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平成28年6月8日 選挙区調査特別委員会 会議録

資料はこちら

選挙区調査特別委員会

(開 会 中)

 
開催年月日     平成28年6月8日(水) 自 午後1時4分~至 午後2時19分

会  議  室     601特別委員会室

出 席 委 員     14名

             委 員 長   舟橋 裕幸

             副委員長    村林   聡

             委    員   芳野 正英

             委    員   山本 里香

             委    員   倉本 崇弘

             委    員   稲森 稔尚

             委    員   中村欣一郎

             委    員   北川 裕之

             委    員   奥野 英介

             委    員   長田 隆尚

             委    員   前田 剛志

             委    員   三谷 哲央

             委    員   中森 博文

             委    員   西場 信行

欠 席 委 員     1名

             委    員   今井 智広

出席説明員

      [選挙管理委員会]

             書 記 長                  西村 高則

             書記長補佐                 笹之内浩一                           

事務局職員     企画法務課長                佐々木俊之

             企画法務課政策法務監兼班長   加藤 憲祐

             議事課長                  桝屋   眞

委員会書記

             議事課課長補佐兼班長         西塔 裕行

             企画法務課主幹              山田かずよ

傍 聴 議 員     9名

                                     中瀬古初美

                                     廣 耕太郎

                                     山内 道明

                                     岡野 恵美

                                     濵井 初男

                                     木津 直樹

                                     田中 祐治

                                     野口   正

                                     青木 謙順

県 政 記 者     4名

傍  聴  者     1名

議題及び協議事項

Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について

 ・前回(平成26年5月まで)の選挙区調査特別委員会の議論の経過と結果及び最新の国勢調査の状況について

Ⅱ 次回の開催について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

協議事項

Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について

 ・前回(平成26年5月まで)の選挙区調査特別委員会の議論の経過と結果及び最新の国勢調査の状況について

 1 資料1~資料10に基づき概要説明(事務局)

〇佐々木課長 参考といたしまして、私の説明の際に出てきました用語等の解説をしておきたいと思います。
 まず、「逆転現象区」という言葉が出てきましたが、これは、選挙区間で、選挙区人口は少ないのに定数が多いという、逆転する選挙区のことをそのように呼んでいるものでございまして、例えば資料7をごらんいただきますと、亀山市は、平成22年の国勢調査で人口が5万1023人に対して定数は1でございますが、その亀山市よりも人口が少ない選挙区で、定数2となっている選挙区が4つございます。尾鷲市・北牟婁郡、熊野市・南牟婁郡、多気郡、度会郡、これをいわゆる「逆転現象区」と呼んでおります。
 次に、「基準財政需要額をもとに配分する方式というのが議論されている」という話が出てきましたが、これはどういうことかということでございますが、これは、全国議長会が平成21年度に議会制度アドバイザーとして学識経験者を委嘱し、選挙制度について意見を聴取する機会をつくっていただいたものですが、その学識経験者の中で、定数の配分方法について、人口要件ではなくて基準財政需要額を基準に配分方式を提案された方、これは慶応大学の小林教授でございますが、いらっしゃいました。
 そうしたことを受けまして附帯事項の表現になっているものと考えられますが、前回の特別委員会の時点でも、特にこうした考え方が広がったということはございませんでしたし、基準財政需要額を基準に定数配分をするという公職選挙法の改正もされておりません。
 なお、「基準財政需要額」という言葉でございますが、これは、各地方公共団体の財政需要を合理的に測定するために、当該団体について地方交付税法第11条の規定により算定した額でございます。もっと平たくいいますと、各地方公共団体が標準的な行政を合理的水準で実施したと考えたときに必要とされる一般財源の額のことでございます。
 次に、国勢調査の結果でございますが、現時点では速報値になっておりますが、確定値はいつごろになるのかという話でございますが、これにつきましては今年の10月の公表予定というふうに聞いております。ちなみに前回、平成23年は10月26日でございました。
 次に、全国47都道府県の1票の格差の状況でございます。
 平成28年3月に茨城県が調査しております。鹿児島県が未回答でございますので、鹿児島県を除く46都道府県の1票の格差の平均が出ております。これを見ますと、2.18ということとなっております。
 三重県は、現行の51の定数ですと、先ほど言いました2.93となるわけでございますが、格差はこの51人ですと、大きいほうから4番目ということになります。条例改正後の45人でございますと1.67となりまして、格差は逆に小さい方から4番目という結果となります。
 最大は岐阜県の3.24で、最小は沖縄県の1.29というような数字が出ております。
 最新の見直しの状況につきましては、現在、徳島県が全国状況調査を行っておりますので、その状況については、また後日お知らせしたいと思います。
 最後に、「議員定数の法定上限数」というのが出てまいりましたが、これをちょっと説明させてもらいます。
 「法定上限数」といいますのは、地方自治法において人口に応じて定数の上限を定めるという規定がございましたが、平成23年8月の地方自治法の改正によってその規定は撤廃されておりまして、現在、法定上限数という考え方はなくなっております。
 説明は以上でございます。

〇舟橋委員長 ありがとうございました。
 では、ただいまの説明に対し、御質疑があればお願いいたします。

〇芳野委員 さっきの説明の最後のほうに出てきた各都道府県の格差の部分は、資料はないんですかね。

〇佐々木課長 これはまだちょっと今日はお持ちしておりませんので、また後で配付させていただきます。

〇芳野委員 はい、わかりました。

〇西場委員 一番最後に言われた法定数は、平成23年8月以前のやり方で算定したら、いくつになるの。

〇佐々木課長 ちょっと計算しておりませんので、また後で。すみませんが。

〇西場委員 また後でいいです。

〇舟橋委員長 55より多かったんじゃない。

〇佐々木課長 確か58とかそんな数字であったかと思うんですが。

〇舟橋委員長 そんな数字やったんやないですか。

〇佐々木課長 ちょっと確認させていただきますので、また後で。

〇舟橋委員長 もうなくなってしまった制度ですよね。
 ほかにございますか。

〇稲森委員 また後で教えてほしいんですけども、全国で、一つの選挙区の面積で大きいところ上位、どれぐらいの面積なのかというのをまた教えてほしいなと思うんですけど。

〇佐々木課長 わかりました。後でまた資料を。すみません。

〇稲森委員 はい。

                〔「今は何を議論するの」の声あり〕

〇舟橋委員長 今の説明に対してわからんところを聞いてくださいと。
 傍聴の方も、後で質問の機会を設けますので。

〇中村委員 資料6の3ページの7の枠のところの下から4行目の「議員一人当たり人口が少ない2つの選挙区の定数を1人ずつ減らさざるを得ないこととなります」という、この「2つの選挙区」というのはどこを指すんですか。

〇佐々木課長 私も当時この選挙区の特別委員会に出ておりましたが、当時、委員長はお答えにならなかったと思っております。多分、想定は委員長としても、数字を見ればわかると思いますが、その時点では具体的には考えていなかったと思われます。

〇中村委員 具体的にはないけども、こうやって文言には載っているというのも変なんですけど。
 後で教えていただくことはできるんですか。

〇佐々木課長 資料には残ってございませんので。ここにある表からちょっと御推測いただくという形ではいかがでございましょうか。

〇中村委員 また、じゃ、調べて教えてください。

〇舟橋委員長 ほかにございますか。

                〔発言する者なし〕

〇舟橋委員長 それでは、委員さんのほうからは質問がないようでございますので、この際、傍聴議員にも御質疑いただくことでいかがでしょうか。各委員さんに御了解を。

                〔「はい」「異議なし」の声あり〕

〇舟橋委員長 よろしいですか。
 それでは、傍聴議員の皆さんから御質疑ありましたらお願いいたします。

〇濱井議員 この資料の中には出ていないんですけども、一人当たりの面積、この45人と51人にしたとき、その資料というのはありますか。

〇佐々木課長 三重県全体に対してということですね。三重県の全体の面積を51で割るという。

〇濱井議員 いやいや。各選挙区の一人当たり。

〇佐々木課長 これは、資料7を見ていただきますと、議員一人当たりの面積が出ておりますので。

                〔「10ね」の声あり〕

〇佐々木課長 資料10もそうですね。資料7、10、両方出ておりますので。

〇舟橋委員長 濱井議員、よろしいですか。

〇濱井議員 はい。

〇舟橋委員長 ほかに。

                〔発言する者なし〕

〇舟橋委員長 それでは、委員の皆様、傍聴議員の皆様、過去の経緯と現状についての説明について、御質疑よろしいでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇舟橋委員長 では、質問を終わらさせていただきます。
 それでは次に、前回平成26年5月16日の選挙区調査特別委員会の委員長報告では、附帯事項として、「今後の国勢調査の結果とこれからの人口動態や社会経済情勢等の状況も考慮し、改選された議員のもとでも引き続いて、1票の格差の是正、総定数、選挙区のあり方の検証等を行っていく必要がある」とされております。
 今回、条例の検証等を進めていくに当たっての論点についてなど、少し御議論いただきたいと思います。
 なお、ただいまの説明にありましたが、前回平成26年5月までの委員会では、1票の格差の是正を基本に、定数の削減や選挙区の見直しの検討を行うことを委員会としての合意事項として、議員の総定数、選挙区人口と定数の逆転現象区、任意合区対象区、一人区などについて議論されてきましたので、御参考としていただきたいと思います。今後の議論を進めるに当たり、前回と同じような論点で進めていくことでよろしいでしょうか。また、もう少しこういう視点もいるんじゃないかということであれば、御提示いただけたらと思いますが。

〇西場委員 一番重要なことは、適正な定数を幾つにするかということであって、ただただ少なければいいということじゃないと思う。
 では適正な定数とは何かという、まず基準が要りますわね。そういう基準、考え方、基本をどういうようにつくるかということについて多くの材料や情報を得る中で、三重県議会として県民の声を反映させていく議会体制として、まずは総定数の問題があるだろうとこう思いまして、それを重要視していただきたいと思います。
 1票の格差だけということになりますと、人口集中により議員が集中してしまいますので、そういう中で、これを基本としながらも、そういう地域間の格差というものをどういうように配慮していくかという点についてを重要な論点として今回進めていただくことを要望します。

〇舟橋委員長 濃淡は別にしましても、1票の格差の是正を基本としながら、議員の総定数の議論もしてきた経過がありますので、当然のことながら、委員おっしゃる総定数の議論はされていくことになると思います。いの一番に今も申し上げましたけども。

〇奥野委員 これ論点が5つあるんですけど、いろんな議論をされるのは大いに結構なんですけど、前回平成25年から26年にかけて決まったことに対して、今回のこの委員会で一回も選挙をせずにもとへ戻っていくとか、ともかく31年ですか、次の選挙は。統一選挙までなかったとしたら31年の選挙までは、ともかく前回一応議決して、また新しく来られた方もそれも知って今回議員になられたわけですから、少なくとも今回の31年は前に議決したとおりでやっていただくということを基本で、それからいろんなさまざまな議論をしていただくのは結構だと思います。

〇舟橋委員長 ほかに。

〇芳野委員 前回の話で言うと、1票の格差の是正というのが一番の基本だったのかなと思うんですけど、そう言いいながら、見ていると結構その議論の中で言うと、1票の格差を是正するための突き詰めた議論になっていなかったんじゃないかなという気がしています。
 どっちかというと定数削減の流れのほうが多いような気がしたんですけど、私は前回入っていないのでわからないんですが、その辺はどうなんですかね。どういうふうな形で諮られたのかなという気がしまして。
 というのは、一つの例で言いますと、パブリックコメントの中にもあったんですけど、「都市部の定数を増やす選択肢も議論すべき」ということに対する委員会の考え方の中で、結局は、亀山とか鈴鹿をふやす場合は「残り2つの選挙区の定数を1つずつ減らさざるを得ないこととなるので、考えられません」みたいなことになっています。それは定数を維持した場合はそうなるかもしれませんけど、結果的には6つも減らしていながら、議員定数、ここの2つの選挙区を増やす議論がとまっていますよね。例えばこれを2つ増やしたら、定数減が2減でとまっていたかもしれませんよね、シミュレーションをすると。何かその辺がなくて、実際その最終案とすると、定数是正が第一と言いつつ、あらゆる選択肢は検討はされていないんじゃないかなという気が僕は、感想としてなんですけど、していますので、もし今後、ここの議論の中でも、先ほど多くの委員がおっしゃるように、確かに次の選挙をしないままにこの議論をすることというのは疑問もありますけども、前回、その積み残した議論というのもどこかにあるんじゃないかなという視点で僕は見たいなと思うんです。意見ですけども。

〇奥野委員 議論は大いにやってくださいと言っているんですよ。だけど、次の選挙は、少なくとも前回決めたことで進めてくださいということです。議論は大いに、これずっとあるわけですから、この選挙区の議論はしていかなきゃいかんのですから、今、芳野委員がおっしゃられたこと、全て満足な結果にはなっていない。選挙区というのは生きていますから、またそれぞれの都市、数年たったらまた変えなきゃいかんし、見直さないかん部分も出てきますから、やはり議論は続けてください。だけど、県民に対して、一度も選挙せずに変えてしまうというのはいかがなもんかなと思うので、皆さん方がそれでも変えるんやと言うなら、私一人の意見でしたら大いに変えてもろても結構ですけど、道理が通らないような気がするので、議論はしてください、だけど、少なくとも前回決めた議決だけは守ってくださいと、そういうことなんです。

〇芳野委員 確かに一番悩むところで、そこが私も悩んでいるところではありますので、これからの議論の中かなと思っています。
 確かに選挙を経ずに決まったことでするというのは、揺り戻すような感じでちょっとおかしいとも思いつつ、なかなか一旦定数を下げた以上、この御時世、増やすということは難しいので、さっきも言ったように、別の選挙区では増やす選択肢があったのに、そこを検討しないまま突っ込んでいくと、次また戻すときに、結局また増やしましょうというのが果たしてできるのかという、その辺のちょっと見きわめがまだ僕自身はできていないので、これも意見だけなんですけど、そういう思いを持っています。

〇舟橋委員長 前回居た者としての私の記憶で申し上げるならば、また補足していただければありがたいんですけど、1票の格差が先ほどありましたように2.3近くまで行ってしまった。だから、何としてもやっぱり1票の格差は是正せないけないねと。
 その一つの目標は、やっぱり「2を切れたら」という議論があったのと、それから51人の定数を今のこの時期に増やすという議論は無理だろうという全体の思いが委員の中にあって、それが一つの基本となりながら議論はされてきたんではないかというのが私の記憶なんですけども、間違っておりましたらまた是正していただきたいと思うんですが。

                〔「合っております」の声あり〕

〇舟橋委員長 よろしいですか。
 じゃ、どうぞ。

〇三谷委員 前回の結論というのは、その時点の議会でのやっぱりいろんな知恵を絞り尽くした一つの大事な結論だと、こう思っていました。これを尊重するというのはごく当たり前の話です。
 ただ、そのときの附帯で、やっぱり新しい議員の方々の声も当然その議論の中には入っていないわけですから、今、芳野委員がおっしゃったような様々な議論がこれから出てくる。しかも、ここにも書いてありますが、社会経済情勢等の変化等もやっぱり考えていこうじゃないかと、不断の見直しが大事ですよということで、議論することは非常に大事で、しっかり議論をすれば僕はいいと思います。
 その議論の結果、もし明らかに前回の議会で決めたことに不都合な点だとか、やはりここは直したほうがいいんじゃないのというようなことが見えてきたときには、やはりこれは勇気を持って一歩踏み出すべきではないかなと、こう思います。でないと、一回選挙しますと、その選挙の体制で当選した人たちが次の議員になるわけですから、今度それを見直すというのは非常に難しくなってきますから、やはり直すときは直すと。
 だから、この議会で、新しい議員の方々も入った中でしっかりと智恵を出して、この議会としての最高の結論を出せばいいのかなと、こう思います。

〇舟橋委員長 ほかにございますか。

〇中村委員 私、芳野委員が言われたことを言おうと思っていたんですけども、格差の目標を大体どのくらいにするのかとか、三重県議会はどうあるべきかという議論が、私は傍聴の立場だったので前回は聞いていないですけども、やっぱりその議論があんまりなかったように思うんです。正副委員長案で2マイナスだったのが急に6に増えて、劇的に数字もよくなったというか下がったのが、やっぱりそれが端的に示しているのかなというふうに思います。
 奥野委員が言われたように、決めたことの重みは私はもちろん感じておりますけども、三谷委員が言われたように、とことんまで話をして、このメンバーで変えることがある可能性は閉じてしまってはいけないかなというふうに思います。
 以上です。

〇舟橋委員長 ほかにどうですか。

〇西場委員 条例化してありますから、その重みというのは当然であって、これを重きを置いていかないかんということは、もう言うまでもない話です。
 ただ、この条例を決めるに当たって、私は特別委員ではなかったんですが、当時を振り返ってみると、その特別委員会の中での審議は尽くされた、こういうことはありますが、最終的にそれに対して賛否が相当出てきた中で、1年間かけてきて12月、翌年にはもう選挙があるという差し迫った時間的状況の中で、そこで賛否をとって多数決決定をしたという今までのことを踏まえれば、委員長報告にもありますように、不断の検討をやっていくということは当然であって、その中で国勢調査、改選があって、改めてここで審議、議論をしていくということは自然な流れだし、ここの議論の結果によっていかなる結果になるかということは、このメンバーの中で議論して決めていくことであると、こういうように思っておりまして、今後の論点を整理していただいて、大いに議論させていただきたいと思います。

〇舟橋委員長 ほかには。

                〔発言する者なし〕

〇舟橋委員長 今から2カ月余り、ちょうど県議会の本会議や何かが7月8月はございませんので、この委員会もどちらかというと、その間、それぞれの今日お見えでない議員の皆様方にもしっかりともう一回勉強をしていただいて、そして会派なり議員さんなりでそれぞれの考え方をまとめていただく。そしてその結果、今話がありましたように、この委員会というのはゼロから何かを組み立てていく委員会ではないと思うんです。やっぱり今年の5月1日に発効しました現行の、まだ選挙はしていませんけど、やっていないその選挙制度に対して、一期生の議員の皆さんの新しい考え方とか、それから国勢調査の結果とかそういうものを見直した上での従前からある定数の問題、一人区の問題、それから格差の問題等々を御議論いただいて、そして不都合があれば直す。現行の制度がいいということであれば、現行のままいく。そこを、今後皆様方の御意見を賜りながら、一つの集約した結果にしていきたいというふうに思っております。
 ということで、当然現行制度のままでという御意見もいただいていますので、そのことも踏まえながら過去、今説明があった何回かの議論の中で論点としてきた課題を中心として、今後議論をしていただくということでよろしいでしょうか。

〇西場委員 委員長であるだけに、あなたの発言は重いですよ。その委員長が従来の決定を尊重しながらやっていくというニュアンスにとれる。決定は決定としてベースにはするけれども、それを参考にして議論するという姿勢を貫いてほしい。

〇舟橋委員長 参考というよりも、これを無視することはできないと思うんです、今の制度を。ですから、それを起点に置きながら、課題、問題点、それから新たな論点が出てきて、それを論議していただくという方向で進めたいなとは思っています。

〇西場委員 前の決定のときに、先ほど申し上げたように、これに反対する多くの意見を多数決という中で決めてきた。その意見にはまだまだ承服できないいろんな問題があったはずだ。また、やむを得ず、いつまでも長引かすわけにいかないという常識的な議員さんもあって、不承不承賛成した人もあるはずだ。あの当時参加した人が快く全員賛成、八、九割賛成というわけにはいかない。そういう中で、委員長報告の中でさらにこれを検討努力していくという文言を入れて決着したわけなんだから、その部分の精神をきちっと受け継いでもらわないといけない。
 委員会に参加して大変汗をかいて努力された皆さん方とそうでない人との温度差は大きいということも、委員長として理解していただきたい。

〇舟橋委員長 わかりました。それは理解した上で進めさせていただきます。

〇芳野委員 ちょっと話がずれるんですけど、先ほどいただいたこの資料1の第8回、9回、平成25年の10月とか11月のときに、各会派から案が提示されたということなんですけど、ちょっとその知識量の差がないように、この各会派の案というのは残っているんですかね。もしあれだったら、それちょっと見たいなと思うんですけども。

〇舟橋委員長 事務局、どうですか。

〇佐々木課長 残っておりますので。

〇舟橋委員長 そしたら、先ほど宿題いただいた2点に加えて、その資料も含めて配っていただけますか、後日。できるだけ早く。
 ほかにございますか。

〇中森委員 資料になるかどうかわかりませんけども、国勢調査の結果というのは、当時の推測と想定内か想定外か。議論が分かれるんでしょうけれども。これはどのように認識を持たれているのかなと気になるところでございまして。やはりこうなったのかとか、意外とこうなったのかとか、予想外でとんでもない結果になっているのか、その辺は分析しておくべきかなという気がしますね。

〇舟橋委員長 それは事務局へ求める話ではなく、それぞれの委員さんが感じることであって。

〇中森委員 まだあれやね、それぞれまた皆さんにちょっとお諮りしてしておきますわ。

〇舟橋委員長 結果としては、伊賀が間へ入っちゃったと。

〇中森委員 意外と。そう思われておるわけやね。そうなのかな、皆さん。

〇舟橋委員長 それは、想像と違ったというか、あのときの国勢調査の人数ではそうやったけども、今回の国勢調査からの暫定数字から言うたら違ってきましたねというのが現実であって、それが予想外やったとか、想定内やったという感想は持ちませんけども。

〇中森委員 改めて。これ事務局的にそういう分析はできないんですかね。どうですか。

〇佐々木課長 当時そういうようなことを議論したという経緯がございませんので、分析はしようがないと思っております。

〇舟橋委員長 現実の数字で精査をさせていただきました、そのときの。
 よろしいですか。

〇西場委員 もうそろそろ終わりの段階やね。

〇舟橋委員長 はい、そうでございます。

〇西場委員 ちょっと確認したいんですが、先週でしたか、前の委員会で決まったような話をほかの委員さんから聞いたんだけど、委員長報告というか、締めを12月にやるというようなことが。そういうことは決まっとるんですか。決めた経緯はありますか。

〇舟橋委員長 前回1回目の会議にお配りしました資料に、今日が8日ですね、その前の日程が、1回目の会議のときの資料に、今日やって、勉強会をして、7月8月ぐらいはそれぞれの会派で議論をいただいたり、わからんところを勉強していただいて、9月ぐらいから月1回ぐらいやって、いつまでもだらだらするわけにいきませんので、一つの目標として12月にまとめて委員長報告をしたいという提案をさせていただきましたところ、もう少し回数的には多くせなあかんやないかとか、それから県内は一遍南のほうの意見も聞きに行こうにとか、それから場合によったら参考人呼んでもええやないかと、そこら辺は委員長、副委員長で相談して決めよさというところまで御意見はいただきましたけども、12月末のこれでは早過ぎるでもっと3月まで延ばせという意見はありませんでしたので、差し当たって12月末で一応は締めたいという心づもりはしています。
 しかし、議論経過の中で、当然のことながら延びることも早く終わることもあろうかとは思います。

〇西場委員 了解。

〇舟橋委員長 では、今後の議論をしていだたく論点についても、今申し上げた内容でよろしくお願いしたいと思います。
 次回の委員会までに、本日の資料についての説明や委員間討議での論点、意見を各会派にお持ち帰りいただき、それぞれ議論を深めて、現在の条例に対する各会派としての御意見をおまとめいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

                〔「はい」の声あり〕

〇舟橋委員長 では、次回またその議論を御報告いただきたいと思います。

Ⅱ 次回の開催について

〇舟橋委員長 次に、次回の日程でございます。
 ちょっと手帳を出していただきまして。先ほど申しましたように、7月8月はしっかりと議論、勉強をしていただく期間と前回確認をしておりますので、9月8日木曜日の議会運営委員会終了後か、9月15日の議案上程日の議案聴取会、議会運営委員会終了後か、8日の場合は1時から、15日の場合は、聴取会もありますので3時半ごろからの2案を候補日と考えておりまして、まず第1案として9月8日木曜日、議会運営委員会終了後の1時としたいと思いますが、いかがでしょうか。

                〔「はい」「あいています」の声あり〕

〇舟橋委員長 よろしいですか。
 ありがとうございます。一発で決めていただきました。
 では、9月8日木曜日、議会運営委員会終了後の午後1時ということで開催をさせていただきます。
 なお、その際、現在の条例に対する各会派としての議論のことも御報告いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 本日御協議いただく事項は以上です。
 これまで御協議いただいた項目以外で特にございましたら御発言いただきます。ございませんか。

                〔「なし」の声あり〕

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

選挙区調査特別委員長       舟橋 裕幸

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