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令和04年02月22日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和4年2月18日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

武田/モデルナ社ワクチンによる県営集団接種会場の追加日程について(発表)
・「強じんな美し国ビジョンみえ」および「みえ元気プラン」等について(報告)
・新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)
・新型コロナウイルス感染に備えた食料等備蓄の呼びかけ

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・中学生の傷害行為
・国による新型コロナウイルスの水際対策
・鈴鹿青少年の森サッカースタジアムの建設
・知事の3回目のワクチン接種

発表項目等

(知事)今日、私の方からは発表事項1件、それから報告をさせていただく事項が3件ございます。
 
一つは発表事項ですけれども、ワクチンの県営接種会場の追加であります。今まで9日間、1月の30日からそれからこれから行うものも含めまして、2月中ですがワクチン接種を県営接種会場で3カ所、津と四日市と伊勢でやってまいりました。以前からお話もちょっとしておりましたが、3月以降も接種会場を設けて接種をいたしますということで申し上げていたところですが、具体的には津は2月から始まりますので、2月の26日から追加的な接種を行いますということで、会場はこの3カ所であります。北勢、中勢、南勢ということでありますけれども、2月の19日の午前9時から予約を受け付けるということにしております。今まで2月中にやりましたワクチン接種に関して申し上げますと、今後明日から四日市が始まりますし、伊勢またやるんですけれども、それについてはすべて予約が埋まっております。100パーセントということであります。ワクチン接種に関しましては、先日行いました市長さん町長さんとの話し合いの中でも県営の接種会場を設けてほしいという話が出ておりました。また、個別にも津市長をはじめ、各市長、町長さんからも個別の要請もございまして、そういった要請も受ける形で今回の3月、正確には2月26日に始まりますけれども、3回目のワクチン接種会場を設けたいというふうに思っています。なお、伊勢の会場ですけれども、今までは三重県の伊勢庁舎で2月はやっていましたけれども、三重県営サンアリーナに変更するということでございます。実は三重県の3回目のワクチン接種状況、VRSにまだ登録をされておられないところもあるかもしれませんので、ここは急いで登録をしてくださいということで、市や町にお願いしているところですけれども、昨日の時点で11.8パーセントのワクチン接種率というふうになっています。全国が12.6パーセントなので、まだこれからがんばって接種の会場などを設けていかないというふうには思っていますけれども、一時期出だしがちょっと三重県は遅くて、順位がどうこうという話ではないんですけれども、全国的に見ると36番目ぐらいという感じですが、これは打ちたいと希望されている方にやっぱり打たないかんと思います。そういった会場は今後も含めてしっかりと運営をしていきたいというふうに思っております。1点目は以上ですあります。
 
それから、報告事項の1点目でありますが、「強じんな美し国ビジョンみえ」それから「みえ元気プラン」につきましてですが、これは昨日県議会の方に概要を報告をさせていただいたものでございます。皆さんも県議会のやりとりを聞いていただいている方もおられるかと思いますけれども、これから10年ぐらい先を想定しまして、「強じんな美し国ビジョンみえ」というのを策定作業している途中であります。それからこれが長期計画というふうに考えていますけれども、元気プランこれは中期計画5年ぐらい先ですね、これは就任するときにこういうものを作りたい、「みえ元気プラン」をつくりたいというふうに申し上げたものでありますが、2026年ぐらいをターゲットイヤーとして中期の戦略計画を作っていきます。これはビジョンが10年でありますので、ちょうど真ん中あたりの5年後ぐらい、これを想定して作っていくものです。10年先というと、もうだいぶ世の中のファンダメンタルズ、基礎的な状況も変わってくる、情勢も変わってくると思いますので、10年先どんな感じになっているのかというのを見通していくというのは難しいですけれども、5年ぐらい先だとまだその確度は上がってくると思います。それでもやっぱり1年経つと大きく変わるっていう今の世界ですから、ちょっと変わってくるかなということはありますけれども、中期の計画も作っていくというものであります。あとは毎年の予算にも関係していきますけれども、その予算の下支えとなるものとして「行政展開方針」というのを毎年作っていくということでありまして、4年度の行政展開方針も昨日議会にお示しをしているんですが、すみません、14日にお示しをしているもので昨日議会で再度ご質問があればということで対応をさせていただいたものであります。こういった形でこれからの県政運営ですね、執行部サイドとしてどういった県政運営をしたいのか、というのを明らかにしていこうと考えております。
 
それから2点目のご報告でありますけれども、現在の感染状況ということであります。昨日発表させていただきましたが850人を超える新規感染者、今日は700人台前半になるんじゃないかというふうに考えています。今、最後の調整をしておりますので、また今日午後に発表させていただくことになります。ただ、数字が下がったからといって喜べるような状況ではありません。周辺の愛知県、岐阜県はまだ数字かなり高い状況だというふうに思っていますし、それから入院されている患者さんは、今日の朝の時点で298名ということであります。病床数534床ですから55.8パーセントです。また、60歳以上の方がやはり多くて84.2パーセントということになっております。宿泊療養はあまり変わらず15.2パーセント、自宅療養の方は5,643人ということになっております。やはり状況は好転しているとはなかなか言い難い状況です。新規感染者の方の伸びが鈍化をしているということは言えるかと思いますけれども、今しばらく県民の皆様にはご不便をおかけしますけれども、今一段のご協力をお願いしたいと思います。
 
それから報告事項の最後でありますけれども、先ほどの感染状況とも関係しますけれども、コロナの感染に備えた食糧等の備蓄のお願いであります。これは多くの都会が中心ですけれども、東京、千葉、神奈川、それから福岡あたりですかね。自宅で療養されている方に、公的機関からの支援物資が届きにくいという状況が生じておるということであります。三重県の場合は、パルスオキシメーターも含めて今届いていないということはないというふうに承知しておりますけれども、今後自宅療養者が増えてくると、主に調達というよりは流通ですね、物流の関係で届きにくくなる可能性もあるということでありまして、その境界線、分水嶺的に言いますと、一日の患者数が1,000人を超えてくると、ちょっときついかなという感じで聞いております。もちろん、物流を滞りがないようにお願いを担当部局からしているところではありますが、もし仮に再度1,000人を越えるということはないというふうに考えたいんですが、危機管理ですので、最悪の状況も考えながら進めないといけないので、仮にそういった形になって自宅療養されている方、ご家族の支援が得られなくて、食料等の調達が困難な方で自宅での食料の備蓄をお願いしたいと思います。今は5日分の食料とか生活用品を希望者の方に配送しているという状況で、依頼のあった翌日または翌々日に届けておりますけれども、先ほど申し上げたような状況が出てまいりましたときには、届きにくくなるということも考えられますので、例えば3日以上の食料品とか、生活用品の備蓄をお願いしたいというものでございます。私からは発表事項1件、報告事項を3件ということで話をさせていただきました。以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
新型コロナウイルス感染に備えた食料等備蓄の呼びかけ
(質)最後のところの備蓄の関係でお聞きしたいのですが、現状として備蓄品3日以上で5日分の備蓄品を届けているのが、どれぐらいの規模で何人ぐらいになるのか教えてください。
(答)届いている数ですか。
(質)はい。
(答)わかりますか。
(答:医療保健部)パルスオキシメーターの方は全世帯に配布しております。食料品の方は、感染者に対して大体12、13パーセントあたりになります。
(答)800人ぐらいですと100人ぐらいっていう感じですかね。
(答:医療保健部)100人でしたら12、13人ぐらいとなります。
(答)800人ですと100人ぐらいですね。
(答:医療保健部)はい。
(答)ご家族の支援が得られる方に関しては、特に必要ないというふうにおっしゃる方もおられるので、そこはお渡ししてないということであります。
 
武田/モデルナ社ワクチンによる県営集団接種会場の追加日程について(発表)
(質)もう一点ですけれども、3回目の接種率がちょっとずつ県も全国比の中では上がっているかなということですけれども、それでもなかなか伸び悩んでいるのかなって気がするんですが、これについての理由についてはどのように分析されていますか。
(答)先ほど申し上げました県営の接種会場は予約も100パーセント埋まっていますし、それから自治体の市長さんにも聞きましたら、かなりもう埋まっているということであります。ですから、ちょっと出だしが少し三重県の場合はゆっくりだったというふうに思いますけれども、これからワクチンの接種を進めていきますので、追いついていくというふうに思っています。
 
武田/モデルナ社ワクチンによる県営集団接種会場の追加日程について(発表)
(質)今回の集団接種会場3カ所では、北勢、中勢、南勢ですか、作られますけれども県南部の方が前回も特に見当たらなかったのですけれども、これについては地元での接種で対応できるという考えなのでしょうか。
(答)南部ですか。
(質)そうですね、紀南といいますか、そちらについては今後何か接種会場を作ることを考えていますでしょうか。
(答)今回、伊勢に接種会議を設けます。前回も設け2月に打つのもあるのですが、南部の方は人口が少ない町が結構ありまして、そこでかなり接種を進めていただいているところがあります。もちろん町だけでなく市も進めておられますので、それから伊勢の方も伊勢市の大規模接種会場を設けられますので、県営の方はこのぐらいの形で大丈夫じゃないかというのは今思っていますが、これから南の方の進み具合が遅いということがあれば、追加もしていきたいと思います。ただ、第5波のときは南はかなりワクチン接種が進んでいましたので、そこの心配は今はする必要はないような気はしています。
 
(質)幹事社からは以上です。各社さんから質問があればお願いします。
 
武田/モデルナ社ワクチンによる県営集団接種会場の追加日程について(発表)
(質)県営の集団接種会場についてお伺いいたします。3会場で計あわせて8,000人ですか、今回の接種人数ということで、以前よりも多いような気もしますけど、この部分っていうのはやっぱり早急にワクチン接種率を高めていって、そういう狙いがあるのでしょうか
(答)そうですね。二つの理由がありまして、一つはおっしゃるようにワクチン接種率を上げないといけない、これが一番大きな理由でありますけれども、もう一つは2月に予定していますワクチン接種会場の予約も100パーセント埋まっているということもありまして、ワクチンをモデルナであっても打ちたいという方は三重県の方は多いと思いますので、ご希望に応えるためにということで、前回は1月の30日から始めまして、9日間で6,000人分だったのですけれども、今回は8,000人分ということで接種をやらせていただくこととしております。
 
新型コロナウイルス感染に備えた食料等備蓄の呼びかけ
(質)食料の備蓄なのですけども、流通とかそういった様々な影響で、他県では届きにくいような環境になっているということなのですが、この備蓄量は5日分備蓄してほしいとか、そういったものを想定しているのですか。
(答)私どもはお送りしているのは5日分の食料をお送りしているのですけれども、3日分ぐらいはせめて備蓄していただけるといいのではないかということでございまして、日にちに特にこれということはありませんけれども、3日分ぐらい備蓄をしてくださいということで、お願いをさせていただきたいと思っています。
(質)わかりました。ありがとうございます。
 
新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)
(質)先ほど感染状況をご報告いただいたときに、状況が好転しているとはなかなか言い難いというお話があったんですけれども、おとといですかね、厚労省の助言機関がピークは2月上旬に全国の感染者のピークは一応来てたんじゃないかと見られるって認識が示されたんですけれども、三重県に関しては、これはあんまり当て、1,000人はもちろん1回だけだったですけれども、まだ高止まりがどっちかっていうと続いて、ピークを脱したっていうご認識ではないと思っていいんですか。
(答)確かに三重県でも、2月の3日だったか4日だったかだと思いますけど、1,000人超えて、あそこがピーク。これからまた再度上がってくるかもしれませんので予断を許しませんけれども、ということでいうと徐々に下がってきていると。伸び率も1を、1週間平均の伸び率も1を切ってますんで、鈍化しつつあるのは事実ですけれども、第5波のときのようにぐっと下がってくるって感じはないんですね。理由はよくわかりません。ワクチンのやっぱ3回目のワクチンが行き渡ってないというのも理由かもしれませんけれども、従って予断は許さないという意味で、楽観できる状況ではないというふうに思います。特に、今日おそらく700人台の前半になるだろうというふうには思いますけど、これが徐々に下がっていく右肩下がりの状況なのかってのも、しっかりと見極めていかなきゃいけませんし、何よりも近隣県はやっぱり数が増えているところもありますんで、そういったところと、やっぱり生活、それから経済圏共通にしているところもありますので、なかなか油断はできないなというところがあると思います。ただ、厚労省おっしゃるように、2月の頭ぐらいがピークだった可能性はあると思ってます。その後、あのときも申し上げましたけども、ピークから1週間ぐらい経つと、高齢者の発症のピークというのは来ると思いますと。さらに1週間ぐらい、すなわち2月の頭から2週間プラスですから、ちょうど今ぐらいの時期、死亡者のピークが来るというふうに申し上げたかと思います。今死亡者も出ておられて、これは本当に痛ましいことで、ご冥福をお祈りしなきゃいけないと思っておりますけれども、これからその状況がいつまで続くかということです。ポイントはやっぱり今回のオミクロン株は、若い方はやっぱ重篤化しにくいというところなんですけれども、基礎疾患をお持ちの高齢者の方、3回目のワクチン接種を特にされてない方が罹患をされると、お亡くなりになるケースもやはりあります。ですから高齢者施設での対応が重要やと考えてまして、三重県では高齢者施設を訪問させていただいて、お話をさせていただいているということであります。その状況を聞きますと、やはり、そうですね、そういうこと気い付けなあかんですね、というようなことをおっしゃっていただける施設も多々あるということでございます。幸いなことに、訪問させていただいてから大きなクラスターというのは高齢者施設は出てないんですけど、そこでお願いをしていくというのが重要なこと、加えて高齢者の方の病状が重篤化せんように、早め早めに投薬をしていただくということも重要と思っておりまして、それも関係の医師会の方にも働きかけをさせていただいているところであります。
 
新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)
(質)今のに関連してちょっとお伺いしたいんですが、この第6波で高齢者の方でお亡くなりになる方が増えてきている中で、中にはご自宅におられてお亡くなりになったということもあるということで、一方で今病床の使用率、高い水準にはあると思うんですけれども、まだ6割前というところで、原則高齢者の方を入院とか、そういうちょっとより高齢者の亡くなる方を防ぐために、ちょっと一歩踏み込んだ方針転換みたいなございますでしょうか。
(答)原則として重篤化する可能性のやっぱりおありになる方は入院をさして、していただいている、ここは変わりありません。で三重県では医師の方1人ではなくて、複数でチームを組んでいただいて、三重県全体の入院調整をやってもらっています。これは第5波のときの反省に基づいて今回やってもらってるんですけれども、かなり機能していると私は考えています。でその中で残念ながらご自宅でお亡くなりになられた方もおられます。これなかなか難しかったんですけど、同居されてる方もおられるし、症状もその時点では軽症だったので大丈夫だろうということで判断をしたということで、予見可能性の議論からすると、なかなかそういったお亡くなるとは思えなかったというのも無理からぬところではあろうかとは思います。ただ、そういったことも踏まえて、お亡くなりになる可能性もあるというところで入院調整をしっかりとこれからもやってもらうということが重要だというふうに考えているところであります。
 
新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)
(質)ちょっと感染状況のつながりでもう1個なんですけれども、まん防が始まってから、週明けで1カ月になるんですけれども、半月ぐらい前にも同じ質問が出たと思うんですが、現時点で今伺った現状のご認識というのは、まん防の結果、効果はそれなりに出ているからこの状況なのか、あんまり実は出てないなってお感じになっているのかその辺りと、あと3月6日に解除をお願いできる見通しが立ちそうかどうかというお考えは、今ちょっと何らかお持ちなのかもあわせて伺えますでしょうか。
(答)なかなかまん防措置、まん延防止等重点措置については、効果を数量的に測るっていうのは難しいと思います。ただ、1月の成人式の前後、懇親会で多くの感染者が出たということを考えます。それで今は飲食店由来の感染者の数がほとんど出ていないということから考えると、まん延防止等重点措置については、やはり一定の効果はあったと思います。あえて申し上げると、今800人か700人、これもっと下がってもらいたいと思っているんですけど、その基礎の部分というんですかね、下の部分の根っこの部分は下がって、全体の背丈を下げてるというような気はしております。加えて、三重県の方々ご協力いただいて、非常に真面目な方々多いので、一定のアナウンスメント効果ちゅうんですかね、アピール効果というんでしょうか、アラート効果というんですかね、そういうものもあると思います。そういったことで皆さん行動を自制していただいてる、自粛していただいてるところがあって、これは事業者の方に本当に申し訳ないとは思いますけれども、全体の感染者の数を減らして、それからお亡くなりになる高齢者の数を減らすため、今しばらくの努力を、ご尽力をお願いしたいと思います。3月6日、2点目のご質問で3月6日に解除できるかどうか、これはできる限りそういうふうにしたいとは思っているところでありますけれども、新規の感染者の数もありますが、病床使用率のところをやっぱり見てかないかんかなと思ってます。今55.8%ぐらいですかね、今朝の段階で。これは時々刻々と変わりますんで、だいたい55から56ぐらいの間で推移すると思いますけれども、今日は。ですがこれがもうちょっと下がってこないと、なかなか入院調整も厳しいところがありますんで、今ちょうどぎりぎりのところで踏みとどまっているというふうに、入院調整をしている医師からは聞いておりますんで、これが下がってくれば重点措置の解除もあり得ると思います。もう一つ気を付けないかんのは、先ほど申し上げましたけど、近隣の特に東海地方、愛知県と岐阜県、この数字やっぱり交流がありますんで、経済圏、それから生活圏として一体を成している部分はありますんで、そこの数値も見ていかないかんかなと思っているところであります。
 
新型コロナウイルスの感染状況等について(報告)
(質)先ほど知事がおっしゃってました、高齢者の方々重篤しないように、早めに投薬するように働き掛けてるということなんですけど、ちょっと専門的な話なのかもしれませんけど、早めに投薬するタイミングっていうか、何をもって日が遅いのかみたいのがわかれば。
(答)これは基本処方していただく医師の方々のご判断なんですけど、例えばメルク社のラゲブリオでいいますと、発症から確か5日以内ですかね、に投薬をすれば軽症で済む、重篤化しないというデータが確か出てたと思います。早めに予約をしていただければということでお願いをしているところであります。
 
武田/モデルナ社ワクチンによる県営集団接種会場の追加日程について(発表)
(質)ワクチン関連でお伺いしたいんですけども、先日、末松文部科学大臣、文部科学大臣の方から教職員の優先的に接種をする都府県見通し発表されたんですけど、その中にも三重県も含まれてまして、3回目接種、教職員の方、大規模接種会場などで優先的っていうところ、今三重県の方どのような状況になっていますでしょうか。
(答)確認をしますけれども、確か四日市に空きがあったときに、教職員の方にも声をお掛けして、で打ってくださいということでお話をしてたかと思います。そういう意味では、三重県でも教職員の方に早めに打っていただくいうことを働き掛けをさせていただいるところであります。
 
武田/モデルナ社ワクチンによる県営集団接種会場の追加日程について(発表)
(質)またワクチンの話なんですけど、3月から5歳から11歳の子どものワクチンの接種、各地始まると思うのですが、県内の今開始の状況とか見通しみたいの把握されてますでしょうか。
(答:医療保健部)3月から接種に向けて各市町接種体制の構築というか、個々取り組まれてはいるところですけれども、ちょっと具体的な日数とか、いつごろからどこどこでというのは、ちょっと今お答えできるような情報は持ってはないです。
(答)また確認をしまして、お答えできるような状況になりましたら、私の方から発表をさしていただきたいと思います。
 
「強じんな美し国ビジョンみえ」および「みえ元気プラン」等について(報告)
(質)「ビジョンみえ」と「みえ元気プラン」の話ですけど、今ちょっとその「みえ元気プラン」の概要案を、105ページありましたけど、読ませていただきましたけど、タイトルには「みえ元気プラン」、「元気」という字が書いてありましたけど、文中には「元気」という文字は一つも見当たらなかったんです。その、知事が描く「元気」というのをどういうふうに、目指す姿みたいな、「元気」という言葉に絡めて。例えば前の知事は、幸福実感度であったりとか、何か数値的なものでそういった成果を測るというようなことをされてましたね。それが仮に今回「元気」だとすれば、この「元気」をどう測っていくんかというのが、多分そういう記述が見当たらなかったものですから。
(答)これからさまざまな議論をしていって、県内外の有識者の方にも意見を聞きながら、プラン、ビジョンもそうですけれども、充実をさせていきたいというふうに思ってます。で、「元気」というのは、これは私とそれから県庁の職員の皆さんで話をしていく中で、ある意味活力ということでありまして、2つの意味があるというふうに我々執行部のほうでは考えてます。一つは三重県民の皆さんが三重県に愛着を持っていただいて、とてもええとこやというふうに思っていただくという意味の「元気」。三重県民が「元気」になれるという意味と、それから、県全体の県勢、勢い、県の政治じゃなくて県の勢いのほうですが、そこが例えば雇用が増えていくとか、あるいは県内GDPが上がっていくだとか、人口の、これは増えるというのは難しいんですけれども、下がり方が緩やかになっていくというような意味での活力が維持される、あるいは向上するという意味で考えてます。「元気」という言葉はなかったかな。あの、プランの中にも若干書いてあるんじゃないかと思うんですけど、ビジョンの中に明確に書いてありまして、もしプランに書いてないとすると、これから、そこは必ず書いていかなきゃいけないところなんですけど、「元気」の意味も明確にする必要、今ご指摘もいただいて、あろうかなと思っています。それから数値的な部分、どういった部分で測っていくのか。先ほど申し上げました前段の部分はなかなか数値にしにくいとこなんですけれども、後段の部分、人口減少の度合いやとか、あるいは雇用の確保の状況やとか。もっと言えば、例えば県内を訪れる観光客の数やとか、そういったところは数値にできると思いますし、また観光や産業に必須の、例えば道路でありますとか、将来的にはリニア、ちょっとターゲットイヤー超えますけど、リニアの状況、進捗状況とか、そんなものもデータ的には入れられるのかなという気はしてますので、これから完成に向けてゆっくり考えていきたいと思ってます。
 
(質)そうすると全体的な県民の幸福度的な、例えばこれまでみたいにああいうアンケートを配って、そういったこう数値を、幸福実感してますかみたいな数値を書いてもらうみたいな作業はもうしないかなという感じですか。
(答)それをまったく意味がないかというとそうではないと思います。やっぱり県民の皆さんの声っていうのは非常に重要ですし、ただアンケートでどこまで明らかになるかっていうのはありますけど、でも、やらないよりやったほうがいいんだろうなっていう気がします。ですから、それは例えば今後円卓会議という形で市や町に私行かせていただいて、首長さんと話をさせていただくのは当然としてですね、そこにおられる住民の方々ともお話もさせていただきたいと思いますが、その中で今おっしゃったような点も確認もしていきたいと思っていますし、それだけではやっぱりまんべんなく聞くということにはならないので、アンケート的なものも考えていくのもあると思ってます。
 
(質)せっかく105ページ読んだんで、もう一点だけ。あらゆる危機であったり、課題が網羅されているぐらいものすごいようけ書いてあったんですけど、一個だけ、豚熱と鳥インフルエンザみたいな記述は全くなかったんですね。ここはあえて書いてないのか、書き忘れたのか、重要度的にそれほど高くないとご認識されて。それ以外の課題はほぼすべて書いてあったような感じがするんですけど、そこで何か、こう。
(答)全てお読みいただきまして、ありがとうございます。今書いてあるべき場所というのはおそらく最後の政策・施策のとこやと思いますけど、重要でないちゅうことはありません。豚熱も周辺で発生していますし、三重県でもかつて発生したことがありますので。鳥インフルも同様でありまして、そういう意味では、今後充実させていく中で、そういったものも施策の中に入ってくるということは十分あると考えてます。
 
その他項目に関する質疑
 
○中学生の傷害行為
(質)よろしいですか。それでは、発表外の方でお伺いしたいんですが、先日、名張の方で子ども同士の傷害事件があったかと思うんですけれども、県教委の方からスクールカウンセラーを派遣していらっしゃるかと思います。学校内といいますか、子どものそういう相談体制について、県として今後何か対応で考えていらっしゃる部分がありましたら伺えますでしょうか。
(答)まず、被害に遭われた生徒さんについて、なるべく早く元の生活に戻られるようにというふうに願っておりますし、また、その被害をご覧になられた生徒さんもおられて、心理的にPTSDに近い状況になっておられるということも聞いておりますので、早い日常に戻れるようにというふうに考えています。そういった意味も含めまして、県教育委員会では市の教育委員会と連携をしまして、子どもたちに寄り添うということで、スクールカウンセラーなどの専門の人材も派遣をしているところであります。私も海上保安庁の時に経験がありますけど、やっぱり事件、事故が起こると心に障害を持つ方がやっぱりおられます。丁寧に対応する必要があると思いますので、今後もそういった形で子どもたちの心の傷が一日も早く癒されるようにということを願っているところです。今回どういった経緯だったのかというのは、まだちょっとわかりませんので、そういったものが明らかになった時点で、現在はとりあえず対症療法で対応しているわけでありますけれども、根本的な治療法、対応策というのが考えていかないかんという状況になりましたら、それで対応させていただきたいと考えています。
 
(質)幹事社からは以上です。発表外のところでございましたら。
 
○国による新型コロナウイルスの水際対策
(質)総理が3月から水際対策というのを緩和しますということを表明したわけなんですが、率直にどういうふうに受け止めておられるかというところが質問の一つで。で、この県には空港がないわけですけれども、3月以降、実際それが緩和されたという前提で何らかの対策というんでしょうか、それをお考えでしょうかという、そういう質問です。
(答)日本は水際対策をかなり厳格に、岸田総理対応されて、おかげを持ちまして、対策が打てる時間というのは1か月強あったと思います。ですが、世界各国が基準を緩めていく中、対策を緩めていく中で、日本だけ緩めないというわけにはいかないという政府の判断もよくわかります。そろそろ時期的なものがあるということで、入国人数を一日3,500人から5,000人に変えるというのは、今、判断としてはあり得るものだというふうに考えているところであります。それへの対策ですけれども、多くの方がやっぱり海外から入ってこられると、ウイルスも持ち込まれる可能性は、当然ですけど、あると思っています。前から申し上げておりますように、外国の方がやがて入ってこられると。それは、観光はとりあえずないですけれども、今はですね。就労目的、あるいは研修の関係で、あるいは学業の関係で入って来られる方がおられる中で、ウイルスが持ち込まれる可能性もありますので、やはりこちらの対策としてはワクチンを打てる方には打っていただきたいと。第3回のワクチンを打てば、発症する確率はかなり低くなるというふうに聞いていますのでワクチンの接種をお願いしたいということで、市町も努力をしていただいていますけど、県でもそこをご支援するという形で、県営接種会場を設けさせていただいておりますので、多くの方に、可能な方はワクチンを打っていただきたいと思っています。
(質)ありがとうございます。
 
○中学生の傷害行為
(質)2点お伺いしたいんですが、まず1点目が名張の事件の関係なんですけども、現状は市教委さんの方の説明ですと、今スクールカウンセラーを2人、県教委の方から派遣しているということなんですが、例えば増員したりとか、もしくは期間ですね。どれぐらい派遣されるのか、その部分がもしわかっていたら教えてください。あと何か、見た生徒が何かPTSDっていうような話も、今出てきたんですけれども、その部分を少し教えてください。
(答)まず、名張の話について、名張ですね。増員するかは、状況に応じて、それも考えていく。必要があれば、考えていくことになると思います。期間については。
(答:教育委員会)すいません。スクールカウンセラーの方ですけれども、22日までは3名、毎日スクールカウンセラーを派遣して対応に当たっていきたいと考えております。24日も今のところ1名ということですけども、知事おっしゃられたとおり、状況を確認しながら、必要に応じて増員等も検討してまいります。
(答)それから生徒さんで、実際、学校の中でこういう行為が行われたということで、近くにおられた方もおられるようでありますので、ちょっとびっくりしたというか、ショックを受けられた方もおられるように伺っております。そういった方に丁寧に対応するという趣旨で、先ほど申し上げたものであります。
 
○鈴鹿青少年の森サッカースタジアムの建設
(質)あともう1点が、鈴鹿青少年の森のサッカースタジアムの建設をめぐる関係なんですけども、建設に反対する市民の方が、いわゆる津地裁に対して、地裁に対して前知事、前鈴木英敬知事と、あと一見知事に対して提訴をしましたけれども、その関係で今、県としてはどういった対応をとられていくのか、この訴訟にどう臨まれていくのか、その部分を教えてください。
(答)津地裁ですよね。津地裁に訴訟提起をされたというのは、私も耳にはしています。マスコミの皆さん、報道などで承知はしていますけど、まだ訴状は到達していませんので、それが到達して、中身を精査をさせていただいて、対応をさせていただくということになると思います。いずれにしましても、設置管理主体、鈴鹿市でありますけれども、鈴鹿市ともよく話をして、今後、対応をしていくということになろうかと考えております。
(答)ありがとうございます。
 
○知事の3回目のワクチン接種
(質)以前、知事おっしゃっていました明日19日の知事の接種、3回目接種なんですけど、あれ公開でされるのかというのと、あと知事の3回目接種が県民へのアピールというか、接種呼びかけにつながるとお考えかみたいなところ、ちょっとお聞かせ願えますでしょうか。
(答)明日午後、四日市の方で接種をする予定にしております。これについては、今日の午後と聞いておりますけれども、発表をさせていただくということですので、公開でやらせていただくことになると思います。それが3回目の接種の促進につながればいいな、というふうに思っておりますけれども、私、1回目、2回目はファイザーを打っていますので、今回、交差接種ということになりまして、モデルナを打ちますので。ファイザー・ファイザー・モデルナの方が抗体は上がるという話を聞いていますし、ぜひ多くの方に、モデルナであっても、とにかく早く打つということが大事だと思いますので、ワクチン接種をお願いしたいと思っています。後者については、そういうことになればいいなというふうに思います。
 
(質)その他、いかがですか。では、第二も含めて、いかがでしょうか。
 
(質)CTYさん、いいですか。
(質)大丈夫です。
 
武田/モデルナ社ワクチンによる県営集団接種会場の追加日程について(発表)
(質)3回目のワクチン接種ですけど、市町に一応例えば、2回まで打った方はわかっているわけだから、本来なら保健師さんとかを入れた方がいいと思うんですけど、呼びかけなら別に普通の職員でもできると思うので、市町村に依頼して、何かそういう過去打った方々に、ぜひ3回目をということを呼びかけとか、何かそういうことはやってないですね。
(答)それは、直接的に、お一人、お一人ということですか。
(質)各市町村に振れば、各市町村である程度分けてできるじゃないですか。
(答)手分けしてってことですか。
(質)はい。
(答)そこは市町にお任せをしていますけど、そこまではやってないと思いますね。私、今、津に住んでいますけど、津は広報の中に必ず3回目のワクチン接種を受けてくださいというふうに書いておられますし、おそらくホームページも、私は見てないですけど、書いておられると思います。そこは、市町のご判断ということになろうかと思いますね。
(質)そこは、県の方でそういうことを市町にお願いするというふうなことをしてないということですよね。
(答)現段階においてはそうですね。
(質)県政だよりでも、3回目のワクチン接種をしましょうとは書いていないので。でも、市町の広報は書いてあるわけですね。
(答)そこは、そういう広報媒体に関しては考えていくこともあると思いますね。
(質)あと、職員が使えない、御用繁多で使えないという話なら、コールセンターを使うとか、そういうこともあるじゃないですか。
(答)電話で。
(質)外部の方へ。
(答)ワクチンについては、個人の判断というところもあって、自分は絶対打ちたくないんだという方もおられますから、そちらにその電話をかけることがどのように受け止められるかというのも、市や町で考えておられるんじゃないかなっていう気がしますけどね。
(質)今、あまり県で進んでいないというのは、さっき43位でしたっけ、今36位ぐらいという話なんですけど、これはデータ打ち込みが遅れているのが主な原因ということなんですか。
(答)はっきりわからないんですけど、VRS、前回5波の時も遅かったんですけれども、今回は、かなりお願いをしています。前回の連携会議でも市長さん、町長さんにお願いをしていますので、そのうち数は打ち込んでいただけるというふうには思っていますけれども、もともと最初の出だしがちょっと他の県に比べると、三重県、ちょっと遅かったところがあるので、その差がついているのかなと思います。ただ、その差も1パーセント強、最初空いていたんですけれども、今日のデータでは0.8パーセントに締まってきていますので、これから接種会場で受けていただく方が増えてくれば、詰まっていくかなという気はしております。
 
「強じんな美し国ビジョンみえ」および「みえ元気プラン」等について(報告)
(質)あと、ビジョンとプランですけど、私は拾い読みしかしていないですけど、昨日とか議会等で出てて、県議の方の中には、今までの総合計画と違って、歴代知事の中の、ちょっと何か上から施策を施すという、施し感を感じるという議員の方もいらっしゃるし、一部質問もあったような、いろいろ項目を挙げているけれど、じゃあどういう県の姿にするのか、それが見えないという話もありますし。私も感じたのは、元気プランで2026年の県政150年というのをターゲットにしながら、そこに向けての政策の絞り込みであるとか、あるいは150年を転機に、三重県が新世紀に入るんだと。だとすれば、その時に県民に求めるものは何かとか、あるいは県の姿をこうするとか。部分的にDXとか、いろいろありますが、そういう諸施策を通じて、じゃあどういう県の姿があるのか。そこにどういうふうに県民は協力できたりとか、あるいは一緒に活力を出せるんだとか、何かそういう書き込みがないなというふうに思ったんですね。だから、知事自身はこれ出来上がった時に満足度はどの程度なんですか。プランとビジョン。
(答)まだ出来上がってないので、それからですけど、いろいろなご意見もいただいて、今おっしゃったような話も含めて、いろいろなものを盛り込んでいった方がいいなというふうに思います。昨日、県議会では、例えば、これはビジョンの方、プランじゃなくてビジョンの方ですけど、食糧安保についても考えるべきではないかという非常に有意義なご意見をおっしゃった議員の方もおいでになられました。他にもご意見をいただきましたけれども、そういったものも考えながら、多くのものを入れるようにしていきたいと思っていますし、やはり重要なのは三重県出身者の方で、例えば三重県を今離れておられる方々がどんなふうに考えておられるのか。三重県というのはこういう。外から見ると、割と三重県の姿は客観的に見えたりもしますので、そういった方の声も聞いていきたいというふうに思っています。私とか、あるいは県庁の職員の方々の考えだけで、今は作っていますので、それで今後の県政運営をやっていくのは、それは県民にとってもこれはちょっと無理やでということになるんちゃうかなと思ってまして、いろいろな声をいただきながら、今いただいたような声も含めまして、これから充実をさせていきたいというふうに考えています。2026年、どんな姿か。これ、非常に重要なんですけども、例えば来年、再来年どんな形でやっていくのか。今はもう施策展開のスピードがものすごく早いですから、そういったことも考えながら、毎年の行政展開方針も含めて、いろいろな検討をしていかないかんというふうに思っています。
(質)総合計画とか、これに限らないですけど、出し方からいったら、今、県のやり方というのは、とりあえず素案であるとか、概要版であるとか、そこから中間案に行って最終案。その間に議会の審議を経て意見を加えていくわけですけど、知事は武道をやっておられたからおわかりだと思うんですけど、要は真剣勝負でやるのと、最初から練習試合でやるのとでは全然発達が違うじゃないですか、到達度が。昔、北川県政ぐらいまでの総合計画というのは真剣勝負で100パーセントのものを出してきて、議員にぐうの音も言わせないような完璧なものを出して、それでもなおかつ向こうからいろいろ話があって。だからより高まっていく部分があるじゃないですか。でも今は、最初からいずれこれは最終案は出すんだからというところに安易さを感じるんですけど、知事はそういうことはないですか。
(答)今、我々が考えられる最善のものを、骨子の形ですけど出しているというところでありまして、最初から、北川さん、立派な方だったので、もうこれでいいんだということを考えられたのかもしれませんが、私なんかもう浅学非才の身ですので、私の考えだけでこれから177万人県民の進むべき道をこんなことですというのは言えないと思っていますので、とりあえずの私と県庁職員で議論したものを出して、それをたたき台にして、議員の方々からも非常に建設的なご意見をこれからもいただけるというふうに思っていますし、また各市町にもご意見を伺うことにしています。それから先ほど申し上げましたように、県内内外の先達というんですかね、先覚者ですね。特に先ほど申し上げましたように三重県出身で三重県のことを思っておられる方、その方で今は県外に住んでいて、三重県の姿が外からよく見えている方、そういった方々にご意見も頂戴しながらいいものを作っていきたい。それが、県民に対する負託に応えることになるんじゃないかなというふうには考えています。
(質)昨日のやりとりの中で、ビジョン、プランに関わって気になるのは、安井部長が施策において数値目標を入れるかどうか検討するとおっしゃって、さっき知事は、例えば観光入込客数であるとか、入れられるものは入れると。これは入れるんですか。要は、入れられるものについては入れるんですか。
(答)これからの議論ですけれども、やっぱり一定の目標がないとPDCAサイクルは回せませんので、単なる哲学的な部分だけでは終わらないと思っています。ただ、私も35年間、国の行政官をやってきて、昨日、県議会でも議論出ましたけど、全部KPIを入れなきゃいけないっていうんで、無理無理作っているところがあるんですよ。これは無駄な仕事になってしまうので、そんな仕事を職員にやらせるんだったら、ほかの重要なコロナ対策だとか、人口減少対策をやってもらいたいと思いますので、無駄な数値は作らない方がいいと、私は思います。
(質)じゃあ、ある程度整理をして、必要なものは数値目標を出すけど、そうでないものを出さないと。
(答)そうでないところで、定性的な目標を掲げた方がいいものも、中にはあると思います。それは定性的な目標を掲げるということに、おそらくなってくると思いますね。
(質)古い話で恐縮ですけど、国含めて全国の行政機関の中で数値目標を入れたのは三重県が最初なんですね。それは三重県の、逆に言ったら行政マンたちの誇りでもあるし、逆に三重県が入れたから国も倣って各省庁が入れ出したし、あとで入れた国の方の数値目標の方が、実は立派なんですけど、三重県は二の矢、三の矢がなかったので、入れただけで終わってたというのがあったんですが。ただ、三重県政といえば、数値目標を入れたというのが北川県政の一番評価になっている部分もありますし、だから逆にそれはそれで、全く見直すにしても、全くなくすという意味ではないんですね。
(答)そうですね。数値はやっぱり必要なところは、昨日、安井部長が答えていますけれども、私も全く同感で、必要なところにはやっぱり入れた方がいいと思います。
(質)もっと突っ込んでいくと、PDCAだからって言って、各部局がその施策がどのぐらいうまくいったかというリポートみたいなもの、議会に膨大な資料を出すじゃないですか。むしろあれが無駄だと思います。要約版でいいんで、あそこまで細かくやる必要はなくて、むしろあそこにすごい労力がかかっているんですよね。だから見直されるなら、むしろそこの方がいいんじゃないかなとは思います。
(答)貴重なご意見をいただきました。議会の方々ともお話もさせていただきながら、進めていきたいと思います。
 
(質)関係者でいくと、さっき県内外とか知事はおっしゃいましたけど、現にあるアドバイザリーボードの方とか、それとか経営方針会議で有識者を入れているじゃないですか。例えば、三重県出身のJRの顧問の松本さんとか。あの辺の会議は今後どうするかというのは、まだ示されていないんですけど、これは今、検討中ということですか。
(答)おっしゃる通りです。すでにあるものを変えていくという必要がないかもしれませんし、それに追加して、いろんな分野でワーキング的な形でお話を伺っていくということもあると思っていまして、まさにこれ検討するところであります。
(質)ということは、無くすと決めたわけじゃない。
(答)決めてません、決めてません。松本先輩も伊勢のご出身、立派な方ですし。
 
(質)どうも。
 
(質)じゃあよろしいでしょうか。では、知事ありがとうございました。
 
(答)どうもありがとうございました。 

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