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平成23年第3回定例会 請13

受理番号・件名 請13 受診時定額負担の導入に反対する意見書の提出を求めることについて
受理年月日 平成23年11月22日
提出された
定例会
平成23年第3回定例会
紹介議員 稲垣 昭義、中森 博文、服部 富男、中川 康洋、中西 勇
付託委員会 健康福祉病院常任委員会
請願要旨 (要 旨)
 今、政府は高額療養費制度を見直すにあたり、その財源を賄うため、「受診時定額負担」を導入しようとしている。これは、患者が医療機関を受診するたび、老若、回数に関係なく患者負担金とは別に毎回100円の徴収を求められる制度となるものである。
 こうした制度の導入は、所得によって、受けることができる医療に格差をもたらすことになり、また、国民に3割を超える負担を強いるものであり、国民皆保険制度の崩壊につながるものである。
 よって、「みえ・医療と健康を守る会」の総意として決議した次の事項について、国に対し意見書を提出されたく請願する。

                            記

1 「受診時定額負担」の導入を行わないこと
2 誰もが安心して等しく医療を受けられる国民皆保険制度を堅持すること

 (理 由)
 わが国は、いつでも、どこでも、誰でも同じ医療を受けることができる国民皆保険を守ってきた。その結果、日本人の健康長寿は世界的にも高く評価されるところとなっている。しかしながら、今回の「受診時定額負担」は、効率化の名の下に国民負担を増強するものである。
 すでにわが国の患者一部負担割合は先進諸国の中でも高い水準にあり、しかも、健康保険法において「医療の給付に係る給付の割合については、将来にわたり百分の七十を維持する」とされているにも関わらず、患者にこれ以上の負担を強いることはこの法律に抵触するのみならず、多くの患者の受診抑制へとつながり、症状の重篤化など健康被害を招くに至ることも強く懸念されるところである。  
 医療保険制度の基本理念は、国民の相互扶助により公平な負担による平等な受益を実現していくことであり、本来その財源は、公費や保険料で担保すべきものである。
 こうしたことから、われわれ、「みえ・医療と健康を守る会」は、「受診時定額負担」の導入に反対し、誰もが安心して等しく医療を受けられる国民皆保険制度がこれからも堅持されるよう、三重県議会から地方自治法第99条に基づき意見書を提出されたく請願する。
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