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令和06年01月23日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年1月19日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

みえ応援ポケモン「ミジュマル」と伊勢鉄道(株)との連携事業について(発表)
知事のタイ訪問の結果について(報告)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・能登半島地震   
・宿泊税      
・ダイハツ工業の不正への対応     
・水道料金の値上げ     
・新型コロナの状況    
・観光客の災害対応  
・三重県庁の新組織  
・台湾との関係 

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方から今日2点ご報告を申し上げたいと思います。1点目は伊勢鉄道ミジュマルトレインの運行開始。そしてそれに併せまして、これは県内の鉄道会社さんが連携をされて記念イベントをする、これは非常に珍しい全部の県内の鉄道会社さんが一緒にイベントやりましょうと、こういうことでやるものをご報告を申し上げます。まず1月の22日、来週の月曜日ですけども、伊勢鉄道の外装と内装、ミジュマルを主としたモチーフのラッピングをやりまして、内装もあるんですけれども、ミジュマルトレインこれを運行するということになっております。ミジュマルトレインは近鉄さんが既に運行をしておりまして、時間によっては四日市まで入っておられるそうでございますが、伊勢鉄道はご案内のとおり、津駅から四日市まで車両の乗り入れをしております。3両ある車両の中の1両をこのラッピングをしているということですね。ミジュマルのファン、ポケモンのファンの方、全国からたくさんおいでいただいて乗っていただければというふうに思っております。時間については、車両運用の都合でまだはっきりと決まっていないということでございますので、ぜひ四日市駅、あるいは津駅でまた乗り換えていただいて、近鉄さんに乗り継いでいただくというのもできるのではないかというふうに思いますので、おいでいただきたいと思います。それで22日の月曜日に津駅の1番線のホームで出発式を行うということでございまして、このデザインの詳細はまだ申し上げられないということで、その時に見ていただくということになりますので、出発式を見ていただいて確認をしていただきたい、マスコミの方々ですね。一般の方は残念ながら規制の都合上、安全の確保のためにお入りいただけないということになっておるようでございますので、多くの方に取材をしていただければと思います。それから、ミジュマルの2点目でありますけれども、既に16日に報道の皆さんには発表させていただいておりますが、今日からスタートしています県内の全鉄道会社8社ですけれども、そして県と、そしてミジュマルのコラボ企画で鉄道周遊スタンプラリーの開催をしております。県内の24駅でスタンプを押していただいてたまると素敵なプレゼントがもらえるということでございます。いろんなスタンプがありまして、それぞれの鉄道会社で基礎となるような印章、ハンコの、印というのを決めていただいて、駅ごとにちょっとずつ変えていただいているということでございまして、多く集めていただいて応募していただきますと抽選ですばらしい賞品が当たります。宿泊のペアチケット、県産品グルメとかミジュマルのクリアファイルなども当たりますので、ぜひご応募をいただきたいというふうに思います。これが1点目でございます。
 
2点目は1月の8日から12日にかけまして、タイを訪問してまいりました。38社40人の経済団の方とともに、行政団16人が一緒に行ってまいりまして、主として大きく3点の目的を持ってやってきました。一つは5年前にできました三重県タイ イノベーションセンターこの5周年のイベントをやってまいりました。タイと三重県の友好の確認ということでありまして、これは交換文書を向こうの日本でいうと経済産業省にあたるところとも交わしておりますが、何よりも工業大臣もおいでになって三重県とタイのイノベーションセンターの5周年イベントに三重県大事だからということで工業大臣がおいでになる、一県知事が行って大臣がおいでになるというありがたい話でありまして、大きなイベントができたというのは一つ目的を達成できたわけです。もう一つの目的ですけど、三重県の県産品を売り込むということでありまして、タイの最大の財閥でありますチャロン・ポカパンの食料チャロン・ポカパンCPというふうにいいますが、最大の財閥でありますけれども、そこの中核企業でありますが、食品を扱っておられるCPF、チャロン・ポカパン・フーズという、そこのCEOと会談をしてまいりまして、通常時間は20分ぐらいしかとっていただけない方、お忙しい方なんですけど、2時間半も会談ができまして、三重県の食材についてお話もしてきました。また、タイで現地で食料品の取り扱いをしておられる企業と三重県から一緒に行った経済団の方との商品についての懇談会、これもやりまして、いくつか成約に結びつきそうなお話があるということで、これは経済団の方々も非常に感謝をしていまして、良い出張だった、ご自身の出張ということですけど、いい機会だったというふうにもおっしゃっておられます。これが2点目です。3点目は観光の関係でありますけど、航空会社も、中部空港の社長さんと一緒にタイ航空、そして今度新しく立ち上げようとする航空会社にも行ってまいりまして、中部空港を利用していただきながら三重県にたくさん来てくださいという話もさせていただきましたし、また観光セミナーや観光商談会も、私出張した機会にやっております。加えまして、観光旅行業協会、タイの旅行業協会TTAAといいますけれども、そことのMOU連携覚書も締結をしてインセンティブツアーでありますとか、あるいは富裕層の方々の観光、三重県にぜひ来ていただきたいということも言ってまいりました。印象としましては熊野古道、なかなかタイの方は今まで来ておられないので、そこに行きたいということですね。要望あるいは希望がかなり強いなという考えを持ちましたし、それから雪山に対してものすごく興味を持っておられるので、御在所の雪山の写真をご説明したときに、やはり興味が引かれたというところがありました。三重県、もちろん三重県の食、海産物、そしてお肉、そして伊勢茶、そういったあたりの関心も強いものですから、三重県に多くの方が来ていただけるといいと思います。これからどういった旅行製品を造成していくかということを相談しながらつくっていかれるということになると思います。だいたい三つ目的を持ってやってまいりましたけれど、それぞれに成果が上がりつつあるという状況。以上でございます。ごめんなさい。タイミッションの際に、実はタイに進出をしておられる桑名のヤマモリさん、食品の会社ですけど、三林会長が今回の経済団のトップになっていただいたんですが、ちょうど地震の直後だったものですから地震の話もしていまして、現地で三林会長から物資を支援するというお話をいただきました。それでトータルでレトルト食品です。そのとき、今もまだ続いていますけれども、おにぎりとか簡単なものは被災者の方々の手に入るということなんですけれども、輪島の方にすぐにうちの担当部から確認をしましたら、こういうレトルト食品やっぱり変わったものといいますか、徐々に普通の食品に近いものを食べたいという希望が避難所の方々にあるということで、1万食を、当初はもうちょっと少なかったんですけど、三林会長、1万食を送ろうということでやっていただいて、この4種類のものを送るということになりました。輪島市としてはぜひ持ってきてほしいという話になっておりますので、これは既に、配送もヤマモリさんが独自のルートでやるとおっしゃっていただいていましてお送りをするということになっています。今準備を進めているところであります。まだ石川県全体ですが5,300人を超える方が避難所においでになられます。冷たいものだけではお気の毒ですし、自衛隊がつくってくれていると思いますので、そういったものも口に入ると思いますけれども、普段から食べ慣れているものを食べていただくということで、こういったことも向こうでお約束にしていただいて配送するということになっておりますので、お知らせをさせていただきたいと思います。私からは以上です
 
発表項目等に関する質疑
 
○知事のタイ訪問の結果について(報告)
(質)発表項目中で、タイ訪問で、一つ熊野古道への関心が強いということでしたけれども、今後どういう形で誘客というか、タイの人たちはあまり関心が強いといっても、まだなじみが薄いというのはあるんで。
(答)おっしゃる通りですね。
 
(質)どういう形で引っ張ってくるのか、というところですね。
(答)行程的には2方向あると思いますけれども、一つは関空から和歌山に入って来られる方は世界的にも増えております。それをさらに足を延ばしていただいて三重県側にも入っていただく、できたら伊勢神宮まで行っていただく。もう一つは逆方向ですね。伊勢においでになった方々を熊野に連れていくということを、行程的にはそういうことなんですけれど、やらなきゃいけないことも結構あって。熊野はやっぱり交通が、熊野古道は交通が不便でありまして、一定のところまでは電車で、汽車で行っていただけるんですが、そこから先はバスでお連れをするということになると、団体旅行的な扱い、ということになるし、あるいは富裕層の方々ですと、自分で車をチャーターしていただいて、行っていただくということになりますので、旅行商品の造成の仕方をこれから考えていかないかん、というふうに思います。それは短期的な話ですけれども、中期的には、昨日も知事査定の中に入っていましたけれども、熊野古道にまだ観光インフラ、欠けているところがありますので、すぐにはできませんけれども、ホテルを誘致をしたり、それから交通を整備をしたりというようなことはやっていかなければということで、中期的なもの、そして短期的なもので対応していくということになろうかと思います。
 
(質)わかりました。あともう一つ、1月11日かな、松阪牛の試食会も開いたということでしたけれども、昨年でしたか、輸出頭数を増やすということもあり、生産業者も輸出に割と積極的になりつつあるというような話ですけれども、タイへの輸出というのはどの程度実現性があるのか、というところは、どんな感じでしたでしょうか、試食会で。
(答)私が同席したのは、そのCPFチャロン・ポカパン・フーズのプラジットCEOに食べていただいた松阪牛ですけれども、非常においしいと。甘みがあって、やわらかくて、おいしいとおっしゃっておりまして、興味を示しておられました。そして、どこで売っているのか、どうやって売ったらいいのか、というご質問もいただいているので、今後、具体的な商売につながっていく可能性はあるな、というふうに思います。また、食品見本市でつながりができた現地の商社ですね、これできていますので、連携をしながら松阪牛についても、輸出ができないか、という話を今後やっていくということになって、具体的にまだ日にちも浅いので、こういう商談ができました、ということではないんですけれども、これから増えていくと思います。ご指摘いただいたように令和4年度までは年間輸出の頭数は24頭に限定をされていたんですけれど、令和5年度から上限300頭と、残念ながら実績は12月の時点でまだ50頭強ということなんですけれども、これから増えていく可能性もあるということでございます。私は空港会社におったときに、神戸牛の輸出を始めましたけれども、飛行機です。徐々にこれも増えていきましたので。松阪牛は全国の中でナンバーワン、トップブランドであるというふうに思いますので、食べていただければ良さは分かっていただけるというふうに思っております。あわせて伊賀牛もおいしいものでありまして、ちょっと購入対象が違うんですよね。伊賀牛はどちらかというと赤身が強いものですから、おいしいこともおいしいですけれど、赤身がお好きな方々、どちらかというと欧米系の方々にも受けるようなものでありますので、両方、輸出も含めてですね、伊賀牛はちょっとロット小っちゃいので、これからの課題もありますけれども、進めていきたいと思っております。
 
(質)同じく食に関してなんですけれども、伊勢茶に関してはタイの方たちはどういった印象とかを持たれていたんですか。
(答)抹茶を飲んでいただいて、とてもおいしいという話もありましたし、あまり詳しくは申し上げられませんけど、実はCPFのCEOも伊勢茶にすごく興味を持っておいでになられまして。実はCPFさんは、向こうでのセブンイレブンですね、共同で出店をされておられ、イトーヨーカ堂さんとやっておられますので、そこで伊勢茶を使った商品とか、あるいはコーヒーチェーンも持っておられますので、そういうのをできないかということ非常に興味を持っておられました。
 
(質)これから伊勢茶とかお茶を海外にアピールする上で、特に今週日曜日だと、松阪市の飯南の方に、茶葉組合の方に行って。
(答)行きますね。
 
(質)高齢化する生産者で問題とかってあるのを現地の人から直接聞き取るというのをやりますけれども、そういった兼ね合いというか、これから海外に向けて、お茶をアピールしていきたいけれども、今の県内でのお茶の生産の状況というのは、どういうふうに考えていらっしゃいますか。
(答)そこはこの間も水沢へ行きましたし、亀山のお茶の話は一見製茶さんからも私も話も聞いておりますので。いろいろこの間、水沢でなかなか難しい問題があって、というのは伺ってますが、一定の生産量はありますので、全国3位の生産量ですし。うちの伊勢茶を他のところに持って行って、ブレンドして他の地域の名前で売っているというのもあります。伊勢茶はまずブランドの確立というのが重要ではないかと思いますが、伊勢茶はおいしいということをタイの方にも言っていただいているので、それは十分できるというふうに思います。先例的に言うと、例えば愛知の日間賀島のふぐとかです。そういったものは、実は下関に持って行っていましたけれど、日間賀島、ふぐで売っていこうと。これは東海地方のテレビの方もご存じだと思いますけれども、やっておられて、成功されてますので、伊勢茶もブランドとしてまず確立をしていく、これが大事だと思います。生産量は、やはり確保しながら、ということですけれども。あとはどうPRしていくかということですが、例えば観光見本市であるとか、あるいは商品の見本市、私もパリでやっていましたけれども、例えば野点の風景を作って、そこでお茶をアピールするとか、風炉を持っていってやるとか、そんなやり方も必要かなというふうに思っておりますので、農林水産部と観光部とタイアップして、そして雇用経済部もそうですけれども、伊勢茶を大きく売り込んでいく、ということではないかなと思っております。
 
みえ応援ポケモン「ミジュマル」と伊勢鉄道(株)との連携事業について(発表)
(質)ミジュマルトレインの話なんですけども、これスタンプの傾向ですね、スタンプを置いている駅を見たところ、意外と近鉄はもとからスタンプじゃないけど、やってますけどね。
(答)ええ。列車やってますね。
 
(質)割と南側が多いなと。あるいはJR東海にしても、JR東海は割と頑張っているか。あと3セクの所とかいろいろあるわけですけど、やはり利用促進というか、それをテコ入れしていきたいという思いもあって、こういう駅の配置になっているものなのでしょうか。
(答)これはそれぞれの会社でご判断いただいているということだと思いますけど、その根っこにはおっしゃったように利用促進したいということで広く乗っていただくというのはあるんじゃないかと思います。北の方が多いのは、もともと第3セクターの鉄道が、北の方に多いということが理由でありますけれども、JR東海さんも多気とか熊野とかでやっていただいておりますし、近鉄さんも松阪、宇治山田、鳥羽、賢島と南の方でやっていただいているので、全県的に多くの方に訪ねていただけるとありがたいなと思います。私は交通政策を長くやってきましたけど、全県で鉄道事業さんが一緒にやってというのはあんまり見たことないので、これ鉄道事業者さんのご協力にも感謝いたしますし、ポケモン社さんにも感謝をしておりまして、なかなか珍しいものだと思います。この機会に鉄道を使っていただいて、三重県の良い所を巡っていただいたらいいのではないかなと思います。
 
○知事のタイ訪問の結果について(報告)
(質)タイ訪問について、ごめんなさい、戻ります。タイからこちらに来てもらうのに、飛行機が大事だと思うんですけれども。向こうでは増便についても話し合われたと思うんですが。
(答)はい。
 
(質)どんな感触だったんですか。
(答)はい。まずタイのフラッグシップですね、ナショナルフラッグでありますタイ航空については、これから、一旦少なくなった国際線仕様の航空機を確保していかないかん、という話がありました。今、75機ぐらいになってるみたいですね。経営環境が厳しかったというのもあって。コロナ前は彼ら100機超えていましたので、4分の3に落ちているんですよ。でも、これから増やしていくという話をして。その中で、中部空港というのは非常に大きな対象、可能性のある所だということを言っていましたので、そこをぜひお願いしたいということを犬塚社長と一緒に話をしてまいりました。それから、新しい航空会社。これから2社ほど、どうもそのフルキャリアと、それからLCCの間ぐらいの航空会社と、それからLCCかな、が参入しようとしておられるわけでありますけれども、そこはかなり愛知の企業との関係が深いようでありますので、ちょっと詳細は申し上げない方がいいのかもしれませんけれども、企業情報になってしまうとあれなので。私の言い方はここまでで止めさせていただきますが、愛知の企業とも以前から関係がある会社というか、経営者なので、そういう意味では中部空港、非常に優先的に考えておられる印象を受けました。
 
(質)期待できるようですか。
(答)期待できるんじゃないかなと思いますね。
 
みえ応援ポケモン「ミジュマル」と伊勢鉄道(株)との連携事業について(発表)
(質)そのラッピングの費用とか、スタンプラリーの関係の費用等は何か県から補助金とか支払いますか。
(答)県の方でも出していたかと思います。ラッピングは650万円の費用で、これが県が出しておりますね。あと、ありますか。
(答:観光部)はい。今、知事から仰っていただいたラッピングは650万円ですけども、スタンプラリーも含めてトータル1,800万程かけて県が負担させていただいております。
 
(質)公共交通、県として支援していく中で、伊勢鉄道に、年末20年ぶりぐらいに乗りました。
(答)はい。
 
(質)あの、例えば快適性とか利便性という点で、今回、伊勢鉄道の電車ということですから、知事、そういう点では何かこう。私はちょっといろいろ思うところがあったんですけれども。
(答)乗り心地という意味では非常にいいですよね。あの線形という意味ですけど。あれは鉄建公団時代に作ったフルの規格でありますので、揺れも少ないですし、まっすぐな線路ができていますので、ガタガタ揺れるという、そんな感じじゃないです。ただ、車両はご案内のとおりですね。新設、新設で来ているわけではないので、座席とかはちょっと一世代ぐらい、新しくした方がいいのにな、という感じはあると思います。それもですね、これもやはり、利用者の方が増えていけばそういう可能性も出てくるものでありますから、多くの方にご利用いただきたい。伊勢鉄道は幸いなことに第3セクター化、特定地方交通線が第3セクターとなっていったわけです、国鉄のですね。中では、今たしかコロナ前で、輸送量に関しては、あるいは収益か、第3位ぐらいの、まあ、割と使っていただいているんです。住宅もある程度張りついていますし、駅周辺に。やはり大事なのは、これから観光客の方にも来ていただければというふうに思いますので、この今回のミジュマルトレインをきっかけにして、多くの方に乗っていただければと思います。
 
(質)あの、実現性はともかくとして、快適性という点でいうと、やはり電化というところは重要な一つのポイントであるかなと。
(答)はい。
 
(質)というのも、やはり並行して走っている近鉄の方では、火の鳥で45分で行くわけですよね、名古屋に。
(答)名古屋と津の間ですね。
 
(質)という点で考えると、その伊勢鉄道の、近鉄と並行して走っている必要性、有用性、県としてどのように位置づけて、支援していくのかという、そこの必要性をどのように捉えていらっしゃいますか。
(答)電化は車両が軽量化をして、スピードアップも図りやすくなるというメリットはあるんですけど、膨大な予算がかかります。今は気動車ディーゼルで走っていますけど、これで大きな問題はないんだろうと思います。それは、多々益々弁ずなので、電化をした方が便利にはなりますけど、今の輸送量から考えると、こんなところではないかというふうに思っておりまして、将来的な課題として、そういったところは考えていくことかなと思います。
 
(質)もう一つ同じ質問ですけど、同じ名古屋方面に近鉄も走っているという中で、伊勢鉄道も走っている。ここへの需要性というのは。
(答)交通の話ですか。今回のポケモンの。
 
(質)ではなくて。
(答)そこはですね、それぞれ需要が違うんですね。伊勢鉄道は湾内というか内陸部を走っていますので、鈴鹿とか四日市ですね、そういったあたりにお住まいになっておられる方が例えば津との通勤、あるいは四日市との通勤でお使いになられると。あるいは学生も使われるということになっています。近鉄は海沿いを走ってますので、旅客の性質が違うということだと思います。ポケモンがお好きな方、あるいは鉄道ファンの方には、両方乗っていただくというのがいいんじゃないかなと思うんですけど、四日市から伊勢鉄道に乗ってもらって、津まで来てもらって、近鉄に乗り換えていただいて、鳥羽の方に行っていただいて、また名古屋の方にそれこそ火の鳥とか、あるいはしまかぜで戻っていただくというのもあると思いますし、逆にというかまた今度伊賀の方に関西本線で行っていただくというようなこともできるんじゃないか、今回のスタンプラリーは、そういったこともやっていただけないかなということで仕掛けているものであります。東紀州も大事です。
 
その他項目に関する質疑
 
〇能登半島地震
(質)能登半島地震関連の質問です。私ども全国の知事に共通で伺っていることでありますんで、いくつか質問させてください。
(答)どうぞ。
 
(質)今回の地震では、幹線道路の寸断なんかで、集落の孤立化というのが進みましたけれども、県内では同じようなことが起きる可能性がありますでしょうか。ある場合、防ぐためには、どんなことが必要でしょうか。
(答)まずは地震のエネルギーがどのぐらいかわかりませんけれども、道路の補強というのが大事ですね。日ごろからできるものということでですね。ただ、今回の地震のエネルギーは、阪神大震災のマグニチュード的いうと2倍ぐらいの大きさというので、そうなると通常割と早く水道って復旧するんですけれども、まだ復旧してないですよね。多分土の中でズタズタになってるという、今までになかったような事態が起こっているというふうに想定されます。東日本のときも水道は早めに復旧しましたので。ですから、エネルギーが大きい場合には、次は道路が寸断されたときに何をやるかということになります。当然インフラ的にいうと、道路の啓開、開通するように工事を進めるということが重要なんですが、それまでの間は救援物資、もしくは病人の搬送、こういったものは空を使うか海を使うかということになります。三重県の場合は、海沿いの町が多いものですから、かつては道路がなくて船で物を持って行った、船で移動したということもありますので、その当時に戻るということになるかもしれませんが、海上保安庁、これは港も実は開かなきゃいけないんですけれども、津波なんかが押し寄せると海底地形が変わりますので、今まで入れた船が入れない。まずは小型船で行くということになりますし、それから海洋情報部のマルチレーザービームを持った船でもって海底調査するんですけど、その上で海上保安庁の船で物資を輸送する、あるいは病人を運んでもらうということを並行してやるということになります。そういう意味では第四管区と包括協定を三重県結んでいますので、直ちに彼らに出動してもらうということになります。その後に海自になると思います。海自の船は大きいので、すぐには入れない。それからそれより前にやらなきゃいけないのは、空を使った物資の輸送ということになります。これは自衛隊、そして海上保安庁が機数が多いですから、ここでやってもらうということですが、警察と消防にも手伝ってもらうということになります。物資の物件投下もやりますし、それから孤立集落で助けを求める、あるいは例えば身体の具合が悪くなった高齢者の方々っていうのは、場合によって着陸をして飛行機、ヘリに乗せて、場合によってヘリが着陸できない場合には、つり上げ救助を行うということになろうかと思います。ですから、今申し上げたような地道に道路の啓開を行うというのも並行してやる必要がありますけれども、まず急ぐ食料とそれからご病気になられた方、病人あるいは救助を必要とされている方、この方々をどう輸送するか、その計画も同時並行でつくっていくということになります。
 
(質)住民による共助の問題なんですけれども、今回の地震では、高齢化とか人口減少でコミュニティへの担い手が少ない過疎地での被害だったという中で、三重県でも同じような共助の仕組みに課題があると思われます。
(答)今、各自治体で共助をどのようにやるかってのを計画作ってやっていただいてるんですが、これ県全体でもそうです、県の計画もそうですけれども、今、南海トラフの対応計画、見直しをしようということになっています。今回の能登地震、まずは被災者の方々に寄り添って被災地の救援、そして復旧というのがあるのは前提で申し上げますと、そこで我々が得られた知識というのは南海トラフへの対応に応用していくと、これも大事かなと思っております。
 
(質)公助の問題、公に助ける公助の問題ですけれども、まず震災が起きたときに、基礎自治体、市町の対応力、あるいは防災力が問われると思うんですが、これについて課題があると思われますでしょうか。
(答)今回の能登地震を受けてということでよろしいですね。考えておりますのは、一つはやっぱり避難所の運営かなというふうに思います。避難所の居住環境が今までのままでいいのかどうかということは考えないといけないなと思います。例えば、プライバシーが守れるように、地震で助かった命が災害関連死をされるということがないようにしていかなきゃいけないという意味では、避難所の居住環境をやっていくということが大事です。三重県の場合は、段ボールベッドについては、引っ越しのサカイさんと包括協定を結んで、車両さえ入っていただければ、サカイの従業員の方が段ボールベッドの組み立てまでやっていただけるということで協定を結んでいるわけであります。あとは避難所のセパレーションですね、プライバシーが守れるようにどんなふうにやっていくのかというのはこれからの課題かなと。今回の能登の地震で我々が得た教訓の一つかなと思っていますので、これ自治体の方々とも相談をしながら県でできることも考えていきたいなと思います。それから、もう一つはトイレの問題が最初に出てきました。これ東日本大震災で私も経験をしていたので、トイレが最初に使えなくなるから、これ何とかしないと。食べるのは1日ぐらい我慢できてもトイレは我慢できないので、これを何とかしていかなきゃいけないので、例えばその対応の仕方としてはマンホールトイレというやり方があるんですけども、実は県庁にもマンホールトイレなかったので、この1月から実は工事に入っていまして、今マンホールトイレの工事をしています。年度内ぐらいに完成する予定というふうに聞いていますけれども、また皆さんに公開させていただく時期がありますので、ご取材をいただければというふうに思っていますけど。同様の話が避難所にもありまして、簡易式のトイレを備蓄していくというのも大事なんですけれども、移動式のトイレですね、工事現場などで使われているあれをどうやって被災地にいち早く届けるかというのも考えなきゃいけない。さらに言うと、これ工事必要になりますけど、マンホールトイレ、そんなに大変な工事ではないので、こういったことも考えていく必要があろうかと思っております。昨日の知事査定でも議論がありましたけれども、避難所の空調設備、これも独立系のスタンドアローンの空調設備。そういう意味では電力に頼るということではなくて、ガスなどを燃料とした、あるいは軽油などを燃料とした空調設備の設置というのも重要かなというので、これから自治体の方々とご議論をさせていただいて、県としても支援をしていくように、今、予算的に調整をしているということで、これは予算の時にまた発表させていただきたいと思っています。
 
○宿泊税
(質)宿泊税のことについてお聞きします。先般、議会とか、昨日の知事査定でもご発言あったということなんですけども、鳥羽市が地元の要請で検討始めている状況になってきておるところなんですけど、改めて県内の自治体が宿泊税を導入することについてのお考えを教えていただきたいのと、昨日、担当課でですかね、内容説明するようにということをおっしゃったそうなんですけど、これいつ頃、どういう方を集めてお話をしていこうかということで、ここではどういうお話をされるのだろうかということをお聞きしたい。
(答)まず、宿泊税については既に導入をされておられる自治体がおありになるわけでありまして、これから三重県も、今までもそうですけれども、観光っていうのは三重県にとって非常に重要な産業であります。そこへの財政需要というのは割と大きくなってきます。国の方でも観光振興のための財源として、いわゆる出国税というのを法律改正をして徴収をするようにしましたけど、我々もその辺もですね、その辺というのは財政需要に対応するための財源というのは考えていかなきゃいけないと思っています。従いまして、去年の12月の議会で、資金選択肢の一つとして宿泊税というのはあり得るという答弁をさせいただいたところであります。今般、鳥羽の旅館組合の協議会さんが鳥羽市長に要望書を出されたということであります。宿泊税というのは何なのか、何のために使うのかということを、特に観光事業者の方々あるいは市町の方々に正確にご理解をいただく必要もありますし、それから我々県としてもどういったものなのか、どういう使い道があるのかというのを勉強する必要もありますので、関係者のご意見を丁寧に聞きながら、やるにしてもやらないにしても考えていかなきゃいけないので、まずご意見を聞いて、そしてどうするかっていう勉強を始めてほしいということを、昨日、予算の知事査定の中で観光部に対して指示をしたということであります。もちろん、鳥羽でそういう動きがあるということは、鳥羽市さんとも調整をしながら進めていくということになろうかと思っています。それから、既に宿泊税を導入をされているところの状況、そういったものも把握をしながら関係者の方々にお伝えもしていくということで、具体的な日程はまだこれからだと思いますね。
 
○ダイハツ工業の不正への対応
(質)ダイハツについてちょっとお聞かせください。先般、国交省から処分が下ったわけですけれども、知事、年末の会見のところで、県内の企業、取引先があるという話で、それで県内の企業に寄り添いながら適切に対応するってお話だったと思うんですけれども、この件はどうでしょう、何か具体的なことを考えてたり。
(答)型式承認が個別になったのは3車種というふうに聞いています。その3車種についても型式承認、個別っていうことはこれもう製造できないということとほぼイコール、要するに1台1台、国の承認を現地で取ってかなきゃいけないということですので、しばらくは造れないという。三重県で、その3車種対応してるかどうかというところ、ちょっとまだこれは確認できてませんので、それを確認した上で、それから3車種だけではなくてダイハツ全体が生産ラインが恐らく通常ではない状態になっていると思いますので、この理由あたりをまず丁寧に情報、我々も取得をしながら何ができるのか。実は下請けも含めた部品製造業の関係は、経産省の方でも対応していきたいということを言っておられますので、そこ経産省とも調整を我々しながら、共同歩調を取って対応していくと考えます。
 
○水道料金の値上げ
(質)2点目なんですけれども、ちょっと水道の問題でお聞かせください。隣の愛知県が電気代とか、あとは資材価格、そういったところの高騰で水道料金を上げるという方針を固めたということなんですけども。
(答)愛知県の自治体が。
 
(質)愛知県ですね。
(答)県が。企業庁かな。
 
(質)企業庁です。それは三重県も、全国的に電気料金、今、高い状況だと思うんですけれども、三重県としてはどうなんですか。
(答)まだ私そこ聞いてないんですけど、ひょっとしたらそういう動きがあるのかもしれない。これ愛知県だけの話じゃないのは事実ですよね。資材費とかそれから電気代、水道使うときにはポンプが必要になるので、そこが上がってきているということだと思いますので、ちょっと私も確認してみたいと思います。
 
○新型コロナの状況
(質)新型コロナの関係でお尋ねしたいんですけれども、火曜日の発表で8週連続で県でも感染者数の方の増加が確認されたと思うんですけれども、愛知県の大村知事も第10波に入ったとおっしゃっていましたけれども、この数字等について知事がどう捉えていらっしゃるかをお聞かせください。
(答)火曜日の発表で定点観測が9.92人ということで、年末から一番高くなってきております。11月の時点では1.1人でありましたので、9倍に増えているという状況です。そして、病床ですね。病院のベッドの使用についても今211人ということで、実は245人になりますと対応局面が変わります。今はフェーズ0ということなんですけど、245人以上になりますと、我々が病院に依頼をして追加で病床を確保しないといけなくなってくるフェーズ1という状況なります。現時点においてはフェーズ1になっているのが14道県、岐阜も入っています。そして、フェーズ2、ピーク時の2分の1ということなんですけれども、これが今4県ということで、これは岩手、新潟などということでございまして、東海地方は福井が、東海地方に分類されればということですが、入っておりますけれども、今そんな状況です。三重県では、このフェーズ1に相当する入院患者数245人になるかどうか、今211人その手前まで来ているんです。だからまずコロナに関しては県民の皆さんに感染しないような行動をお願いをしないかんというふうに思っておりますけれども、この245人になった段階で、また、改めて県民の皆さんに注意を呼びかけさせていただきたい、アラートを発出させていただきたいというふうに思っています。コロナに関しましてはもう皆さんよくご存じですけど、4年間コロナと闘っていただいていますので、基本的には感染防止対策、特に冬場は換気であります。それから手洗い、そして状況に応じたマスクの着用、それと周りの人に話聞いてみますと、もうコロナは治まってきたでワクチン打たんでもええんちゃうかなという声がよく私の小学校の同級生なんかも言っていますけれども、ワクチンは打てる方は打っていただいた方がいいと思います。そして先ほど申し上げましたけれども、フェーズ移行しますので、この時に改めて県民の皆さんに呼びかけたいと思いますけれども、打てる方はワクチンを打っていただいて、そして感染防止対策を徹底していただければと思います。
 
(質)他ありますでしょうか。第二県政さん。
 
○みえ応援ポケモン「ミジュマル」と伊勢鉄道(株)との連携事業について(発表)
(質)振り出しに戻って、ミジュマルトレインとスタンプラリーのキャンペーンの開始日が違うじゃないですか。これは結果的にそうなったんですか。何か意図があるんですか。
(答)意図はあるんかな、何かありますか。
(答:観光部)ミジュマルトレインの出発運行開始に関しましては、伊勢鉄道の運行状況にあわせてこのような形にさせていただいたんですけれども、スタンプラリー自体はなるべく早くさせていただくのに少し早めて特に何かの理由があるというよりは、それぞれの時期にあわせてさせていただいたということです。
 
(質)県の方で2つ重なった方がイベントとしてはよりグレードが高いし、情報発信力が強いじゃないですか。でも、そういう調整は結局、それぞれの事業者さんにあわせて、そこのところをあえて強くは言わなかったということですか。
(答:観光部)はい、その通りです。
 
(質)なるほど。若干もったいない気がするけど。元々伊勢鉄道ってHondaさんが鈴鹿に製作所をつくる時に、要は伊勢鉄道は四日市コンビナート港、つくった車の積み出しに使えるというので、それも条件の一つで来られた経緯があるけど、実際問題来てみたらそれが使えないという話で。だからHondaはずっと陸送で四日市港まで運んで。例えば、F1レーサーの英国のマンセルというレーサーなんかは、もう二度と鈴鹿では走りたくないと、あそこはサーキットまで行くのがすごく大変だと言って、いつも自前のヘリで来てたりしたんですけど、これは伊勢鉄道、人だけじゃなくて、貨物的なそういう切り替えってのは案としてはないんですか。
(答)構造上できると思いますけれども、自動車輸送はやはりドアtoドアが原則になりますので、鉄道駅での積み替えってなかなか難しいと思いますね。
 
(質)それで黒字するとかいうことでもないし、経営上なかなかのっからない。
(答)ですから、旅客に乗っていただくということかなと思いますね。
 
○知事のタイ訪問の結果について(報告)
(質)あとタイ出張ですけど、これ9日の日に連合三重の旗開きがあって、一部と二部に分かれてたんですけど、ちょっと一部と二部の合間で、要は知事がタイに行かれているので、逆に言ったら市町の職員の送り出し式で、各首長がある程度役場とか市役所に今この時期はちょっと拘束されて残ってたりしたんで。
(答)地震の関係ですか。
 
(質)職員の送り出しがありますよね。それ元々県から呼びかけなくても市町も出したと思うんですけど、一応形としては知事からの呼びかけでという形になっていたと思うので、そこからいくと。
(答)三重県からの呼びかけ。
 
(質)知事が行かれなくて、副知事を代理に行かせて。
(答)タイに。
 
(質)はい。知事は残られて陣頭指揮された方がよかったんじゃないかという話も出たんですけど。
(答)ああそうですか。連合からですか。
 
(質)連合三重で来られた首長。
(答)首長から。
 
(質)その辺はどういうふうに反論というか。
(答)どの首長がおっしゃっておられるのかよくわからないですけれども、地震については一定の道筋をつけたと私は思っていますし、それからタイに行っても1日2回状況確認を向こうで電話もやっていますし、そういう資料もやってまして指示もしています。だから問題はなかったかというふうに思いますし、出発式を首長やっていただくのは、いいことだと思います。私もタイから帰ってきた翌日、朝7時45分に土山で175名の緊急消防援助隊の諸君を被災地に送り出しました。ですから、出発式はそれは首長がやった方がいいので私も行きましたけれども、十分できたんじゃないかなと思っています。石川県からは引き続き輪島市もそうですけれども、三重県の対応は感謝をされていますので、三重県の対応がどこかまずかったということはないんですが、その首長は何がまずいとおっしゃっておられましたですかね。
 
(質)だから本来なら地震がなければ、この時期なら東京へ予算要望とかいろいろ例年は行っていると。
(答)いや、この時期に予算要望は行かないですね。
 
(質)あとは東京の方で市長会とか町村会とか、そういう集まりもあるし。
(答)まあ、市長会、町村会は行ってもらったらいいので、知事会はないので行く必要がないです。
 
(質)だからそういう意味であえて職員送り出しのために、市役所なり町役場で、ある程度動かないでいてると。だとすれば呼びかけの知事も送り出しにやられた方がいいんじゃないかと。
(答)と言っている市長、どこの市長ですか。
 
(質)別に連合の皆さんは知っている話ですけど、言われたのは前葉さんです。
(答)津市長。なるほど、なるほど。こないだも言いましたけど、今回の地震対応は石川は被災地ですと、通常時ではありません。三重県は通常ですよね。普通に経済が回っている状態です。今回の出張で、私参りまして、知事が行ったから普段会えない人とも会えたと。例えば、CPFのCEOって2時間半も時間を取ってくれるのは通常はないので、ですから、そういうことも必要な、私が行くことによって、三重県が発展するということもあり得る。もちろん、それは頑張っていただいている経済界の方々のおかげなんですけれども、機会の提供という意味では重要なことだと思います。従って、平常時である三重県で経済を回していくというのも重要。だから両方やるということだと思いますけどね。
 
(質)翻って、だからタイの行かれるというのは、もう事前に年末までに決まってた話で。
(答)もっと前に決まってた話だと思います。
 
(質)そこで1月1日に急にあの地震が起きて、だとすればその切り替えの時に、これはもう、副知事に行ってもらって、逆に私は残ろうかというふうなそういう考えなり、その意見とかいうのは庁議の事前の中とかではなかったんですか。
(答)ありますよ。それは当然判断をして、それはどこでもある話です。国にいる時も当然ある話で、緊急時というのは起こりますから、その時にどうするかってのを決めて、メリット、デメリットを考えながらやっていくということなので、ご批判はいろいろあるとは思いますけれども。
 
(質)最終的に、やっぱり予定どおり行くとお決めになったのは、知事の判断ということですか。
(答)それは最終的には私の判断ですね。関係者の意見を聞きながらということで。ただ、その時は確かに津市長の意見は聞いてなかったですけどね。
 
(質)いや、でも市町に全部聞かないでしょう。
(答)聞かないでしょうね。
 
○観光客の災害対応
(質)県がもともと中でやってる話なので。あと、石川の場合もちょっとあったと思うんですけど、年末から年始にかけて観光客も結構入っておられて。
(答)石川にってことですね。
 
(質)石川県、金沢とか。輪島の方も行かれてて、結局そういう人たちが他に行かすところがないので、とりあえず避難所に入れていると。こういう観光客のこういう災害時の対応というのを、今後、三重県はどういうふうにされますかね。
(答)ちょっと確認してみないといけないんですけども、一時期、もう1万人を超えて2万人迫るぐらいの、一次避難所に入っていただいた人たちいると思うんですけど、今は5,300人程度。だから何日か経って、当然観光客はずっと残り続けることはないと思いますので、金沢の鉄道動いていましたから、それから輪島から金沢も全く通行できないということではないと思いますので、ですから時間が経てば観光客は戻っていくということですね。観光客の輸送に力を割くかどうかというのは、これは地震が起こった時のBCPのプライオリティのつけ方ですけど、そこは自力で行っていただく部分もあるでしょうし、公共交通機関を利用していっていただくという部分もあると思います。陸が使えない場合には、今、海上保安庁は巡視船を使った被災された方の輸送というのも、オペレーションやったのかな、やるとかいう話もありますから、海を使った輸送というのも出てくると思いますが、それは海上保安庁なり、あるいは場合によっては海自にお願いするということになると思いますけどね。
 
(質)だから5、6年前に1月に三重県で鳥羽とか伊勢にちょっと大雪が降って、結局観光客の方が鉄道止まったので、鳥羽の駅とかで寒い思いをされたと。周りの旅館とか、ホテルが中に入れて、お茶を出したりとか、その時に初めて観光客の方もこういう災害、あれは地震じゃないですけど、あった時にそれなりの対応が必要だと気づいて、そういう確か指針みたいのつくったと思うんですけど、要は、それを今回のような地震とかを含めてバージョンアップして、今年度の当初予算等にそこのところの対策費みたいなものを、お付けになる意向があるかどうか、ちょっとそういうのを聞きたかったのですが。
(答)今回、一部報道で出てますけど、前から知事に就任した時に言ってたのは、その土地に住んでいる人も大事ですし、それからその土地に急に来て例えば津波が来るという情報をちゃんと提供しなきゃいけないよねという話を言ってまして。今回アプリを使って、誰でも観光に来た人も、どこに津波避難タワーがあるのか、津波避難ビルがあるのか、あるいは場合によって、今仰ったように、雪の時も使えるかもしれないんですけど、大雪で凍えそうになっているというような時に、どこに行けば避難所が開設されておるのかということも、わかるようなものを作ろうとしていますので、それが観光客の方の一助にはなるかと思いますね。
 
○三重県庁の新組織
(質)あと確か三重テレビさんだったと思うんですけども、その新春の対談の中で、知事が働き方改革の一環だと思うんですけど、新組織を作るみたいなことを仰ってたんですけど、あれは具体的にはどういうものなのですか。
(答)人材確保ですね。これは今、各部でやってくれているんですけれども、それぞれの部がバラバラなものですから、やっぱり統括的に見るところが必要ということで、企画部門に新しい課が作れないのかということを今調整しているところですね。
 
(質)企画というのは、政策企画部に置くと。
(答)の方向で今調整をしています。
 
(質)総務部ではなくて。
(答)総務は内部管理事務が主としたところなものですから、内部管理というよりは政策を束ねるということです。政策企画じゃないかなと思いますけどね。
 
(質)実動部隊ではないんですね。
(答)司令塔ですね。ですから、人口減少対策とか、あるいは国際とかと同じような並びになりますね。
 
台湾との関係 
(質)あと、台湾の新しい総統が当選されたんですけど、三重県と台湾の関係からいったら、去年も県議会の連盟の方は3人ぐらい役員来られて、その時は知事も、国は一応中国政府との関係があったので台湾との関係が消えた中で、県議会等でつないでいただいた分はこういうふうに実っているみたいなことを仰ってましたが、その新しい総統が選出されたんですけど、それについては何かお考えありますか。
(答)台湾の方々のご判断ということになると思いますので、選挙結果、私、一地方自治体の首長がどうこう申し上げるような話ではないですけど、引き続き三重県、台湾と友好的な関係を、これは半導体も関係ありますしそれから観光も関係ありますので、引き続きやっていきたいと思います。
 
(質)そこは今までとあまり変わらなくて、むしろ躍進できるかもしれない。
(答)今までも同じ政党でありますので、さらに発展をさせていきたいというのは、これは当然の話ではありますけれどね。
 
(質)観光もですよね。
(答)観光もそうですね。
 
(質)どうも。
 
(質)他ありますでしょうか。ありがとうございました。
 
(答)ミジュマルの出発式、よろしくお願いします。ありがとうございました。

                                                 了    
 

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