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平成23年第3回定例会 陳13

受付番号・件名 陳13 30人学級とゆきとどいた教育の実現を求めることについて
受付年月日 平成23年11月21日
提出された
定例会
平成23年第3回定例会
所管委員会 教育警察常任委員会
項目  要旨
 平成24年度の小学校1年生、2年生において、30人学級で、また中学校1年生においても、35人学級で25人以上という下限条件をなくすこと。そして、小・中学校、高等学校に少人数学級を計画的に実施する努力をすすめること。 

 理由
 「ひとりひとりの子どもを大切にした教育の保障」「豊かな人格と確かな学力の保障」を実現するためには少人数学級の実施が最も有効な施策である。
 三重県においても、平成15年度から小学校1年生、16年度は小学校2年生まで、「30人学級」17年度は中学校1年生で「35人学級」と前進してきた。
 しかし、その後は少人数学級対象学年の広がりがない。また、現在実施されている少人数学級編制においては、1学級の定数を25人以上とする条件が設けられている。これは、単学級の学校は初めからこの制度を享受できないという、教育の機会均等の原則に反する大きな不平等を9年間にわたって被っていることになる。こうした学校が県内で、今年度は小学校1年生で54校、2年生で57校にのぼり実現した学校数を超えた。また、中学校1年生で14校存在する。(H.23.4.1付 県教委「人材政策室」作成資料より) 
 さらに、平成23年度は、国が小学校1年生の基準を35人学級に改善したことで、19人・18人の学級(四日市市笹川西小)ができた。結果、三重県の「下限25人条件」の不合理が明らかになった。
 県教委は、対策として、非常勤講師による、一部の教科を少人数指導で行っているが、現状は、小、中、高を問わず、子どもたちの生活全般において、個別指導、支援、見守り、観察などのきめ細かい教育活動を必要としているのである。こうした指導は、少人数学級でこそ実現が可能なのである。
 県内の子どもたちが等しく「30人以下」:(小学校)「35人以下」:(中学校)の学級で学ぶことができるようにしていただきたい。
 そして、小・中学校・高等学校全体に少人数学級を計画的に進めていく努力をしていただきたい。
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