三重県内経済情勢及び三重県景気動向指数 (令和4年11月の指標から)
令和5年1月31日
(景気判断資料)
三重県内経済は、持ち直しの動きが一服している。
1 県内経済の概要
【生産】
生産は、弱さがみられる。
鉱工業生産指数は、5か月ぶりに前月比増となったが、7か月後方移動平均でみると、前月からほぼ横ばい
となった。
【個人消費】
個人消費は、一部に弱さがみられるものの、全体としては持ち直しの動きがみられる。
大型小売店(百貨店・スーパー)販売額の前年同月比(既存店調整値)は、2か月連続でプラスとなり、
7か月後方移動平均でみても、前月から小幅に増加した。
自動車(新車)登録台数(軽自動車を除く)及び軽自動車(新車)販売台数の合計の前年同月比は、3か月
連続でプラスとなり、7か月後方移動平均でみても、前月から増加した。
【雇用情勢】
雇用情勢は、持ち直しの動きがみられる。
有効求人倍率は1.43倍で、前月と同数値となった。
2. 景気動向指数
【CI(コンポジット・インデックス)の動向】
令和4年11月のCI(平成27年=100)の速報値は、先行指数105.2、一致指数101.8、遅行指数109.7と
なった。
先行指数は、前月と比較して1.7ポイント上昇した。3か月後方移動平均 は0.47ポイント下降し、5か月連続
で下降した。7か月後方移動平均は0.76ポイント下降し、2か月連続で下降した。
一致指数は、前月と比較して1.5ポイント上昇した。3か月後方移動平均は1.26ポイント下降し、3か月連続
で下降した。7か月後方移動平均は0.01ポイント上昇し、25か月連続で上昇した。
遅行指数は、前月と比較して2.9ポイント下降した。3か月後方移動平均は0.33ポイント下降し、4か月ぶり
に下降した。7か月後方移動平均は0.12ポイント上昇し、2か月連続で上昇した。
【DI(ディフュージョン・インデックス)の動向】
令和4年11月のDIの速報値は、先行指数55.6%、一致指数31.3%、遅行指数37.5%となった。
一致指数(景気の現状を示す指標)は、景気判断の分かれ目となる50%ラインを3か月連続で下回った。
報告書、統計表のダウンロード
※それぞれ当月の三重県内経済情勢の概況、 主要経済指標(生産、個人消費、住宅建設、雇用情勢、企業倒産、消費者物価指数の6分野)の動向、景気動向指数の概要、CI各指数の動向(直近6か月分の採用系列の増減率と寄与度、直近5年間分のグラフ)、CI・DI・累積DIのグラフ、CI・DI指数表、個別系列の数値、DI変化方向表、利用の手引き、CIを用いた景気判断の基準、で構成されています。主要経済指標(統計表)(170KB)
※県内経済に関連の深い指標を、全国値と比較して一覧形式でまとめたものです。
参考
三重県景気動向指数の改定について (763KB)〔令和4年10月3日掲載〕
ご注意
- 三重県景気動向指数は、平成21年4月分の公表から、景気変動の大きさやテンポといった量感を把握できるCI(コンポジット・インデックス)を中心とする公表形態にしております。
- 用語の意味をご確認いただく際には、リンクをクリックして該当ページをご覧いただくか、別途「景気動向指数の解説」のページをご覧ください。
