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令和07年11月17日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和7年11月13日
於:プレゼンテーションルーム

 

発表項目等 

質疑項目

  • 発表項目等に関する質疑
  • ガソリン暫定税率の廃止
 

発表項目等

(知事)おはようございます。今日は私の方からは2件であります。1件目は春と秋に毎年やっておりますけれども、予算確保の要望活動であります。11月、今年の秋は19日と20日に行きます。県選出の国会議員の先生方にもご説明をしますけれども、加えて大臣、場合によると政務三役、それから事務方は局長以上ということになると思いますけれども、要望を行う予定でありまして、今アポ取りの時期でありましてまだ確定しておりません。確定したらまた皆さん方にお知らせすることになると思います。ポイントは、これ全国、今、大きな問題になってますけど、三重県もそうで、病院の経営改善の支援をお願いしたいという話ですとか、あとはインバウンド誘客ですね。三重県でも今、計画作りをしておりますけれども、そこの支援をお願いしたいなどなどの話をしてくる予定でありますが、まだ要望先が確定してないということでございます。以上、1点目でございまして。

2点目はクマの関係でございます。クマは、三重県では今年になりまして今69件の出没が確認をされております。皆さん方にご注意をいただくということで呼びかけもさせていただいておりますけれども、今年は県内ではクマによる死傷というのは発生はまだしていない状態でありますけれども、今回、スマートフォン用のクマの被害防止のためのアプリの運用を開始をしたいというふうに思っております。今日から開始をするということであります。皆さんご案内のとおり、全国各地でクマの被害は急増しています。残念なことにお亡くなりになられた方もおられるということで、全国では被害者数が今のところ108名、そして死亡者数は過去最多の13名ということであります。各県でさまざまな施策も講じていますし、国でもクマ対応のためのパッケージを作るということでお話もいただいているところであります。また、今年度になりまして、緊急銃猟の制度も発足をしましたし、それから今日からと認識しておりますけれども、警察の銃器部隊によるクマの駆除にも入ったということであります。このアプリでありますけれども、過去に出没した場所に近づくとアラートが鳴るということで、アプリの名前は「けものおと2」という既存のアプリを使うものであります。既に長野県がこの9月にこれを使って注意喚起をしておるということでございます。対象となる地域は三重県全域であります。獣種はツキノワグマで、出没情報については令和6年11月からの出没情報を入れまして、去年の11月からってことですね。この時期に出たものというのが分かるようにというふうにしたいと思っています。とりあえず今日から1週間ぐらいの間は4月1日からの情報で運用しますけれども、1週間ぐらいの間に去年の11月からの情報も全部入れ込むということにしたいと思っております。先ほども言いましたけれど、過去出没した場所に近づきましたら、アラート機能で通知を受けることができるということです。それから、これ以外にも県警には我々の方からも話をしていまして、以前から市町あるいは猟友会の方々との連携を密にしていただいております。パトロールの実施、あるいは関係機関との訓練など、警察にも協力をしていただいているところであります。担当部長は農林水産部長になりますけれども、県警に対して今まで以上の緊密な連携をお願いしたいということ、私から本部長にも話もしてありますし、それから警察庁の幹部にも以前から知り合いもおりますので、私の方から三重県で重大な事態が起きた時にはまたお願いすることになりますという話もしてあるところであります。とりあえずはアプリを運用するということで対応したいと思います。この後、アプリの詳細などにつきましては、農林水産部担当課の方から皆さんのご質問を受けることにしておりますので、詳細についてはそちらで、大きな、大括の話はこの場で私がご質問を受けようと思っております。以上です。

発表項目等に関する質疑

クマ出没情報提供アプリ「けものおと2」の運用開始について(発表)
(記者)クマのアプリについてなんですけど、改めてこれを導入する狙いですとか、期待なんかお伺いできれば。
(知事)去年、クマの被害が結構増えまして、アラートの制度を三重県でも導入をしたところであります。先ほども申し上げました。幸いなことに、まだ今年は三重県内でクマによる死傷事故というのは起こっておりませんけれども、もう皆さんご案内のとおり東北地方を中心に被害が拡大をしているということです。そういう意味では天災のようなものかもしれませんけど、これ、いつ起こってもおかしくないということでありますので、今、クマの対策を強化する必要がある。それで、このアプリの話を申し上げました。アプリを導入するのが一つです。去年の11月ぐらい、必要に応じてもうちょっと過去に遡って場所を入れることも可能ではありますけれども、とりあえずは去年の今頃からクマを見かけたという場所、それをアプリに落としまして、近づいたらアラートが鳴るということで導入するのが一つ。もう一つは警察との協力関係です。全国的に今日から銃器部隊が出動できるということで、警察の規則が改正されて、今日施行されるということになりました。三重県よりも被害が甚大なところがありますので、まずはそこでということになると思いますが、三重県でも被害が発生した場合には、場合によると猟友会の方を助けていただくための警察の出動をお願いすることもあるかもしれない。その前に、警察との連携は今もやっていただいていますので、さらにそれを強化していただきたいというお願いをしたと。2点目が警察の話です。3点目は、鳥獣保護管理法という法律がありますけれども、それに基づいて、今、クマに関しては鳥獣保護管理事業計画という、鳥獣保護管理事業計画というのを定めています。これは保護管理の考え方でありまして、クマを駆除するということになりますと、あるいは特定の鳥獣を駆除するということになりますと、法律の別の条項に基づいて特定鳥獣管理計画、もう1回言いますと、今、三重県で定めているのは鳥獣保護管理事業計画、クマに関してですね。クマも含めてということになります。全ての鳥獣に関して鳥獣保護管理事業計画、これは駆除について特定の鳥獣を駆除するということを記載するものではありません。三重県では今、保護管理の事業計画というのは作っていますが、特定の鳥獣に関して駆除するということでありますと、その法律、鳥獣保護管理法の別の条項に基づいて特定鳥獣管理計画というのを作ることになります。今、実はクマに関しては里に下りてきた時、人が生活をしているところに下りてきた時には駆除するということを定めるこの計画を今、作ろうとしておるところでございます。今パブコメ中でありますけれども、12月あたりに議会の了解を得て確定をするという方向で今動いています。これが3点目です。クマ対策はその3点で対応することにします。それ以外にも、今、他県で例えばドローンを使ったクマの追い払いなどもありますので、その成果も見ながら必要に応じて我々は対応していきたいと思っています。場合によると、国も新しい方策などを提示をしていただけるかもしれませんし、また、財政支援をやっていただけるということになってくると思いますので、必要に応じてそういったものも活用していきたいと思っています。以上であります。

(記者)アプリについてもう1点ですが、去年11月からの情報を入れ込むということなんですが、昨年は10月までにかなり大量に、多く発生したかと思うので、何で11月からなのかなというのも。
(知事)ちょうど1年前ということなんですが、数が多いところまで入れるべきだという議論もあると思いますので、それは追加して入れていけますので、そんなに時間もかかりませんから広げていくことはあり得ると思っています。

(記者)最初、この話は確か県の鳥獣被害対策連携会議でアプリをやりますということで、その際は9月頃に導入予定っていうことだったんですが、少し遅くなったというか、準備に時間がかかったということですか。
(農林水産部)準備の方にちょっと時間がかかりまして遅れました。

(記者)どっちかと言うとコメントが、クマ全体というよりか、ちょっとアプリに特化して、例えばどんな人に使ってもらいたいかとか、どのように活用してもらいたいか、アプリ導入の意義も含めてお願いします。
(知事)里山にクマが出てくることもあるでしょうし、それから住んでおられる近くに山があるという方もおいでになられると思います。非常に心配をされておられる県民の方もおいでになると思いますので、そういった方に少しでも安心をしていただくために、このアプリは作らせていただいているというふうに考えていただければというふうに思います。去年、ちょっと時期はまた拡大する可能性はあると先ほど申し上げましたけれども、秋口にクマが出没、クマと思われるものも含めてですけど出没したところに近づくとこのアラートが教えてくれますので、そういった情報を積極的に収集しなくても安心することができる材料の一つになるのではないかということで開発をさせていただきました。

(記者)登山客とかの方はいかがですかね。
(知事)はい、その方々もお使いになっていただけると思います。さらに言うと、熊野古道はクマが出る可能性がある場所でありますが、今担当、南部局に指示をしまして、熊野古道での対策、特別な対策が必要になる可能性はあると思っていますので、担当部、観光部とそれから農林水産部に話をしながら、熊野古道におけるクマ対策についても今策定をするようにということを指示しているところであります。

(記者)クマの関係で、今日から警察の部隊による、銃器部隊、秋田と山形が念頭に置いてあると思うんですけれども、これ三重県内でも同じようなライフル銃を使った駆除というのは今日からあり得るという認識でよろしかったんでしょうか。
(知事)制度的には全国一律で対応するということですので、あり得るということになりますけれども、まずは猟友会の方々に今、各市町がお願いをしておりますので、猟友会の方々による駆除、それから条件が整えば緊急銃猟ということになります。その上で、それでは足りないということになりますと、警察の部隊という形になるんじゃないかなというふうに思っております。三重県で被害が発生した場合には、警察にその点も含めてお願いをしていくということになろうかなと思います。警察も全国の様子を見ておりますので、今その県の銃器部隊が対応しているということではなくて、他県から応援に行っておられるようですから、それも勘案すると、被害が大きいところに行くということにはなるとは思いますけれども、三重県もその様子を見ながら依頼をしていくことはあり得ると考えております。

(記者)クマ対策のことですけど、外国人の方が被害に遭うケースも岐阜だったかであったと思うんですけど、今回のアプリですとか他のものだと、外国の方やインバウンド観光客に対して、どう情報を届けて警戒を発する仕組みがあるのかないのか。
(知事)言語ですね。これ言語は分かりますか。
(農林水産部)日本語のみです。
(知事)今日本語ということですね。将来的に外国語も、これはだからアプリを作っているところに頼まなきゃいけないですね。

(記者)県として、こういった今できることってもしお考えがありましたらいかがでしょうか。
(知事)そうですね、要望を勘案しながら、アプリの会社と相談していくということになると思いますね。

その他項目に関する質疑

ガソリン暫定税率の廃止
(記者)今日からガソリンの暫定税率の廃止の措置がスタートしまして、今日からその段階的措置に向けた国の措置がスタートします。そもそもこの年末からあらためて暫定税率が廃止されれば、県分も含めた地方税の減収も見込まれると思いますけれども、一方で県民にとっては嬉しいニュースかなとは思うんですけれども、あらためて知事のご所感がありましたら。
(知事)前回もちょっとお話をしてますけれども、11月の5日の日に与野党6党でガソリン税と軽油引取税の暫定税率の廃止が合意をされたということであります。三重県に対する影響額は、前回お話ししたように、ガソリン税の方でこれ譲与税になりますが、4億円になって、それから軽油引取税で、これは地方税で107億円という大きな額ですね。ここは措置をしていただかないと、というのは前から全国知事会を通じて要望しております。6党合意の中にも、地方の財政運営に支障が生じないように、地方財政措置において適切に対応するというふうに言っていただいてますので、ここは措置をいただけるものと考えております。特定の財源ではありますけれども、使途が限定されているものじゃないので、一般的な財源になりますから、私ども三重県としても、この財源がなくなると県運営は非常に苦しくなるということになりますから、きちんと措置をしていただきたいというふうに思っています。景気に対する一定の効果はあるとは思うんですけれども、これガソリン値段が下がると、おそらく需要も喚起するということになっていて、やがてまた値段が上がっていく可能性もあるだろうなというので、その効果は十分見極めていただく必要があるだろうというふうには思っております。

(記者)他よろしいですか。今日は第二さんは、来られてないですね。その他含めてよろしいでしょうか。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
                                                                                                                                            了

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