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平成15年7月9日 教育警察常任委員会 会議録

教育警察常任委員会会議録
( 閉 会 中 )

開催年月日  平成15年 7月 9日(水) 15:00~15:30

開催場  第502委員会室

出席委  8名

委員長 大 野 秀 郎 君
副委員長 津 田 健 児 君
委員 石 原 正 敬 君
委員 中 森 博 文 君
委員 森 本 哲 生 君
委員 桜 井 義 之 君
委員 福 山  瞳 さん
委員 永 田 正 巳 君

欠席委  1名

委員 山 本 教 和 君

出席説明員

〔教育委員会〕

教育長      土 橋 伸 好 君

政策企画分
総括マネージャー      細 野 道太郎 君

学校教育分
総括マネージャー      澤 川 和 宏 君

生涯学習分
総括マネージャー      内 田 節 夫 君

研修分
総括マネージャー      山 口 典 郎 君

教育支援分
総括マネージャー      田 中 正 道 君

                 その他関係職員

傍聴議員               0 名

県政記者クラブ加入記者        6 名

傍聴者                0 名

議題又は協議事項

 Ⅰ 教育委員会関係

 (1)所管事項の調査

   ・ 平成16年度三重県立高等学校入学者選抜における「通学区域」について

   ・ 教育の指導力向上等支援事業について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣告〕

〔教育委員会関係〕

 1 所管事項の調査

 (1)資料に基づき当局説明

   〔土橋教育長・細野総括マネージャー・田中総括マネージャー 説明〕

 (2)所管事項の質疑

○福山委員 この前の委員会を受けて、調査を各市町村教育委員会、中学校長会にまたされたんですが、どこが賛成、反対、慎重にと言うのか、大ざっぱな報告されたんですね。

 きちっと出すのは、これちょっと具合が悪いというようなことですが、ちょっとそれについてご意見を下さい。

○細野総括マネージャー 私どもも、市町村の教育委員会等へ教育事務所を通じ、きちっと調査をさせていただきました。

 ただどこの市が、市町が反対であるとか賛成であるとか、という具体のことを出すというよりも、全体的な形でわかっていただいた方が、いろんな形で迷惑がかからないんじゃないかなという、そういうこともございまして、ここでは「ご理解をいただきました」という形で、報告させていただきました。

○福山委員 前も、おおむね大体、了解してもらったということで。個々には違うんじゃないかということ、言わしていただいたんですね。それで、その個々の迷惑がかからないというのは、どういう意味かわからないんですけれども。

 各市町村の責任者ですから、そこの市町村なり、中学校長会の代表として責任ある、ことして欲しいなということは思います。今、出されてないので、もうこれ以上申し上げませんけれども、その責任はある、というように思っております。大事なことですんでね。

 それから、持論につきましては何べんも本会議でも申し上げたし、この間の委員会でも申し上げました。

 今、納得してない部分は、去年の3月の教警での出し方とか、私が申し上げたんで、また調査されたと思うんですけども・・・。

 これからのこともありますので、きっちり大事なことを決める時には、しっかり、上からそういう下達じゃなくて、もう返事がなかったから賛成だと言うんじゃなくて、きちっと議論して返事下さいと言うようなことは、県教委としてされないと「おおむね」になりますよね。どこがどういうふうに、地域性もありますから、一緒じゃないと思うんですよ、ご意見。そこら辺も、これからのこと踏まえてしっかり聞いて欲しい、これは要求したいと思います。

 この、今度の県教委の案について、基本的には私はこの間言ったように反対ですけれども。ここで採決とる問題ではないと。県教委の、やっぱり裁量権に属するかなということ思いますので、是非まだこれから教育委員会開かれて、きちんと議論されて、最終的に決められると言うことですので、そこにお任せすると。委員長、副委員長に、この中の議論に参加するということになると思うんですけれど。

 そういうことで、意見を申し上げておきたいと思います。

○土橋教育長 十分慎重に審議をつくさせていただきます。

○大野委員長 ひとつ私の方から、前回の委員会の協議の経過も踏まえて、少しご要望というか、お聞きしたいんですけども。

 この報告書見ると、25日に前回の委員会を開会させていただいて、あとの足取りはほとんど見えないんですね。あれから、いろんなところに意見を聞く、そして情勢判断をしていただく、ということだったんですけれども。

 一つは7月3日の県立校長会で、ご意見を聞かれたということが一つと。それからあと、6月28日から総括マネージャーが、問題点を指摘された教育委員会に出向いていただいたという、そういう足取りだけでですね。だから、あれから後、慎重に意見を聞くということで、ご要望もしっかりといただいた。

 その足取りをもうちょっと具体的に。

○細野総括マネージャー 私ども、それまでにも何回か時期を見て、市町村教育委員会等のご意見をいただくようにはしておりましたが、この委員会の意見を踏まえまして、それ以降さらに一層厳密に意見をいただくように、6月30日現在で「もう1度きちっと意見を集約して下さい」と言うお願いをいたしました。

 そしてさらに、その徹底ということで7月の現在まで、確認を続けて整理をさせていただいたところでございます。

○大野委員長 ほか、意見ございませんか。

○森本委員 今日もいろいろ調査をさせていただいておりまして、県教委と市町村教委の関係については、かなり以前よりはずいぶん県教委も変わられたというような、そんな良い評価をいただいてきたんですけど。大変喜んでおることは、ご報告として申し上げておきますけれど。

 その中で、それとはまた別のこの問題で、一部われわれのところへ、もうこの学区制に反対しておる市町村の関係の方だと思うんですけども、県が暗黙のうちにこう、圧力がかかったような話が一部耳にしたんです。それどういう行動されて、どういうふうになったんかということは、ちょっと私もわからないんですけど。ある意味では、県から言うことは、ある程度今までの常識的な線からいくと、上意下達って言われましたけれど、こう感じられたことなんか。この辺についてやっぱり、素直に反省しておかないといけないことなんか。

 その辺についての、どういう物差しでそういう話が、私自身も伺ったのか、しかし確実にかなりの勢いで県教委がこの問題については、通していきたいと言うのが滲み出とるような解釈が、ある程度私自身はしたんですけど。この辺はどうなんです。これ言うた、言わんだとか。まったくその市町村に対して反対されたとこに、県教委の方針と違うとこに対して、とられた行動というのは問題なかったんか、ということとしてお聞きしておきたいんですけども。これ1点。

○土橋教育長 1つは教育事務所を通じて、4月の22日の会議は私どもの招集で、直接市町村教育長にお話を申し上げました。その後、教育事務所長を通じて、意見の集約をさせていただくように、教育事務所にお願いしたわけでございます。それが5月末ぐらいの現在の状況だったわけですね。

 そのおり、6月の末の3度目ぐらいの意見集約の時にわかってまいりましたのは、「全県一区で走ると聞いておったので時期尚早」という考えを持った数市町村のうちの1つ。それから「5%枠のままでいいのではないかな」という、こういうご意見の持ってる方。やはり「慎重に考えたほうがいいですよ」というそういう言いかたの方と。

 県教委がやることについて、「まずい」という話はあまり無かったように思っております。時期の問題だというふうに、私、理解をしておりまして。しかし、県教委と話したいという話も伝わってまいりましたので、総括マネージャーに出向いていただきまして、それぞれ時間をとって、1時間、2時間話をさせていただきました。

 ですから、市町村と県の関係が壊れるような形の話し合いは無かったというふうに、県教委の勝手な判断かもわかりませんけれども、そのように私、認識をさせていただいております。

○森本委員 市町村との関係が壊れるというほどの事ではないんですけどね。この件についてはやはり、教育委員会だけではないんですけども、やはり県の補助事業とかいろんな「からみ」がある以上、いろんな面で市町村の方々というのは、かなりシビアに物事を暗黙のうちに圧力がかかったとか・・・。

 ですからそういう事については、われわれ、私自身、私だけではないんですよ、この話は。ですからそういう話が、それは文書とかそういうふうな事では、きっちりなっておりませんから、確かなものはございませんので、受け取り方とか、そういう事もあると思うんですが。そういったことが出来るだけ出ないように、配慮いただくということをお願いしておいて、もうこの問題はこれ以上は無理かと思いますんで。

 終わらせていただきます。

○大野委員長 ほかにございませんか。

○桜井委員 今の森本さんのに関連をしますが。この二日間のいろんな調査の過程でも県の教育委員会の改善をしてきていただいておること、この評価の声も沢山地域から聞かせていただいたし、一方でこういう問題が存在をしておると。福山先生の議論、委員長もいろいろご指摘いただいて今日に至っておりますが、意思形成過程での既定路線をつっぱしっていくというようなところで、一つの教訓として次へつなげていくべきだろうと思うし、ましてや、議会の委員会はオープンの場でございますので、そこらは少し欠けておったのだろうと思います。

 市教委との関係においても、たとえば教育事務所と今度、市町村との平素の活動、質、あるいは本部と教育事務所、市町村との関係とかですね。総点検すべきことが浮かび上がってきたんじゃないかな、というふうにも思わさしていただいておりますんで。今後の事ということで、大きな転機でもあろうかと思いますが、そこのところよろしくお願いをしたいと思います。

 やっぱりどっちかと言うと以前にも申し上げたかわかりませんが、高校の特色化なんかを先行させて進める、その上で選択の幅が広がるというのが順序であろうと思いますし、そういう取組も、今継続いただいてる途上ですが、久しぶりにさわやかな四日市高校のスーパーサイエンスなんかの「ああ、良かったな」と思って聞いておりますし、亀山高校にも期待をいたしておりますが。やはりそこらを地域性に応じて、さらにバックアップしていくという話は、やっぱり先にあってですね、これは年次の問題とかいろんなことが逆に先行して、というのは少し残念でありますが、そのことも指摘だけしておきたいと思います。

 今後のこと、是非委員長にお願いをしたいと思います。

○大野委員長 ほかにございませんか。

          (「なし」の声あり)

○大野委員長 なければ、これで教育委員会関係の調査を終了させていただきたいと思います。

 当局には、たいへんご苦労様でございました。ありがとうございました。

 〔閉会の宣言〕

            以上、会議の要綱を記し、ここに押印する。

             平成15年 7月 9日

             教育警察常任委員長   大 野 秀 郎

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