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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年10月5日総務地域連携常任委員会 会議録

平成30年10月5日  総務地域連携常任委員会 予算決算常任委員会総務地域連携分科会会議録

資料はこちら

総務地域連携常任委員会
予算決算常任委員会総務地域連携分科会
会議録
(開会中)
 

開催年月日  平成30年10月5日(金曜日) 午前10時2分~午前11時55分
会議室       301委員会室
出席     7名
           委 員 長         服部 富男
           副委員長        田中 智也
           委   員           倉本 崇弘
           委   員           奥野 英介
           委   員           三谷 哲央
           委   員           青木 謙順
           委   員           前野 和美
欠席委員   1名
                    委    員            後藤  健一
出席説明員
   [地域連携部]
         部長                                     鈴木 伸幸
         国体・全国障害者スポーツ大会局長                 村木 輝行
         南部地域活性化局長                           伊藤 久美子
         副部長                                    大西 宏弥
         次長(地域支援担当)                           瀧口 嘉之
         国体・全国障害者スポーツ大会局次長(国体・全国障害者スポーツ大会担当)
                                                  別所 志津子
         国体・全国障害者スポーツ大会局次長(スポーツ推進・競技力向上対策担当)
                                                  髙部 典幸
         南部地域活性化局次長兼南部地域活性化推進課長        渥美 仁康
         参事兼水資源・地域プロジェクト課長                  田中 貞朗
         地域連携総務課長                             松本 直樹
         交通政策課長                                吉川 行洋
         情報システム課長                              高松 基子
         地域支援課長                                      楠田 泰司
         市町行財政課長                              横山  啓
         総務企画課長                                 藤本 典夫
         競技・式典課長                                内山 博司
         運営調整課長                                山川 晴久
         スポーツ推進課長                             林  幸喜
         競技力向上対策課長                           東浦 宏幸
         東紀州振興課長                              大平 和輝
         人権・危機管理監                              森  政之
         移住促進監                                  藤井 理江
                                                     その他関係職員
委員会書記 
         議事課      主幹   川北 裕美
         企画法務課   主査   大森 貴仁
傍聴議員   なし
県政記者   4名
傍聴者      なし
議題及び協議事項
第1 分科会(地域連携部関係)
  1 所管事項の調査
  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
第2 常任委員会(地域連携部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第144号「財産の取得について」
  (2)議案第145号「財産の取得について」
2 所管事項の調査
  (1)「『平成30年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)
  (2)移住促進の取組について
  (3)三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催準備について
  (4)「第2次三重県スポーツ推進計画(仮称)」骨子案について
  (5)南部地域活性化の取組について
  (6)指定管理者が行う公の施設の管理状況報告について
  (7)三重交通G スポーツの杜 伊勢等に係る指定管理候補者の選定過程の状況について
  (8)審議会等の審議状況について
 
【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

第1 分科会(地域連携部関係)
 1 所管事項の調査
  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
    ア 当局から資料に基づき説明(大西副部長)
    イ 質問

〇服部委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いします。

〇三谷委員 大西副部長のほうから御丁寧な御説明をいただきましてありがとうございました。
 1点教えてもらいたいんですが、地籍調査の負担金と交付金、地籍調査費負担金というのと社会資本整備円滑化地籍整備交付金とあるのは、これはどう違うんですか。

〇田中課長 負担金は、従来、地籍調査に対する補助金でございます。それに加えまして、平成28年度から社会資本整備円滑化地籍整備交付金というのができました。これは、社会資本整備の基幹事業に関連して地籍調査をする場合には、それを交付金ということで別枠でいただけるという形で新しくできた制度でございます。

〇三谷委員 そうすると、この間、全員協議会で中嶋議員が質問しておった、彼がしていたかな、国土交通省なんかの公共事業に伴っての地籍調査というのはこういうことを指しているわけですか。それとはまた別か。

〇田中課長 今回の議会で質問いただきました国土調査法第19条第5項というものがございますけれども、これは、公共事業に伴いまして、その際に測量とかを行います、その成果を地籍調査の成果として活用するという制度でございまして、これとは別のものでございます。

〇三谷委員 わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。

〇青木委員 5ページの三重県競技力向上対策本部負担金は、実績も書いてあるわけでございますけれども、今の福井しあわせ元気国体は前半が終わったぐらいかな、新聞紙上でサッカーとか相撲とかが好成績のように見受けられるんですけれども、この辺の効果が出つつあるのかなと期待して見ていたんですけれども、その辺は、そういうふうなこともつながっていると思われますか。

〇村木局長 まさに今おっしゃったように、福井県では国体が開催をされておりまして、前半競技が終わり、昨日から一部後半競技、今日から本格的に後半競技が始まっておるという状況でございますけれども、前半を見ますと、先ほど青木委員からも御紹介いただきましたけれども、サッカー女子の優勝であるとか相撲の準優勝、あるいは卓球では昭和50年のみえ国体以来の入賞という新しい芽も出てきておりますので、成果が出てきておるのかなというふうに考えておりますし、後半もう少し頑張って、何とか目標に届けばというふうなところでございます。
 以上でございます。

〇青木委員 直接云々というのはないかもわかりませんけれども、こういったことを手当てしたりいろんな取組のための補助金等は必要なのかなということは了解いたしました。
 以上です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇奥野委員 さっきの三谷委員のとちょっと関連するんですけれども、地籍調査、これは6市町がやっているだけなんですか。

〇田中課長 6市町は、補助額が1000万円以上のものでございまして、このほかにも1000万円未満の対象で25市町。

〇奥野委員 これは県からの補助金なんか、国からのトンネルなんか、どうなんですか。

〇田中課長 この補助金のうち3分の2が国からの補助金で、3分の1が県です。

〇奥野委員 これは結果でくれるんか、その前にくれるんか。だから、やったで補助金が出るんか、これだけやるで補助金が出るんか。

〇田中課長 内示が来まして、それに対する計画を提出しまして交付決定を受けて、それで実施をしまして、補助金を確定してもらえるという形です。

〇奥野委員 あとやらなかったらどうなるんですか。それだと、やるでこれだけの補助金をくださいというわけでしょう。だから、やれなかったら、仮に津市なら3860万円の補助金に対してどれぐらいの広さというのか、どれぐらいの地域なのかどうかわからんけれども、それであと結果報告というのが、だから平成30年度で出たなら30年度が終わってから、来年の5月か6月ごろにその報告というのは必要なんでしょうね。

〇田中課長 この交付申請した分ができなかった場合には、繰り越すか、もしくは返還という形になります。

〇奥野委員 繰り越せるんですか、こんなのは。

〇田中課長 例えば昨年度は補正予算でいただいたんですけれども、それなんかは繰り越しをさせていただいております。

〇奥野委員 補正はね。当初予算なら繰り越せないでしょう。だから、債務じゃないで事故繰越とかいろんな形で繰り越す場合はできるけれども、これだけやりますよ、だけどやれなかったで返しますでは済まん場合がありますよね。丸々返したら、何考えとんのやということになりかねんので、ちょっとそこら辺をきちっとやった方がいいんだろう。
 部長、ぼろぼろに中嶋議員にもやられたけれども、毎年度それぐらいのことをやっていって、3分の2が国から来るわけですから、交付税じゃないんでしょう、生で来るんでしょう。交付税措置じゃなくて生で来ますから、そういうふうな計画を立てたら地籍調査も100年もかからんでしょう。1000年もかからへんし、50年ぐらいでできるんと違うか。どうですか。

〇鈴木部長 各市町によって進捗状況がまちまちではございますけれども、私どもの予算額としては、大体毎年度一定の部分は確保させていただいていますので、地道ではありますけれども、ゆっくり進捗はしているというふうに考えています。

〇奥野委員 もう終わりますけれども、国もこの地籍調査に対しては災害とかいろんな面で推進しているわけですから、県を責めるわけでなく、大きな会議で言うと怒られるので、大体市町の責任なんやで、県は金もそれだけしか、真ん中で3分の2来てあとは違うわけですから、もっとそういうのを県が市町に説明していったら、1%ぐらいずつでも、0.5%かわからんけれども、100年かけりゃ、それだけやったらできるかわからへんで、ちょっとそこら辺を知恵を絞って考えたらどうですか。

〇鈴木部長 市町も一生懸命やってきていただいて、当然していただいているところもありますので、それは私どもは一生懸命お話をさせていただいて、少しでも進むように努力していきたいと思います。

〇奥野委員 ありがとう。

〇服部委員長 奥野委員、よろしいですか。

〇奥野委員 結構です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。
 いかがですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 ほかになければ、これで地域連携部関係の所管事項の調査を終了いたします。

 2 委員間討議
  (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

第2 常任委員会(地域連携部関係)
 1 議案の審査
  (1)議案第144号「財産の取得について」
  (2)議案第145号「財産の取得について」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(なし)
    イ 質疑

〇服部委員長 それでは、御質疑があればお願いをいたします。

〇倉本委員 議案第145号のほうなんですけれども、パソコンをということなんですが、このパソコンを契約することによって、購入したパソコンによって、システム上こういうシステムがくっついてくるとか、そういったことはあるのかどうかということをちょっと教えてください。

〇高松課長 今回の購入は、パソコンの単体ということになります。

〇倉本委員 そうすると、パソコンを買ったけれども、パソコンはパソコンで独立をしていると。それによってあるシステムがこの系統のシステムじゃないとだめですよとかということは一切ないということですか。

〇高松課長 各パソコンを県の情報ネットワークのほうに接続しまして、それでもって各システムのほうに接続するという形になります。ですので、どのシステムにもつながるという前提になります。

〇倉本委員 一般的に使えるということですね。わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。
 それでは、なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議     なし
    エ 討論            なし
    オ 採決          議案第144号    挙手(全員)   可決
                     議案第145号    挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査

〇服部委員長 執行部からの説明の前に、お手元に配付の資料、「みえ高校生県議会」質問内容と答弁の概要をごらんください。
 これは、去る8月21日に開催されましたみえ高校生県議会における高校生からの質問および答弁のうち、当委員会に関係する部分の概要を抽出した資料でございます。議論された内容につきましては、今後の当委員会の所管事項調査等において、議論の参考としていきたいと考えますのでよろしくお願いします。

 (1)「『平成30年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について
   (関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(大西副部長、髙部次長)
    イ 質疑

〇服部委員長 それでは、御意見等がありましたらお願いをいたします。
 いかがですか。
 よろしいですか。

〇青木委員 施策352の公共交通のことですけれども、この9月、特に敬老会とかいろんな行事があって、声がだんだん大きくなっているのは、実態として、例えば三重交通とか一般の公共交通が、本数がほとんどなくなって、コミュニティバスは、そこのバスはその場所を走らないとなったときに、高齢化が進んでひとり暮らしが非常に多い中で、当然病院にも買い物にも行けない状況、当然免許も返上しているということで、すごく一人ひとりが孤立化した状態になっているなということをひしひしと感じたこの9月だったんですけれども、その辺の、切実になっている状況を今後どういうふうに捉えて、市町とのコミュニティバス等の関係を、ほかにも方法はあると思いますけれども、考えてみるのが、今の説明よりもさらに少しお考えがあれば教えていただきたいと思います。

〇吉川課長 市町のコミュニティバスについても、今いろいろとルートを変更したり改善したりという取組が地域公共交通会議のほうでもなされております。
 それに加えまして、デマンド型タクシーということで、例えば亀山市ですと「のりかめさん」とか、あと熊野市でも乗合タクシーがあったり、紀北町なんかでは、これはまだ実証実験に入るんですけれども、地域住民が運転手、ドライバーとして登録して、地域のお年寄り等を乗せて目的地に行くというサービス事業も始めようと。そういう取組も始まっているような状況であります。

〇青木委員 やっぱり公共交通、三交のバスでもうルートとしては併用できないというのは、そのルールは変わらないということですか。仮に本数が減っていたとしても。

〇吉川課長 民間事業者がいるところについてということですか。

〇青木委員 ええ。

〇吉川課長 そこは、それぞれ市町で地域公共交通会議がありまして、そこでいろいろ議論がなされたりします。本数がある程度少なくなってきて本当に不便だということであれば、コミュニティバスなんかも重複して走っているところもありますので、できるだけ住民の方に便利に使っていただけるように、事業者も事業として成り立つように、両方が共存できるような形で事業を行っていきたいというふうに考えています。

〇青木委員 ありがとうございました。
 かちっとした、絶対そこを走ったらあかんとかそういうルールはないということはわかりました。弾力的に本数とか地域に合わせて、また何かかたくなにそれはあかんのやみたいに思ってみえる市町もあるかもわかりませんので、それもまたお考えいただければと思います。
 以上です。

〇三谷委員 施策242の地域スポーツと障がい者スポーツの推進で、30代、40代の実施率を向上させるというお願いのところに、「実施率が低い層を重点的に、的確な原因分析を行うこと」など云々で対応しますよという御説明なんですが、実施率が低い層というのはこの30代、40代なのかなと思いますけれども、原因分析を具体的にどのようにしてやられるのか。例えば事業所を通じてアンケートをとるとか、どういう分析の仕方をされる御予定なんでしょうか。

〇林課長 今年度のブラッシュアップ懇話会に出していただいた意見で、それを出したばかりでして、これから予算要求を行いながら考えていきたいというふうに考えております。例えばなんですけれども、そういった外部からの聞き取りとかいったものもちょっと視野に入れながら考えていきたいというふうに考えております。

〇三谷委員 これから考えていって予算要求をするというお話なんで、楽しみにしていたらええんやろかなという感じがしますけれども、やっぱり相当丁寧な分析の仕方をしないと、具体的な有効な対策というのは出てこないと思います。県庁の30代、40代がどの程度運動になじんでおられるのかはよくわかりませんが、当面、そのあたりのことからしっかり分析していただくということが必要じゃないかなと思います。
 終わります。

〇服部委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。

〇田中副委員長 意見だけ述べてというか、提言だけしたいなと思うんですけれども、施策352のところの地域の公共交通の部分ですけれども、地域の実情に沿った対策というところを、廃線になってから考えているというのでは、不便に感じている人の層というのはいつまでたっても多いと思うんです。
 みえ県民意識調査の中で、地域に愛着や愛情を持って今後も住み続けたいと思う層というのは、明らかに多いわけですよね、本県で。しかしながら、そこのところの最後の設問で、道路や公共交通に満足しているかというところについては、不満足な方のほうが多いわけです。だから、ここのギャップを何とかしていかんことには住み続けられないと思うんです。こういう公共交通にかかわる部分だけの調査というものを、県下全域で一度やってみてはどうかというふうに私は思っています。
 県の南部地域は人口流出、社会減が激しいということは当然のことですから、その詳細を調査するとともに、北勢地域とて、例えば倉本委員がお住まいの桑名市なんかで名古屋へ通勤している人が、もし不便やったら、もう桑名から通勤できやへんで名古屋へ引っ越そうかと第2世代は思うわけです。ということは、桑名地域であったとしても、社会減に歯どめがかからないという現状なので、県下全域で一度そういうことをやったらどうかなというふうに思うんですけれども、御所見だけ伺って、あとはお願いです。

〇鈴木部長 バスの廃止の関係については、従来は許可制だったものが届出制に変わったと。そういうことが廃止の6カ月前までに届けたら廃止できると。これは突然過ぎるよねという話があって、私どものほうでは、例えばバス事業者がこの路線が減ってきて非常に採算が苦しいということについては、まずもって県の生活交通確保対策協議会がございますので、そちらのほうに利用促進対策路線ということで御提言をいただきます。報告をいただくと。それで、それぞれの路線について各市町の地域公共交通会議がございますので、その中でどういうような対策をとっていくかということで1年間ぐらいいろいろな対策をとりながらその利用の状況をいろいろ確認して、その上で実際にやめるかどうかということになってきますので、私どもとしては、この協議会を利用させていただきながら、市町とかバス事業者も入っていますので、そういう中でみんなで一緒にどういうふうに利用を高めたらいいかということは、地域の方にもそこの会議には入っていただいていますので、そういうことも考えながらやっていきたいなというふうに考えています。

〇田中副委員長 部長に御答弁いただいたのは公共交通だけの問題というかそこの部分に特化してそちらとしてやっていただいていることやと思うんですけれども、県全体、これは戦略企画部に言わなあかんことかもわからんもんで、県全体で社会減をとめていく、人口減をとめていく、歯どめをかけていく、暮らし続けていただけるような環境をつくるために、医療保健部では所管の地域医療構想を策定する前段階で、受療行動調査って多分やっていると思うんです。Aという病院はどの地域から患者が来ている、この地域はどこへ患者が流れているとかということもありますよね、そういうのを、やっぱり公共交通の面でも調査した上で、県民の暮らしやすさというのを全体でつくっていかなあかんのと違うんかなと思うもので、一遍幹部の皆さんででも、県全体でのそこの部分の調査をした結果を県政運営に反映していくというような観点で御検討いただければなと申し述べて、以上、終わります。

〇服部委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。
 なければ、(1)「『平成30年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答についての関係分の調査を終わります。

 (2)移住促進の取組について
 (3)三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催準備について
 (4)「第2次三重県スポーツ推進計画(仮称)」骨子案について
 (5)南部地域活性化の取組について
    ア 当局から資料に基づき説明(瀧口次長、別所次長、渥美次長)
    イ 質問

〇服部委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いをいたします。

〇三谷委員 何点かあるんですが、最初に移住促進の取組なんですけれども、いろいろ御努力いただいているというのはよくわかっておりまして、京都、大阪で移住促進イベントの実施をされて、京都は9月21日に、初めてで16組ということなんですが、大阪のほうは何組来られたのかが書いていなくて、写真も京都のやつだけしか出ていないんですけれども、大阪はどうだったんでしょうか。

〇藤井促進監 大阪に関しましては、10月20日に開催する予定でございます。

〇三谷委員 そうか、まだやっていないのか。わかりました。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇三谷委員 三重とこわか国体・三重とこわか大会の宿泊、輸送・交通対策の取組ということで、「宿泊施設の確保や効率的な配宿方法等について検討しています」ということなんですが、大体どれくらいを想定されているのかなという感じがするんです。
 経費の概算のほうでは、直近の5県、岐阜県、長崎県、和歌山県、岩手県、愛媛県の平均値が出ているんですが、この直近5県の宿泊の平均値等は当然把握されていると思うんですが、どんなもんなんでしょうか。

〇山川課長 平成29年度に開催されましたえひめ国体におきましては、延べの宿泊人数は大体14万人ということでございまして、1日最大宿泊人数は約1万5000人という状況でございました。
 国体における宿泊・輸送経費は、東京都を除く直近の平均値で約6億円であり、うち宿泊分については約7000万円でした。

〇三谷委員 愛媛県だけでなしに、経費の概算のほうはもう岐阜県、長崎県、和歌山県、岩手県まで調べておられるわけですから、そういう直近5県ぐらいのところの平均をとってくると大体の想定が出てくると思うんです。その場合、本県においては、宿泊施設の確保をしていこうと思うとどのあたりまで手を伸ばしていかなければその人数というのを確保できないんでしょうか。

〇山川課長 できましたら県内のほうで宿泊をしていただきたいというふうには考えておるんですけれども、やっぱり北勢地域ということを考えますと、愛知県の名古屋市とか、そして南のほうの熊野市になってきますと新宮市というようなことも検討していかなければいけないというふうに考えております。

〇三谷委員 輸送のことも絡んできますから、ぜひしっかりやっていただきたいなと思います。
 それから、最後になりますけれども、第2次三重県スポーツ推進計画(仮称)の骨子案を発表していただいて、気になるのが、三重とこわか国体・三重とこわか大会など大規模大会の「レガシーを継承し」と書いてあるので、レガシーというのは伊勢志摩サミットのときもレガシー、レガシーとあったんですが、このレガシーというのは具体的にどんなことを想定しておられるんですか。

〇藤本課長 資料の47ページをごらんください。
 施策ごとに具体の取組内容を記載しておりますが、ここでは推進施策7ということで、大会後を見据えたということで、この47ページの(3)で、大規模大会開催のレガシーの継承ということで2つ、マル1とマル2ということで、マル1は有形のレガシー、いわゆる県内においては伊勢市にある「三重交通G スポーツの杜 伊勢」の整備が行われましたし、津市ではサオリーナ、それから四日市市では新体育館ということでハード整備がなされていますので、そこで今後、合宿とか様々な大会を引き続き開催していくことで効果が生まれてくるだろうということ、それからマル2のほうでは、そういう地域での開催を支えたボランティア、あるいは選手がそのまま引き続いて地域で次の世代を育成していくというようなことで、ここが無形のレガシーということで、これらを両大会が終わった後も引き続いて維持できるようにしていきたいというふうに考えています。
 以上です。

〇三谷委員 ハードのほうは、それなりに形があるわけですから継承されていくんだろうと思うんですが、そうでないほう、ソフトというのか、そちらのほうはある程度の継承してそれを発展させていくための別立ての計画なり何なりがないと、恐らく一過性のものに終わっていく可能性があると思いますので、そのあたりのところの計画づくりもぜひお願いをしたいなと思いますが、いかがでしょうか。

〇藤本課長 特に無形の部分については、人づくりにもかかわってきますので、特にキーマンといいますか核となる人物が今後ずっと引っ張っていけるように、これはもう大会前から何か育てていくような形で、具体の計画というものではないですけれども、そういうようなものを一緒に育てていきたいというふうに考えています。

〇三谷委員 これで最後です。
南部地域活性化の関係人口の話で、交流以上で定住未満の方々を増やしていくということだと、こう思っています。
 関係人口ですから、かつてそこにおられて今は離れておられる方だとか、親御さんはそこにいるけれども、息子さんや娘さんは違うところに住んでいる方とか、仕事の関係で何らかの御縁があったけれども、今ここにいないというような方に働きかけていくんだろうと思うんですが、この度会県民登録者数を見ますと、中部圏が意外に少ないような気がするんですけれども、これは何か特別な事情があるんでしょうか。

〇渥美次長 8月20日から募集を始めておりまして、10月にはなったんですけれども、まだこれからもやっていくのでちょっと何とも言えないところではあるんですけれども。今の段階で確かに数字的には関西、関東に比べると少なくなっておりますけれども、そのあたりは今後の状況も見ながらだとは思うんですけれども、ちょっと特に。

〇三谷委員 関係人口対象者というか、そういうのはやっぱり三重県から見れば中部圏が一番多いのかなという感じがするんですけれども、ここが一番少ないというのは少し寂しい感じがしています。ぜひこれからも具体的な働きかけをお願いしたいと思います。

〇伊藤局長 中部圏でもこれからいろんなイベントがございますし、暮らしのそういった移住の関係のイベントも利用しながらPRに努めてまいりたいと思っております。

〇三谷委員 じゃ、お願いします。終わります。

〇服部委員長 よろしいですか。
 ほかにございませんか。

〇青木委員 今、骨子なんでどうかなと思うんですけれども、31ページの(3)高齢者のスポーツ参加の促進という項目があって、マル1、マル2と。
 マル2に「運動・スポーツは高齢者の健康増進」云々で心身ともに健康増進、生きがいづくりというのがあるわけですけれども、最近、全国的なことで、例えば平均寿命というよりも健康寿命という言葉をよく聞くわけです。
 これは医療保健部関係の常任委員会の話やと言ってしまえば終わりですけれども、やっぱりスポーツが果たす役割というのは大きいと思いますし、健康寿命という言葉を使う、使わん、これは検討に値するんではないかなと思っていまして、目的、目標というような中にあったらいいんではないか。というのは、三重県は健康寿命で、全国で女性が愛知県に次いで2位でしたか、男性が31位らしいので、その辺もいろいろ取組の中に入れてもらえば。
 また、例えば退職後、男性の方々はおうちにおってもらう率のほうが高いのかなと思ったりしますし、スポーツ推進を含めて健康寿命を延ばすような取組がここで絡ませられたらいいのになという所感です。どう思われますでしょうか。

〇藤本課長 スポーツがもたらす効果の一つとして、健康になっていくということもありまして、その次のページの32ページをごらんいただくと、(6)でスポーツを通じた健康づくりということで、ここでスポーツと健康の関連性を明記いたしまして、スポーツを通じてこれから県民の方に健康になっていただきたいということで、子ども・福祉部と連携しながら一緒に取組を進めていきたいというふうに思っています。

〇青木委員 (6)のことを意識しながらしゃべったんですけれども、健康寿命という言葉がもう一般化しているんだったら、使用しても問題ないのかなというふうに思います。
 以上です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇田中副委員長 私もスポーツ推進計画で、骨子なので、ざっと見ただけで気になって細かい点について聞きたいんですけれども、三谷委員がおっしゃったように大会のレガシーという、有形、無形ということで、その有形部分のスポーツ施設は一定レベル以上のものが整備されていくと思うんです。
 競技力を向上していくとか、あと成人のスポーツ実施率の伸び悩みというのは、これは相乗効果で進めていくべきだろうなというふうに個人的には思っていて、やはり底辺が、裾野が広ければその頂点は、頂は高いわけで、そういうことに今回、三重とこわか国体を契機に持っていく必要があるのかなというふうに思っています。
 そんな中で、これは三重とこわか大会、三重とこわか国体の運営の部分にもかかわってくるんですけれども、そこの運営で競技者や競技団体に三重県のこの施設はすごくええやないかと思ってもらえるような状況をつくりだせば、後の大規模大会の実施率、開催率も高まるだろうし、加えてそこへ見に来ていただく、見るほうの人の数も増えてくるだろうというふうに思っていまして、そのあたりについてもこのスポーツ推進計画の中で、何かレガシーの部分でもう一ひねりないのかなというふうに思うんですが、いかがですか。

〇藤本課長 資料の先ほどの47ページで、(3)の1つ上になりますが、(2)で三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催で、マル4として両大会に「する」「みる」「支える」という形で県民の方にかかわっていただきたいというふうに思っています。
 例えば、「支える」ということであれば、実際ボランティアの方が非常に多く必要になってまいりますので、当日競技会場に足を運んでいただいて競技会を支える、あるいは、「みる」という観点でいえば、観客として足を運んでいただくということで、そこで競技会場のすばらしさを実感していただいて、それがレガシーのほうにつながっていくというふうな形で考えています。

〇田中副委員長 47ページの(3)のマル1のところでも、「スポーツインフラを利用した大会の誘致や各種イベントの実施」というところには言及されているんで、ここからまた細かく計画にしっかりと。予算措置も必要なんやと思うんですけれども、そこがみそやと思うんですけれども、ただ、計画に基づいて集中的にぐっと取り組むということも必要なんかなというふうには思いますので。そこを、議会としてもというか個人的には応援もしていきたいなというふうに思います。来年5月にまたここに戻れれば、引き続き支援をしていきたいなというふうに思いますので。
 そこの大規模大会の運営と、今度はちょっと、もしかしたら相反するかもわからんのですけれども、県民の方のその施設の利用しやすさ。余り県民の方がだあっとしとると、大規模大会の実施というのはなかなか困難になってくるんやけれども、ただ成人のスポーツ実施率の向上というのは、今回整備したものの敷居を低くするとか、そこら辺のところもやっぱり考えていくべきかなと思うと、ここの計画の中にもちょっとそれふうのものがあってええんかなと思うんですけれども、そのあたりについてはどうお考えですか。

〇藤本課長 今度は資料の44ページをごらんください。
 施設整備ということで、三重とこわか国体に向けて、伊勢の競技場等は一旦ほぼ整備が終了したんですが、ここの(2)で県営スポーツ全般の管理運営というところで、マル2として今後の維持・修繕も含めてなんですが、誰もが利用しやすい利便性の確保ということで、そういうところで幾つかの手を打っていくことで、例えば利用時間の拡大であったり、そういうふうなハードではなくて運営面のソフトの部分でのサービス向上というのに努めていきたいというふうに考えています。

〇田中副委員長 了解しました。
 「維持・修繕については」と、主語がそうなっとったもんで、なんやけど、ふだんの使いやすさというのも考えていただきたいのは、これは県の管理ではないところですけれども、四日市中央緑地の、冷房が効く体育館が今度整備されるということで、一般公開をもっとしてほしいんやけれども、そこは市も二の足を踏んどるような雰囲気もあるようなとか、そういうところもあるので、高齢者で卓球なんかを楽しんでおられる方からは、もう冷房がなかったらやっとれやんという御意見とかもあるので、その辺をやっぱりちょっと念頭においていただきたいなというふうに思います。
 あと、別件なんですけれども、度会県県民証ということで、局長から度会県について少しアピールしたいこともあるのかなと思って、ちょっとお見せをいたしました。
 以上です。

〇伊藤局長 ありがとうございます。
 度会県というのは、明治150年にちなみまして、ほぼ南部地域がそこに該当しますので、仮想空間のなかで立ち上げた新しい県でございます。
 いろいろちまたでちょっと触れていただいたこともあるんですけれども、北勢地域の方も南部地域から移住された方もいらっしゃいますし、度会県ということで南部地域に思いがある方にそこへ登録していただきまして、例えば人手不足で困っている事業とか、みんなで何かをつくり上げていこうという事業なんかをこういった県民参加型プロジェクトとして上げさせていただいているわけでございます。
 今は定住ということはまだかなりハードルが高いのでなかなか難しいかとは思いますけれども、南部地域に関心を持っていただいて、こういった事業に御参加いただき、南部地域に来ていただくことが南部地域の活性化にもつながっていくと思いますので、ぜひ皆様、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。

〇服部委員長 ありがとうございました。

〇田中副委員長 私の息子も、実は青森県のほうへ就学で人口流出しているんですけれども、度会県の県民登録をするようにということでお願いしているところでありまして、したかどうかは後追いをしていないんですけれども、引き続き個人的にも勧めていくことをお誓い申し上げて、発言を終わります。

〇奥野委員 スポーツなんですけれども、スポーツの杜のトイレを直していただいて、どうもありがとうございます。うるさい奥さん方から、えらく対応が早いなということを聞いております。どうもありがとうございました。
 それと、この前も一般質問で質問したんですけれども、この第2次三重県スポーツ推進計画の中の部活動に対して、高校はともかく中学校なんかでも、もう本当に部活動でできない学校、だから私の旧小俣町なんかは人口が増えているので、隣のところから野球がしたいために来ているとか、そういう子どももたくさんあるので、この辺の中学校部活動というのを集約しながら何とか部活動ができるような形をとっていかないと、小さい中学校ですと、自分は野球がしたくても人数がいないのでできない、だから、嫌々じゃないけれども、ほかのスポーツの部活動をしていくという、そんな形になるので、どうもこれからちょっとそこら辺を我々が考えていかないと、中学生が本当にスポーツに興味を持っていかないんと違うかなと思うので、その点と、それに関して施設なんですけれども、大仏山公園というのは公園なのかスポーツをするところなのか、それがどうもちょっとわかりにくい。
 この前の台風で、野球場のネットが二、三本か四、五本倒れたので見に来てくれと言うて僕も行ったんですけれども、そうしたら当分の間使えませんというように。折れたぐらいで当分の間使えやんてどうやと言うて、たまたま僕の孫が野球をしとるので、県の野球でするんやったら、あれはだめになった、こっちはどこやらへ行くんやと言っているので、そんな対応ぐらい、グラウンド自体は何も悪くないのに、ただネットが折れたで使えんというような対応ではちょっと変なんじゃないかなと思いますので、その2点。もうトイレのほうは結構ですので。

〇村木局長 1点目の部活動の中学校の関係でございますけれども、主体は教育委員会になるわけでございますけれども、スポーツを支えていくという意味では、我々も当然いろいろと工夫しながら、教育委員会とも相談しながらというふうなことは考えております。
 今回、この計画にも、28ページのところに、運動部活動の適正化と充実というふうなところでございます。例えば(3)のマル3ですか、ここら辺で指導力の充実と。指導者が足らんということで外部指導者ということも、教育委員会のほうに、できるだけたくさん配置ができるようにということを我々もお願いはしておるところでございますけれども、引き続きここは連携をして取り組んでまいりたいと、そのように考えております。

〇服部委員長 奥野委員、よろしいですか。

〇奥野委員 大仏山は公園なのか運動するところなのか、どっちつかずなのか。

〇大西副部長 施設としては都市公園ということになっています。

〇奥野委員 運動はできないの。

〇大西副部長 運動できます。

〇奥野委員 野球のできる体制が整っているんやったら、やっぱり野球をできるようにしてあげないと。だから隣の旧小俣町の広い、県にだまされて買うたところなんですけれども、そこでやっとって、県営のほうではやれない。きちっとした野球場があるところではやっていなくて、ぼろぼろじゃないけれども施設も野球をするような、ただの広っぱでやっているところで野球をやっている。そんなことを県はずっと何年もほったらかしで見ているということ自体が、ちょっとおかしいんと違うかな。
 やはり、ネットに金がかかるんやったら、要するにネットが要るので、ボールが飛んでいくのでネットが低いので野球ができないという、野球ができない野球場をつくってどうするんやと思うので、1億円かかるか1億5000万円かかるか知らんけれども、これだけ推進をしていこうというんやったら、やっぱり野球のできる野球場を。野球のできない野球場は宝の持ち腐れで、あんな立派な野球場があるのにやっていないのがほとんどなんやで、もうちょっと。金がないのはわかるけれども、やっぱり知恵を絞って金を出してちゃんと施設整備はせないかんと思うので、今度また一般質問でやるかわからんけれども、来年度のそれに金を借りてきてでもやっぱり直してもらわんといかんのかなと思います。もうそれの答えは要りません。もう要らん、あんたの答えはわかっている。もういいわ。
 それと、もう一つよろしいですか。
 度会県って、流出した人は度会県と言うてもしようがないんやけれども……

          〔「いつかは戻りたいという」の声あり〕

〇奥野委員 そうか。これは今日初めて知ったみたいな感じで、私の勉強不足なんかもわからんけれども、本当に、今ちょっと局長からいただいたんですけれども、何を目的としているのか。移住じゃなくて興味を持ってくれということなのか、目的が少しわかりにくいかなと思うんですけれども、ちょっとその辺、もう一度説明を。

〇伊藤局長 最終目標は、やはり若者が住み続けたい、戻ってきたいと思えるような地域にして、いろんな方に移住をしてきていただくというのが最終目標でございます。
 ただ、先ほども申し上げましたように、移住するということはやはり非常にハードルが高いというふうに思っておりますので、まずは地域に関心を持って地域のよさを十分知っていただいてから、移住のほうへ行っていただければいいなというふうに考えておるところでございます。

〇奥野委員 非常にキャッチフレーズは格好いいんですけれども、現実はすごく厳しいと思うんです。
 田中副委員長も志摩の出身ですけれども、今、四日市に住まわれているし、それは果たして志摩のほうにバックしてくるかというと、なかなかそうじゃないと思うんです。だから、私のまちにも志摩や南島、南勢、その辺から随分移ってきていますけれども、その人たちがそうしたらもう一度志摩のほうへとか行くかというとそうじゃないと思うんです。もっと何かが、何かがないと、なかなか。田中副委員長は今約束してくれたのでいずれは戻るでしょう。だけど、何かがないとなかなか移住、戻ってくるというのは。もっと、ただ南部地域活性化局やで何かをせないかんやろうじゃなくて、やっぱりそういうものを持たないとなかなか戻れないと思います。

〇伊藤局長 南部地域活性化局の政策というかそれ全体に少し触れたいと思うんですけれども。私どもは、一つ、働く場を創出する仕組みづくりというのを行っております。それは、今年度させていただいております、例えば選ばれる東紀州地域を目指して産業活性化支援事業とか、世界に拓く東紀州観光地域づくり支援事業などを行わせていただいております。
 それから、もう一つは、若者の定着を促進する仕掛けづくりといたしましては、例えば今年度は地域インターン推進事業とか、それからまちいく事業ということで若者が帰ってくるという事業をさせていただいております。それに加えまして、私ども局の独自視点といたしまして、つながりづくりというのが要るのではないかということで、今度はつながりづくりと、この度会県という事業をさせていただいているところでございます。
 今、申し上げました事業、それから地域支援課のほうでやっております移住施策のほうと、相乗効果を出すような、そういった事業にしていきたいなと考えておりまして、この事業を入れさせていただきました。
 それから、もう1点。今、9月20日の人数を申し上げましたけれども、この分析が、8月31日現在で400名のところで分析をしておりますのでちょっと古くなるんですけれども、登録された方が一番多いのが40歳から49歳なんでございます。次に多いのが50歳から59歳、そしてその次が30歳から39歳ということでございます。若い方は、まだ行かれたばかりでふるさとを思うということもないかもわかりませんが、40歳から49歳ぐらいになってきますと、そろそろ先のことも考えながら、子どもたちもちょっと大きくなってきたというころかというふうに思います。そういった方々にふるさとに関心を持っていただいて、真剣に今後のことを考えていただくというふうなきっかけにもなればというふうに考えておるところでございます。

〇奥野委員 ありがとうございます。
 非常にいいキャッチフレーズもあるし、考えもいいし。だけど、現実はすごく厳しいと思います。ともかく、来ていただくよりまず出ていかないような施策が必要なんですけど、それにはやっぱりこれとオーバーラップしながらやっていく必要があるけれども、非常に厳しいと思いますけれども、非常にいい企画やと思いますので、度会県民という名前も、僕のところは度会郡じゃなくなったので寂しかったですけれども、こういう度会という文字が出てきたというのは非常にいいと思いますので、ともかく結果が少しずつでも出るように頑張ってください。ありがとうございます。

〇服部委員長 ほかによろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。
 ほかになければ、(2)移住促進の取組についてから(5)南部地域活性化の取組についてまでの調査を終わります。

  (6)指定管理者が行う公の施設の管理状況報告について
  (7)三重交通G スポーツの杜 伊勢等に係る指定管理候補者の選定過程の状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(大西副部長、髙部次長、渥美次長)
    イ 質問

〇服部委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いします。

〇三谷委員 全ての指定管理者のこれがB評価なんですよね。例えば最初のゆめドームうえの、これが何でAでないのかなというのはわからないんです。県のみえ県民力ビジョン・第二次行動計画の事業評価やとこんなやつは全部Aですよね。目標を全部達成して大して大きなミスもなければ。せやけどやっぱりこの指定管理者のほうは、県の自分のやつを自己評価するのに比べれば非常に厳しい評価をされる。ダブルスタンダードとは言えませんけれども。
 ここで、Aになろうと思うと、「特に優れた業績を上げ」と何か書いてあるんですが、これ以上に「特に優れた業績」というのはどういうものを指しているんですか。

〇服部委員長 いかがですか。

〇大西副部長 非常に難しい質問をいただきましたけれども、決してその評価がこの指定管理者に限って厳しいというふうには思っていませんで、指定管理者といろいろ話をする中でも、指定管理者の努力というのは私どももきちっと把握しておりますし、そんな中でこういう評価をさせていただいています。
 ですので、AかBかと言われると、そこは、何でAじゃないかと言われるとなかなか答えが見つからないところでありますけれども、そういうことでBという評価をさせてもらっています。

          〔「答えになっとらんよ」の声あり〕

〇三谷委員 これは恐らく行動計画のほうやと全部Aやと思うんです。あれを見とると、目標を達成しておるというのは全部Aになっていますよね。これ一部ほかのところで利用者数が予定を下回ったとか少し書いてあるところはありますが、それ以外の項目は全部きちっと達成して、しかも褒めてあるじゃないですか、書いてあるのは。えらい頑張っていますよと。それでB。やっぱり自分たちには甘くてAにするけれども、指定管理者には厳しくてBにするという、そういう県の基本的な方針なんでしょうか。

〇大西副部長 先ほど言いましたように、基本的に指定管理者に関して厳しいというふうには認識をしておりません。ですので、決してBが評価が悪いというわけではないと思っていますので、やっぱりそれはこの評価でさせていただいたということにとどまりますけれども。

〇三谷委員 何かようわかりませんけれども、また後日ゆっくり聞かせていただきたいと思います。
 終わります。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇奥野委員 鈴鹿と伊勢のスポーツの杜の今度のは1団体しか応募していないですよね。それも体育協会ってあんたのところの外郭団体やわな。だから、そんなん、もっと安うしとったらどう、指定管理料を。入札も何にもしないんやもん。少なくともこれはなれ合いでやっておるとしか見えへん。
 だから、仮に土木事業、土木の仕事で入札したら、1者やったらあかんやないかと怒るわけや、普通、行政側は。全部が抜けていて、もう談合しとるで入札してもしようがないで俺のところだけ手を挙げるわという、それと全く一緒になるんやったら、もっと下げたったらいいんと違うかな。
 だから、指定管理というのは、ある程度行政のそういう部分の削りたい部分があるのでやるのもわかるけれども、入札と言って、目的はそうですから、これはずっと体育協会がやっているんじゃない。だからもうちょっとこの辺を考えないと。それかもっと精査していただいて。指定管理料は36億円とかそんな金額でしょう。これは物すごく大きな金額だと思うんです。だから管理料とかいろんなもんを精査して、人件費も精査して、それでこれが当たりやろというのを出さない限りは、金ない金ないと言ってこんなところで無駄遣いしておったら何ともしようがないような気がするけれども、いかがでしょうか。

〇村木局長 まず、ここでの額の算定につきましては、これまでの指定管理者であるとかそういったことを踏まえまして、このために再度算定をし直したということでございます。
 そして、今回の1団体であったということでございますが、応募をするためには、71ページにございますように、2の進捗状況のところで現地説明会というのを開催しております。この現地説明会には、どこというところを申し上げることはできませんけれども、鈴鹿と伊勢につきましては3団体が来たと。当然応募してきた体育協会グループも含めてでございますが、3団体が現地説明会に参加をして、そして現地を見ていただいたということでございます。我々といたしましても、3団体に全て応募をいただけるのかなと少し期待をしておるところはございましたが、最終的にはふたを開けたら1団体であったということでございます。
 実は、これがいいのか悪いのかはちょっとあれなんですけれども、なぜですかということも我々のほうで、最終的に応募しなかった団体に対しては少し問い合わせをしたところ、やはり施設の規模と指定管理料とで、少し自分たちが思っていたものとは違ったと。そういったことも返答を受けておるところでございまして、決してどこが決まったところやから何かということではなくて、きちんと我々としましても条例にのっとってこの選定も進めておりますし、今後もそういった形で進めていくのかなというふうに考えておりますが。
 いずれにしましても、この指定管理につきましては、お金だけじゃなくて提案いただくソフト事業であるとか管理状況の内容も含めてでございますので、総合的な評価をしていただくということで、次のところにございますけれども、10月18日には総合審査でございますので、最終的にはここで、1団体であっても、そこが適当なのかどうなのかということは審査員の方々に御判断いただくのかなというふうなことになるかと考えております。

〇奥野委員 この前も言ったけれども、体育協会の会長というのは知事でしょう。だから、体育協会でしょう、指定管理をやっているのは。だから、前にも言ったけれども、それは理事長か何かが責任を持ってするというけれども、一般県民から言うたら、知事が会長で、外郭団体のそれが指定管理を受けると言うたら、誰も入札してきませんよ、絶対に。そこのところをやっぱりどうしても行政側というのはそこら辺を間違ってしまう。いいんですよ、知事が会長になるのは。だけど、いろんなところで継ぎはぎだらけになってくるで、全てを考えて知事が会長になるんやったらいいけれども、一般的に見たら、知事が会長のところが何で指定管理をするんやということになるじゃないですか。だから1者しか来ないということになるで、その辺ももっと十分に考えてやらないと。これは局長の責任じゃないですよ、やった人らが悪いんやで。やった人らが知事を会長にしていたのが悪いんやけれども、局長の責任やないけれども、言われたときに説明がつかんのは、いやいやこれは東地理事長がやっておるんですよと言うわけでしょう。逃げとしては。だから、それは通りにくいでその辺もきちっとやっていかないと、特にこんな1者になってくると問題点が出てくるんと違うかなと思います。もう局長に聞いていますので、局長も困るで、それで結構ですので、その辺もきちっとあちらの体育協会のほうへ言うといて。

〇服部委員長 ほかにございませんか。
 よろしいですか。

          〔「はい」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、(6)指定管理者が行う公の施設の管理状況報告について及び(7)三重交通グループ スポーツの杜 伊勢等に係る指定管理候補者の選定過程の状況についての調査を終わります。

 (8)審議会等の審議状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(別所次長)
    イ 質問      なし

 (9)その他

〇服部委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 ございませんか。
 なければ、これで所管事項概要の調査を終了いたします。

 3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項          なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

 4 その他

〇服部委員長 御協議いただく事項は以上でございますが、この際、委員の皆様から特に何かございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。
なければ、私のほうから、県外調査についてです。9月4日から9月6日までの間で実施を予定しておりました県外調査でございますが、台風21号の影響により中止とさせていただきました。正副委員長で協議した結果、今後、新たに日程調整し、実施することについては調査先と皆様の日程を調節することが難しいと考えられますので、今年度は実施しないことといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 ありがとうございます。それでは、今年度の県外調査は実施しないことといたします。

〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
総務地域連携常任委員長       
予算決算常任委員会総務地域連携分科会委員長
服部 富男

 

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