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平成30年11月14日 全員協議会概要 

■ 開催日時       平成30年11月14日(水) 10時34分 ~ 11時24分
■ 会議室         全員協議会室
■ 出席議員         48名
   議 長          前田 剛志
       副議長              前野 和美
       議 員                芳野 正英                     中瀬古 初美
                               廣 耕太郎                     山本 里香
                               岡野 恵美                     倉本 崇弘
                               稲森 稔尚                     野村 保夫
                               下野 幸助                     田中 智也
                               藤根 正典                     小島 智子
                               濱井 初男                     木津 直樹
                               田中 祐治                     野口   正
                               石田 成生                     彦坂 公之
                               大久保 孝栄                  東       豊
                               山内 道明                     吉川   新
                               津村   衛                       杉本 熊野
                               藤田 宜三                      後藤  健一
                               小林 正人                      服部 富男
                               津田 健児                      中嶋 年規
                               村林   聡                       長田 隆尚
                               奥野 英介                      今井 智広
                               日沖 正信                      舟橋 裕幸
                               三谷 哲央                      中村 進一
                               青木 謙順                      中森 博文
                               水谷    隆                      山本     勝
                               山本 教和                      西場 信行
                               中川 正美                      舘     直人
■ 欠席議員        なし
■ 県政記者        8名
■ 傍聴者          1名
■ 協議事項
 1 みえ県議会出前講座について
 (1)時間 10時34分~11時24分
 (2)説明者
    広聴広報会議座長 前野 和美
 (3)説明内容
    別添資料のとおり(資料はこちら)
 (4)当事者である議員2名からの発言の概要

〇廣議員 皆様の貴重な時間をとり深くおわびする。申し訳ない。9月26日の桑名西高校での出前講座で、生徒からの議員定数の質問のときに、本来議会を代表して行っており、賛成反対両方の意見を説明すべきところ、終始、持論を展開し、偏った説明になり、生徒のみならず議会に対してもご迷惑をかけたことに心から反省している。ついては、すべての委員会と検討会の役職を辞任し自分なりのけじめをつける。

〇山本(里)議員 要領にある、説明や感想を求められた場合には客観的に様々な考え方があることを紹介するにとどめなければならない、ということから外れた発言をした。広聴広報会議委員、議会の皆さんに心からおわびを申し上げたい。申し訳なかった。生徒さんや先生方に深くおわびを申し上げたい。広聴広報会議委員を交代した。自分の言動には心していきたい。申し訳なかった。
(5)質疑の概要

〇中嶋議員 県議会として、主権者教育、キャリア教育にどう向き合っていくのかを広聴広報会議の座長の案をもとに、すべての議員に共有する取組をしてほしい。2人に伺いたい。主権者教育に対する県議会の信頼を失ったことをどのように考えるのか。騒動を受けて出前講座をキャンセルした学校もある。本来進めるべき主権者教育が衰退した。このことについての所見を伺いたい。

〇山本(里)議員 学校には驚きと困惑を与えた。桑名西高校では謝罪を受け入れて、続けていってほしいと言っていただき、感謝をしている。主権者教育が後戻りしないように皆さんにお願いしたい。

〇廣議員 18歳の生徒は有権者として一番重要な時期で、多様な意見を提示して自分の考えを見つけていただく発言をすべきだった。主権者教育が後退したことに反省をしている。生徒の皆さんの自由な発想や思想を一方に誘導してしまった可能性があり反省している。

〇中嶋議員 定数51、45それぞれの考えがあり、双方を言ってほしかった。すべての主権者教育を進めている学校が萎縮する。後退という影響が一番、問題があった。県議会全体で考えなければならないので、全員協議会を開催していただき正副議長に感謝している。広聴広報会議で議論することが県議会全体のものになるように取り計ってほしい。メディアに対する廣議員のコメントで、キャリア教育の視点から、将来、マスコミ、メディアを目指している生徒さんもいたと思うので夢を奪ってしまう。一部発言が、ネットで使われる言葉で、議会の代表として使う言葉ではない。

〇今井議員 お二人に謝罪いただき、今後のことも話していただき、真摯に反省していると感じた。学校にも謝罪に行っていただき、主権者教育に関してもお答えいただいた。発言内容だが、出前講座で廣議員から平成26年5月の議決が間違っていると発言があった。もう一つ、先輩議員に聞いたけど答えられなかったと発言があった。議会として受けとめた場合に、平成26年5月の議決が間違っていることに今も同じ気持ちか。説明を聞いたが納得ができなかったのか、理解できなかったのか。山本(里)議員は定数を55から51にしたときに憲法違反という言葉を使っているが、これも当時の議決が違反に当たるのか。前回の議決、定数が45から51になったときに一票の格差が広がっているが、この部分は憲法違反に当たるのか。理解できなかったので答えてほしい。

〇廣議員 定数45の条例については、一票の格差の数字だけ取って、伊賀市と伊勢市の数字だけ見れば納得がいかないが、私個人の考えであるので、定数45の条例が間違っていると言い切ったのは言いすぎと反省している。申し訳なかった。私が聞いた先輩議員皆が答えられなかったことについて、皆というのはすべての方々と誤解されてしまったので、言い方がまずかったと反省している。

〇山本(里)議員 反対討論を略した形での発言だった。その場所で言うべきことではなかったと、この要領に照らして反省している。言葉や説明が足りなかった。

〇今井議員 なぜ聞いたかというと、議会に対する信頼が損なわれないように間違った議決をした議会はどうなのか、個人の意見で三重県議会全体が間違いを起こしたように受けとめられると残念であるし、憲法違反かどうかはっきりしない中で、主権者教育の場でそのような発言が、言葉が足りなかったと言っていただいたので、私たちを含め三重県議会全体が理解し、節度ある発言をしないと議会全体に関わることなのでということで聞かせていただいた。財政的なことを含む生徒からの質問への回答で、身を削って議員を減らすと言っている人たちが無駄遣いをしていると言った発言は残念。言い切ると議会の信頼をなくす。個人の思いと議会を代表しての発言は違う。廣議員がマスコミに対する発言もしていたが、それについても何かあるか。お答えいただきたい。

〇廣議員 報道機関の関係者に不適切な発言をしたことに反省している。報道関係者がどのように編集するかは報道の自由である。私の討論で意図していたところが報道されないことに感情的になり、不適切な発言をし、反省している。高校生の前で報道機関の方々を侮辱する発言をしてしまい、本当に申し訳なかった。

〇今井議員 今回のことで改めて自分の発言、活動を見つめ直さないといけないと思っている。今後も議会改革を進めていきたい。

〇西場議員 出前講座は議会代表や公務だと言われるが本当に議会代表か。確認したい。

〇前野座長 広聴広報会議の委員が講座を行い、議会を代表している。公務出張で議会の代表という考え方で良い。

〇西場議員 公務出張ということは議員派遣か。政務活動との区分けを整理してもらえれば。

〇前野座長 出前講座は議会の正式な機関である広聴広報会議の委員が出向く公務出張で、個人の政務活動とは異なる。

〇西場議員 違いは分かった。議員派遣ではないので仮に災害があった場合、公務災害になるならないの議論をしなければいけない。議会代表というのはどこまで縛れるのか。結論をまとめるにはこのような点も整理していただきたいと希望する。

〇前野座長 広聴広報会議の中で今の発言についても議論の対象として出前講座のあり方を議論していく。

〇奥野議員 出前講座と政務活動は全然違う。出前講座は副議長の指示で出向くが、政務活動は自分の資質向上のために行く。出前講座は議会の任務。その辺はきちっと分けていかないと。

〇前野座長 広聴広報会議は議会設置の機関であり、出前講座で派遣される議員は議会の代表としてやってもらっている。

〇稲森議員 学校と政治の関わりの中で懸念しているのは、教育に対する不当な支配からどうやって守っていくかということ。今後の要領改正や実施の中でどう留意していくのか。

〇前野座長 広聴広報会議の委員は、議会の仕組みなどを説明して理解してもらうことを目的としている。学校の主権者教育をやられているところまでは入っていかない。

〇稲森議員 わかりにくい。政治介入に配慮する必要はないのか。

〇前野座長 考えていない。

〇前田議長 議会全体の中で政治的圧力にならないように気をつけるのは当然。広聴広報会議の場をもってではないという答弁だったと思う。

〇津田議員 出前講座は学校から見れば主権者教育であり、講師として授業するので教育基本法を守らなければならない。生徒の批判力も大事。私は自分の意見を言うのはだめというのは反対で、フェアであれば良い。議会全体の問題として受けとめてほしい。子どもたちに議論して批判してほしい。社会をつくるのは子どもたちや生徒。今回の問題を議会全体として捉えるのであれば、代表者会議等で謝罪と主権者教育をこれから進める決議をするような議論をしていただきたい。

〇前田議長 キャリア教育や主権者教育は大事。謝罪に行った学校からも出前講座を続けていただきたいと言われている。偏った意見にならないように広聴広報会議で議論していく。

〇津田議員 主権者教育が後退したから議会としての意思を県民や子どもたちに訴えていく手法として、議会全体で決議ということも代表者会議で諮ってほしい。

〇前田議長 広聴広報会議の中で起こったことなので広聴広報会議の中で検討していく。

〇津田議員 決議をするかどうかも含めてどこかの会で検討するのか。

〇前野座長 必要性があれば代表者会議等々で相談し対応を検討する。

〇中森議員 名張高校から中止の申し出があり残念。中止になった理由が今回の事象と関係ないのであれば、日程について座長から丁寧に調整していただきたい。

〇前野座長 名張高校は日程調整がつかず中止になった。広聴広報会議でルールの見直しをする。広聴広報会議で改正案をつくっているので、広聴広報会議に入っていない会派にも知らせる。

〇中森議員 中止で終わってしまうと、地域で議会への信頼関係が払拭できない。よろしくお願いする。

〇大久保議員 行政は継続性がある。議会でも継続できるシステムづくりが必要。出前講座も継続していた。

〇小島議員 学校が目指している主権者教育が何をもって後退したというのかは難しい。その学校が目指している、実現しようとする主権者教育、キャリア教育を広聴広報会議委員としてどのように捉え、理解し、それを目指すのかが役割だと思う。
 

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