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令和4年10月14日 代表者会議概要

開催日時  令和4年10月14日(金)午後3時40分~4時48分
場   所  議事堂5階504議会運営委員会室
出席議員  前野和美議長、藤田宜三副議長、三谷哲央議員、舟橋裕幸議員、津村衛議員、中森博文議員、
        小林正人議員、石田成生議員、長田隆尚議員、村林聡議会運営委員長、小林貴虎議員
傍聴議員  中瀬古初美議員、藤根正典議員、小島智子議員、山本里香議員、稲森稔尚議員、今井智広議員
傍 聴 者   4人
事務局職員 坂三雅人事務局長、畑中一宝次長、西塔裕行総務課長、前川幸則議事課長、小野明子企画法務課長、
         笹之内浩一政策法務監、坂口雄三調整監、森田昌浩主任
 
概  要   事項書

1 議員によるSNS上での書き込みについて
 小林貴虎議員のSNS上での書き込みについて、小林貴虎議員本人に説明を求めるため、代表者会議規程第8条の規定に基づき出席を求めました。
 小林貴虎議員から冒頭に、三重県議会に迷惑をかけていることについて、反省と謝罪の言葉がありました。
 そして、まず10月2日に事実を正確に把握してないSNSでの発信があり、その翌日、代表者会議でそのことが指摘をされたこと。同日、その情報元に関して複数の記者に回答し、同様のことをSNSで発信したが、その情報元からそういった事実がないという発言投稿があり、翌5日、戦略企画雇用経済常任委員会の委員長を辞任したこと。翌6日に自民党三重県連に相談をした上で記者会見をすることになり、その翌日、情報元とされた本人からその発言がなかった旨の会見があったこと。そして、前回12日の代表者会議において自由民主党会派代表の中森議員より報告があったこと。以上を経緯として説明されました。
 また、記者会見の際、自由民主党三重県連幹事長の津田議員から前野議長に報告があったと聞いていたが、情報の伝達が不足しており、代表者会議に伝わっていなかったことについて謝罪されました。
 その後質疑が行われ、舟橋議員から、議会を巻き込んだことに対してと、勝手に記者会見を開いたことの2点だけの謝罪としか受け取れないが、何に対して申し訳なかったと思っているのか明確にしてほしいとの質問があり、小林貴虎議員から、誤った情報を広く拡散したこと、その内容に関して一部誤解を受け、そのことにより不快な思いをした方がおられることについて謝罪されました。
 藤田副議長から、既に代表者会議で議題となっていた当該書き込みを議長、副議長に断りなく削除したことについての謝罪はないのかとの質問があり、小林貴虎議員からその点についてお詫びされました。
 舟橋議員から、5月に可決した差別解消条例の人権に関わる問題、議論中の政治倫理条例に関わる問題に大きく抵触するのではないか説明を求めることに加えて、この場では、①丁寧な説明をすること、②嘘をつくような発言をしないことを確認し、小林貴虎議員から人権侵害、差別意識については、大陸の個人ではなく、政府機関や政府の介入する情報戦争の中に日本も置かれており、国家の安全保障に関わると書き込みをした。結果として、苦しまれた方がおられた現実は認識しており深くお詫びを申し上げるとの発言があり、①、②について約束されました。
 三谷議員から、政治倫理条例の前文、責務、政治倫理規準の説明があり、SNSの書き込みを撤回されたことは嘘であったのかと質問があり、小林貴虎議員からは、事実と相違すること、全てに誤りがあり撤回したとの発言がありました。
 三谷議員から、三重県議会への県民の信頼を大きく損ね、三重県議会の名前が地に落ちてしまう行為をしたこと、これで3回目であり、最初に他国の方を揶揄して議長声明が出された時に謝罪し、その後、同性カップルの住所をSNSに掲載して相手方に謝罪に行かれたが、今回、同様なことをしており自身の感覚の中に反省や人権の言葉があるかどうか、差別解消条例に自身も賛成し全会一致で可決しており、その条例では人権侵害行為の意図の有無に関わらずその解消を図ることとされており、その責任をどうするか質問があり、小林貴虎議員からは、責任について謝罪し、残り半年の任期を必死になって努力したいと発言がありました。
 三谷議員から、報道によると、議員の言動が統一教会の主張と軌を一にしているとされ、統一教会の信者ではないか、また2012年9月韓国での文鮮明の葬儀の実行委員とされたことに対し、知らない間に書かれたとの記事に間違いないかとの質問に対し、小林貴虎議員からは、信者ではなく、パスポートを見返して2011年から2014年まで出国した記録はなく、参加していない葬儀に実行委員として名前が載ることが不可解で困惑していると発言がありました。
 三谷議員から、パスポートを確認したなら会議に出してはどうかと質問があり、小林貴虎議員は記録を提示することは可能とのことから、議長より、後ほど見てもらうこととすると発言がありました。
 三谷議員から、今回のSNSの発信で嘘を拡散し、その嘘を正当化するためにさらに嘘を重ね、三重県議会への県民の信頼を失墜しており、政治倫理条例や差別解消条例に抵触する。あと半年間議員を続けることで謝罪すると言うが、県民はそうは思わないとの発言がありました。
 津村議員から、2019年にはSNSで他国の方に対する不適切な投稿を行い、2021年には同性カップルの住所を無断で公表し当時の津田団長と一緒に謝罪されたが、すぐにそのカップルへの差別偏見に繋がるような書き込みに、いいねをして同調した。団長からも反省が足りなかった、次はないと言われ、当時の新政みえの稲垣代表からも次はない、繰り返すことがあれば政治倫理審査会あるいは議員辞職勧告等の厳しい対応を取るとの発言があったと認識しており、今回がその次と考えるが如何かと質問があり、小林貴虎議員からは進退について自身で決められることではなく、代表者会議なりでの皆さんの決定に真摯に従いたいと発言がありました。
 傍聴の稲森議員から、自由民主党会派として今回の投稿は差別や人権侵害に当たらないとの見解は差別解消条例に沿ってのものか質問があり、中森議員からは弁護士に相談したところ、使われた言葉だけで差別に当たるとは一概に言えないと言われ、本人からも差別意識はなかったとのことであるが、不快な思いをした方がおられること、その影響により議会全体の信頼を失墜することになったことは不適切であったと発言がありました。
 傍聴の稲森議員から、特定の会派だけを選んで謝罪に行かれたこと、差別解消条例では、集団など不特定多数のものに対して差別的言動かどうか判断する物差しとして精神的苦痛を与えたかどうかは社会通念に照らして客観的に判断するとされており、今回の事案はそれに当たるのではないか、中国の国や民族への差別を煽る行為ではないか、講演の中でSNSの内容に関する発言があったのかなかったのか、県民への説明を後送りにして大臣に迷惑がかかるから謝罪をしているのではないかとの質問があり、小林貴虎議員からは、謝罪は普段から交流のある方に行ったこと、議会全体、全議員に対して深く謝罪すること、対象は個人や人種でなく政府機関を念頭に書いたもので、受けた側がそれを差別と感じ不快に思った事実があると伺っていることに関して深く謝罪すること、講演はクローズドな会のため内容を言及することは適切でないこと、事実でないことがあったので撤回したと発言されました。
 傍聴の稲森議員から、統一教会の関連団体のUPFで働いて賃金を受け取っていたか、統一教会関連団体も含めて付き合いを継続するのか、伊賀市の男性カップルが今回の投稿についてどんな心境であると思われるか、自ら議員辞職する考えはあるかと質問があり、小林貴虎議員からはUPFと雇用関係にはなくその都度ごとに通訳の料金をもらったこと、今後関係団体も含め付き合うことはないこと、伊賀市の方には直接伺ってないためわからないこと、あと半年間必死に努力して失墜した信頼を回復したいことを発言されました。
 傍聴の山本里香議員から、SNSでの書き込みが事実でないとのことは、人権問題とは別に大変なことで、申し訳ないの一言だけでは済まされず、もっと早くに自身でこの場で説明するべきでなかったかとの質問があり、小林貴虎議員からは非常に重大な問題と思っているが、代表者会議で決めた日程があり今に至るとの発言がありました。
 舟橋議員から、前回の事案の時に稲垣前代表や津田前団長からもう二度とないぞとの話があり、今回はより大きな事案となり、県議会の品位と名誉を著しく傷付けたことは間違いない。本来なら議員自ら出処進退を決めるべきだが自身でそうしないならば、会派として辞職勧告も含めて検討しなければならないとの発言がありました。
 中森議員から、本人からの弁明の機会をもらえたことのお礼と、本人の説明で十分に伝えられなかったことのお詫びがあり、3回目があってはならないとされていたことについては代表者会議の判断に真摯に向き合い応じる用意があるが、辞職勧告決議案については容赦いただきたい旨の発言がありました。
 長田議員から、会派全体で合意したわけではないが、こういう問題は自身で判断し自ら決断することが一番ではないか、会派の中で検討したいとの発言がありました。
 この後、辞職勧告決議について協議され、代表者会議としてとりまとめることはなく、提出された場合には議会運営委員会で協議することとされました。
 なお、津村議員から、三重県議会は改革先進県議会と言われていたが、今は人権問題発祥の地と言われかねない状態である。以前、中嶋議長は本人に対して厳重注意を行い声明を出したが、今回、正副議長でそのような対応はされないのかとの発言があり、議長から検討するとの発言がありました。
 また、傍聴の小島議員から、差別解消を目指す条例検討調査特別委員会の委員長の立場として、議員提出条例を5月に全会一致で可決成立させ、来年4月に向けて県、県民、事業者に責務を課して協力を仰いでいる。議員、知事、公務員については、一段と高い人権意識を持ってこの目的を遂行するとしている。三重県民の皆様を失望させ、不安を与えていることについて大変申し訳ない気持ちでいっぱいであり、正副議長には、県民の皆様に向けての対応をお願いしたいとの発言がありました。
 
 
 
●次回代表者会議 令和4年10月17日(月) 議会運営委員会終了後

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