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平成22年第1回定例会 請71

受理番号・件名 請71  県民が安心できる救急医療体制(特に小児救急医療)の実現を求めることについて
受理年月日 平成22年6月7日
提出された
定例会
平成22年第1回定例会
紹介議員 長田 隆尚、水谷 正美、今井 智広、藤田 宜三、稲垣 昭義、末松 則子、青木 謙順、真弓 俊郎、藤田 正美
付託委員会 健康福祉病院常任委員会
請願要旨  私は、4人の子を持つ亀山市在住の主婦である。今回は、わが子の事故の経験から、今の三重県の救急医療、特に子どもの救急医療に対して、大きな不安を感じるとともに、このような現実を知っていただきたいと思い筆をとった。
 今年2月16日午後3時頃、津市の中心街で、息子が、目を離したすきに道路へ飛び出し、車にはねられ左足を骨折し、頭を打っている恐れもあった。
 119番の後、救急車が到着し、受け入れ病院を探してくれたが10件すべて断られ、平日の昼間にもかかわらず、引き受けてくれる病院はなかった。私は、痛みで泣き叫ぶわが子にどうしてあげることもできず、「どうしてこのようなことになるのか。」と悲しみでいっぱいだった。
 結局、津市では受け入れ先がなく、私は、友人に電話で相談し、地元亀山市の個人病院に依頼し、救急車から自分の車に乗せ変え、40分かけて亀山まで連れて行った。しかし、そこでは手術ができないため、医師の紹介で鈴鹿回生病院へ転送、入院した時には、事故から3時間が経っていた。回生病院の看護師の方は「今は医師の不足で、どんなに重症でも受け入れられない時がある。謝るしかない状況である。」と言われていた。平日の昼間にもかかわらず、わが子のような子どもが、総合病院で受け入れを断られたら、どうすればいいのか。
 幸いわが子は頭の異常はなく、左足骨折だけですんだ。しかし、もっと重症のケースであれば命を落としていたのではないかと思うと恐ろしくなった。私は、これから、他の方々も含めてこのような目に合う人がないようにと心から願う。
 よって県においては、県民が安心できる救急医療、特に小児の救急医療体制をぜひとも検討していただくようお願いする。
                               記
1 県民が安心できる救急医療、特に小児の救急医療体制をぜひとも整備していただきたい。
2 救急搬送において、救急隊が、患者の受け入れ先を迅速に決めることができるルール作りやシステムの構築を進めていただきたい。
3 救急車の安易な利用が増えていると聞く。そのため、本来必要としているときに救急車が出動できないようなことがあってはならない。そこで、市町とも連携しながら、県民や市民に対して、救急車の適切な利用を呼びかける具体的な方策を検討していただきたい。
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