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令和05年03月01日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年2月27日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

モデルナ社ワクチン(オミクロン株対応ワクチン)による県営集団接種会場の開設について(発表)
宿泊療養施設(1施設)の運用終了について(発表)
子ども心身発達医療センターの初診予約の改善について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・津波浸水想定
・性の多様性
・ふるさと回帰支援センター
・恋愛力

発表項目等

(知事)おはようございます。今日は私の方から3点、お話を申し上げたいと思います。一つ目はコロナの関係で、ワクチンですけれども、集団接種会場、今年度最後になります、県営の接種会場ですけれども、3月25日にツッキードームで設けます。それにつきましては、市町が集団接種会場をそろそろ終了するということでありまして、津市なんかですと3月11日でとりあえず今年度の分を終了するということでございますので、県でセーフティネットみたいな感じになるんですかね、今年度最後ということで500人の枠ではありますけれども、モデルナのオミクロン株(BA.4/5)の対応ワクチンを接種をする機会を設けようと思います。3月の1日から予約を開始をいたします。まだ受けておられない方、これは12歳以上の方であります。前回の接種から3か月経過していること。これは、今までと変わりません。3回目、4回目、5回目を接種される方ということで予定をしております。以上が1点目でございます。津でやるということですね。
 
それから、2点目は、宿泊療養施設の運用の終了。今、県内で4施設あるんですけど、そのうちの1施設を終了しますということで、3月の末に4つのうちの一つを終了するというものでございます。前回ご質問もいただきまして、そのうちにご報告をすると思いますと、こういうふうに申し上げておりましたけど。2月27日かな、入所率で言いますと、今、5人入っておられるということで、4施設で。4施設に5人、入っておられる。468室がございます、4施設で。468室に5人、入っておられるので、1.1パーセントの入所率ということになります。ちなみに、第7波の時に一番たくさん入られたのが42.3パーセントの入所率でありました。第8波の時の最多入所率が24.4パーセントであります。今、かなり低くなってきているということもございまして、3か所はとりあえず当面、残します。残しまして、今回1か所、3月末で運用終了する。これは、鈴鹿市内のホテルでございます。残りますのが、四日市、亀山、そして津、この3か所になります。私から、2点目は以上でございます。
 
そして、3点目でございますが、1月25日の会見でご質問もいただきました、子ども心身発達医療センターの初診の予約の方法につきまして、2月中に改善方向を定めまして、皆さんにご報告しますというふうに申し上げたものでございます。これは、平成30年の1月から今までのやり方で受付をしてきたものですけれども、なかなか電話がつながりにくいというお話がございまして、今回、改善をするものでございます。詳細な改善の方法につきましては、ペーパーも含めまして、後ほど担当部の方から詳細にお話を申し上げます。まず、どんなふうに改善するか私の方で申し上げますが、これが予約の受付人数です。これを見ていただきますと、これは1月分です。これは受け付けられた数なので、受け付けできない、電話をかけてもかけてもつながらんという人もまだおられると思います。これ受け付けた数。ただ、見ていただきますと受付開始、だいたい1か月ぐらい経ちますと、予約される数も減ってくるということですので、1月中をまずは対応をきちんとやっていくということが必要であろうと思ってはおります。だいたい2週間ぐらい、これは担当者の肌感覚で言いますと、受付開始2週間は相当の電話がかかってくるというものでありました。今までどうしていたかというと、実は15分ぐらいの時間をかけまして、どんな状況なのかというのを聞き取りをさせていただいて、じゃあ何月。1年間の予約期間が4月から3月までの予約期間でありますので、それを何月何日の何時ということで予約を取りましょうというふうにやっていました。平均的には15分ですけど、人によってはもうちょっと長いことかかったのもあろうかというふうに思います。回線は1回線で、電話回線をやっていました。これを、改善をするということで、改善方法としては、後ほど詳細に担当者の方から紙でもご説明しますけど、4点、改善をする予定です。時系列で言いますと、この3月、明後日からやり始めますのは、まず電話回線を1回線から3回線に増やします。必要なら、さらに増設をする予定であります。これが1点目。2点目ですが、これは来年の6月から2点目を開始しますけど、予約方法を電話のみから電子申請、これは24時間の申し込みが可能になりますので、それを導入します。そういう意味では、今年の6月からは電子申請と電話が、並行して動くということになります。3点目、これは来年の1月からになりますが、予約を分散化するために今まで1年間の予約を取っていました。ですけど、半年間ということで2つに分けます。それで予約を取っていくというのが3点目であります。それから、4点目ですけれども、今までは電話でお話を聞いて、その上で、電話でお話を聞くのも専門の職員が聞いておりましたけれども、それをまず基本的な情報をお伺いするということで、今まで15分かかっていましたものを7分、半分ぐらいの時間、基本的な情報をお伺いして、後ほどこっちから折り返しの電話をかけます。それによって、最初に受ける時間を短くしようというものであります。電子申請の場合も、こっちから折り返し電話をしますし、それから電話でかかってきたものについても、今まではその電話で予約まで対応していたんですけど、1回目の電話は予約申し込みの受付の電話にするということで、こっちから折り返しの電話をするということで、その4点の変更をすることによりまして、だいぶお待ちいただく時間が短くなってくるのではないかなというふうに思っているところでございます。先ほど、予約可能期間を二つに分けますというふうに言いましたが、前期は4月から9月、後期は10月から3月までということです。今は、通年で4月から3月までやっているという状況ですので、そういうふうに分けたいということであります。私から以上、3点申し上げました。以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
モデルナ社ワクチン(オミクロン株対応ワクチン)による県営集団接種会場の開設について(発表)
(質)県営集団接種が津会場だけになったというのは、津市の集団接種が3月中旬で終わるからですか。
(答)そうではなくて、県内幾つか設けるという考え方は当然あるんですけれども、実は1月とか2月に三重県の集団接種会場を実施しました。津会場の接種比率が、35パーセントとか38パーセントで40パーセントを下回っていて割と少ないです。県内に何カ所かを設けるというよりは、県の真ん中にある津の1カ所でやってみようということであります。先ほど申し上げましたように、市とか町の集団接種は終わっているので、以前よりは増えてくるかもしれませんけれども、とりあえず1カ所で様子を見るということにさせていただいているものです。
 
(質)集団接種について、3月以降はどうなっていくかという見通しはありますか。
(答)4月以降の接種については国で検討されているわけで、大枠は示されていますよね。高齢者とか基礎疾患のある人は年間2回ですか、それ以外の人は年間1回、春と秋というそんな感じで聞いていますけれども、具体的に例えば県で接種会場を設けていくのか、それとも市町だけでやるのか、それはまだこれからであると思います。なので、それを受けて対応していくということになると思います。
 
(質)集団接種に関して質問があればお願いします。
 
宿泊療養施設(1施設)の運用終了について(発表)
(質)なければ、次に宿泊療養施設についてですが、今回4施設あるうちの鈴鹿を運用終了するということですが、改めて感染状況とかが収まってきていることもあると思うんですが、なぜ鈴鹿の運用終了するのかとか、亀山と距離が近いとか、いろんなことがあるのかもしれないですが、その辺も含めて改めてお答えください。
(答)北から言うと四日市、それから鈴鹿、亀山、そして津とあるわけですね。そうしますと一番真ん中にあるのが鈴鹿なので、北の方の四日市、それから伊賀や鈴鹿も含めた亀山、それから南を含めた津ということで、位置的にいうと一番最初に閉じて大きな障害というのもないですけれども、トラブルが発生しないということでいっても鈴鹿なのかなというので、鈴鹿を閉じるということにしたわけです。
 
(質)宿泊療養施設について質問がありますでしょうか。
 
(質)それほど使われていないということは良いことなのかもしれないですけれども、今のこの利用状況を非常に割合としても低いかなと思うんですけれども、この状況をどういうふうにご覧になっているかということと、更なる閉鎖というものはお考えになっていないのか、あるいは本来入りたいんだけど入れない人がいるんじゃないかという懸念もたまに聞くんですけれども、それらについてはどういうふうにお考えでしょうか。
(答)まず現在の状況ですけれども、多くの人が感染をしても宿泊施設に入るという必要がないということになってきているということかなと思います。宿泊施設はどういう時に使われるかというと、例えば家族に感染させたくない、あるいはちっちゃなお子さんがおられる御家族であるとか、あるいは家庭内に高齢者や基礎疾患をお持ちの方がおられる方、
そういう方が入られていたんだと思います。ところが、ある時期からあまり使われなくなってきて、感染力がすごく強くなって宿泊施設に入る暇もなく、家族中感染してしまったというのがありまして、一旦予約は入ったんですけど、もういいですわということも途中から出てきていました。今は入所者がかなり低いのと、それから感染者数を見てみますと今日も午後発表しますけど、100人台半ばということですので徐々に減ってきているというのもあって施設が使われなくなっているのかなっていう気がします。さらなる宿泊療養の閉鎖をどう考えるかということなんですけれども、5月8日以降、5類に移行するということですので、その辺が恐らく宿泊療養施設の最後になってくる可能性はあるとは思ってますけれども様子を見ていこうと、まだ今は2類相当ですので、全てをなくしてしまうというのはどうかという考え方もございまして様子を見ていこうと思っています。それから入りたくても入れない人というのは、今の状況は1パーセントぐらいなんで、ないのかなとは思いますけれども何かその状況は聞いていますか。
(答:医療保健部)今、申し込みいただいている方の数もございますけれども、全て入っていただけるような状況でございます。
(答)一時期、そんなことはあったかも知れませんけど、もうそんなんはないかなと思います。
 
(質)宿泊施設で合わせてお尋ねなんですけど、これ5月8日以降の扱いについては、国からこういうものを今後どうすべきか、なくすのかそれともこういう形で維持してほしいとか、何らか別にまだ指示は何も来てないんでしょうか。
(答)今のところないですね。ですから、国がどんな考えを持って通知をしてくるのかっていうことと、他の県の様子を見ながら考えていくということになると思います。
 
子ども心身発達医療センターの初診予約の改善について(発表)
(質)心身発達医療センターのことについて伺います。そもそもこれ電話回線1回線のみだったということについてですけれども、これは改めてどうしてだったのかということと、これについて知事はどういうふうに受けとめていらっしゃるか、つながらないという状況が続いていたことについて改めてそこのところをお聞かせください。
(答)1回線はやっぱり少ないですね。改善をするべきであったのかなと思います。対応する人数を増やしたら、県民の方にお待ちいただくこともなかったので、もっと早く対応した方が良かったかなという反省はあります。今回検討をしてもらいまして、担当部で回線も増やし、そして電子申請も、電子申請は6月からですけどできるようにしていくということですので、今の時点ではそうとうつながりにくいということにはなってないのは事実なんですけども、今からトライアルも含めてやっていって、来年の1月また今のままでいくと同じ状況になりますので、そうならないようにしていきたいと思っています。3月からやるものと6月からやるものとこうあるわけです。来年の1月からやるものとあるわけですけど、様子見まして、さらに改善策が必要であるということなら改善をしていきたいと思っております。
 
(質)3月からは当面は3回線に増やすと。
(答)そうです、そうです。
 
(質)これは要は専門職員の方を1人だったものを3人に増やすという理解でいいんでしょうか。
(答)詳細また担当部の方に聞いていただければと思います。私は聞いてますのは1回線につき2人たしか職員が対応するようになっていると思いますね。3回線だと6人ということだと聞いてます。詳細また担当部の方に聞いていただければと。
 
(質)分かればですが、専門職員というのがどういった立場の方に何か。
(答)これは保健師やったかな。国家資格持っている人ですよね。
(答:子ども・福祉部)精神保健福祉士等が対応しております。
 
(質)これ予約をもうちょっと受けられるようになることで、この予約の先にはお医者さんに診ていただくというあれがあるわけですよね。
(答)そうですね。
 
(質)予約が増えることで、そのお医者さんの方のマンパワーというか、そっちは大丈夫なんですか。
(答)予約が増えるというか、予約の枠はもう決まってますんで。
 
(質)その中で。
(答)中でということです。だから電話がつながりにくいという状態を解消するということなんで、例年、私が聞いてます話では4月か5月になってしまうと、1年分のもう予約が埋まってしまうということなんです。その後に申し込んでもなかなか受けられないっていう事態は今これからも続きます。そこをどうするかというと、やっぱり医師の確保をしていかなきゃいけないということなんですけど、これ小児科の医師の中でも小児精神科っていうんですかね、医師の数が少ないところなんで、どうしていくかってのは課題なんです。三重県実は医者の数がそもそも少ないっていうこともありまして、これはしっかりとこれから議論して考えていかないかんところやと思います。人口減少とか、あるいは観光、あるいは防災対策って、今まで私知事になって1年半ぐらい、その基礎的な部分の計画をいろいろと議論してきましたけど、そろそろその医師の確保についても真剣に取り組んで、私自身が取り組んでいかなあかんかなというふうには思っています。
 
(質)確認なんですけど、予約枠は増えずに予約を早くできるようになる人たちが増えるだろうと。
(答)早くというか、ここで電話がつながりにくい状態を解消するということですね。
 
(質)枠は変わらず、ただ電話を同時にいっぱい受けられるようになるということですね。
(答)増やしていった方がいいんですけどね。
 
(質)今の確認なんですけれども、今予約枠自体を増やすことができればいいんだけれども、今の医師の体制というか、状況を見ると予約枠を増やすことはなかなか難しいという現状認識。
(答)医師の数を増やさないと、ということなんですけど、それを増やすべく、これから対応していこうと思います。ただ、三重県内の医師の数を増やすことは、ある程度できるにしても特殊な分野なものですから、そこはもともと全国でも医師の数が少ないかもしれないので、よく相談をしながら進めていきたいと思います。この件は、後ほど担当部の方からペーパーもお示しさせていただいて、ご説明をします。
 
その他項目に関する質疑
 
津波浸水想定
(質)よろしいでしょうか、発表項目外で伺います。自分の新聞のことで恐縮なんですけども、今日の弊紙の一面で防災のことの記事がありまして、津波浸水域にある幼稚園保育園の割合とか高齢者施設の割合というものが各都道府県のデータがあったんですけれども、三重県わりと上位にきてまして、幼稚園保育園は全国で7番目で高齢者施設も4番目というような全国的に見ても高い割合で、幼稚園保育園、高齢者施設が浸水域にあるという状況があって、それを知事はどう受けとめていらっしゃるか、あとインフラ面ですとか、そういう子どもたちの防災避難の面で何か必要な対策できること、どういうことがあるというふうに考えていらっしゃるか教えてください。
(答)三重県は東は海ですし、それから海岸線も全国第8位であったかと記憶していますけど、そういう意味では津波被害を受けやすい県であるのは事実ですね。それにしても、幼稚園保育園が浸水域にある割合的には全国で7位、それから高齢者施設で第4位ということでかなり数が多いなという感じがします。来年度予算で津波避難タワーの設置、遅まきながらですけれども、三重県も取り組むと。それから避難計画をつくる市町の支援もするということでやらせていただいているわけですが、特に災害弱者と言われる幼稚園、あるいは保育施設に入っている子どもたち、それから高齢者施設、ここはしっかりと対応していく必要があろうと思います。まずは基礎自治体の方でそういった施設におられる方、どういう形で避難をさせるのかっていう計画をつくっていただくことになりますけれども、私どももその支援をすると同時にどういうやり方があるのか、ベストプラクティスみたいなものが出てくれば、それを横展開していくということも重要かなと思います。何とかして津波で亡くなる命を救っていかないといけないなと思っています。
 
(質)今言われた災害弱者というか、子どもたちであるとか、高齢者に特化したなにか避難の仕組みみたいなものは特にないんでしたっけ。
(答)現段階でこういうものというのを持ち合わせてないんですけども、おそらく基礎自治体の方でお作りになっていかれると思います。そういったものを県としてアドバイスできるものがまずあるかどうか、そして作られたものを横展開できるかどうか、そんなことかなというふうに思っています。
 
(質)ありがとうございます。発表項目外で質問があればお願いします。なければ、第二さんお願いします。
 
子ども心身発達医療センターの初診予約の改善について(発表)
(質)子ども心身発達医療センターですけど、開設は平成30年1月ですか。
(答)現行の予約方式を採ったのが30年1月で、設置されたのは29年6月というふうに聞いています。
 
(質)29年6月に三重病院の敷地内を買い取って、約92億くらいかけて、あの建物を造ったと思いますけど、30年1月から今の方式で、31年ぐらいに県議会でも待機する人が多くて電話がつながらないとか、診療を受けられないとか、県議会の一般質問が出たりして、対処するという話が、その時、当局側から答弁していたと思うんですけど、そこから約4年ぐらい放置されたまま、まして電子申請ぐらい、今は普通の話じゃないですか。全く、しかも電話1本回線とか、あまりにもアナログすぎる対応で、誰もそれを、県四役とかも含めて指示してこなかったという、これは鈴木県政から続いた話ですけど、それについて知事はどうお考えですか。
(答)私が知事になってから1年間、今日はこの状態なので、私の責任もあると思いますけど、これは改善すべき事項ですね。5年間ぐらい今の状態が続いていたということなので、怠慢と言われてもしょうがないと思いますね。
 
(質)議会もお二人ぐらい、確か質問をされていて、それは多分、そういう父母の方から、有権者の方、地域の方から話を聞かれて質問されたということでしょうけど、そこは全然改善されていないということは、全く議会軽視もいいところで。今、例えば診療受付をして待機されている人の数とかいうのは後でわかりますか。
(答)診療受付をして。
 
(質)受付はしているけど、どのぐらい待機されているのかという。
(答)待機というのは、その電話がつながらないということですか。
 
(質)いやいや、枠があるわけじゃないですか。
(答)枠はあります。年間の枠ですね。
 
(質)その中でどのくらいの方があふれているのか。
(答)あふれているのか。それって、何か数字を持っている。それは、わからないんでしたかね。どうぞ。
(答:子ども・福祉部)現在は、令和5年度の予約をしていますので、待機待ちというのはなくて。
(答)いやいや、令和4年度で、枠がいっぱいになるやないですか。その後で4年度に診てほしいと言われた人の数。それは拾えてないんやね。
(答:子ども・福祉部)拾えています。ちょっと今すぐに出ないんですけど。
 
(質)じゃあ後で。
(答)後で。
(答:子ども・福祉部)はい。
(答)予算とか、様々な問題があって対応できなかったんだと思いますけど、やっぱりそれではまずいので、今回、担当部の方で知恵を出してもらいましたので、これで対応して、ただそれでも十分にはいかんと思いますので、都度また見直しをしていくようにしたいと思っております。
 
(質)あの施設は、全国に先駆けて北川さんの知事の時代から、こういう関係の子どもたちが増えてきているのを見越して造って、厚労大臣も視察に来たぐらいの施設ですから、看板だけで更に充実していなかったというのは残念なことですね。
(答)そこは、ちゃんとやっていくべきであったという反省はございます。
 
性の多様性
(質)あと、その他項目で、知事連合でしたか、LGBTの関係とかで表明されたじゃないですか。知事の今までの会見でおっしゃっているのが、三重県で一族が展開されて800年であるとか、一族郎党700人であるとか、割と家族主義的なというか、その辺の感じが強い感じがするんですね。自民党が、今、県議会でLGBT関係条例を作る時もそうでしたけど、そこのそういう既存の家族関係が壊れるんじゃないかというのが一番懸案になっていて、知事は、家族関係は割と大事にされる感じがあるんだけど、そこのところで、LGBTにある程度、踏み出すことに対して、何か矛盾というか、その辺はどういうふうに整理されているんでしょうか。
(答)家族を大事にしたいというのは、田舎の長男なものですから、それはあると思いますけど、LGBTの方々の差別を禁止するということと、家族関係が壊れるのは別ではないかと、私は個人的にはそう思っています。社会が、例えば同性婚を認めることによって社会が変わるというのは、その法制度が変わってきますので、それはそうだと思いますけど、どこかでも申し上げたかもしれませんけど、例えば普段、生活をしている人が、同性婚もそうですし、差別の禁止という法律ができた時に、今までの生活の仕方が変わるかというと、そんなことはないんじゃないかと私自身は思っています。ただ、そこにどういう状況の変化があるかというのは、国でしっかりと考えていただく話であると思いますので、そこは考えていただいたらいいのではないかと思います。その上で、差別を受けて嫌な思いをされている人がおられるのであれば、そこはおられると思いますし、そこは法制度で対応していくというのは、一つのやり方であると思います。
 
(質)これは、この関係の法が国の方でできたら、都道府県レベルでは既にあるところもあるんですけど、要は従来の自民党さんがおっしゃっているような家族関係が、知事は壊れるとお思いですか。
(答)いや、あまりそこは、そういうふうには思わないです。何か壊れるのかというと、そうでもないと思いますけどね。
 
(質)あの方たちの頭というのは、男性と女性がいて、そこで子どもが生まれると。それが正常な家族関係であると。これが、要は国家を維持してきたというような、そういう考えに立たれているみたいなんですけど。
(答)それはどうかと言われると、正常かどうかというのは、時代によって変わってくるんじゃないかと思いますし、それから国際社会の動きというのも、やっぱり見ていかないかんのと違うかなと思います。時代的には、LGBTの方々をちゃんと生きやすいようにせにゃいかんという時代になってきていると思いますし、またG7の国々で、LGBTの方々の権利を認めていくという方向に動いているということだと思いますので、そういう意味では、今、国会でも議論がなされていると思いますけれども、今の方向で進んでいくのがよいのではないかなとは思います。
 
ふるさと回帰支援センター
(質)あと、先だって、三重県もそこに参加していますけど、東京のふるさと回帰支援センターという、あそこでの移住ランキングを発表されたんですけれども、三重県は20位以内にも入っていないんですが、率直な感想は何かお持ちですか。
(答)移住は、人口減少対策に非常に重要なファクターといいますか、移住を促進していくべきであると思います。三重県が何位なのかというのはよくわかりません。20位以下は番数をつけていないということなので、一つ思いますのは、これからも移住には力を入れていかなあかんというふうに思います。それから、調査の結果を拝見して思いましたのは、あれは関東圏からですよね、確か。三重県の場合は、移住は近畿圏と中京圏から結構来ておられます。そこも入れ込んで分析を、これからしていかないかんなと思っていまして、関東圏からも来ていただきたいとは思うんですけれども、中京圏、近畿圏、ここも数を増やしていきたいと思いますので、データでどうこうというよりは、引き続き、地に足のついた移住促進政策をやっていかないかんというふうに思います。
 
(質)ただ、岐阜県は入っているんですよね。
(答)岐阜県、そうですね。新幹線が通っているからですかね。三重県ちょっと、私も東京におっていろんな人と話をすると、三重県は遠いと皆さんは思っておられるんですよね。そんなに遠いことないと言うんですけど。リニアが来れば状況が変わってくる、駅ができれば変わってくるとは思いますけど。確かに名古屋とか岐阜は新幹線が通っているので、東京から2時間ぐらいで行けるという意識があるんじゃないですかね。残念なことですけど。リニアで状況が変わってくると思います。その前に、三重県はそんなに遠くないですよ、いいとこですよというのはやっていかなきゃいけないです。
 
(質)お聞きしたい本題は、ふるさと回帰支援センターというのに三重県は参加して、最初はパンフレットだけを置くような形だったんですね。次に、ブースを設けてくれと。ブースを設けると、向こうの専用職員を使って、年間1,500万ぐらい払っているんですけど、三重県は。職員は派遣する必要はなくて、向こうにいらっしゃる職員の方が三重県専門で対応していただく。これが約1,500万で、あと大阪にも、これはパンフレットだけですけど、同じ回帰支援センターの大阪の方に約150万ぐらい払っているんですね。それからいくと、ブース設置した時は、三重県は15位だったんです。だから、なんとなくビジネス臭があるので、果たしてここをいつまでも頼りにしていいのかというのはあるんですけど、その辺はどうお考えですか。
(答)これから検証していって、どういうやり方が効果的なのか、効果的な部分に予算も使っていかなあかんなというふうに思います。
 
(質)元々、TBSの朝の報道番組でキャスターやられていた見城さんという女性アナウンサーが作られた、元がそれなんですけど、そのパイプもおありになって色々広げられて自治体も参加していて、確かに東京都が入っているから、なかなか抜けないとかいうのはあるかもしれないですけど。要は、三重県としては。東京みたいな大きなところが入っているので。だけどそこは、そういうことを含めて、今までの結果を含めて検討はされるということですね。
(答)検証していこうと思います。
 
(質)どうも。
 
恋愛力
(質)他に質問は、よろしいでしょうか。ごめんなさい、ちょっと最後に1点だけ、さっきちょっと結婚の話が出たので、気になるというか、先週の議会で県の結婚支援の話が何回か出ていましたけれども、その中で恋愛力ということが話題になって、これを県に調査というか、そういう観点から検証を求めるというご意見だったんですけれども、県の説明としては今までの県民意識調査でも恋愛力に値するような項目は設けられていたというようなお話でしたが、これは測るべきものというか、測れるものなのか。そもそも、こういうことが議会で出たことについて、知事はどう受け止めていらっしゃるのか。
(答)議会のご質問ですから、私が論評するのは適切ではないと思いますけれども、あの時も部長がお答え申し上げましたけれども、恋愛力というのは、そもそもあるのかどうか、よく分からないところもありますが、若い人たちが結婚するために出会いの場があるかどうか、もっと増やしてほしいかどうか、そういったアンケートはしているわけですね。それが、必ずしも恋愛力につながる、議員が恋愛力として何をおっしゃっているのかよく分からない部分も実はあるんですけど、そういったあたりも明確にしながら、恋愛力というものが本当にあるのであれば、本当にというと失礼ですけど、恋愛力というのはどういうものなのか。それによって、人口減少の問題が解決できるものなのかどうか、そういうのもきちんと我々の中でも議論をして、どういう対応ができるかというのを考えていくということであると思います。
 
(質)よろしいでしょうか。
 
(質)ちなみに、知事は恋愛力を感じられて、今の奥様とご結婚されたんですか。
(答)恋愛力。いや、別に見合いですから。
 
(質)そうなんですか。それは、それは。
 
(質)なければ。
(答)ありがとうございました。
 

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