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中山間地域活性化シンポジウム~コミュニティづくり;人がつながるしくみをつくろう~を開催しました

 中山間地域等の条件不利地域が有する課題を共有し、地域が元気を取り戻していくためのきっかけとするために、「コミュニティづくり~人がつながるしくみをつくろう~」をテーマに『中山間地域活性化シンポジウム』を開催しました。

シンポジウム1

開催趣旨

 現在、中山間地域では、過疎高齢化や住民意識の変化等の理由のため地域コミュニティの機能が低下し、地域の様々な課題をコミュニティの力で対応することが難しい状態になりつつあります。その結果、集落の自立力はますます弱くなり、ますます過疎化が進むほか、地域の活性化に向けた取組なども停滞してきています。

 こうした状態を脱するために、新しいコミュニティづくりの手法について考え、低下したコミュニティ機能の回復・再生を図り、集落の自立力を高めていく「きっかけ」にできればと考えました。

◆日時

平成25年12月7日(土)13:00~15:30

◆場所

 メッセウイングみえ 2階大研修室(津市北河路町19-1)  

◆参加者数

117名

基調講演:コミュニティづくり~人がつながるしくみをつくろう~
  コミュニティデザイナー(株式会社studio-L 代表) 山崎 亮さん

シンポジウム2
 コミュニティデザイナーとして全国で活躍されている山崎さんから、中山間地域での取組に参考になる事例として、島根県海士町でのstudio-Lの取組について紹介をしていただきました。

 海士町は、日本海に浮かぶ離島で、人口約2400人の条件不利地域ですが、住民が泊りがけで地域の将来について議論を重ね島の住民にとって何が最も幸せかを考えた結果、従来とは異なる価値観での活性化の取組が進められています。

シンポジウム3

  自分たちにもできることを意識した総合計画の策定や、自分たちで地域を良くしていく活動の展開。地域の若者やUターン、Iターンの若者が連携した取組など。

 いろいろな人がつながりながら新しいつながりが拡がることで、地域の可能性が増え、その地域に魅力を感じて移り住む人も増えてきている。

  いろいろ参考になる話を楽しくしていただきました。

 

山崎亮さんプロフィール

山崎さん
studio-L代表。京都造形芸術大学教授。慶応義塾大学特別招聘教授。
1973年愛知県生まれ。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。

 『情熱大陸』、『カンブリア宮殿』などのテレビ番組にも出演。現在『NHK NEWSWEB』火曜日のネットナビゲーターを勤めている。

著書に『コミュニティデザイン(学芸出版社:不動産協会賞受賞)』『コミュニティデザインの時代(中公新書)』『ソーシャルデザイン・アトラス(鹿島出版会)』『まちの幸福論(NHK出版)』などがある。


 本1  本3  本2

 コミュニティデザインって?

 コミュニティの課題をそのコミュニティに関わる人達自身で解決できるよう、第三者がその仕組みや方法を考え支援する活動のことです。簡単に言えば「人と人がつながる仕組みをデザインする」ことです。

 

取組事例報告①穂積製材所プロジェクト
  株式会社studio-L  IGA代表 西上ありささん

穂積製材所プロジェクト

ホヅプロ

 伊賀市島ヶ原地区において、民有地である製材所の敷地を公共的な空間として展開し、都市農村交流を通じて森林問題や過疎化の課題解決につなげることを目的として展開しているプロジェクトです。 都市住民が週末に島ヶ原に泊り込み、製材関係者や木工デザイナーの指導のもと、机や椅子、本棚などを製作する「家具づくりスクール」や、木工製品の開発、地域の特産品のブランディングなどを、地域住民とデザイナー、学生などが協力して展開していく予定です。
シンポジウム4

 平成25年5月に島ヶ原駅前にstudio-L IGA事務所を新たに開設して、第二の拠点として活動も展開しているところです。これまでのプロジェクトの活動経過や、事務所建設の経過のほか、田舎での生活マニュアルなどについて話していただきました。
 

取組事例報告②美杉むらのわ市場
美杉むらのわ市場事務局 中川雄貴さん、池田三朗さん

美杉むらのわ市場

 美杉町の地元有志が集い、「人と人をつなぎたい」「美杉に伝わる手しごとを伝えたい」「体がよろこぶ食を提案したい」をコンセプトに、平成25年4月に誕生した市場です。

むらのわ
 毎月第二日曜日開催で、物販、飲食、ワークショップ、音楽、料理教室、ノルディックウォーキングなど、毎回盛りだくさんの内容になっています。

シンポジウム5  
   

  報告では、むらのわ市場を始めることになったきっかけや、参加している出店者の紹介などをしていただきました。飲食、物販、ワークショップなど、1日のんびり過ごせる雰囲気が、よく伝わってきました。

 シンポジウム6
 また、休憩時間には、市場で提供されている石窯パンの試食を行いました。素材にこだわった手作りパンで、参加者の方には大好評でした。

 

いなかCMコンテスト優秀作品上映(午前中)

シンポジウムの開催前、10:00~11:30の間は、同じ会場を出入り自由として、平成24年度に実施した『すごいやんか三重のいなかCMコンテスト』の優秀作品を上映しました。

また県内の都市農山漁村交流施設などのパンフレットも配布しました。

 

お問い合わせ

三重県地域連携部地域支援課

TEL 059-224-2420
FAX 059-224-2219
E-mail chiiki@pref.mie.jp

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 農山漁村づくり課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2551 
ファクス番号:059-224-3153 
メールアドレス:nozukuri@pref.mie.lg.jp

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