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令和05年11月10日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年11月8日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

期間限定「三重テラスin大阪」の設置について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・認定こども園不適切保育 
・新型コロナウイルス 
・新県立高校の校名募集 
・インフルエンザの流行
・人事委員会勧告 
・知事定例記者会見の実施日 
・三重の塔における慰霊式

発表項目等

(知事)私の方からは今日1件だけですけども、三重テラスin大阪についてご報告をさせていただきたいと思います。三重テラス、東京の日本橋にございますけれども、大阪で一時的なものではありますけれども、三重テラスのようなものを設置をして、三重県の物産を販売しようかなということでございます。これは2025年、ご案内のとおりですけど、大阪・関西万博がございます。そのときに合わせて、もちろん関西万博には関西パビリオンの中に三重県ブースというのを出すんですけど、それだけではなしにようけの外国人の方もそうですし、日本人の方にもその機会に三重県に来ていただきたいので、万博会場以外でも三重県の宣伝をしたいというふうに考えております。そのためにどういうふうにしたら効果的な三重県のプロモーションができるかということを考えまして、今回、大阪の道頓堀で主にインバウンドの外国人の方、もちろん日本人の方もそうなんですけれども、戎橋の近くで三重テラスブースみたいなのを出しますので、それでちょっと試験的にどのぐらいの効果があるか計ってみようと。実際に万博の2025年の春から行われる万博の時にも効果があったらそういうやり方でやってみようかなというものの、そういうトライアルであります。期間的には11月の17日から30日、ミナミでやります。これイメージ図ですけども、道頓堀の商店街のとこです。あの戎橋を渡って、どっちから渡るかっていうのありますけど、吉本の方に渡っていくとこです。道頓堀の商店街の方に渡っていって、グリコの看板の方へ渡っていくわけですけど、渡って右に曲がるのかな、そこにたこ焼き屋がありますけど、その前ということでありますが、ここの道頓堀商店街の中のPIVOTBASE Travel Café @Tonbori(ピボットベース トラベル カフェ アット トンボリ)、ここを借り受けて三重テラスで展示をして販売しておるようなものを売るということであります。約2週間の期間ということであります。三重県の食とか観光を発信するということでありまして、県産食材を使用したフード・ドリンクメニューを販売したり、県産品を販売したり、食体験や文化体験のイベントを宣伝したり、観光案内を行うということであります。主としてあそこの戎橋のとこですから、阪神ファンの方もおられるかもしれませんけど、主としてインバウンドの外国人の方、来年の1月には梅田、キタの方でも実施をしようというふうに思っているところであります。こういう食べ物、あおさを練り込んだポテトチップスとかというのを販売するということです。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
期間限定「三重テラスin大阪」の設置について(発表)
(質)インバウンドに対してということなんですけれども、改めてインバウンドの方に対してどんな魅力を、三重県の魅力を発信していきたいのか。
(答)三重県の魅力、これは人によって考え方はいろいろありますし、今は観光の方でも何が三重県の魅力かというのは議論しているところなんですけども、間違いないとことしては、日本書紀の昔から三重県は「美し国(うましくに)」「御食国」とこういうふうに言われているわけであります。食だと思います。確かに、日本の方も、あるいは外国の方も三重県に来られて、三重県の食が素晴らしいとこういうふうにおっしゃっていただきますので、食という発信というのは非常に重要であると思います。それ以外に、三重県の自然の美しさですね。英虞湾なんかもそうですし、そういう自然の美しさ、これは世界どこにもないというふうに思いますし、多くの東京で働いている人間と話しますけど、みんなそう言いますので、そうなんやろうと思いますので、自然の美しさ。それからもう一つはやっぱり文化ですね。さまざまな文化があります。伊勢神宮もありますし、それから忍者というのもそうですね、外国でもすごい人気です。ブラジル行った時もすごく人気でしたけど、そういうその文化・伝統というものも発信をしていきたい。主としてその三つですが、それ以外にも例えば今でいうと体験観光ですかね。シーカヤックであるとかマリンレジャーみたいなのもあると思います。そういったものも発信をしていくことを考えております。
 
(質)どのくらいのスペースのレイアウト。
(答)大きさですか。
 
(質)人数とか。
(答)中に入れる人数。収容人数。
 
(質)配置職員とか。
(答)職員の数、どうですか。大きさ、わかります。
(答:雇用経済部)面積はちょっと把握はできてはないんですけれども、運営のスタッフとしましては、飲食お出ししますのでカウンターの中に一人二人、それからフロアの方には2、3人ということの配置を予定しております。
 
(質)飲食はレストランみたいなのがあるんですか。
(答:雇用経済部)カウンターのカフェスペースがございまして、そこでフード、ドリンク提供する予定です。
(答)三重テラスよりちょっと狭い感じかな。ちょっと狭い感じ。
(答:雇用経済部)かなり狭い感じです。
(答)かなり狭い。三重テラスより狭いです。
 
(質)ビルの一室って感じですかね。
(答:雇用経済部)ビルの1階にございます。
(答)1階ですね。あそこご案内の通り両翼にビルがばーっと並んでますので、わりと前の道は広い道やと思いますけどね。
 
(質)これまでに東京以外の場所で三重テラスと冠してご出店したことが過去にもあるのかということと。
(答)私は聞いたことないんですけど、ありますか。
(答:雇用経済部)デパートですとか、百貨店とかそういう店外催事イベントには出店はしたことはあるんですけれども、こういうふうに何かを借りて出店するってことは初めてです。
(答)三重テラスと銘打ったのも初めてかな。あまり聞いたことないですね。三重県フェアをやってますがね。
(答:雇用経済部)このような形で、トライアルでやるのは。
(答)デパートとかスーパーで三重県フェアというのは、私も行ったりしてやってんですけど、三重テラスというのは少なくとも私は初めて聞いたと思います。
 
(質)9月に東京の方の三重テラス、リニューアルされましたけれども、あの2カ月くらいたたれて現状、知事も直接行かれたりされていると思いますけれど、ここまでここの2カ月振り返っていただいて、あの盛況ぶりであったり、どのように感じていらっしゃるか。
(答)三重県の、あそこに物を卸しておられる方とかお話もしましたけど、まずはあそこを運営されている方に聞きますと多くのお客さんおいでになっていただいていますということで評判もいいという話を聞きました。それから、あそこに品物を卸しておられる方ともお話をしたことがあるんですけれども、今まで以上に良く売れていますということ、それから店内のレイアウトも非常に分かりやすくなって買い物もしやすくていいんじゃないしょうかというお話はお伺いをしていますので、評判悪ないんちゃうかなと思います。それから三重テラスのリニューアルオープンのときのPRについては、だいぶ東京の方でも取り上げていただいたこともありまして、東京に住んでいる人からも言われましたので、リニューアルして一定の効果はあったかなという気がしております。
 
(質)今回はインバウンドに向けての情報発信をするということなんですが、どういう反応を特に、得られることはここに書いてあるとおりでよくわかるんですが、どういう反応をつぶさに見ていて、それを展示に反映していきたいとお考えになんでしょうか。
(答)また、私お答えした後、不足があれば補足をしてもらいますけども、これは万博の時に、さっき言いました関西パビリオンの三重ブース、三重県を分かっていただくんですけれども、街中出たところにも三重県をアピールするところをつくって、三重県やっぱりいいよねと行ってみようかな、こう思ってもらうというところがポイントですので、期間は短いんですけど、ここに来られた日本人、外国人の方がどういうところで三重県に興味を、どういうポイントで興味をお持ちになるかというのを探るというのが一つあります。それを重点的に売っていくと、まだ、ちょっとその2025年にどういうプレイアップの仕方、三重県のアピールの仕方をやるのか決めていないんですけど、その時の参考に、今回2週間開くお店があるのではないかというふうには考えております。何か不足があれば。
(答:雇用経済部)今回のその提供する体験ですとか販売する商品とか、そういった辺りについても興味関心ニーズ等もアンケートですとかヒアリングで把握をしていきたいと思っています。
(答)2025年に向けてより効果的な売り方を検証するという、そういうことですかね。今回の目的はですね。
 
(質)今回、このミナミの出店にはどれぐらいの経費がかかっているのでしょうか。
(答)どれくらい。
(答:雇用経済部)ミナミとキタ両方合わせて約2,300万円。
(答)2,300万円。先ほどちょっと言いましたが、1月にキタの方でもやりますので。
 
(質)先ほどもアンケートはヒアリングでということだったんですけども、どのように効果を測ってどういう結果が出たら、じゃあ万博の時もやろうという、どのように判断されるのか教えてください。
(答)基本万博の時にはやろうとは思っているんですけれども、どういうやり方でやるかというのを効果を測るわけですね。アンケートの中身とか決まっていることはありますか、まだこれから。
(答:雇用経済部)詳しいアンケートの項目については今検討しているところなんですけれども、いくつか成果指標も置きながら、それで一定の効果検証はしていきたいというふうに思っています。
 
(質)成果指標とは、どういうこと。
(答:雇用経済部)例えば物販ですとか、体験のイベントを通して、三重に行きたくなったかとか買いたくなったかっていうようなそういうような指標というか関心向上度ですとかですね。あとはすみません今検討しているところですので。
 
(質)期間限定ですけど、やっぱり拠点とはいうんですか。拠点というとある程度長い期間設置をして、そこが情報発信の拠点になるという。
(答)拠点というのは、時間的な長さはあんまり関係ないのかもしれません。例えばいろんなもので、場所を決めたらそれは拠点ということで。1日でも拠点は拠点かもしれませんけど、ずっと置くという意味合いがあるかもしれませんけども、拠点で間違いないと思いますね。
 
(質)そうすると、かねてからも議論になっていたりしたこともあると思うんですけれども、そういった今、三重県としては拠点は三重テラスにあるわけですけれども。
(答)東京ということですね。
 
(質)例えば、そういう今回試験的に実施するということですけど、例えばですけど、関西方面に長期的におくというようなお考えはあるんですかね。
(答)現時点においては、そういう考えを持っているわけではないんですけど、大阪にアンテナブースというか県のブースみたいなのを置いておられるのは、北海道、高知、あとは岩手でしたかね、数県あるようであります。どちらかというと、大阪から遠いところ、高知はちょっと近いといえば近いんですけど。があるようでありますけど、三重県も今回、キタとミナミでやりまして、一定の効果があるとか、あるいはその大阪の人も三重県まで買い物に行かんとここで三重県のものが買えるでええわみたいなことがあったら、それはまた考えることはあるとは思いますけど、今回はどちらかというと、一時的な万博に向けた試行的な設置ということです。
 
(質)三重に来なくても買えるという効果があればというよりかは、そこで買ってもらって三重に来てもらえるという効果ですかね。
(答)それは一番いい。そうですね、そこで買ってもらって、三重県に来てもらうというふうにいった方がいいですね。
 
(質)今回の試験的に実施することがそういう恒常的な拠点の設置というところへのいわゆる検証的な位置づけではないわけですか。
(答)そうですね。今回は万博。あくまでも万博でどうやって三重県の魅力をコラボしていくかということにはなりますね。
 
(質)例えば大阪だったら近鉄でつながっているとか、その東京エリアと違う期待というのは、そこら辺の移動とかに含めてはどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)万博ということで申し上げると、場所は大阪でやるわけですので、三重県まで来る時間というのは近鉄で一本で来れますので、近いわけです。万博の会場からちょっと乗り換えありますけど、東京なんかと比べて近いわけですので、多くの旅行者にこれは国内外問わずですけれども、万博の機会に三重県に来ていただきたいというふうには思っております。昨日も近畿ブロックの知事会議がありまして、周遊観光みたいなことをやりましょうよという話を私どもの方から三重県の方から提案をさせてもいただいていますし、これは中部圏でも提案させていただいているところです。そういう意味での期待は非常にあるということですね。それ以外に万博と関係なく、その三重県のブースといいますか、こういう場所ですね。情報発信拠点を訪れていただいて、三重県いいですねと三重県の物品もいいですねと実際に行ってみましょうということになれば、それはそれでまたいい話であるというふうに思います。来やすいと思いますね、東京よりは。
 
(質)インバウンドに関してですけれども、東京でも三重テラスをやっているわけで、東京でのインバウンドの三重県に対する反応とか興味とか、それはどんなふうになっているのか。そして東京で得た課題を大阪でどういうふうに生かそうとしているのか、もしあれば。
(答)インバウンドに関してということですか。東京でどういう反応があるのか。そこはちょっと明確に私の方ではつかんでいませんが、何か聞いたことあります。
(答:雇用経済部)日々の運営事業者からの日報の情報によりますと、ショップには多言語といいますか英語で対応できる職員も配置をしておりまして、そこで三重県の魅力、ひいては日本の魅力を感じられるショップになっているねというようなお話が。
(答)というかあれでしょう、三重テラスでインバウンドで三重県を訪れるにあたって、何らかの情報が入っているかいうことです。ではなくて。
 
(質)東京の三重テラスで三重県に興味を持っている外国人インバウンドいると思うんですけれども、どんなふうなやりとりとか反応があって。
(答)三重テラスにおいて。
 
(質)三重テラスで、こういうところに興味があるなということで大阪で。
(答)三重県のどこに興味があるか。
 
(質)大阪で今度やる時にこれを生かして。
(答)東京の三重テラスで外国人が来たときにどういうところに興味があるかっていう情報収集ができているかという事ですね。
 
(質)そういうことですね。
(答)何かできてます。
(答:雇用経済部)そういう日々のお声を聞かせていただいてというようなところで。
(答)三重県のどこに興味があるかって聞いたりしている。
(答:雇用経済部)食ですとか、レストラン利用いただいていまして、先ほど食文化てこね寿司提供しているんですけれども、そういうところを初めて日本の食ということで食べられたということで、非常に三重県イコール日本の食文化を体験することができるショップというような評価をいただいています。
 
(質)実際、三重県にそれを興味持ってきた人もいるんですか。そういう話を聞かれていますか。
(答)そこまではまだちょっと追跡できておりません。
 
(質)知事は関空会社にいっておられて、民間にもおられたということで、大阪でも暮らしおられた時期があると思います。大阪からみて三重県どう見えていましたでしょうか。
(答)私も三重県の人間なもんですから、若干そのバイアスはかかっているかもしれませんけど、大阪におる友達と話しますと三重県やっぱり旅行とか、子どもの時に三重県修学旅行だいたい大阪の人行くんですわ。小学校の時に来られたり、中学校の時に来られたりするんですけど、観光地としていいところ。どっちかっていうと東京でいうと、箱根とか日光のイメージがありますよね。あと、もう一つやっぱり箱根とか日光にないものとしては食ですね、海のものがおいしい。だから大阪で仕事して住んでたりしても、釣りに行くときは三重県伊勢湾に釣りに行くという人が多いですから、やっぱり食なんじゃないですかね。加えて、山のものとか、あるいはお肉もおいしいですね。それもそうおっしゃっておられるので、イメージとしてはやっぱりおいしいものの多いところ、そして観光地として優れたところ、そんなイメージですかね。
 
(質)内容についてお尋ねしたいんですけど、11月26日の「かつおの天ぱく」と「元坂酒造」のかつお節&お酒トークってあるんですけど、これの内容を教えていただきたい。
(答)よろしいですか、どうぞ。
(答:雇用経済部)かつおの天白さんと元坂さんのトークとしましては、まず三重県でもある御神酒と御饌の話題を広げていただきまして、それぞれのかつお節の歴史であったりですとか、お酒の歴史であったりですとか、そういったものをインバウンドの方向けにわかりやすく、ビジュアルグッズを用いながらご説明いただくというようなところです。企画しております。
 
(質)かつおの天白は志摩市の。大台町の元坂酒造のコラボになる。
(答)タイアップイベントになります。
 
(質)英語で説明をするということですか。
(答)通訳の方を一人おつけしまして、英語での通訳をする予定です。
 
(質)先程東京の三重テラスの件について、知事一定の効果があるというようなお話をされたと思うんですけど、都市部に出店するというのはやっぱり費用もそれ相応の費用がかかると思うんですけれども、その一方でコロナ禍で今アンテナショップというのを東京から撤退しているような自治体もあるようでして、その辺の費用対効果というところをみた時、知事として具体的にどういう部分を東京にアンテナショップを持つことによって、どういうような効果が今あるというふうに感じていらっしゃるのか、具体的にお考えがあれば。
(答)数字で検証。いずれかのタイミングでしていくんだと思いますけれども、少なくともやっぱり日本橋東京におりました時に、私も何度か三重テラス使わせていただきましたし、それから職場で働いてる同僚が私とは関係なく日本橋いって三重テラスいってすごく良かったという声も聞きます。やっぱり高級感がありますし、三重県って東京関東に住んでいる人、出身の人にとってみると、やっぱりちょっとなかなか行きにくいところというのがあって、三重テラスというところに足を運んで、三重県のいい物産にモノに触れる食材もそうですけど、というので意味のあるところだと思います。経費的にみると他の県に比べても、あの広さであの立地で三越さんにお世話になっている、三重県出身の三井高利さん以来の三越さんというか三井グループさんにお世話になっているということもあって、いい場所を貸していただいているというふうに思います。ですから、費用対効果はかなりのメリットがあるんじゃないかなというふうには思っております。
 
その他項目に関する質疑
 
認定こども園不適切保育
(質)他にありますか。その他で何かあればお願いします。
 
(質)桑名の不適切保育の関係で今月こども園からの改善報告書というものが出ましたけども、ご覧になった所感と今後県として園側にどう働きかけ対応していくかというところをお尋ねしてもいいでしょうか。
(答)9月7日の日に県としましては、法人に対して行政指導を行ったわけでありますが、このほど改善報告書が出されたわけです。これに関しましては私どもが指摘をした項目ですが、改善勧告が11件、それから改善指導が3件、文書指導4件ということでやらせていただいたわけですけれども、これについては私も見させていただきましたけれども、それぞれ対応していく方向というのは明らかになっとるんちゃうかなというふうに思っております。そういう意味で一定の回答というのが出されたかなとは思っておりますけれども、11月1日に出されているわけですが、大事なのはやっぱり改善が実際に行われることでありますので、桑名市さんと一緒になって監査を今後していって、実際に改善されておるかどうかということを見ていくということになります。だいたい三か月ごとぐらいに監査をする予定にはしておりまして、1年程度はしっかりとフォローしていこうと思っていますし、場合によりましてはその後も見続けていくということが必要になってくるかもしれないと思っております。
 
(質)どうなったらゴールと考えていらっしゃいますか。
(答)不適切な保育がなくなるということでしょうね。
 
新型コロナウイルス
(質)新型コロナの関係で5類移行になって、今日でちょうど半年になるかと思うんですけれども、まず最初にこの5類移行後の県内の経済であったり、観光という部分での変化、どのようにこの半年変わったのかというところを知事としてのお考えを聞かせていただけますでしょうか。
(答)コロナについてはかなりの経済的にいうと、コロナの影響というのは少なくなってきたんちゃうかなというふうに思っております。この足元という意味ですけどね、今まで影響を受けられた事業を行っておられる方はおられるわけですけれども、足元の5月以降の経済の状況というふうに申し上げますと影響だいぶコロナの影響は少なくなってきたんちゃうかなと思います。7月、8月と患者数が増えたりしておりましたけれども、最近はかなり落ちてきてまして、今週火曜日7日の日、昨日ですかね発表させていただいた定点あたりの患者数に関しても(前週比)0.97ということですので、着実に今までも1を切るような形で減ってきているということであります。これは予断は許しませんけれども、コロナの影響はここ最近でいいますと5月以降でいいますと落ちついてきたということです。したがいまして、製造業もそうですけれども、観光も多くの観光客も来ていただいていますので、コロナ前の活気を取り戻しつつあるというふうに思っております。
 
(質)コロナの経験という部分を今後の感染症対策にどのように生かしていくかというところについては、どのようにお考えでしょうか。
(答)令和3年の10月の18日であったかと記憶していますけども、三重県としてのコロナの対応の仕方というので、三重コロナガードというのを4項目ですね、医療体制の在り方も含めて定めて対応してきたわけでありますけれども、ようやくコロナは落ち着いてきたかなというふうに思ってます。今後新型感染症、恐らく何年かの頻度で、5年という人もいますし、10年という人もいますけど、出てくるであろうというのは準備しておいた方がいいと思いますし、そうなのだろうと思いますのでその時のやり方ですね。ワクチンの製造を我々の話ではないにしても、ワクチンがもしできたらそれをどうやって接種をしていくのかとか、あるいは日常の生活の県民の皆さんへの呼びかけの仕方であるとか、あるいは医療体制どうやって構築していくのかってのは、新型コロナが一つのモデルにはなると思います。まだ収まっているわけではないので、完全に終わりましたから検証しましょうというフェーズではないにしろ、ということは思っています。国の方も新しい組織も立ち上げまして、次、新型感染症が出てきたら対応しようということになってますので、県の方でもそういった情報も集めまして、こんなふうな形で対応するかというのは、今後決めていくんだろうかと思います。
 
(質)知事マターではないかもしれないんですけど、今、教育委員会の方で木本高校と紀南高校と新しい学校の名前を決めましょうという多分募集をしておったかと思います。それでこのところよく見受けられるのは、募集をしてみました、1位はこの名前でした、しかし1位ではない名前が選ばれました、ということがあってしばしばその物議を醸すというか、どんなもんなんやという話がでるケースを色んなとこで見受けるんですけれども、これ知事にお聞きするのは変かもしれませんが考え方として、県民から選ぶわけですから1位のものを校名としてその案を採択した方がいいのか、あるいは1位ではないけど何かキラッとしてるとか、ちょっとピリッてるよねというとこを校名にした方がいいか、その辺りはどんなふうにお考えですか。
(答)なかなか難しいですけど、やっぱり学校に通う人がその学校名がいいというふうに思っていただくのが一番いいわけですんで、今回も11月2日に締め切ったようですけれども、熊野と御浜と紀宝の人に聞いとるわけですよね。学生にも、小学校中学校高校生にも、今後聞いていくということのようでありますので、一番いいのは我々年寄りというか、この高校の名前にしようというよりは、今後その学校に通う人含む地元で通う人が誇りを持てる名前にするのが一番いいんやと思いますけどね。その人らの投票の結果というのも尊重しながら教育委員会で案を一つに絞るというふうに聞いていますので、その結果を待ちたいとは思っています。全数調査で、何て言うんですかね、多数決で出てきたものがあったら、それを尊重するのは一つのやり方かもしれませんし、その時に子どもの結果を尊重するのか、それとも全数を尊重するのか、そこなかなか難しいところではありますよね。
 
(質)全国的にインフルエンザの流行で咳止め薬などが不足しているという事態が出ているようなんですけれども、県内での医療機関からそういった声でしたりとか、状況というのは把握されてますでしょうか。
(答)今のところ私の方ではそこは聞いてませんけど、ちょっと医療保健部の方に確認をしてみたいと思ってます。インフルエンザはずっと増えてきておりましたが、ちょっと増え方が緩やかになってるのかな、ていうことですね。定点観測の数値が18.79ですから緩やかになっているのかな、ちょっと増えてますね。増えてますので、予断を許さないところではありますけれども、三重県内でその薬が不足してるというのは今のところ聞いてません。ちょっと確認をしてみたいと思います。
 
(質)先ほど執行部説明会の議案のなかで、県職員の給料引き上げに関することがあって、それ人事委員会の勧告どおり受け入れる、そういったことがありましたと。知事としての受け止めをお聞かせいただきたいなと。また来年度以降、持続的に賃上げしていくことについてはどのように考えていらっしゃるかお願いします。
(答)日本の給与全体に関していうと、世界の中でかなり低い給与に抑えられてきたというのは事実であろうかと思います。企業が内部留保をしてきたというのは、企業が強くならなきゃいけないと、失われた30年の中でですね。なので、やむを得ないことであったのかもしれないんですけど、かなり消費に関しても弊害が物価が上がってきてますんで、弊害が出ていると思います。従って、民においても官においても給料を上げていく、これは大きな流れだと思いますし、そうでないと日本の国力というのはこれからそがれていく可能性もあるというふうに思っておりますので、この時期に実は政府も今賃金上げを一生懸命やるというふうにおっしゃっておられますけど、私もその流れで間違いないというふうに思います。その大きな流れ、例えば最低賃金につきましても、去年の10月933円やったものが今年の10月からは973円とこれも上がってますよね。物価あるいは給与っていうのを上げていく必要がある。物価が上がってますから、給料も上げていく必要があるだろうという意味では、今回の人勧の完全実施というのは必要なものではないかなというふうに思いまして、11月の2日の日ですけど、執行部としてそれを決めさせていただいたということですね。本日議会に説明をさせていただいたというものです。今回の中身見ていただきますと初任給についての大幅な引き上げもありますし、若い方の給料を上げていって働きがいというんですかね、仕事に見合った給料をもらっているということも感じていただく必要があろうかなというふうに思っています。
 
(質)他にないでしょうか。第二さんお願いします。
 
(質)三重テラスの大阪版ですけど、これはさっき経費南と北を合わせて2,300万という賃料ですか、おっしゃったんですけど、てことは事業者が一緒ってことですか。
(答)どうですか。
(答:雇用経済部)受託事業者は同じです。
 
(質)同じ事業者が北と南にスペースを持ってて、そこを借りるってことなの。
(答:雇用経済部)それぞれ場所を変えまして。
 
(質)場所が変わるのはわかるけど、それで一括してっていうことやんね。
(答:雇用経済部)はい。そうです。
 
(質)このブースというか、そこへ常駐している職員というのは、県の正規の職員が行くの。それとも現地でアルバイト雇うの。
(答:雇用経済部)県の職員の常駐はありませんが、受託事業者がご用意いただきましたスタッフの方にしていただきます。
 
(質)つまり家賃以外でそういう委託費も別に発生するってことなのね。
(答:雇用経済部)賃料のほかにも企画検討費であったりですとか、そういうスタッフの雇用であったりですとか、そういった装飾の作成代であったりですとか。
(答)2,300万ってそれ全体をまとめてってことですね。
(答:雇用経済部)全てになります。
 
(質)ここも入ってるってこと。それで全部なんですね。
(答:雇用経済部)はい。全てです。
 
(質)一つは今三重テラスもそうなんですけど、一応三重県というのを売ろうという戦略になっているじゃないですか、観光戦略。だけど鈴鹿とかは三重県鈴鹿って言わなくても、もう鈴鹿だけで売れてるじゃないですか。その県内の市町村によっては考え方がそれぞれあって、北の方は特に前の知事の時代に虎ノ門マーケットで、東京の虎ノ門で桑名から亀山まで売れて、全部で11月ぐらいに虎ノ門マーケットも1週間ぐらいやって物産売ったりしてたんですけど、その時に三重県というのはなくてもその市町で売っていこうという戦略も持っている市町村もあるわけなんですけど、その辺は知事はどういうふうにお考えですか。
(答)いいんじゃないですかね。亀山は亀山で売ってもいいと思いますし、鈴鹿は世界的に名前も売れてますから。桑名なんかも焼き蛤で有名ということで売っていくのはいいと思いますけどね。
 
(質)あえて必ず三重県という名前をつけなくてもいい。
(答)いいと思います。
 
(質)そこはこだわってない。
(答)こだわってないです。
 
(質)あとその他項目入りますけど、今日もともと11月9日予定の定例会見だったんですけど、この8日に繰り上げたというのはどういう理由ですか。
(答:総務部)今日定例会見させていただいていますけれども、先ほどおっしゃったように、明日当初予定しておりました。予定してたんですけども、明日のお昼から知事の公務で東紀州の方へ出張するにあたって、道路事情等の関係でどうしても時間を変更せざるを得なくなったというのが一つ。それとあともう1点が、極力この10時半という開始時間を何とか確保したいという考えもありまして、今日に変更させていただいたという次第でございます。
 
(質)いやだから、議会事務局との調整がある程度要ると思うけど、今日なぜなら執行部説明会で代表者会議があるんで、もともと9日に設定したのは、知事部局から9日というのが出てきたから向こうさんは8日に設定しているわけで、こちらが動かしたから結局重なってしまっているという状態じゃないですか。議会事務局はその説明をまだ直接は受けて要は納得していないとか、聞いてないような状態じゃないですか。その辺の調整ていうのはしなかったんですか。
(答:総務部)時間的になかなかこう調整が難しかったというところもありますので、今後特に日程変更についてはその辺の状況も踏まえながらしていきたいなというふうに考えます。
 
(質)それ議事録に残るよ。
 
三重の塔における慰霊式
(質)三重の塔の慰霊式、6日に行われましたけど、沖縄の方で。
(答)ええ、行ってきました。
 
(質)月曜日でしたか、これ6日の日は何か特定のそういうのがあるわけですか。例えば、沖縄戦があって亡くなったとか。
(答)記念日かどうかですか。それはどうですか。
(答:子ども・福祉部)特段の意味はございません。
 
(質)ということは、いろいろ調整、日程それぞれ参加される方が多岐にわたるから、そこの調整で一番開かれやすかったのがたまたま11月6日だったということですね。
(答:子ども・福祉部)はい。毎年11月の初めの第1週の月曜日で、遺族の方を中心に調整をしながらということになりますが。
 
(質)第1週の月曜日というのはもう確実なんですか。
(答)必ずしも決まっているわけではないじゃないですか。今まではそういうことが多かったちゅうことですね。
(答:子ども・福祉部)そうですね。そこを中心に調整するということです。
(答)別にだから記念日ではないので、いつにしてどこにしてもいいわけですよね。
 
(質)だとすれば、少なくとも知事の日程を主軸にお考えになって、ある程度決めた部分もあると思うので。
(答)ないんですよね。7日だから敦賀だったから、本当は分けてもらいたかったなというのはありますけど、もうそれはそれで日程はそうなってんですね。
 
(質)県選出の国会議員は全然出てないじゃないですか。
(答)国会があったからね。
 
(質)聞いてみると、案内も別に来てないと。こういうものがあるというのも知らないっていう。
(答)そうですか、案内してなかった。
(答:子ども・福祉部)今回、国会出してないです。
(答)そうですか。
 
(質)だから、ああいう中身であるなら、少なくとも国会議員も出ててもおかしくないし。
(答)出ていただいても、いや、国会議員の方から出たいんだけどというお話をされて、国会の日程駄目だったというお話をされてる国会議員の方もおられたので、だからあれかな、地元から行ってるもしれませんね。
 
(質)だから、日程は元々働き掛けてないから、向こうさんもそういうの気づかない方もいるかもしれないし、別に月曜日じゃなくて土日とかそこへやればある意味来られる可能性もあるじゃないですか。
(答)ありますね。
 
(質)そういうのは今回特に考えなかったんですね。
(答)じゃないですかね。それでその日になったんじゃないかと思いますけど。
 
(質)あと、去年からこれ遺族会じゃなくて県主催になったじゃないですか。この経緯ってのいうのは何ですか。
(答)これは県議会でそういう議論があって、遺族の方々もだいぶご高齢になられているので、遺族会での実施というのは難しいということで、おととしから県で主催ということにしたんだけど、おととしはコロナの関係でできなくて、去年から県主催で実施したというふうに聞いてます。
 
(質)一つは懸念するのは、津地鎮祭訴訟の絡みと同じですけど、中に神事もどきなものが入ってたりするので、榊のその。
(答)ないですね。私出ましたけど、神事はなかったですね。
 
(質)榊を捧げるとか。
(答)ないですね。
 
(質)捧げてましたやん。
(答)榊じゃないです。お花を捧げるのはありましたけど。
 
(質)まあ、お花。
(答)あれは神事じゃないですね。
 
(質)あれは神事じゃないということ。
(答)じゃないですね。どこでもやってますから、榊ないですよ。
 
(質)前たしかに、神官とか来られて。
(答)来てないですね。
 
(質)いやいや、だから。
(答)前、地鎮祭のとき?
 
(質)地鎮祭とかそういうものが業者主催に変わる前、津地鎮祭訴訟が出る前はそういうことをやられてて。津地鎮祭訴訟の関係でそこに切り替わったじゃないですか。
(答)それは政教分離が明確に議論されてなかった時代の話。今はだから昨日、おとといも宗教色というのは何もなかったですね。
 
(質)あれをないと捉えるか、あると捉えるかなんですけど。
(答)あるって捉える方が難しいじゃないんですかね。どこの部分をおっしゃってるんですか、神事は。
 
(質)えっ。
(答)どこの部分を宗教色があるとおっしゃってるんですか。
 
(質)少なくとも、榊はなかったですか。献花だけですか。花ですか。
(答)お花だけです。
 
(質)知事はだから詔とかそういうものを読まなければ、それは神事じゃないということですか。
(答)いや、それ私何について神事かっていうの別にここで申し上げる必要はないと思いますけど、少なくとも神事色というか、あるいは宗教色はなかったと思いますけどね。どの部分についておっしゃってるんですか、その宗教色があったっていうのは。
 
(質)私はだから献花も含めて。
(答)献花も宗教色だということになると、全ての行事が、例えば終戦の日の行事についても駄目だということになるので、それはどうですかねっていう感じですかね。
 
(質)根幹は、だからこそ遺族会主催でたぶんやられてたと思うんですね。
(答)これ県でやるということで調べて、他でも県でやってるのもあるじゃないかなと思いますけどね。遺族の方ご高齢になっておられる。そして戦争で命を亡くされた三重県の方々がおいでになられる。その方に感謝と慰霊の気持ちを示すというのは別に県でやってもいいじゃないかと私は三重県出身者としては思いますけどね。
 
(質)三重県出身者どうのこうの否定するわけじゃなくて、少なくとも行政が直でやるといろんな疑義も出る場合があるから、逆にいったらNPOを含めて何か他に任せるものがあった方が安全じゃないかということはないですか。
(答)いや、疑義を排してやればいいんじゃないかと思いますけど。例えば、終戦の日の慰霊式についても、日本国政府がやっているわけですし、三重県は三重県でやっているわけですから、やっぱ慰霊式についても三重県でやるのは何の問題もないと思いますけどね。
 
(質)8月に総文でやられてる版の沖縄版みたいな感じですか。
(答)沖縄でやるということですね、三重の塔という慰霊碑の前で感謝の気持ちと、そして霊を弔う気持ちを示すということですかね。同じ日に他の県、山口県やったかな、山口県もやっておいでになられましたし、各県やっておられますし、やっぱそういう気持ちを持つというのは重要なことではないかと思いますけどね。三重県のために、そして三重県におられるご家族のために命を落とされた方がおられるわけですので。
 
(質)式典のYouTubeを拝見すると、全部で67分のうち、知事が開式の辞と閉式の辞で合わせて23分お話になっているんですけど、その開式の辞の中で、私も一人の政治家として、先の大戦が政治決断の誤りであったとの反省に立ちとおっしゃっているんですけど、これはどういう解釈ですか。
(答)私の個人的な見解ですが、もともと先の大戦が起こったきっかけは何なのかということですが、政友会と立憲改進党の政争の中で軍部大臣現役武官制というのを認めてしまったのは、私は大きなポイントであったと思います。すなわち、そこは、やっぱり政治の判断の誤りではなかったのかと思いますし、最終的に開戦を決定したということについても最高責任戦争会議で決めたとは言うものの、それを進言したのはやっぱり政治家であるので、そこは政治の誤りがあったのではないか。結果において、300万人に及ぶ日本人の命が失われたわけですので、その重みはやっぱり政治家として受けなきゃいけない、受け止めなきゃいけないという思いで申し上げました。
 
(質)東京裁判の判決に、ベースにあるそういうことを起点にして、政策判断の誤りじゃないかとはおっしゃっているわけじゃない。
(答)東京裁判について詳細に私存じ上げているわけではないのですが、そこで軍部大臣現役武官制まで触れられてなかったと思いますので、私なりの考え方であります。
 
(質)閉式の辞で、皆さんの大切な大切なお父さま、おじいさまは、国をお思いになられたかどうか、これは今となってはわかりませんがとおっしゃっていますけど、これはどういう意味ですか。
(答)これってのは、国を思ったかどうかということですか。
 
(質)国をお思いになられたかどうか、これは今となってはわかりませんがです。
(答)国を思って亡くなっていったかどうかというのはわからないという意味で申し上げた。わかっていることは、皆さん方を思ってお亡くなりになっただろうということと、それから皆様方を三重県に残していただいたこと、この2つがわかっていることですというために、前置きとして、国のことを思いながら亡くなっていたかどうかはわかりませんということを申し上げたんです。その根拠は、知覧にあります特攻隊の記念館、これ行きますとわかるんですが、亡くなられるときに、お母さんと叫んで亡くなられた人もおられるということが記録に残っていますし、それからお父さん、お母さんへの文書、手紙も残っています。私は、国のために死んでいきますとは書いてありますけど、その言葉の裏にあるのは、家族を守るために死んでいったんじゃないかと思いますねという意味で申し上げました。
 
(質)ただ、ご遺族の中には、大東亜戦争という名称を使われる方もいますし、それは三重県の遺族会でもね。そういうことから言うと、ご遺族の中にはその国を思われたかどうかはわからないという言い方は、ちょっと何となく違和感を持たれる方もいるかもしれませんが。
(答)おられるかもしれません。それは私の個人的な考え方ですね。そこは、わからないけれども、家族のことを思ったのは、必ず正しいだろうと思って申し上げたということですね。
 
(質)ただ、あの場としては、三重県知事として開式も閉式もおっしゃっているので、それから言ったら、個人の感想とかいう話は通らない。
(答)結果において、個人の感想を言ってはいけないということはないので申し上げたわけですが、結果において、国のために亡くなったのは事実ですので、その方を慰霊するのは我々の仕事の一部であるというふうに思っております。
 
(質)そこもう少し丁寧に話せないですか。
(答)そういうふうにおっしゃる方もおられますが、あの場に出ておられたご遺族の方、またYouTubeで見ておられたご遺族の方がどういうふうに思われるかということだと思いますけどね。あの後、遺族の方からはお礼の言葉をいただきましたけどね。
 
(質)お礼の言葉を言わない遺族はいないと思いますけどね。
(答)いや、そういうわけでもないと思いますよ。だけど、沖縄まで行っていただいた方々には感謝をしておりますが。
 
(質)これは三重の塔、沖縄でやられるわけだけれども、県内で亡くなった5万3000の方々の分も含めての慰霊ですよね。
(答)5万3000柱があそこに、あの場所で慰霊していますね。
 
(質)だとすれば、その中には女性もいたりとか、子どもさんもいたりするので、でも知事はここの式辞、開式も閉式もおっしゃったのは、お父さまとかおじいさまとか男性中心の言葉しかないんですけど、それはなぜですか。
(答)よく聞いていただければわかりますけれど、開式の時にはお父さんおじいさんは言ってないんです。閉式の時はおいでいただいた方へのご挨拶、これはお葬式の時もそうですけど、よく来ていただきましたっていう話を申し上げるので、そこに来ておられた方は、お亡くなりになった方は、お父さんおじいさん慰霊する気持ちでおいでになっておられます。これは夜ですね、その前の晩、懇親会もありまして、いろいろな話も皆さんともお話をさせていただきました。そのときに、やはりお父さん、おじいさんへの思いというのをお伺いしましたので、そういう呼びかけをさせていただいたということです。
 
(質)ご家族とかは、その集まった方の中には亡くなった方はいなかったですか。ご婦人とか。
(答)それは聞いてないですね。少なくとも父親が亡くなったという方、それから祖父ですね、おじいさんが亡くなったという方おいでになりましたね。慰霊に来られたのはお父さんやおじいさんへの思いを持っておいでになられた。親族代表の方のお話を聞いていただきました。どういう呼びかけをされていたか聞かれましたよね。お父さんと呼びかけられたわけですよね。
 
(質)それは、お父さんを亡くされた方がたまたま言われただけの話で、全体として県が主催するならば、そこは男性とか女性とかそういう形の区別ではなくて、この前のご父兄のアンケートとか言われたのと同じで、そこはもうまるっとですね、父兄とか、男性女性が特定できる形じゃなくて言われてもいいんじゃないかと思うんですけど。
(答)そういう考え方を持つ方もおられるかもしれませんが、私は参列をされた方、わざわざ沖縄まで慰霊の式においでになっていただいた方への呼びかけをさせていただいた時にああいう言葉を使わせていただいたということですね。
 
(質)県が主催してから、いろいろ不手際もあって、昨日もとおっしゃったんですけど。昨日もという風に。
(答)昨日も。
 
(質)このご挨拶の中で。閉式のところで。
(答)県がやるのにまだ日が浅いので、いろいろと不行き届きの点があったかもしれませんがと申し上げたということですか。
 
(質)そこで昨日もとおっしゃっているんですけど。
(答)昨日も。
 
(質)昨日もなにぶん不行き届きの点があったかと思いますというふうにおっしゃっているんですけど、昨日は何かそういうことがあったんですか。
(答)いや、ないと思いますけどね。昨日もと言うてました。そこはあんまり記憶に。残っている。
 
(質)閉会の辞の冒頭、割と早い段階でそうおっしゃっているんですけど。
(答)そうですか。昨日もって言っている。どちらさんもとは言いましたけど、三重県の会葬の言葉でどちらさんもよく来ていただきましたと。
 
(質)それはどなたさんとおっしゃってる。どちらさんではなくて。その中でさっき言った昨日もそういうことがっておっしゃったので。
(答)昨日とその時言ったかな。あんまり記憶ないですね。
 
(質)ああそうですか。わかりました。以上です。
 
(質)終わりますか。では終わります。ありがとうございました。
  
(答)ありがとうございました。
 
                                                   了

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