このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

平成18年第3回定例会 請32

受理番号・件名 請32 既存処理施設から有害物質が確認されたため増設に対する慎重な取扱いを求めることについて
受理年月日 平成18年9月22日
提出された
定例会
平成18年第3回定例会
紹介議員 中 森 博 文   舟 橋 裕 幸   中 嶋 年 規
付託委員会 環境森林農水商工常任委員会
請願要旨  長田地区住民自治協議会は、平成17年5月25日に阿山文化センターで開催された伊賀市自治会連合会総会の席上で、「産業廃棄物処理施設の増設反対」の意見を述べたところ、満場一致で採択された。一方、反対の意見書についても総数4,556名の方々のご理解を得ることができた。
 しかし、産業廃棄物処理施設の変更の許可申請に伴う共同調査会議を二度開催したのみで結論には至っていない。
 増設を検討する前に、既存の処分場のボーリング調査の重要性について、三重県知事に対し再三申し上げてきたが実施されていない。このような県の姿勢に憤慨し、平成17年7月15日、弁護士立会いの下、申請人代表今高一三ほか109名で「国に公害調停」を求める「調停申請書」を三重県知事に提出した。
 平成17年12月14日、総務省に於いて第1回「公害等調整委員会」が開催され、申請人7名がそれぞれ意見を述べた。その中でも、「安定型4品目の処分場から、何故火災が発生したのか」が、最も重要な争点となった。
 平成18年1月26日、伊賀市生活環境課を通じて、「既存処分場のボーリング調査について」の文書が届いた。
 平成18年1月30日、三重県知事に「公害調停中の三重県実施計画のボーリング中止を求める要望書」を提出した。
 平成18年3月10日、三重県知事に上記要望書を提出したにもかかわらず、業者の費用負担でボーリングが実施された。
 平成18年5月30日、三重県庁に於いて、ボーリング調査の結果について三重県から報道機関に資料提供が行われた。それによると、深さ20メートルの地点から、鉛(3地点)及びPCB(1地点)が検出され、それらは有害産業廃棄物の埋立て基準値を超えているが、昭和63年以前の(シュレッダーダストが原因と推定される)廃棄物であり、鉛及びPCBによる汚染は土壌部分へは拡大していないとの見解であった。
 平成18年7月21日、総務省に於いて第5回「公害等調整委員会」が開催され「安定型4品目の処分場からの火災発生及び有害物質の検出」が大きな争点となった。
 「公害等調整委員会」の今後の動向については、今秋には「公害等調整委員会」委員及び専門委員の現地調査の実施が予定されている。
 その後、国による「きめ細かいボーリング調査」が行われ既存処分場に不法に埋め立てられている産業廃棄物の全量撤去が実施されるよう願っている。
 なお、同産業廃棄物処理施設は増設を申請中であるが、既存処分場から「有害物質が検出」された重大な問題も発生している。
 地元住民としては、以上のような観点から、伊賀市長田地区内に計画の産業廃棄物処理施設の増設に関して、地元住民の思いが反映されるよう、既存処理施設に対する適正監視及び変更許可申請に対する県の慎重な取扱いを求めたく請願する。
ページID:000018614
ページの先頭へ