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令和06年03月15日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年3月13日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・旧知事公舎の活用
・航空宇宙産業振興
・大阪・関西万博
・防災・減災対策
・知事の政治資金パーティー
・シンポジウム「明日の三重・亀山を考える」

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方から今日は4点ご報告申し上げたいと思います。まず1点目ですけれども、鈴鹿市にあります鈴鹿青少年センター愛称「スズカト」、これは募集をしましてスズカトという愛称になりますけれども、それとあと「ダイセーフォレストパーク」、旧の鈴鹿青少年の森ですけれども、4月1日にリニューアルオープンをいたしますので、それを発表させていただきます。この両施設ですけれども一体運用することによりまして多くの方に利用していただきたい。それも今まではどっちかというと、合宿とか宿泊学習が中心だったんですけど、家族とか個人でもお泊まりになっていただける。自然を楽しんでいただいて、ゆっくりと泊まっていただく、そういうこともできるようにしたいと思っています。それもありまして、今までは大部屋で泊まられるところだけだったんですけど、8室のツインルーム、これを造っております。ご家族でも泊まれる。それから大浴場も改修しまして、使いやすくなっております。研修室も新たに造りまして、楽器の練習とか視聴覚室こういうのも設置をしておりますので、さまざまな宿泊学習、これも充実をしているんじゃないかなというふうに思っております。さらにはランニングステーション。ここはランニングする人が結構おられますので、今まではシャワー、宿泊者しか使えなかったんですけど、それを使えるようになるということでございますので、ここでランニングを楽しんでおられる方が終わった後に汗を流すこともできるということでございます。ダイセーフォレストパークの方は去年の2月にカフェがオープンして、ほぼ1年ぐらいたつんですけど、非常ににぎわっております。そういう意味では、今回造っていくのはインクルーシブ遊具とドッグラン、これを同じ4月1日にオープンをする予定でございますので、スズカトとダイセーフォレストパーク、一緒になって多くの方に来ていただければと思います。3月の24日の日でありますけど、オープン記念式典を開催をいたします。400メートルハードルの為末選手もおいでになるということでございますので、ぜひ皆さんもおいでいただければというふうに思っております。私も出席をするということでございますが、親子で参加できる体験イベントもございますので、多くの方においでいただきたいと思っております。これが1点目。

2点目ですけども、道の駅のスタンプラリーでございます。熊野古道に特化をしましたスタンプラリーを開催をしたいということでございます。期間はこの4月の1日から12月の31日までという4月から年内ということでございますが、これは三重県の道の駅だけではなくて、三重県道の駅18駅あるんですけど、それだけではなくて奈良県の16駅、そして和歌山県の36駅、これも参加をしていただきまして、トータルで3県で70駅の道の駅、このスタンプラリー参加ということになります。このスタンプブックを3県の道の駅で4月1日から無料で配布をさせていただきます。3県だけではなくて、5府県の道の駅、近隣の5府県であります岐阜とか愛知とか大阪とか京都とか滋賀、ここでPRチラシを配布しまして、ぜひ紀伊半島へ来てくださいということもやらせていただきます。これで熊野古道に注目が集まって、20周年ですので、多くの人に来ていただきたい。これは発案は実は三重県で職員がこの絵を描きました。熊の子で「DO(ドウ)」ちゃんという名前で熊野古道ということだそうでございます。70駅の全駅を達成された人には認定書あるいは記念のステッカー、これを進呈する。さらに抽選で3県から記念品をプレゼントするということで考えてるところです。三重県発案で奈良県と和歌山県に声をかけて、こういうスタンプラリーをやると、こういうことでございます。

それ2点目でございまして、3点目は県の総合博物館でありますけど、平成26年の4月の19日に開館をいたしました。令和6年、今年4月19日開館10周年を迎えることになりますので、記念事業を開催をしたいと思っております。皮切りは4月の20日からパール展ということで開催をしたいと思っております。そして、このパール展の目玉でございますけれども、瑞鳳扇(ずいほうせん)というもので、三重県で一般公開するのは初めてでございますけれども、昭和天皇の即位の大礼のときに御木本幸吉翁が作成をしまして、三重県が皇室に献上したという歴史を持つ瑞鳳扇というものです。鳳凰が描かれておるようでございますけども、これを三重県で初めて一般公開をさせていただくということでございます。真珠の魅力を皆さんにお見せしたいということで、第1弾はパール展を行います。夏には標本展、この恐竜の骨格標本とか昆虫の標本とか、これが第2弾でございます。夏にやる予定です。秋には刀剣展、これを開催をいたします。田丸城ですね、玉城町の田丸で活動された刀工の作品とか展示をさせていただく予定でございます。第4弾が、これは令和7年の春ということですが、「金曜ロードショーとジブリ展」というのをやらせていただいて、これは王蟲の模型、こういったものを展示をしたいというふうに考えてるところでございます。4月の21日、日曜日ですけど、「MieMuの日」ということでございまして、これは開館日前後の日曜日を毎年MieMuの日とこういうふうにしておるんですけれども、今年は10周年でございますので、セレモニーを行う予定でございまして、三重県の応援ポケモンのミジュマルも来てくれるということでございますので、ぜひ多くの方においでをいただきたいということで、私も出席をする予定でございますが、県民の皆さんにご支援していただいたお礼とまた今後とものご声援をお願いしたいということでセレモニーを開催をいたします。これが3点目でございます。

4点目でございますが、お手元に資料が届いておるかと思いますが、令和5年度は民生委員制度の創設の100周年の年でございます。お手元にありますような「民生委員・児童委員まるごとハンドブック」というのを作らせていただきました。実はこの民生委員というのは任期3年でございまして、県内で現在4,042名の方が民生委員としてご活動をいただいておるわけでございますが、全国調査によりますと民生委員の方々の活動とか役割をご存じだという方は5.4パーセントしかおられないというふうに聞いております。それで三重県として民生委員・児童委員の活動について、ぜひ分かっていただきたいということで、民生委員・児童委員まるごとハンドブックというのを作りました。行政でこういうのを作っているのは初めてのケースというふうに聞いております。これは2万部作りまして、4月以降、県内の福祉事務所ですとか、保健所あるいは市町の担当課に置かせていただきます。社会福祉協議会にもお渡ししまして、そこで配っていただくということを考えておるところでございます。これ以外に退職者の方に、民生委員というのはこんなんですよっていうことをお知らせする概要版のリーフレット、これを1万部、これとは別に作りますし、それから子どもさん方に民生委員とはこんなんですよという子ども向けのリーフレットも作らせていただいておりますので、子ども向けのリーフレットは2万部でございますが、お子さん含めて多くの方に民生委員・児童委員に興味を持っていただきたいというふうに思っております。それから令和5年度が民生委員制度の創設の100周年でございますので県内で、これは協議会が主催をされることになりますが、3月21日木曜日に民生委員100周年の集会が開かれます。県内の方はご参加も自由というふうに伺っておりますので、県内の1,700人の民生委員の方がお集まりになるという大々的な集会でございますので、取材もしていただければというふうに思っているところでございます。民生委員の大事な活動を多くの方に分かっていただいて、今、民生委員のなり手というのはだんだん少なくなってきているということなんでございますけれども、多くの方にご活躍をいただければありがたいと思っております。私からは以上です。

発表項目等に関する質疑

「熊野古道世界遺産登録20周年記念」三重県、奈良県、和歌山県連携「道の駅」スタンプラリーの開催について(発表)
(質)熊野古道のスタンプラリーの件ですけれども、三重県から提案されたということですけども、スタンプラリーとしてやっていこうと提案された狙いと、改めて広い地域でのスタンプラリーですけどもどのように楽しんでもらいたいかお願いします。
(答)熊野古道、ご案内のように、令和6年が世界遺産登録20周年ということですので、10周年の時もイベントをさまざまやらせていただきましたが、多くの方に熊野古道を訪ねていただきたいと。その一環として、熊野古道スタンプラリーというのをやりまして、和歌山、奈良と共に三重県、道の駅でこれをスタンプを押していただくということによって、熊野古道を巡っていただく機運を盛り上げたいというふうに思っております。そのまま車で熊野古道に来ていただいてもいいんですけど、熊野古道を楽しんでいただければというふうに思いますし、このスタンプラリーを達成していただいて、3県のプレゼントもらっていただいたらいいんじゃないかなと。それによって、ひいては熊野古道の名前を浸透させて、多くの方に来ていただくのが目的です。

「民生委員・児童委員まるごとハンドブック」の作成について(発表)
(質)民生委員なんですけれども、今約4,000人県内にいらっしゃるということで、なり手も少なくなってきているということですが、三重県内での現状、例えば数が足りてないとか、高齢化しているとか、そのあたりはいかがでしょうか。
(答)今、県内4,042人おいでになりまして、どうでしょう状況は。
(答:子ども・福祉部)定数4,252人に対して、現状の民生委員の数が4,042人ということで、充足率でいくと95.1パーセントということで、これが充足率が年々減少してきているという状況にあります。

「熊野古道世界遺産登録20周年記念」三重県、奈良県、和歌山県連携「道の駅」スタンプラリーの開催について(発表)
(質)熊野古道の20周年のこのキャラクターですか、これって何でしょう、クマ。
(答)クマのようですね、詳細については担当部の方から。
(答:県土整備部)こちらのデザインにつきましては、熊野古道の「熊」をモチーフにいたしまして、若い世代ですとか、幅広く興味を持っていただきやすいようにキャラクターのデザインを行いました。

スズカト(鈴鹿青少年センター)とダイセーフォレストパーク(鈴鹿青少年の森)のリニューアルオープンについて(発表)
(質)スズカトとダイセーフォレストパーク、官民連携事業って書いてあるんですけど。官民連携事業、これっていわゆるあちこちでやってるPark-PFI。
(答)はい、Park-PFIですね。
(答:教育委員会)PFI。
(答)いや、Parkじゃないんだね、PFIですね。

(質)スズカトの件なんですけども、改めてリニューアルする目的と、改めて県民に対して呼びかけ等ありましたら。
(答)鈴鹿の森、我々小さい頃は青少年の森というふうに言っていましたけども、古い森が残っておりまして、自然を体験できる場所であります。鈴鹿の町、サーキットのすぐ近くで開かれた場所ではありますけれども、そういったことができる場所でありまして、宿泊施設も以前から青少年センターということで、昭和60年にオープンをしたんですが、それを今回、思い切ってリニューアルをしまして、今までのように学生さんの合宿で使うと、これは文科系も体育会系も使えたんですけど、それだけではなくてご家族の方も、あるいは個人でも泊まりに来ていただいて、ゆっくりした時間を過ごしていただける場所になったと思います。森の散策を楽しんでいただいて、そして1年前にオープンしたカフェでゆっくりお茶を飲んでいただいて、そうした上質の休暇休息の時間を楽しんでいただければというふうに思っております。

「民生委員・児童委員まるごとハンドブック」の作成について(発表)
(質)民生委員のハンドブックの関係で、知事として民生委員さんのまず重要性というところはどのあたりにあるというふうに考えてますでしょうか。
(答)民生委員の方々というのは、地域でご自身の近くにおられる、例えば高齢者の方の見守りとか、あるいは子どもたちが通常に今、にこにこ笑って暮らしてるかどうかということをしっかり見ていただく方でございますので、従って非常に重要な役割を果たしておいでになられます。何か通常ではないことがあったら、民生委員の方から自治会、あるいは市町にお話をしていただく重要なプローブのような役割を果たしていただいておりますし、また独居の方々の相談に乗っていただいたりとか重要な役割を果たしていただいている方でございます。先ほどご回答申し上げましたように、充足率が100パーセントいっていないというのは非常に残念な状況でございますので、地域の絆の一環として、民生委員の方々の活動をぜひ分かっていただいて、そして民生委員になっていただく方を増やしていきたいと思っているところでございます。従いまして、今回、退職される方に周知をするためのリーフレットも作らせていただいております。自治体でこういうのを作るというのは、他にはあまり例がないということでございますので、行政としてしっかりと民生委員の重要性をご理解いただきたいというものです。

その他の項目に関する質疑

旧知事公舎の活用
(質)発表項目外に移らせていただきます。1点、知事公舎のその後なんですけれども、旧知事公舎の活用の仕方、売却も含めて検討するということでしたが、もうすぐ年度末ということもありますがいかがでしょうか。
(答)それぞれの部に総務部の方から使い道があるかと聞いていて、いくつか話は出てきたようではありますけれども、検討してどうしてもあそこを使わなきゃいけないというのはまだちょっと出てきてないという状況であります。あの近くに公共下水道の整備が今進んでまして、大体、令和8年の4月頃を目途としまして、旧公舎の近いとこまで公共下水道が敷設をされる予定と。ですから、あと2年後ぐらいですかね。そうしますと実は地価も恐らく上がるだろうというふうに思われていまして、その公共下水道が接続されるまでの間は地価が上がるのがある程度分かってますので、今、実はあの辺りの地価は実は上昇傾向にありますので、そんな急いで売却する必要もないだろうということでございまして。2年間ぐらいの間に、引き続き各部局に活用方法がないかどうかは聞き続けますけれども、そのぐらいの時点になった時に利活用の見込みがなければ売却をしたいというふうに考えているところでございます。

(質)ということは令和8年ぐらいまで検討し続けるという。
(答)どちらかというと下水道の工事を待つという感じですかね。

(質)下水道の工事が令和8年4月まで。
(答)そうですね。8年の4月ぐらいに下水道の敷設が終わりますので、そうすると高く売れるということですので。

(質)なのでそこら辺までは募り続けて、できれば売却したいということでしょうか。
(答)そうですね、基本は売却というふうに考えていただければ。

(質)ちなみに、いろいろな案がいろいろ出てきてはいたということですが、例えばどんな。
(答)聞いているのは、備蓄倉庫ってどうかという話ですが、あそこは一等地ですので、倉庫を建てるのが適切かどうかっていうのがありますし、災害時に使う備蓄倉庫というのは、要件は例えば高速道路の近くとかですね、より広い場所とかです。そういう、もちろん被災しない場所ってこれ重要な条件なんですけど、そういうのを考えていくと、あそこが備蓄倉庫というわけにはいかないんじゃないかなという気がしますけどね。

(質)重ねてになりますが、売却の可能性が高いっていうことですか。
(答)そうですね、基本、売却です。特に大きく2年間の間にこれに使わなきゃねという話が出てこなければ。1年間聞いていましたけどあんまり出てきてないので、1年弱ですけどね。

航空宇宙産業振興
(質)13日、結局延期になったようですけども、和歌山の串本でしたっけね、国内で初めて衛星を搭載して民間のロケットが打ち上げられる予定だった。まだ先があるようなんですけれども、比較的三重県から見れば串本、近くはないけどそう遠くはないという場所ではないかと思います。この先例えば串本で民間ロケットがバンバン打ち上げられるというようなことがこれからあったときに、例えば和歌山県も協力して東紀州に産業を誘致のきっかけにもなるんじゃないかという気がするんですけど、そのあたりどんなふうに考えておられるか。
(答)和歌山、以前から宇宙産業を一生懸命誘致もされていますし、それから学校も確か宇宙の学ぶような学校が確かあったんじゃないかと思います。あそこは非常に気候も良くて、海保の施設も置かれているんですけれども、天体観測も非常にやりやすい場所ということもあって、宇宙との親和性が以前からあるということでありまして、打ち上げは1回延期されて、今日も延期されるんですか。11時1分に打ち上げの予定だったと聞いていますけれども、カイロスですけれども、これまた延期であれば、次必ず成功してもらいたいと思っておりますけれども。ご指摘のように、航空宇宙産業は非常に産業としての裾野が広いというふうに言われて重要な産業であると思います。部品の点数も自動車と比べても、自動車とか住宅ももちろん裾野が広いんですけれども、自動車産業の100倍ぐらいの裾野の広さだということですし、技術波及効果も3倍以上あるというふうに言われているということですので、航空宇宙産業というのは将来性のある産業であるというふうに考えております。三重県でも10年以上前から航空宇宙産業振興を、中部地方の特区に参加をしておりますし、それから県内では航空機部品、ボーイング社向けですけれども、製造する10の企業が集積している松阪の航空宇宙クラスターというところもあるわけでありまして、そこで航空宇宙特区の認定などに取り組んできているところでございます。今、事業も実際に行っているということでございますので、航空宇宙産業、これからどんどん増えていく可能性もあると思いますので、この辺は力を入れていきたいなと考えているところです。

大阪・関西万博
(質)大阪・関西万博の件なんですけれども、先日、三重県全体事業費として合計11億6千万円ぐらいというのが明らかになったと。中でもその中でも三重県ブースの件なんですが、これが人件費の高騰なんかで結局8,000万円増になるということなんですけれども、もちろん大阪万博の経済効果というのは見込めるというのはもちろんいい部分もあるんですけど、だけど大きなイベントということでやっぱり冷ややかな見方もあるという中で、三重県として、知事の見方として、今後これ将来もまた事業費が増える可能性があるかどうか。
(答)何が増える。事業費ですか、はい。

(質)ということと、あるいはもう増やさないという決意があるかどうか、その辺伺えれば。
(答)三重県プロパーで事業費が増えるということは恐らくないと思うんですけれども、場合によると、ブースはこれは区分所有みたいなところがあって、関西パビリオンの値段が上がっていくということになると拠出金というのが増えていくということになると思います。前回も工事費、今、万博に限らずですけど、工事費が高騰していますね。人件費も上がっていますし、材料費も上がっている。これ市中の例えば住宅であってもそうですし、民間ビルであってもそうなんですけど、同様に上がっているということでありましたので、我々としてはなるべくその経費の支出を抑えるようにということをパビリオンを造っているところに話を、事務局の方ですけれども話をしまして、ある程度そこは彼らも頑張って抑えたということです。ただ、やむを得ない支出の部分は増えたということですね。今後ですけれども、いたずらに増やすのはやっぱりよくないと思いますので、これについてもパビリオンを建設をしているところに、もしこれから増やすという話があれば、今までと同様増やさない努力をしてもらいたいということは言っていきたいと思っております。それから、大規模なイベントが必要かどうかということですけれども、それを何をきっかけとして言うかということなんです。そもそも万博というのはやっちゃいけないんだということであれば、やるということを決めた時の話なので、もうやると決めた以上はこれは国際約束になっておりますので、今さらということは世界各国には言えないと思いますので、やるんでしょうねということですね。能登半島地震をきっかけにということであれば、能登半島地震には万博関係なく、政府として最大限の、我々も今も12,000人弱の延べ人数の職員、これ三重県だけではなくて市町も含めてですけど、送って支援をしていますけれども、これは万博やらない関係なく、最大限の支援をするというのは当たり前のことだと思いますけどね。

(質)三重県ブースの展示費用といいますか、それがまだ増える可能性はまだありますかね。
(答)そこはこれからの調整ですけれども、まだ展示の額というのはこれだけですと言ってないんでしたよね。まだ言ってませんでしたよね。
(答:雇用経済部)先日の常任委員会で全体の事業費についてはお示しをさせていただいておりまして、三重県ブースにつきましても5.4億円ということでお示しをしております。
(答)そんな中に入っていましたっけ、展示品のも。入ってます。
(答:雇用経済部)はい、想定できる限りはすべてお示しをしております。
(答)入れてるということで、今のところはここは増えないという前提ですね。

(質)今のところはですね。
(答)そうですね。これから実際に展示、具体的な話に入ってきたときに、例えば展示のやり方を多少変えるところが出てくるかもしれませんけれども、大きく増えないんだろうと思いますけどね。ちゃんと計算してやっていただいていると思います。力強くうなずいています。

(質)今の万博について、関連してなんですけども、今、知事そんなに多くは増えないだろうと、増やす方向でもないというような旨を。
(答)増やすつもりはない。元々ですね。

(質)元々ですけど。とはいえ、国とかが公共工事の発注とかで価格転嫁とかでするようにということを結構促す方向に今動いていると思います。そういった中で、価格はなるべく抑えたいという、かなり難しい判断を迫られるような気がするんですけど、その点はいかがですか。
(答)いわゆる下請けいじめとか、あるいは関連事業者に対しての適正な価格を払わない、これはやっぱりいかんと思いますね。そこを何かたたくんじゃなくて、元々の考え方で、計算ですよね、予算設定をちゃんとやってくれという話で、それを低い金額でやっているのはそれはそもそも行政官としておかしい話ですので、それはないと信じていますが、今回の価格の上昇については、世界的な材料費の高騰とそれから円安の進展、それから人件費の高騰ですからやむを得ないと思いますが、将来的な万博の開催までまだ少し時間がありますけど、そこの期間も当然織り込んで経費をはじいてると、行政官なら当たり前ですけど、と思いますので、今後大きく伸びていくということはないと思いますけど。

防災・減災対策
(質)ちょっと話変わって、新年度当初予算の関係で伺いたいんですけれども、知事、一つの柱として命を守るというところを掲げていらっしゃったと思うんですけれども、特にその部分での防災・減災分野についてお尋ねしたいんですけれども、知事の中で今回のその予算編成の防災分野におけるテーマ、例えばハード面を充実させるとか、何かテーマをもし考えていらっしゃったら重点を置いた部分というのをですね。
(答)二つあります。一つは、ハードとソフト両方で命を守るということでありまして、例えば津波避難タワーでありますけれども、令和5年度は4基の着工ということでありましたが、令和6年度予算は16基の着工。これ予算、実は償還時にお金を渡すということになります。ちょっと先の話になりますが、いずれにしても形をつくる予算というんですかね、ということでいうと、その16基の着工ということです。これはハードでありますし、それからのアプリですね。津波アプリを開発をして多くの人にインストールしてもらって、自分が普段行き慣れていない場所で津波が起こってもアプリでプッシュ型で情報が来ると。これはどっちかというとソフト的な部分というふうに考えていますので、ハード、ソフトで命を守る。それからもう一つは、能登半島地震の教訓を生かすということでありまして、国の方で南海トラフ地震の想定の見直しもするということでありますので、我々が能登半島地震で得た知見と、それから国の見直しと一緒に議論をして、南海トラフ地震への対応を考えていきたいというふうに思っております。それで6年度予算の編成時期につきましては、大体11月、12月ぐらいですので、必ずしも能登半島地震の対応というのは盛り込みきれていないところも実はあります。これについては、累次の補正予算が6年、例えば6月とか9月とかに想定をされています。そこで補正予算に盛り込むものも今検討に入っているところであります。例えば、まだそれが補正にのってくるかどうかというのは確定的ではありませんけれども、例えば他県、あるいは県内で震災が起きたとき、あるいは災害が起きたときに、県庁職員が派遣をされたときの宿泊するキャンピングカーだとか、あるいはトイレカーであるとかそういったもの。それから能登半島地震の大きなポイントは、やっぱり津波、それから火災、それと家屋の倒壊ですね。家屋倒壊に関しては今、耐震補強補助制度ありますけれども、個人の持ち出しがかなり多くて十分に補強できるかどうかなかなか心許ない部分もあります。そこをどういった形で支援できるのかというのも検討項目の一つです。

(質)今、ハード、ソフト両面ということで、津波避難タワーをお話しされてまして、今回、新たに今着工している4基分も含めて16基分ということで、知事かねてから18基分足りないというようなお話をされていて、これでおおよそハード面、その津波避難タワーというところでは、ある程度道筋が見えたのかなというふうに感じていて、そうするとハード面というところに関しては、今知事としては現状、この津波避難タワーができると、ある程度命を守るという部分でのハード面の整備というのはできてきたというふうにお考えになるとか、まだ他にやらなければいけないところが。
(答)災害のときは三つのフェーズがあると申し上げております。一つは、人命救助フェーズ、これ72時間ぐらいですけれども、人命救助フェーズ、津波避難タワー、ここに必要なものということですよね。これを整備しないと命は守れないだろうということでやるんですが、そのあとになりますと避難所フェーズに変わっていきます。そこで最終的には復旧復興フェーズなんですけど、避難所フェーズのときに令和6年度の予算では、ハード整備の一環として、スタンドアローンの個別型の燃料、これガスでありますとか、石油系、軽油あるいはガソリンを燃料とするエアコンですね、この整備について市町が行う場合に県として補助をするという制度を盛り込んでおります。これはハードといえばハードであるというふうに思っていますが、そこをまた推進していくというのが一つ重要かなと思っています。加えて、今回、能登半島地震で避難された方々が避難所で、これはどっちかというと1次避難所が多いですが、1.5次の方もそうなっているかもしれませんが、ごろ寝というんですかね、毛布を引いただけでということでセパレーションしてないということによって、精神的なストレスを感じられて災害関連の疾病にかかるということもあるんじゃないかということで、各市町で一部セパレーションのテントとか、屋内に張るものを持っておられるんですけど、その充実もちょっと確認をしながら必要であれば、そこを支援をしていくということも考えたいと思っております。

旧知事公舎の活用
(質)1点だけ追加で、さっきの知事公舎の話に戻ってしまって恐縮なんですが、たしか有識者のあり方の検討の中で有識者の方が、今、旧知事公舎の場所はすごく貴重な場所というふうにおっしゃっていた意見が、希少なっていう意見もあったかと思うんですけど。
(答)一旦手放すと返ってこないってことですね。

(質)そうですね。そこを売却することへの考え方を教えてください。
(答)要するに用途があれば使えばいいと思うんですけど、これは各部局には聞いてるとこで、ほぼほぼどうもあんまりいいのが出てこない、1年弱。なのでそれであれば売却かなというふうに思っていると。

(質)維持にもコストとかかかりますし。
(答)当然かかりますね。

(質)他いかがでしょうか。第二さんお願いします。

スズカト(鈴鹿青少年センター)とダイセーフォレストパーク(鈴鹿青少年の森)のリニューアルオープンについて(発表)
(質)発表項目のスズカトなんですけど、さっき公募っておっしゃいましたけど、その公募数とかどうやって決めたとか、このスズカトの意味とか、その辺は担当課に聞いたらいいですか。
(答)公募ってのはPFIの話で。

(質)スズカトの名前は公募じゃないの。
(答)スズカトの名前は公募でしたね。
(答:教育委員会)はい。公募いたしております。

(質)だから応募数とか、県内なのか県外とか、何かその名前取られた方は賞品が出たとか出ないとか何かそういうことも含めて、その仕組みってのを、今答えなくても後でもいいですよ。
(答)今わからなきゃまた後で。
(答:教育委員会)また後ほど。スズカトの意味なんですけれども、あの鈴鹿青少年センターの「鈴鹿」に「友(とも)と共(とも)に」の「ト」をつけて、「スズカト」とさせていただいております。

(質)これ社会教育・文化財保護課って、教育委員会。
(答:教育委員会)そうです。

知事の政治資金パーティー
(質)8日の政治資金パーティーのときの会合で知事が出されたリーフレットで、就任以来、「正気」、正しい気質の気、「正気を軸に」って活動されてきたみたいなことは書かれていたんですけど、これはその誰が引き継いだにしても、前県政、元県政いろいろ不備はあると思うんですけど。
(答)何が。

(質)不備。
(答)不備、はい。

(質)足らずの部分は絶対出るじゃないですか。
(答)まあそれはそうでしょうね。

(質)そこのところを逆に邪気とか悪気とか捉えて、正気という言葉をあえて使われているのですか
(答)ではないです。正気というのは、南宋末期の政府の役人であった文天祥の言葉でありますけれども、天と地の間にあって正しい理を表わすものということでありますんで、これ政治家だったら誰でも思うんですけど、自分の軸は何かということですよね。だから自分では正しいと思ったもの、それも人のために働くという気持ちをもって、何が正しいかという軸を持って仕事をしておられるはずなんですけど、私としては、何か真理というのあって、それに基づいて仕事をするんだということなので、今までのものが間違っているとか、そういうことで考えているわけではありません。

(質)逆にご自身には正気が備わっているから、それを軸にやるという意味じゃなくて、少なくとも、備わっているかどうかわからないけど、それは県民なり誰かが評価すればいいわけで、そこを目標にして、そういうことにしたいという意味合いですね。
(答)そうですね。正気というのは、自分の中にあるものではなくて、例えば宗教で言うと、老子であれば道というふうに言っていたかと思います。孔子であれば仁といった言葉でありますし、西洋でいうと愛とかフィロソフィーというふうに言われてるものでありますね。そういうものが正しいものがどこかにあって、それを実現したいと。そこに向かって行政を展開していくという意味ですので、自分の中に正しいものがあるわけではなくて、世の中には正気なり真理というのがあって、それを実現していくということであります。

シンポジウム「明日の三重・亀山を考える」
(質)昨日の夜、亀山でやられた会合でお招きいただきましてという話があったんですけど、ちょっと構造が中日新聞さんの事前の記事では拝見したけど、そこだけではちょっと仕組みはよくわからないので、市民4人の方とおっしゃってもその方達の紹介はなかったし、あれはどういう経緯でああいう形になったのですか。
(答)亀山の人たちが、ああいう知事と市長の話をする会を催したいということで、4人とは私は実は知りませんでしたけど、ああいう会をやるというので、県政の今の状況とそれからパネルをやってくれという話でお話を伺って、お伺いしたっていうことです。

(質)受付とか、後の会場とかを含めて知事の後援会の方が動かれているじゃないですか。そこは4人の市民の方が提案されて、じゃあ実動部隊として後援会動きましょうという話なんですか。
(答)後援会というか、何て言うんですかね、後援会の人というか、お手伝いされたんだと思うんですけどね。私はそこは承知してませんけれども。

(質)知事がせっかく行っていただいたので、じゃあ市民の方のそれで実現するためにじゃあ後援会の人も頑張ってくださいみたいなそういう指示は出されたとかそういことではないんですね。
(答)ないです、全くその後援会と私、実は指示関係には全くないので。

(質)テーマは、三十三銀行の伊藤さんがほぼお考えになったテーマなんですか。防災とリニアがありましたけど。
(答)そうなんじゃないですかね。私は防災とリニアをやると言われたので、その話をしてくれと言われて、してきたということですね。

(質)あの中で伊藤さんが県固有の南北問題とおっしゃって、知事が、いや、南北問題はあれなんですけど、差はありますけどって。南北格差っていうか。
(答)ええ、格差はないと思いますけど、差はあります。

(質)具体的に言うと、南北格差ではなくて差があるというのは、どういうことをイメージしたんですか。
(答)県議会でもお話ししましたけど、格差っていうのは格の差でありますので、読んで字のごとくですけれども、例えば給料の差とか、それから所得の差であるとか、あるいはその生活費の差、これは当然あるわけですけれども、格の差というのはないですよねという話をずっと私申し上げているわけでありまして、例えば、愛知県と三重県に格差がありますか、格の差がありますか、どっちの格が上ですかと言われて、そんなものは上も下もないと。ただ、例えば県民所得の差はあります。そして生活費についてもどちらが安い、これは安い方がいいと思うんですけど、生活費はどちらが安い、そういう差はあります。差異はあるけれども、格差がないと私はずっと言い続けているので、ああいう言葉を使う。そこでそういう発言をしたということですね。

(質)知事として、そういう格差、比較であるとか、格付の格とか、そういうのは好ましくないと。
(答)好ましくないというか、ある場合はあるかもしれませんけど。

(質)いやいや、だから好ましくないからそういう言葉は使わないでおこうということなんですね。
(答)使わない、そうです、そういうことです。南北で。ただ人が使うのは別に止めませんていう。言葉狩りみたいなことをしたくないので。

(質)ただ我々は、例えば大愛知とか大四日市とか、そういうふうに県職員の方とかもおっしゃったりしてて、ずっとですね。
(答)そうですか。大名古屋ビルヂングというのは聞いたことあるんですけど。

(質)だからその行政の格付であるとか、そういうものが向こうさんの方が上だと、その辺の意識は北川県政になってちょっと変わったんですけど、それまでは大愛知とかいう言葉が平気で使われていたじゃないか。
(答)そうなんですかね。私は聞いたことがないですけど。

(質)国からの経験から見たときに、やっぱりそれはよくないというふうなお考えですね。
(答)良くないというか、何か愛知県と三重県で喧嘩しててもしゃあないよねっていう、日本全体をどうするかとか、日本も世界の中の日本ですから。そこで競争しているわけなんで、そんな細かい話しているような時代じゃないんじゃないですかっていう気がしますけど。

(質)時代が違うっていうことですか。
(答)違うし、別に大愛知って、私は小っちゃい頃から聞いたことないけど、そんなこと言ってたんですかね。

(質)県職員は結構言われています。
(答)そうですか、それはあんまりよくないでしょうね。

(質)だから愛知県との課長会議とかでほとんど発言なかったです。田川さんまでは。北川さんになってから意識が変わって、数値目標を入れたので、いろいろ愛知県が質問されて、それに対して答えるようになって、割と活発化したってのはあって。
(答)そんなものは、役人であれば会議は出たら発言をしなきゃいけないのは当たり前で、黙っているんなら出る意味がないと私は昔から思っているので、県庁職員も発言してくれるんじゃないかと思いますけどね。

航空宇宙産業振興
(質)スペースワンのカイロス、発射直後に何か空中で爆発したみたいで。
(答)えっ、爆発した。それは残念ですね。次回もう一度チャンスがあるんじゃ、カイロスってチャンスという意味だと聞いています。もう一回チャンスがあるんじゃないかということです。捲土重来を期していただきたいと思います。

(質)ありがとうございました。

(答)ありがとうございました。

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