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「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」連携調査特別委員会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成25年6月25日(火) 自 午前10時0分~至 午前11時43分
会 議 室 301委員会室
出 席 委 員 9名
委 員 長 笹井 健司
副委員長 小野 欽市
委 員 下野 幸助
委 員 小島 智子
委 員 粟野 仁博
委 員 中西 勇
委 員 水谷 正美
委 員 中村 欣一郎
委 員 岩田 隆嘉
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[雇用経済部]
副部長 佐伯 雅司
雇用経済企画総括監 村上 亘
観光・国際局次長 岩田 賢
雇用経済総務課長 渥美 仁康
三重県営業本部担当課長 濱口 正典
観光・国際局観光政策課長 山岡 哲也
観光・国際局観光誘客課長 安保 雅司
その他関係職員
[農林水産部]
副部長 岡村 昌和
フードイノベーション課長 馬場 淳
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 班長 上野 勉
企画法務課 主幹 秋山 誠二
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 1名
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
Ⅰ 調査事項
1 三重を売り込む営業戦略についての県の取組状況について
(1)三重県営業本部における連携体制について
(2)首都圏営業拠点を活用した営業戦略について
(3)関西事務所を活用した営業戦略について
(4)三重県フェアでの営業戦略について
(5)三重県観光キャンペーンにおける連携取組について
(6)みえフードイノベーションの推進について
(7)県産農林水産物等の販路拡大について
Ⅱ 報告事項
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
議題及び協議事項
Ⅰ 調査事項
1 三重を売り込む営業戦略についての県の取組状況について
(1)三重県営業本部における連携体制について
(2)首都圏営業拠点を活用した営業戦略について
(3)関西事務所を活用した営業戦略について
①当局から資料に基づき説明(村上総括監)
②質問
〇笹井委員長 ただいまの説明に対し、御質問がありましたらお伺いしたいと思います。どうぞ。いかがでしょうか。
〇岩田委員 内装等のことについて、先ほどもいろいろと三重県の伝統工芸品ということを言われておりますが、もう少し詳しく、どんな素材のものを使ってということを教えていただけますか。
〇村上総括監 まだ内装の設計中でございまして、詳細は今の段階で申し上げにくいんですけども、先ほど申し上げましたとおりパーツ、パーツになる可能性はございますけども、例えば壁に尾鷲ヒノキを使うとか、そういうことも検討をさせていただいているところでございますので、どこかで県産品、特に伝統産品なんかも使えるような形で検討を進めている段階でございます。
〇岩田委員 これからだということでありますが、それはやっぱり三重県という特異性を発揮したものを。やはり東京の首都圏でやりますので、そんなのを使っていただいて、さすが三重県だなというようなことを、という意味からも。やはり伝統工芸品は、三重県に多々あると思います。これらをうまく組み合わせた中でそれぞれのものを使っていただくということ、やはり東京で出品して東京に愛していただくということと同時に、我が三重県の者が一遍は行ってみようというようなこと、一遍じゃなしに二遍も三遍もですけども、そういったことを取り入れていくということも。やっぱり自分のところのものを自分が愛せないというようなものは、よその人が愛してくれるというはずがありませんので、そんなことを踏まえてやはりやっていただきたいなというふうに思います。
〇村上総括監 納期の関係もございますが、できるだけ努力をさせていただきたいというふうに思います。
〇岩田委員 もう一つ、また伝統工芸にこだわりますが、そういった中ではやはり伝統工芸の産品だけではなしに無形的なものといいますか、それぞれの伝統工芸の中には産品と同時にやはり芸術部門といいますか、こんな中でいろんな方々が今まで輩出をしておると思いますし、その作品も、これは全国に見られないようなものがやはり伝統工芸の中にはあると思います。こんなことを、折を見て展示をしていくというようなコーナーを設けていただくということが僕は必要かなと。物をつくったり、それを売ったりということじゃなしに、皆さんに芸術品を見て楽しんでいただく、心安らいでいただくということも必要かなというふうに思いますが、いかがですか。
〇村上総括監 できるだけ、2階を活用させていただきまして。今回資料でもお示しをさせていただきましたが、オープンから2週間程度、特別展という形で伝統工芸品を使いました展示であるとかトークライブを開催させていただく予定をしております。できるだけこういうものについても首都圏の皆さんに知っていただくということが大事だというふうに考えておりますので、そういった、この特別展に限らず企画をどんどんしていきたいというふうに考えております。
〇岩田委員 できるということでよろしいですか。じゃ、また後のほうで。
〇笹井委員長 よろしいですか。ほかにいかがでしょうか。
〇中西委員 ちょっと今の部分の少し下のところで、2ページの下で、2階の「多目的スペース」の利用というところでイベントその他という部分があるんですが、どう考えてみえるかをちょっと教えてほしいんです。一応ここに募集要項が書いてあって、無料で使えますよということなんですけども、仮に募集があれば、毎日のようにでも開催をしていくという考え方ですか。
〇村上総括監 年末年始以外は営業をさせていただく予定をしておりますので、できるだけ2階については使っていただくと、活用していただくということで、今のところ考えております。
〇中西委員 それじゃ反対に、毎日のようにイベントがなかった場合、どういう活用をされるんですか。
〇村上総括監 イベントに限らず、ゆかりの方々の会議なんかもひょっとしたらやっていただく可能性もあるのかもわかりませんが、今のところイベントという形で整理をさせていただいておりますので、極力イベントで埋まるような形で努力をしていきたいというふうに思っています。特に市町の皆さんとか商工会、商工団体の皆様には、営業本部のほうから働きかけをさせていただいてるところでございますので、ぜひ使っていただきたいというふうに思っておりますし、中にはもう、積極的に使いたいというような話を頂戴しているところもございますので、できるだけイベントで埋めていきたいなというふうに思ってます。
〇中西委員 言ってることは下にも書いてありますんでわかるんですけども、何が言いたいかというと、最初はいいと思うんです。どんどんそういったことがなくなってくる可能性があるのと、運営事業者にとっては、この部分は外されてる部分なんですよね。
そう考えると、2階にラウンジもあるわけですけど、何か行っても、ぽかーんとそこがあいたような状態が常にある、椅子だけ並べてある、そんなような状態が続いてくると、何なんやというふうに見られる部分があると思うんですね。下は飲食コーナーがあって物販があるんで、それなりに人が出入りするとわかるんです。ところが、2階へ人を呼び込むためのイベントをやると。このスペースをうまく活用できるようにというのはわかるんですけども、全くそれがあいた状態やということがあってはいかんと思うし、そういう状態では何のために2階まで使うようになったんやという話になってくる可能性があるんで。
もう1点気になるのは、市町とか、そういったところに押しつけのような形にならんようにしていただきたいなということを思います。
それともう1点。時期がちょっとずれてしまって9月ということになってるんですが、運営事業者との事業に関する計画書的なものは、契約の中で2カ月前に提出するというような話になってると思うんです。そうすると、今の話は9月ですから、7月にはそういうのが出てくるのかなと思うんですけども、この委員会なりというところでそういう提示はしていただけるんですか。見せていただくことはできるんですか。それはどうでしょうか。
〇村上総括監 特に閉じたものではないというふうに思ってますので、どういう形でお示しさせていただくかについては御相談させていただきたいと思いますが、お示しはさせていただきたいと思います。
〇中西委員 基本的には2カ月前ということで、毎年そういうことを出していくという話だったと思うので、形は全く一緒のものにならないかもわかりませんけど、中身的にこういう売り上げでこういう予測をしてるとか、そういうものがあるはずなので、できれば議会のほうにも出していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上で。
〇笹井委員長 ほかにいかがでしょうか。
〇中村委員 先ほどの2階のスペースの活用のことなんですが、ちょっと自分でイメージしてるものとしては、丸の内朝大学みたいな講座なんかがそうなのかなというふうに思うんですけども、そういうことかということと、ほかにも現在、首都圏に点在してるような三重県ゆかりの勉強会みたいなものがあるかと思うんですけど、そういったものを引き揚げてきてそこでやるのか、そこまでしなくても埋められる当てはあるのか、その辺をお聞きしたいんですけど。
〇村上総括監 丸の内朝大学そのものをこちらのほうでやっていただくということではなくて、丸の内朝大学の手法を用いた講座については、ぜひ今年度の事業でもやっていきたいなというふうに思ってます。それと……
〇中村委員 もう1点。
〇濱口課長 首都圏のいろんなところでやってる既存のイベントなんかを拠点のほうに呼び込んできて、そこでやるかという御質問ということでお答えをさせていただきます。
なるべくそういうイベントと連携をして、その場で三重をPRしていくとか三重県フェアをやっていくという手法を第一に今考えてはおりますけれども、首都圏営業拠点について、いかに来ていただいてそこでいろんなことができるかというのが大事なことなので、どこまで可能かはちょっとわからないんですけれども、そういう視点も入れながら検討していく必要があるというふうには認識をしております。
〇笹井委員長 ほかにいかがでしょうか。
〇水谷委員 営業本部のことなんですが、私自身は三重県営業本部自身の数値目標をどう持つかというところにこの特別委員会でも注目をしていまして、成果レポートの県民指標の中で、三重県が魅力ある地域であると感じる人の割合を2人に1人以上にするんだという、その目標以外にも何か設定はできないものなのかという視点を持っているんです。
今回の首都圏営業拠点の運営に係る指標の検討については、有識者の方々に意見を求めるというふうに出てますよね。これがちょっと今、中間でどんな議論になっているのかというのを報告していただきたいのと、この首都圏営業拠点の運営に関する指標というのは、当然、成果レポートの活動指標の中にも組み込まれるんですよねと、今後。そのあたりをお伺いしときたいんですが。
〇濱口課長 指標の検討状況につきましては、本日資料に書かせていただいた内容が中心点でございまして、これからさらに検討を深めていくというふうな段階でございます。
それから、成果レポートについては、4年間の目標値として「みえ県民力ビジョン」に書かせていただいた内容になりますけれども、首都圏営業拠点で、今後この指標を検討していく中で出てきた目標の達成状況等については、年度終了後にお示しするとかという方法を考えております。
〇村上総括監 例えば成果指標の関係でございますが、県民指標をどうするかということ、あるいは、基本事業ごとの活動指標をどうするかというところもございます。首都圏営業拠点の活動が全て営業本部の活動かと言われますと、違うところもございますので、ここら辺は施策全体ではなくて、一部活動指標をどうするかという議論になってくるというふうに思っております。ここら辺は戦略企画部とも相談をさせていただいて、新たに項目ができるのかどうかということも検討させていただきたいと思います。
〇水谷委員 これは、恐らくこの特別委員会でも最終的な委員長報告をまとめる段階になったときに、営業本部のあり方と首都圏営業拠点のあり方、そして、それを数値目標でどう押さえていけているのかということのチェックの中で、少なくとも活動指標の中に新たに視点を入れるべきだということを提言できればなというふうに思っております。
この有識者による首都圏営業拠点経済効果指標検討会の内容については、どういう方に議論していただいているのかという名簿、そして議論の内容も含め、これほど重要な点、新しい視点は、三重県独自のものをつくり上げるぐらいのお話になってましたから、非常に興味深いところですので、逐次御報告賜りたいというふうに思っております。もういいです、答えは。
以上です。
〇笹井委員長 ほかには。
〇小島委員 首都圏営業拠点で取り扱う県産品についてということで、お伺いしたいと思います。
物を売るだけのところではないとはいえ、何を置くかとかということはやっぱり一つの大事な側面なのかなと思うんですが、選定会議というふうに書いていただいてあって、3カ月に1回、選定会議を行います。でも、対象になるものは様々でして、どういう方が選定会議を実際に行われるのかということ、そして、最終決定というのはどなたの権限で行われようとしているのかということについて、お伺いいたします。
〇濱口課長 商品選定会議でございますけれども、現在、県と運営事業者で構成をしまして、外部の有識者に意見を頂戴しながら決めていくというやり方で考えております。その有識者については、委員おっしゃいましたように、いろんな視点から専門的な意見をいただく必要があるというようには考えてはおります。どういうふうな方に入っていただくかについては、これから検討させていただきたいと思っております。
〇小島委員 本当に中身が物すごくばらばらだと思うので、どんな視点を持った方に入っていただいたら有効なのかということをしっかりお考えいただきたいなと思います。
それから、6月12日から募集をかけたというふうにどこかに書いてあったな。7月12日までですね。今のところ、どんな感じなんでしょうか。取り扱ってほしいというようなお話がどのぐらい出てるのかというのをお伺いしたいと思います。
〇濱口課長 6月12日から募集を開始いたしましたが、6月20日から県内で説明会を開催させていただいております。事業者の方に多く参加をいただいて、説明をさせていただいたり、質疑等に対応させていただいたりということをしている最中でございます。申込書をきちっと書いていただいて、実際に出てくるというのには少し時間がかかるかなと思っております。まだそんなに多く現段階では出てきてる状況ではございません。
〇小島委員 説明会をして募集に入るというのが、何か手順なのかなというふうに思うんですけれども。前後してるような気はいたしますが、時間も限られてることですし、募集をかけて上がってきて、何にするか決めてゴーだと思うので、時間がない中ですけれども、しっかり御説明いただいて、できるだけいっぱい出てくることでその中から選べる可能性が多くなると思いますので、ぜひ強力な取組を進めていただきたいなというふうに思います。
以上です。
〇笹井委員長 ほかにいかがでしょうか。
〇小野副委員長 資料の(2)-2の1階イメージ図を拝見しまして、物販のところですが、実は偶然ですが、ゆうべ品川の駅前に秋田県のあきた美彩館というのが出展をしているんですが、そこへ行ってまいりまして、全く同じなんですね、これ。このイメージのと。全く同じ。何が違うかというと、イメージ図②で、秋田県の場合はここのところの奥に小上がりみたいな、20人ぐらいの掘りごたつ形式の上がりの席がつくってあって、そこは喫煙ルームなんですよね。分煙してあるわけです。昨日偶然行きましたんで、ちょっと伺いましたら、秋田県が直営でやってるわけではなくて業者にお任せしてやってるんですが、物販も秋田県ゆかりの稲庭うどんだとかお酒だとか、いろんなものを展示、物販しているわけですね。
全く発想としては同じで、位置が違うということになりますが、果たしてこれで今度の運営をされる松阪の業者、今の小島委員の質問への答えなんかも聞いてますと、物販で売る商品も、扱う商品も県が決めるわけですよね。県が決めて、これ売ってよと頼むわけですよね。本当、何のために民間の業者を入れて、そこに運営をさせるのか、そのメリットというのは一体、民間の発想を入れるという割には何もないんじゃないのかなと。どうも、これまで鳴り物入りで、三重県営業本部で日本橋に拠点をつくっていって大々的にどーんとやっていく割には、余り大したことないなと。
それから、大阪で、三重県の物販をやってるところがありますが、面積の大小はあるけれども、中身は変わらないですよ。何でこんな形になるのかなと、基本的に今伺ってて思うんですけど。何か、もう少し。随分時間をかけて業者選定も含めて、運営も丁寧に業者の言うことを聞いてやってる割には新しいものが出ていないような気がしますが、そこら辺いかがなんでしょうか。どこにでもあるようなものにしか感じられない。
〇村上総括監 例えば物販でございますけども、先ほど申し上げましたように、選定委員会には運営事業者が入って、最終的には県が決めるという形になるんですけども、当然、運営事業者も入ります。
それから、飲食につきましても、特にメニューについては運営事業者のほうで基本的には決めていただいて、計画をつくっていただくというふうに考えておりますので、どういう素材を使ってどういうメニューを提供するかということについては運営事業者主体で考えていただくという形で、委員おっしゃったような御懸念も実はあるのかもわかりませんけども、できるだけ運営事業者の意向も尊重しながら運営については進めていきたいなというふうに思っております。
〇小野副委員長 イメージ図②の飲食のところで提供するものは、今お話しがあったように運営事業者のほうで基本的に決めていくというお話でした。ゆうべ、実は品川のそこで食べてきた。あきた美彩館というんですが、ハタハタあり、稲庭うどんあり、もう要するに秋田ゆかりのものを食材として提供して、お酒もそうですが、全部秋田でやってるわけですね。ここでそれが「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」って、できますか。そういうコンセプトでやりますか。食材も含めてね。
〇村上総括監 基本的には、飲食のほうでお出しをする食材については、三重県産が中心になるというふうに考えております。
〇小野副委員長 中心というのは、要するに仕入れや何かは関東圏にもあるから仕入れは別にして、ゆかりのものを使いながらという意味合いでお答えになったんだと思うんですが。
〇村上総括監 仕入れも基本的には県内からというふうに考えております。
〇小野副委員長 それは聞きおいておこうと思いますが。それから、イメージ図③の、先ほどから話が出てる多目的ホール、無料でやるけれどもというお話でしたが、本来、これは有料でもいいと思うんですよね、事によってはね。三重県ゆかりのもので、なおかつそこでPRしたいんで、有料でも構いませんからお貸しくださいというときには、有料でやらすという案も一つあっていいと思うんですよ。
今のお話だと、もうほとんど運営事業者ではなくて、県のほうが主体で多目的ホールを回していくような感覚でお答えになってみえますので、それはそれで、有料で回していくようなことも考えながら、例えば、もう一つは、三重県と中国との関係の中で、今若干ちょっとばたばたしてますが、これで状況がよくなってきたときに、中国と三重県の関係の中でのPRを兼ねて何かがこのブースの中でやれるとかいうような、それこそ多目的な使い方というのがあってもいいような気がするんですが。何か物すごくがしっと縛って動きにくくなって、せっかく営業拠点をつくった割にはPRがしにくいような気がしますし、もう少し柔軟にお考えになったほうがいいんじゃないのかなというようなところも思うんです。
それから、もう一つ教えてください。先ほど、資料(2)-1で御説明をいただいた、かなりセミナーや何かありますが、ここら辺のPR、広報宣伝費はどこから出るんですか。
〇村上総括監 まず1点目の、有料にしたらいいじゃないかというお話でございますが、一つございますのが、各市町、それから商工団体等を回らせていただきますと、やはり無料でというお声が実は多かったのが事実でございます。こういう声をお聞きしますと、やはり2階がどうしても使いやすいということを念頭に置かせていただきまして、基本的には無料という形で今のところ考えております。
ただ、委員から御提案がございましたように、ケース・バイ・ケースということも今後可能性としてはあるのかなというふうに思っておりますので、しばらく運営をしていく中で、そういうケースもひょっとしたら検討する必要があるのかもという場合が出てきましたら、再度検討させていただきたいというふうに思っております。
あと、もう1点でございますPRの関係は、全て基本的にはそれぞれの事業を持っている関係各課、あるいは市町等のPR費を使っていただくというのが第一義でございますが、当然、首都圏営業拠点にも職員はおりますし、これからネットワークを広げていきたいというふうに思ってますので、そういうツールについては首都圏営業拠点の職員がこれから持つという形になりますので、そういうところも活用するということであれば、当然連携をしてPR活動もしていくという形になってくると思います。
〇小野副委員長 何かわかったようなわからんような説明だったので、余りこれ以上突っ込みませんけど、オープンの内覧会とオープニングイベントですね。10月2日に御遷宮、これは日が決まってるんですよね。内覧会をやった上でオープニングイベントを実施していく予定ではあるものの、この表からいうと、あえてそうなんだろうけど、下旬のほうに書いてある。果たしてそれで当初の目的が達せられるようなタイミングでいけるのかなというのを非常に心配しますし、何かちょっともう少し。
駅を利用したPRというのは、9月上旬と書いていただいてるんですが、せめてここら辺ぐらいには始まっていかないことには。今、確かにJRの新幹線のプラットホームなんかではもう、JRが大きなポスターで「伊勢神宮へ行こう」って、こうPRしてもらってますよ、かなりね。そういう面での立ち上がりが遅過ぎないかなと非常に心配をするんですけれども。
ほかのメディアを使ったPRもやられるとは書いてはあるものの、例えばこの7月や8月の日本橋周辺でのPRイベント的なものも、タイミングがちょっとずれちゃうような気がするんですよね。8月4日に打ち水をやっといて9月の下旬だと、1カ月半ぐらい間があいちゃいますからね。ここのところ、何とかならないんですか。
〇村上総括監 できるだけ前倒しをするような形で進めているところでございますが。先ほど内装等の設計についてのスケジュールを若干申し上げましたが、7月上旬には内装設計が終わります。その後、工事のほうの発注という形になってまいります。できるだけ前倒しはしたいんですけども、ここら辺で、発注がどうなるかと、どういう形で発注できるかということもございまして、ここぐらいまでにならないといつオープンできるかということも事務レベルではなかなか言いにくいところがございますので、今の段階では極力努力をさせていただきたいという形で御了解をいただきたいと思います。
〇小野副委員長 これ以上申し上げませんけれども、始まりがわかってるわけですよね、10月というね。役所仕事みたいに、予算が3月末に通りました、それから始まりましたって、そんな仕事でやってたら絶対失敗しますよ。もう既に失敗だと思いますよ、私、これはね。3カ月遅い。単年度予算だけれども、そこら辺は柔軟に対処をするというのは。やはり知事の思い入れの中で始まった事業ですから、県庁全体でもう少しちゃんとこの取組をしてもらわない限りは、こんなものは失敗しますよ。そこら辺はどういうふうに捉えてみえますか、予算と執行の関係は。
〇村上総括監 もう既に入居といいますか、契約上はもうスタートをしてるという形になってます。ですから、先ほどから申し上げておりますけども、一日でも早いオープンに向けまして、努力を今後も極力、続けていきたいというふうに考えております。
〇小野副委員長 ぜひ、1階の飲食部分のちょっと切りかえ、切り回しだけはよくお考えになって、お客さんがより多く入れるようなやはり配慮をしといてもらわないと。県の人は皆さん禁煙をされてる人が多いんでしょうけど、どうもこのスペースにこの配置だと違和感があるような気がしますので、いろんなところを見て検討していただいたほうがいいと思います、まだ間に合うんだったらね。
以上です。
〇笹井委員長 ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇笹井委員長 なければ、これで、(1)三重県営業本部における連携体制についてから、(2)関西事務所を活用した営業戦略についてまでの調査を終了いたします。
(4)三重県フェアでの営業戦略について
(5)三重県観光キャンペーンにおける連携取組について
①当局から資料に基づき説明(村上総括監、岩田次長)
②質問
〇笹井委員長 ただいまの説明に対し、御質問がありましたらどうぞ。いかがでしょうか。
〇中西委員 ちょっと教えてください、わからないんで。
「みえ旅パスポート」ですが、今、750軒となってるんですかね。これは、最終的にどれぐらいの目標を立ててみえるんですか、置かせていただく施設というか。
〇安保課長 委員御質問の「みえ旅パスポート」の750軒は、いわゆる「みえ旅パスポート」を持ってきていただいた方に様々なサービスを受けていただく「みえ旅おもてなし施設」でございまして、私どもの目標といたしましては1000軒ぐらいに持っていこうというふうに思っております。
〇中西委員 1000軒なんですか。
〇安保課長 はい。
〇中西委員 すごく少ないように思うんですけど。これは、例えば何か決め方はあるんですか。
〇安保課長 1000という数字に目的があるわけじゃないですけど。最初にお声がけさせていただきましたときに、大体600ございました。徐々に増えつつありまして、今750までまいりまして、この先1000まで伸ばしていこうというふうに思っております。
〇中西委員 結局、これは、持ってみえる方がそういう施設へ行って、スタンプを押していただいて、それに対して景品とか、というような話ですよね。ではないんですか。ですよね。
〇安保課長 その「みえ旅おもてなし施設」に関しましては、「みえ旅パスポート」を持ってきてくだされば、例えばお土産物が5%割引ですよとか、あるいはお飲み物を1品つけましょうと。そういうサービスでございまして、スタンプを押して商品をもらえるという、そちらのほうで「みえ旅パスポート」の発給とスタンプの押印をやっておりますのは県内で70カ所ございます。
以上でございます。
〇中西委員 やってみえることはいいですけど、非常に僕少ないと思うんですけど。どういうルートかは、まあまあ、いろんな団体とか、そういうところへ話しかけてということなんでしょうけど、ちょっと非常に少ないなという感覚なんです。どうなんかな、このサービスがどうやということも含めて。三重県へ来ていただくという意味合いで、こういうもので結果的にどれぐらいの方がみえたという、そういう指標にもされるんやと思うんやけど、最終的に、それはどういう出され方をするんかわからないんですけど、もっと、こう。積極的にやられてるということはわかるんですけど、最終的に1000軒ぐらいでいいのかなと、いうのはちょっと気になるんですが。何か、もうそこでっていうのは。例えばこれ今、750軒って書いてありますけど、1000軒になったらとめるんですか。
〇安保課長 決して1000軒でってとめるつもりはございませんので。どんどん増えていただいて、今、本当にいろんな形でそういう御協力をいただいてる声がたくさん増えてますので、決して1000でとどめることなく、3年間でもっともっと増やしていければというふうに考えております。
以上でございます。
〇中西委員 これ、すごく大事なことやと思うんで。そうやって地域の、三重のいろんなところの方が協力してるという部分にもなると思うんで、しっかりやっていただきたいなと思うんで。1000という目標では全然やなと、そう思いましたんで。
〇岩田次長 委員おっしゃるように、現実は750ですので、当面の目標として1000としてますが、私も週末にちょっといろいろ観光地を歩いたんですが、かなりこのステッカーを貼ってやってますんで、貪欲に努力したいと思います。
〇中西委員 ぜひ頑張ってください。後から後から、何かすごく追加が出てくるような感じがするので、その辺はよろしくお願いします。
〇笹井委員長 ほかにはいかがでしょうか。
〇小島委員 「三重県フェア」の、イオンについてはお聞かせいただいたのでいいんですが、東京ミッドタウンとそれから国際ビルでやられたもの、これが、開催したのはわかるんですけれども、どうだったかということが大事やと思うんです。それが、私たちこの特別委員会の設置の目的でもありますが連携って、今からまだ農林水産部の説明を受けるんですが、そのことと密接にかかわってくるやろなと思うんですけれども、この2つのフェアの中から見えてきた、例えば課題だとか、これはよかったとか、こういうことはやっぱり連携しながら踏襲していこうとか、どういう総括をされてみえるかというのを教えていただきたいと思います。
〇村上総括監 このときには、2回通して総括みたいなものをしておりまして、まず、積極的な試食であるとか実演販売など食の魅力の見せ方であるとか、食だけでなくオール三重としての魅力を効果的に情報発信していく工夫が必要だということ、それから、そもそもマーケティングが不足していた、それから、事前のPRの不足というものが課題として浮き上がっておりました。
これに対しまして、今後のこういう形でやっていこうということで、購買層に合わせた魅力、三重の魅力を十分に伝えることのできる場所や建物、これが必要ではないかということ、それから、食であるとか観光、歴史、文化など三重の多様な魅力を体感できる空間づくりであるとか、定期的な商談会が開催できる仕組みづくりとか、まさに首都圏営業拠点が持つべき機能を、これからこういうものを持っていく必要があるのではないかということで取組を進めていきたいなというふうに思っています。
〇小島委員 マーケティングの不足とかPRの不足があったということもお聞きしましたけれども、これがまさに今から必要とされるところで、じゃ、それをどう補って連携して、首都圏営業拠点として進められていこうとされてるかということを私たち今から調査をさせていただくわけなんですけれども、その総括をもとにどれだけ進められようとしているのかということを両部に、恐らくそうなるんだろうと思いますが、今後調査をさせていただきたいなと思いますので、どういうマーケティングをじゃそこからされたのか、されようとしているのかというようなこともまたお聞かせいただきますのでということで、とどめておきたいと思います。
〇笹井委員長 ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
〇小野副委員長 済みません、(5)の5の交通事業者との連携のところで、特に中空なんかには随分協力をしてもらってると思うんですが、近鉄、JR東海。名古屋駅から伊勢へ入ってきますよね。そこのところで、旗は置いてもらってるんだろうと思うんだけど。「みえ旅案内所」はあるんだろうし。そこら辺の徹底というのはどこら辺まで行ってるんですかね。
例えば女性が、逆に伊勢へ来ていただいたお客さんが帰るときに、「みえ旅パスポート」を持ってますよと。新幹線に乗るのに、お茶を買うのに、ちょっと行ったときにとか、細かい50円、30円の話だけど、やはりそういう細かいおもてなしの気持ちっていうのがどこまで伝わっているかと。入りもそうだし、出もそうだと思うんですね。そこら辺の対応というのはどういうふうになってるんでしょうね。
〇安保課長 委員御指摘の、確かに出られるときに名古屋駅でとか、そういったところも必要かと思いますが、現在のところ、まだ「みえ旅おもてなし施設」は三重県内にとどめておる状況がございまして。委員のお話をお聞きいたしまして、今後、例えば近鉄とかJR東海のほうにお話しのほうさせていただきたいというように思います。
〇小野副委員長 ぜひ。県内、県内と言ってたって、中の人ばかりが観光客じゃないんですよ。入りがなければ全然潤わないし、そのための首都圏の営業拠点でもあるわけだから、もう少し、出張っていっても怒られることはないんだからね。やっていただくように考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
〇笹井委員長 ほかに。よろしいでしょうか。
〔発言の声なし〕
〇笹井委員長 なければ、これで、(4)三重県フェアでの営業戦略について、及び(5)三重県観光キャンペーンにおける連携取組についての調査を終了いたします。
(6)みえフードイノベーションの推進について
(7)県産農林水産物等の販路拡大について
①当局から資料に基づき説明(岡村副部長)
②質問
〇笹井委員長 それでは、説明に対し、御質問がありましたらどうぞ。よろしいですか。
〇水谷委員 ちょっとわかりづらいので説明してほしいのですが、三重ブランドとみえセレクションの違いをわかりやすく言ってもらえますか。
〇岡村副部長 三重ブランドのほうは三重のトップブランドということで、14品目選定されました。これ、かなり以前からやっておりまして、例えば「伊勢えび」でありますとか「あわび」でありますとか、そういったもので14品目。昨年度は「萬古焼」も追加で認定されて、これは三重を代表するトップブランドということで、三重の商品を牽引していくものというふうなことで選定しているんですけど、みえセレクションはそれに至る一つ手前というふうな形の選定品というふうに考えておりまして、それ以外にも三重県内には、素材としては非常にいいとか、あるいは技術を組み合わせていい加工品ができ上がってるといったものもございますので、そういったものを掘り起こしていきたいというふうに考えておりまして、行く行くは三重ブランドとして育っていけばいいのかなというふうな思いも込めまして選定をさせていただいて、三重を代表する商品の一つということで売り出していこうと考えているものでございます。
〇水谷委員 済みません、ちょっと連携という意味でお伺いしたいんですが、当然三重ブランドやみえセレクションというのは首都圏営業拠点で買えるんですよね。選定云々の話が出てましたけれども、そこのところどう整理してるのかだけ、教えてもらえますか。
〇岡村副部長 選定委員会の中で選定されていくということもございまして、首都圏でのニーズでありますとかそういった全体のイメージとかもある中で決定されていくとは思うんですけども、農林水産部としては、先ほども説明させていただきましたとおり、三重を代表する商品なのかなと思っておりますので、そういったものを積極的に置いていくように今後調整をしていきたいなと思っております。
〇笹井委員長 よろしいですか、ほかに。どうぞ。
〔発言の声なし〕
〇笹井委員長 よろしいですか。なければ、これで、(6)みえフードイノベーションの推進について、及び(7)県産農林水産物等の販路拡大についての調査を終了いたします。
Ⅱ 報告事項
〇笹井委員長 ここで、当局から報告事項がありますので、資料を配付いたします。しばらくお待ちください。
(書記配付)
〇笹井委員長 それでは、説明をお願いします。
〇村上総括監 去る5月10日から6月10日まで、全国から募集をさせていただいておりました首都圏営業拠点の名称でございますが、決定させていただきましたのでお知らせいたします。
名称につきましては、三重テラス。受賞された方は、千葉県御在住の松永敏明様という方でございます。
応募時のコメントにつきましては、「『テラス』とは、三省堂の大辞林によれば、『建物から床と同じ高さで床や街路に張り出した部分』を言います。つまり、テラス(首都圏の営業拠点)において建物本体(三重県のこと)の良さを同じ目線で味わい、その後、抵抗なく建物本体(三重県)に入ることができるということに繋がり、首都圏の営業拠点として相応しい名称と思いました。また、三重県の様々な魅力にあまねくスポットライトを当てて『照らす』という意味も込めました」ということで、コメントを頂戴しております。
審査につきましては、「訴求力」「企画性」「印象度」「わかりやすさ」等審査を行いまして、最優秀という形で決定をさせていただいたものでございます。
今回、全国から1737件もの御応募を頂戴いたしました。厚く御礼を申し上げたいというふうに思います。名称が決まりましたので、この名称を使いまして今後も積極的な首都圏営業拠点のPRを行っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇笹井委員長 ありがとうございます。営業拠点の名称を三重テラスに決定したということでございます。御意見がありましたら。よろしいですか。
〇下野委員 済みません。三重テラスということで、名前が決まったということなんですけども、ここに書いてありますように、意味はそういうことだということなんですけど、建物を見たときに、今の資料(2)-2はテラスのイメージというのがちょっとないものですから、そこら辺、せっかくの名前と建物のことのリンクもちょっと考慮していただければなというふうに思いますので。できればの話なんですけども、名前とイメージについて、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。
以上です。
〇村上総括監 済みません。どの程度イメージと整合ができるか難しいところもございますが、検討はさせていただきたいと思います。
〇笹井委員長 よろしいですか。
〇下野委員 はい、わかりました。
〇笹井委員長 よろしいでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
〇笹井委員長 以上で、当局からの聞き取り調査を終了いたします。当局には、まことに御苦労さまでございました。
〔当局 退室〕
Ⅲ 委員間討議
〇笹井委員長 次に、今後の委員会の進め方について委員間討議を行いたいと存じます。
まずは、本委員会の重点調査項目についてでありますが、前回の委員会において正副委員長一任をいただきましたので、正副委員長で調整した結果、お手元に配付の資料のとおり、①三重県営業本部について、②三重県産品を売り込むための連携について、③ポスト御遷宮を見据えた三重の魅力発信についてとさせていただきました。
これにつきまして、御異議はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇笹井委員長 よろしいでしょうか。それでは、そのように決定いたしたいと存じます。
次に、本委員会の今後の活動計画について事務局から説明させますので、よろしくお願い申し上げます。
(事務局説明)
〇笹井委員長 活動計画について、御説明いただきました。何かありましたら、どうぞ。
〔発言の声なし〕
〇笹井委員長 よろしいでしょうか。それでは、この活動計画に沿ってよろしくお願い申し上げたいと思います。
次に、県内外調査について御協議願います。前回の委員会でも様々な意見が出されましたが、本日の調査内容を踏まえ、改めて御意見がありましたらお願いしたいと思います。どうでしょうか。よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇笹井委員長 じゃ、またよろしくお願い申し上げます。
なお、本日は三重を売り込み営業戦略についての県の取組状況について調査するため、執行部から聞き取りを行いましたが、次回は活動計画にもお示ししたとおり、7月下旬から8月上旬の間で参考人招致を実施する予定で考えています。日程等詳細につきましては、後の委員協議で御協議いただきたいと思います。
御協議いただく事項は以上でございますが、ほかに何かございませんか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」連携調査特別委員長
笹井 健司