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平成23年第3回定例会 請12

受理番号・件名 請12 県産材の利用拡大に向けた支援制度の創設を求めることについて
受理年月日 平成23年11月22日
提出された
定例会
平成23年第3回定例会
紹介議員 今井 智広、大久保 孝栄、服部 富男、中森 博文、中村 欣一郎、中西 勇
付託委員会 生活文化環境森林常任委員会
請願要旨 (要 旨)
 三重県の森林の約6割を占める人工林のうち、その半数はおおむね50年生以上の木材として利用可能な時期を迎えつつある。このため、県の森林・林業の再生を図るためには、木材の供給体制を整備するだけではなく、県産材の需要喚起策、いわゆる出口対策に重点を置いた施策を講じることが必要である。中でも、スギノアカネトラカミキリの食害を受けた木材のうち、被害が軽微で「三重の木」と同等の品質を備えた「あかね材」の利用を進めることは、「あかね材」が過度に利用価値の低い材として森林内に放置されることを防ぐことにつながり、自然素材である木材の有効利用の観点からも重要なことである。
 このため、品質・性能の確かな県産材である「三重の木」及び「あかね材」の住宅及び公共建築物への利用拡大に向けた支援制度の創設を求め、請願する。

 (理 由)
 住宅分野における「三重の木」及び「あかね材」の利用拡大に向けては、両木材製品の主要な需用者である地域の工務店等のニーズに対応した木材の供給体制を整備するとともに、消費者が乾燥度合いなど木材の品質や産地の情報を知った上で、安心して納得のいく住宅を取得できるようにしていくことが必要である。
 このため、製材工場と地域の工務店等が連携して行う両木材製品の利用促進の取組に対する支援措置として、建築主に対する木造住宅補助制度を創設していただくよう要望する。
 また、県は、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の施行を受け、昨年12月に「みえ公共建築物等木材利用方針」を策定し、その中で県が整備する公共建築物における木造化・木質化の実施に当たっては、「三重の木」や「あかね材」を優先して使用することを定めた。
 ついては、同方針の実効性を高めるため、県が整備する低層の公共建築物の木造化はもとより、木造・非木造にかかわらず、内装の木質化の実施に当たっては両木材製品を優先使用していただくとともに、特に「あかね材」については、その品質・性能等を十分ご理解いただき、公共建築物においてモデル的に使用していただくことを要望する。
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