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平成19年第3回定例会 請14

受理番号・件名 請14  杉の子特別支援学校の分校設置及びスクールバスの運行について
受理年月日 平成19年9月27日
提出された
定例会
平成19年第3回定例会
紹介議員 田中  博  中森 博文  奥野 英介
中川 康洋  真弓 俊郎  末松 則子
付託委員会 教育警察常任委員会
請願要旨  本年度から特別支援教育が始まり、鈴鹿亀山地域内にある県立杉の子特別支援学校においては、平成20年度から新たに知的障がい教育部門を設置し、受入拡大に向けた取組が行われている。
 ところが、鈴鹿亀山地域内に居住する比較的重い障がいのある学齢児童生徒105名中97名は、現在、遠距離通学にもかかわらず、地域外の特別支援学校に就学しており、来年度の就学についても、通学手段をはじめ、教育環境や高等部の充実等が課題となっていることから、多くの保護者が杉の子特別支援学校への就学を決めかねている状況にある。
 そこで、このような現状を改善し、杉の子特別支援学校が名実ともに、地域に開かれた特別支援学校となるよう、下記のとおり杉の子特別支援学校の受入拡大を図るため、平成20年度からスクールバスの運行、給食施設の整備等、環境の整備を図るとともに、鈴鹿亀山地域内に杉の子特別支援学校の分校を早急に設置されるよう請願する。
1 杉の子特別支援学校が、障がいの種別にとらわれない 特別支援学校として機能するためには、現施設の教育環境 を充実させる必要がある。
  しかし、施設面や敷地面での限界があり、運動場やプールの施設が困難な状況にあることから、現在の杉の子特別支援学校は本校として、国立鈴鹿病院との連携を強みにしながら、医療及び療育が必要な小学校・中学校・高等部の生徒を対象とした運営を継続した上で、分校として、知的障がいのある児童生徒を対象とした小学校・中学校・高等部を地域内に設置していただきたい。
  また、分校設置の際には、高等部においては、将来の就労を見越した様様な作業訓練ができる施設・設備(手芸・工作・陶芸・調理・園芸・パソコンなど)の充実を図っていただきたい。
 なお、分校設置の際には、近隣の県立高等学校に介護・福祉関係の学科を新設し、杉の子特別支援学校の生徒が高等学校の生徒と一緒に学習し、また、介護・福祉学科の生徒が杉の子特別支援学校の本校で介護や福祉の実習を行うなど、特別支援学校と普通高校の生徒が共に学べる「共生」を校風とした特色化を、高等学校再編活性化とも併せて検討していただきたい。
2 核家族化や働きに出る保護者の増加等により、多くの家庭では、学校までの送り迎えが困難な状況にあり、杉の子特別支援学校への就学を決めかねている保護者にとっては、通学手段が一番のネックとなっていることから、子育て支援の観点から、杉の子特別支援学校の分校ができるまでの当面の措置として、現在の学校進入路への通行が可能な小型のスクールバス(自主通学が困難な児童生徒を対象)を運行していただきたい。なお、このことは、分校設置の際にも同様の措置をお願いしたい。
 また、昼食についても、現在、病院の食事を利用している子とそうでない子(弁当持参)がおり、先生も含めて、学校のみんなが同じ昼食になっていない現状があるので、給食指導や食育を進めていく上からも、自校給食ができる施設の整備をお願いしたい。
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