費用で疑問に思うし、今2000万円増額の形が出てきて、そしてこれは来年度に繰り越すわけですけれども、このことというのは何で今、出てきたんですかね。
というのは、当局としては、もうこれは進めていく中でずっと来ているわけですよね、そんな中でこの調査の費用は令和3年度、3年度の最後で、4年度じゃ駄目で3年度の今なんですよね、そこのところの説明をお願いします。
○竹内副部長 まず最初の部分でございますけれども、いろいろ課題があるということで、御質問もこれまで頂いておりまして、いろいろ課題がある中で災害の関係リスクという部分につきましては、この調査とは別に有識者の方に調査、検討いただいていますので、そういった中で一定の結果が出てくるかなと考えております。
それから、今回お願いしております2月補正予算につきましては、今お話いただきましたように、リニアの効果を最大化していく、三重県全域にということと、三重県の将来像を導き出していくために調査をさせていただきたいと考えておりまして、リニアを活用した三重県の将来像につきましては、これからいろいろ直面するであろう課題、お話もありました人口減少とか、少子高齢化とか環境面、それからアフターコロナにおける暮らし方、働き方みたいな部分も当然含めて整理、調査、分析していくというふうに考えておりますので、そういった内容も盛り込ませていただきたいなと考えております。
あと、今後出てくる自然環境への課題とか、いろんなそういった部分につきましては、今後進めていく中で当然JRとも協議もしながら、必要に応じて対応させていただきたいなと考えております。
それと、今なぜ2月補正予算かというような御質問だったと思うんですけれども、これにつきましては亀山市のほうから3案、候補を頂く中で、いろんなこれまでの検討を参考にする中で、今申し上げましたような三重県の将来像とか、いろんな観点から検討していかなきゃいけないなという中で、来年度、年度内には駅位置をここということで三重県として決めてJRのほうへ要望していきたいというスケジュール関係もありまして、早く取りかからせていただきたいということで、2月補正ということで予算をお願いしておるところでございます。
以上です。
○山本委員 調査研究の対象は三重県の将来像も見越しながらというか、将来像も考えながら、そして経済効果等もというのも今ちょっと言われていたと思いますけれども、本当にそれは経済効果があるのかどうかとか、その経済効果はないか、あるかだけじゃなくて、どの程度どういうところで出てくるかというのも研究されるんだと思いますけれども、そういったことを。
あと、災害のことは別の組織でということなんですけれども、経済効果の中に、例えば掘削土砂の三重県における処理の仕方であるとか、それによる様々な問題がまたプラス、プラスで出てくるか分からないことであるとか、それから構造上ヘリウムガスを使うけれども、日本産のヘリウムガスなんていうのはとても使えないものだから、米国から輸入していくことしかできないような形の中で、本当にこれが止まったときにはどうなるかというようなことを広く、それが三重県に与える影響ということになると、そういうことも全部含めて考えていただけるのか、さっき言った将来性ということで、ここにそれが全部入っているのかというのが今のところ甚だ疑問なんですが、任せておいてということですかね。
○羽田課長 先ほど御質問いただきました、リニアの建設工事に関わる諸問題というところは、これからルート設定、どこを通ってきてどれぐらいの土砂が出てくるかという詳細なことが出てきてから、もう少し具体的な調査というのを実施していく。これは県がというよりもJRのほうがしっかりとやっていくという形なんだと思いますが、それまで待つというのではなくて、名古屋以東までの先行している事例もございますので、三重県の駅がその先行事例の中に当てはまるかどうかというところもあるんですが、似たような事例、ここがそういう形の同じような状況になるんじゃないかといった事例研究も、この将来像の中でやっていきたいと思っておりますので、詳細な、どこに土砂を置くんだとか、そういったものはもう少しお時間を頂く形になるので、この調査の中でというわけではございませんが、それに先んじてできる、可能なところの部分については、含めて検討はしていきたいと考えております。
○山本委員 もうこれで質疑を終わりますけれども、中津川市が、人口8万のところで、市ですから、県じゃないですから、市が400億円かけると。赤ちゃんから高齢者までで割ったら人口1人当たりどれだけですかという話ですよ。
そういうようなことも全て、まだそこまで細かいことは書けないと言うけれども、細かいことを、できてきてから、書くようになってからどうするかというのは、やっぱり違うと思うんですよね。様々なことを考え、三重県にとってどうか、県民にとってどうかということを考えないと、とてもさっき言った100%、オールじゃないけれども、そんなことはまあ置いておいて、でも説明責任、不安を払拭するだけのことの調査研究がここでされるかどうかというと、今回答いただいたように、細かい工事のこととかそういう内容とかは事業者がするでしょうと。
そやけれども、私たちはそれが欲しいと言って三重県が造りたいと言ってやる以上、それがどういうことになるかというのはやっぱり切り離しては考えられないと思いますので、私も細かいところでそこまでやってもらえるんならいいかなと思いましたけれども、今は質疑の場面ですが、意見としてはやっぱり、調査研究をしてもらいたいという思いはあります。だから、この調査研究をどうしようかと思いますけれども、不安ですね。
質疑を終わります。
○山口部長 今山本委員がおっしゃったことですけれども、リニアというのは2037年度開業ということです。今からかなり長いと。ただ、その段階、段階で、何をするかどうかというのもいろいろあろうかと思いますけれども、今の段階ででき得ることの中で、私どもはどのようなことを頭に置いた上でやっていく必要があるかと。
そのときに、山本委員がおっしゃったようなことは、私どもとしても課題認識はしていますけれども、ただ、今回の調査対象となり得るかどうかというと、それは今後のところです。その辺りは工法とかもろもろが決まってきた段階で、その時々で、今話している具体のところの部分に関しては、いや、やっぱりこれは影響が少ないよね、こちらのほうのが、とかいう話もさせていただく必要があろうかなと思います。
今回上げているのは、そのようなことを意識していないわけではなくて、この三重県にとって本当に名古屋は結構近いんです、10分、15分くらいで行ってしまうかわかりません。だけれども、どういうふうに差別化して、それが本当に三重県民に対して利するものであるかとか、三重県民だけじゃなくて、滋賀県であったりとかその辺りも含めて、どういう利用をしてもらえるかとか、そういうことも含めた上でやっていくには、やはり私どもがこれまで説明してきただけでは、ちょっと足りない部分もあるなということです。
それと、来年度、期成同盟会で説明する旨の話もこれまでさせてもらっていますけれども、決定するみたいな話もさせてもらっていますけれども、そのようなこともトータルで考えたときに、やっぱりこのタイミングでちょっと早くやりたいと。ただし、その辺りは全然横に置いといてではないよということだけは説明させていただきたいと思います。
○森野委員長 ほかにございますでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○森野委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
ウ 委員間討議 なし
エ 討論
○森野委員長 次に、改めて討論として、議案に対する賛否の意向表明があれば、お願いいたします。
○山本委員 部長の今の御発言を、大きく大切に考えたいと思います。
私は今のこれを賛成しようと思っていますが、このことが裏目に出ないようにと思っています。様々なこと、それでも、経済的なことでも名古屋に近いけれども、今もいろいろ言われてきていることがあることを再度しっかりとやりたいということだと。うなずいてみえますので、そうとしてそのことをきちんと研究していただくということの2000万円ということであれば、今回のこの事項に関しては賛成していきたいと思いますので、そのように進めます。
○森野委員長 ほかにございますでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
○森野委員長 それでは、討論なしと認め討論を終結いたします。
オ 採決 議案第4号 (関係分) 挙手 (全員) 可決
2 所管事項の調査
(1) 「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
ア 当局から資料に基づき説明(竹内副部長)
イ 質問 なし
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
(休憩)
第2 分科会(総務部関係)
1 議案の審査
(1)議案第4号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第18号)」 (関係分)
(2)議案第56号「令和3年度三重県一般会計補正予算(第19号)」 (関係分)
ア 当局から資料に基づき補充説明(高間部長)
イ 質疑 なし
ウ 委員間討議 なし
エ 討論 なし
オ 採決 議案第4号(関係分) 挙手(全員) 可決
議案第56号(関係分) 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員会総務地域連携デジタル社会推進分科会委員長
森野 真治