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平成21年第1回定例会 請50

受理番号・件名 請50  細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化の早期実現を求めることについて
受理年月日 平成21年6月4日
提出された
定例会
平成21年第1回定例会
紹介議員 舘  直人、藤田 正美、中嶋 年規、末松 則子、真弓 俊郎
付託委員会 健康福祉病院常任委員会
請願要旨   細菌性髄膜炎は、初期は発熱以外に特別な症状がみられないため、診断も難しく、重篤な状態となって初めてわかる恐い病気である。毎年約1,000人もの乳幼児がかかる病気で、うち60%がヒブ菌が原因であり、死亡率5%、後遺症の残る率は20%といわれている。
 しかし、この病気の原因とされるインフルエンザ菌b型(ヒブ)と肺炎球菌にはすでにワクチンができ、世界保健機構(WHO)は1998年に世界中のすべての国々に対して、乳幼児へのヒブワクチン無料接種を推奨している。肺炎球菌についても七価ワクチンが世界77か国で承認され、このワクチンを定期接種化した国々では「細菌性髄膜炎は過去の病」となっており、アメリカでは発症率が約100分の1に激減したといわれている。
 日本では、ヒブワクチンは2008年12月にようやく接種できるようになったが、まだ任意接種のため、4回接種で約3万円もかかり、子育て世代には大きな負担となっている。また、七価ワクチンは乳幼児に接種できるものとしてはまだ認められていない。
  ヒブワクチンと七価ワクチンの公費による定期接種化が実現すれば、恐ろしい細菌性髄膜炎から子どもたちを守ることができる。是非、1日も早く肺炎球菌ワクチンの承認と両ワクチンの公費による定期接種化が実現するよう、下記の事項について請願する。
                           記
1 国に対し、速やかにヒブワクチンを公費による定期接種化するよう要請すること。
2 国に対し、乳幼児が接種できる肺炎球菌(七価ワクチン)の早期承認と公費による定期接種化を要請すること。
3 当面、ヒブワクチンについて乳幼児がいる世帯に周知徹底すること。  
 
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