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平成29年11月15日 選挙区調査特別委員会 会議録

資料はこちら

選挙区調査特別委員会
会議録
(開会中)

開催年月日    平成29年11月15日(水曜日)  午後3時5分~午後4時2分
会 議 室     601特別委員会室
出席委員      15名
              委 員 長   三谷 哲央
              副委員長  服部 富男
              委  員   芳野 正英
              委  員   山本 里香
              委  員   倉本 崇弘
              委  員   稲森 稔尚
              委  員   北川 裕之
              委  員   村林  聡
              委  員   津田 健児
              委  員   奥野 英介
              委  員   今井 智広
              委  員   長田 隆尚
              委  員   日沖 正信
              委  員   前田 剛志
              委  員   西場 信行
欠席委員         なし
出席説明員
   [選挙管理委員会]
          書記長補佐                        笹之内 浩一
事務局職員   
          企画法務課長                      稲垣 雅美
          企画法務課政策法務監兼班長       長﨑 禎和
          議事課長                           桝屋  眞
                                                                     その他関係職員
委員会書記
          議事課課長補佐兼班長             中村 晃康
          企画法務課主幹                    新開 祐史
傍聴議員    1名
                                            野村 保夫
県政記者    7名
傍聴者       2名
議題及び協議事項
第1 県議会議員の選挙区及び定数について(委員間討議)
第2 その他

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

第1 県議会議員の選挙区及び定数について(委員間討議)

○三谷委員長 本日は、県議会の選挙区及び定数に関する委員間討議を行いたいと思います。
 初めに、三重県議会議員の選挙区及び定数の見直しに関して、9月22日から10月10日にかけまして実施をいたしましたe-モニターによる電子アンケートの結果並びに9月22日から10月20日にかけて実施をいたしました意見募集の結果につきまして、御報告をさせていただきたいと思います。
 なお、皆様方からの御意見は、2つの調査の結果に対する報告が終わってからお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 まず、e-モニターの結果を報告させていただきます。
 このe-モニターによる電子アンケートに対しましては、786名の方から御回答をいただいております。結果の概要につきまして、事務局のほうからお願いをしたいと思います。

○事務局 それでは資料1の1ページをごらんください。
 三重県が各種の行政課題についてあらかじめ登録した県民の方を対象に行う電子アンケートシステム(e-モニター)の回答結果を記載しております。回答数は786、この時点での対象者数は1,166でありましたので、回答率は67%という形になっております。直後に行われた案件の回答率が65%であったこと及びこれまでの回答率と比較しましてもおよそ平均的な回答数であったと思われます。
 結果の概要ですけれども、「Q1、次回の平成31年4月の県議会議員選挙は、現行条例(定数45人)で実施すべきと思われますか?」の問いに対しまして、「はい」が452、「いいえ」が334でございます。
 下段のほう見ていただきまして、ただ先ほど「いいえ」と答えた334のうち「総定数が多い」、「現行条例の45人でも多い」と答えた方が256いらっしゃいますので、786の回答のうち708が「次回の選挙は45人もしくはそれより少ない数で実施すべき」というような形の回答になっております。
 続いて裏面のほう見ていただきますと、こちら広く県民の方等に問い合わせました意見募集の回答結果をまとめております。回答数は2,290、前回現行条例改正時のパブリックコメントが382件でしたので、この回答数は多かったというふうに答えてもよろしいかと思います。
 問いは同じ内容になっておりますので、次回選挙を現行条例で行うことの是非につきましては、肯定する「はい」が255、否定する「いいえ」が1,977、このうち総定数が多いということを理由に選択して書いたのが26しかございませんでしたので、意見募集の回答結果のほうはおおむね現行条例(定数45人)を減らすことなく改正してもらいたいというような形のものとみられます。
 Q2を見ていただきますと、「いいえ」を選んだ理由、こちらのほうですけれども、最多がEの「南部地域の定数減が多い」、1,775となっております。「いいえ」と答えた方が1,977でしたので、「いいえ」と答えた方のうち約9割が南部地域に定数減が多いということを理由に現行条例に対して否定的な見方を示されております。
 続きまして、資料2-1をごらんいただきたいんですけれども、こちらがe-モニターの回答結果が選挙区別というような形で示したものでございます。左上の円グラフのほうを見ていただきますと、ブルーのところが現行条例を支持しますと答えた方57%、それ以外の43%が否定的な見方をされた方ですけれども、オレンジといいますか、赤といいますか、その部分が45ですら多いと答えた方の割合ですもので、実際には青と赤、57足す33が次回選挙においては定数45人を増やすべきではない、そういう形で実施すべきだという形で答えております。この割合が9割という形になっております。
 「現行条例を支持する」という答えに対して、「現行条例を支持しない」という答えが上回った選挙区が伊賀市、名張市、多気郡、熊野市・南牟婁郡の4選挙区ございますけれども、これ1枚めくっていただきますと、それら4つの選挙区全ての理由、「いいえ」の理由のうちで多いものが総定数が多いというところの理由になってございますので、実際には全ての選挙区において定数45人もしくはそれ以下で実施すべきというような回答が上回っているという結果になってございます。
 続きまして、資料の2-2を見ていただきたいんですけれども、これはe-モニターの自由記述ということで、選挙区に対する考え方を登録者の方に書いていただいたものでございます。こちらのほうは全部読むことは省略させていただきますけれども、e-モニターの結果の傾向が現行条例維持もしくはさらに減らすべきというような傾向が強かったものですから、その部分だけ抜粋して読ませていただきます。
 1ページの分類1、現行条例で実施すべき、議決された事項を正当な理由もなく履行しないという事実をつくるべきではない。現行条例の改正により、1票の格差是正の目的が果たされており、それに基づく選挙を実施すべき。選挙を経ないままの条例改正では前回の議論が無駄になる。一度も選挙をしないまま定数を変えるのは県民の納得が得られない。
 続きまして、分類2の1票の格差を重視すべきという分類ですけれども、投票の平等性を考えれば1票の価値は限りなく1に近づけるべきである。現行条例は1票の格差を少なくするために議論され、見直されたものであり、現行条例での実施を支持する。
 1枚めくっていただきまして、2ページ目の分類項目5のところでございますけれども、こちらは現行条例のさらに減らしたほうがというような分類でございます。回答数は51、意見の代表的なものといたしまして、県民の生活環境の変化やこれからの人口減少等の要素を考慮すれば、県議会議員の定数は削減する方向での検討が不可避ではないかというものになっております。ただ3ページを見ていただきますと、あくまで自由記述を書いていただいた方のほうが少なくて、無回答というところが526で最多の傾向を示しております。
 続きまして、資料3-1をごらんいただきたいんですけれども、こちら広く県民等に問い合わせました意見募集の回答結果でございます。
 左上の円グラフのほうを見ていただきますと、現行条例を支持するというブルーの欄が255で12%、それ以外で88%ありますけれども、さらに減らすべきというお答えが1%しかございませんでしたので、87%というほとんどが現行条例を見直した形で次回の選挙を実施すべきという形になっております。
 選挙区別の傾向としましては、圧倒的に現行条例を見直すべきという回答が多かった中で、三重郡、伊賀市、名張市、この3選挙区だけは現行条例を支持するという回答が上回っております。
 3ページをごらんいただきますと、現行条例を否定する理由は何かというところで、圧倒的に南部地域の定数減が多いというような形で、棒グラフの右が突出して高くなっております。また、選挙区別に見た場合でも南部に限らず中勢ですとか、北勢の地区におきましても見直すべき理由としましては、南部地域の定数減が多いというような形の意見が目立ってございます。
 続きまして、資料3-2ですけれども、こちらは意見募集につきまして自由記述で回答いただいた部分であります。意見募集のほうは現行条例を見直すべきという傾向が強かったものですから、その部分のみ紹介させていただきます。
 分類項目3、南部の定数減に懸念がある、約800ありましたけれども、災害地域、人口減少、離島問題など三重県の重要課題は、南部に集中している。議員定数の削減は南部地域を軽視し、政治格差を助長することになるのではないか。地域から選出される議員は、地域の代弁者でもある。南部地域の発展のためには地域の実態を知る議員が地域の声を県政に届ける必要がある。機械的に人口比で南部地域の定数を削減する危険性もあるのではないか、広大な面積、住民一人一人の意見をくみ上げる時間と労力等も観点も必要ではないか。1票の格差を解消した結果、県政に住民の声が反映されにくい状況がつくられるならそれは本末転倒ではないか。
 同じく1人区が多くなることの懸念がある意見の代表例としまして、地域面積への考慮も必要ではないか、今回1人区となる選挙区は広大で、1人の議員だけで選挙区内の住民の声を丁寧に聞き地域を活性化させたりすることは困難になるのではないか。1人区では死に票が増え、意見の偏り、一方的な意見だけが反映される懸念が残る。住民が持つ多様な意見を反映し、活発な意見交換を促すには複数の議員が必要だと考える等の意見がありました。
 3ページを見ていただきますと、この自由記述のところで無回答というところが当然一番多くて、1,045という方が自由記述なしにアンケートだけお答えいただいたような傾向になっております。
 最後、参考資料としまして、e-モニターと意見募集の合計値を記載しておりますけれども、こちらは単に数字を合計しただけのものでございますので、説明等は省略させていただきたいと思います。
 資料の説明は以上です。

○三谷委員長 つけ加えさせていただきますと、この意見募集の締め切り後80件遅れて意見が届いておりますが、その80件につきましては、締め切り後ということでここにはカウントしておりません。
 それから、ここはあくまでもお名前を書かれた方だけの数字を挙げておりまして、匿名というか、お名前を書かれていない方もここにはカウントしていないということをつけ加えさせていただきたいと思います。
 それでは、今から各委員の皆様方の御意見をお伺いをさせていただきますが、あらかじめ皆さん方には手持ち資料としてもう少し細かく記載した資料をお配りさせていただいております。そういうことも含めてきょう説明がありました資料等につきまして、これをどう捉えていくのか、どう考えていくのか等々ランダムにもお話をいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 どなたからでも結構です。

○北川委員 まず最初に全般的な個人的な感想でもよろしいんですね。e-モニターとそれからアンケートの調査と両方していただいて、先にこの集計、数を見る限りでは、大変な作業だったんだろうなというふうに思いますので、事務局の方には感謝申し上げたいというふうに思います。
 まずいわゆる意見募集のほうですけれども、たくさん回答をいただきました。特にやっぱりこちらのほうはe-モニターと違って自らの思いで出していただいているということで、2,000以上の内容は別にして出していただいているということは、非常に大きなことかなというふうに感じさせていただいています。特にやっぱりこれは見たとおりですけれども、南部の地域の皆さん方の今回の既にでき上がっている改正された条例に対する不安や不満感というのが物すごいエネルギーであるんだなというのを改めて痛感させていただきました。
 膨大な量の自由記述がありますので、正直全てをパーフェクトに全項目読み込むというには余りにも時間がなさ過ぎて読みきれていない状況でありますけれども、やはり1人区に対する不安ですとか、南部が過疎化が進んでいく、あるいはまたこれから南海トラフ等の災害等も危惧される、いろいろな不安がある中で定数が削減をされていくということに対して大きな不安を持ってらっしゃるというようなところで、これは言葉づらではそういうふうに議論もしてきたわけですけれども、こうやって記述を読ませていただくとその思いの深さをひしひしと感じさせていただいていまして、やはりそういった皆さん方の声をどうこの議論の中に反映していくかということを我々責任持ってきちんとさせていただかないかんかな、こんなふうに改めて感じさせていただいています。
 それから、e-モニターのほうについてですが、自由記述の部分が意見募集よりはパーセンテージ的には少し少ないようには思いますけれども、いわゆる問い1に対しての答えについては、およそ読みようによっては9割方今の条例もしくはそれ以上にという御意見に数字的になるんですけれども、少しやっぱりくみ取っていかなきゃいけないなと思ったのは、自由記述のところにかなりの部分で定数削減や1人区に対する懸念がたくさん書かれているということもこれ正直こんな言い方したら失礼ですが、意外な感じがいたしました。
 ざくっとこの資料2の2のほうを見ていきますと、無回答が526あるんですけれども、この11番目のわからないというのはちょっと省いて見させていただくと、10番目までのこの意見の数が219、そのうちいわゆる定数減への懸念だとか、1人区に対する懸念だとか、こういうところを足していくと52ありますので、25%ぐらいということで、結構な数になるのかな。それから、さらにそこに定数削減より議員経費の削減をしたほうがいいよねだとか、選挙制度に対する疑問等々も含めていくと98になりますので、およそ半数の方が何らかの懸念や疑念を持っていただいている記述をいただいている、こういうところについてもしっかりと受けとめて議論を詰めさせていただきたいな、こんなふうに思っております。
 全体的な印象としてとりあえず出していただいた感想を述べさせていただきました。

○三谷委員長 ありがとうございました。
 他にございますか。

○稲森委員 私も全体を見させていただきまして意見募集、e-モニター合わせても67%、7割近い方が現行条例はよくないというふうに言っているわけで、特に今回定数の削減の対象になっている南部地域から人口減少地域を切り捨てないでほしいというようなそういう声が上がっているわけですから、そういうことをしっかり受けとめて、やはりこれは現行条例の欠陥が県民の声からしても浮き彫りになってきたのではないかなというふうに思いますので、そういう声を踏まえて現行条例を見直していく方向で検討していくべきではないかなというふうに思っています。
 以上です。

○三谷委員長 他にございますか。

○日沖委員 まず事務局のほうから今回の整理の概略を報告いだたいて、先ほど御意見を述べられた委員もあるわけでございますけれども、私もこの整理の全体を大変御苦労いただいたと思いますけれども、膨大な作業でしたと思うんですが、整理いただいたものを見せていただいて特に委員手持ち資料でそれぞれの御意見が載ったものですけれども、これをそれぞれ見せていただいていくと、冒頭に説明いただいた内容以上に内容にあわせてもう少し気をつけて見なければいけないなというところを感じたんですけれども、設問1の1で45の定数で実施すべきと思うということで「はい」という回答された中にもどうも2種類あって、これ以上定数が増えていくようなことはあかんぞということで「はい」というふうにされた方と、南部から余り減らしていくのはどうかとか、1人区をつくっていくのはどうかとか、どっちかというとそういうことを否定的にこれ以上そんなことしてもらっては困るから、減らしてもらったら困るから、せめて45で「はい」ということにされた方とあるようです。中には具体的に気がついたんですけれども、ページ数がないので、4ページの特に真ん中とこら辺の鳥羽市、志摩市からの回答で「はい」と、定数45人で行うべきと思いますと「はい」ということになっていますけれども、記述内容を見ると明らかに今の45の定数に決まったその制度を一遍考え直せというような内容の記述になっていまして、「はい」と答えられた中にもこの45でつくった制度についてやっぱり南部地域が余りにも少な過ぎるとか、また1人区が多いとか、なんか三重県の南北格差なんかで不公平感を感じるので、考えたらどうかというような意見がほとんど書いてありました。そういうものも含まれているということを私たちはさらにその辺をくみながら踏まえながら検討していく必要があるなというふうに、もう少しこの辺をくんで踏まえて考えるべきだなということで、少し私のこの見た感想をそうさせていただきたいと思いますけれども、以上です。

○三谷委員長 ありがとうございました。
 他にございますか。

○山本委員 2人でこれを見ながら確認をしながら進めました。まとめていただいた方大変だったと思うし、それから書いていただいた方の真摯な意見、また辛辣な議会に対する御意見をいただいた、今までここで取り上げられてきた様々な意見が本当に全てというか、いろいろな状況で細かく入っているというふうに思いました。特に私がすごく気になったというか、心に入ったのは、やはり一度決めたことのその重みに対する考え方を大分いただいている部分があるんですが、数の大小だけではなくそのことがあるんですが、そうやっていただいた中にも前回の決め方に対して問題はあったけれども決めたんだからというようなことも含めて、よく知っていただいてこれを書いていただいているんだなという部分とそれから南部の南の地域のところで今回はこの45になったのが南の地域で全て削減されているので、そのことに対する御批判、不安、心配があるわけなんです。今回に関して見れば、南のということになっておりますけれども、もちろんそのことも配慮の中で差はできていて、差はあって当たり前のことだし、配慮はされているという中で、その多いところの問題を、そっちを減らしてでもという御意見もいただいています。これは45のことだけに着目してそうなんだけれども、長い歴史を見れば今までもいろいろあるということはやっぱりこういうことで御意見をいただくと、そこはなかなかせっぱ詰まって1とか合区となっているので、心配が物すごくそちらのほうが大きくなっているのかなと思います。
 やはり問題意見としての指摘は、先ほど申した一度決めたことということの議員としての責任を問われることと、それでも問題があると私たちは言うものがあるわけなんですけれども、あと1人区ということの指摘を数の1つ2つ多いとか少ないとかじゃなくて、1人区ということの指摘がそこは出ているなというふうに思いました。
 残念ながら議員に対しての辛辣な御意見もいただいています。歳費の減でありますとか、議会が何をやっているかわからないとか知らないとか、見えないとかということが少しありますけれども、それは真摯に私たちも受けとめて、定数だけの問題ではなくて受けとめなければいけないなと思っておりますと話をしました。

○三谷委員長 以上でよろしいですか。
 ありがとうございました。
 他にございますか。

○西場委員 先ほどからいろいろお話もいただいていることと重なりますが、全体の数字が、大変多くの数字が想像以上のものが出てきたということはびっくりしております。中身もある面非常に不確定レベルというと失礼ですが、話の内容はいろいろ本当に重要な指摘が多いというのにもびっくりさせられます。
 こういうものが寄せられた以上、このアンケートに対して我々はしっかり向き合って、きょうの報告はこれをいろいろグラフにしていただいて数字としてまとめていただいておる報告になるわけでありますけれども、それはそれで傾向をつかむのに大事ですけれども、我々の手持ちとしていただいております一人一人の自由記述ですか、こういうものが入ったこの内容について我々は真摯にこのことに対してきちっとした議論、検討をしていく責任があると、我々県民に選んでいただいて仕事をしておる議員という職責、使命からいって、いろいろ責任放棄でこの県民アンケートにゆだねたというような批判的な意見もありますけれども、議論がこういう状況に入って正副委員長の判断のもとにこれをやっていただいた、我々もそれに同意したわけですが、こういう意見が出てきた以上、この我々が一番もととしておる県民の意見をしっかり踏まえてこの次なる結論を出す責任使命があると思っています。全般としてそういうことです。
 そういう中で、いろいろ項目の中で、議員の数は多くないほうがいい、現行条例でもしくはもっと減らしてやるべきだという意見の中で特に強く感じるのは、一旦決めた条例化したものを一度も選挙を実施せずにこれを見直すというのはとんでもないと、けしからんと、こういう意見、考え方が県民から多く寄せられておるという点です。これは我々委員会内でも繰り返しそういう議論がされてきたわけでありますけれども、その都度いろいろ議論していく中で、前回議論をした中で決定した45人条例ではありますけれども、その決定の最終の段階でやはり改選後改めて協議するという方向づけを委員長報告の中にやってそしてその継続のもとにやっておるということを我々は委員会としてそれを理解、納得したと思いますけれども、この県民アンケートの段階で県民の皆さん方にそれを納得していただくだけの責任が果たされてないと思うんです。難しいことではありますけれども、こういう意見に対して委員会としてなぜ一度もまだ実施されていないこの45人条例を再協議して、そしてやらねばならないかというこのアンケート結果に対してきちっとした説明を委員会としてしていく必要があるなとこういうように思うのが一つであります。
 それから、減数を強く支持される方に報酬、それから議会経費の削減を強く求めておられるということが非常にたくさん出てきております。この項目の中にもこういう項目がありまして、経費削減を考慮すべきということで、これは意見募集で50人ですか、それからe-モニターで9人とこうなっておりますけれども、私これこの項目だけではないんですが、もっと多いように思います、細かく読んで私なりに感じるのは。議員は少ないほうがいいという、あるいは税金の無駄遣いであるとか、泥棒だとか厳しい意見もありましたけれども、根底にあるのはやっぱり経費の削減、これだけの財政厳しい中で経済厳しい中でもっと軽くしろという意見があるんだとこういうように思いまして、このことは今後の私たちのこの協議の中で常に一定このことを頭に入れて最終結論を見出すことの参考にしていくべきだとこういうように思います。
 それから、南部を中心に増やすべきだという意見の中には面積のことを十分考慮しろという意見が強く出てきまして、この面積項目というのはこの整理の中にはないんですけれども、この意見募集の中の4番目、1人区が多くなることに懸念があるというところの意見の一つに面積の考慮も必要という部分がありますが、この面積の項目がこの4項目の中に全部入れてあるのかどうかによるんですが、もっと多いと思うんです、もしそうだとすれば。これも先ほどの経費も含めて、面積も含めて、事務局大変だと思いますし、よくやってもらったという感謝の気持ちは持っていますけれども、この1番から12番まで分類項目してもらった内容について、さらにこの方の意見は、この項目だけでなしにこの項目も入るんではないかというような思いを強くすることが多々ありまして、これ一々今からそんなことを申し上げる時間もないと思いますので、後で私、正副のほうへ何らかの提案を事務局通じてでも出させてもらいますので、一度正副で検討していただいて、この1番から12番までの項目の中でさらに調整できるものであれば数字の調整もしていただきたいとこういうように思います。
 それで、今後の進め方についてはこれから協議をしていただけるかなとこう思うんですが、ぜひともこのアンケートの自由記述等こういう内容についても少し議論ができる場と時間がいただければありがたいと思います。
 それからあわせて南部の市長や町長、それから議長の方との会議があのようにやったままになっておるかなと思いますが、これに対するある程度説明とか、あるいは再協議とかこういうものについてどうされるのか、それもまたぜひきちんとした御説明をしていただきたいと思います。

○三谷委員長 今、西場委員からお話が出た一番最後の町長、それから各議会の議長、これせんだって町村会、それから町村会の議長会それぞれ県のほうに御陳情等で全員集まられる機会がありましたので、その場に私出席をさせていただき、副委員長も議長会のほうに出ています。僕は両方出まして今の経緯と今どういう取組をしているかということの御報告をさせていただきました。それぞれしっかりやってくれというお話をいただいておりまして、できるだけ県民の皆さん方の声は多様な意見が的確に反映するようによく考えてやってくださいよというそういうような御意見をいただいて、一応御報告はさせていただき、中間報告はさせていただきましたので、申し述べさせていただきたいと思います。
 他にございますか。

○津田委員 私一個人の意見ですけれども、本来委員会で決めなければならないことが行き詰まって決められなくてアンケートをとったと、だからそのアンケートをしっかりと受けとめるということは当然のことだというふうに思いますが、結果としてe-モニターとそれから意見募集の結果が真逆でありました。その2つともしっかりと受けとめなければならんなというふうに思うんですが、印象としては、減らされる南部の方であってもe-モニターのほうは現行条例、あるいはさらに減らしたほうがいいという声が多かったのもちょっとびっくりしたかなというふうに思っております。
 県民の方々貴重な意見をたくさんいただいて一つ一つしっかりと受けとめなければならないなというふうに思うんですけれども、やっぱりe-モニターと意見募集によってこれだけ差があるということの理由というのをもうちょっと考察というか、考えていかないと、片一方を重要視したら片一方が立たないみたいなことになってはならないので、この真逆の結果を皆さんちょっとどう捉えているのかなというところをちょっとお聞きしたいなというふうに思います。

○三谷委員長 先ほど来いろいろ御意見も出てまして、例えばe-モニターの自由記述の部分のことですとか、それから県民の御意見の募集の自由記述の部分とかいろいろそれぞれの意見が出ておりますが、今津田委員からもこの差をどう考えるのか、意見があればということですが、特に御意見あれば聞かせてください。

○西場委員 私も十分時間がなかったので最初のページから読み始めてe-モニターは全て読ませてもらいました。あと一般的な県民のところはまだ十分読みこなしていません。
 e-モニターに関して言えば非常にe-モニターの方の意見とか例えば北勢に多いんですけれども、北勢の方の中にも南部に対する減数は問題だと、あるいはもっと面積を考慮すべきだと、こういった南の人が当然多いようなことは想像できるんですが、中勢、伊賀、北勢地域にそういう意見が多くあるということについては、少しびっくりしましたし、これはそこを踏まえてしっかり議論していくべきだとこういう印象を持っています。

○三谷委員長 他にございますか。
 今の津田委員のお話し以外でもそれぞれの考えを聞かせていただけますか。

○今井委員 まず意見募集にお答えいただいた方とe-モニターの方に心から感謝申し上げますとともに事務局大変だったと思いますけれども、本当おまとめいただいてありがとうございます。今後このいただいた貴重な意見でありますとか、数字を精査させていただき、またきょう各委員のほうからも御意見を聞かさせていただきましたので、それらも慎重に私どもとしても検討してまた次回といいますか、今後の議論に反映させていきたいと思います。
 その中でまず第一にぱっと見て数字とかちょっと読ませてもらって、やはり一番最初に感じたのは、県議会が信頼を勝ち取っていないなと、もっと頑張らないといけないなということを本当に感じました。資質向上という前回の附帯事項の中の2つ目につけてもらってありましたけれども、しっかりと資質向上を図って三重県会議員として三重県全体の、また各地域のことをしっかりと知って議会のほうで県政に反映していくということに対する不安というのも多く南部の地域の人にも持たせてしまっているのかなということも個人的に非常に反省した点でもございます。
 その上で、意見募集のほうのお一人お一人の思いでありますとかそういうことも感じさせていただきながら今後かといってそれだけではなくてe-モニター、この方々は最初に冒頭で事務局から説明がありましたけれども、県政全般にわたってしっかりと様々な政策、この議員定数のことだけではなくて、様々なことに御参加をいただいている方々ですので、そういった方々の意見というのも非常に私は貴重だと思っておりますので、それらをあわせて読ませていただきながら今後この議員定数について皆さんの意見をもとにしっかりと議論を深めていきたいなと、ただこれを見た時点でも私自身は現行条例でやはり多くの意見もありましたけれども、一度やることが重要ではないかと、その上でこの意見の中に資料3-2にもありますけれども、実施を経てから判断すべきことではないかという、こういった意見というのは重く私には胸のほうに刺さってきましたので、今の段階ではそういう状況でありますけれども、今後また皆さんの意見を参考に、そして今後の議論の中でまた会派としての意見もまとめていきたいと思います。

○三谷委員長 ありがとうございました。
 他にございますか。

○倉本委員 私はこの意見募集とe-モニターの結果が大きく分かれているというところが非常に重要なポイントだと思っていまして、2つのある意味では相反する御意見が県民の中にはあるということだろうと受けとめさせていただきました。
 その中で前々から申し上げているんですが、一度議決をしているというところで、一度議決をしているものをあえて変えるためには相当なエネルギーが要るということは前々から私はそのように思っていまして、そういった中で多様な意見がe-モニターと意見募集という違う形でとってみると違う意見が出てくるという、それだけ多様な意見が県民の皆さんの中にあるということは、これは重く受けとめなければいけませんし、その中で45という一度議決をしたものを変えるだけの大きなエネルギーがあるのかということはしっかりと考えていかなければならないと思っています。
 私自身は、現状においてはそのエネルギー、大きなエネルギーにはなり得ないと思っています。
 以上です。

○三谷委員長 他にございますか。

○奥野委員 これはあくまでも僕は今後のための御意見だと思って判断しております。これを今から材料に変えていくというのは、今倉本委員おっしゃったように大変なエネルギーが要ると思います。そのe-モニターと意見募集が余りにも相反している、そういうことから考えると大事なのは意見だと、両方大事な意見だと思いますので、これからの参考材料として大切にしながら、今後これからの、今回ではなくって後の大事な参考資料としてやっていくべきで、あくまでも1回は45人でやるのは妥当かと思います。

○村林委員 見せてもらうと、非常に意見の幅が広いなという感想です。
 その中でこの意見をもちろん丹念に受けとめて読み込ませていただきますけれども、しかしこの非常に多様で幅の広い意見の中から結論を導き出すというのも大変難しいのかなというように感じております。その中でかなり定数の削減の対象になっておる選挙区からの意見も多いように見受けられまして、そうしますとそもそも現行条例を決めたときにこれだけの意見を丹念に聞き取らずに決めてしまったのではないかという思いがしています。
 そして、さらにさかのぼると、平成12年から14年ぐらいですか、今の51、55から51にしたときも行政改革の名のもとに議員の削減を行ったということも果たして本当に正しかったのかなというようなそれによって1票の格差も広がったのでという思いがしております。
 この後今後の進め方の議論ということにもなろうかと思いますが、ここまで幅の広い意見ということになりますと、やはりこの委員会の中で様々な議論をして決めていくことになろうと思いますので、前回の正副委員長案が出たあたりまで一度立ち返って議論を再開する必要があるのではないかと思っております。
 最後に非常に細かいことでありますが、今回のアンケートのとり方で最初に「いいえ」と回答した後に選択肢を選ぶわけですが、1人区が多いという記述が非常に誤解を生みやすくて、定数の減をしてほしくないという条件不利な南部地域の人たちは、例えば2人区を1人区でとめてほしいという人も丸をつけてしまうというところがありまして、ですので、面積の話が同時に出てくるわけで、直ちにそこに丸がついているから合区するということではないようだというように感じております。
 以上です。

○三谷委員長 ありがとうございました。
 他にございますか。
 どうぞ。

○日沖委員 先ほど津田委員のほうからe-モニターと意見募集との真逆な点をどうみんながそれぞれが感じるかというようなお話でありましたので、私も発言をさせていただきますけれども、これは個人の捉え方になりますけれども、私としては感じるのがe-モニターの方々というのは、その性格上先ほどもどなたか言われましたけれども、県政全般を合理的に捉えられながら理論的にいろいろ考えられて回答いただいたそういう性格が大きいだろうというふうに思います。意見募集の方々については、この県議会議員の選挙区と定数というものについて、やはりそれぞれの地域としての立場に立ったら地域の人としての声としてはどうかとそのものが捉え方というのが感覚が反映されておる性格が大きいなというふうに感じさせていただきました、その違いについては。
 その上に立ってさらにちょっと感想をつけ加えさせていただくんですけれども、先ほど一度感想を述べさせて、このアンケートについての感想を述べさせていただいたんですが、やはりe-モニターで御回答いただいた方の中にも現行の定数でよいという、45でよいという「はい」という回答された中にもやはり自由意見については、人口減少の傾向にある特に南部のほうについてはどうなんだろうとか、ただ1票の格差だけで判断していくのはどうなんだろうかとか、いろいろe-モニターの中で「はい」と答えられた方にも意見が大分これ見たんですけれども、ございます。そんなことが反映されてe-モニターで回答された中でも総定数が多いというもちろん意見が一番多いですけれども、それ以外は例えば現行条例45を否定する理由は何かという中で、1人区が増えている南部地域の定数が多いというのが次にやはりこれが多いですね、意見が。「はい」と答えられた中にもこういう意見があるわけですね。だからそういうところを見ていかなければe-モニターの中でもいけないかなというふうな思いもさせていただいております。
 以上です。

○三谷委員長 ありがとうございました。
 他にございますか。

○今井委員 今の津田委員からスタートして日沖委員が言われた、それで僕もちょっとこの後しっかり分析したいなと思うのが先ほど津田委員が言われましたけれども、e-モニターの中でも今回対象となる地域の回答が8割方、9割方「はい」のところが多いように思います。総定数が多いまで含めると、非常に全体からの意見募集等は、また同じ地域であっても大分真反対になってしまっておると、選挙区のところだけ見ても今回対象のところだけ見てもなっておると、その中には日沖委員言われるように様々な意見があるので、ここしっかりちょっと精査をさせてもらいたいなというふうに思います。

○三谷委員長 他にございますか。
 なければ、傍聴で青峰お越しいただいています。

○野村議員 実際意見募集のほうで2,232集まっているんですけれども、私はこの数字自体が記名で住所も入れて電話番号も入れてのこの2,232ですので、本当にこれだけよく集まったなというのが実感です。
 先ほどから話をされている中でも僕も感じているんですけれども、今回のこの集まった数は、南部地域からマイナス6という数字の不満ではない不安、こんなに6人も減っていいんかなという不安がこのような数字になったかなというふうに感じています。
 そして、e-モニターと先ほど意見募集の件で真逆という話もあるんですけれども、そのあたり先ほど申し上げましたように記名、住所も入れているというあたりで私は重さに差はないというふうに感じています。
 以上です。

○三谷委員長 ありがとうございました。
 他にございますか。
 なければ、先ほど来いろいろ出て御意見をたくさんいただきましてありがとうございました。非常に膨大な資料ですので、読み切っていただくというのはなかなか難しいかもわかりませんが、一つ一つ先ほど野村議員がおっしゃったように、意見募集のほうもきちっと名前、住所等が書かれたものでございまして、匿名のものですとか,それから締め切り後に来たものも80あるんですが、それはカウントしておりません。きちっとルールに従ったものだけ挙げているということでございますので、ぜひ手持ち資料の中の自由記事等まで読み込んでいただいて、県民の皆さん方の思いというものをしっかり受けとめていただきたいなとこう思っております。
 一度そういうことも含めて会派でも御議論をいただいて、次回の委員会でもう一度御意見を聞かせていただき、この方向性を決めさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 大体以上のようなことでよろしいでしょうか。
 どうぞ。

○西場委員 手持ち資料は我々委員だけの手持ち資料だと思うんですが、今、委員長に言われるようにこれをもとにしっかり議論しようと思えば、委員以外のところにもこの資料を拡大して配付していただきたい、そのほうが議論がしやすいなと思いますが、その出し方につきまして。

○三谷委員長 出すのはいいんですが、ただちょっと資料の量が膨大なものですから、今回簡易的にこの委員会にこういうふうに配らせていただいています。傍聴の方ですとかマスコミの方のほうにもこれをまとめたものをお配りさせていただいております。しかし、基本はこの原本ですので、これを会派で議論していただくときに皆さんにお配りいただくというのは僕はオーケーだと思います。
 事務方、事務局のほうでつくっていただけますか。

○西場委員 細かい話ですが、本当に量が多いので、議論するときに何ページの上から何番目とかそういうのがわかりやすい、あるいは通し番号にしてもらうとか、そうしないとこのことについて私はこう思っているとこれを何ページのどこやというのが出しにくいんです。通し番号とかページごとの数字を入れてもらうというような印刷に少し修正ができればお願いしたい。

○三谷委員長 できるだけ次回の委員会までに議論をしてもらわないかんので、風邪引いてみえるときに申しわけないですが、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 他にございますか。

          〔「なし」の声あり〕

第2 その他

○三谷委員長 日程等はこの後調整させていだたきますので、委員協議で決めさせていただきたいと思います。
 委員会はこれで終結をさせていただきます。

〔閉会の宣言〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
選挙区調査特別委員長       三谷 哲央

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