農村女性アドバイザー
生産者 | 松森 芳子 |
---|---|
市町 | 伊賀市 |
生産物 | 水稲・野菜とそれらを原料にした製造業(6次産業) |
HP | ありません |
メッセージ等 | 6次産業化事業の一環で、平成24年に現在の工房を法人化して立ち上げました。 私の家は中山間地で代々農家で、この地ではその中でも多い9反程の田んぼを耕作しています。ただこの地は、耕地整理もできていない段々田で、多くは俗に言う「三反百姓」で家の飯米と少しの小遣い稼ぎの兼業農家ばかりの場所です。 主人と共に細々と米と野菜を作り耕作面積を減らさず、「代々の農家」を気持ちで維持してきました。しかし若い世代には通用しません。実利があるかないか、農業が好きか嫌いかで選択する時代になってきました。この地にあった農業の在り方は何かと考えたとき、主人が言う6次産業化だと思いました。娘と共に「お米をテーマ」にした安心で安全で美味しいお米の加工品を作ることを決め、現在に至っています。 嫁いで来てからは、企業人と百姓と地域の役と楽しみながらもここまできましたが、今は法人の代表として、新しい農業の在り方を作り上げたいと充実した日々を送らせていただいております。 また東京から私の会社へ農業研修に来られたご夫婦が、地区で永住を決めご主人が農業を専業とし、奥さんがうちの工房で現在働いてくれています。住居や田畑の借受や田舎暮らしの決まり事などお教えさせていただき、地区に馴染めるようにさせていただきました。 工房を軸にネットワークを広げている状況で、新しい仲間や古い友人との深い絆ができていく楽しみは、農業をしているからこそだと娘と話をしている次第です。 こんな私ですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。 |