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平成25年05月27日

中日本高速道路株式会社⇔亀山kisekiの会、亀山市の取組紹介(第2回)

 平成25年2月21日に、中日本高速道路株式会社、亀山kisekiの会、亀山市の3者(立会人、三重県)により「農山村活性化の取り組みに関する協定書」を締結しました。

NEXCO第1回活動

 今後は、亀山市域における農山村の環境や景観の保全、農業での新たな労働力と交流機会の創造、紅茶などの特産品開発による地域活性化を目的とした協働活動を行っていく予定です。 

 

第2回目の作業の様子

 第2回目の活動は、平成25年5月25日、晴天のもとで中日本高速道路株式会社の社員の方約30名と亀山市民ボランティアの方約20名、亀山kisekiの会の方など約70名の参加で行われました。5月の気持ちよい天気のなか、ファーストフラッシュ(春摘み)の茶葉の手摘み収穫を行いました。

 第2回1

▲ 最初に、指導をいただく三重県茶業研究所の方から、お茶の葉の摘み方を教えていただきました。基本は、一芯二葉(新芽の芯と2枚の葉)だそうです。芯がない場合は、二葉でも良いとのこと。 

 第2回2

▲ 最初に、気合を。「さあ!摘むぞ~っ!」

 みなさん、お茶摘みは初めてで、最初はぎごちない感じで茶葉を摘んでいっていましたが・・・

 第2回3

▲ 1時間も作業をすると、だんだん慣れてきて、スピードもアップしてきました。午前中は、程よく雲が出ていて日差しも弱く、5月の気持ちよい風も吹いて、快適に作業ができました。

 第2回4

▲ 機械で刈り取るとあっという間ですが、手摘みだとなかなか収穫が進みません。「昔の人は大変だったんだなあ」という話しや、「手摘み茶が高い理由がわかる」など、お茶についての理解も、いろいろと進んだようです。 やはり体験してみると、いろいろ分るものですね。

 第2回5

▲ 手摘みされた茶葉です。手摘みすると、余分な葉や茎が入らないため、より高級なお茶になります。今回、参加者の方に手摘みいただいた紅茶葉は、『kisekiの紅茶』の中でも、最高級の紅茶に仕上げて行く予定だそうです。

 第2回6

▲ 続いては場所を県の茶業研究所に移動して、萎凋(いちょう)の作業です。

萎凋(いちょう)とは、風通しの良い場所で、茶葉の水分を飛ばして、萎らせる作業のことで、茶葉が柔らかくなるのだとか。この状態で15~20時間ほど陰干し乾燥させます。

 第2回7

▲ お昼をはさんで、午後は2班に分かれての作業です。こちらの班では、紅茶を入れるオリジナル・ティーパッケージを、ワークショップ形式で作ります。パッケージに貼り付ける飾りを折り紙で切ったり、のりで貼ったり、クレヨンで字を書いたり。 

第2回8 

▲ 思いおもいのデザインによる、オリジナル・ティーパッケージが完成しました。

第2回9 

▲ 別の班では、紅茶づくりの工程を見学しました。萎凋(いちょう)した後は、揉捻(じゅうねん)という作業です。茶葉を揉むことで葉の細胞組織をくだいて発酵を促し、その後、2~4時間発酵させます。発酵によって、緑色の茶葉が赤褐色の紅茶色に変化するとともに、紅茶の香りが出るようになります。写真は、発酵させている途中の茶葉の様子です。

 その後、乾燥させて紅茶が完成します。

 第2回10

 ▲ 続いて、紅茶の飲み比べを体験しました。一般的なインド産の紅茶、亀山のkisekiの紅茶、和紅茶です。それぞれ、味わいや渋みに違いがあることが良く分ります。亀山kisekiの紅茶は、香りがよく、程よい渋みの美味しい紅茶でした。

 ちなみに、和紅茶とは、緑茶用品種の茶葉を用いて、紅茶を作る製法により紅茶に仕上げたものです。お茶は、加工方法によって、緑茶にも、ウーロン茶にも、紅茶にもすることができるのだそうです。

第2回11

▲ 最後に、自分がつくったオリジナル・ティーパッケージを持って全員で記念写真を撮りました。

 良い天気のもと、新緑が綺麗な茶畑の中で、皆さん良い顔をしていますね。

 

三重県が、かつて日本有数の紅茶産地であったことは、県内でもあまり知られていません。また、日本人で初めて紅茶を飲んだという大黒屋光太夫は、三重県出身の人でもあります。紅茶と三重県は、いろいろ縁があるのですね。

活動を通して、地域の埋もれた宝ものに、もっと多くの人が気がついてくれるようになることを願っています。

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 農山漁村づくり課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2551 
ファクス番号:059-224-3153 
メールアドレス:nozukuri@pref.mie.lg.jp

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