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令和06年03月12日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年3月8日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

「ミジュマル」とのコラボルームと「三重県×ミジュマル」ご当地コラボ商品の販売について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・県職員の時間外労働
・自治体情報システムの標準化
・外国人住民の増加
・ジェンダーギャップの解消
・SNSの活用
・観光振興
・防災・減災対策
・第96回選抜高等学校野球大会
・熊野古道世界遺産追加登録
・差別解消条例に基づく説示
・知事の発言の真意
・知事の政治資金パーティー
・前県医師会長の自伝
 

発表項目等

(知事)皆さん、おはようございます。私の方からは1点、今日はご報告を申し上げたいと思います。三重県の応援ポケモンのミジュマルの関係でありますけれども、3月10日ミジュマルの日ということを前回発表させていただきましたけれども、新しい追加の取り組みについて今日は2点発表させていただきたいと思います。1点目ですけれども、3月10日から「ミジュマルルーム」、これが志摩にありますNEMU RESORT、これに1室オープンをいたしまして、3月10日からご宿泊いただけるということでございまして、今日から予約を受け付けるということでございますので、部屋の中もミジュマル一色ということで、ミジュマルのコラボ商品であります萬古焼とか、あるいは伊勢茶のティーバッグ、これを部屋に備品として備えていただいているということでございますので、ぜひご活用いただければということでございます。ご利用いただければと思います。そこの備品で伊勢木綿を使用しました新しいコラボ商品が登場する、クッションであります。これはお部屋にも置いてあるということでございますので、これも登場するということでございます。先日発表させていただきました3月10日ミジュマルの日ということで、新しいポケふたのお披露目とか、鳥羽のミジュマルのバス停のお披露目などもやらせていただきます。また、おにぎりせんべいのコラボグッズ、それから鳥羽国際ホテルのチーズケーキ、これもコラボ商品。これも現地で買っていただけるということでございます。それから3月10日朝津味で、そのミジュマルの日のイベントを実施するわけでございますけれども、この時に鳥取県の応援ポケモン「サンド」という砂のポケモンがおるんですけれども、鳥取県は鳥取県で3月10日を「サンドの日」とおっしゃっているようでありまして、応援に来てくださるそうでございます。ということで、3月10日はミジュマルとサンドと2体のポケモンに会えるということでございますので、多くの皆さんにおいでいただきたいと、こう考えております。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
「ミジュマル」とのコラボルームと「三重県×ミジュマル」ご当地コラボ商品の販売について(発表)
(質)ミジュマルルーム、ミジュマルも可愛らしいですし、伊勢茶とか伊勢木綿とかに県産のものを楽しめるということですけど、改めて家族連れでもいいのかなと思うんですけど、改めてどんなふうに楽しんでもらえたら。
(答)家族連れでも大人連れでも大人の一人でもよろしいかと思いますけれども、多くの方にお泊まりをいただければと思います。元々一昨年でしたか、ミジュマルが三重県の応援ポケモンとして選定をしていただきまして、以後三重県はミジュマルのモチーフを使わせていただきまして、例えば、鳥羽駅もそうですし、デコレーションをしていただいています。また、バスですね。伊勢の方でも走っておりますけれども、それから先日汽車も発表させていただきましたが、近鉄さんは前からミジュマルのラッピングトレイン走らせていただいてますけども、先日は伊勢鉄道さんも走らせていただいて、そして県内の8鉄道事業者がすべてスタンプラリーに参加している。これはあんまり私も鉄道行政をやっていましたけど、珍しいことでありますが、ミジュマルでもって三重県を盛り上げていくということをやっていただいているわけです。それから、スタンプラリーももう皆さんにご報告していると思いますけども、日にちをちょっと延長しまして、3月いっぱいやるということですので、春休みにかけて三重県の子どもたちもそうですけど、他県の子どもたちもおいでいただいて楽しんでいただければなというふうに思っているところです。3月10日はミジュマルの日でありますので、ここでイベントをやりますので、多くの方においでいただければというふうに思っております。
 
その他の項目に関する質疑
 
県職員の時間外労働
(質)先日、鈴鹿の方で職員の方が時間外の勤務を多くされているということがありましたけれども、県の方では職員の方の時間外勤務についてどう把握されているか教えてください。
(答)今年度は2月末の時点ですけれども、コロナウイルスの感染対策業務と児童相談業務この二つの業務で2名の職員が時間外勤務が年間1,000時間を超えているという状況でございます。コロナの関係とか虐待死亡事案への対応につきましては、特例業務という位置付けをしておりまして、上限規制の例外ということで取り扱っておりますので、この2名の方も特例業務ということで上限規制の例外にはなるんですけど、さすがにやっぱり1,000時間を超えると健康に影響があるということでありますので、我々としても例えば児童相談所については来年度20名の増員、虐待関係ですね、ということをやったり、対応したりしています。それから毎月の庁議で各部局の残業時間、これ特例業務を含めてでありますけれども、それを確認を幹部、私も含めてですが、庁議メンバーで確認をしていると。あまりに多いところについては担当部局長に総務部長から注意をするということもやっているところでございます。年度途中の人事異動もあり得ますし、それからそもそも各部の中で業務の偏りがある場合には部長の裁量で部内の課から他の課に移す、当然私も役人のときにやってましたけど、そういうのをやってくれということを奨励をしているわけですので、一人に業務の集中をしないようにやってもらうということが必要かと思っております。
 
自治体情報システムの標準化
(質)二つあります。先に、自治体システムの標準化という話がデジタル庁の方から出てまいりました。2025年末までに標準化をしましょうということで、準備を進めてたところ、2023年10月時点の調査で、全国171の自治体が該当したと。三重県では亀山市と朝日町が該当したという話なんです。むしろ、三重県少ない方のようなんですけれども、この2市町がこうなった背景と、これは県によっては、三重県はそうではないんですけども、例えば愛媛県とか埼玉県とか県自体がそういう引っかかっちゃったところもあるんですけれども、どういうふうな更新に向けての工夫を重ねてきたのかをまずお聞きしたいんです。
(答)県としてですか。
 
(質)そうですね。はい。
(答)わかりました。県としての対応については、お話後ほど申し上げますけど、亀山市と朝日町についても、20ある基幹業務については、これはシステムとの接合はまあまあ間に合うということだそうでありまして、関連業務の一業種一業務が間に合わないということで、それでも亀山は8年度末に、朝日町は9年度末に新しいシステムに移行できるということだそうでございます。間に合わなかった理由も、開発業者さん撤退されたからということで、他律的な要因というふうには聞いております。県の今までの対応は担当の方から。
(答:総務部)県としましては、もう2年前から、各開発事業者さんと市町を交えたグループをつくりまして、そういったところでの議論を重ねて市町が取りこぼされることなく移行できるようにということで、ずっと勉強会とか意見交換をしてまいりました。また、必要な先進事例なんかも提供しておりまして、今のところ間に合わないという声は聞いていないという状況です。
(答)地道に努力をして、市、町ともよく話をしてきた結果ではないかということですね。
 
外国人住民の増加
(質)もう1点が、先般、外国人の方の数ですね、それが過去最高になりまして、前年に比べて1割弱増えているということで、ブラジル人の方とか、ベトナム人の方、全体で6万2,561人ですか、がいらっしゃるということなんです。これのまず受け止めと、いろいろな国や地域の方が暮らす三重県になってきているわけですけれども、それへの対応についての考え方というのを教えていただきたいです。
(答)先日、当方の担当部局の方から発表させていただいて、令和5年の12月末現在で三重県の外国人の住民数は6万2,561人と過去最高ということになったわけです。前年度から5,282人増えているということであります。技能実習の方とかが、外国人ですね、それから特定業務(技能)の方などを中心に増えているということですが、三重県は一番最新のわかる統計、比較できる統計で令和4年の統計のようでありますが、全国で絶対数で14位ということのようです。人口当たりの比率でいうと、これ年度ちょっとはっきりしませんけれども、全国で4位ではなかったかなというふうに思っておりますが、三重県に限らず、これから国力を維持していくために、あるいは県の経済を維持していくためには、外国の方に働いていただくということが必要でありますので、どこの県でも外国の方は増えてくるというふうに思っています。国の方で将来的にこの制度をどう考えていくのか、例えば移民制度というのはどうするのかという、これは国で考えられる話でありますが、それまでの間、現行制度を活用しながら、三重県の活力を保つために外国人の方に働いていただくというのがわれわれの基本的なスタンスであります。外国人の方、働いていただくに当たって、やっぱり文化的にも違うところがありますんでですね、なるべくスムースに働いていただくために、溶け込んでいただく必要があるということで、われわれ市町と協働したりしていますが、外国人材受け入れのセミナーを企業の方対象に開いたりとか、それから外国人の方に対する生活相談などをやってます。また、日本語学校(教室)を基礎自治体がやっている場合に、われわれ補助をさせていただいたりということもやっておりますし、令和6年度の新規事業として、企業に対してアドバイザーを派遣をして、外国人材の受け入れや定着支援をするということも今回の予算に盛り込んでおりますし、それからオンラインによります日本語教室、これをモデル的に実施をしようというのも、6年度の予算に盛り込んでおります。いずれにしても日本も、ヨーロッパなんか当たり前ですけど外国の方がおられるのは、今まではあまり比率的にはいなかったんですけど、これからは増えてくるというふうに思います。
 
ジェンダーギャップの解消
(質)上智大学の研究グループが毎年公表している都道府県のジェンダーギャップ指数に関してなんですけども、最新の数値が今日解禁で発表されまして、三重県で経済分野46位、特に経済分野で低い結果が出ましたけれども、改めてこの数字の受け止めと、今後の県のジェンダーギャップ解消に向けた取り組みを教えていただけますでしょうか。
(答)先日も申し上げましたけれども、ジェンダーギャップの解消、これ何よりも必要であります。女性も働きやすい、男性もそうなんですけど、働きやすい三重県というのを実現をしていかないと人口はどんどんどんどん減っていくばかり。特に社会減というのが起こってしまいますので、男女の賃金格差は今46位ということですので、男性の賃金を下げる必要はないと思いますけれども、女性の賃金を上げていく必要がある。そのためには女性が働きやすい、働ける場所、例えば観光でありますとか、総務系統でありますとか、ITでありますとか、そういう産業を盛んにして、女性が働ける場所というのをつくり出していかなきゃいけないし、作ってっていただかなきゃいけないというふうに思っております。それ以外にも、去年の9月から女性の働くサスティナラボということで、県内で働く28名の女性の方々のご意見を聞きながら、何をやっていくのかということを令和6年度予算にも盛り込んだつもりです。例えば、女性が働きやすい職場をつくっていただくような企業に対して、奨励金を私どもがお支払いをするということも考えておりますし、今後、女性が働きやすい職場をつくっていただいた方に、企業に対しての表彰制度なんかも考えていかないかんと思っています。企業の方にもご努力をいただきたいということでお願いをしていかないかんと思っています。さらには女性、そのときに女性の方々から出た意見の中で、自分の将来像、ロールモデルがわかりにくいという話もありましたので、それを示していくということもわれわれとしては必要かなというふうにも思っているところでございます。これからもさまざまな取り組みをやらせていただいて、この46位というところを、改善をしていきたいというふうに思っているところでございます。
 
(質)知事としては、この数字自体は緊急に改善していかなくちゃいけないとかですね。
(答)そうですね、改善したいと思います。前回の市町の協議会でも、やっぱりこの数字は改善しなきゃいけないという四日市市長のご発言もありましたし、われわれもそのとおりだというふうに思っております。
 
(質)今の質問にちょっとつながるんですけども、ジェンダーギャップ指数の経済分野が46位ということだと思うんですけども、三重県が0.405で1位の鳥取県が0.452ということで、差が1位と46位で0.05しか変わってないというふうに私は受け止めたんですけども、そこの差が人口流出であったり、そういったところに起因していると知事はお考えですか。
(答)賃金差がってことですか。
 
(質)そういうことです。
(答)それはなくはないと思いますね。賃金もそうですし、それを解きほぐしていくと、結局は働く場所が、一定の給与を得て女性が働ける場所が三重県内にあるかどうかということになっていると思います。実際に令和4年度の数字でいいますと、三重県の転入と転出の差ですね、転出超過数は約4,000人、そして15歳から29歳までの女性の転出入差が約2,000人、ただし、15歳から29歳の女性って三重県の人口構成比に占める割合が6パーセントですから、そうすると、わずか6パーセントしかいない方が転出入比、転出入差の全体の比率では半分占めているということですから、若い女性がどんどん県外に出ていっているという現状があるわけです。それはなぜかというと、やっぱり働ける場所が、適切なところが少ないということじゃないかと思いますから、それはやっぱりつくっていかなきゃいけない。そのときに賃金というのも、やはり大きな要素になってくると思いますので、鳥取県との差は少ないとは思います。少ないというふうに言えるのかもしれませんけれども、われわれとしては努力をしていかなきゃいかんと思います。
 
SNSの活用
(質)6日の県議会の本会議のところで、稲垣議員から知事のSNSの活用について質問があったと思います。知事ご答弁されてたときに、国や行政機関はあまりSNSをやらない方がいいと教えられてきたと。
(答)国はですね。はい。
 
(質)ご答弁されておりましたけれども、知事自身もその前か後かにSNS利用はなかなか苦手だみたいなことを。
(答)まあ、そうですね。
 
(質)おっしゃっていたと思うんですけれども、改めて知事として、例えば石川県の馳知事みたいな形でSNSを活用することについての見解と、県など行政としてどういうふうに活用したらいいかというところを教えていただきたいです。
(答)もう県の行政のほうでは、例えば防災対策なんかについてもSNSを活用しているということでございます。知事本人が語った方が受け手側にとっては響くんだとか、あるいは多くの人が見ていただける、それも事実であろうかと思いますが、SNSはやっぱりつくったら更新していかないかんということのようでありまして、日々それができるかどうかの自信はないのは事実でございます。例えば、災害が起こったとき、あるいは起こりそうなときというときは、県の、その防災の関係のSNSに私自身が動画で出て、県民の皆さんに直接呼びかける、もちろんマスコミの皆さんにお願いをして緊急会見を開くというのもやらせていただきますけれども、それをご覧になれなかった方がおいでになるときにSNSで見ていただけるようなそういうことはやらせていただきたいなということを今思っているところでございます。
 
観光振興
(質)もう1点目なんですけども、昨日の予算決算常任委員会のところで、辻内県議から南部に観光策が偏っている、ちょっとそういう観光振興策が偏っているという、そういう指摘が出まして、それに対して全県的な観光振興をしているし、したいとおっしゃっていたと思います。24年度予算の方でも全県的な観光施策でやっているというふうに私は思うんですけども、知事として、もしもっとこういう指摘が出て全面的にやらなきゃいけないとか、何かこう見直しじゃないですけれども、増やしていかなければ、もっとより多くの予算をつぎ込めるとしたら、どういうふうにやらなきゃいけないかと。
(答)観光施策ですね。昨日の常任委員会でお話があったのは、熊野古道1本足打法ではだめよとこういう話がありまして、熊野古道1本足打法というふうに言えるぐらいになったらいいんですけど、そこまでいっていないというのは事実であります。他方、昨日もお答え申し上げたんですけど、三重県は観光資源にあふれた県であります。これは非常にありがたいことでありまして、全県的に観光、行政、あるいは観光振興を図るということができるところでありますので、北についても昨日、桑名の委員からご質問あったような桑名の話も申し上げると六華苑もありますし、それからジョサイア・コンドルの建造物が残っているのは東京以外では三重県だけだったと記憶しておりますし、もちろん七里の渡しもありますし、おいしいハマグリもあります。県内全般的に食事はおいしいですし、観光資源も多いということで、県内周遊していただくのが重要ということで、令和4年度から三重県内周遊をしていただく、滞在をしていただいて周遊していただく予算というのを造成をしておりますし、それから今年度そろそろ終了いたします、年度はですね、今年度の頭から今までは企業の誘致に関して誘致補助金というのを出させていただきましたけれども、令和5年度からホテルを建てられる場合においても、誘致の補助金を。そして来年度からは、特に南部にホテルを出されるときに、誘致の補助金の補助率を上げるというやり方で、観光行政を展開してきているわけであります。今、観光の状況を見ますと、コロナ前に比べて外国人の戻りが三重県あんまりよくないんですよね。今、状況分析をしているところでありますけれども、状況分析をして、これからインバウンドをどうやって増やしていくのか、ゴールデンルートについては、要するに大阪とか京都とか東京、これは実はインバウンドの数がコロナ前よりどんと増えてるんですよ。20パーセント以上増えていたと思います。ところが、三重県は減っていると。これは今までインバウンドをしっかりやってこなかったつけが来ているわけでありまして、これから国内の人口が減っていくわけでありますので、交流人口としてはもちろん国内からも来ていただきたいというのはあるんですけれども、外国の方に多く来ていただかないと三重県の発展はないというふうに思っておりますので、その部分ですね、原因分析をしてターゲット国をしっかりと決めて対応していきたいというふうに思っています。もちろん、三重県のどこに来ていただくかというのも、全県に来ていただくようにお願いをしていきたいというふうに思ってます。
 
(質)今ターゲット国というお話があったと思うんですけど、それはこの前行かれたタイだったりとか、フランスとか。
(答)どこの国にするかはこれから議論なんですけど、例えばタイでいうとわりとやっぱりリピート率が高いというのもありますし、それからこの1月でしたかね、多くのツアー客を三重県に送り込んでいただいているという実績もあります。フランス自体は観光客、それから消費額、そんなに多くはないんですけれども、ヨーロッパの旅行のリーディング国みたいなところもあるので、そこもターゲットにするというのはあり得るかもしれないと思っていますが、まだこれから議論して決めていくということになると思います。
 
○防災・減災対策
(質)防災の関係で質問したいんですが、県が毎年、県民の防災意識調査をやられていると思うんですけども、令和5年度もやられて、最近の傾向として、その東日本大震災以降、地震に対する防災意識が薄まっているという割合が、時間の経過とともに割合が増えていっているような状況があるかなと思うんですけれども、その辺りのまず知事の受け止めについて聞かせていただけますでしょうか。
(答)確かにですね、東日本の地震からもう10年以上たっておりますので、ちょっとずつ意識は薄れていくのはやむを得ないことかもしれないと思います。ただ、元日に能登半島地震がありまして、改めてやはり地震というのは恐ろしいものだという意識を県民の皆さんはお持ちになられたんじゃないかなと思います。いろんなとこでお話をしてますと、やはりあの能登半島の地震の話題が必ず出ます。三重県しっかり応援してくれてますよねっていう話も出ますので、その応援している、これは県だけではなくて、市町もそして警察も消防も自衛隊も行ってくれているわけですけれども、そこで得られた気づきを、防災関係の計画の見直し、それに反映していくということが重要だなというふうに思っています。能登半島の地震、これ決していいものではないですけれども、来ない方がいいものではあったんですけれども、そこで得られた教訓、もちろんわれわれとしては能登半島の人たち寄り添うというのが重要ではありますけれども、得られた教訓を三重県の防災対策に生かしていきたいとは思っております。
 
(質)関連で、知事ご就任されて以来、重要施策の一つに防災・減災も含めた命を守るというところを掲げていらっしゃって、来年度も一つ掲げているところだと思うんですけれども、改めてこう知事として、その防災・減災対策のところに重点を置く理由、思いであったり、その辺りを聞かせていただけませんか。
(答)行政の一番の使命というのは県でいうと県民の命、安全安心の確保、命を守るということだと思います。令和6年度の予算も「こども・未来 まもる予算」というふうに名前を付けさせていただいて、防災対策は従来からやっております、津波避難タワーの建造、それから新規で津波が来たときのアプリの開発、そういったこともやっておりますし、今回の能登半島地震の教訓どのように抽出するかということも研究をする予算を盛り込んでおります。県民の方々が行政に求めるもののやっぱり一番最初は、命をしっかり守ってほしい、そして安全な暮らしを守ってほしい、そして、子どもたちの未来をしっかりと守っていく、ということではないかと思いますので、引き続き三重県政は防災対策、子どもの施策などなどに注力をしていきたいと思っております。
 
第96回選抜高等学校野球大会
(質)春の高校選抜野球についてです。今朝、組み合わせ抽選会がありまして決まりました。
(答)決まりました。
 
(質)そうなんです。初戦の対戦相手が、福岡県代表の東海大附属福岡高校になりました。なので、前その表敬訪問の時に監督がおっしゃっていた、あんまり試合のしたことのない遠いチームと当たりたいというところは達成されたと思うんですけど、改めて知事どういったメッセージを。
(答)山商は以前からわれわれちっちゃい頃から、野球の名門ということで名前がとどろいておりました。今のチーム、その時代時代にチームのカラーがあると思います。今のチームはしっかりと点を取って、守りもきっちりやるというチームだと、この間もお話も伺いました。東海大はいろんな系列校がありますけれども、野球も強い学校が多いわけでありまして、福岡がどんな試合の仕方するのか私は存じ上げませんけれども、山商であれば必ず勝っていただけるというふうに思っておりますので、全力でぶつかっていっていただきたいと思っております。
 
熊野古道世界遺産追加登録
(質)熊野古道について、多気町の女鬼峠と玉城町の石仏庵の測量とか調査、結構進んでいて、25年度の国史跡指定が何とかなりそうだという話があるんですけれど、その辺の受け止めをお願いできますか。
(答)世界遺産登録の前提として、国史跡指定が必要ということでありまして、大紀町、玉城町がその目途がつきそうだということは非常に嬉しいことだと思います。世界遺産の追加登録に関して言うと、和歌山県とそれから奈良県とも足並みを揃えてやっていくということになっているわけでございますので、まずは県内の各市町におきまして、国史跡指定、これを目指していただく必要があるということでありますので、そこに向かって努力をいただいた結果かなというふうに思っております。
 
(質)その一方で、大台の三瀬の渡しとかがあまりちょっと進んでいないというところもあって、先ほど和歌山県と連携してというところなんですけども、それどうてこ入れしていくかというところがあると思うんですが、あんまり足を引っ張るわけにもいかないということで。
(答)足を引っ張ることも恐らくないと思います。大台町さんも今頑張っていただいているので、我々としては決して楽観してるというわけではないにしても、恐らく大丈夫じゃないかという感じを担当課の方では持っておりますので、これからも町と連携をしながら同時登録ができるようにご支援をしていきたいと思っております。
 
(質)他いかがですか。なければ第二さんも含めてお願いします。
 
差別解消条例に基づく説示
(質)3月4日の稲森県議の関連質疑で、元々は石垣県議の質問に対する関連質疑で、要は議定条例の差別解消条例に絡む事案で、教員の方が買われた土地に部落地域があって、それの契約解除をしたいと申し入れがあって、それで不動産業者の方が県に申し立てをして、これは差別じゃないかというふうなことでやられて、教育長答弁とか知事の答弁もあったんですけど、知事の答弁の中で、どういう事案だったか事実確認というふうにおっしゃったんですけど、これ出されてる説示というのは知事名でしたよね。
(答)そうですそうです。
 
(質)2月29日に。それでなおかつどういう事案だったか事実確認というのは、事前に知事にそういうことが伝わってないのか、事後にも伝わってないのかそれはどうなんですか。
(答)事前に話はいただいておりました。そこで事実確認と申し上げたのは、答弁議事録にも書いてあると思いますけど、教育長の発言を受けてということで申し上げたんですけど、教育長の方で懲戒、あるいは説諭の処分をするかどうかに関して答弁をしておりますが、そこではまずどういったことがあるのか、懲戒、これは懲戒については聴聞に類する対応が必要になってくるわけでございますので、そこでの事実確認をするということになっています。そうしますと、我々説示はやらせていただきました、行政庁として。ただそのときに捜査機関のように強制力を持った対応というのはできておりませんが、ひょっとしたらその懲戒処分等のときの聴聞で新しい事実が出てくるかもしれません。それを踏まえてということで答弁を申し上げたものであります。
 
(質)ということは、教育長はあの場で言われた処分的なものについて、そこのところもう少し掘り下げてこちらも聞いてみたいというふうな話なんですか。
(答)聞いてみたいというか、恐らく教育委員会の方で処分を前提にするかどうかは別にして、処分をするかどうかについての聴聞的な作業をすることになりますが、そこで新しい事実が出てくる可能性もあります。それも踏まえた上で、内局の職員に対する我々からの啓発、これをやると。そういう趣旨で答えたものです。
 
(質)大阪の会社にいらっしゃる時に、毎日、部落問題についてはレクを受けたような。
(答)毎年ですね。
 
(質)毎年でしたか。
(答)毎年1回、大阪府が主催している研修会に1日半だったと記憶してますが、参加をすると。
 
(質)で言われましたけど、その差別っていうのは部落差別だけじゃないですよね。
(答)違いますね。
 
(質)民間だったら、例えば、ご出世コースと言われている組織とそうでない組織の間の、そういうその社員の方の何となく優越感とか劣等感とかそういうのもあるだろうし、それとか学歴とか出自とかいろいろもろもろあるじゃないですか。知事がおっしゃった差別解消を、これは撲滅しなきゃいけないというのはそういうことも全部含めておっしゃってるんですか。
(答)そうですね。差別、それからハラスメントですね。セクハラ、パワハラいろんなハラスメントがありますけれども、そういうものはなくしていかないといけないと。住みやすい職場、住みやすい地域にしていく必要があると思います。
 
(質)私はこの条例できた時に、なぜ知事説示で持ってくのかなと。二元代表制なら少なくとも議長も説示して同じように文書出すべきじゃないかとも思ったんですけど。なぜか議会の中では知事の説示になってるんで。その議会含めて代表が全部知事だから、知事だというふうにたぶんそうなってるんだと思うんですけど。
(答)それは恐らく代表ではなくて執行部だからだと思います。国会と行政の関係も同じですけれども、業務を執行するのは執行部でありますので、議会は執行部に対するチェックをし、そして提案をする機関でありますので、執行をしないという意味で知事が説示機関になっていると思いますね。
 
(質)だけど、訴訟のときには全部議会ごとであっても知事じゃないですか。
(答)それはそういうふうに決まっている。
 
(質)だから一応知事が議会も含めて、ある程度二元代表制とは言いながら、県を代表するというのは議長じゃなくて知事。
(答)いや、そこは違うと思うんですね。例えば、言論の府である議会が三重県を代表する人、議会という意味で三重県を代表する人は誰かというふうに、立法府的なものですが、それは議長だと思いますし、執行部、行政府としては知事ということだと思いますね。
 
(質)話それちゃったので、だからまあいかなる差別も根絶というお気持ちには変わりないということですね。
(答)そうです。
 
知事の発言の真意
(質)あと、神ならぬ身は(後で気づくことも多いので)古い話に戻って申し訳ないんですけど、2月19日の知事提案説明の中で、県においては、県民の信頼を損なう不祥事が発生し、国政では、国民の政治不信を招くような事態が生じています。まさに「信無くば立たず」でありとおっしゃっているんですけど、この「信無くば立たず」というのはどういう意味で捉えたらいいんですか。
(答)県であれば県民の、国であれば国民の信頼ということですね。政治はそれがないと、政治だけではないですけれども、行政機構というのはそれがないと仕事ができないという意味ですね。
 
(質)翻って言えば、「信無くば」、例えば選挙であるとか、そういうものに立つべきではないという意味合いもあります。
(答)それはそういう部分も含まれるかもしれませんね。
 
(質)ということは、国政において云々とか、それが文章で付いてるんで、今回の自民党の政治資金パーティー等のそういうので、単に収支報告書の未記載ということもあるけども、実は裏金作りじゃないかというふうな話があって、会計責任者とか実際処分されているわけですけど、そういう形で関わった議員というのは、次期選挙において立つべきではないというふうな踏み込みの考えもあるんですか。
(答)私はそこは、まず国において今検討されていて、どんなふうな対応をされるかというのを決めておられるので、そこはそこに待つということではないかなと思いますけどね。
 
(質)県の不祥事に関しても、県民の信がなければ、知事も次期知事選にお立ちにならないという覚悟の意味もあるのですか。
(答)信頼を回復するために一生懸命やっていくということを込めている言葉でありますね。
 
(質)回復が仮にされないと、今後も県政のそういうのが続いていくと、事務ミスとかいろんなことを含めて、その時には、それはそれで考えなきゃいけないというお立場。
(答)事務ミスは、程度によりますけれども、庁内でのハラスメントを撲滅したりとか、事務ミスについてもやっぱり少なくしていく、こういう努力は続けていくということであります。ただ、一定のものが、例えば事務ミスについては出てくる可能性もありますので、それが何パーセントだからとそういう話ではないと思いますね。
 
知事の政治資金パーティー
(質)あと、政治資金パーティーの考え方ですけど、知事自身も今日夕方やられますが、首相でさえ辞めた政治資金パーティーをこの時期やるのはいかがなものかという声もあるんですけど、その辺はどうお考えですか。
(答)国政の場でのパーティー、今自粛されてるようでありますけど、いつまでやられないかというのを様子見た方がいいと思いますね。大事なのはパーティーをやるかやらないかではなくて、透明性をもって資金をちゃんと管理をするかということではないかと思います。パーティー以外のやり方で資金を集めるってなかなか難しいところがありますので、お金を持っている人しか政治家になれないという世の中でいいかどうかというのとあわせて考える話かなと思いますね。
 
(質)つまり、今この時期に政治資金パーティーをやられても収支報告等できっちりされてれば、実際問題自民党の中で麻生さんのとこなんかは全然逮捕者も出していないので、そこは記載されてたわけだから、そういうものをきっちりすれば、透明性を確保すれば問題ないということですか。
(答)ルールを守るということではないでしょうか。
 
(質)ただ、県建設業協会が今回、知事の資金パーティー券を協会団体としては買わないと。そこに入っている業者は1枚か2枚お付き合いするという形で決めているわけなんですけど、これは一番政治資金パーティーを先んじて買うような団体である建設業協会の方がこの時期はタイミングが悪いだろう、いくらなんでもとおっしゃって業界で買うことは避けられたというふうな話があるんですけど、その辺はどうお考えですか。
(答)一番先に買う団体かと言われ、建設業界の方はどう思われるかっていうのはあるかもしれませんけれども、私はどこの方がご支援をしていただくか、それはもう多くの方にご支援いただければありがたいというふうに思っていますし、それが適法になされるということであれば、そういうやり方はあり得ると思いますね。
 
(質)今日、今おっしゃったようなことを踏まえて、一応、前からおっしゃっている県政報告会は夕方やられるということですね。
(答)はい。
 
前県医師会長の自伝
(質)この本はお読みになったことはありませんか。
(答)知りません。
 
(質)前医師会長の青木重孝さんという桑名の青木記念病院の理事長さんです。その方が自伝的に書かれたもので、2月25日に名古屋でパーティーがあって、主だった方がほとんど呼ばれてるんですが、知事はこれは行かれてないですか。
(答)行ってないですね。県政とは何か関係あります。
 
(質)県政、直接的にはあれですけど、他の国会議員の方とかの。
(答)直接的に関係なければ、県政に関係あることを質問していただければと思います。
 
(質)だから、関係ある。
(答)どういったところで関係ある。
 
(質)本をお読みになってるんだったら、ちょっと感想を聞きたかったんです。
(答)後程また申し上げます。
 
(質)どこでですか。
(答)個人的にお話したらいい。
 
(質)個人的にはないですから。
(答)この後、お話しできます。
 
(質)なんだったらこれお貸しするので、読んでいただいたやつで一度お聞かせいただきたい。
(答)結構です。
 
(質)なんでかと言ったら、知事は県民の希望という考え方もあります。だから、知事のお考えそのものが県民のある程度指標になる部分もあるので、例えばこういう本とか読まれて、前、知事自身が知事失格の本の話をされたじゃないですか。そこからいったら、これをお読みになって、医師会の医療関係ということについて、ちょっとお聞きしたいなと思ったんで。
(答)後ほどまたお話ししましょう。県政に関する質問をお願いします。
 
(質)だから、これも県政に関する質問です。
(答)後ほど、お話しします。
 
(質)だから、遮られるならそれでいいです。はい。どうも。
 
(質)他、大丈夫ですか。ありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。

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