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平成29年6月8日 議会運営委員会 会議録(1)

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議会運営委員会会議録(1)

(開会中)

開催年月日    平成29年6月8日(木曜日)   午前9時31分~午前10時8分
会議室       504議会運営委員会室
出席委員      10名
                委 員 長                             藤田 宜三
                副委員長                              青木 謙順
                委   員                              廣 耕太郎
                委   員                              岡野 恵美
                委   員                              田中 智也
                委   員                              杉本 熊野
                委   員                              津田 健児
                委   員                              三谷 哲央
                委   員                              中森 博文
                委   員                              前野 和美
欠席委員       な し
委員外議員    議     長                               舟橋 裕幸
               副   議   長                            水谷  隆
出席説明員    副知事                             稲垣 清文
               総務部長                              嶋田 宜浩
               総務部副部長                        高間 伸夫
               総務部課長                         下村 卓矢
事務局職員    事務局長                           福田 圭司
               事務局次長                         岩﨑 浩也
               総務課長                           山岡 勝志
               議事課長                           桝屋  眞
              企画法務課長                         稲垣 雅美
              政策法務監                           長﨑 禎和
委員会書記    議事課課長補佐兼班長               中村 晃康
              議事課主幹                             西  典宏
傍聴議員     2名
                                                   稲森 稔尚
                                                   津村  衛
県政記者     4名
傍聴者       1名
議題及び協議事項
 1 意見書案の審議について
 2 請願・陳情の受理等について
 3 6月8日、12日、14日及び16日の議事予定について
 4 次回の議会運営委員会について
 5 その他

〔開会の宣告〕

1 意見書案の審議について
 議員発議の意見書案1件が資料1のとおり提出され、緊急を要するものとして12日の本会議で先議してほしい旨の申し出があったため、その取り扱いについて協議しましたが、意見がまとまらず、本日の本会議散会後に、改めて協議することとなりました。

【協議】
○三谷委員 国会の動きを見ておりますと、衆議院から参議院に今舞台が移りまして、会期末が6月の、今のところ18日です。国会等の情報をお伺いしますと、今の予定で行くと15日の法務委員会で採決をして、もしそれで可決ということになれば16日の本会議で採決というような段取りだというふうに聞いておりまして、それ以前にやはり慎重な審議を要求するという意見書を出さないと意見書を出す意味がなくなりますので、ぜひとも先議で、12日の本会議で上げていただきたいと、このようにお願いさせていただきたいと思います。

○津田委員 これちょっと内容について別に聞いても構わないんですね。内容について。

○藤田委員長 はい、どうぞ。

○津田委員 3月上旬に同じ趣旨の慎重な審議を求める意見書が出て、我らも賛成をさせていただきました。あの時は今にも法案を提出しようかというところでございましたので、我々も賛成をさせていただいたわけでございますけども、その後、約2ヵ月延びた。我々の意見が通って延びたわけではないかも知れませんけれども、延びたわけでございます。改めて慎重審議を求める意見書が出されたということでございますけれども、その内容の違いというのはどういうところに表れているのか、ちょっと教えていただきたいなと思います。

○三谷委員 今、津田委員がおっしゃったとおり、私ども議会は一度、慎重審議を要求する意見書を上げております。我々が慎重審議を要求したにも関わらず、衆議院では30時間で審議を打ち切りになり、参議院のほうに舞台が移ったということです。既に国民の7割を超える方々が、この共謀罪に関しては、不安を覚えたり、疑問を覚えたり、わからないことが多いということで、国民の理解がまったく進んでいない中で強行採決が行われたということで極めて遺憾だと思っております。衆議院から参議院に舞台が移った、しかも我々の意見書がきちっと与野党に理解をしていただけなかったということはまことに残念なことでございますから、今回改めて、先の国民の十分な理解が得られないままの採決に抗議し、舞台が変わった参議院で本当に慎重な審議をお願いしたいという意味で、今回出させていただいたということでございます。

○津田委員 先ほど三谷委員の話の中で、私は強行的に採決したと思っていないですけれども、強行的に採決されたということでございました。で、ここに強行的な採決とは書かれていないですけれども、ここの中に強行的な採決という意味が十分に含まれているという理解でよろしいのでしょうか。

○三谷委員 強行的採決という言葉が、不穏当であるということであれば撤回をさせていただきます。国民の理解が十分に進んでいない、その環境の中で採決をされたということは遺憾であるということでございます。

○津田委員 もう一点だけ確認させてもらいたいのですけれども、私は前回慎重な審議を求めるというところについて会派として賛成をさせていただきました。本来もう一度出すのであれば、慎重な審議じゃなくて反対のほうがよかったのではないかというふうに思うのですが、ただこれは提出者の、意見書というのは、まあ一つの権利というか、議員としての大きな責務だと思いますので、我々からどうこう言わないとは思うのですが、本来であれば、反対のほうがすごく意味がクリアになるのではないかと思うのですが、その辺についてはいかがですか。

○三谷委員 津田議員が撤回なり、反対の意見書に賛成をしていただけるのならば、もう一本意見書を出させていただいても結構です。

○津田委員 以上です。終わります。

○前野委員 前回出された同じような内容のものが、こうした委員会で、会期が、また出された月が変わっているので問題ないかと思うのですが、勉強のため教えてください。同じような趣旨の意見書を何遍も続けて連発して出してもこれは問題ないのでしょうか。

○議事課長 今、前野委員がおっしゃったのは同じ会期中に同じような意見書をということで、一事不再議の話かなと思うのですが、一事不再議についてはご案内のように議会で議決された事件については、同一会期中は再び提出することができない。但し、事情の変更があったときはこの限りではない。ちなみにその事情の変更についてどうかということを、この議会運営委員会で御議論いただくということです。平成24年11月の議会運営委員会で通年議会における検討課題のなかで一事不再議について御協議いただいております。その中でどういう議論がなされたかということですが、通年議会においても一事不再議の原則は適用されるが、議決時点からの政治的、経済的又は社会的な環境変化があり、客観的に事情が変更したと認められる場合には、議会運営委員会において協議のうえ、事情変更の原則を適用するということについて議会運営委員会でお話をしていただきました。今、通年議会の実施に係る議会運営委員会の申合せ事項のなかで、「事情変更の有無については、議会運営委員会において事例ごとに協議し、判断を行うものとする。」ということで整理されております。以上でございます。

○前野委員 今の説明を聞いていますと、事情ごとに議論をするということで、議会運営委員会で決めてもらったということですので、今回もその手続きに沿って一事不再議の問題にならないかということをしっかりここで議論してもらって、そして前へ進めてもらわないとおかしいと思うわけですが、いかがでしょうか。

○藤田委員長 今、前野委員から、この意見書が一事不再議の適用にあたるかどうか、あたるのでないかという御意見が出てまいりましたが、この件について委員の方、どのようにお考えいただけますか。

○三谷委員 既に衆議院から参議院に議論の舞台が変わっています。我々が先に出した意見書は、衆議院の舞台で、しかも慎重にやっていただきたいということのお願いでございました。それが先ほど申し上げましたように、十分な国民の理解のないまま衆議院のほうで30時間という時間を区切って採決をされて参議院に回されたということで、大きく環境は変わってきております。ですから、そういう意味で、この参議院でしっかりとした審議をお願いしたいという趣旨で出させていただいているということです。

○岡野委員 三谷委員もおっしゃられましたけれども、前回の時は全ての方々が、慎重に審議をすべきだということで、賛成をされて、そしてそれを送られたわけですけれども、結果としては、先ほども言われましたように時間を区切ったというようなこともございますし、何しろ世論が非常にこのことについては、不十分だというようなアンケートの結果なんかも出ているわけでございます。既に舞台は変わっていますし、私たちも新しい議会運営委員会のもとでこのことに対して改めて議論をしたら、このことは妥当ではないかと、意見書を出すことは妥当ではないかと思います。さらに十分に、ここにありますように抗議というようなこともありますけれども、それはともかくとしまして、国民の十分な理解を得ずに行われたというようなことに対しては、やっぱりこれは抗議をして慎重な審議をこれから求めるというようなことでありまして、態度を明らかにする必要があるのではないかなと思います。

○中森委員 前回の意見書と今回の意見書については、やはり一連の関連が大きくあると思われますし、内容は私が見る限り同趣旨の内容であるというふうに理解するところであります。よって、これは一事不再議に値すると。やはり内容をしっかりと変えていただいて、改めて意見書なり、そういうのがあればまた議論させていただければと思います。今回は、さすがにこれは同趣旨の意見書だというふうに私は理解します。

○藤田委員長 いかがですか。

○津田委員 繰り返しになると思いますけれども、前回、我々も趣旨にある程度賛同させていただいて、慎重審議を求めました。今回も国民の理解がどうこうと言われましたけれども、基本的な内容は一緒なのかなというふうに思います。もし出されるのであれば、私は賛成できかねますけれども、反対という題名を付けられて出されたほうがよいのではないかなということで、私も内容的には一緒ということで一事不再議にあたるのではないかなと思います。

○廣委員 内容的に同じというのは、確かにその部分はあるかもわかりませんが、ただ、但し書きの部分でやはり事情が変更されているということがちゃんと明記されていることから、今回は事情が変わったと私は理解をして、出してもらって結構かと思います。

○田中委員 私も今回は衆議院において採決をされたという客観的な事象が異なっている、そのことに対してやはり抗議の意味も含めた内容になっているというふうに理解をしまして、この意見書については賛成させていただきたいと思っています。

○前野委員 ただいまの意見書に賛成されるのは、それはもう話でね、一事不再議かどうかということを議論しているので、その辺をしっかりと言っていただかないと。

○田中委員 訂正いたします。一事不再議であるかどうかという議論について、今回の意見書の内容の趣旨については、衆議院での採決に対して抗議をするというニュアンスが含まれているというふうに、客観的事情も変わっていますので、一事不再議にはあたらないと解します。

○藤田委員長 ほかにいかがですか。今、いろいろご意見お伺いしましたけども、ほかにご意見ございませんか。今のお話をお伺いすると、これは前回の意見書と同趣旨のものであって、一事不再議の対象になるのではないかという御意見と、いや衆議院で議決がされてその状況を見たうえで私どもがお願いをした意見書、慎重な審議という意見書の後で起こってきた衆議院の状況を見て、あえて参議院に対しても慎重な審議をということで、いわゆる社会的環境が変わっているのだという御意見が出ておりますが、ほかに御意見はございませんか。

○中森委員 提出先が前回と今回と違いますか。一緒でしょ。衆議院、参議院と今、議論されていますけれども。既に衆議院にも参議院にも出しているわけじゃないですか。だからそれは同一内容だというふうに当然第三者は理解するのではないでしょうか。

○三谷委員 これを素直に日本語で読めば、第三者の方は違うものだというふうに理解していただけると思います。

○前野委員 既に三谷委員も言われたのですが、法案として国会で審議されて、衆議院ではもう既に30時間を超える審議をして参議院に送られているわけですよね。その時に出された今の趣旨とほとんど中身も変わっていませんよね、今、読ませていただいても。これを一事不再議と言わんと何と言うのかと、その理解のほうが私は苦しみます。ですからこれは一事不再議ということで提出は控えていただくことでお願いしたいと思います。

○杉本委員 前回と政治的情勢は、私は大きく変わっていると思います。それは衆議院で可決されたという状況は変わっているので、それに対して採決に抗議しというところが入っているということで、反対ということについては同じですけれども、それに抗議しというところで趣旨は違うと思います。

○藤田委員長 ほかにいかがですか。私が判断をするというわけにもいきませんので。あくまでも中立の立場でございますので。

○岡野委員 前回については、皆さんが一致して慎重にというふうに言われたわけですけれども、その結果としてのそのあり方を見るとやっぱりそこで大きな状況変化があったのではないかと。納得をしているのかという意味では、衆議院では非常に大きな問題点を国民全体が感じた。そしてその後も十分な理解を得ていると決して言えないという状況はあると思うんです。だから、大きく状況は変わっておりますので、やっぱりここでは我々の態度を明らかにしていくということが何よりも必要ではないかなとは思うんですけれども。

○前野委員 国会で法案として出されるということは、法案というものは可決されるものという目的のもとに出されるわけですので、それを所要の時間を十分割いてその中身を慎重審議したという結果が衆議院を通過したということでございます。今、参議院で議論をされていまして、今日も新聞報道によると6時間の慎重審議がされるということですので、我々は衆議院を通過したものをじっくりと参議院のほうでどんな審議をしてもらうのかということを、我々、議員としては、地方議員としてもしっかりそれを見届けてこの法案が可決されていくことを、私の立場としては願うのです。今、皆さん方がおっしゃっていることは、前回出された同じものをもう一度、これだけ審議が進んでいるのに止めようとするような意見書案になっていましてね、これがいいのか悪いのかという、それがまた一事不再議になっているということを考えると、これが通ってしまうと一事不再議という意味が全くなくなってしまいますので、是非ここは控えていただきたいなというのが私の願いでございます。御意見申し上げて終わります。

○三谷委員 私どもはこの意見書で審議を止めようと思っているわけじゃなくて、もっと丁寧に審議をしてくださいよというお願いをさせていただくつもりでございます。で、衆議院のほうであらかじめ30時間、時間を区切って国民の理解があろうとなかろうとこの時点で、30時間で採決をするということが国民の間で大きな不満と不安と懸念をもって語られているわけでございまして、参議院のほうに舞台が移ったんですが、今度は衆議院よりも人数が少ないから20時間でいいじゃないかと。最初から審議の内容じゃなくて、時間で区切っていくという極めて乱暴な国会運営がなされているということに対してやはりもっと丁寧に、慎重に、そして国民の理解が十分に得られるような、そういう審議をお願いしたいというような意見書ですから、是非ご理解をいただきたいと思います。

○前野委員 何度もくどいように言いますけども、これから参議院で審議をされていくので、今日も今申し上げたように6時間審議されるわけですよね。その間に国民の意見というものはどんなふうに変わるかはこれはわからんですから、決定されているかのようにみんなが反対しているという御意見ですけれども、国民の意見はその審議を見て変わる可能性も十分ありますので、これは一事不再議にあたると、そういうことでございます。

○三谷委員 みんなが反対しているとは申し上げておりません。7割を超える国民が懸念なり不安なり疑問をもっておると。これは各報道機関の世論調査で一致するところでございますから、その客観的な事実を踏まえてここで発言をさせていただいたということです。

○藤田委員長 一点、客観的な状況をちょっと私のほうから申し上げると、前の意見書は法案の提出前でありました。検討されている段階であったという内容が、これ読ませていただくと一点あるかなというふうに思います。ご参考までに。
いかがいたしましょう。いろいろ御意見いただいてこれは一事不再議だと、対象だというのと、いやいやこれは状況が変わっているのだと、だからそれは大丈夫なのだというお考え、平行線できておりますが。

○三谷委員 なかなか議論がまとまってこないので、非常に残念なのですが、あまり言いたくはないのですが、あまり時間をこれで費やすわけにもいきませんので、採決で決めてはいかがかなと思います。

○藤田委員長 相反する平行線の意見が続いておりますが、いま採決で決めたらどうかという御意見をいただきましたが。

○津田委員 最終的には本会議で採決になるかどうかわかりませんけれども、多数決と思われますが、本来、意見書というのは、それぞれの会派の思惑だとか、思い、違いがあったとしても全会一致で出すことに意義があるというか、全会一致で出すことが、より国へのメッセージ性が高まるものだというふうに思います。前回、新政みえから提案があった時も、今までは法案が提出された後に対する意見書が多かったわけでございますけども、新政みえのそういった大きな思い、三谷委員の思いも加味させていただいて、法案提出前でもありながら、喧々がくがくの議論をしながら自民党も了解、コンセンサスをもって賛成にさせていただきました。本来であれば全会一致だと思っています。で、今回、我々から見ると同一趣旨、皆様方、新政みえ、日本共産党の方から見ればそうじゃないということでございますけれども、ただやっぱりこのようなやり方と言うと三谷委員に怒られるかもしれませんけれども、我々から見ると同趣旨の意見書が、多数派会派グループからどんどん、どんどん出されるとやっぱり意見書として意味というのが薄らいでいくのではないかと思います。ですので、三谷委員が提案された採決だなということについては、反対をさせていただいて、難しい問題を正副委員長に預けるというのは非常に申し訳ないけれども、正副委員長でそういう議会運営委員会のあり方だとかそういうものをですね、話し合っていただいて決めていただきたいなと私は思います。以上です。

○藤田委員長 今の意見は、ここで決めずに正副委員長に一任するということですか。

○津田委員 はい。

○三谷委員 ここで先議にするかどうかだけは御決定いただかないと、後の議会の日程が成り立たないと思いますので、その点はここでお決めいただきたいと思います。

○前野委員 ここは慎重に、正副委員長に一存するにしてもですね、議会のルール上の、同じような内容のものがたびたびこのような形で出てくるということは、これは審議しています一事不再議、このルールに違反するかどうかということですので、これが大きな問題なんですよね。確かにこの意見書も大切なものでしょうけども、出された方に言わせればね。ただ、我々審議する側の立場に立ってみれば、一事不再議というものをもう少し慎重に取り扱うべきであると思っていますので、その辺を重点的に、その内容よりもそれを重点的に正副委員長に委ねたいと私は思います。

○藤田委員長 ただいまこの件が一事不再議にあたるのかどうか、これをこの場で決めていくと。私ども、正副委員長にお任せいただくのもいかがなものかなと思いますので、この際、この場で、この内容が一事不再議にあたるのかどうかということをですね、一方はそうだと言うし、一方はそうではないという考えでございますので、この際時間も迫っておりますし、この後の日程も詰まっておりますので、一事不再議にあたるのかどうかという判断をこの議会運営委員会でお決めいただきたいと思います。で、本来、議会運営委員会というのは採決で物事を決める場でないとは思いますが、これを慣例にする前例とならないようにとの議論もあったことも承知しておりますので、本来望ましいことではございませんけれども、ここに至っては採決で決めさせていただきたいというように思います。

○前野委員 ちょっと待ってください。一事不再議という取り扱いは採決でやるようなものではなしに、もっと専門家の方々にも御意見を聞いていただいて、一事不再議というのは、議会運営のひとつの法律みたいなものですから、それを簡単に採決だけで決めてしまうんやなしに専門家、議会事務局も含めて議論をしていただいて、これがあたらないというのなら通してもらうことで結構ですけれども、これはちょっと問題があるな、後に遺恨を残すようなことになるなということであれば取り下げてもらうと。それを正副委員長に一任をしたいということを我々は申し上げているのであって、ここで決めてくださいということは一個も言うていません。

○藤田委員長 一事不再議については、正副委員長にお任せいただくということですね。それは当然、議会事務局も含めてということですが、提案者の方。

○三谷委員 一事不再議の内容について専門家も呼んで議論をするというのは、それはそれで結構で、やっていただければ結構ですが、私どもがお願いしていますのは、この意見書を先議として上げていただきたいというお願いをさせていただいておりまして、そのことはこの議会運営委員会でしっかりと決めていただかないとだめだと思います。で、これは元々、一事不再議の対象にならないという主張を我々はさせていただいているわけですので、ここで意見が分かれているだけのことです。

○藤田委員長 ここで決められるという話になっていますので、これが一事不再議になるのかならないのかというのは、ここで決めることができますので、そういう今までの流れの中で決めていただいておるわけでございます。もう一遍、その辺の条文読んでください。

○議事課長 規定は先ほど申し上げたとおりなのですが、繰り返しになりますけども、一事不再議の原則を適用しない場合ということで、通年議会導入の時にご検討いただいた内容につきましては、通年議会においても一事不再議の原則が適用されるが、議決時点からの政治的、経済的又は社会的な環境変化があり、客観的に事情が変更したと認められる場合には、議会運営委員会において協議のうえ、事情変更の原則を適用するということです。

○藤田委員長 ですから、ここで決めるということでございます。

○杉本委員 その政治的変化があったというふうに思うんです。というのは、法案提案前に前の意見書は採択をされました。で、慎重審議を求めたにも関わらず、私どもはそれは時間を区切ってのことであったし、それから国民の理解も十分に得られていない。得られていない。で、その中で衆議院で可決をされたという政治的な環境の変化があって、ここで改めてこの今の政治的状況に対して、抗議を、もっと国民の十分な理解を得るような形でやって欲しいということで、このような国民の十分な理解を得ずに行われた採決に抗議し、慎重な審議を求めるということで、この間の国会での政治的な状況の変化を踏まえての今回の提案ですので、政治的変化はあったというふうに踏まえての提案だと捉えます。

○藤田委員長 いかがですか。ここで決められるという、判断をいただくという内容になっております。いわゆる変化も含めまして内容的にも違うということで一事不再議ではない、あるいは、やはりこれは一事不再議なんだというこの内容を、大変申し訳ないですけれども、ここで採決をさせていただきたい、このように思います。全てそのことについて判断は、議会運営委員会の判断でやれるというふうに理解をいたしますので、そのように進めさせていただきたいと思います。

○前野委員 我々、自民会派としては、やはり中身について変わった、変わったとおっしゃっいますけれども、前回出された意見書からこちらへ、国のほうで審議をしてもらっているまだ途中ですので、結果もまだ出ておりません。衆議院では結果出ましたけど、参議院ではまだこれから時間をかけて審議されるわけですから、中身はほとんど何も変わってないわけで、変わってないので、私は一事不再議だと思いますので、それでも強行的に採決をして一事不再議でないということになれば、これは三重県議会に残る汚点になる可能性がありますので、十分に慎重に御検討いただきたいと思います。

○津田委員 この一事不再議の採決ですけれども、採決イコール議案を出すかどうかというのはイコールだと思うんですね。ですので、正副委員長で良識な判断を示していただいて、決めていただきたいと思います。で、もう何回もお話をさせていただきますけれども、やっぱり3月、我々も新政みえの藤田議員からいただいた提案に対して、ほんとに真摯に議論をさせていただいて反対意見もたくさんございましたけども両派で妥協点を見つけて、内容の修正も真摯に新政みえものっていただきました。で、議長が国会議員にわざわざ行っていただいて、我々の慎重に審議していただきたいという思いはしっかりと受け止めていただいたというふうに思っております。さらに我々から見るとやっぱり同趣旨の内容だと我々自民党は判断しておりますので、強行的な採決をするのではなくて、正副委員長で良識な判断をしていただきたいと思います。

○藤田委員長 いろいろご意見が出ておりますので、私ども正副委員長の検討も含めまして本日の本会議散会後に委員会を開催してこの続きを検討させていただきたい。で、この件に関しては、そうさせていただきたいと思います。

2 請願・陳情の受理等について
 6月定例月会議において受理をした請願及び陳情について、資料2のとおりと報告されました。
 なお、請願については本日、所管の常任委員会に付託することとされました。

3 6月8日、12日、14日及び16日の議事予定について
 6月8日、12日、14日及び16日の議事予定は、資料3の順序で取り進めることとされました。
 なお、本日の本会議散会後に議会運営委員会を開催することとされました。

4 次回の議会運営委員会について
 意見書案の審議について協議するため、本日の本会議散会後に開催することとされました。

5 その他
 特になし

〔閉会の宣告〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
議会運営委員長  藤田 宜三

 

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