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平成28年5月31日 子どもの貧困対策調査特別委員会 会議録 

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子どもの貧困対策調査特別委員会

会 議 録

(開 会 中)

 
開催年月日     平成28年5月31日(火) 自 午前10時0分~至 午前10時43分

会  議  室     201委員会室

出 席 委 員     9名

             委 員 長   藤根 正典

             副委員長    田中 祐治

             委    員   中瀬古 初美

             委    員   山内 道明

             委    員   稲森 稔尚

             委    員   小島 智子

             委    員   北川 裕之

             委    員   青木 謙順

             委    員   水谷   隆

欠 席 委 員     なし

出席説明員     なし

委員会書記

             議  事  課  班長  中村 晃康

             企画法務課  主任  森岡 佳代

傍 聴 議 員     1名

                       岡野 恵美

県 政 記 者     4名

傍  聴  者     なし

協議事項

Ⅰ 活動計画の作成について

Ⅱ 次回の開催について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 活動計画の作成について

〇藤根委員長 本委員会は、去る5月16日の本会議において設置されたところであり、その所管事項は「子どもの貧困対策(雇用、福祉、教育など)について調査すること」であります。
 本日は、この所管事項を調査するに当たり、今後どのように委員会を進めていくかについて御協議いただきます。
 それでは、お手元に配付の活動計画書の様式(資料2)をごらんください。
 活動計画書の作成に当たりましては、最初に重点調査項目の選定からお願いいたします。
 次に、委員会の最終目標、例えば「○月に本会議で委員長報告を行う」などというように、いつごろどのような形で最終目標を置くかを御協議いただきます。
 最後に、最終目標に向けて、具体的な調査方法について御協議願いたいと思います。
 なお、資料として、お手元に資料1、資料2及び参考資料を配付いたしましたので、ごらんください。
 それでは、資料に沿って御説明をさせていただきます。
 まず、資料1をごらんください。
 資料1は、A3版の前についているA4版のペーパーでございます。
 「2 活動計画について協議」のところが本日御検討いただく部分となります。
 特別委員会の所管事項に基づき、調査項目を絞っていただき、最終の目標、調査期間について御協議いただいた上で、調査項目に係る具体的な調査方法及び内容を御検討いただくことになります。
 御検討いただき、決定した内容については、資料2の活動計画書の形でまとめることとなります。
 それでは、資料2をごらんください。
 本日検討していただきます調査項目の欄は、3点空白を置いていますが、項目数は3点に限るものではありません。
 また、今後の活動については、来年度当初予算への反映ということを考慮して、12月に委員長報告を行うことを想定し、それに向けて月1回の開催と仮置きをしてあります。
 この活動計画につきましては、委員会が活動していく中で変更が生じた場合には、その都度、修正を委員会で協議するものであります。
 県内外調査、参考人招致など、本日も含めた今後の検討や議論の中で、適宜、追記・修正を加えつつ、委員会での議論を進めていくことになります。
 なお、参考資料についてですが、常任委員会ですと、所管事項説明の後、重点調査項目を決定することとなりますが、特別委員会ではそれがございませんので、本日の議論に資するため、既に御承知いただいている部分も多いかとは思いますが、「三重県子どもの貧困対策計画」、「希望がかなうみえ 子どもスマイルプラン」等を参考資料として配付させていただいております。
 以上の資料も御参考いただきながら、御協議をお願いしたいと存じますので、よろしくお願いします。
 それでは初めに、重点調査項目について御協議願います。
 「特別委員会の調査項目は、重要かつ緊急性の高い県政課題とし、あらかじめ常任委員会の所管事項との関係を明確に整理、調整した上で、目的達成型の特別委員会となるよう課題を絞って調査を行うものとする。」という代表者会議の申し合わせもございますので、そのことを踏まえて調査範囲の絞り込みを行っていきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、重点調査項目について、御意見があればお願いをいたします。

〇北川委員 重点項目なんですけれども、今回のこの特別委員会のスタンスとして、余り細かく選択をして絞り込んでしまうよりは、全体的にいろんな調査を進める中で、この課題とこの課題は何とか解決の方向に持っていこうとか、ここはあと一つ後押しして実現させていこうとか、そういう課題が見えてくるものをピックアップをして、最終的な委員長報告なり提言という形で、少しでも実のあるというか、実現できる結果をやっぱり導き出していきたいと思うので、そういう意味では、多分ベースになるのは、この「三重県子どもの貧困対策計画」になってくると思うんですよね。
 そういう意味では、その中で5つの柱が基本的に設定をされているので、あんまり網羅的にするのはよくないのかもわかりませんけど、私の個人的な思いでいくと、5つをまとめていくと、教育と生活の支援が1つ、それから、子どもと保護者をあわせたところでの就労支援、3つ目は、あとの2つをまとめて経済的支援と包括的支援のあり方についてと、こんなふうにくくっていただけると、ある程度網羅的にはなってしまうんですが、その中での課題を抽出をして提言とかに持っていくというほうが、余り初めに枠を狭くしてしまうと、「ああ、こんな課題があるのに、ちょっと範疇じゃないな」なんていう話になると議論しにくくなりますので、ちょっと広くそういう面で捉えていただいたらどうでしょうか。

〇藤根委員長 北川委員からも御意見いただきましたが、ほかにいかがですか。

〇小島委員 失礼します。
 細かくは本当にいろんな課題があると思いますので、それぞれ調査先を決めていく中で見えてくるものがあるだろうというふうにも思いますから、大枠を決めておいて、というふうに思います。
 私は、例えば教育なら教育と、それから福祉の部分と雇用の部分は北川委員がおっしゃられたけれども、そんなふうに大枠で分けてやったらどうかなと思いますが、私は、自分が福祉の部分で、今、貧困対策にというのは、やっぱり子どもの居場所づくりかなというふうにも思っていますから、ぜひその調査内容の中にはそれは加えていただきたいなという、そこまで言っていいかどうかわかりませんが、思っていますのと、あと、全国的な流れでも、いろんなものを組み合わせた居場所を、例えば日本財団とかがモデルとして100カ所ぐらい全国につくっていこうという動きもある中で、三重県としてはどうするんやというようなことも含めて考えられるような流れでやっていきたいと思うので、何言ってるのかわかんなくなりましたが、ばくっと3つ大きくつくっていただければなというふうに思います。

〇藤根委員長 ほかの方はいかがですか。

〇水谷委員 今、北川委員、小島委員がおっしゃったようなやり方で僕は結構だと思います。これ3項目ね、大きな目標を挙げていただいて、それをやっていく中でいろいろ、少々変わっていってもいいんだけども、その辺をきちっと調査すると。
 最終的な報告としては、やっぱりある程度具体性のある報告をつくっていただきたい。我々も一緒につくるんだけどね。そうしないと、漠として何を言っているのかわからない特別委員会の報告が以前にもあったんで。そういうことを言うとあかんかもしれんけど。より具体性のある提案をできれば最高かなと僕は思っています。それぐらいで、私としてはいいなと思います。

〇藤根委員長 ほかの方、いかがですか。皆さんでつくっていきますんで。

〇山内委員 ちょっと発言させていただきますけれども、いきなりなので、いろいろ私のほうも頭の整理ができていないんですけれども、やはり緊急性のあるという部分が大事なのかなと。そういった意味で特別委員会として開催をされるのかなという思いがありまして、やはり貧困といいますと、平均所得の半分以下の収入で生活をされている方々という、ある一定の定義があると思うんですけども、やっぱりそういった部分におきまして、経済的な支援というか、そういった課題への取組は非常に緊急性が高いのかなという思いがありますのと、あと、児童の虐待の問題ですね。ここに対してもしっかりと取り組んでいきたいという思いがありまして、そういった緊急性のある課題については特に力を入れて調査、また様々な提言をでき得ればという思いがあります。
 とにかく、今お困りの、今を生き延びるための政策提言のようなことをしっかり検討していきたいという思いがあります。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 山内委員のほうからは、特に今ということで、緊急的な対応というところを考えていくべきじゃないかというようなお話をいただきました。
 ほかにございますか。

〇稲森委員 私も北川委員が言われたような3つに絞った内容でいいかと思うんですけれども、特に就労支援のところ、経済的支援のところにかかわってなんですけども、やっぱりひとり親家庭でしたら、両方の親がいらっしゃったら財布が2つあるわけで、そもそもその出発点から経済格差というのがあると思うので、就労によって賃金を得てもらうとかということももちろん重要なんですけれども、就労によらないところでの経済的な支援、いろんな手当ですとか、いろんな減免だとか、給付型の奨学金制度とかいろいろ考えられるかと思うんですけども、その辺もやっぱり拡充していく必要があると思うので、そういう経済的な支援を充実させていける方向についてもあわせて、保護者の可処分所得を増やしていくという取組をもうちょっと広く捉える必要もあるのかなというふうに思います。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 就労支援と、あと福祉的な部分も踏まえての経済的な支援というあたりのところの調査も必要じゃないかというお話でした。
 ほかに。

〇青木委員 代表者会議でこの特別委員会は設立されると、趣旨を2回ほど北川委員からも聞かせていただいて、それについて非常に賛成です。
 そのときには特別委員会なんで、当然雇用の部分と教育の部分、福祉、今日は常任委員長もみえるし、やはり教育常任委員会の関係5人も入ってもろとるので、その辺もすぐには難しいところもあるかもわかりませんけども、特別委員会としてはそうやって広く、そして、今言われたような柱でいくというのは大事なことやと思うし。
 だから、僕もちょっと教育現場におったといった関係もありますけども、これは一つの例ですけども、子どもによっては、もう一日の栄養は給食が最高の栄養の状態、それしかないと。朝は御飯はないということも極端にはある、実態をたくさん私は知っているわけでありますので、例えば、親を疑うわけじゃないけども、親の支援もあるけども、子どもに直接支援が行くような形、どんな親であっても、子どもに直接プラスになり貧困から逃れられるような、そういったことも模索していく必要があるんじゃないかなとは感じております。
 以上です。

〇藤根委員長 ありがとうございます。

〇水谷委員 今、青木委員からもありましたけども、子どもの貧困対策、今朝見たら教育委員会からも国への要望書が上がっていたんですよね、これ。最新版が。だから、そういうことも含めて、やっぱり教育警察常任委員会ともある程度連携を保ちながら進めていかないと、疎くなってもいかんのでね。その辺はぜひよろしく。教育警察常任委員会のメンバー、結構おるんだよね。5人ばかりおるんか。そんなことも含めながらちょっとやっていこうかなと思っていますんで、よろしくお願いします。

〇藤根委員長 ほか、よろしいですか。

〇中瀬古委員 最初におっしゃられた大きく3点というお話もありましたし、そしてまた、皆さんの御意見の中でも、本当にこれ、多岐にわたってくるというようなところになってくると思います。
 ひとり親家庭の部分と、それからまた外国人の家庭というその部分もあると思いますので、三重県各地域において課題もいろいろあるかと思いますし、そういうようなことを全体的にやはり包括をしていくような、そういうような調査項目が挙がってくればいいなというふうに思っていたんですが、先ほどおっしゃられたようなところで私もいいかというふうに思っています。御意見が出てきた部分でというふうには思います。

〇藤根委員長 ありがとうございます。

〇北川委員 先ほど山内委員のほうから緊急性の高い部分での対応と言われたのは、本当にそのとおりだなというふうに思います。「三重県子どもの貧困対策計画」自体はまだスタートしたばかりなので、例えば進学率なんていう部分の目標数値を上げるなんていうのは、この1年で誰が考えてもできることではないですよね。ある一定のスパンが必要ですよね。でも、今すぐ何とかしなきゃならないという直面している課題もあったりしますので、私、漠然と3つにもう何か網羅的に申し上げましたけれども、その中でやっぱり注力する部分は緊急性というか、今すぐここをとにかく何とかしてやらなあかんという部分での目線というか、緊急性とか重要度という観点を持ちながら委員会としては議論を進めるというのは大事なことなのかなと思います。
 そういう面では、例えばこの計画の中でも課題というふうに挙げられているSOS自体が見えないというか、発せられていないというか、そういうアウトリーチの部分というか、それがきちんと情報として収集できて、対策が打てるというそういう仕組みづくりも結構緊急度の高い話かなというふうに思いますし、先ほど小島委員が言われた子どもの居場所づくりもある意味緊急性の高い部分もありますし、経済的支援は、就労までは時間がかかりますから、それまでの経済的支援のあり方というのも緊急性の高いことですから、そういう緊急性の高いものについて視点を持ちながらやるというのも一つ考え方として持っていただいたらどうでしょうかね。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 ほか、いかがですか。

〇田中副委員長 やっぱり皆さん方、的を射ているなというふうに思いますし、やっぱり緊急性という部分はどうしても外してはいけない部分だというふうに思います。先ほどから出ていますように、学習の支援というのが非常に今、二極化に分かれているという状況がある中で、学習支援の充実をしていかなきゃならないということと、やっぱり子どもの居場所づくりが、今、なかなか子どもたちの居場所がないということで、そこら辺も協議していかないかんというふうに思います。あとは、やっぱり貧困の差というのがかなり出ておりますので、そこら辺の就労支援という部分、それとあと、全体を網羅したような形で進めていかなければならないなと。この3つぐらいの柱でどうかなと思います。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 重点調査項目について、これもというのはもうよろしいですか、御意見としては。
 かなり方向性としては絞られてくるのかなというふうにも思いますけども、整理させていただきますと、やはり子どもたちの居場所や直接支援というような言葉も出していただきました。また、緊急性の高い課題への対応、あるいは重要度もしっかりと判断しながら調査していかなければないんじゃないかというような御意見もいただきました。
 そのような形で重点調査項目を整理していくわけなんですけども、一つは、余り細かなところへは、いきなりこれというような形では入っていかないほうがいいんじゃないかというような御意見もありまして、そういうことも踏まえながら、少し大きな枠で調査項目としては設定してまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか、そのあたりのことについては。
 それでは、まず1点目の柱としては、どうでしょうか、やはり教育であったり、子どもの居場所づくりであったりといったようなところの観点が一つ必要なのかなというふうに思いますが。
 2点目としては、やはり福祉の部分が絡んでくるのかなとは思いますが、経済的な支援であったり、どう、その家庭を、あるいは子どもたちを支援していくかというような、そういった福祉の側面からの支援、経済的な支援というようなところの部分。
 3点目としては、就労をいかに支援していくのかといったあたりのところの御意見があったのかなというふうにも思いますが、いかがでしょうか、そのあたりについては。今のようなまとめ方で間違ってはいないでしょうか。よろしいですか。

〇北川委員 あくまでも重点項目なので、それ以外がだめということではないと思いますので、とりあえずはそういう部分で絞っていただいて、また派生的に出てくるものは、またあわせて同時にやりながらということで結構かと思います。

〇藤根委員長 皆さんもよろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 もう一回確認します。
 1つは、教育的な側面として、学習支援あるいは子どもの居場所づくりといった内容について。
 2つ目は、包括的な支援という部分での福祉、経済的な支援のあり方について。
 3点目としては、就労支援。就労支援も緊急性ということを言っていただきましたので、実際に今、ひとり親として、あるいは経済的に困窮している中での支援という部分もあるんかなというふうに、そういう意味合いが強いのかなというふうなところは思わせてもいただいておりますが、とりあえずは大きく就労支援という形で押さえさせていただきたいなと思っております。
 いかがでしょうか。今の3点で、文言についてはこちらの正副委員長のほうでもう少し整理させていただくような形になろうかとは思いますが、よろしいでしょうか。

〇中瀬古委員 先ほどおっしゃっていただいた福祉の部分に、例えば健康であったりとか保健というようなところ、生まれてくる子どもの部分からというところが必要になってくると思うんですけれども、そういう部分も入っての福祉というところで、大きくその中に入るという理解でよろしいですか。

〇藤根委員長 今日のところについては、繰り返しですけども、余り絞り込まずに、いろんな皆さんの御意見をいただきながら、切り口をたくさんつくりながらどこへ持っていくかということを調査していきたいと思いますので、そのような形で御理解いただけたらと思います。
 では、今、私のほうから確認させていただいたような内容で進めさせていただきたいと思います。
 なお、詳細につきましては、先ほども言いましたけども、正副委員長に御一任いただきたいと思いますので、お願いをいたします。
 年間活動計画作成に当たって協議すべき事項というのはこれで終了です。
 次に、調査項目に係る委員会としての最終目標について御協議を願います。
 来年度予算への反映というところも踏まえて、とりあえずの活動計画書(案)では12月という目標設定をとらせていただいておりますけども、委員会の最終目標をどこに置くかというあたりのところで御意見いただけたらと思います。

〇北川委員 ちょっとイレギュラーなことになるかもわかりませんが、私、個人的な思いとしては、この特別委員会の調査、議論した中身を、できれば提言という形で知事にお渡しをする、要望するということを望みたいなというふうに思っています。
 ただ、提言をまとめていくのには、かなり時間がかかると思います。今おっしゃっていただいた予算のことについては、来年度予算に対応していただくとか、施策的に対応していただくという必要があれば12月ということになりますから、例えば12月の時点で、それこそ先ほどお話に出た緊急度の高い、重要度の高い部分については先に委員長報告として出していただいて、年度末に最終的な中長期的な課題も含めて提言をさせていただくようなまとめ方というのはどうでしょうかね。やり過ぎですか。

〇藤根委員長 いかがですか、ほかの方は。

〇水谷委員 今、北川委員がおっしゃったことは、僕はいいと思います。ただ、これ、まだ3月にこの「三重県子どもの貧困対策計画」が出されたばかりですから、なかなかすぐそれを実際どうなっているのかということをまとめられるのも大変だから、僕は年度末に提言するということも非常にこの委員会として意義のあることだと思いますんで、北川委員のことについては賛成です。

〇藤根委員長 ほかの方はいかがですか。
 いろんな方法がありますので。特別委員会、最近ので言うと、12月なりあるいは3月に委員長報告、あるいは昨年は知事への提言という形まで行きましたので、今言われたのはそういう意味合いも含めてというところだというふうに思いますけども、ほかの方はいかがでしょうか。

〇小島委員 実際に今から先ほど言われた重点調査項目について調査をしていって、まとめてということになると、それぞれやっぱり国、県、市町、役割があって、求めるものも違ってくると思いますから、12月に全てをというのはちょっと厳しいのではというふうに物理的に考えても思います。
 ですので、二段構えで、県で予算がかかわってくることについては12月に、その他は3月にという方法もあろうかと思います。緊急性と、それから継続性が大事な部分というのがあると思うので、そういうやり方で、先ほど北川委員が言われたようなことでいいのではないかと思います。

〇藤根委員長 ほかの方はいかがですか。

                〔発言の声なし〕

〇藤根委員長 よろしいでしょうか。
 今、出していただいたのは、最初の重点項目の中でも重要度あるいは緊急性というお言葉を何人かの委員からいただきましたので、そういうことも踏まえながら、12月をめどに委員長報告をさせていただく、そして、2月、3月の議会をめどに知事に対しての提言を行っていくというような御意見でございますが、よろしいでしょうか、方向としては。

                〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、最終目標は3月の知事提言ということにさせていただきたいというふうに思っております。
 また、途中の進捗状況も見ながら、御相談をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、具体的な調査方法とその時期について御協議をいただきたいと思います。
 調査方法としましては、資料2の中に、3「活動計画表」の欄がございます。その例にもありますように、当局からの説明聴取、それから参考人招致、県内外調査、委員間討議などが考えられます。
 なお、県内外調査につきましては、申し合わせにより、県内については日帰り調査を適宜、県外については1泊2日以内の調査を1回行うことができるとされております。
 具体的な調査方法について、県内外調査も含めて御意見をお願いします。

〇小島委員 調査先とか具体的にということでもいいんですか。

〇藤根委員長 そういうのも含めて御意見いただけたらと思います。

〇小島委員 一定「三重県子どもの貧困対策計画」の中に、三重県の実情を書いていただいてあるんですが、やっぱりどういう状態に今あるのかということをもう一度きちっととらまえる必要があるというふうに思うので、県もそうですし、それから全国的に今、子どもの貧困がどうなっているのかということを学識者、有識者と言われる方から聞き取りをするということはベースとしてあってもいいかなというふうに思います。
 それが一つと、子どもの居場所という話が出てきたので、青木委員から「御飯が」という話があったので、そういう食事の保障とか、人とのつながりの保障をしているような、そういう活動をしていらっしゃる方の場所に行ったりお話を聞いたりということも必要かなというふうには思います。

〇藤根委員長 学識者、有識者からの意見聴取といいますか、こちらから行く場合もありますし、来ていただく場合もあろうかなというふうには思いますが、そういった調査でありますとか、あるいは具体的な活動をしてみえる団体、NPO等の調査という御意見をいただきました。

〇北川委員 小島委員とほとんどよく似た意見なんですけど、まず、子どもの貧困に関して、国も法律をつくり大綱をつくりという流れの中で、全体的な捉え方もやっぱり学習しておくと言うと恥ずかしい話ですけども、あるのかなと思っていまして、そういう意味では、ちょっと個人名を挙げたらあれですけど、国立社会保障・人口問題研究所にいらして、今、大学教授になられ、子どもの貧困をずっと研究されている阿部彩さんとかのお話を聞かせていただくような機会をつくっていただけたら勉強になるかなと思います。それからあと、先駆的に取り組んでいるところが県外にあれば、そんなところは委員みんなで学習に行けたらいいなというふうには思います。
 あと、県内については、一つは小島委員も言われたように、貧困対策に直接かかわっていらっしゃる、当然の話ですけども、NPO等いろんな団体がありますので、そういうところのお話はぜひ聞かせていただきたいと思いますし、同時に包括的かつ一元的な支援という視野からは、これは本当に分野を取りまぜて、医療、介護でよく言う多職種連携やないですけども、ものすごくいろんな関係機関がかかわってきますよね。それは児童相談所であったりだとか、児童養護施設であったりだとか、あるいは学校であったりだとか、やっぱりそういうところは挙げれば切りがないというところはありまして、できればそれを、例えば以前もよくやったやり方ですけども、2人1班にして、政務活動費を使いながら、それぞれのテーマとか相手先を設定して、情報収集をしてきてまた持ち寄るとか、そんなやり方も今回の場合はしてもいいのかなと。
 それはメリット、デメリットがあります。みんなで聞くということで共通認識できるという面がありますけども、逆に、ばらばらに行くとそれはスポイルされますけども、情報量としてはたくさんいろんな機関の情報を集めてくるということができますから。もちろん個人で考えて行っていただくのは当然あると思うんですけども、委員会としてまとまって、そういう統一的な行動をとるというほうがいいのかなというふうには思います。

〇藤根委員長 ほか、いかがでしょうか。

〇中瀬古委員 今、北川委員がおっしゃられたように、メリット、デメリットというのはあるかもしれませんが、やはり情報量が多いほうがというのもあると思いますし、それは、例えば県内であれば、両方を組み合わせるとような方法ができるのであれば、それこそ例えば施設等の環境の違いというものとか、地域性というものもそれぞれのところであるかと思いますので、そういうものが組み合わせてできるのであれば、その形がいいのかなというふうに思いました。
 いろんな地域事情によってとかいうものもあると思いますので、本当にたくさんのものを自分自身も知りたい、聞きたいと思いましたし、そういう形ができるのであればなというふうには思います。

〇藤根委員長 いかがでしょうか。
 参考人の招致、あるいは調査先でのそれを含めての意見交換等を含めてという部分と、県内、県外での先進的な事例であったり行政の取組であったりといったようなところを調査するのはどうかといったようなところ。
 そしてまた、県内調査については一斉の全員での調査とともに、幾つかに分かれての調査もあってもいいんじゃないかというようなお話もいただきました。
 あと、私のほうからは、今日も資料は配付していただいておりますけども、健康福祉部であったり、あるいは教育委員会であったり、雇用経済部であったりという、今年度からの各部局の県の施策としてのとらまえ方といいますか、そういったこともきちっと押さえながら調査を進めさせていただけたらなというふうには思っております。
 いかがでしょうか。

                〔発言の声なし〕

〇藤根委員長 では、当局からの説明を聞き取る調査、それと学識者からの参考人の意見をいただく機会をつくる、県内、県外の先進的な取組、そして具体的な課題等々を把握しながら調査を行うというようなことで、それをもとに委員間で議論をさせていただくというような方向になるのかなというふうに思いますが、調査の内容等につきましては、今のような形でよろしいでしょうか。
 県内調査についてなんですが、一斉に行く、あるいはグループで分かれて行くのもどうかという御意見があったんですけども、そのことについては皆さん、よろしいですか。どうですか。

〇青木委員 今の北川委員の提案で基本的には賛成なんですけども、分散する場合は、さっき言われたように地域は北勢、中勢、南勢とかで、同じテーマで行って、それを持ち寄るというような形がいいかなと思う。違うテーマで行くと、もうばらばらになるから、それぞれの要素を複雑化して悪うなるので、そのときだけは分かれたほうがええと思うけど、基本的には一斉でもいいかなと思ったりします。

〇水谷委員 提案としては非常にいい提案かもしれませんけども、私としては、調査に行くときは一斉に行ったほうがいいと思います。あとは、政務調査費を使われるということであれば、それはまたそれでそれぞれ個人で行かれればいいんであって、それを2人ずつの形で行かれるというのもいいとは思うんですけども、それをどういうような形でどういうテーマを設定して、どこへ行けとかいうことも含めて、北川委員みたいによく勉強されている方やったらいろんな行けるところあるけど、私、どこへ行っていいかわからへん。そんなこともあるんで、できたら全体で県内調査をお願いしたいなと。私の意見ですよ。

〇藤根委員長 ほかの方はいかがですか。

〇北川委員 基本的には全体でやっていただくということで結構やと思います。調査していく中で、必要であればそういう手法もという判断をどこかで、必要であればね、していただいたらと思いますので、初めから決めてかかる必要はないと思いますので。

                〔「そういう形にしていただいたらありがたいね」の声あり〕

〇藤根委員長 わかりました。それでは、含みを持たせていただくという形にさせていただきます。
 県内についても、一斉で調査をするというのをどこかで計画をさせていただきます。そういう調査をしながら、さらに必要な調査ができてきた場合に、またそこで必要性を考えて判断させていただくというような形にさせていただきたいと思いますので。よろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、よろしくお願いいたします。
 詳細につきましては、確認ですけども、県内外調査、参考人招致等も含めて、時期等もございますので、また正副委員長に御一任をいただきたいなというふうに思っております。
 ただ、先ほど具体的なお名前とか団体とかのこともお話を出していただきましたけども、そういった情報はまた正副委員長にお伝えいただくなりしながら、選定の参考にさせていただけたらなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、年間活動計画作成に当たって協議すべき事項を終了します。
 これまで御協議いただきましたことをもとに、正副委員長で活動計画書をまとめ、後日、各委員に配付させていただきたいと存じます。

Ⅱ 次回の開催について

〇藤根委員長 最後に、次回の委員会ですが、所管事項について総括的に執行部から聞き取り調査を行うため開催したいと存じます。
 開催の日程については、後刻、日程調整したいと存じますので、よろしくお願いをします。
 なお、執行部の出席者につきましては、部局長等に限定せず、詳細な説明ができる職員に出席を求めることといたしますので、御了承願います。
 御協議いただく事項は以上でございますが、ほかに何かございますか。

                〔発言の声なし〕

〇藤根委員長 なければ、以上で、子どもの貧困対策調査特別委員会を閉会いたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

子どもの貧困対策調査特別委員長     藤根 正典

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