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平成29年3月2日 子どもの貧困対策調査特別委員会 会議録

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子どもの貧困対策調査特別委員会

会 議 録

(開 会 中)


開催年月日     平成29年3月2日(木) 自 午後3時19分~至 午後4時2分

会  議  室     201委員会室

出席委員   9名

            委 員 長     藤根 正典

            副委員長      田中 祐治

            委    員     中瀬古 初美

            委    員     山内 道明

            委    員     稲森 稔尚

            委    員     小島 智子

            委    員     北川 裕之

            委    員     青木 謙順

            委    員     水谷   隆

欠席委員   なし

出席説明員    出席を求めず

委員会書記

            議  事  課  班長  中村 晃康

            企画法務課  主任  森岡 佳代

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者     2名

傍  聴  者     10名

協議事項
Ⅰ 委員長報告(案)について
Ⅱ 知事への提言(案)について
Ⅲ 次回の委員会について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

Ⅰ 委員長報告(案)について

〇藤根委員長 まず、1ページから2ページのところで、大きなⅠの委員会の設置というところで、(委員会の設置目的)、(重点調査項目)、(調査経過、概要)というところでお願いしたいと思います。御意見等はいかがでしょうか。                      

              〔発言する者なし〕

〇藤根委員長 よろしいですか。                            

              〔「異議なし」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、Ⅰ 委員会の設置というところについては、このままということで確認をさせていただきます。
 次に、大きなⅡの委員会の意見のところを順に見ていきたいと思います。
 まず、前段と同じように2ページの一番下、委員会の意見がありまして、3ページに入りまして、(1)子どもの居場所づくりと学習支援という形でおかせていただいておりますのが5ページまでになっております。ですので、2ページの下から5ページのところまでで、居場所モデル、そして学習支援というところで御意見はいかがでしょうか。

〇小島委員 文章的なことがまず1つです。4ページの上から5行目、これらの施設を拠点とした活動が活発に展開される、かなというふうに思うんですが、そこは文言修正かなというふうに思っています。
 それから、2つ目が、下のほうの網かけのところの、「学習支援事業への参加にちゅうちょする子どもや家庭との関係を築いていくための場」に、つくろうとしている場所がなっていくのかなと思って、そこの関係性がわからないなと思いながら読ませてもらいました。その居場所自体が、学習支援事業になかなかつながらない子どもたちが来てくれるような場になればいいと思いますけれども、そういう意味ですよね。

〇藤根委員長 そういう意味です。

〇小島委員 読み取りがちょっと難しいかなというふうに思いました。
 学習支援にはなかなか来ないけれども、そこにまず出てきて関係をつくりながら、いろんなところに結びつけばいいということやと思うんですけれども、ちょっと読み取りにくいです。

〇藤根委員長 表現としてわかりにくいということですね。

〇小島委員 はい。

〇藤根委員長 ほか、いかがですか。

〇青木委員 小島委員、「活発的に」と言われましたか。

〇小島委員 ううん。

〇青木委員 「的」って聞こえたので、ごめんなさい。「活発に」でよろしいんですね。
 以上です。

〇藤根委員長 ほか、御意見ございませんか。                     

              〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、2点御意見をいただいております4ページの5行目、これらの施設を拠点とした活動が活発に「展開するための」という表現が、「展開されるための」という表現のほうがよりわかりやすいということと、それから真ん中少し下の「また」の段落で、学習支援事業への参加にちゅうちょする子どもや家庭との関係を築いていくための場という表現がわかりにくいというところで、もう少しわかりやすい表現にという御意見やったように思いますので、そこについて、また検討させていただきたいと思います。
 こういう表現が、というのがありましたら、また教えていただけたらと思いますので、お願いいたします。
 では、次に(2)包括的な支援の在り方について、御意見をいただきたいと思います。
 5ページ、下のところから、これについては10ページの上のところまでというところで長いですので、2つずつ分けさせていただきます。5ページの下のところから、①ワンストップ支援機関の設置、支援情報の提供等と、それから②児童養護施設の子どもたちの自立支援というところで、8ページの上半分のところまでで、まず御意見があればいただきたいと思います。

〇北川委員 前回も話が出ていたんですけれども、6ページ、上の4行目では「児童養護施設等」とはしていただいているんですけれども、7ページの2番目の項目には、「児童養護施設の子どもたち」ということだけになっているので、里親制度も同じ枠組みなので、並列に書き込みが必要なんじゃないかなと思います。

〇藤根委員長 まず7ページ、見出しの②について、児童養護施設「等」を入れさせていただくということですか。

〇北川委員 「等」というのではないかな。並列・・・          

              〔「社会的養護」の声あり〕

〇北川委員 ああ、社会的養護。そうするか。児童養護施設等っていうのでは。ちょっと並列で書いていただくか、少し稲森委員の声が聞こえましたけれども、社会的養護の必要な子どもっていうふうにしていただくかですね。

〇藤根委員長 ②のところです。児童養護施設という言葉を使うんだったら、児童養護施設と里親というのを並列でということですし、社会的養護という言葉に置きかえるかっていうところですね。

〇山内委員 6ページのところなんですけれども、下の段なんですが、前回意見を出していただいて、子どもたちと窓口と、実際にその窓口につなげていただく情報を持っているのは学校や関係者だということで、支援窓口がうまく機能するよう、市町や学校と連携協力という形になっているんですけれども、その点で、「経済的な困窮に限らず、さまざまな問題を抱えている」というところに、可能だったら、「経済的な困窮に限らず、社会からの孤立化等、さまざまな問題を」と、「孤立」という言葉を入れていただいたほうが、孤立をしているのでつなげていく、連携をしていく必要があるんだというふうにわかりやすいかなと思ったんです。言われていることは一緒なんですけれども。

〇藤根委員長 わかりました。
 ほか、いかがですか。

             〔「なし」の声あり〕

〇藤根委員長 では、①、②にかかわっては、①のワンストップ支援機関の設置のところで、「経済的な困窮に限らず、社会的な孤立等」といったような文言挿入をできたらお願いしたいという御意見がありました。
 それから、7ページの②児童養護施設の子どもたちの自立支援のところで、「里親制度」という言葉をここに入れるのか、あるいは「社会的養護の必要な子どもたち」といったような文言修正をするのかという御意見をいただきましたので、この2点について、正副委員長で考えさせていただこうと思うんですが、見出しにもなってきますので、できましたら②はずっとこの言葉を使ってきています関係もありますので、変えるのであれば、もう少し御意見をいただけたらなと思うんです。知事への提言も同じ言葉を使っておりますので、そこらとの整合性もありますので。

〇小島委員 委員長おっしゃるとおりで、この7ページからの書きぶりって、やっぱり児童養護施設にいる子どもたちの現状とか、必要なことが書いていただいてある。里親委託された子どもたちにとって何が必要なのかなと考えると、例えば18歳なりでそこを出た後、どう支援していくかということかなというふうに思うので、全く一緒にはできないかなという気がしています。
 だから、6ページのほうは、社会的養護のもとで生きる子どもたちの自立支援などということで意味は通ると思うんですけれども、7ページ、これはやっぱり児童養護施設と考えると、他の形態の社会的養護下に置かれている子どもたちのことは何も書いてないやんかということになるので、何を入れたらいいのかなと。私は、やっぱりある程度の年代以降のことかなと思うんですけれども、ただそこは、支援員配置がいいのか、例えば里親に、もう委託費は払われなくなるけれども、継続して支援するために少しだけ、例えば里親を継続的に支援するための少々の補助だとか、そういうものが必要なのかどうかというのは思うので、全く一緒にはならないなという気がするんです。皆さんの御意見をお聞きしたいと思います。

〇藤根委員長 今の御意見は、里親云々とその制度についての部分の記述についてはどうなんですか。委員長報告については。もう協議内容は、大体児童養護施設のところで議論してまいりましたので、こういうまとめ方をさせていただいておりますので、提言のほうには、前回御意見をいただきましたので、同じ項目のところに「等」という字を入れさせていただいて、里親についても少し、今小島委員からおっしゃっていただきましたけれども、自立後の支援の継続というあたりのところで入れさせていただいておるんですが。

〇小島委員 里親のことを本当にこの貧困と絡めて書くのであれば、例えば進学する子どもたちについては、お金は十分でないので、里親たちは自分でかぶっているっていうんですか、そんな現実もあります。それが十分に保障されているとは言えない。あくまでも、里親に出ているお金は、ずっと育てていくための委託費であって、進学のために貯めておいてくださいという趣旨のお金ではないわけなんです。だから、本当にそこをやろうと思ったら、そこをきちっと書き込んだり、国に向かって要望していくことを書き込まなければいけないけれども、そこまでの議論は今までしていないのです。だから、それを今の段階で書き込むのは、ちょっと苦しいなという気がするので、社会的養護下の子どもたちへの自立支援は必要ということで、例えば児童養護施設だけではなくて、ほかでいろいろ養護されている子どもたちの課題も多いし、「今後継続的に検討していくことが必要」ぐらいやったら書けると思うんですけれども、何らか触れるということであれば、そういう書きぶりかな。「保障していく必要がある」とか。ごめんなさい。漠っとしていますけれども、漠っとしたことしか書けやんなと思います。

〇藤根委員長 ほかの方はいかがですか。

〇北川委員 もとのもとに戻っちゃうんですけれども、三重県子どもの貧困対策計画のほうありますよね。計画のほうの表現は、これと照らし合わせると、ここの部分は「子どもの自立支援」という書き方をしていて、「児童養護施設等を退所した子どもや里親委託解除後の子ども等に対し」という表現を使っているので、私はこの②の内容は丸々一緒かなというイメージがしていて、子どもの自立支援、子どもたちの自立支援という表現にしてもらって、中の書き込みを退所後の子どもと里親委託解除後の子どもって並べたほうがわかりやすいのかなという感じがしたんです。

〇藤根委員長 ほか、いかがですか。

〇中瀬古委員 前回もちょっとそういう話になっていましたけれども、私も最初の部分のところからきて、わかりやすいという部分に関しましても、何らかのことってそこまで具体的にこれまでっていうところがあるかどうかというのもありますけれども、やはり里親からの自立というところを並列でというところをこの中に入れたらどうなのかなというふうには思うんです。あったほうがという気がします。

〇藤根委員長 里親の部分で。

〇中瀬古委員 はい。

〇藤根委員長 わかりました。
 ほか、よろしいですか。           

                 〔発言する者なし〕

〇藤根委員長 それでは、今御意見いただきました。児童養護施設退所後の子どもたちの支援については、里親制度で里親の期間が終わって、自分で自立していくという部分についても、やはり何らか必要だろうという御意見やったように思いますので、例えば北川委員がおっしゃるように、②子どもたちの自立支援といったような言葉でまとめさせていただいて、その中の表現に、里親制度にかかわることにも少し触れて整理させていただくというような形でよろしいですか。

〇北川委員 正副委員長にお任せします。
 ちょっと中の文章との整合性が合わなくなってくるので、小島委員が言われるみたいに。だから、それも含めて、ちょっと面倒ですが。

〇小島委員 もし、そういうふうにしていただくのであれば、この8ページの上の2段落目、「施設入所中」のことに関しては、先に持ってきていただいて、そういうものが終わった後、終わった後というふうにして書き込んでいただくとつなぎやすいかなと思うので、文章をそうやって組んでいただいたらどうでしょう。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 それでは、②については、段落の構成も含めて、正副委員長に御一任いただくということで、今の御意見を参考にさせていただきながら、もう一度検討させていただきます。
 よろしいでしょうか。           

                〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、続きまして8ページの後半、③県民向け啓発から、9ページの④各種手当の支給方法等というところで、10ページの上から3行目までのところで御意見をいただきたいと思います。
 御意見はございませんでしょうか。

〇山内委員 ③県民向け啓発、8ページのところなんですけれども、前回資料2で、知事への提言(素案)のところを見てみると、「支援の輪に繋がる啓発」という言葉がありまして、非常にいい言葉だなと思って、支援の輪が広がるとか、支援の輪につながるとか、そういった言葉を入れていただくと、啓発の意義が深まるのかなという思いがあります。

〇藤根委員長 ありがとうございます。
 ほか、ございませんか。

〇北川委員 記憶が曖昧で、手当の支給のところで、支給回数と時期の議論があって、金額の増額の話って出ていませんでしたっけ。

〇藤根委員長 手当の増額ですか。

〇北川委員 はい。

〇藤根委員長 手当の増額についても、御意見はあったようには思っております。提言のほうには入れさせていただいているかなというふうに思います。

〇北川委員 支給額の充実というのも、同じように書き込んでいただけるとありがたいです。

〇藤根委員長 ほか、ございませんか。
 よろしいでしょうか。           

                 〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 ここについては、8ページ、県民向け啓発のところで、「支援の輪」という言葉を挿入できないかという御意見、そして9ページの④手当の支給については、支給額の充実というところで、その充実についても触れていってもらいたいということでしたので、その方向を踏まえて検討させていただきます。
 次に、(3)就労支援について、御意見等はいかがでしょうか。
 よろしいですか。           

                〔発言する者なし〕

〇藤根委員長 それでは、就労支援については意見なしということで、次に行かせていただきます。
 次に、大きなⅢの結語について御協議をいただきます。
 結語について、御意見はいかがでしょうか。よろしいですか。
                〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 では、結語についても御意見なしということでお願いいたします。
 それでは、本日いただいた御意見等を踏まえて、正副委員長でもう一度整理しまして、次回の委員会で、再度委員長報告案をお示ししたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

   Ⅱ 知事への提言(案)について

〇藤根委員長 次に、知事への提言(案)について御協議をいただきます。
 前回の委員会の協議内容を踏まえて、正副委員長で知事への提言(案)を資料2のとおり作成しましたので、ごらんください。
 前回については、項目ごとの箇条書きという形で素案を示させていただきまして、皆様から御意見をいただきました。それで、資料2のほうは提言案ということで、その提言案の形を整理させていただいております。
 まず、1ページ目については、「はじめに」というところで、提言に至った経緯等も踏まえて書かせていただいております。2ページから提言というところで、提言については、議論をしてきたとおり、1、2、3の重点調査項目に沿った形で書かせていただいておりますが、それぞれの項目ごとに、少し前文をつけさせていただいて、それを受ける形で、具体的な提言内容を箇条書きでつけさせていいただいております。そういった形式で、それぞれ、2についてもそうですし、3についても同じような形式で書かせていただいております。
 それから、【国】というふうに書かせていただいておりますが、正式な提言文書になりますと、国へ要望すること等の文章表現になろうかなとは思うんですが、今日は皆様に検討いただく方向で、やりやすいという方向で、国に対しての要望については【国】という字をつけさせていただいております。
 4の全体を通してというところで、これについても前文をつけて、そして議論してまいりました3項目について書かせていただいているという形になっております。
 資料2をたたき台に、知事への提言の内容について、今から御協議をいただきたいというふうに思います。もし必要でしたら、委員長報告のほうの文言等にも戻っていただきながら、提言の検討をお願いいたしたいと思います。
 まず、これについても、「はじめに」というのは、それこそ初めて見ていただくということになるんですけれども、ここについては何かございましたでしょうか。           

                  〔発言する者なし〕

〇藤根委員長 それでは、提言内容につきまして、1 子どもの居場所づくりと学習支援というところで、2ページでございます。御意見等はいかがでしょうか。

〇小島委員 これは、文字づらもそうですけれども、例えば、委員長、副委員長が知事にお会いになって提言をされるときに、こんなことを話をしてほしいっていうことも含めてでもいいですか。それは後ほどでよろしいですか。

〇藤根委員長 文言として、提言文をつくらせていただいておりますので、もし具体的な部分で、文言として入れてほしい、入れるべきやというところがありましたら御意見いただきたいというふうに思いますし、その提言のときに事例として挙げるとか、いろんなやり方があろうかと思いますが、そういったところに、提言のときにぜひ参考としてというようなところがあれば、それについてはまた御意見いただけたらというふうに思います。

〇小島委員 居場所づくりのところで、「公共施設等」と書いていただいてあります。私は「等」って必要やというふうに思っています。多分この中に、地域にある空き家だったり、そういうことも考えられると思うので、そういう意味で「等」を入れていただきたいと思うので、これはこのままぜひそうしていただきたいなと思うので、よろしくお願いをします。

〇藤根委員長 ほか、ございませんか。           

                〔「今どこまででしたっけ」の声あり〕

〇藤根委員長 今、1の子どもの居場所づくりと学習支援です。
 よろしいですか。           

               〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、地域にある公共施設等の「等」について御意見いただきましたので、そのままで、また少し提言のときにお話もさせていただくような形になろうかなと思います。
 では、次に、2 包括的な支援の在り方についてお願いしたいと思います。2ページの後半から4ページの前半までということになりますので、ここはまとめてお願いしたいというふうに思います。
 御意見等はいかがでしょうか。

〇北川委員 さっきの続きの話で、3ページの児童養護施設等の子どもたちの自立支援のところで、施設退所後や里親からの自立支援というところは、言葉を合わせておいてくれますか。里親からの自立というと、何か里親が嫌で自立するみたいな。

〇藤根委員長 そんな意味はございません。
 文言確認させていただきます。
 ほか、いかがでしょうか。

〇稲森委員 啓発のところは、誰に対して啓発をしていくかということ、県民なり企業ということを入れておいてもらいたいなと思います。

〇藤根委員長 対象者ですね。
 ほか、ございませんか。

〇小島委員 包括的な支援の在り方の前文のところですけれども、一番下の段で、行政やNPO等による支援は多く展開されていて、でもその情報がちゃんと届いていないし、アクセスできないかも。だから行政側から積極的にわかりやすい情報の提供をしてね、ということなんですが、行政と民、いろんなことをやっていらっしゃる方たちが、もう一緒にやっていくということがないと絶対だめやと思うので、官民の連携とか、連携強化とか、民の力の活用とか、何かそういうニュアンスを入れておいていただいたらどうかなと思います。それも含めて、行政からの発信をしたらいいというふうに思うので、そこをぜひ入れていただきたいなと思います。

〇稲森委員 4ページの3番の上のひとり親家庭の子ども医療費の窓口無料化なんですけれども、ひとり親家庭に特化して窓口無料化にしている都道府県なり自治体っていうのはあるんですか。
 というのは、システムとか技術的に、例えばゼロ歳から6歳まで、全部窓口無料化ですよというのと、ひとり親だけに特化して窓口無料化というのは、技術的に可能なのか。まだゼロから6歳までとか、全体、普遍的にやったほうが、より効率的で現実的なような気がするんですけれども、どうでしょう。

〇藤根委員長 いかがですか。どなたか御存じの方がいらっしゃれば。

〇山内委員 そういった内容のことを四日市市のほうで確認させてもらったんですけれども、確かに事務的なところは少し煩雑に。可能ではあるということでした。

〇藤根委員長 ひとり親ということも可能ではあると。

〇山内委員 ただ、事務的な手続は、現状よりは確かに煩雑にはなりますという言い方をされていました。それが年齢で区切った場合と、どっちがどうかという聞き方はしていないものですから、ちょっとわかりませんけれども、可能は可能だと。

〇藤根委員長 ありがとうございます。

〇稲森委員 対象者をひとり親家庭だけに絞っちゃっていいのかなっていう問題もあろうかと思いますので、でも全国的な流れとしては、例えばゼロから6歳とか、それか小学校卒業までとか、そういう方向やと思うんです。また考える必要があるんじゃないですか。

〇藤根委員長 ここは、最初に御議論いただいたときは、今稲森委員がおっしゃったように、全ての子どもといいますか、そういった形で、子どもの医療費窓口無料化みたいな、そのような形でのお話をいただいとったと思うんですが、正副委員長でいろいろ話を、前回のも受けながら相談させていただく中で、貧困対策に特化していくということであれば、ひとり親という表現のほうが、よりいいのかなというところで判断させていただいたところはあるんですけれども、御意見あれば伺いたいなというふうに思います。今もう少し広くてもいいんじゃないかという。

〇稲森委員 そっちのほうが技術的に現実的なんじゃないかなと思ったりも。

〇藤根委員長 技術的にそこだけを絞り込むよりはという意味ですね。

〇稲森委員 はい。

〇藤根委員長 わかりました。
 ほか御意見ありますか。今の件に関してでも構いませんが。

〇山内委員 前回ちょっと発言させていただきまして、予算的なところも考えますと、ひとり親家庭等ですと、いわゆるコンビニ受診的な医療費の増大という部分で、1億3000万から4000万円ぐらいと想定されていて、子ども医療費となると、かなりその負担がぐっと増えるということもあるもんですから、逆に現実的なところとか、貧困家庭への直接的な支援という部分では、優先順位という言い方もあれなんですけれども、妥当なところなのかなという思いがあるんですけれども。

〇藤根委員長 ありがとうございます。

〇小島委員 稲森委員のおっしゃるとおりやと思うんです。みんなにあげたらそれが一番よくて、ゼロ歳から3歳ぐらいって、すごくお医者さんにかかることが多いと思うんです。そこを保障していくということは大事やと思うんやけれども、でもやっぱり家庭の経済状況を見ると、特にひとり親家庭の方たちにお話を聞くと、一旦立てかえ払いをしなければいけないそのお金が残っていないという話ですよね。だから医者にかかれないんだということなので、その危惧なく医者にきちっとかかれるようにするには、ここはやっぱりひとり親家庭かなというふうに思うんです。どこか突破口をつくれば、それは絶対に拡大をしていくべきやというふうに思うので、次はゼロから3歳とか、ゼロから6歳とかというふうに行けるかなと思うので、このスキームより難しくないのであれば、余計拡大はしやすいかなと思うから、ここはやっぱり書き込むんやったら、まずここかなというふうに思うんですけれども、どうですか。

〇藤根委員長 稲森委員がおっしゃるように、制度として構築していく中で、余計煩雑になるんじゃないかという、そういう思いもわかります、そこは。ただ、実際どのような形でもやっていただきたいという思いですので、貧困対策としては、やはりここをぜひやってもらいたいと。あとは制度設計については、もう進めてもらえるという首長にお任せするしかないのかなというところもありますので、御理解いただけたらなというふうに思います。
 ほか、ございませんか。           

                  〔「はい」の声あり〕

〇藤根委員長 それでは、確認をさせていただきます。
 2ページの一番下の行政からの情報提供のところは、官民の連携、あるいは民の活用といったことも含めて発信というような御意見をいただきました。
 それから、3ページの中ほどの児童養護施設等のところは、里親という文言については、三重県子どもの貧困対策計画にある言葉を使う方向で確認をさせていただきます。
 それから、啓発のところでは、シンポジウムやフォーラムの開催については、対象者をそこへ明記したほうがいいだろうという御意見をいただきました。
 以上でよろしいですか。           

                  〔発言する者なし〕

〇藤根委員長 それでは、次に3の就労支援について、御意見はいかがでしょうか。           

                  〔「なし」の声あり〕

〇藤根委員長 それではなしということで、次に4 全体を通してについて御意見はいかがでしょうか。
                  〔発言する者なし〕

 それでは、4 全体を通してについても御意見はなしということで確認をさせていただきたいと思います。
 それでは、本日いただきました御意見等を踏まえて、正副委員長で整理し、次回の委員会で知事への提言(案)をもう一度お示ししたいと存じます。

 Ⅲ 次回の委員会について

〇藤根委員長 次に、次回の委員会についてですが、委員長報告(案)及び知事への提言(案)を御協議いただくため、開催いたしたいと存じます。
 委員会の開催日時については、後刻日程調整をさせていただきたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。
 御協議いただく事項は以上でございますが、この際、委員の皆様から何かございませんか。

〇稲森委員 国への要望なんですけれども、これは例えば、議会で地方自治法第99条の意見書とかを議決するとかっていうことはないんですか。

〇藤根委員長 子どもの貧困対策については、意見書は上げていなかったですか。

〇稲森委員 何かの中に入っていたかと思います。

〇藤根委員長 あったと思います。
 これについては、知事への提言ですので、知事のほうから国のほうへ要望してもらうという意味での提言になっておりますので、議会として何かをするということであれば、またそれは別途考えてからになるのかなというふうに思っております。

〇稲森委員 わかりました。

〇藤根委員長 よろしいですか。

〇稲森委員 はい。

〇藤根委員長 ほか、よろしいですか。
          〔発言する者なし〕

〔閉会の宣言〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
子どもの貧困対策調査特別委員長
藤根 正典

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