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ひきこもり支援コラムNo.1 「ひきこもるっていけないことなの?」

(1)「ひきこもり」とは?

国のガイドラインを参考に、次のように整理しています。
①学校や仕事等の社会活動に参加せず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、原則6か月以上にわたって自宅にとどまり続けている状態。
②時々買い物や趣味の用事など他者と交わらない形で外出することがある状態も含みます。
 ※参考 厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(平成22年)

(2)ひきこもり状態にある方って、どのくらいいるの?

国の調査では、ひきこもり状態にある方は全国で115万人※を超え、単純計算すると、県内では約1.6万人と推計されます。およそ65人に1人が「ひきこもり」という計算になります。
 ※参考:内閣府「生活状況に関する調査」
     (平成27年度調査)15~39歳 54.1万人
     (平成30年度調査)40~64歳 61.3万人
 

(3)「ひきこもり」と聞いてどういうイメージをもたれますか?

「本人がなまけているのでは?」「甘えているのでは?」「親の育て方が悪いのでは?」などといったマイナスイメージをもたれていませんか。
 
「ひきこもり」は、さまざまな課題に直面し、大変な状況に置かれたときに、自分なりに対処しようとした結果、挫折感、焦り、不安感等が高まり、自信や元気を失い、「からだ」と「こころ」のエネルギーが枯渇した状態であるといえます。
こうした一時的なひきこもり状態は、ストレスから自分の身を守るための行動として、誰にでも起こりうることではないでしょうか。
しかし、この状態が長引くことで、本人だけでなく家族全体が社会から孤立し、誰にもSOSを発信できず、日常生活に支障が生じるリスクが高まっていくのです。
 
ひきこもりは「特別なものではなく、誰にでも起こりうるもの」であり、「本人や家族のせいではなく、社会全体の課題を反映したもの」としてとらえる必要があります。
こうした正しい認識を地域に広く浸透させていかなければなりません。 
 
三重県では、全国初となるひきこもり支援に特化した計画「三重県ひきこもり支援推進計画」を策定し、令和4年4月からスタートしました。
 詳しくは、「三重県 ひきこもり」で検索
  <https://www.pref.mie.lg.jp/FUKUSHI/HP/m0329000054.htm>

「一人で、家族だけで抱え込まないで!」
 
まずは、身近な相談窓口または三重県ひきこもり地域支援センター(三重県こころの健康センター)まで、ご相談ください。
 
ひきこもり相談機関一覧は、「三重県 こころのケアガイドブック」で検索
 ※「こころのケアガイドブック」-「Ⅲ 専門相談編」-「1 ひきこもり専門相談」(三重県こころの健康センター作成)
 <こころのケアガイドブックはこちら>
 
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