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令和07年08月14日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和7年8月12日
於:プレゼンテーションルーム

 

発表項目等 

質疑項目

  • 発表項目等に関する質疑
  • 四日市コンビナートの維持・発展に向けた連携・協力に関する協定の締結
  • 三谷哲央県議の逝去の受け止め
  • 次期全国知事会長
  • 長野県との連携
  • 高校生との会談時の知事発言
 

発表項目等

(知事)おはようございます。今日私の方からは3件お話をさせていただきたいと思います。1件目はInstagramの関係ですけれども、なりすまし、三重県知事になりすますInstagramが発見されました。私の知り合いの方から連絡をいただきまして、知事、インスタやってますと、こんなの出てますよというような、投資を勧誘する三重県知事一見勝之ですということです。そういうインスタが8月7日の日に私に連絡がありまして、直ちに県庁総務部とそれからデジタル推進局へ連絡をしました。県では早速その日のうちにInstagramの管理者に対して、なりすましですということで、現在は削除をされております。また、念のためですけれども、県警のサイバー犯罪の担当の部局に連絡をするとともに、政府NCO、これ元のNISCですね。NISCが改編されて、NCO、国家サイバー統括室という名前に変わりましたけど、そこにも念のために連絡をしているということです。県の方で他の自治体の状況も確認しましたら、県レベル、県知事でも、それから市長でも、何件かこういうことがやはりあったということでございます。私はInstagramによる発信は現在行っておりません。私の名義によるInstagramでの発信がありましたら偽物でありますので、特に投資の呼びかけみたいなことをやるはずがありません。ご注意をいただきたいというふうに思っております。1点目は以上であります。
 
2点目ですけれども、みえのスポーツフォーラム、これは毎年実施をしておりますけれども、今年10月12日、13日に実施をいたしますので、発表させていただきたいと思います。まず、このスポーツフォーラム、毎年9月、10月に実施していましたけど、9月めちゃめちゃ暑いので、スポーツ推進月間を今年から10月、11月に変更いたしました。暑い時を避けてということでありまして、このフォーラムは平成25年度から開催していまして、今年度で12回目ということになります。テニスプレイヤーということで伊達公子さんにおいでをいただきまして、10月12日は総合文化センターでトークイベントとスポーツ関係の表彰式、これ私の方で表彰させていただきますけど。それから13日は場所を四日市のテニスセンターに移しまして、テニススクール(正しくは、「テニスクリニック」)、これをやっていただくということで、対象は小学校、中学校、それからテニスの未経験者の方も参加可能ですと、観覧もできますよということでありますが、8月13日、明日から受付を開始して、9月の26日までということであります。テニスをやってみたいなというふうに思われた方、ぜひおいでいただいて、またトークイベントも楽しんでいただけたらなというふうに思っています。多くの県民の皆さんのご参加をお待ちしているところであります。2点目は以上です。
 
3点目ですけれども、先日、カムチャツカ半島で起こりました地震に由来する津波がやってまいりました。各地で20センチ、30センチ、40センチの津波がやってまいりまして、三重県では残念ながらお一方、地震で津波の対応で車を移動されようとされた方が交通事故でお亡くなりになるという痛ましい事故がございました。心からお悔やみを申し上げたいと思います。加えて経済的な被害としまして、鳥羽の浦村、これトンガの地震の時も被害ありましたが、カキの養殖のいかだが、2,000台あるんですけど、そのうちの372台が被害を受けたということでありました。8月4日の日に私も現地を見させていただきまして、いや、これ大変だなと、津波の力はものすごいですね。数百メートルに渡っていかだが流され、いかだって下にアンカーで固定してあるんですけど、そのアンカーごと流される、もしくはロープが切られて流れるというような状況でありました。通常かからない費用、海底がどうなっているか、ロープがどうなっているかというので、ダイバーの人に潜ってもらわなあかんのですけど、その費用。それからロープを切断・除去して新しいロープを設置する費用。そういった費用がかかるということで、想定の事業費としては250万程度を想定されているということで、これは県が4割をお出ししようということでありまして、既決の予算で令和7年度既にあります当初予算で対応するということです。鳥羽市も出していただけるというふうに、見込みであると聞いてます。それから、あと漁協さんも自己負担していただくということになるんですけど、県は4割ほど出させていただくということで、予算額は100万円と考えております。当初予算で対応するということでありまして、先ほど申し上げました復旧作業などに要する費用ということで、こういう費用になるわけであります。令和3年度のトンガ沖の地震の時も同様の対応をさせていただきまして、県としても支援をさせていただきました。その時は、補助実績は66万円、県はですね、でございました。被害額、被害想定ということで1,650万円(正しくは、「165万円」)でございました。実は三重県以外にも宮城、岩手などでやっぱりカキの養殖のいかだが被害を受けているということで、国も何らかの支援を考えておられるということですので、まず県で対応して支援をいたしますけど、場合によって後で国が支援をされるということで決まりましたら、またそれも巻替えも含めて考えていきたいというふうに思ってます。この被害を受けたカキのいかだですけれども、来年のカキを養殖をするんですね。稚貝をつけるために並べてたいかだが被害を受けたわけだということで、幸いなことに今年のカキはもうちょっと離れたところにありましたので、これ被害を受けていなかったということでございまして、今年11月頃からですかね、おいしいカキが食べれますので、ぜひ三重県においでください。鳥羽・志摩、カキの養殖、ようけあります。おいしいですよ。それから、来年用のいかだということで、まだ稚貝をつけるかつけないかぐらいの時でしたので、来年のカキも大きな被害を受けているというわけではありません。来年もおいしいカキが食べられると思いますので、ぜひ来ていただければというふうに思います。私からは以上3点でございます。
 
発表項目等に関する質疑
 
Instagramにおけるなりすましアカウントに係る注意喚起について(報告)
(記者)まず、1点目の知事のInstagramのなりすましについて伺いたいんですけども、投資を目的にしたということで、被害を受けたという届けとか連絡というのはなかったですか。
(知事)それは、私ども特には聞いておりません。だいたい県知事が投資を呼びかけるってないですよね。なので、私に連絡があった人も、知事インスタやってますと言って、やってませんけどと言って、何か投資と言われてますにと言われて、えってびっくりしたんですけどね、はい。今のところは聞いてないですね。
 
(記者)今回Instagramということなんですけども、例えば、Ⅹとか他のSNSとかでのなりすましというのは今のところ。
(知事)今のところそういった情報には接してません、はい。またありましたら、県の方でも今回こういうのが起きましたので、注意して見てもらうようになりますんで、あれば対応をその都度していくということです。
 
(記者)このアカウントは、いつ頃から開設されていたとかありますか。
(知事)いや、それはちょっと分からないですけどね。
 
(記者)なりすましということですけど、タイトルは知事本人のお名前を使われてたっていう。
(知事)そうですね、三重県知事の一見です、ということが書いてあったみたいですね。
 
(記者)写真は。
(知事)写真も使われていたようでありますね。
 
(記者)どんな写真が使われてた。県庁の写真。
(知事)何かネクタイ締めた写真でしたね。どっかで、例えばですけど、ようイベントありますやん。イベントの時に知事の祝辞みたいなコメントみたいな、ああいう時に使う写真ではなかったかなと思いますけどね。それをたぶん写真で撮って使ってるのかもしれませんね。
 
(記者)具体的にどんな文言が書いてあった、投資の呼びかけというのは。
(知事)明確には覚えてませんけど、何か投資の呼びかけみたいなことでしたね。
 
(記者)それ特定のURLを貼り付けてあって、そこに誘導するようなイメージですか。
(知事)それも明確にちょっと分かりませんけどね。
 
(記者)削除されたのは、何日になりますか。
(知事)もうその日に連絡をしてすぐに削除してもらったということでよろしいんですかね、はい。
 
(記者)7日中に。
(知事)7日ですね、はい。
 
「みえのスポーツフォーラム2025」の開催について(発表)
(記者)2点目の方へ移らせていただきます。今回みえのスポーツフォーラムの方で、伊達公子さんがトークイベントということで、ちなみに、どういった内容のトークイベントや講演というか。
(知事)私はまだ聞いてませんけど、何か話せることありましたら。
(地域連携・交通部)はい、伊達さんからは、世界に挑戦した経験やスポーツの魅力、日々重ねてきた練習、その辺の大切さなどについて話していただく予定でございます。
(知事)去年、卓球の水谷さん来られました。それとよく似たことかもしれませんね。
 
カムチャツカ半島沖津波により被災したカキ養殖業者への緊急支援について(発表)
(記者)3点目の方に移らせていただきます。カキ養殖の件なんですけども、改めて知事の方視察されて意見交換もされたと思いますが、そこに対しての意見とか伺っての感想というか、受け止めを。
(知事)まず、これからカキ本格的に大きくなっていく時期で楽しみにされてたようです、養殖の方から話を聞きますとね。今年はカキの出来がすごくいいということで楽しみにしてたところに、今回の津波でちょっとがっかりをしたということですが、幸いなことに養殖しとるいかだはそんな影響がなかったので大丈夫ですということですけれども、そもそもこれから稚貝を来年に向けて付けていこうとして準備してたいかだが大きな被害に遭ってしまったということでした。それに関して言うと、持ち出し、普段かけなくていい経費がかかってしまうので、そこは何とかできないのかという話でお話をいただきまして、令和3年のトンガの時もやらせていただきましたので、今回も県として対応しようということで、当初予算での対応ということになったわけであります。
 
(記者)ちなみに、今回の件で、県として経済的被害額っていくらくらい。
(知事)それは、想定の被害額は今のところ、これまた精査すると変わってくる可能性がありますので250万(正しくは、「想定の被害額は現在調査中であり、250万については想定事業費」です)と。そのうちの100万を県で負担をさせていただきますということですね。あとは、鳥羽市さんも検討されてるようですし、あとは事業者の方に持っていただく分もあると。
 
(記者)重なった質問になっちゃうんですけれども、改めてこの今回緊急支援策を決定されたことで、改めて県として取り組むべきことと望むべき姿、知事としてのコメントというか思いがありましたらお願いします。
(知事)今回の災害対応について、ということで。
 
(記者)そうですね、どういう思いで今回支援を決定したのか。
(知事)今回、人的被害、亡くなられた方お一人おられましたが、それ以外には大きな被害はなかったんですが、やはり鳥羽は40センチの津波が来まして、津波40センチと言うと高潮と誤解される人が多いんですけど、津波は20センチの津波が来ると大人の男性でも立っていられないという状況ですし、40センチ、これは海上でしたけど、陸上で40センチの津波が来ると死者が出るというふうに言われているとこですので、やはり津波の影響というのは侮れやんなというのを改めて感じたところですが、経済的にも、それから人的な被害はありましたけど、大きな被害がなかったんで良かったなと思っていましたが、やはり養殖に関して言うと、海が動くという状態です。これはまさに4日に行きました時に現地の方がおっしゃっていましたけど、海が動くような感じがしましたとおっしゃってました。そういう状態であると、被害も出るということです。これに関しては、公的な存在と言いますか、我々行政も支援をさせていただこうということでやらせていただきました。影響はそんな多額ではなかったので良かったとは思いますけれども、今後地震が起きると津波がまたやってきます。その時には緊急に避難をして、今回は避難していただきましたけど、避難をするなどして、まず命を守る行動をしていただくのはとても大事です。その後、経済的な状況については、国も含めて、支援をさせていただくことは可能であると思ってます。
 
(記者)鳥羽市はいくらぐらいの支援をされるか、もし見通しなど分かってましたら。
(知事)これはもう申し上げていいですかね、鳥羽市さんは、県が4割、3割を支援をされるというふうに聞いております。
 
その他項目に関する質疑
 
(記者)他よろしかったでしょうか。発表項目外の方に移らさせていただきます。幹事社から特にありませんが、各社さん質問ありましたらお願いいたします。
 
四日市コンビナートの維持・発展に向けた連携・協力に関する協定の締結
(記者)この後予定されている四日市コンビナートの協定の件なんですけれども、今回の四日市コンビナートの維持・発展に向けた連携協定なんですけども、このそもそも協定の目的だったりとか、もしくは今後どのように協定によってこのコンビナートどうしていきたいとか、そういったことをちょっと。
(知事)今まで四日市は三重県と四日市市と一緒に、それからコンビナートの全ての企業さんがお入りになっていただいて、カーボンニュートラル化ですね。ゼロカーボンを目指したコンビナートのあり方というのをずっと議論してきました。そこで、例えばSAFの製造の話だとか、あるいは各コンビナート企業さんの協力、協業をどうやっていくかとか、さらには水素、アンモニアをどのように使っていくかっていう議論をしてきたところです。今回の協定の締結というのは、今までは現場の工場長さんのクラスでやってきたんですけど、各社本社のボードの方々を中心に締結をしようということで、会社全体として対応していただくという形になっていきますので、今までもしっかりやっていただいたんですが、本気度がさらに上がるというふうに思っています。先ほど申し上げましたとおり、カーボンニュートラル全般ではあるんですが、主としてアンモニアあるいは水素をどのように実用化していくかというところもフォーカスをするような形で、これからの議論を進めていくというふうに聞いております。
 
(記者)これから、じゃあまあ、この協定によって、さらにより具体的に。
(知事)加速化されるというふうに言ったらいいんじゃないかと思います。水素、アンモニアだけではなくて、CCS、CCUSですね。それも議論をされるようですので、ゼロカーボン、カーボンニュートラル化に向かって、さらに四日市コンビナートが進んでいくということになろうかと思います。
 
〇三谷哲央県議の逝去の受け止め
(記者)この9日に、三谷県議が亡くなられたということについて、知事としての受け止めなどあれば。
(知事)はい。三谷さん、私が知事に出馬を、前回ですが、する時に大変お世話になりました。その後も様々なアドバイスを、表でも、あるいは裏でもしていただいたところで、心から感謝をしております。また、県議会の本会議での質問でも、例えばウクライナ侵攻の直後に質問の時間がありましたけども、当初の質問を差し替えられて、安全保障について三重県への影響について聞かれたことを覚えております。それから、三谷さんの本領を発揮されたというかね、こういう言い方をすると失礼かもしれませんけど、全協での質問、事前に質問通告なしでやられる質問、いや、これは非常に緊張感があって、三重県を良くしたいという三谷さんの気持ちが伝わってくる。子ども政策もそうですし、様々な点についてご指導いただきました。その三谷県議が治療されておられたわけですけれども、薬石効なく亡くなられたということで、非常に残念な気持ちがいたします。三谷さんの経歴を見てみますと、議長もされましたし全国議長会の副会長もされました。お亡くなりになられたという報に接して、ご家族のご葬儀ということでお伺いするのは失礼かなとは思ったんですけれども、ご質問させていただいて、行っても邪魔にならないということで、昨日、告別式、本当にもう少人数でやられてましたけど、そこに参列をさせていただきました。ご苦労様でしたということを申し上げる機会があったかなというふうに思います。三谷さんの意思は、新政みえの皆さんがお継ぎになると思いますし、私も三谷さんからいただいた言葉を胸に刻んで、県政にあたっていきたいと思っております。
 
(記者)もしよろしければ、具体的に教えてもらったこととか、かけてもらった言葉で印象深かったことなど、もしあればお願いします。
(知事)こういう言葉ってことを覚えているわけではないんですけれども、やっぱり知事として、私、国で働いてまして県庁に来たわけですけど、そこでやっぱり仕事の仕方が、スピード感が違うと。それをしっかりと肝に銘じてやらないと駄目だよということは教えていただきました。いつもそれを自分で反芻しながら、仕事に活かしているつもりではあります。
 
(記者)他、質問の方よろしかったでしょうか。
 
次期全国知事会長
(記者)別件で申し訳ないです。全国知事会の会長選で、一見さん推薦されていた長野の阿部知事が当選され、まあ無投票ですけど。
(知事)そうですね。
 
(記者)当選されましたけれども、阿部さんに期待されていることだったりとか、知事会の会長として、阿部さんにお願いしたいこととか、ぜひやってほしいことなどありましたら。
(知事)阿部さんは自治省ご出身、年齢は私より上でありまして、冷静沈着な方ですし、実直に、真面目に仕事をされる方ですので、おそらく今ある多くの課題について、適切に対応していただけると思います。加えて、国スポの関係を村井会長とともに知事会でやってこられた方で、私は思いました。やっぱり懐が深い人だなと思いました。知事会の意見だけではなかなか通らないこともあるんですけど、国の立場もある程度考えながら、最後上手い所に落とし所を持っていかれる方だと思いますので、会長として適任であるというふうに思います。そういう考えもあって推薦をさせていただきました。これから知事会は相当大変だと思います。国は少数与党ということを言われていますが、しばらく混乱が続くんだろうと思います。そんな中で、人口減少については、もう待ったなしで各地域は疲弊をしています。三重県から全国知事会に人口減少対策庁を作ってほしいということを提案し、知事会の提案にもなって国に申し入れをしていますが、まだ実現をしていません。こういったあたりは、阿部新会長、次期会長って言うんでしょうか、分かっていただいているので、強力に国への申し入れをしていただけるというふうに思っております。それから、この間の青森の全国知事会で議論もなされましたが、外国人との共生ですね。これをどうやって実現していくかというのは、これから非常に大きな課題であると思います。国の外国人政策に対して、現場で考えていることをまとめて、意見を言っていくことも必要かなというふうに思いますが、阿部さんはそのあたりも理解があるかなというふうに思いますので、今回、全国知事会で投票はなくて、基本全会一致ということになるんでしょうけれども、地方がまとまって阿部さんを新会長に選定することができるというのはいいことではないかなと思います。
 
(記者)他よろしかったでしょうか。第二さんお願いします。
 
〇三谷哲央県議の逝去の受け止め
(記者)三谷さんの件ですけど、再入院された時に病院の方へ行かれたりはしてないんですか。
(知事)それはないですね。
 
長野県との連携
(記者)それはない。あと、阿部長野県知事ですけど、前知事の時に一応、阿部さんはこちらへ来られて対談みたいなのされて、結局、長野のジビエに倣って、三重県のジビエ料理をやるということで議事堂のレストランなんかでもジビエ料理がそこから出てきているんですけど、あとあまり親交がそれ以上進んでいないんですが、何かジビエ以外にも擬革紙なんかもありましたが。
(知事)ん。
 
(記者)革ですね。革の関係の製品云々という伝統工芸品にするとかいう話もあって、その辺がやっていたんですけど、今それが具体的になっていないんですけど、今後何か長野県とそういうの進められる気は。
(知事)いや、それは特に聞いてないですね。ジビエは残念ながら国の方でも一時期、農水省を中心に振興がありましたけど、そんなに盛り上がりに欠けてしまいましたですね。擬革紙は伊勢、あるいは明和の方でやってますけれども、それについて長野とどうこうっていうのは今のとこ聞いてないですね。
 
(記者)今後もう一度ジビエうんぬんという、今、三重県としてのお考えはない。
(知事)今は聞いてないですね。昔から、私もちっちゃい頃食べてましたけど、猪とかね、ジビエ料理はありますけど、あんまり爆発的に人気が出るというような、フランスのジビエとはちょっと物が違うのかもしれませんですね。
 
高校生との会談時の知事発言
(記者)8月21日が知事選の告示になるわけですけど、その絡みというか、去年、四日市高校の生徒さんたちと知事が会談された時に中国史とローマ史は押さえておくべきだというふうにおっしゃったんですけど。
(知事)言いましたね。
 
(記者)あれはどういう考え方。
(知事)やっぱり人間というのは、歴史は繰り返すものでありまして、過去の過ちはまた今も出てくるというようなことはありますし、過去に良い事例というのは今も対応する時にそれを参考にした方がいいということで、特に帝国の歴史ですね。栄枯盛衰があったローマ、そして中国、どちらかの歴史は勉強しておかれた方がいいじゃないかなということで何にしても役に立ちます。それから、どうぞ。はい。
 
(記者)帝国の関係史押さえれば、ある程度世界は見えるみたいなことがあるわけですか。
(知事)ある程度ですね、やっぱり同じように今のパクスアメリカーナの中でのアメリカもローマ、中国の大国、かつての大国であったのと同じようなことをやる可能性はあるというふうには思ってますので、見れるというところはあると思います。
 
(記者)津高の生徒さんの時の会談で、実は井原西鶴が好きでその研究に京大の文学部を受けようかなと思っていたけど、当時、高田の方で東大の合格者の実績があったんでそちらへ進んでみたらどうかと勧められた。で、法学部に行かれたわけですけど、この文学部から法学部への切り替えっていうのは何かあるんですか。
(知事)よく覚えておられますね。文学の道を極めたいなと、研究したいなと思ってたんですけど、若い頃やはり周りの影響もあって法学部に行きました。法学部ご案内のようにパンのための学問というふうに言われてまして、物事を研究するというよりは法律の解釈をしたり、法律を作る時にどうしたらいいのかという議論なんで、何て言うんですかね、実務的な議論で物事の研究の楽しみっていうのが、こんなこと言うと憲法とか民法をやっておられる方に怒られるんですけど、あまりない学問でありますね。自分はパンのための学問をやっただけの人間だという意味で自戒を持つのはいいとは思うんですけど、法学部に行ってどうだったかっていうと、その後役人の道に進んで、役人って真面目な堅い仕事ですけどそれは性格的には向いていたかなというので、結果においてはそういう道もあったかなというところでは考えてます。
 
(記者)結果として法学の道に進んで役人されたと。そっちの方が後悔がないというか、良かった。
(知事)日々、後悔することはいろいろありますが、結果においては良かったかなと。ただ、役人以外の道を極めてないというか行ってないので、一時期、民間企業に出向してたことがありますけど、それはそれで面白いなと思ったりはしたんですけど、他の道に行かなかったので、この道はある程度向いてたかなという気はします。
 
(記者)高校生の方だけじゃなくて、若い人たち向けに自己肯定感を持つことが大切だとおっしゃってるんですけど、これは他の方もおっしゃるんですけど自己肯定感をどこで持つかというのは各個人によって違いますよね。知事の場合は人より、人並みよりかなり強めの自己肯定感を、お見立てする限りお持ちのようですけど、この自己肯定感ってどの辺で。
(知事)いやないですけど。人より自己肯定感をたくさん持ってるとは思ってないですけど、いろいろ悩むことも多いし、自己嫌悪に陥ることも多いですけどね。だけど、なんとかなるというふうには思ってはいますけど。そういう気持ちも大事かなということは若い人には伝えていきたいと思います。
 
(記者)何か自己肯定したきっかけはなかったんですか。
(知事)自己肯定したことあんまりないので、私、自己肯定感結構低い方だと思います、調べてみたら。ただストレス耐性はあると思いますけど。
 
(記者)他よろしかったでしょうか。以上になります。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
 
                                                                                                                                             了

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