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平成25年定例会9月定例月会議 請33

受理番号・件名 請33 障がい者入所施設の拡張(新設)とさらなる質の向上を求めることについて
受理年月日 平成25年9月13日
提出された
定例会
平成25年定例会9月定例月会議
紹介議員 藤根 正典、大久保孝栄、中西  勇、小野 欽市、小林 正人、今井 智広、藤田 宜三、稲垣 昭義、服部 富男、中森 博文
付託委員会 健康福祉病院常任委員会
請願要旨

(要 旨)
 三重県議会の皆様に、政府・国会に向け以下の要望事項を実現するための意見書提出をお願いするとともに、障がい者の現状及び入所施設の在り方・その必要性にご理解をいただき、障がい者入所施設の新設・増設にお力添えを賜るよう何卒よろしくお願い申し上げる。

 1 自立した生活が難しい重度の障がい者の生活の場の確保。
 2 継続的なケアを必要とする障がい者に十分な介護サービスを提供。
 3 高齢化が進む障がい者の保護者や家族が安心できる仕組み。

(理 由)
 三重県議会の皆様には平素より障がい者の方々の自立した生活・社会への参加・差別のない社会づくり、さらにはご家族(保護者)の将来への不安や要望も含め深いご理解を賜り日々真摯に議会運営に取り組んでいただいていることに心から敬意を表すとともに厚く御礼申し上げる。
 三重県内の知的障がい者入所現待機数は480名と年々増加している一方で、行政の方針は地域生活移行・グループホームやケアホームでの自立した生活に進んでいる。しかしながら、在宅・地域生活・グループホーム及びケアホーム等における自立した生活に適さない重度の障がい者にとっては、「行き場がない」というのが現実である。「断続的な介護では安心して生活ができない」ときめ細かい生活介護を行うことができる入所施設を必要とする待機者やその家族からの相談も数多く受けている。入所施設の拡張・新設又は増設をおこなうことが重度の障がい者や高齢化が進む家族の不安を解決する手段だと考える。
 心や身体に障がいを持つ方々は自立した生活をし、社会への参加を行い、通常の経済活動を享受して生涯を全うできるのであれば、地域生活への移行やグループホームやケアホームでの生活の方が社会的にもまた人としての尊厳ある生活にしてもそれは最もよい方法であると考える。しかし、障がい者入所施設の拡張の必要性はそうした障がい者の方を対象としているのではなく、もっと将来に不安のある方々を対象としている。
 入所施設に閉鎖的なイメージがあるとすればそれは誤った認識である。入所施設の生活介護は継続的な24時間ケアによってその人なりの自立を促進し、安全・衛生・健康管理・声掛け・話し合い・娯楽・勉強・自然との関わり・地域とのふれあい・旅行・食事・栄養・排泄など利用者によってそれぞれ異なる必要なケアを行うとともに入所者同士の意思の疎通・助け合い・譲り合い等の社会性を身に付け決して閉ざされた生活ではない。
 こうした現状を考慮して頂き、何卒障がい者入所施設の新設及び増設が出来る道を開拓して頂きたくお願い申し上げる。

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