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平成25年04月16日

保健・医療・福祉 総合情報

人口動態の概況

平成14年の人口動態の概況は表1のとおりである。

第1表 人口動態の概況
  三重県 全国(率)
実数 平成
14年
平成
14年
平成
13年
平成
14年
平成
13年
対前年比 1日当り
件数
平均
発生間隔
(時間:分:秒)
平成
14年
平成
13年
実数 率(%)
出生 17,190 17,094 9.4 9.3 96.0 0.1 47.0 30:35 9.2 9.3
死亡 15,307 15,052 8.4 8.2 255.0 0.2 41.8 34:20 7.8 7.7
乳児
死亡
59 63 3.4 3.7 △ 4.0 △ 0.3 0.2 148:28:29 3.0 3.1
新生児
死亡
34 30 2.0 1.8 4.0 0.2 0.1 257:38:49 1.7 1.6
死産 504 501 28.5 28.5 3.0 0.0 1.4 17:22:51 31.0 31.0
自然
死産
218 229 12.3 13.0 △ 11.0 △ 0.7 0.6 40:11:00 12.7 13.0
人工
死産
286 272 16.2 15.5 14.0 0.7 0.8 30:37:45 18.3 18.0
婚姻 10,511 10,946 5.7 6.0 △ 435.0 △ 0.3 28.7 50:00 6.0 6.4
離婚 4,088 3,955 2.23 2.16 133.0 0.1 11.2 2:08:34 2.30 2.27

1 出生 

(1)出生数及び出生率

 本県の出生数は昭和49年以降減少傾向にあったが、平成4年からは、増加と現象を繰り返している。
 平成14年は前年より96人増加し、出生数も前年に比べ0.1ポイント上回り9.4となった。
 合計特殊出生率は減少傾向にあるが、平成14年は前年に比べ0.2ポイント増加し、1.40となった。

表2 出生率及び合計特殊出生率の推移
年次 出生率(人口千対) 合計特殊出生率
  三重県 全国 三重県 全国
昭和25年 25.9 28.1 ... 3.65
30 17.3 19.4 ... 2.37
35 16.2 17.2 1.95 2.00
40 17.9 18.6 2.19 2.14
45 16.9 18.8 2.04 2.13
50 15.9 17.1 1.99 1.91
55 12.7 13.6 1.82 1.75
60 11.3 11.9 1.80 1.76
平成2年 10.1 10.0 1.61 1.54
7 9.6 9.6 1.50 1.42
9 9.6 9.5 1.43 1.39
11 9.4 9.4 1.38 1.34
12 9.5 9.7 1.48 1.36
13 9.3 9.3 1.38 1.33
14 9.4 9.2 1.40 1.32

図1 出生率の推移 図2 合計特殊出生率の推移

(2)市町村別出生数

 出生数を市町村別にみると、最も高かったのは楠町の13.2であり、次いで鵜殿村が12.7、御園村12.2、川越町12.1などとなっている。
 出生率が10.0以上は11市町村で去年より1市町村増加した。

表3 出生率の高い市町村及び低い市町村
  市町村名( )内数値は当該市町村の人口千対出生率
出生率(人口千対)が
11.0以上の市町村
楠町(13.2) 鵜殿村(12.7) 御薗村(12.2) 川越町(12.1)
玉城町(11.7) 鈴鹿市(11.2)    
出生率(人口千対)が
6.0未満の市町村
大宮町(3.7) 美杉村(3.9) 大内山村(3.9) 島ヶ原村(4.4)
大山田村(4.4) 宮川村(5.0) 大王町(5.0) 白山町(5.1)
紀勢町(5.3) 南勢町(5.5) 青山町(5.6)  
紀和町(5.9) 南島町(5.9)    

図3 市町村別出生率

平成14年

図3 市町村別出生率 平成14年


平成13年

図3 市町村別出生率 平成13年

(3)出生順位と母の出産年齢

 出生児17,190人の出生順位の割合は、第1児が8,329人で全体の48.5%、第2児が6,534人で38%、第3児が1,919人で11.1%となっており、前年と比べ第1児、2児及び4児の割合が増加し、第3児の割合が減少した。
 母の年齢階級別出生数は、25~29歳の出生数が全体の41.2%で最も多く、次いで30~34歳が33.5%20~24歳13.0%なととなっている。

出生順位と母の出産年齢

2 死亡 

(1)死亡数及び死亡率

  本県の死亡数は昭和55年から増加傾向にあったが、平成8,9年と減少し、平成10年は再び増加に転じ近年は、上昇する傾向にある。
 死亡率の推移は

表5 死亡率の推移
年次 死亡率(人口千対)
三重県 全国
昭和25年 11.1 10.9
30 8.2 7.8
35 8.7 7.6
40 8.3 7.1
45 8.2 6.9
50 7.5 6.3
55 7.2 6.2
60 7.3 6.3
平成2年 7.6 6.7
7 8.3 7.4
8 8 7.2
9 7.9 7.3
10 8.2 7.5
11 8.3 7.8
12 8.3 7.7
13 8.2 7.7
14 8.4 7.7

表5のとおりで、本県の死亡率は全国の7.7よりも0.7ポイント高い。

(2)市町村別死亡率

 死亡率を市町村別にみると、もっとも高かったのは紀和町の16.5であり、次いで宮川村の16.1であり、ついで南島町が15.7、大内山村が15.4などとなっている。
 死亡率が10.0以上は34市町村で前年より4市町村増加した。

表6 死亡率の高い市町村及び低い市町村
  市町村名( )内数値は当該市町村の人口千対死亡率
死亡率(人口千対)が
13.0以上の市町村
紀和町(16.5) 宮川村(16.1) 南島町(15.7) 大内山村(15.4)
  紀勢町(15.2) 飯南町(14.7) 紀伊長島町(14.6) 美杉村(14.6)
  大宮町(14.3) 飯高町(13.8)    
死亡率(人口千対)が
7.0未満の市町村
楠町(5.5) 東員町(5.8) 木曾岬町(6.3) 鈴鹿市(6.3)
  玉城町(6.3) 長島町(6.4) 一志町(6.4) 名張市(6.6)
  桑名市(6.8) 四日市市(6.9)    

図6 市町村別死亡率

平成14年

図6 市町村別死亡率 平成14年

平成13年

図6 市町村別死亡率 平成13年

3 死因の概要 

(1)主要死因別死亡数の順位

 死因の第1位は悪性新生物で、第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患と、いわゆる3大死因が上位を占めている。この3大死因の全死亡に占める割合は57.5%で、全国の59.8%よりやや低い。
 死因別の死亡率を全国と比較すると、「心疾患」、「脳血管疾患」、「肺炎」、「不慮の事故」、「老衰」、「腎不全」、「糖尿病」、「慢性閉塞性肺疾患」が全国を上回っている。
 死亡率の全国順位で高位のものは、「糖尿病」第2位(13.5)、「不慮の事故」第5位(45.2)「老衰」第5位(32.3)などである。
※なお、死因については、平成7年1月から、ICD-10が摘要され、死亡診断書(死体検案書)が改正されたことにより、それ以前の統計と比較して大きな変化

第7表 主要死因別死亡数と死亡率・構成比
死因別
死亡順位
死亡数(三重県) 死亡率(人口10万対) 構成比(%)
(平成14年)
平成
14年
平成
13年
対前年
増減数
三重県 全国 三重県 全国
平成
14年
平成
13年
平成
14年
平成
13年
  総数 15,307 15,052 255 835.1 820.3 779.6 770.7 100.0 100.0
1 悪性新生物 4,342 4,217 125 236.9 229.8 241.7 238.8 28.4 31.0
2 心疾患 2,438 2,319 119 133 126.4 121 117.8 15.9 15.5
3 脳血管疾患 2,024 2,094 △ 70 110.4 114.1 103.4 104.7 13.2 13.3
4 肺炎 1,284 1,263 21 70 68.8 69.4 67.8 8.4 8.9
5 不慮の事故 828 763 65 45.2 41.6 30.7 31.4 5.4 3.9
6 老衰 592 606 △ 14 32.3 33.0 18 17.6 3.9 2.3
7 自殺 379 395 △ 16 20.7 21.5 23.8 23.3 2.5 3.0
8 腎不全 290 274 16 15.8 14.9 14.4 14.0 1.9 1.9
9 糖尿病 247 212 35 13.5 11.6 10 9.6 1.6 1.3
10 慢性閉塞性肺疾患 218 215 3 11.9 11.7 10.3 10.4 1.4 1.3

(2)年齢階級別の死因

 年齢階級別にみた死因順位は表8のとおりである。30~84歳までの年齢階級で「悪性新生物」が1位をしめており、85歳以上は「心疾患」が1位となっている。
 年齢階級別の死因上位をみると、1~29歳までは「不慮の事故」が多い。40歳以上では「悪性新生物」、「心疾患」、「脳血管疾患」のいわゆる3大死因が過半数を占めている。
 70歳以上では、3大死因の他「肺炎」が多く、85歳以上では「老衰」も多くなっている。

主要死因(3大死因)の年齢別死亡数

表8 年齢階級別にみた死因順位、死亡率(人口10万対)・割合%

年齢 1 2 3 4 5
  死因 死因 死因 死因 死因
総数 悪性新生物 233.1 心疾患(高血圧性を除く) 130.9 脳血管疾患 108.7 肺炎 68.9 不慮の事故 44.5
28.4 15.9 13.2 8.4 5.4
0歳 周産期に特異的な呼吸障がい及び心血管障がい 98.0 その他の先天奇形及び変形 51.9 乳幼児突然死症候群 34.6 循環器系の先天奇形 23.1 ●不慮の事故 23.1
28.8 15.3 10.2 6.8 6.8
1歳~4歳 不慮の事故 4.2 悪性新生物 1.4 ●その他    新生物 1.4 ●脳血管疾患 1.4 ●インフルエンザ 1.4
37.5 12.5 12.5 12.5 12.5
5~9 不慮の事故 3.3 悪性新生物 2.2 その他の神経系の疾患 1.1 ●心疾患(高血圧性を除く) 1.1 ●他殺 1.1
37.5 25.0 12.5 12.5 12.5
10~14 不慮の事故 7.2 腸管感染症 1.0 ●心疾患(高血圧性を除く) 1.0 ●肺炎 1.0 ●急性気管支炎 1.0
50.0 7.1 7.1 7.1 7.1
15~19 不慮の事故 16.5 自殺 5.5 心疾患(高血圧性を除く) 2.7 その他の神経系の疾患 1.8 悪性新生物 0.9
52.9 17.6 8.8 5.9 2.9
20~24 不慮の事故 28.7 自殺 18.5 悪性新生物 5.1 心疾患(高血圧性を除く) 3.1 その他新生物 2.1
43.8 28.1 7.8 4.7 3.1
25~29 不慮の事故 12.6 自殺 11.8 心疾患(高血圧性を除く) 5.5 その他の神経系の疾患 3.2 悪性新生物 2.4
30.2 28.3 13.2 7.5 5.7
30~34 悪性新生物 13.8 心疾患(高血圧性を除く) 11.5 ●不慮の事故 11.5 自殺 10.7 脳血管疾患 3.1
22.2 18.5 18.5 17.3 4.9
35~39 悪性新生物 20.5 自殺 15.4 不慮の事故 13.7 心疾患(高血圧性を除く) 6.8 ●脳血管疾患 6.8
27.3 20.5 18.2 9.1 9.1
40~44 悪性新生物 40.5 不慮の事故 21.1 自殺 19.4 心疾患(高血圧性を除く) 13.2 脳血管疾患 11.4
32.6 17.0 15.6 10.6 9.2
45~49 悪性新生物 84.3 心疾患(高血圧性を除く) 27.2 自殺 23.0 脳血管疾患 20.4 不慮の事故 13.6
41.1 13.3 11.2 10.0 6.6
50~54 悪性新生物 142.2 自殺 41.6 心疾患(高血圧性を除く) 27.9 ●脳血管疾患 27.9 不慮の事故 22.7
44.2 12.9 8.7 8.7 7.1
55~59 悪性新生物 236.3 心疾患(高血圧性を除く) 50.8 脳血管疾患 39.7 不慮の事故 32.5 自殺 31.7
49.1 10.5 8.2 6.8 6.6
60~64 悪性新生物 296.1 心疾患(高血圧性を除く) 87.0 脳血管疾患 57.7 不慮の事故 45.2 自殺 34.3
44.2 13.0 8.6 6.7 5.1
65~69 悪性新生物 494.7 心疾患(高血圧性を除く) 138.5 脳血管疾患 114.6 不慮の事故 63.1 肺炎 38.2
45.2 12.7 10.5 5.8 3.5
70~74 悪性新生物 731.7 心疾患(高血圧性を除く) 283.7 脳血管疾患 198.5 肺炎 98.2 不慮の事故 83.2
39.6 15.3 10.7 5.3 4.5
75~79 悪性新生物 942.0 心疾患(高血圧性を除く) 504.6 脳血管疾患 395.3 肺炎 234.5 不慮の事故 154.1
31.2 16.7 13.1 7.8 5.1
80~84 悪性新生物 1221.1 心疾患(高血圧性を除く) 919.7 脳血管疾患 807.3 肺炎 559.9 不慮の事故 236.1
23.7 17.9 15.7 10.9 4.6
85~ 心疾患(高血圧性を除く) 2241.2 脳血管疾患 2029.4 悪性新生物 1790.5 肺炎 1635.3 老衰 1233.9
18.4 16.6 14.7 13.4 10.1

 注  1)死因順位の選び方については巻頭の付表を参照。
     2)乳児の死因については、乳児死因分類による。
    3)率の上段は各年齢階級別人口10万に対する死亡率、下段は各年齢階級別死亡率に対する割合。
    4)死因欄の●印は、●印のない直近上位と同順位を表す。

(3)主要死因別死亡数及び死亡率の推移

 「悪性新生物」、「心疾患」、「脳血管疾患」の3大死因及び「糖尿病」による死亡数及び死亡率の推移は表9のとおりであり、平成14年においては「心疾患」、死亡率の全国順位をみると、「悪性新生物」は35位と低位であるが、「糖尿病」は2位と高位になっている。「心疾患」は23位、「脳血管疾患」は29位で中位となっている。

表9 主要死因別死亡数及び死亡率の推移
年次 死亡数   死亡率(人口10万人対)
悪性
新生物
心疾患 脳血管
疾患
糖尿病 悪性
新生物
心疾患 脳血管
疾患
糖尿病
三重県 全国 三重県 全国 三重県 全国 三重県 全国
昭和25年 1,190 950 1,814 50 78.8 77.4 65.0 64.2 124.1 127.1 3.4 2.4
30 1,421 1,073 2,022 54 95.7 87.1 66.8 60.9 136.1 136.1 3.6 2.5
35 1,677 1,323 2,501 102 112.9 100.4 91.0 73.2 168.4 160.7 6.9 3.4
40 1,847 1,479 2,769 115 122.0 108.4 98.3 77.0 182.8 175.8 7.6 5.2
45 2,050 1,682 3,092 176 133.6 116.3 109.8 86.7 201.6 175.8 11.5 7.4
50 2,243 1,838 3,075 197 137.9 122.6 113.0 89.2 189.1 156.7 12.1 8.1
55 2,480 2,176 2,742 168 146.7 139.1 128.7 106.2 162.2 139.5 9.9 7.3
60 2,723 2,472 2,584 184 156.6 156.1 142.2 117.3 148.7 112.2 10.6 7.7
平成2年 3,137 2,910 2,247 185 176.0 177.2 163.3 134.8 126.1 99.4 10.4 7.7
5 3,475 3,188 2,188 163 192.3 190.4 176.4 145.6 121.1 96.0 9.0 8.3
6 3,528 2,765 2,221 226 194.3 196.4 152.3 128.6 122.3 96.9 12.4 8.8
7 3,808 2,341 2,566 278 208.7 211.6 128.3 112.0 140.6 117.9 15.2 11.4
8 3,898 2,384 2,515 239 212.9 217.5 130.2 110.8 137.4 112.6 13.1 10.3
9 3,919 2,315 2,343 238 213.8 220.4 126.3 112.2 127.8 111.0 13.0 9.9
10 4,101 2,322 2,307 209 223.2 226.7 126.4 114.3 125.6 110.0 11.4 10.0
11 4,254 2,368 2,157 220 231.3 231.6 128.8 120.4 117.3 110.8 12.0 10.2
12 4,409 2,359 2,108 245 240.5 235.2 128.7 116.8 115.0 105.5 13.4 9.8
13 4,217 2,319 2,094 212 229.8 238.8 126.4 117.8 114.1 104.7 11.6 9.6
14 4,342 2,438 2,024 247 236.9 241.7 133.0 121.0 110.4 103.4 13.5 10.0

(4)悪性新生物の部位別死亡数及び死亡率

 部位別に悪性新生物の死亡数をみると、前年と比べ、「胆のう及びその他の胆道」、「子宮」が減少し、「肝及び肝内胆管」「直腸S状結腸移行部及び「直腸」、「前立腺」などが増加した。

表10 悪性新生物の部位別死亡数及び死亡率
  死亡数
(三重県)
死亡率
(人口10万対)
平成
14年
平成
13年
対前年
増減数
三重県 全国
平成
14年
平成
13年
平成
14年
平成
13年
総数 4,342 4,217 125 236.9 229.8 241.7 238.8
口唇、口腔及び咽頭 62 61 1 3.4 3.3 4.2 4.1
食道 113 110 3 6.2 6.0 8.5 8.5
742 724 18 40.5 39.5 39.1 39.7
結腸 352 354 △ 2 19.2 19.3 19.8 19.4
直腸S状結腸移行部及び直腸 200 164 36 10.9 8.9 10.1 9.9
肝及び肝内胆管 507 447 60 27.7 24.4 27.5 27.3
胆のう及びその他の胆道 192 224 △ 32 10.5 12.2 12.5 12.4
315 317 △ 2 17.2 17.3 16.0 15.4
喉頭 7 15 △ 8 0.4 0.8 0.8 0.8
気管・気管支及び肺 872 860 12 47.6 46.9 44.8 43.7
皮膚 18 16 2 1.0 0.9 0.8 0.8
乳房 120 121 △ 1 6.5 6.6 7.7 7.7
子宮 54 68 △ 14 5.7 7.2 8.3 8.1
卵巣 53 61 △ 8 5.6 6.5 6.4 6.5
前立腺 115 93 22 12.9 10.4 13.2 12.4
膀胱 60 60 0 3.3 3.3 4.1 4.0
中枢神経系 9 19 △ 10 0.5 1.0 1.3 1.3
悪性リンパ腫 124 125 △ 1 6.8 6.8 6.5 6.4
白血病 106 77 29 5.8 4.2 5.5 5.5
その他のリンパ組織、造血組織及び関連組織 48 48 0 2.6 2.6 2.9 2.8

注: 乳房、子宮の死亡率は女子人口10万対の値である。
   前立腺の死亡率は男子人口10万対の値である。
   算出に用いる人口は、厚生労働省公表の日本人人口である。

4 乳児死亡 

 乳児の生存は妊娠中の母体の健康状態、養育条件等の影響を強く受けることから、地域の衛生状態、生活水準を反映する指標として重視されている。平成14年は前年に比べると、乳児死亡数減少し、新生児死亡数は増加した。全国と比較すると、乳児死亡率は0.4ポイント、新生児死亡率は0.3ポイント上回っている。

表11 乳児死亡数及び新生児死亡数の推移
年次 出生数 乳児
死亡数
新生児
死亡数
乳児
死亡率
(出生千対)
新生児
死亡率
(出生千対)
三重県 全国 三重県 全国
昭和 25年 37,240 2,514 66.9 60.1 27.4
30 25,456 1,068 585 41.8 39.8 22.7 22.3
35 24,113 787 429 32.6 30.7 17.8 17.0
昭和40 27,057 522 325 19.3 18.5 12.0 11.7
45 26,154 347 241 13.3 13.1 9.2 8.7
50 25,862 244 182 9.4 10.0 7.0 6.8
55 21,446 165 107 7.7 7.5 5.0 4.9
60 19,745 118 79 6.0 5.5 4.0 3.4
平成 2年 17,917 92 61 5.1 4.6 3.4 2.6
7 17,500 87 47 5.0 4.3 2.7 2.2
12 17,726 57 28 3.2 3.2 1.6 1.8
13 17,094 63 30 3.7 3.1 1.8 1.6
14 17,190 59 34 3.4 3.0 2.0 1.7

図10乳児死亡率及び新生児死亡率の推移

図10乳児死亡率及び新生児死亡率の推移

5 死産 

 平成14年の死産数は504胎で、前年に比べ4人増加し、死産率は横ばいであった。
 全国と比較すると、自然死産率は0.3ポイント、人工死産率が2.1ポイントそれぞれ下回っている。

表12 死産数及び死産率の推移
年次 死産数 死産率
(出産千対)
人工死産の
割合(%)
総数 自然 人工 三重県 全国
総数 自然 人工 総数 自然 人工 三重県 全国
昭和 25年 3,453 1,604 1,849 83.5 38.8 44.7 84.9 41.7 43.2 53.5 50.9
30 2,703 1,178 1,525 95.0 41.4 53.6 95.8 44.5 51.3 56.4 53.6
35 2,584 1,304 1,280 96.7 48.4 47.9 100.4 52.3 48.1 49.5 47.9
40 2,145 1,136 1,009 73.5 38.9 34.6 81.4 47.6 33.8 47.0 41.5
45 1,912 1,161 751 68.2 41.4 26.8 65.3 40.6 24.7 39.3 37.8
50 1,349 858 491 49.6 31.5 18.0 50.8 33.7 17.1 36.3 33.7
55 1,007 568 439 44.8 25.3 19.6 46.8 28.8 18.0 43.6 38.5
60 841 385 456 40.9 18.7 22.2 46.0 22.1 23.9 54.2 52.0
平成2年 717 314 403 38.5 16.9 21.6 42.3 18.3 23.9 56.2 56.6
7 509 230 279 28.3 12.8 15.5 32.1 14.9 17.2 54.8 53.7
12 496 221 275 27.2 12.1 15.1 31.2 13.2 18.1 55.4 57.8
13 501 229 272 28.5 13.0 15.5 31.0 13.0 18.0 54.3 58.1
14 504 218 286 28.5 12.3 16.2 31.0 12.7 18.3 56.7 59.0

図11 死産率の推移

>図11 死産率の推移

6 婚姻と離婚 

(1)婚姻

婚姻件数は10,511組で、前年の109,46組より435組減少した。
人口千人に対する婚姻率は5.7で、全国と比較すると0.3ポイント低くなっている。
平均初婚年齢は年々高くなる傾向にあり、夫、妻ともに0.1歳高くなった。
全国と比較すると夫・妻とも低くなっている。

(2)離婚

離婚件数は増加傾向にあり、平成14年は前年より133件増加し4,088件となった。
人口千人に対する離婚率は2.23で、全国と比較すると0.07ポイント低くなっている。

表13 婚姻数及び離婚数の推移
年次 婚姻件数
(三重県)
婚姻率
(人口千対)
平均初婚年齢(歳) 離婚件数
(三重県)
離婚率
(人口千対)
三重県 全国
三重県 全国 三重県 全国
昭和 25年 11,782 8.1 8.6 25.3 22.6 25.9 23.0 1,259 0.86 1.01
30 11,930 8.0 8.0 26.1 23.2 26.6 23.8 1,016 0.68 0.84
35 13,002 8.8 9.3 26.8 23.8 27.2 24.4 833 0.56 0.74
40 12,838 8.5 9.7 27.0 23.9 27.2 24.5 932 0.62 0.79
45 13,874 9.0 10.0 26.7 23.7 26.9 24.2 1,098 0.71 0.93
50 12,454 7.7 8.5 26.8 24.2 27.0 24.7 1,236 0.76 1.07
55 9,922 5.9 6.7 27.5 24.5 27.8 25.2 1,589 0.95 1.22
60 10,005 5.8 6.1 27.7 24.7 28.2 25.5 1,869 1.08 1.39
平成2年 9,779 5.4 5.9 27.8 25.2 28.4 25.9 1,918 1.08 1.28
7 10,631 5.8 6.4 28.2 25.8 28.5 26.3 2,510 1.38 1.60
12 11,271 6.1 6.4 28.3 26.5 28.8 27.0 3,549 1.94 2.10
13 10,946 6.0 6.4 28.5 26.8 29.0 27.2 3,955 2.16 2.27
14 10,511 5.7 6.0 28.6 26.9 29.1 27.4 4,088 2.23 2.30
図12 離婚率及び離婚率の推移

7人口動態の地域別指標 

(1)主要指標の地域別特性

 地域別の特性を表14でみると、出生率は北勢地域で高く、四日市・鈴鹿保健所管内で全県値を上回っている。
 また、死亡率は、南勢志摩・東紀州地域で高く、北勢地域が低くなっている。このため、自然増加率は、北勢地域で大幅に高くなっており、反対に東紀州地域では低くなっている。

(2)主要死因の地域別順位

 地域別の死因順位は表15のとおりで、全ての保健所管内において1位「悪性新生物」、
 2位「心疾患」、3位「脳血管疾患」となっている。

表14 地域別人口動態の主要指標
  出生率
(人口
千対)
死亡率
(人口
千対)
自然
増加率
(人口
千対)
乳児
死亡率
(出生
千対)
新生児
死亡率
(出生
千対)
死産率
(出産千対)
婚姻率
(人口
千対)
離婚率
(人口
千対)
合計特殊
出生率
  総数 自然 人工
三重県 9.4 8.4 1.0 3.4 2.0 28.5 12.3 16.2 5.7 2.23 1.40
                       
北勢地域 10.3 7.0 3.3 4.2 2.8 27.2 13.4 13.8 6.3 2.27 1.43
中勢伊賀地域 8.6 8.3 0.3 3.5 1.9 31.8 12.4 19.4 5.3 2.24 1.34
南勢志摩地域 8.5 9.6 △ 1.1 2.1 0.5 30.4 11.0 19.5 5.2 2.08 1.43
東紀州地域 7.5 12.2 △ 4.7 1.5 1.5 11.8 5.9 5.9 4.0 1.83 1.72
                       
桑名保健所 9.2 7.3 1.9 6.1 4.6 27.6 11.3 16.3 5.5 1.80 1.36
四日市保健所 10.6 6.9 3.7 2.3 1.6 26.6 12.9 13.7 6.6 2.43 1.45
鈴鹿保健所 10.7 6.7 4.0 5.6 3.2 27.8 15.8 12.0 6.5 2.45 1.47
津保健所 8.8 8.2 0.6 2.5 1.8 31.5 13.5 18.0 5.5 2.11 1.33
松阪保健所 9.0 9.0 - 1.2 - 36.7 12.1 24.7 5.7 2.26 1.47
伊勢保健所 8.1 10.0 △ 1.9 2.7 0.9 25.6 10.2 15.4 4.8 1.96 1.41
上野保健所 8.1 8.4 △ 0.2 5.3 2.0 32.3 10.3 22.0 5.0 2.46 1.35
尾鷲保健所 7.1 12.8 △ 5.8 3.2 3.2 15.9 3.2 12.7 4.4 1.55 1.61
熊野保健所 8.0 11.7 △ 3.7 - - 8.3 8.3 - 3.7 2.11 1.82

図13 保健所別出生率及び死亡率

表15 地域別にみた死因順位、死亡率(人口10万対)・割合(%)
保健所 1位 2位 3位 4位 5位
死因 死因 死因 死因 死因
全県 悪性新生物 233.1 心疾患(高血圧性を除く) 130.9 脳血管疾患 108.7 肺炎 68.9 不慮の事故 44.5
    28.4   15.9   13.2   8.4   5.4
北勢 悪性新生物 204.5 心疾患(高血圧性を除く) 110.3 脳血管疾患 86.3 肺炎 60.4 不慮の事故 33.5
    29.4   15.8   12.4   8.7   4.8
中勢伊賀 悪性新生物 238.3 心疾患(高血圧性を除く) 131.1 脳血管疾患 113.5 肺炎 64.3 不慮の事故 50.1
    28.8   15.8   13.7   7.8   6.1
南勢志摩 悪性新生物 257.6 心疾患(高血圧性を除く) 155.5 脳血管疾患 131.0 肺炎 82.2 不慮の事故 57.2
    26.8   16.2   13.6   8.6   6.0
東紀州 悪性新生物 339.3 心疾患(高血圧性を除く) 191.0 脳血管疾患 170.8 肺炎 104.5 老衰 60.7
    27.7   15.6   14.0   8.5   5.0
桑名保健所 悪性新生物 212.1 心疾患(高血圧性を除く) 110.0 脳血管疾患 90.0 肺炎 67.1 不慮の事故 36.8
    28.9   15.0   12.3   9.1   5.0
四日市保健所 悪性新生物 207.3 心疾患(高血圧性を除く) 112.6 脳血管疾患 85.3 肺炎 60.7 不慮の事故 29.5
    30.0   16.3   12.3   8.8   4.3
鈴鹿保健所 悪性新生物 193.4 心疾患(高血圧性を除く) 106.9 脳血管疾患 84.4 肺炎 53.9 不慮の事故 36.5
    28.9   15.9   12.6   8.0   5.4
津保健所 悪性新生物 241.7 心疾患(高血圧性を除く) 130.9 脳血管疾患 113.0 肺炎 63.1 不慮の事故 47.3
    29.4   15.9   13.7   7.7   5.8
松阪保健所 悪性新生物 235.6 心疾患(高血圧性を除く) 147.1 脳血管疾患 127.7 肺炎 83.2 不慮の事故 58.5
    26.2   16.4   14.2   9.3   6.5
伊勢保健所 悪性新生物 272.5 心疾患(高血圧性を除く) 161.3 脳血管疾患 133.1 肺炎 81.6 不慮の事故 56.3
    27.2   16.1   13.3   8.2   5.6
上野保健所 悪性新生物 232.3 心疾患(高血圧性を除く) 131.4 脳血管疾患 114.5 肺炎 66.2 不慮の事故 54.8
    27.8   15.7   13.7   7.9   6.5
尾鷲保健所 悪性新生物 393.6 心疾患(高血圧性を除く) 172.9 脳血管疾患 168.4 肺炎 118.3 老衰 86.5
    30.7   13.5   13.1   9.2   6.7
熊野保健所 悪性新生物 286.4 心疾患(高血圧性を除く) 208.7 脳血管疾患 173.2 肺炎 91.0 その他の呼吸器系の疾患 64.4
    24.6   17.9   14.9   7.8   5.5
注:1)死因順位の選び方については巻頭の付表を参照。
2)率の上段は各地域別人口10万に対する死亡率、下段は各地域別死亡数に対する割合。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 医療保健部 医療保健総務課 企画調整班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁4階)
電話番号:059-224-2238 
ファクス番号:059-224-2275 
メールアドレス:ihsoumu@pref.mie.lg.jp

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