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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成29年度 委員会会議録 > 平成30年3月13日 環境生活農林水産常任委員会 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

平成30年3月13日 環境生活農林水産常任委員会 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

資料はこちら
 

環境生活農林水産常任委員会
予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会
会議録
(開会中)

 
開催年月日  平成30年3月13日(火曜日)   午前10時0分~午前11時48分
会議室      201委員会室
出席委員    8名
          委員長        田中 祐治
          副委員長      廣 耕太郎
          委   員      岡野 恵美
          委   員      野村 保夫
          委   員      津村   衛
          委   員      村林   聡
          委   員      小林 正人
          委   員      舘  直人
欠席    なし
出席説明員
   [環境生活部]
          部長                            井戸畑 真之
          廃棄物対策局長                    中川 和也
          副部長                            森  靖洋
          次長(人権・社会参画・生活安全担当)          冨田 康成
          次長(廃棄物対策局)                        別所 喜克
          参事兼人権課長                           長崎  晃
          環境生活総務課長                    奥山 孝人
          私学課長                          小川  悟
          文化振興課長                      髙野 吉雄
          地球温暖化対策課長                  樋口 俊実
          大気・水環境課長                     尾邊 俊之
          ダイバーシティ社会推進課長              中野 敦子
          くらし・交通安全課長                    金川 裕之
          廃棄物・リサイクル課長                  井村 欣弘
          廃棄物監視・指導課長                   山名 通之
          廃棄物適正処理プロジェクトチーム担当課長     有冨 啓修
          人権監                            長谷川 武彦
          消費生活監                         田間 文朗
          RDF・広域処理推進監                  和氣 城太郎
                                               その他関係職員
委員会書記
          議事課       主幹   西  典宏
          企画法務課   主幹  羽田 香織
傍聴議員    なし
県政記者    3名
傍 聴 者    2名
議題及び協議事項
第1 分科会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第9号「平成30年度三重県一般会計予算」(関係分)
 (2)議案第40号「三重県消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例案」
 (3)議案第99号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (4)議案第2号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第9号)」(関係分)
 (5)議案第81号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告(関係分)
第2 常任委員会(環境生活部関係)
1 議案の審査
 (1)議案第50号「地方税法第三十七条の二第一項第四号の寄附金及び当該寄附金を受け入れる
    特定非営利活動法人を定める条例の一部を改正する条例案」
 (2)議案第98号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」
2 所管事項の調査
 (1)「平成29年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについて
   (関係分)  
 (2)高等学校生徒募集定員に係る公私比率等について
 (3)産業廃棄物の不適正処理事案の取組状況について
 (4)平成28年度包括外部監査結果に対する対応結果について
 (5)各種審議会等の審議状況について
3 今年度の委員会活動の振り返りについて

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

第1 分科会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第9号「平成30年度三重県一般会計予算」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(井戸畑部長)
    イ 質疑

〇田中委員長 質疑があればお願いをいたします。

〇岡野委員 この歳入は関係ないかなとは思うんですけれども、環境保全基金の関係で超過負担分の配分が変わってきたことによってどのような変化があるのかというところをお示しいただきたい。予算が全体的に、地球温暖化対策の推進とか、大気・水環境の保全の予算などで減っているように感じるんですけれども、そういうところに影響があるのかどうかというところなんですけれども。

〇奥山課長 環境保全基金でございますけれど、子ども基金(仮称)の創設によりまして来年度から現在の6%が2%になるということで、おおよそこれまでは6000万円前後の収入があったんですけれど、今後2000万円程度になるというような状況になります。今年度は一応6000万円ほどの収入がございますので、今年度までは変わりなくということで、来年度からでございますけれど、環境保全基金の積立額がまだありまして、当面環境関係の事業に大きな影響はないと考えてございます。ただ、財政当局と話をさせていただきましたけれど、もし不足等が生じる場合は、その都度協議をさせていただいて、確保等をさせていただくという話をさせていただいております。

〇岡野委員 ちょっと加えてなんですけども、そうすると今蓄えがあるというふうに、基金が残っているというふうなことを言われたんですよね。それはどれぐらいあって、どの程度の影響がこれから予想されるとするのかということも。

〇奥山課長 環境保全基金自体は、一応今年度末で22億円程度が残額ということで残る見込みでございます。

〇森副部長 補足をさせていただきます。
 超過課税分としては平成29年度末の見込みで3億5000万円ほどの基金がございまして、先ほど奥山課長が申し上げましたが、収入としては6000万円ほどあったんですが、大体充当していたのは4000万円ぐらいの額でしたので、その差額の分が積み上がってきているということでございます。

〇岡野委員 そうすると事業自体には影響がないというふうに認識させていただいてよろしいんでしょうか。

〇森副部長 奥山課長から申し上げたように、基本的にはそこの事業に影響するというふうには考えておりません。もし不足する場合は、一般財源で補うということで財政当局とは話をしております。

〇岡野委員 そうすると、22億円程度残っているということですけれども、それについてはここの予算の中ではどのように反映されているんですか。

〇森副部長 平成30年度の中では、取り崩し額が約4億円、全体では4億8800万円ほどを考えておりまして、環境保全基金の中には産業廃棄物税の部分であったり、超過課税の分がありますので、そういうものは、産業廃棄物税の分は従前と同じような形で4億5000万円ほど使わせていただいていて、法人超過税の部分は3800万円ほど使うということで、全体として4億8000万円ほどの取り崩しをこの予算で計上させていだたきます。

〇岡野委員 そうしたら次、よろしいでしょうか。この「平成30年度 当初予算関連資料」の2ページなんですけれども、ここで今年度と比べて来年度については、例えば大気テレメータ維持管理事業費が減っているとか、それから自動車NOx等対策推進事業費が減っているとか、それから河川等公共用水域水質監視事業費が減っているとか、当然必要なものについて減額が見られるんですけれども、ここら辺についてはどのように、なぜこうなっているのか、環境対策は大丈夫なのかというふうな心配があるわけですけれども、いかがでしょうか。

〇森副部長 先ほどおっしゃったところについても、基本的に所要額は計上しておりまして、例えば大気テレメータ維持管理事業は、年度ごとに機器の更新をしていますので、その影響とかそういうのかあって、昨年度より今年度はその分が少なかったとか、そういうことの影響がある部分で、額が極端に減って何か事業執行に影響を及ぼすというようなことではありません。必要なものは全て計上させていただいているということになっております。

〇岡野委員 そうすると、それほど減らされるというようなことではなく、現状を見て測定機器を買いかえたり、買いかえなかったりとか、そういうような程度のことであるというふうに認識させてもらってよろしいんでしょうか。大丈夫でしょうか。県民の命と環境を守るためにしっかりと必要なものは予算措置をしていただくことが必要だと思うんですけども、その点についてどうでしょうか。

〇森副部長 おっしゃるとおりで、必要な所要額については予算計上させていただいて執行できるような状況になっています。

〇岡野委員 そうしたら、続きましてよろしいでしょうか。

〇田中委員長 はい。

〇岡野委員 同じように3ページなんですけれども、不法投棄等の未然防止・早期発見推進事業で、ドローンを活用しておられるということで、これはどのように実際には詳しく説明をいただいて、効果とか、それから何機ぐらい購入しておってどのようになっているのかとか、来年度についてはそれをどのように拡大していくのかということについて、よろしくお願いします。

〇山名課長 委員の御質問の件ですけども、ドローンの導入につきましては、まず機数ですけれども、1機を導入いたしました。ドローンを活用するに当たって、まず研修等を受けて実際にドローンを運用し出したのが昨年の11月からでございます。どのような活用をしておるかといいますと、山岳における監視活動であるとか、不適切に保管をしておるような業者の保管量の測定システムになっておりますので、不適正な保管をしておる測量等にドローンを活用しております。
 この活用の回数でございますけども、昨年11月から2月末までの活用数ですけども、33回の活用をして監視活動また測量活動を実施しております。それで、測量をして実際の数値を把握した上で、早期の是正をするよう業者に対して指導をしておるというようなところです。
 効果といいますと、この活用によって不法投棄等を発見するには至っておりませんけども、是正の指導をするに当たって業者に対して明確な指導ができておるので、改善等に活用がされておるというところです。

〇岡野委員 そうすると、来年度については、少し増えているんですけれども、どのように。これはドローンに関係なく不法投棄の監視強化という意味で増やしているということで、別にドローンもう1機とかそういうことではなくて。

〇山名課長 ドローンの機数を増やすというものではございません。現在活用しておる廃棄物の監視指導システムというのがございますが、このシステムで県庁と地域機関が指導の状況を共有するようになっておるんですけども、そのシステムを、一部回収を目的とした調査等にするのに業者とタイアップしてさらにバージョンアップをするということにも予算をつけていただいたりしておりますので、ドローンを購入するのに予算が上がっているというものではございません。

〇岡野委員 わかりました。不法投棄については、発見には至っていないというふうなお話ですけれども、正確に量を分析したりするということで、適切な指導をするということでは非常に効果があるんじゃないかなというふうに私も思っていまして、そこら辺についてはいろいろと、機器のことでありますから壊したら大変なこともありますけれども、十分に注意していただいて適切にしっかりと、目で見ただけではなくて、量的にも把握されて監視を強化していだたくようにお願いをしたいというふうに思っております。
 続きましてよろしいですか。
 5ページなんですけども、多彩で魅力的な展示・公演等の開催ということで、総合博物館とか美術館、文化会館の事業なんですけれども、これについては若干昨年度に比べて減額があるようにお見受けしますが、実際にどうなのか、何で減ってきているのかなというふうに思いますので、ちょっと教えていただきます。

〇髙野課長 主な減額といたしましては、美術館の展示が要因となっておりまして、美術館は今年度開館35周年ということで、大規模展を特別にやらせていただきましたので、その分が平年ベースに戻ったというふうに御理解賜れれば。あとは各館とも当然展示の資料を借りてくるところが変わってまいりますのでそういった増減はございますけども、基本的には平年ベースということでお考えをいただければ結構かと思います。

〇岡野委員 総合博物館も。

〇髙野課長 博物館も。要は、先ほど美術館だけ私は申し上げましたけれども、そのほかの館について総合文化センターも含めまして平年ベースということで、基本的には御理解賜れれば結構かと思っておりますが。

〇岡野委員 特別展の影響がありましたか。本居宣長展でしたか。

〇髙野課長 今年度は35周年展ということで、春のベスト・オブ・コレクションから夏のテオ・ヤンセン展、それから秋の本居宣長展と3弾をさせていただいたんですが、やっぱりそのうち特にテオ・ヤンセン展が大規模展ということで、経費が通常よりはかかっておりますので、その部分が影響が大きかったかなと思っております。

〇岡野委員 テオ・ヤンセン展は非常にたくさんの方に来ていただいて、こんなんをやっているということでは非常に珍しく目を引いたんじゃないかなと思いますし、お客さんも多かったので、それなりの効果は上がったかなと思うんです。
 全体的に展示してそういうような特別展があると増えるけれどもということですけれども、日常においてもしっかりとしてやっていただきたいと思うんですけれども。特に私なんかは余りあちこち行っていないのでよくわからないんですけども、よくほかの美術館なりに行ってみえる方から比較をされて、もう少し展示に対する工夫を斬新なものにするとか、それから見た感じで、展示方法をもう少しインパクトがあるような展示にしたほうがいいというようによその会館との比較で言われたりもするんですけども、特に三重県にはすばらしい方々がたくさんいらっしゃると思うので、そういった関係者の声も聞いて。私らは素人ですからなかなかのみ込めませんけれども、やっぱりそれなりにきちっと文化的な要素をもって展示方法などについても工夫をしていただくほうがいいのかなというふうなお声も聞きますもので。何かちょっと野暮ったいとかというふうなことを言う人もおりまして、そこら辺についても工夫というのはどうでしょうか。限られたお金ですから予算の中で苦労はしていただいていて、総合博物館についても物すごく自分たちで創意工夫されているというのはよくわかるんですけれども、特に美術館みたいな文化的なことを言われるところについては、他館がすごく斬新ですばらしい展示方法なんかも工夫していらっしゃるところから見て、少ないお金の中で大変だと……

〇田中委員長 岡野委員、もっと簡潔に質問をお願いします。

〇岡野委員 済みません、よろしくお願いします。ちょっと御意見を。

〇髙野課長 今、美術館のことを中心に言っていただきましたけれども、ほかの館も同様かと思っておりますので、まとめてお答えをさせていただきたいと存じますけれど、おっしゃるように専門的な知見からのいろんな工夫ということで、各館とも、例えば博物館とか美術館、あるいは図書館の専門家の方、あるいは一般の利用者の方も含めた各界の有識者に入っていただいた博物館とか図書館の協議会というのを置いておりまして、これが館長の諮問機関になっております。その中には、例えば美術館であれば今だったら本居宣長記念館の館長とかいろんな方に入っていただいていますので、その方から例えばそのたびたびの展示の評価とか工夫とかということもいただいておりますし、ほかにも専門委員会も設けまして、展示なりのいろんな工夫もやっておりますので、引き続きそういった努力をさせていただきたいと思っております。

〇岡野委員 ぜひいろいろ取組をしていただきますようによろしくお願いいたします。
 私はほかにもあるんですけれども、ほかの方にやっていただいてまた後で。

〇田中委員長 ほかに質疑はありますか。

〇舘委員 重点項目のことで2件。
 まず2ページのマル5の自動車NOx等対策の関係です。これは重要なことだなということで、これまで排出量調査等々やっていただいて、総量削減計画の進行管理に努めてみえておるということですが、殊にこれによって業者というか、業界の規制も受けているところですが、最近はどうなんですか状況。それをまず1つお伺いしたいです。

〇尾邊課長 現在の状況ですが、御存じのとおり毎年度公表はさせていただいておるんですけれども、NOx、それからPMについても環境基準は達成しております。これは平成32年度の目標になっておりまして、平成27年度の中間目標があったわけですけれども、それにつきましても中間目標値は達成しておるところでございます。ですので、引き続き現状のままの体制、規制でもってすれば平成32年度の目標は達成できるかなというふうに考えています。ですので、特段今から厳しくするとかそういうことはないというふうに考えております。

〇舘委員 達成されるとその規制が解除されるとかそんなことはないの。

〇尾邊課長 それにつきましては、このNOx・PM法というのは国の法律でございます。規制地域というのを、県から手を挙げるかそこら辺はあるとは思うんですけれども、国のほうで指定しているところでございます。国のほうでもその目標の年度の以降については検討しておりまして、いろいろシミュレーション等をやっておりまして、どんなもんやろなというのをやっています。端的に言いますと、中部圏につきましては、ほぼ現状のままで終わるのかなというふうに考えていまして、その以降につきましては、国の法律の範囲の指定地域の話なので、そこら辺でまた意見が出てくるのかなというふうに思っております。現状ではまだわかりません。
 以上です。

〇舘委員 わかりました。よくなっていくのは当然うれしいことでありますし、それによって今の規制が解除される方向になっていくべきだなと僕は思うもので、これからの状況を、今国のほうの規制の関係もというか指定の関係もあるんだというふうに聞きました。またいろいろと情報もいただきたいと思います。
 もう1件、3ページの伊勢湾行動計画推進事業です。この中で記載がされておるのは伊勢湾再生のことということで、野村委員のところが特にそうかなという、いわゆる海岸の漂着物の対策かなというふうに思います。これは当然状況を見させていただいても報告いただいても大変なことになっているな、あれをどうにかしなければならないけれども、そっちへ寄ってくる部分を、毎回ですけれども、このままにするわけにはいかないということでの対策はよく理解できますが、伊勢湾再生という意味からいったときに農林水産部関係のほうでも申し上げました、伊勢湾アサリ復活プロジェクト推進事業は、もう平成30年度をとりあえずの終了にしようということでの見直し等々を行うというふうな報告があったわけです。これは伊勢湾再生というところからいけば水環境をよくする、当然貧酸素水塊等々いろいろな課題、問題がある、だから3県1市かな、それに基づいている取組がずっとあって、ということがあるんだなというふうに思っています。その中でどうするんだということを、伊勢湾再生促進議員連盟の中でも、私も会長させていただいていますけども、一向に勉強会もしていないので一回そんなことのチェックもさせていただきながらいろいろ情報もいただきたいなと思いますけれども、そちらの関係のほうの、いわゆる伊勢湾再生に向けての動きというのはどういう状況なのか、ちょっとだけ御報告いただけたらなと思います。

〇尾邊課長 海岸漂着物対策推進計画というのは、平成24年3月に策定しまして、現在それに基づいてやっているところでございます。三重県のほうには伊勢湾全体で約1万2000トン漂着するという話があって、そのごみについては東海三県一市でNPOの御協力のもとに片づける、それから海岸管理者は国の補助金を使いつつ片づけるということでやっているところでございます。
 昨今、委員御質問の伊勢湾再生というところで、そのアサリ復活プロジェクトという話等がございました。その栄養塩類の話の関係があるとは思うんですけれども、そこら辺については国のほうも栄養塩類等で漁獲量との関係はまだはっきりしないというふうなことで、今後の調査というふうにしておるところでございます。我々のほうの環境生活部としては、海岸漂着物問題はしっかり取り組む、それから東海三県一市を通じてこういう海岸漂着物問題があるんやというのをしっかり広く知らしめていくというところと、あとは貧酸素水塊というのがあるので、それの原因究明、環境基準はCODで約50%の達成率がございますので、引き続き調査研究と現状の施策を持続していくのかなというふうに考えております。
 以上です。

〇舘委員 藻場、干潟等々の情勢については農林水産部が担当になるのかというふうに思いますが、伊勢湾というのは閉鎖性海域の中でのその対策等々、民間のほうでもそういうふうな動きもあるわけでして、そこら辺のことも一度整理していただきながら情報もいただくことも考えたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。
 以上にします。

〇田中委員長 ほかに質疑はございますか。

〇小林委員 不法投棄等の未然防止・早期発見推進事業なんですけれども、これは市町や事業者との協定、監視パトロール活動を実施する自治会への支援というふうに書いてありますけども、今でも民間事業者に委託されて、要は委託料を払ってやっていらっしゃるところがあるんですよね。その分が幾らかというのと、あと委託してやっておられるところと委託料を払わずしてボランティアみたいな形でやっていただいているところの線引きなんていうのはどういうふうな形で。仕事の内容が違うとかそういうことを少し教えていただければと思います。

〇山名課長 まず県のやる監視と民間のパトロールの違いのところでございますけども、県につきましては、業者に対して立ち入りをして、不適切な部分につきましては、事細かに不適切部分についての説明と対策ということを指導しております。民間パトロールにつきましては、県ができない時間帯であったり、土曜、日曜、また早朝であるとかの時間帯に監視をしていただいて、その状況を直接に指導することはございませんけども、その状況について報告をいただいておるというようなすみ分けをしております。
 あと予算につきましては、少々お待ちください。

〇別所次長 この5800万円の中で監視パトロールの委託事業といたしましては、1500万円ほどを計上しております。
 以上でございます。

〇小林委員 ありがとうございます。民間に委託されとるのが1500万円ほどで、委託料を払われていない民間の、いわゆる監視パトロールとかに回っていただいているボランティアというところもあるんでしょうか。

〇山名課長 ボランティアとして業者で協力をいただいておる事業所が21事業所になります。

〇小林委員 ありがとうございます。これ以上は聞きませんけども、あと自治会に対しての支援ということですけども、具体的にどういったことをやられておるのかちょっと確認だけ。

〇山名課長 各市町の自治体につきましても、ボランティア活動として不法投棄の監視をしていただいておるような自治体がございます。そのような自治体に対しては、こちらから啓発のグッズをお渡ししたり、状況を説明させていただいて連携をとらせていただいているような状況です。

〇小林委員 わかりました。ありがとうございます。

〇田中委員長 ほかに質疑はありませんか。

〇村林委員 まず最初に要望だけ。
 以前からきれいなだけではない豊かな海を目指してくださいということを申し上げておりますので、国のほうの動きとかも見ていかなければいけないと思いますので、今後ぜひよろしくお願いしますということを1点要望させていただきます。
 お聞きしたいのは、1点に絞らせてもらいますけれども、この当初予算関連資料の3ページの地域循環高度化促進事業に都市鉱山というような言葉とかが入ってきているんですけども、この地域循環圏形成というのはどういうことを目指しておられるのかということをもう少し詳しく聞きたいんですね。例えば、都市鉱山という言葉はこれまでもずっと長い間聞いてきたんですけど、採算がとれるのかとかいろんな心配事もあると思うので、もう少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。お願いします。

〇井村課長 まず都市鉱山の関係なんですけれども、これは東京オリンピック・パラリンピックの関連で行っている事業でございます。具体的には携帯電話などの小型家電からその中に含まれている金とかというもので希少な金属を回収するというプロジェクトでございます。これにつきましては、県内の21市町が既に参加をされております。
 もう一つの地域循環圏の関係なんですけど、これも当然入ってくるわけなんですけども、具体的に今進めている内容としては、ここにちょっと記載をさせていだたいておりますが、プラスチックの地域循環ということで、地域内で発生するプラスチックを地域内でできるだけ利用しようということを具体的に進めさせていただいております。具体的な中身としては、プラスチックを排出する事業者、それからそれを資源に変えるリサイクル業者、あるいはプラスチックの原料をつくってみえる関連の業者、それからそれを再度利用する事業者、それから県の工業研究所などが入って具体的にどういう課題があるのかということについて今現在検討を進めておるところでございます。それ以外に食品のリサイクルということでございますので、今現在問題になっている食品ロスとか食品廃棄物の関係につきましても、エコフィードといいまして、飼料化はできないかとかいうことにつきまして具体的な検討を進めているところでございます。
 以上でございます。

〇村林委員 なるほど。まずはプラスチック類ということを考えておられて、この都市鉱山やメダルというのは採算性というよりは東京オリンピック・パラリンピックに向けた象徴的な事業だというふうに理解させていただきました。御答弁ありがとうございます。
 以上です。

〇田中委員長 ほかに質疑はございますか。

〇津村委員 こちらの平成30年度当初予算主要事業のほうでちょっとお聞かせいただきたいんですが、環境生活部の19ページなんですが、「みえ性暴力被害者支援センター よりこ」についてなんですが、新年度予算として1100万円上げていただいているんですが、この「よりこ」の相談状況とかはいかがなのかなという話も聞かせていただきたいですし、単に利用率が高いとか、利用者数が多くなったからいいとかという問題ではないと思うんですけど、やっぱり実際に被害に遭われた方々にしっかりその「よりこ」が認知されていてしっかりとそこで相談とか治療につなげていただくということが非常に大事だと思うんですけど、そのあたりを考えますとやはり一番大事なのはいわゆる認知度を上げるための啓発なのかなというふうに思うんですが、そのあたりの取組について状況をお知らせください。

〇金川課長 「みえ性暴力被害者支援センター よりこ」の関係ですけれども、平成27年6月開設なんですけれども、それ以降、今年度平成30年2月末で合計892件の相談件数となっておりまして、今年度だけを見ますと2月末現在で302件と、大体月平均27件ぐらいの件数が上がっております。相談員は女性の方2名で対応していただいておるところなんですけれども、相談だけではなくて、しっかり相談者の方と信頼関係を結んでいただいておりまして、市役所であったり、学校関係であったり、相談者の方が要望される場所への付き添い支援ですとか、あと実際に電話ではなくて面談室で面接相談とかいろいろやっておるところです。ただ、委員がおっしゃったとおり認知度がまだそれほど高いとは考えておりませんので、現在出前講座とか近鉄電車とかのドアステッカー、そういった啓発とか、ただ単なる啓発ではなくて、養護教諭とか直接その被害者になりやすい方の相手をされておる先生、要は保健の先生ですか、そういった方を対象に、的を絞って「よりこ」の存在とそれから活動内容、これの周知を図っているところでございます。
 以上です。

〇津村委員 先ほどお聞かせいただいたひと月に27件ぐらいの連絡があって、これから認知度を上げていくためのいろいろな啓発もしていくとさらに相談件数が増えると考えると、やっぱり2名体制で大丈夫なのかなというふうな不安もちょっとありますので、認知度が上がってきて、もし相談件数が上がってくるんであれば、やっぱり相談体制もしっかりと充実していっていただきたいなというのが1件、もう一つは、先ほどの認知度を上げるためのいろんな活動もいただいているんですが、それプラスやはり性犯罪に遭わないようにするという言い方をすると、被害に遭った方が悪いというわけではないんですが、社会に出たらいろんな危険性がありますよという予防というんですか、自分で自分を守るためのいろんなことも同時に啓発していかなければいけないのかなというふうに思うんですが、そのあたりというのは「よりこ」でやるのか、また違うところでそういう啓発というのをやっていくのか、それはどの辺でするんですか。

〇金川課長 「よりこ」は一応被害に遭われた方の相談ということですので、そういった啓発に関しましては、私ども県の当課のほうでやらさせていただいています。例えば国のほうからも情報が流れてきますし、他県の情報もメール等で入ってきますので、その都度市町とかであったり、学校関係であったり、情報を流したり、予防という意味では今、JKビジネスとかがあるんですけれども、そういったこともありますよということをこちらから出前講座なんかで啓発をして注意喚起を図っているところでございます。

〇津村委員 ぜひお願いしたいなと思います。いろんなニュースとかで見てみますと、飲み会一つにしても結局知らない間に飲み物の中に薬を入れられているとか、そういうことでいろんな被害があるということを聞きますと、本当にこういうのが許せんのですよ。ですので、何とか県としてもしっかりとそのあたりの注意喚起のほうにも力を入れていっていただきたいなというふうに思います。
 以上です。

〇井戸畑部長 先ほど津村委員から2名体制の件で御意見いただきました。2名ですとやはり付き添い支援なんかもなかなか思うようにできないとか、相談員の資質向上というのが非常に大事になってきますので、研修に行ってもらったりとか、他の機関との連携会議に行ってもらったりしなきゃいけないんですが、そういうことをすると相談窓口に人がいなくなる、そういうことが起こってきますので、来年度は1名増やしまして3名体制で臨むようにさせていただくようにちょっと予算を増やさせていただきました。
 以上です。

〇田中委員長 それでは、ほかに質疑はございませんか。

〇野村委員 この当初予算関連資料の2ページ、3ページで。先ほどの舘委員の中にもあったんですけれども、「伊勢湾の再生」とあります。2ページのほうにマル6で河川等公共用水域水質監視事業というのがありますけども、これはやっぱり川から流れ込む水がこの伊勢湾の再生なんかに非常に影響を与えるかと思うんですけれども、この事業同士の関連性といいますか、どう持たせておるのかなというのを聞きたいんですけれども。単独でやっていることはなくて河川からの情報を生かしながらこういうことをやっているという事業があれば聞きたいんですけども。

〇尾邊課長 伊勢湾の関係と河川の流入の関係でございます。河川に関する工場、事業所の規制という話について、例えば伊勢湾の環境基準を守っているかどうかというのを確認します。もし守れられていないのならばそこに流入する工場、事業所、それから生活排水対策をしっかりしていかなければならないというふうになります。ですので、川の環境基準を守るのはもちろんなんですけども、伊勢湾の環境基準を守るということも当然大事にして考えて規制というのはやっていくということでございます。現在は伊勢湾につきましては、ほぼ50%程度なんですけれども、河川につきましては約98%の環境基準達成率でございますので、かなり改善はしているということが、現状の規制の状況です。
 以上です。

〇森副部長 補足をしますが、ここのマル6である河川等公共水域というのは、公共水域ですので、河川だけではなくて、海のところもこちらで伊勢湾の総量規制のことにちゃんと当てはまっているかどうかというのを確認させていただいている事業で、マル8の伊勢湾行動計画のほうは、先ほどの話でございましたように、海ごみの対応が中心なんですが、それ以外に貧酸素水塊の研究であったりとかそういうものをさせていただいています。当然尾邊課長が申し上げたように、マル6ではかった水質の状況はそういう研究に生かして対応させていただいているという状況です。

〇田中委員長 ほかに質疑はございませんか。

〇岡野委員 それでは、この当初予算関連資料の17ページですけれども、隣保館運営費等補助金ですけども、2億5000万円余りあるわけですけども、これで多分隣保館に対する運営費をここから出しているんではないかと思うんですけど、後から出てくるんですけれども、別のところにあります「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告のところで款が出てまいりまして、8つの款の金額を足してみると2億2657万5000円でこれと合わんのやないかなというふうに思ったもので、何でかなと単純な疑問なんですけど。

〇長崎参事 今おっしゃった関係は、補助金の調書の関係でございますので、これにつきましては、1事業主体当たり1000万円以上というのが上がっておりますもので、その1000万円以下のものについては補助金調書のほうに上がっておりません。その関係で差が出ておるということでございます。

〇岡野委員 わかりました、そういうことで。
 それともう一つ、予算のことですから、人権施策推進費の中で人権センター管理運営費が4631万3000円と人権センター啓発活動推進事業費が3464万6000円出ているわけですけれども、これの中身ですね。いろんな啓発事業をやっていらっしゃると思うんですけれども。

〇長崎参事 人権センター管理運営費につきましては、例えば水道光熱費ですとかそういう人権センターの運営というか、館の運営自体にかかるものが上がっているところでございます。人権啓発事業の予算につきましては、いろいろあるんですが、例えばテレビ、ラジオを活用して啓発スポットを流すとか、人権メッセージを募集するとか、それからフォトコンテストを実施するとか、それからスポーツ組織、伊賀FCくノ一でございますが、そういうところと連携して啓発イベントを実施するとか、様々な形で啓発事業を行っているところでございます。

〇岡野委員 実は私が申し上げたいのは、同和問題等啓発事業費ですか、それもそこの中に入っていますね、1048万円か、それから同和問題等研修事業費というのも入っておりまして、以前も申し上げましたけども、人権センターの中にある展示物などについて、それから啓発の資材などについて非常に偏りが見られるんじゃないかなと。非常に同和ということを主眼にしたようなことになっていて、そして運動団体のほうからも非常にそれについては異常やないかと。例えばカレンダーなども出ておりますけれども、人権カレンダーの中身などで同和関係が非常に重視した取り扱いをされていると。こういうことは既になくなっているのに展示物だとか、総合的に見た中身については、余りにもそれが問題になって拡大されているようなことになってはいないかというような疑問点が出されておるんですけども、それについてはどんなふうにお考えなんでしょうか。

〇冨田次長 同和問題につきましては、長年行政のほうで取組もしてきまして、特別措置法については期限が切れましてもう終わっておるということでございますが、現状といたしましては、インターネットを含めましてその差別のあり方の状況をどう把握するか、お立場によってそれぞれお考えはあるかと思うんですが、過去とは違った形の差別がございまして、特におっしゃるように同和問題を重点的にということはございませんが、様々な人権課題の中でその中の一つとして取り組んでいくということで、基本はそのような予算状況になってございます。
 また、展示につきましては、前回も申し上げましたが、博物館の機能もございますので、人権センターの展示については、過去の歴史を踏まえた展示になっております。また今後老朽化等ございましたら、そのときの状況に応じて見直しもやっていくことになるかと思いますが、現状は適切なものであると考えております。

〇岡野委員 見解が違うんかもわからないんですけれども、今はそのことが真正面に問題になっているような時代ではないんではないかなと思うんです。私自身もその地域に住んでおりますけれども、それほどそれに問題を感じたことはありませんし、そのことによってかえって今まだ残っておるということで、拡大をしていく、地域などについてもどこの地域やというふうな形でさらに差別化するようなことをいまだにするというのは、非常に問題かなというふうに思います。
 人権センターの同和問題等啓発事業費などの占める割合も非常に多いですよね。ですので、それについては、意見になるんかもわかりませんけども、改めて客観的に判断をなさるようなことにならないと、いつまでたってもこれが引き続き残って、心の中の問題というのはなかなか解決しにくいというのはわかるわけですけれども、そのことによって拡大していくというようなことは決して望ましいことではないものですから、改めて人権センターの展示物等々同和啓発についての問題を考え直していただきたいというふうに私は訴えさせていただきます。
 以上です。

〇冨田次長 様々な人権課題の中での同和問題でございますが、かつてはそれぞれの地元において対面における口頭による明らかなわかりやすい差別ということが多くあったと思うんですが、差別意識の解消が進みまして、そういう面では多少件数としてはおっしゃるように減ってきているかと思いますが、御存じのとおりネット社会等におきましては、同和問題に限りませんが、あからさまな、非常に差別的な言動をしている方もいらっしゃいますので、そういうことも含めて社会情勢の変化にきちっと対応しながら、啓発は地道に各人権課題で進めていきたいと思っています。

〇岡野委員 私は人権全体を問題にするんではなくて、同和に偏っておるということを特に考えております。全ての人権課題を公平にということではなくて、特にこれを強調されるような向きがあるということではやはり県民の感情から見てどうなのかという視点で考えていただきたいなというふうに思っています。
 以上です。

〇田中委員長 ほかに質疑はありませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇田中委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論

〇田中委員長 次に、改めて討論として議案に対する賛否の意向があればお願いいたします。

〇岡野委員 先ほどもちょっと、かみ合わない議論というふうなことになるかもわかりませんのですけども、やはり同和偏重というところでの人権政策については問題ありということで、私は反対をさせていただきます。

〇田中委員長 ほかに討論はありませんか。

          〔「ありません」の声あり〕
    オ 採決      議案第9号(関係分)   挙手(多数)   可決

 (2)議案第40号「三重県消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例案」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(井戸畑部長)
    イ 質疑

〇田中委員長 質疑があればお願いいたします。

〇舘委員 問題は特にはないんですが、部長の提案説明は議案聴取会のときにはもうこの延長がかかったり、その規定の整備をするのだという内容だけでした。今回これを見せていただくと、改正の趣旨の3行目、「有効に活用させるとの方針変更を受け」と、雰囲気的にまさに他人事でありまして、ならば、今後の対応で3つ大きく挙げていただいていますけれども、変更されてきて何か大きなことがあるかというと特にはないんだと思うけれども、そんなところをどうやって受けとるかだけちょっとお聞かせください。

〇冨田次長 消費者行政は、国の方向性なんですけれど、この基金をつくらせて各地方で取り組むという流れと、一方でじかに地方消費者行政活性化交付金を交付して直接財源を手だてするというやり方との2本立てでずっと進んでおりまして、近年は割と交付金という形でやっていただいていましたが、国のほうでこういった方針変更になってまいりました。ここは国の方針ですので、「との」と書きましたけれども、交付金がいい事業と、あるいは基金事業が使いやすい、いろいろございますので、そこはもう最大限国のお金を有効に使いながら、ここに書きました消費者啓発とか、消費生活相談員のレベルアップとか、市町の消費生活相談員配置等、県の部分、それから市町の部分、なるべく有効に使うように努力していきたいと思っています。

〇舘委員 なるべく有効に使ってください。

〇田中委員長 ほかに質疑はありませんか。

〇岡野委員 そうすると三重県消費者行政活性化基金の残額というのは幾らぐらいで、1年間にどれぐらい活用されているんですか。

〇田間消費生活監 基金の残額は一応今のところ5400万円ほどでございます。年間の使用ですけれども、ここのところ基金の活用の規制がありまして、750万円、800万円弱ぐらいが続いております。来年度からはそのあたりが少し解消されますので、もう少し大きな額で使っていくということを予定しております。

〇岡野委員 そうすると国のほうから一応歯どめというか、こういうふうなものにというふうなことになって規制がかかってきておるということなんですか。

〇田間消費生活監 以前は基金だけで対応しておりましたが、先ほど次長が申し上げましたように交付金も交えて消費者行政の推進を図るという中で、基金で使えるものが強化事業ということで、消費生活相談員の確保とか、研修参加等に限定されておりました。それが来年度はなくなりますので、啓発も含めて活用していくというところでございます。

〇岡野委員 いろいろと悪徳な業者もおりまして、そういう意味でお年寄りがよくひっかかっているというような状況もあったりして、多額のやりとりがあるように聞いております。だからその点はやっぱりしっかりと活用も含めて考えていただきたいということを要望させていただきます。

〇田中委員長 ほかに質疑はありませんか。

          〔「なし」の声あり〕

(3)議案第99号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
   ア 当局から資料に基づき補充説明(井戸畑部長)
   イ 質疑            なし
   ウ 委員間討議     なし
   エ 討論            なし
   オ 採決             議案第40号          挙手(全員)   可決
                      議案第99号(関係分)   挙手(全員)   可決

 (4)議案第2号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第9号)」(関係分)
 (5)議案第81号「平成29年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(井戸畑部長)
    イ 質疑           なし
    ウ 委員間討議     なし
    エ 討論           なし
    オ 採決           議案第2号(関係分)     挙手(全員)   可決
                       議案第81号(関係分)   挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(森副部長)
    イ 質問      なし

 3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

第2 常任委員会(環境生活部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第50号「地方税第三十七条の二第一項第四号の寄附金及び当該寄附金を受け入れる特定非
   利活動法人を定める条例の一部を改正する条例案」
 (2)議案第98号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(井戸畑部長)
    イ 質疑             なし
    ウ 委員間討議       なし
    エ 討論             なし
    オ 採決            議案第50号   挙手(全員)   可決
                       議案第98号   挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査
 (1)「平成29年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しにつ
   いて(関係分)
 (2)高等学校生徒募集定員に係る公私比率等について
    ア 当局から資料に基づき説明(森副部長)
    イ 質問

〇田中委員長 それでは、質問等がありましたらお願いいたします。ございませんか。

〇村林委員 今の公私比率のところなんですけれども、1年前倒して調査をいただいて、この結果を今後その公私立高等学校協議会に提示してまた協議に入るということでいいんでしょうか。

〇森副部長 高等学校生徒募集定員に係る公私比率等検討部会の内容が11ページ以降に書いてある内容でございまして、その概要を先ほど御説明させていただきましたが、部会からの提言について3月20日に開催されます親会である公私協に報告をさせていただいて、今後は公私協が従前と同じように毎年度議論をして公私の割合を決定していると。方向性については基本的に平成25年度の方向性を継続するということになっております。

〇村林委員 わかりました。後ろのほうを見せてもらうと、地域によってはおおむねそのとおりに沿ってやっているところ、あるいは異なる状況になっているところというのが読み取れるわけですけど、基本的には平成25年度のとおりに今後公私協で実現していくような形で策定していくと理解すればいいわけですね。

〇森副部長 おっしゃるとおりで、この今までの検証でございますので、検証の中では平成25年度から今までの間で方向のとおりになっているところもあればなっていないところもありますので、そういうことを踏まえても今後の方向性は特に25年度の方向性と変えるところはないので、方向性としては今後も25年度のやつを堅持してということになっています。

〇村林委員 おおむね理解できましたけれども、そうすると、その方向性を堅持する中で、きちんと沿ってやっていくことが重要だと思うので、ぜひそのようになるように今後もお取り組みをお願いします。要望して終わります。
 以上です。

〇田中委員長 ほかにございませんか。

         〔「ございません」の声あり〕

〇田中委員長 なければ、「平成29年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについて(関係分)及び高等学校生徒募集定員に係る公私比率等についての調査を終わります。

 (3)産業廃棄物の不適正処理事案の取組状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(別所次長)
    イ 質問

〇田中委員長 それでは、質問等がありましたらお願いいたします。

〇岡野委員 桑名市源十郎新田事案の状況ですけれども、PCBを含むということで非常に危険であるということで、かなり増額してこの間増やしてきたんではないかなというふうに思うんですけれども、今後の状況ですけれども、平成34年度までには対策を完了できるという見通しということで、予算の増額があるとかいうことはないのかどうかという確認と、原因者の追及についてどのように、「粘り強く」というふうに書いてありますけども、もう少しどのように言っていますのか、調査がどのように進んでいるのかということをお示しいただきたいということと、四日市市内山事案ですけれども、これはあとどのように。一応対策工事が完了したので、植栽などを行って保持されるのか、どういうふうにされるのか、地元との協議はどんなふうになっているのかというようなことを教えてください。

〇有冨課長 桑名市源十郎新田事案でございますけれども、こちらのほうにつきましては、後期対策工事という旧処分場の対策工法というところがまだ工法決定というか、そこには至らない状況でございますけれども、その工法によって予算の額の増減はございますけれども、現在といたしましては、対策の工法というのを決めてといったようなことと、あと産廃特措法での支援を得るべく環境省との協議をこれから進めていくといったような状況になろうかというふうに考えてございます。
 2点目の原因者の追及でございますけれども、こちらのほうにつきましてはこれまで原因者の追及というのを一生懸命やってまいりまして、そういったところにつきまして費用求償なり何なりといった対応というのは行ってきているところでございます。今後また新たな原因者なりというところがわかってまいりましたら、そういったところにつきまして対応を求めていくとか、そういったような措置を講じていきたいというところでございます。
 それから、最後、四日市市内山事案、31ページになりますけれども、こちらのほうにつきましては、対策工事というところにつきまして、予定どおり対策のほうとしてはうまくいっている形ということで、生活環境保全上の支障の除去というのが行われているということで、学識者の御意見もいただきながら対策工事というところを終えておるんですけれども、一定期間それがちゃんと維持されているかどうかというところをいわゆる地下水でありますとか、大気のガスであるとか、そういったところのモニタリングをしていくというところでございます。
 その後につきましては、当然廃棄物自身が埋まっている状態になりますので、そこのところがまた掘り返されてしまうとよくないというところがありますから、廃棄物処理法上の指定区域ということで、掘り出さないような形の規制をかけ続けてやっていくというようなことを予定してございます。
 以上でございます。

〇岡野委員 ありがとうございます。内山事案についても経過観察をしっかりと行っていただきたいと思いますし、今後に何が起こってくるかわからんということもありますので、その辺については頑張っていただきたいというふうに思います。
 源十郎新田事案はまだどうなるかちょっとわかっていないところもあるような雰囲気ですが、汚染の原因者を判明させるということも加えて、さらに強化していただくというふうなことを求めるしかないかなというふうに思いまして、一応おさめておきます。

〇中川局長 源十郎新田事案については、先ほど有冨廃棄物適正処理プロジェクトチーム担当課長のほうからお話しさせていただいたように後期対策工事というのがございます。後期対策工事については、一定の費用のほうは見ておるんですけれども、今後工法等々、学識者の意見等によって少々変動はあるかもわかりません。そういった場合については、議会にもお諮りしながら適切に進めさせていただきたいと、このように考えております。
 費用求償については、過去40年、50年前の不法投棄ということで、そこの原因者への求償については、非常に困難というか、難しいところではございますが、掘削除去したときに中から出てきた原因物等々でそういうものが推定できればそういったところへの調査、検討とか費用求償についても原因者究明とあわせてしっかりとやっていきたいと、このように考えてございます。

〇岡野委員 過去のものでありましても現在もずっと続いていることでありますし、健康、特に水、飲料水の取水口の上流ということもありますので、それこそしっかりと見張っていただかんとあかんし、原因者についてもやっぱり曖昧にするようなことのないようにしていかんとあかんかなと思いますので、強く求めたいと思います。

〇田中委員長 ほかにございませんか。

         〔「なし」の声あり〕

〇田中委員長 よろしいですか。なければ、産業廃棄物の不適正処理事案の取組状況についての調査を終わります。

 (4)平成28年度包括外部監査結果に対する対応結果について
(5)各種審議会等の審議状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(森副部長)
    イ 質問

〇田中委員長 それでは、質問等がありましたらお願いいたします。

〇村林委員 非常に細かいことで恐縮なんですけれども、ぱっと見ていてひっかかったもので。39ページの7番の図書を返却しない利用者に係る利用者情報の削除についてというのは、返却をせずに3年を経過した後に利用者情報を削除していたと。これからまた見直してもらうということですけど、今後どういうふうに見直すのか、これをぱっと見て、例えば削除してしまうと次に来館されたときに返していないですよと言えなくなるのかなと思うんですけれども、そういうことが言えるようになるという理解でいいんですかね。

〇髙野課長 御指摘がそもそも3年ということで、削除してしまうと逃げ得になっちゃうというふうなことを許さんような体制をということでございますので、その期間を延長させてもらうとか、そういうふうなことで今調整を考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。

〇村林委員 一般的な感覚からすると削除をしてしまうというのではなくて、やっぱり置いておかなければいけないのではないかと。借りに来たときにパソコンなりでヒットすれば、あなたはまだ返却をしていないので、新たに借りられませんよというようにしないと同じことを繰り返す可能性もあるのではないかと思いますので、検討の要望だけさせていただきます。
 以上です。ありがとうございました。

〇田中委員長 ほかにございませんか。

         〔「ございません」の声あり〕

〇田中委員長 なければ、平成28年度包括外部監査結果に対する対応結果について及び各種審議会等の審議状況についての調査を終わります。

(6)その他

〇田中委員長 最後にこれまで議論された調査項目以外で特にございましたら発言をお願いいたします。

         〔「特にございません」の声あり〕

〇田中委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。

3 委員間討議   
(1)所管事項調査に関する事項             なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

                  〔当局 退室〕

 4 今年度の委員会活動の振り返りについて

〇田中委員長 この委員会活動評価総括表(案)について、補足すべき点等がありましたら御意見のある方はお願いをいたします。

〇舘委員 質問でもよろしいの。

〇田中委員長 はい。

〇舘委員 補足ではないんですけれども、県内外調査のところの付記していただいている事項で2つ目、農林水産業の問題点など、県政の状況や課題について説明していただきたいというのはどういう意味をお持ちなんでしょうか。上の県内調査の箇所数を増やしてほしいって、せっかく行くんだからという意味なんだろうというふうに自分はとれるんですけれども、その2つ目の農林水産業の問題点など、県政の状況や課題について説明していただきたいって、ちょっと……

〇田中委員長 これを発言された……

〇岡野委員 私が発言をしました。
 よその県に行っていろんなGAPのことなんかも教えていただいていたんですけれども、しかし実際に私たちで県政、県当局の考えているところがどうやったかということを事前に調査したほうがよかったかなというふうに思いましたものですから、このような表現になったわけですけれども、よそへ行っていろいろ調べる前に現状と課題をもう少し私たちが身近に。日常的にはやっているつもりですけれども、なかなか不十分なものですから、こういったことを当局の中にも聞かせていただくというようなことがあってもいいんかなというふうに思って書かさせていただきました。

〇舘委員 これだけ見るとあれっというふうに思わへんかというのと、今は県外のほうのお話をされているんだと思いますけれども、さあ、どこへ行こうと言うて、今回もGAPのこととかいろいろ行きましたよね。GAPのことについて向こうへ行って研修は受けるんだけれども、自分自身としても行くときには大体、いろいろなものがあって、それでオリンピック・パラリンピックのこともいろいろあってということは調べていきますよね。というふうに、この記載では何を指摘されてどうやっての今の説明のことが入っていないし、県内もそうです。特に内にあるともっと近く感じるところがあるから、これはどんなのかというのはやはり委員として、行く者として当然下調べというか、調査をするし、そのときにわからんことがあったら県当局にも聞くとかいうことはもう事前の準備に入ってくるのと違いますか。

〇岡野委員 心構えが足らずに勉強不足だということも入るのかな。

〇舘委員 そこまでは申しておりませんけれども、そんなことですよねという雰囲気で、やはり自分たちも行って全てよねって、みんな受け入れるんではなくて、今回この委員会として委員長以下みんなで行くのには質問もいろいろなこともあるし、事前に調べるのも自分たちの仕事というか、やらなあかんことだよなというふうな意味合いを持ったので、ちょっとこの意味は何かいなということで、お聞きしました。

〇村林委員 これは自由記述なので書いてもらってもいいと私は思うんです。それで今、岡野委員の言われた趣旨からすれば県内外調査の事前に予備的に意見交換をするとか、勉強会をするとか、そういうことをするということもありではないかというような御提案と、それがいい悪い、実現するしないは別にして、そういうふうによりわかりやすい記述に変えてもらったらそれでいいのかなというふうに感じました。

〇田中委員長 よろしいですか。この記述のやり方なんですけれども、「農林水産業の問題点など、県政の状況や課題について説明していただきたい」を削除して、事前に委員会で協議してから調査したほうがよかったというような……

〇村林委員 恐らくですけれども、事前の意見交換や勉強会をという言い方とかという趣旨ではないかと、それがいい悪いは別にして思っただけです。

〇岡野委員 よその県のほうが立派やなというふうに思ってしまうけれども、実際には物すごく頑張って当局でやっていらっしゃることもあるんじゃないかなと思いましたもので、こんなように感じたところです。
 そやで、それは私たちが日ごろから知っておらなあかんわさと言われるのは当然ですやろけれども、いろいろ得意不得意もあったりして勉強不足もあるわけですから、委員としてもう少しそのあたりのことのディスカッションか、事前学習とか、そういうことも必要かなというふうに思った次第です。

〇田中委員長 これは委員会の意見ではなく個人的な自由記載でもいいというふうに理解をさせていただきますと、削除することなくもう少しわかりやすく表現させていただいて記載をしたらどうかなと思うんですけれども、よろしいですか。

〇舘委員 記載者の意見って書いといたら。

〇岡野委員 岡野の意見。

〇田中委員長 この件につきましては、表現を変えさせていただきますけれども、正副委員長に一任していただいてよろしいですか。

          〔「はい」の声あり〕

〇田中委員長 じゃ、そのようにさせていただきたいと思います。
 ほかに御意見はございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇田中委員長 それでは、この案で本委員会の評価として決定いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇田中委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
 この総括表につきましては、3月22日の委員長会議において私のほうから報告したいと存じます。
 なお、報告に当たり字句等軽微な修正の必要があれば正副委員長に御一任いただきたいと存じますが、御了承願えますか。

          〔「はい」「よろしくお願いします」の声あり〕

〇田中委員長 それでは、今年度の委員会活動の振り返りについてを終わります。
 ほかに何か御意見はございませんか。

          〔「ございません」の声あり〕

〇田中委員長 なければ、委員間討議を終了いたします。



〔閉会の宣言〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
環境生活農林水産常任委員長
予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会委員長
田中 祐治

 

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