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令和05年08月01日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年7月28日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

知事のブラジル訪問について(発表)
・新型コロナウイルス感染症(現在の感染状況等)について(報告)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・ビッグモーター
・第105回全国高等学校野球選手権大会
・マイナンバー制度
・全国知事会

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方から今日は2点ございます。1点目ですけれども、外国出張の関係の報告であります。8月の18日から24日まで私がブラジル、サンパウロ州を訪問する予定であります。私の海外出張としては、今年の1月に台湾へ行かせていただきまして、5月にスペインに行かせていただきました。3回目の海外訪問ということになります。サンパウロ州との関係ですけれども、1973年に三重県は姉妹提携を締結しております。50周年という節目であるということで、今回訪問するということであります。それから、三重県人会創立、今年80周年ということで、これも節目の年でありますし、三重県人の移住の110周年を記念する式典が催されるということで、そこに出席することも予定をしております。ブラジル、サンパウロ州との交流を促進をいたしまして、それから先人のご努力、三重県の方々がブラジルに行っていただきましたので、そういったことに敬意を表するということで式典にも出てまいりたいと思っています。三重県人会、非常にブラジルで活躍をしていただいているというふうに聞いておりますので、御礼を申し上げ、激励もしていきたいと思っています。それ以外にも、開拓者の先没者の慰霊碑にも献花をする予定でございます。それからジャパンハウス、これはサンパウロにあります、世界で3カ所あるところでありますけれども、そこで三重大学によります忍者セミナーを行う予定でございます。三重県のプレゼンスを高めるために、ブラジルで発信もしていきたいと思っております。これが1点目であります。
 
2点目でありますけど、新型コロナウイルスの関係であります。感染は拡大傾向が続いております。5月の8日に5類に変更になりましたけれども、ちょっと右肩上がりの拡大状況ですね、これは定点観測の患者数です。7月の17日の時点で16.83です、ポイントですから。ずっと上がってきておるということです。それから病床使用率も30.3パーセントということです。これ最新の数字、今日の9時時点の数字で、35.6パーセントということで、医療体制の負荷が大きくなってくるのは40パーセントと以前申し上げましたけど、それに近づいてきとるということでありまして、新型コロナ以外の入院患者、一般診療にも影響が出てくる可能性があるということですので、皆さんご注意をお願いしたいと思います。これからお盆に向けて人が移動する時期がやってまいります。私どもからの注意喚起ですけども、以前も申し上げましたが、基本的な感染防止対策、これも徹底すると、これしかないと思います。第8波の時に比べますと、手洗いがちょっとおろそかになっているという人もいてるかもしれません。それから夏暑いので換気はなかなかしてないんやわという人もおられるかもわかりませんが、冷房をおかけになっておられて熱中症予防しなきゃいけないのはそうなんですけれども、換気につきましても、定期的に1時間に一回とかやっていただければ、それから換気機能付きの冷房をお使いになっておられる方は、冷房をおつけになっていただきたいと思っています。それから今回申し上げるのは医療機関だんだんひっ迫化し始めているような状態でありますので、急ぎのものについては受診をしていただくということでございますが、救急車の利用につきましても使わなくてもいいということであれば、控えていただければと思います。ただ、無理をする必要はありませんので、使っていただくということは十分に考えていただきたいとは思います。それからワクチンでありますけれども、65歳以上の方についての追加接種を受けていただける状態になっています。65歳未満については秋からということになってますけど、ワクチン接種もご高齢の方はお願いしたいと思います。それから、私どもの対応ですけれども、病床使用率40パーセント、今35パーセントを超えていますので、早晩40パーセントに達する可能性があります。近隣でいうと、愛知県はもう50パーセントを超えているということですので、達する可能性があります。その時点でフェーズ移行しまして、今も徐々に病床増床はしているんですけれども、これからも増床をしていくということで、医療機関の皆さんに協力を仰いでいくということになります。それから入院調整支援。現在のところ、入院調整が不調であるということは聞いてませんけれども、難しくなってくるということになりますと、私ども県で調整をすることになります。それから受診センター、相談センターですね、これは24時間365日稼働しておりますので、何か困ったこと、あるいは相談したいことがあればお電話をいただければと思っております。私の方から2点目、以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
知事のブラジル訪問について(発表)
(質)まず幹事社から、サンパウロ州の訪問からお尋ねします。全体的な訪問の意義、交流促進ということだと思いますが、交流による効果とかメリット、意義をどのように捉えていらっしゃるか。
(答)まず交流の促進というところが大きいわけでありますけれども、ポイントとしては今年姉妹提携の50周年という節目、佳節を刻む年であるということで、そういうときに知事として訪問して連携を確認してくるというところが大きいところですね。それから三重県人会の創立も80周年ということで、これも佳節を刻む年でもありますし、それから三重県人移住の正確に言うと、これは111周年らしいんですけれども、110年の式典を今年やるということですので、その式典に今参加をしてくる。1912年以降、移住が始まったということであります。ブラジルの地で三重県から移住をしていただいて、向こうで身を粉にして働いていただいた方々、三重県に富をもたらしていただいた方、そして三重県の名前を上げるために頑張っていただいている方々に敬意を表するためにも訪問させていただきたいと思っております。もちろん、今のところ、サンパウロ州と意見交換をする予定でありますが、サンパウロ州政府との今、どなたとどう会うかというのを調整しているところでございまして、まだ確定はしておりませんけれども、そこで三重県の宣伝もしていきたいというふうに思っております。多くのブラジルの方にも日本に来ていただきたいというふうには思っておりますが、アジアの国々と違ってちょっと距離がありますので、そんなに簡単に来ていただけないと思いますが。それから向こうで忍者セミナーなどを行うこともやりますので、三重県の観光魅力の一つであります、忍者そういったものを発信をしていきたいと思います。
 
(質)ビジネス環境は違いますけど、例えばスペインの訪問の時にはビジネス関係でMOUに基づいてさらなる連携強化ということで、具体的な連携の項目とかも決めたりとかされたりとかしていたと思うんですけど、例えば観光であったりとかとか、何かそういった企業進出との関係で新しいMOUみたいなものであったりとか、連携強化みたいなそういった確認をするとかという予定はありますか。
(答)具体的なものについては、今想定していませんけれども、一般的に友好を確認するような文書を交わせないかということで今調整はしていますけれども、なかなか日本と違ってすぐに回答が来るというお国柄でもないものですから、まだ今のところ調整中と最終的に難しいかもしれないですね。
 
(質)サンパウロ州訪問の件で質問があれば。
 
(質)他県の要人の方の海外訪問というところでは、非常に全国的にも訪問にかかる経費の部分が非常に関心を集めているかと思うんですけれども、今回の訪問に関しての幾らほどかかるのかというそこら辺の数字というものは、知事はお持ちでしょうか。
(答)聞いておりますのが、これまだ概算ですので変わり得るということでいいんですよね。変わり得るということで、渡航費用は執行部と議会と行くわけでありますけれども、あわせて合計956万円と聞いています。人数あたりにすると、120万円ですかね。
 
(質)この金額の算出というのは、どういうものに基づいて出しているものというのはありますでしょうか。
(答:政策企画部)金額の算定でございますが、基本的には渡航費、国際航空運賃、宿泊費、現地移動費、その他諸経費となっております。
 
(質)それは何に基づいてどういう規定に基づいてということになりますか。
(答:政策企画部)こちらは競争入札で企画提案コンペ方式で旅行会社の方から。
(答)法令、条例というか、そういうことですね。
(答:政策企画部)これは旅費の規定がございまして、外国旅費に関する規定、国の規定を準用しているところでございます。
(答)県に旅費の関係の条例か何かがあるのかな。
(答:政策企画部)旅費の規定はあるんですけれども、外国出張に関しましては国の規定を準用するという形になっております。
(答)詳細はまた後でその点。
 
(質)その上で、知事はこの一人あたりの金額もございましたけれども、こちらの妥当性についてどういうふうにお考えかというのをお伺いできますか。
(答)金額の妥当性ですか。先ほど申し上げましたとおり、今年は佳節を刻む年でありますので、交流関係を確認をしておくということで、また三重県の魅力を発信するということで行くことについては意義があると思います。経費も冗費も削る必要があるということですので、実はスペインの出張のときから私は事務方に頼んでいたのはそれまでスイートルームだったんですけれども、そんなん要らんと、もうちっちゃな部屋でいいということで削りました。スイートルームの必要性というのは実は会議をやりたいということでしたので、会議をやることがあるからということでしたので、その会議も常にやるわけではないので、そのときには会議室のあるホテルを借りてくれということで、ホテルの経費はだいぶ私になってから減ってるんじゃないかなというふうに思います。必要である経費をかけるのはしょうがないんですけれども、削れるものはどんどん削っていくということでやっているつもりであります。ホテルの部屋の階数も上に行くと高いらしいです。景色を見ている必要ないので、仕事したらいいでいいんですから、下の方でいいということで、ホテルの料金もだいぶ低い料金になっていると。ただ治安の関係があるので、どこでもいいというわけにはブラジルの場合はかなり強盗とかもいてるらしいので、そこは一定の治安が確保できるホテルということになります。
 
(質)具体的な細かい内容はまた後で聞かせていただきます。
(答)聞いておいてください。
 
(質)先ほどの質問に関連するんですけど、海外出張を巡っては全国的に関心が高いところがあって、香川県議会の方で高額な海外出張というところで問題があって、ある意味全国的にちょっと厳しい目が向けられている中で、改めて海外出張の意義というのを県民の方々にどんなふうに訴えられるのかというところを改めて聞かせてください。
(答)まず私自身思っていますのは、三重県の方々で明治の時代ですけれども、県のことを思ってブラジルに行って向こうで富を稼いで県に送っていただいたという方々に、やはり敬意を表する必要もあるだろうと思っています。それは80年という節目でもありますので、そのときにお伺いを、三重県人会の創設80周年ということで、ぜひ来てくれというふうに言われていることもありまして、そういったところでやはり行った方がいいだろうなというふうに思います。それから、三重県人の移住の110周年の式典があるということで、先人に先ほども言いましたが、先人のご苦労に思いを致すということでお伺いをするということを考えています。それから、サンパウロとの姉妹提携の50周年という節目でもありますので、この機会に行ってコロナも少しずつおさまってきましたので、三重県に観光でおいでになられるあるいはブラジルの企業、これはあるかどうかわかりませんけれども、三重県に進出をしていただけるようなところがあれば、そういった話もできたらしたいなとは思っているところであります。
 
(質)コロナ関係、質問あればお願いします。
 
その他項目に関する質疑
 
ビッグモーター
(質)よろしいですか。発表項目以外で。
 
(質)世間を騒がせているビッグモーターの問題ですけど、三重県内はちょっと事務方にも一部確認しているんですけど、三重県内では街路樹は大丈夫ですか。
(答)今聞いているところですと街路樹、まずそもそもビッグモーターの店舗が5店舗あるんですかね。街路樹がもともとなかったところが4店舗、街路樹が1本生えているところは1店舗ということで、その1本については異常がないということを今のところ確認していると、こういう状況のようです。
 
(質)これは県管理道路で考えた場合にということなのか。三重県内全て国市町道路も含まれているということなのか。
(答)全てですね。ビッグモーターの店舗でありまして、内訳を申し上げますと国管理のところが2店舗、県管理のところが2店舗、そして市管理のところが1店舗、それで街路樹1本あるのは市管理のところなので、そこの市に聞いて異常はありませんと、こういうふうに言っておられるということであります。
 
(質)そうすると街路樹は大丈夫ということですけど、例えばそれ以外でそういった修理の過大な見積り、過大な修理を要求されたとか、そういった保険絡みの話で何か不正のような情報が入っていたり、あと例えば消費者からそういう相談が寄せられているとか、そういった関係の情報って何か。
(答)不正で言いますと道路運送車両法違反ということになると思いますけれども、これは国の方で今ヒアリングしているんですかね。特別監査もやるかどうかということだと思いますし、処分は考えられるということだと思います。私どもの方には特段入っているとは聞いていませんので、ちょっと今確認できるかどうか。この会見中に判明すればお伝えをいたします。
 
(質)今のところ、県内では特に目立って何かそういった事案で発生している情報はないのかなとは思いますが、元自動車局長ということもありますし、全体的にこの問題をどのように受け止められて、もし県の方で何か対応されることがあるというのであれば教えてください。
(答)今のところは県の方で何か動くということはないですね。街路樹関係で県管理道路であれば動くと思います。今のところ確認している中では特にないと、それから県の行政との関係で何かあるかというと、まだその端緒はないわけでありますので、今のところ先ほど申し上げましたけれども、動くことは考えていないということです。国の方で適切に対応していただけると思います。今回の行為は、私が申し上げるような立場なのかどうかというのはありますけれども、事実とすれば本当に許し難い行為であろうとは思います。そこは国の方で事実を明らかにして処分をすることになるのではないかと思います。
 
(質)事実としては、許しがたい行為というのは、街路樹だけではなくて。
(答)その全体的なですね。要するに車検制度へのチャレンジですね、契約行為違反でもありますしね。
 
第105回全国高等学校野球選手権大会
(質)昨日県の代表が高校野球ですね、いなべ総合ということに決まりまして、コメントも出しておられるかと思うんですが、改めてどういう感想を持たれたか、昨日は非常にシーソーゲームというか、競った試合をされてましたけど、その感想も含めてコメントをいただきたいんですが。
(答)いなべ総合は7年、間違っていたら訂正してくださいね、7年ぶりの3回目の甲子園出場ということで記憶していますけれども、三重県割と常連校っていうのあるんですよね。いなべは3回目なので、まあまあ出ているということなんですけど、その常連校でないところが出ていただくというのは、県の中で特定の地域だけではないということで活性化するのでいいんじゃないかなというふうには思います。昨日の試合を私見ていなかったんですが、後で結果を聞いて、テレビでもやってましたんで、画面見てましたけども、本当に取りつ取られつということでええ試合であったのではないかと思います。負けた宇治山田商業残念は残念ですけど、本当に健闘したと思います。いなべ総合の野球部員の人たちには甲子園で負けた高校の分も背負ってぜひ活躍をしていただきたいなというふうに思います。
 
(質)高校野球の仕組みになると、また別のところにはなるかと思うんですけれども、最近非常に高温、気温が高くなっている中で、子どもたちが激戦を非常に長い時間運動されるということは非常に子どもにとっては、子どもっていうのは観戦される方にとっても、健康上のリスクというものがあるのかなというふうには思っているんですが、知事としては学校教育とも不可分な形でこういう運動というのが、非常に暑い時期、長時間されているということについて、何か思われる、考えられるところがあるか、あるいは今後の方向性として何か思うところがありましたら伺えますか。
(答)最終的にいつの時期に大会をやるかっていうのは、高野連の方で決められることではあると思います。昨日の試合を画面で見てましたけど、確かに暑い時期でもありますので、健康については他所ながらですけど、そうなると県立高校も我々持っていますのであれですけど、心配するところではありますよね。これから今のところ、幸いにしてですね。大きな事故というのは起きてないですけれども、そういったあたりにも配慮していただけるといいなという思いはありますね。
 
ビッグモーター
(質)先ほどのビッグモーターの関連で、これ市に聞いた方が良いかもしれないんですけど、市管理の1店舗のところで街路樹が1本生えててってお話があったと思うんですけど、もともと1本だけだったのか。
(答)街路樹1本と聞いていまして、四日市、失礼しました。それ異常なしというふうには聞いてます。元々1本だったみたいですね。
 
(質)ずっと1本、なんか減ってったとか、そういう経緯とかは分からないんですよね。
(答)そうですね。そこまで詳しくは聞いてないですね。
 
(質)現状1本あって、その1本は大丈夫だったということ。
(答)というふうに聞いてます。四日市の日永店と聞いてますけどね、四日市市管理の市道というふうに聞いています。ちなみに先ほどビッグモーター関係の相談は、県の消費生活センターには本日時点ではまだありませんということでした。(なお、“保険金の不正請求に関する相談は県の消費者センターには寄せられていない”との意図であり、ビッグモーターに関する相談は、今年度で3件、2014年度以降で合計21件寄せられています。)
 
マイナンバー制度
(質)マイナンバーカード、自主返納の数、県が集計されてたそうですけども、4月が1桁で、6月に入って急増しているっていうことらしいんですが、不信感が増幅しているということなんでしょうけれども、県として全国県知事会で、自治体に負担をあんまりかけないようにっていうふうに首相にも要請したっていう話もありましたが、その辺の辺りをちょっと。
(答)全国知事会山梨で行われました。そこでもマイナンバーの話が出てまして、ヒューマンエラーということで、さまざまな不都合生じとる訳なんですけれども、自治体の負担かなりのものになってるもんですから、それが増えていかないように対応策を講じる場合も気をつけてくださいということを要請をするということを決めた訳であります。マイナンバーの返納について、県内ではマイナンバー制度への不安とか不信感を理由とするものが4から6月の3カ月間で81枚あるということであります。3カ月間の返納は1,774枚であったようですが、そのうちの81枚が制度への不安や不信感を理由とするものですから、こういう不安とか不信感は政府において取り除いていただくようにご努力をいただくということになるのかなと思っております。
 
(質)その他よろしいですか。第二さんお願いします。
 
知事のブラジル訪問について(発表)
(質)サンパウロ州の訪問ですけど、40周年の時に経済ミッション団みたいなん連れてってるんですけど、今回もスペインの時にお聞きした時に、知事は知事が見聞を広めればいいんで、ミッション団は必要ないみたいなことおっしゃって、総理大臣も連れてっていないというふうにおっしゃったんですけど、今回もそういう趣旨なんですか。
(答)ミッション団が行くというのはあり得ると思います。私は前回の時に知事が見聞を広めればいいとは申し上げておりませんで、知事として行ってやる仕事がありますと、経済界は経済界でまた別途やられてもいいんじゃないでしょうかと申し上げたようには記憶をしておりますけれども、経済界と一緒に行くというのもありだと思います。今回、非公式ではありますけれども、経済界に話をしましたところ、コロナが当時はまだ収まってなかったということと、それから経済的にブラジルとの関係で経済界の人も行っていただいて話をしていただくということまでは必要ないんじゃないかということで行かなくてもいいんじゃないかというふうにおっしゃっておられたようであります。40周年のときはアメリカと一緒に行ったんですね。アメリカとブラジル一緒に行って、そのときは27名が参加を経済界の方がされたということなんですが、その後、経済部分、産業部分については企業の進出ニーズも残念ながら低調であるということで、経済界の方々は非公式でありますけど、そういう見解を漏らされたんじゃないかと思います。それから姉妹都市提携をしておられる津とか熊野にお声掛けをしたんですけれども、今回は一緒に行かないということで、自治体も行かないということになっているということで、私と議長で行ってくるということに結果的になったというものであります。
 
(質)確認ですけど、要は働きかけはしたけど、応募がなかったと。
(答)まあそういうことですね。
 
(質)そういうことですね。元々昔は海外視察というのは、知事の段階でいうと、それは単独で行かれたりとかしてて、次第に単独で行くというのは結局夏休み旅行じゃないかみたいな批判も起きて、割と経済ミッションとかくっつけたりとか、でも実際、地方では結構実行的な業績は上がるので、なぜかといえば県内でも著名な企業の社長さんでも、いきなり向こうの産業大臣みたいな方には会えなくて、でも知事と一緒に行くとそういう機会を得られるじゃないですか。だから、経済ミッション的なものが三重県だけに限らず他県もやってるんですけど、その辺の重要性っていうのは知事はご意識されてるんですか。
(答)前回もバスクでいうと州知事に会いましたし、それからゲスタンプ社もやがて松阪にファクトリーラボを造ろうということで言っていただきましたんで、ああいう機会に経済界の方とか、それから自治体の首長さん一緒に来ていただくというのはありだと思いますね。
 
(質)その重要性はお感じになって、あえて排除はしてないと。
(答)そうですね。全然排除してないです。それはおいでになってもいいと思いますね。
 
(質)ただこれ知事変わって急にずっと空振ってきてるわけですけど、その辺が。
(答)空振り。
 
(質)要は鈴木さんの時には、鈴木さんは拒もうと何だろうと、むしろ経済界がくっついてきたようなところもあったりしたんですけど、今、一見知事になられて、それがそういう形でミッション団組めないと、結果的に。そういう形になってるというこの差自身は何かご自身で反省するのかは分からないですけど、何かこの違い何かとかお考えになったことないですか。
(答)それはどうですかね、こっちの理由ということでもないと思いますので、反省っていうのはないと思いますけど、経済界の方で判断をされるということで、今回行かないという判断になったっていうことだと思いますけどね。行く場所にもよるかもしれませんね。アジアであればおいでになられる方もおられるかもしれないし。
 
(質)ただし一応、赤道から南のグローバルサウスみたいな形の中で、インド等含めて入っているブラジルですから、そこからいくと結構産業的な関心が高いんですけど、ビジネス的な。
(答)今、経済がブラジルちょっと勢いに欠けているところもあるので、そういうのが影響しているのかもしれませんね。時期と場所っちゅうことですかね。
 
(質)外から眺めてると、そこは県内経済界と前知事との親近性とか親和性と、今の一見さんがまだなられてこの9月で2年ですから、そこのところの親和性っていうのが若干まだ薄いんじゃないかなって気がするんで、その辺は知事は何かお感じになります。
(答)そうですかね、これから、今までも別に拒んでいるつもりは全くないんですけれども、お話もしていきたいと思っていますし、今までも産業界ともお話はしてたつもりではありますね。この間もある企業さんの工場視察にも行かせていただきましたので、こちらは全然拒むものではありません。
 
(質)三重大の忍者の21日ですか、忍者セミナーってあるじゃないですか。これ三重大さんが別働隊で来られて何かセミナーやられるんですか。
(答)どうですか。
(答:政策企画部)はい、三重大学の方で旅費を負担していただいて、現地の方でセミナーを開催していただく段取りになっております。ジャパン・ハウス サンパウロという外務省の所有する施設、及び大学も他でもできないかということで調整をしております。
 
(質)これ行く時、一緒とかいうんじゃないですね。
(答:政策企画部)日程的には少し。
 
(質)ずれて後で三重大さん単独で来られて、このセミナーやられる。
(答:政策企画部)先乗りされる感じになります。少しずれています。
 
(質)関係でいったら、ほんなら全体でこの9名とかじゃなくて、三重大とか入れると大体どのくらいの規模になるんですか。
(答)執行部、議会で9名となっておりまして、それ以外では三重大学と、それから阿修羅の方々という。
 
(質)阿修羅も来られる。
(答)形になります。三重大学の方が3名、それから阿修羅の方々が3名ということで予定をしております。
 
(質)15人前後ということですね。
(答:政策企画部)全部合わせますと15名という形になります。
 
全国知事会
(質)全国知事会ですけど、少子化対策というその山梨宣言ありますけど、他県も含めて各県が少子化対策それぞれの県の政策を言われたと思うんですけど、何か知事がここは三重県にとって足らなくて、これは参考になるなという意見はどこかなかったんですか。
(答)全体的なところでは、三重県の方から発表しまして、全国に先駆けて人口減少対策方針を作っているというので、そこはある程度三重県は先行的にやれているのかなと思いました。それに対しての発言、こういう進んでいる取り組みがあるというのはなかったですね。会議の1日目の午後にセッションに分かれて知事が議論する場がありまして、ここで子ども子育て政策ということで入って議論しましたけれども、その時に有識者の方々からのお話があって、京大の柴田教授のお話ですね、少子化対策何が必要なのかということで、子育て環境をどう整備していくのかということのお話がありましたけれども、そこは我々が作らせていただいた人口減少対策方針とほぼ重なっている。若い人がその地域にとどまるためには、やっぱりにぎわいとか駅前の活性化のようなものは必要だというふうにおっしゃったので、我々が考えてきたことと大体同じかなということは感じました。私の方から逆に三重県内で高校生とかと話していると、交通網がしっかりとしていないというか、公共交通網が弱い感じがするので、県外に出て行きたいという気持ちを持ってますと、こういう声もありますというのはお伝えもしてあります。柴田先生は、おっしゃったのは、地方が多くの方々をある意味つなぎとめて、そこで、合計特殊出生率もわりと高いんですね、東京は合計特殊出生率が1.08とかなり低いので、なるべく地方にいてもらって、そこで働いてもらうというのが必要ですよね。そのためには、働き口というのも必要ですよねという話もおっしゃっておられたという文脈の中での話で、そこちょっと冒頭言わなきゃいけなかったですね。地方におられて結婚されると、大体子どもさんも二人ぐらいで、そこは1970年代からあまり変わっていないので、結婚されれば子どもをつくられるということになっているということで、それも我々が人口減少対策方針の中で明らかにしているところであります。もう一人、ファザーリング・ジャパンというところの理事で徳倉さんという方のお話も聞きました。あの方は今、香川大学の准教授もやっておられる方なんですけど、子育てのために必要なのは男性の育休の取得の促進ということで、どのぐらいの期間とればいいんですかねという話を質問された知事がおられて、約8週間と産前産後ですかね、その8週間が非常に重要なので、それは取るようにした方がいいんじゃないですかという話とか、あるいは育休を取るといっても、取るだけ育休というのもあるので、取ったときに男性が何をやるのか、母親何を男性に頼むのか、そういうのを事前に両親学級、お父さんとお母さんということですね、学級で受講をした方がいい、特に男性です。そういうお話もあって、この辺非常に参考になりました。あと、各県知事とお話を発表されている中で出会いサポートですね、かなり熱心にやっておられるところもありまして、例えば、茨城県では1年間で90人以上のカップル、結婚された方々、実績があるとかですね。それから、京都、岡山の知事にも聞きましたけれども、皆さん出会いサポートされていました。京都なんかですとスポーツですね、男性も女性も興味があるスポーツのスポーツ婚というのをやっておられて、そこに知事も出られて挨拶されたり、それからお寺婚というんですかね、お寺を男性と女性で散策などをされて、カップリングをするというようなことも、自治体でやっておられるということで、かなり各県とも出会いサポートに力を入れているという様子がわかりました。そういったところは、非常に参考になりましたね。
 
(質)有識者の方のレクみたいなのは別にして、他県で言えば出会いサポートに力を入れていて、三重県はお寺婚とかやってないじゃないですか。
(答)やってないですね。
 
(質)だから、そういう意味ではそれが参考になったということですか。
(答)そうですね。三重県はどちらかというと出会いサポートは後進県という感じですよね。出会いサポートセンターで紹介をした後もどのぐらいの方々がカップルになられたか、あるいは結婚されたかって、追跡調査も実はしてないんですよね。それは、人権に配慮してということでやってなかったんですが、他の県に話したらびっくりされていて、それは税金を使ってそういうことをやっているんだから、もちろん言いたくない人は言わなくていいし、そこを追及することはできないけれども、ちゃんとその結果は取るべきだと思いますよという話を知事さんから言われましたね。
 
(質)大阪関西万博についての知事からの提案というか話の中で、前回知事会じゃないですけど、吉村大阪府知事とここでリモートで話した時に祭を提案されたじゃないですか。今回温泉加わってますけど、この経緯はなんですか。
(答)全国知事会のリモートで祭を提案したと思いますが、温泉も前回知事会だったかな、大阪万博の協議会だったかもしれませんけど、大阪万博の協議会ですかね。
(答:政策企画部)温泉同盟で。
(答)温泉同盟で言ったんでしたっけ。温泉同盟のWeb会議の時に万博で日本の温泉をアピールしたらどうでしょうかっていうふうに申し上げたわけです。日本を訪問される外国人の訪問動機の中で、祭りがたしか5位でしたかね。温泉が7位ということで、かなり高位にあるということなものですから、この機会に日本全体で発信をしたらどうかということで申し上げたわけです。
 
(質)万博会場に大型の風呂が設置されてとか、そういう話でもないわけですね。
(答)今は、まだそんなとこにはいってないですね。
 
(質)この集合写真拝見すると、揃ったシャツとポロシャツとか、ツーパターンかスリーパターンか着ているじゃないですか。これは今回、山梨県のアイデアなんですか。
(答)着ていますね。そうだったと思いますね。山梨から話があってということですね。
 
(質)これは県費で巻くんじゃなくてプレゼントなんですね。
(答)それは山梨県からいただいたもののようです。
 
(質)知事はポロシャツの方を選ばれた。
(答)いや、みんなシャツですね。開襟シャツとあと丸首もあったかな、それポロシャツではないですよ、ボタンで留めてあるやつですよ。
 
(質)これもですね。
(答)そうそう。それはボタンで留めてあるやつです。
 
(質)山梨県は、こういう繊維産業と関係あるんですか。
(答)山梨麻でしたかね。
(答:政策企画部)山梨の東側の地域、郡内地域と言われるところなんですけれども、そちらの特産品で郡内織物というのがございまして、それを使った服ということで。
(答)山梨県のプロモーション宣伝の一環ですね。
 
(質)どうも。
 
(質)その他よろしいですか。終わります。ありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。

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