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平成28年10月4日 子どもの貧困対策調査特別委員会 会議録

資料はこちら

子どもの貧困対策調査特別委員会

会 議 録

(開 会 中)

 
開催年月日     平成28年10月4日(火) 自 午後3時0分~至 午後4時4分

会  議  室     201委員会室

出 席      9名

            委 員 長     藤根 正典

            副委員長      田中 祐治

            委    員     中瀬古 初美

            委    員     山内 道明

            委    員     稲森 稔尚

            委    員     小島 智子

            委    員     北川 裕之

            委    員     青木 謙順

            委    員     水谷   隆

欠 席      なし

出席説明員    なし

委員会書記

            議  事  課  班長  中村 晃康

            企画法務課  主任  森岡 佳代

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者     1名

傍  聴  者     なし

協議事項

Ⅰ 論点等の整理について

Ⅱ その他

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 論点等の整理について

〇藤根委員長 本日は、前回までの委員会で調査いただいた内容等をもとに、論点等の整理について委員間討議を行います。
 それでは、資料1をごらんください。
 9月15日に開催した委員会で、それまでの調査、協議を踏まえて正副委員長で整理しました論点整理(案)を御確認いただき、その際にいただいた御意見等をもとに修正した資料でございます。
 本日は、この資料をたたき台に前回の委員会での参考人の方からの意見聴取の内容等も踏まえて、論点の絞り込みを視野に入れての御協議をお願いしたいと思っております。
 なお、協議は重点調査項目の項目別に進めていきたいと存じます。
 また、去る8月19日に開催されました、みえ高校生県議会における当委員会に関係する高校生からの質問及び私の答弁の概要を抽出した資料をお手元に配付しましたので、本日の議論の参考としていただければというふうに思います。
 それでは、まず、①学習支援と子どもの居場所づくりについてに関して協議をお願いいたします。
 資料1を見ていただきまして、①の学習支援と子どもの居場所づくりについてというところの具体的な提案といったあたりのところで、これから掘り下げていく、あるいはこの委員会でもう少し、もっと議論を深めていくといったような内容等について御意見をいただけたらというふうに思っております。

〇北川委員 学習支援と子どもの居場所づくりということで項目になっていまして、具体的な提案に幾つか今までの議論が出ているわけですが、1つ、学習支援が三重県子どもの貧困対策計画の執行部の説明のなかでも、なかなか実施市町が進んでいない、拡大していないというところがあって、その要因等ちょっと何か答弁としてはっきりしなかったところもあって、実態として、今5市ほど子ども貧困対策、ひとり親の分かな、が行われているところもある。名張市もやっていますし津市もやっていますけれども、その辺が実態的にどういう状況なのか、実際の子どもたちの参加の人数とか率の問題だとか、あるいは先生の問題だとか、あるいは実際に行われているなかで課題があるのかないのか、その辺をきちんと実態をもう少し掘り下げて見てみないと、これは放っておいて自然に実施市町が拡大していくという流れにはやっぱりないんだろうなという想像、イメージでしかないですけども、もう少しやっぱり掘り下げた調査が必要なのかなという思いがします。
 一方で子どもの貧困、ひとり親等だけでなくて生活困窮者の部分での学習支援があったり、あるいはまた福祉だけでなくて、教育委員会のほうで行われている部分もありますから、そういうのがそれぞれにあってしかるべきなのか、もう少し合わさったなかで本来はあるべきなのか、そんなところも少し見きわめた上で何か提言ができないかなというふうに、ひとつこの学習支援と子どもの居場所づくりのところについては感じています。
 まず、それだけ申し上げたい。

〇藤根委員長 各市町で行われている学習支援のあり方の中身も含めて、もう少し調査の必要があるんじゃないか、あるいはその形、主体と参加者等々も含めて、きちっと何を目的にしとって、うまく機能しているのかどうかというところが必要じゃないかという御意見をいただきました。

〇青木委員 中身に書かれているこれは整理していく必要はあると思います。ちょっとそれは置いておきまして、ぱっとこう見たときに、最後まとめに入っていかんならんわけですけども、学習支援と子どもの居場所づくりという大きな題があって、論点の1つ目に居場所づくりがあって、その一部に学習支援という表現になっとるんですけど、これちょっと違和感を感じて、上下関係とか並列関係どういうふうに整理していくのか。それが結局この中身にかかわる部分になるん違うかなと思って、少し気になっていますので、これをまた整理していただければと思います。

〇藤根委員長 この表題と居場所という部分と学習支援という部分との関係あたりのところを、もう少し整理する必要があるんじゃないかということですね。
 いろいろ出していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

〇小島委員 青木委員おっしゃったように学習をしっかりして力をつけていくということって、やっぱり貧困の状態から、その子ども自身が抜けていくということにとっては必要だなというふうに思うんですね。なので、今これ括弧書きで中に入っていますけど、学習支援と本当は一つ大きくてもいいのかもしれないなというふうに思います。
 去年から教育委員会に向かってずっと言っていたのは、地域未来塾というのを門戸を広げてやります。けれども、生活困窮者自立支援法の中の学習支援の中で、その学習支援もある、ひとり親家庭の子どもたちへの学習支援もある、誰がやるんですかっていうことは、常々お聞きしてきたんですが、はっきり誰がやっているか、大学生がやっていたりとかいろんな主体が挙がっているんですけれども、それが有機的にうまくかかわっていないのかもしれないので、中身をきちっと調べて、本当にやはり必要な子どもたちに届いているかどうかということを調査することは必要というふうに思います。そこにまだ全然切り込んでいないなというふうにも思っています。
 地域未来塾について、経済的な理由や家庭の事情により家庭での学習が困難であったり、学習習慣が十分身についていなかったりする子どもたちを含めた小中学校の児童に学習習慣の確立云々とあるんですね。だから、やはり貧困対策と重なる部分が対象者の子どもってあると思うので、その辺もうちょっときちっと出してもいいのかなというふうにも思います。

〇藤根委員長 地域未来塾が実際に貧困というか、私たちのこの特別委員会で調査しているようなところとの子どもの学習支援の部分に本当にうまくかかわっているのかどうかというあたりですね。

〇小島委員 地域未来塾はその門戸を開かずに誰でもウエルカムなものですけれども、でもこうやって書いてある以上、重なってきている子どもたちがいてもいいわけで、機会はいっぱいあればいいわけで、その辺を知る必要はあるかなというふうにも思っています。

〇藤根委員長 はい、わかりました。

〇山内委員 今の話にもつながっていく部分もあるんですけども、ちょっと抜本的なところもあるんですが、昨年、このまとめていただいた子どもの貧困対策計画の35件のヒアリング調査を見させていただくと、やっぱり非常に切実な状況がありまして、そのなかでも本当に大半というか、かなりの方、24件の方はもう自主的なSOSを発することができない方々であったということですもんで、今回のこの委員会において、貧困層にも様々あると思うんですけども、どういったところの方々に手を差し伸べていくべきなのかというところをちょっと深く掘り下げていく必要があるかなという思いがありまして、特にやっぱり積極的にSOSを発することができない方々へどう手を差し伸べていくかというところが大事なのかなという思いで、ずっと携わらしていただいております。

〇藤根委員長 実際に県のする手だてなり市町のする手だてなり、そういったところを届けられる方、届けたい方がどういった方で、どこへどういうふうに届ければいいのかというあたりのところですね。

〇中瀬古委員 先ほど小島委員がおっしゃられたところに重なってくる部分なんですけれども、先ほど地域未来塾のこともおっしゃられて、このなかで学習支援を論点の一つとして挙げたらいいんじゃないかっていうお話のなかに、私も本当にそういう形で、やっぱり学習支援ってすごく大事な部分だなというふうに思っています。
 それぞれその市町で行っているなかでは、やはり小学校、中学校というところなんですけれども、その中学校で今度高校に進学するときに、進学をすることができた、その後、やっぱり高校を3年間しっかりと行って、またその後卒業して就職だの大学に進学していくというところを考えたときに、高校のなかで、やっぱりそこでもう一つ支援というのがあってもいいんじゃないかというふうに思うんです。高校を中退することのないように、卒業してその後の進路につながっていくようにというところにおいては、高校まで入ってくる形がやはり大事な部分としても入ってくるんじゃないのかなというふうに思いました。
 以上です。

〇藤根委員長 高校生。

〇中瀬古委員 高校生にも。

〇藤根委員長 学習支援は幾つか御意見をいただきましたが、そのほかについてはいかがですか。

〇山内委員 この①のところの経済的な支援、真ん中の欄の入学準備金の前倒しの支給ですとか、給付型奨学金の拡充、こういったところは具体的な制度改革を呼びかけるという形になるんですかね。

〇藤根委員長 具体的に制度を変えていくことが必要やという御意見でまとめる方向になれば、やはりそれを執行部に対して要望していくという形にもなってくるんだろうなというふうに思います。

〇山内委員 わかりました。

〇北川委員 先ほど山内委員もおっしゃっていただいた点、非常に大事なことだと思っていて、今、学習支援をもう一つ柱にというこの書き方の部分で、相反する話ではあるんですけども、現場であると、例えばNPOが子ども食堂をやりながら同時に学習支援もやっているとか、そういう形もあるので、課題を見るときにはそういう連携もちょっと見ながら、見ていかなければならないのかなというのと、一方で山内委員おっしゃっていただいたように、イメージ的な話ですけど、子ども食堂にしても学習支援にしても、今の我々のイメージでは、ある一定層には届いているんだろうけれども、そこからまださらに厳しいところには、多分届いていないんじゃないかなっていうイメージが、この間、桑名に伺ったときもそうでしたけれども、そこへのピンポイントの支援のあり方、それは学習支援でもあり、食堂的なことでもありですけれども、それはアウトリーチになるのかもわかりませんけれども、そういうところの掘り下げもぜひやっていただきたいなと。それから入学金、奨学金などの経済的支援のなかで、準備金のこの前倒し支給なんていうのは比較的やりやすいのかなと思ったりもするんですが、この給付型奨学金の拡充ですが、当然今国でもいろんな議論があって、これは国にしっかり要望してやっていただきたいという部分はあるものの、県独自でやれることはないのかなという議論のなかで、奨学金とまではいかなくても、やはり厳しいなって思うのは養護施設に入所になっている子どもたちが、今度は大学へ行こうというと、そこから出るわけですから住居も必要、大学の費用も必要、自分はアルバイトはするかもわからないですけれども、奨学金もいずれは返していかなきゃならないと。そんななかで、何かしらそういう数はそんなにたくさんじゃないんだろうけれども、ピンポイントでそういうところに支援ができるような何か経済的な支援がないのかなというのは、ぜひ考えていきたいなというふうに思います。

〇藤根委員長 手を差し伸べる、場所の掘り下げと……

〇北川委員 奨学金やと結構何百万の単位でしょう、やっぱり。そこまではいかなくとも生活支援的な部分が何かできないのかなというところですけれども。

〇水谷委員 学習支援と子どもの居場所づくり、その辺のことについてもそれぞれの市町でもうやってみえると思うんですけど、特に私もいろいろいなべのほうで調べたんですけども、結局形としてはやっておるんですけども、実際に来てほしい子がなかなか来ない。だからその辺の調査というのは正直なところわからんわけよね、それぞれの市町の中で。
 だからさっき北川委員がおっしゃったようにそういうことも必要でしょうけども、だったらどうやってそれを調査するかと。一々現場に行ってというのは、なかなか時間的にもないんで、そういったところをどういう形で調査するかということも必要なのかなという、今になってそう思うわけですけども。
 それと子ども食堂とかというのも、当時、この委員会をやる以前は全然そういうことについて頭になかったんだけど、そういうことを結構やってみえるところがあるんですよね。例えばイオンモール四日市北のところの喫茶店の中でもそういうものをしっかりとボランティア的、あるいは昼間はもちろん商売やっていて夜はそういうことをやるとか、そういうところでそういうボランティア的にやっている方も結構みえるんですよ。だからそういう実態というのはわからんわけね、正直なところ。だからその辺も捉える必要があるのかなと。それでどこまでそれを学習支援をしていくか、あるいはどこまでやられているかということが把握できると、もう少しそういう貧困の調査のなかでこういうふうに支援をしていかなければならんとか、そういうのがわかってくると思うんだよね。
 だから正直にみんなそれぞれで勉強しようじゃないかという話だったんだけれども、余り僕もしていないんだけど、そういうところを実態としてわかれば提案もしやすいかなという気がしておりますんで、その辺をどうこれからやっていくかということも大事なことかなというふうに思います。

〇藤根委員長 2つあって、1つは例えば子ども食堂なり何らかの活動をされておる方という部分については、市町と連携しながら数を調べるなり、内容を調べるなりというところもある程度、団体とのNPOとかいろいろなところとのつながりで調べることはできる方法はあるかなと思うんですけど、実際に困っている家庭であったり子どもたちのところへ手を届けるための方策というか、そういうのが実際にどこまで手が届いておって、届いていないとか、そういったようなものを調査するというのは、またちょっと難しいところはあるかもわからんですけどね。

〇水谷委員 いろいろ地域でそういう実態を聞くと、やはりそういう実態が多いんですよね。だから、何か声をかけてきてくれる人はいいんだけれども、その辺が非常に難しいというふうに言ってみえる人もおりますんで、それをどうやっていくかというのが一つの提言になるのかもしれませんし。

〇藤根委員長 調査になるのか、あるいはもっと別なアプローチがあるのかもしれませんよね。行政の窓口で把握ができるような形があれば、もっと別の方面もあるのかなというふうなところもありますが。
 とにかく手が届いていないところへのアプローチを進めるための、この手だてみたいなものが何か要るんじゃないかということかなというふうに思わしていただきました。

〇小島委員 生活困窮者自立支援法ができる前に生活保護世帯の子どもたちだけへのピンポイントの学習支援事業があって、そのときやっぱり全国で一番初めにやったところは埼玉県だと思いますけれども、全部家庭訪問をして、学習の大切さとなぜ勉強しなければいけないかというのをアウトリーチで全部出ていって、そのことを説いて、そして子どもたちを集めたという実績があったと思います。
 だから幾ら場所をつくっても、いらっしゃいって待っているだけでは多分来ない、一番来てほしい子どもたちは来ないと思うので、そこを何らか提言ができたり、何か具体のやり方はどうかわかりませんけれども、そこにこそ力を使うべきだということは、ぜひやっぱり言うていかないかんというふうに思います。

〇山内委員 まさに皆さんのおっしゃるとおりと思っていまして、先日の道中教授のほうでも、さらなるこの調査を三重県として深掘りをしていこう、継続をしていこうと、どうですかと御質問させていただいたら、それは非常に難しいと、個人情報もありますんでということで、難しいのかなという状況で、だったらそういった方々に手を差し伸べていくことができるかなと、無条件に手を差し伸べていける手だてはないかなと考えると、やっぱり制度をつくっていったり、給付をしたりという部分があるのかなというふうに思っているんですね。
 実態調査を見てみて様々な要因があるんですけど、もう大きくは完全にこのひとり親家庭の方、そこから来る家計への不安定、それから疾病とか病気ですけれども、よくよく見てみると障がいをお持ちの方が結構たくさんおみえになっているということもありまして、そういったなかなか自ら声を発しない、先日もちょっと医師会の方とか歯科医師会の方とお話ししていて、やっぱり今、明確に、患者さんで支払いを月末まで待ってもらえませんかとか、明らかに月末には来られない患者さんとか、生活に困窮されているんだなという方はもう非常にたくさんおみえになると。そうやって言っていただく方はこちらで配慮さしていただくんですけど、言われない方は多分受診をされていないんだろうなということから考えると、非常に切迫感を感じますという御意見もいただいて、そういった意味では無条件で何とか手が届くという部分では、例えばひとり親家庭の方への窓口での支払いの無料給付とか、養育費をしっかり徴収をするとか、先ほど来あります入学金の前倒しの部分の経済的な支援にぐっと絞っていったりするのも一つの方法なのかなと。
 確かに生活困窮者以外の方にもという部分はありますけれども、一番広く的をきちっと捉えていく角度なのかなという思いはあるんですけども、非常にスーパーハイリスクで緊急性の高い方々への支援につながるのかなという思いは持っています。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 声をなかなか出せない方が実際にたくさんいらっしゃるというなかで、そういった声を把握する、あるいはそうした人たちの実際の数なり、どこにいらっしゃるのかと把握するためにも、一つは先ほど小島委員言われましたけども、アウトリーチで実際にそこへ足を運んで話をしながら、調査をするんだったらそういう形式のほうが効果的ではあろうなというふうには私も思わせていただいておりますし、そういった形が進まないと、なかなか山内委員がおっしゃったような経済的な支援がどこまで必要なんかというところもいきにくいのかなというふうなところも、今話を聞かしていただいて私も思わしていただきました。

〇北川委員 放課後児童クラブの拡充も挙げていただいてあって、時間的なことは当然このとおりだと思うので、ただやっぱり皆さん方、母子寡婦の会員の皆さん方からもよく声を聞くのは、費用の面で、じゃ本当に預けられるかというと、子ども1人だったら預けられるけれども、それが2人、3人ってなると、もうその時点でなかなか費用負担で預けられないとか、市町等で補助金というかそういうのも出していただいているので軽減策はあるとは思うんですけれども、その辺が実際、預けられるまでの手助けになっているのかどうか、その辺のところは少し数字的なことも押さえておく必要はあるのかなというふうに思っています。

〇藤根委員長 ありがとうございます。

〇中瀬古委員 先ほど来出ております、なかなか本当に届けていきたいところに届きにくいというような部分から、今、先進的に明石市のほうで、離婚時にこれからの子どもの養育という部分で先進的に取り組んでみえて、そこの市長は非常に随分言われるところはありますけれども、これは子どもの貧困対策のためにやっているんじゃないって言われながらも、やはり養育費の部分であったりとか、その後こういうことがありますということをやはりそこで手を差し伸べる一つになっているんじゃないかと思うんです。なかなか、これから離婚届提出のときにお渡しするもんですから、今実際ひとり親家庭というところに届きにくいかもしれませんが、これからというところに関しては、そういうことも非常に大事だと思いますので、調査という意味では、そういうところの先進的な部分の調査というのも必要なんじゃないかなと思います。
 そちらが1点と、それからもう一つは、今北川委員がおっしゃられたところで、その放課後児童クラブのことが、これは日々のことですけれども、ここにも具体的な提案というところで長期の休暇中という、預かりになるかどうかということは別ですが、放課後子ども教室の存在も忘れてはいけないと思うんです。放課後子ども教室で本当にその取組を一生懸命されている方々もあって、そういうところには本当に行ける子どもたちもありますので、長期の夏休みとか何かでも本当に放課後子ども教室の存在というのがこういうところに、これから具体的な提案の中にどんなふうに盛り込むというのはこれからだと思いますけれども、そういうことも児童クラブだけでなく子ども教室もというところも一つは大事なのではないかなというふうに思います。
 以上です。

〇稲森委員 もうちょっと広い話になってしまうかもしれませんが、そもそも課題やニーズを抱えている子どもたちのことを市町の行政や学校や地域がどういうふうにアウトリーチとしてつかんでいるのかっていうところをもう少し知りたいと思うんですけれども、実際新しい生活、困窮者自立支援制度ができても必須事業のところだけぽんと相談窓口、一応保護課の中の片隅にありますみたいな感じで置いてあるけれども、実際うまく庁内で、ワンストップで連携して課題やニーズを見つけてきて、ワンストップでつないで支援していくというような体制ってなかなかとれていないと思うんですけども、そこを何とか県の後押しで応援していけないかなということを日ごろ思っているんですけれどもというのが1点。
 今日の午前中、寄附型奨学金とかいろいろ給付していく上でお金がかかるという話で、伊勢志摩サミットを通じて寄附文化が醸成されたという御答弁があったんで、初めて聞いたんですけれども、例えば世田谷区では児童養護施設対象者への寄附型奨学金を民間からお金を集める基金をつくってやっているそうなので、子どもの貧困対策に特化した基金を県で、寄附文化が醸成された三重県で企業から協力してもらってとか、お金を持っている人からそうでない方へ移るみたいな、そんな基金をつくっていくというのも大事なんではないかなというふうに思います。
 以上です。

〇藤根委員長 ありがとうございます。

〇中瀬古委員 今、稲森委員がおっしゃられたことを私、実は次の②の項目のところなのかなと、児童養護施設退所後ということで、北川委員もおっしゃってみえましたので、ちょっとこのあたりなのかなと思っていまして、こちらのほうで発言をさせていただこうかと思っていたんですが、実はそう思うと全体的にもしかすると係ってくる、その後の就労支援にもその企業という意味では係ってくるのかなというふうに思っておりますので、どこで発言をすればよいのかと、実はちょっと思っておりまして。

〇藤根委員長 とりあえず②に入れさせていただいてありますんで、そのときにお願いできたらと思います。

〇中瀬古委員 わかりました。

〇藤根委員長 市町が情報収集をどれだけできているのか、稲森委員おっしゃいました。そこの部分が、やっぱり先ほど出ておったアウトリーチのその調査がどれだけできとるかというところと同じなんだろうなと思いますし、そこを県が何らかの形で後押しできないだろうかというお話もありましたし、奨学金というようなところも言っていただきました。
 児童養護施設退所者の皆さんへの支援というところは、少しこの分け方には問題もあるかもわかりませんが、②のほうでさしていただこうかなというふうに思っておりますので、①の項目についてはいかがですか、あと残りは。

〇小島委員 3つ目の学校のプラットホーム化ですけど、教育のなかでも出ているんですが、何か自分の中なかで具体的なイメージがなかなか、学校がプラットホームであるという、例えば真ん中に先生がいて、持っている子の状況から、いろんな丁寧な家庭背景まで捉えながら、いろんな関係者とつないでいって、その子どもが貧困という状態であれば丸ごと見るというイメージかなというふうには思うんですけれども、そのために何ができるか、何をすべきかというイメージが余り自分のなかにはないです。
 それで、ここに書いてあるスクールソーシャルワーカーというのは充実していただくといいなというのはそれはそう思うんですが、じゃ、ほかにというと余り思いつかないなという気がして、学校ってその場所だけの問題ではなくて、そこにいる人の問題というふうに思うので、何かその2つ目に書いてある学校外との協力体制の強化、これもやっぱり人が真ん中におることやし、それから3つ目の図書室や空き教室に有効利用って、これ居場所づくりにかかわっているんだと思うけれども、それが例えば具体の提言として、学校がいろんな場所を使ったらいいですよと言うことが、本来プラットホーム化に資するかどうかというのは、何かよくわからないです。

〇藤根委員長 言葉がね。

〇小島委員 はい。入れるべきかどうかもちょっと判断に迷ってしまいます。済みません、まとまらなくて。

〇藤根委員長 ①については、かなり御意見もいただいたように思うんですけども、まず、学習支援のあり方といいますか、そういったところをもう少し掘り下げていかなければならないんじゃないかと、具体の部分も含めて考えていく必要があるといったようなところですね。
 あと、生活支援も含めた子どもへの支援といったようなところを、奨学金あるいはそういったものでどう支えていくのかといったところも考えていく必要があるんじゃないか。
 学校のプラットホーム化といったようなところが、国の大綱にも中心に置かれているわけなんですけども、そこのイメージをもう少しはっきりしないと、なかなか言葉としても使いにくいところがあるんじゃないかということ。
 そして、多くの皆さんからもいただいたんですけども、やはり実際に困っている人たちに手を差し伸べていくための方策として県のできること、市町のできること、あるいはアウトリーチを利用した方法等、そういったところを考えていく必要があるんじゃないかというようなところで御意見をいただいたのかなというふうに思うんですけども、抜けていたらまた指摘していただけたらと思いますが。
 今言わせていただいたようなところを少し整理しながら、中間報告等も考えていくというようなところで、もう少し調査もしていくというところでよろしいですか。
 幾つか経済的な支援のかかわりの部分も①のところでも御意見をいただきました。これは、今からお話いただく包括的な支援の在り方といったようなところでもかかわってこようと思いますので、またそこでも追加で、御意見がありましたら出していただけたらなというふうに思います。
 では、次に、②包括的な支援の在り方について(福祉的な支援等)に関して御協議をお願いしたいと思います。

〇中瀬古委員 先ほどちょっと言いかけたところなんですけれども、児童養護施設退所後の自立支援というところで、先ほど稲森委員も言ってみえましたけれども、世田谷区の取組として、この28年の4月から、せたがや若者フェアスタート事業という児童養護施設等を巣立つ若者の進学を寄附で支えてほしいという、このような制度があることもちょっと調べてみました。
 その中なかで家賃を1万円としたというだけでなくて、生活費として3万円支給するという形のものということです。ただ、それを行政が支えていくというだけでなくて、やはり民間のほうで民間の企業等にも応援をしてもらうというような形で、世田谷区児童養護施設退所者等奨学基金を応援してほしいというような形をとってみえまして、そこのなかで見てみると、随分、4月から7月までの3カ月余りで1000万円もの募金があったということで、対象となる方の支払いを十分超える金額であって、継続がなされていくという持続可能なというところにも発展していっているようです。そういうような具体的なところのことまでも考えていくことっていうのは、具体的施策として大事じゃないのかなというふうに思っています。
 それともう一つ、一部ちょっと就労支援にかかってくるところなんですが、よろしいですか。

〇藤根委員長 はい、どうぞ。

〇中瀬古委員 というのは、企業のほうも今いろんなそういう寄附をしていくというようなところで、ここのなかでもやはり税制優遇あるということ、それといろいろ企業もそういう支援であったりとか、いろんな形でされていくのと、もう一つはやはり農福連携とか、いろんなやはり福祉と農業の連携などもありますし、また障がいを持つ方もありますので、そんななかでは就労の支援にもつながっていくんじゃないのかなという、両方の側面があるように思います。
 なので、③にもちょっと係ってくることなんですけれども、そういう意味合いでも、企業との連携というところは大事になってくるところかなというふうに思いました。

〇北川委員 稲森委員言われた窓口のことはすごく気になっていて、ひとり親家庭の関係だと県の子ども家庭局か。

                〔「ええ」の声あり〕

〇北川委員 ね。生活困窮者は当然市町にいろいろ精通していて、そういうところの連携やとか実際にそこが本当にどのようにむしろ機能しているのかどうかというのが、ちょっと私は把握できていないもんですから、この1番の生活実態の調査云々、事実把握の必要性というのがあるんですけども、そのなかには、やはり今言われたような窓口が機能しているのかどうかというのは、少し見ておく必要はあるのかなというふうに思っています。
 あと、先ほど学校のプラットホーム化の話がありましたけども、①は学習支援と子どもの居場所づくりということで、学校というところが一つのキーワードになるのは、それはそれでいいのかなとは思いますけども、②の部分でいうと、ちょっと少し抽象的な話で申しわけないですけど、包括的な支援の在り方という意味では、まさにそれは地域包括の話なので、今までは地域包括の概念は高齢者とかという立場からスタートして、それが子どもや妊婦や障がい者やとどんどんどんどん広がっていってて、看板だけかもわかりませんが、今は名張なんかでしたら、総合的な窓口としての地域包括というふうにシステムを変えて、人もそこに張りつけてという形で始めようとしていますよね。そういうあり方っていうのも将来的な姿として、ちょっと捉まえていく必要があるのかなっていうのはちょっと思っています。

〇藤根委員長 ほかございませんか。

〇中瀬古委員 もう一つ、子どもの健康と貧困の関係についてなんですが、特にこの貧困から子どもたちの健康を見たときに、なかなか病院に連れていけない、行かないというところから重篤化してからの受診ということが多く、そこのなかでは、それが入院になって、もっと早い時点で何とかすることができればそこまでにならないというようなところの実態がやっぱりあります。そういうような、ここの具体的な提案の意味で調査ということがこのなかにはありますけれども、そういうところはすごく大事で、こちらのほうもいろんな意味でそういうところの把握をしておかなければいけないと思います。
 このままでも治るだろうとか、安易にあるもの、例えば薬を自宅で飲ませるというような、そういうところから治るだろう、それをそのまま放っておいて重篤化っていうのがあるのか1つと、もう一つは、口の中のことは、やはり放っておいては治らないです。もとに戻らないのが口の中の状況で、虫歯になっては治っていかないというところがあります。もう一つは、口の中から虐待というのが見えてくる、ネグレクトがそのなかで見えてくるというところがありますので、口の中のことは学校での健診でわかりますけど、ただ、学校に来ている状態の子どもはわかりますけれども、なかなか登校ができていないというところにはおいては、そこも救っていくことができなかったりとか、小さい子ども、それこそ1歳半とか3歳児の健診のときにも、そのときに受診をしていなければ、それも見つけることができないわけです。そういうところから広がってくることもあるので、それは子どもを救うこと、お母さんを救うことにもなってくると思います。
 そういうところへ手を差し伸べていくところっていうのは、いろいろやってもらっているところはあるんですけれども、そういうフォローの部分も必要になってくるのかなというふうに思います。
 以上です。

〇藤根委員長 現状調査も含めてという意味でよろしいんですか。

〇小島委員 健康と貧困って言えばって思い返すと、例えば視力が悪くなる。大変視力が落ちていますので、例えば矯正をする必要がありますよと養護の先生から言われて、それを家に伝えてもなかなか眼鏡をつくったりすることができない。そんなことは多分いっぱいあって、そうすると黒板が見えない、なかなか勉強ができなくなるとかということも、この健康とかに入るのかなというふうに思います。
 それこそが多分学校がプラットホームであるという意味もあり、ただ、現状のまま本当にプラットホームとして機能し切れるかどうかというと、提言にはなかなか入れ込みにくいし、調査もしにくいけれども、学校が持っている幅広さをどうやって担保し、確保するかという大きなところにどうしてもいくなというふうに思います。
 だから、健康ってすごい大事やと思うし、格差は全てのところにあらわれると思うので、そういえばそうだなというふうに、何か回顧録みたいになってしまいましたけど、何やまだ眼鏡つくってもらってないんかというような言い方は、多分今もいっぱいあるかもしれない。でもそれが、何が原因かまではなかなかつかまえてない、学校もつかまえにくい、そんな実態があるかなというふうにすごく思います。
 だからどうしたらいいのかというのはなかなか難しいなと思うんですが、ただこの生活実態の調査というときに、熊本やったと思いますが、アンケート調査をして、例えばひとり親家庭に、それが返ってこないところとか、返ってきても面談の調査を受けてもいいというところには、それこそアウトリーチでいっているという手法があると思うので、さっきの学習支援も同じで、本当に丁寧に実態調査をするということは、やっぱり出かけていかなければやり切れないかなという気は、これもまたします。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 学校の機能をどう生かしていくのか、うまく生かしていく方法をもう少し考えていく、あるいは調査に当たってやっぱりアウトリーチの、直接出向くという方法がやはり必要じゃないかというような御意見でした。
 あと②についてはいかがですか。さっき①の柱でも、稲森委員からもその奨学金のお話もありましたし、あるいは児童養護施設の退所後の対応というあたりのところについても、先ほども中瀬古委員からも御意見をいただきました。
 実際に本当にどこへ支援を持っていくのかというところも考えながら、この委員会としての提言にどういった形のものを入れていくのかということも考えながらいかなあかんのかなとは思うんですけども。

〇山内委員 ちょっと確認ですけども、稲森委員の言われたその基金の創設の件は、児童養護施設の退所後の方に限ったことではなくて、全体的な子どもの貧困対策という形でよかったですか。

                〔「大丈夫です」の声あり〕

〇藤根委員長 私のほうの説明がまずかったですね。わかりました。
 ②についてはほかにございませんか、この場で特にというようなところは。
 先ほどから出していただいている経済的な支援のあたりで言いますと、山内委員から医療費の窓口無料化の発言もございましたが、私は、児童扶養手当の毎月支給といったあたりも具体的に可能なのかどうかというところですね。実際に市町で窓口のほうでの対応になるのかなとは思いますけども、今は4カ月に1回の支給ということに、銀行振り込みなりで支給ということになっているとしても、なかなか4カ月に一度のお金を当てにしないと生活できない方がいらっしゃるという部分は、4カ月すればだんだんだんだん目減りしていって、やはりもうすぐ振り込んでいただけるという手前になると、すごく厳しい状況があるんだろうなというふうなのは思うんですね。やはりそれが毎月支給になれば、生活の計画というのももっと立てやすくなるんじゃないかなというところも感じたりしますし、実際に市町でどれだけ運用されているのかというのも調べないとだめなのかなとは思いますが、可能だったら、この児童扶養手当等の毎月支給といったようなものも実現できればありがたいという言い方は失礼ですけれども、いい支援になるのではないかなというふうなところも私思わせていただいております。

〇稲森委員 それ多分明石市でもやっていると思うんですけども、結局4カ月に1回支給しなければいけないと法律で決まっていて、明石とかは貸し付けという形で……

〇藤根委員長 別の方法でね。

〇稲森委員 やっていると思うんですよ。

〇藤根委員長 法律の制約がある。

〇稲森委員 だから、国にもそういう意見を上げていかなあかんと思います。

〇藤根委員長 制度として、別の方法を考えてということですね。

〇稲森委員 そうですね。

〇藤根委員長 よくわかりました。ありがとうございます。

〇北川委員 確認ですけれども、議論に挙げておかないと深掘りの調査にはならないですか。

〇藤根委員長 いや、そんなことはないです。この場で出てないから、次の会では困りますということは言いませんので。

〇北川委員 わかりました。

〇藤根委員長 ②についてはいかがですか。
 健康との関係という切り口から発言はしていただきましたが、実態調査の必要性について、あるいは児童養護施設退所者への具体的な支援策、これについては行政と民間が協力しての支援ができるんじゃないかといったところ、県としての奨学金等のこと、そこらあたり①のところでも触れていただきましたけども、出していただいております。
 あと県と市町の連携でいえば、窓口での対応といったところでの具体的な、もう少し改善点を含めて、していけるのではないかというようなことでありますとか、あるいは地域包括の考え方で、将来的に進めていく必要も考えてみる必要があるんじゃないかというような意見をいただいております。
 よろしいでしょうか。
 では、次に③就労支援についてに関して協議をお願いしたいと思います。
 就労支援については、論点を整理するときも、なかなか御意見としては少なかったかなというところもあるんですけども、特にございましたらお話ししていただけたらと思いますが。

〇北川委員 これは各会派、団体との懇談会でもよく聞かれている話やと思いますが、ひとり親家庭の高等職業訓練促進給付金なんかについては14万幾らあったのが10万円に後退してということで、期間の延長は復活したみたいですけれども、やっぱり実態の話を聞くと、子どもを何人も抱えて生活しているなかで職業訓練、長期にわたって、月10万円で全ての生活費を賄ってやっていくかというとなかなか厳しいよねという話のなかで、こういうところは、しっかり国に改めて要望していくということは必要なんじゃないかなというところです。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 ほかにございませんか。
 御意見はよろしいですか、③については。

〇小島委員 事業名がちょっとわからなくて、母子寡婦連合会が委託を受けている事業の中にパソコンとかの講座みたいなのもあるんですけど、例えば、それを受けた先、出口が何かあるのであれば意味があると思うんですけれども、その辺がどうなっているのか。こういう事業がありますよ、来てくださいね、パソコン勉強しましょうね、でもその先がなければ、本当に意味があることになっているのかっていうのはとても思います。
 だからここまでいけば、こういうところまである程度は保証ができるとか、出口にこういうことがありますよというのは、例えば看護師なんかの資格を取れば、それは働く場に直結すると思うんですけれども、本当にその事業が働くということに結びついているのかなというのが、調べていないんですけど、疑問かなって思います。何か夜間とかやっていただいていますけど。

〇藤根委員長 実際に今やってもらっとる事業がということですね。

〇小島委員 はい。

〇藤根委員長 雇用につながるところまでいっているのかどうかというようなところですね。
 ほかございませんか。
 お2人から御意見をいただきました。高等職業訓練に当たっての給付金について、これは国への要望というような形で御意見いただきました。
 あと実際の雇用に結びつけるための職業訓練、パソコンの教室なんだけども、それが実際に雇用に結びつくような形のところまで支援ができているのか、もうパソコンの技術だけで終わっているのかというようなところの部分の現状はどうなのかというところの話も伺いましたが、その辺を少し掘り下げてみるといったようなところでよろしいですか。

                〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、本日いただきました御意見ありがとうございました。それを踏まえまして、また正副委員長のほうで改めて整理して、次回の委員会で委員の皆様にお示しをさしていただきたいというふうに思います。
 よろしいでしょうか。

〇北川委員 それで、それをどのように調査するかというのは、それはまた正副委員長で議論いただいて、サジェスチョンいただけるということでよろしいんですよね。

〇藤根委員長 はい。または皆さんからも何かありましたら……

〇北川委員 結構多いですから。

〇藤根委員長 多いですし、とても年内に終われる内容ではないというふうに思いますので、そこらあたりも踏まえていかないと、ちょっと大変かなと思います。大変御意見いただいたのはいいんですが。
 とにかく中間報告に向けての作業をさせていただかなければならないのと、あと今日いただいたそれを深掘りするためのもう少し調査をする必要があるんじゃないかというようなところの中身について御意見いただきましたので、そこらあたりは正副委員長で少し整理をさせていただいて、また委員の皆さんのお知恵もおかりして進めたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

〇中瀬古委員 最初に今日はこの論点整理というふうにおっしゃられて、もう少しそれぞれについて絞っていく作業が必要だったのかなと思ったんですが、私もそうなんですけれども、何か広がったというか、何となくそういう気配がしてならないんですが、こういうまとまり方で次に進んでいくという形でいいんでしょうか。済みません、いいんでしょうかと言うのはあれですが、例えば①であれば、今回いろいろ出てきましたが、そのなかで特にこういうことに絞っていきましょうというような、そういうところまでというのはなくてよかったんでしょうか。何かこれ論点の整理はどこについたのか、ちょっとよくわからなくなってしまいました。

〇藤根委員長 いかがですか。もう少しという言い方はおかしいですね。こことここというような感じで詰めておく必要があるのであれば、ここで御意見をいただきますけども。

〇北川委員 たくさん出てしまったところもあって、申しわけないですけど、ちょっと正副委員長でその辺は一度整理をいただいて、提案していただいた上で、また優先順位は議論すればいいのかなというふうには思いますが、どうでしょうか。

                〔「賛成」の声あり〕

〇藤根委員長 お任せいただけますか。

                〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 よろしくお願います。
 最後に、全体を通して何か御意見等がありましたらお願いいたします。

                〔「なし」の声あり〕

〇藤根委員長 よろしいでしょうか。
 それでは、委員間討議を終了します。

Ⅱ その他

〇藤根委員長 次に、県外調査についてであります。
 これにつきましては、10月20日木曜日から21日金曜日に東京方面で実施しますので、よろしくお願いします。詳細につきましては、後ほど委員協議で御説明させていただきます。
 次に、次の委員会ですが、論点整理や県外調査を踏まえて、中間報告に向けての協議をしていただくため11月中旬に開催したいと思います。開催日時については、後ほど委員協議で調整させていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

子どもの貧困対策調査特別委員長     藤根 正典

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