このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年12月13日 防災県土整備企業常任委員会予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会  会議録

平成30年12月13日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会  会議録

資料はこちら

防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会議録

(開会中)


開催年月日   平成30年12月13日(木曜日)  午前10時0分~午後1時58分
会議室      202委員会室
出席委員     8名
           委員長     小島 智子
           副委員長    山内 道明
           委員       石田 成生
           委員       津村  衛
           委員       中嶋 年規
           委員       日沖 正信
           委員       中川 正美
           委員       舘  直人
欠席委員     なし

出席説明員  
   [企業庁]
            企業庁長                   山神 秀次
            副庁長                     更屋 英洋
            次長                        森  高広
            参事兼電気事業課長              小森 健児
            企業総務課長                米川 幸志
            財務管理課長                井畑 晃洋
            水道事業課長                東海  明
            工業用水道事業課長            田中 利幸
            機電管理監                  和田 泰史
            RDF発電監                  宮下 孝治
                                        その他関係職員
   [県土整備部]
            部長                      渡辺 克己
            副部長(企画総務担当)            喜多 正幸
            副部長(公共事業総合政策担当)    真弓 明光
            次長(道路整備担当)            志々田 武幸
            次長(流域整備担当)            高橋 建二
            次長(都市政策担当)            里  宏幸
            次長(住まい政策担当)            古川  万
            市町連携総括監               山田 秀樹
            工事検査総括監               岡﨑 賢一
            県土整備総務課長              濵地 宣広
            県土整備財務課長              伊藤 美智子
            公共用地課長                 大西 宏明
            公共事業運営課長              結城 健治
            技術管理課長                稗田 寿次郎
            建設業課長                  倉田 正明
            道路企画課長                井戸坂 威
            道路建設課長                真伏 宗樹
            道路管理課長                上村  告
            河川課長                   松本 英之
            防災砂防課長                大江  浩
            港湾・海岸課長                竹内 正幸
            施設災害対策課長             梅谷 幸弘
            都市政策課長                枡屋  武
            下水道課長                  森  伸生
            建築開発課長                岡村 佳則
            住宅政策課長                杉野 京太
            営繕課長                   杉野 健司
            建設企画監                  長瀬 功起
            人権・危機管理監                寺  和奈
            建築審査監                   近藤 貴志
                                         その他関係職員
委員会書記
            議事課        主幹   黒川 恭子
            企画法務課    主査   手平 美穂
傍聴議員       なし
県政記者       3名
傍 聴 者      なし
議題及び協議事項
第1 分科会(企業庁関係)
  1 議案の審査
  (1)議案第163号「平成30年度三重県水道事業会計補正予算(第1号)」
  (2)議案第164号「平成30年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第1号)」
  (3)議案第165号「平成30年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)」
  (4)議案第193号「平成30年度三重県水道事業会計補正予算(第2号)」
  (5)議案第194号「平成30年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第2号)」
  (6)議案第195号「平成30年度三重県電気事業会計補正予算(第2号)」
  2 所管事項の調査
  (1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
第2 常任委員会(企業庁関係)
  1 所管事項の調査
  (1)水道・工業用水道事業の耐震化計画等の見直し状況について
  (2)RDF焼却・発電事業について
第3 分科会(県土整備部関係)
  1 議案の審査
  (1)議案第150号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
  (2)議案第161号「平成30年度三重県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)」
  (3)議案第162号「平成30年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」
  (4)議案第190号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
  (5)議案第192号「平成30年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第2号)」
  2 所管事項の調査
  (1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
第4 常任委員会(県土整備部関係)
  1 議案の審査
  (1)議案第169号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」
  (2)議案第173号「工事請負契約について(北勢沿岸流域下水道(南部処理区)南部浄化センター
          第2期事業スクリーンポンプ棟(土木)建設工事)」
  (3)議案第174号「工事請負契約について(宮川流域下水道(宮川処理区)明和幹線(第6工区)
          管渠工事)」
  (4)議案第175号「県道の路線認定及び廃止について」
  (5)議案第177号「損害賠償の額の決定及び和解について」
  (6)議案第178号「損害賠償の額の決定及び和解について」
  (7)議案第179号「損害賠償の額の決定及び和解について」
  (8)議案第185号「三重県流域下水道施設の指定管理者の指定について」
  (9)議案第186号「三重県営住宅(北勢ブロック)の指定管理者の指定について」
  (10)議案第187号「三重県営住宅及び三重県特定公共賃貸住宅(中勢伊賀ブロック)の指定管理者
     の指定について」
  (11)議案第188号「三重県営住宅及び三重県特定公共賃貸住宅(南勢ブロック)の指定管理者の
     指定について」
  (12)議案第189号「三重県営住宅(東紀州ブロック)の指定管理者の指定について」
  2 所管事項の調査
  (1)建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する三重県計画の策定について
  (2)KYB(株)及びカヤバシステムマシナリー(株)が製造した免震・制振オイルダンパーの国
           土交通大臣認定等への不適合について
  (3)審議会等の審議状況について
  3 閉会中の継続調査申出事件について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕
第1 分科会(企業庁関係)
  1 議案の審査
  (1)議案第163号「平成30年度三重県水道事業会計補正予算(第1号)」
  (2)議案第164号「平成30年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第1号)」
  (3)議案第165号「平成30年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(山神庁長)
    イ 質疑 
 

〇小島委員長 それでは、御質疑があればお願いします。

〇石田委員 2ページの水道事業会計の資本的収支の支出の減のところですが、北勢水道改良費、中勢水道改良費、南勢水道改良費のこの三つでそれぞれ減額9600万円、1億3200万円、5300万円と結構額が大きくて、その理由が書かれておりますが、ちょっと今イメージをどうやってすればええのかなと思うんですが、基本設計業務委託などの設計変更等による減となっていますけれども、これは工事費の減と捉えるのか、設計委託費の減と捉えるのか、イメージとして設計委託で、設計の変更でこんなに減なのかと思うとでかいので、設計の変更による工事費の減になるとこういう金額になってくるのかなと思うんですけれども、そこをどう理解すればいいのか。

〇山神庁長 これは全て設計業務の皆減でございます。
 平成27年度から3カ年をかけまして、浄水場の耐震詳細診断を行ってまいりまして、昨年度末の3月にその結果が出まして、当初計画ではかなりの部分の耐震化が必要と見込んでおりまして、今年度予算にも耐震補強の設計業務委託費を全て載せておったんですけれども、3月になりまして、多くの浄水場の浄水施設において耐震性を有するということが判明いたしましたので、今年度予算に計上いたしておりました、ここにございます播磨浄水場の構築物の耐震補強の基本設計業務とか、高野・大里浄水場の浄水施設の耐震補強基本設計業務、多気浄水場の浄水施設の耐震補強基本設計業務、ほとんどの施設で業務委託費が不要となったことをもって、全て皆減させておりますので、委員御指摘のように大きな予算の減額になっておりますけれども、今日の後ほどの常任委員会のほうで、耐震補強に係る詳細の御説明も予定いたしており、そのところで改めて御説明させていただきますが、基本的に耐震性を有するものについての耐震補強の基本設計業務が不要となったので、これを落としたというものでございます。それに伴う新たな対応の仕方というのは、改めて御説明させていただきたいと存じます。
 以上です。

〇石田委員 一部減じゃなくて、これ皆減なんですね、この額は。

〇山神庁長 高野浄水場を除いては、ほとんど皆減というふうに御理解いただければと。

〇石田委員 わかりました。

〇小島委員長 よろしいですか。
 ほかに御質疑ございますか。
 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論        なし
    オ 採決        議案第163号   挙手(全員)   可決
                 議案第164号    挙手(全員)   可決
                 議案第165号    挙手(全員)   可決
 
 (4)議案第193号「平成30年度三重県水道事業会計補正予算(第2号)」
 (5)議案第194号「平成30年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第2号)」
 (6)議案第195号「平成30年度三重県電気事業会計補正予算(第2号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(山神庁長)
    イ 質疑        なし
    ウ 委員間討議    なし
    エ 討論        なし
    オ 採決         議案第193号    挙手(全員)   可決
                  議案第194号    挙手(全員)   可決
                  議案第195号    挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
 (1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(山神庁長)
    

イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇中嶋委員 施策354の水資源の確保の関係なんですけれども、環境生活部のほうが水道事業会計支出金として、2億5000万円ほどの増額要求をしていまして、その事業概要としては水道広域化施設等に対して、水道事業会計に出資補助を行うというふうな内容になっています。それを受けて、水道施設改良事業のほうも増額になっている部分もあろうかと思うんですが、このいわゆる知事部局の環境生活部から、今回企業庁会計のほうへ出資される部分の水道広域化施設等に対する出資というのは、どういう内容になっているのかというのをちょっと教えていただきたいんですが。

〇山神庁長 広域化関係で、来年度私どもで予定いたしておりますのは、北中勢水道用水供給事業の中で、大里浄水場の沈殿池の築造工事を予定いたしておりまして、それに伴う増額であろうかと思います。ちょっと今手元に資料は持っていないんですけれども、思いつくのはそれだと思います。

〇中嶋委員 それは、築造する理由というか、必要性というのはどういうところで今考えて要求されていらっしゃるんですか。

〇山神庁長 やはり浄水処理の過程の中で、沈殿池が必要ということで、これは地元津市とも十分協議をして、施設を増設するということでお話し合いをした上で、環境生活部と協議もして来年度着手しようというところでございます。

〇中嶋委員 広域化施設と考えると、いわゆる今回水道法の改正なんかも含めて、何か宮城県ほどはいかないにしても、もう少し広域的な取組を企業庁として、知事部局も含めて考えてらっしゃるのかなという、ちょっとげすの勘ぐりなんですけれども、そんな思いでちょっとお聞きしたところもあるんですが、そういうわけではないということですね。

〇山神庁長 そういうわけではございませんで、これ従来からの課題であったものを、ようやく話し合いといいますか、大きな予算も伴うものでございますので、地元市との話し合いの上で築造に着手をしようということになったものでございまして、今の水道法の改正の動きとは、全く見えんというとちょっと語弊がありますけれども、広域的な対応という中では同じような考え方が発展的になってきておるとは思いますけれども、広域連携という考え方のもとで必要な施設をつくるということが従来から話し合いが行われておって、来年度予算化する動きになってきた、たまたまそのときに水道法の改正が行われておったというふうに御理解いただければと。

〇中嶋委員 これは多分環境生活部に聞かなきゃいけないことだとは思うんですが、以前からやっぱり人口が減ってくる中で、浄水のいわゆる計画の見直しということが必要ではないかなと、企業庁としては知事部局のほうが立ててくるその供給計画に基づいて、いろんな施設等をつくっていくということになっているかと思うんですけれども、なかなか今後厳しい状況も考えられる中で、一歩進んだのかなという思いも含めながらの質問だったんですが、まだまだこれまでの課題を解決するための要求であるということで理解をさせていただきます。

〇山神庁長 ちょっと説明が足りなかった部分があるようでございますが、人口減少というのは、これは市町も含めて十分我々も認識した上で、その上で広域連携をどう図るかということで、環境生活部主体となって広域連携の計画等もおつくりいただいておりますけれども、我々その事業運営部隊でございまして、日々の業務の中で関係市町とは十分意見交換等々も行いながら、日々の送水量の変化等も十分認識しておりまして、そういった業務を行う中で関係の市町とも十分意見交換もいたしまして、広域連携という、三重県の場合、御存じのように大変広域の市町村合併も行われてきた経緯もございまして、ある意味、他県に比して実質的な広域連携が先に進んでおるというふうな捉え方もできるのではないかなと思うエリアもございます。そういった市、具体的には津市とか松阪市、大きなエリアを所管しておみえになる中で、広域連携を図る中で機能的分担といいますか、一部は県水を優先的に使用して、個々のエリアは自己水でというふうな内部のエリアの中で機能分担といいますか、給水の施設が、県の施設がかなり整備されておる部分と、従来の市町の施設が整備されておる部分というのはもう既にございまして、新たな施設投資を効率的に行うことを検討する中で、受水市のお考えとすり合わせをしながら、私どもの施設のほうも整備をしておるという状況であると認識しておりますので、大きな意味での広域連携という中で、今回の施設整備につながったものというふうに受けとめております。

〇中嶋委員 了解です。

〇小島委員長 ほかに御質問等ございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで企業庁関係の平成31年度当初予算要求状況についての調査を終了いたします。
 

 3 委員間討議   

 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし

第2 常任委員会(企業庁関係)
 1 所管事項の調査
 (1)水道・工業用水道事業の耐震化計画等の見直し状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(森次長)
    イ 質問     なし
 (2)RDF焼却・発電事業について
    ア 当局から資料に基づき説明(小森参事兼電気事業課長)
    イ 質問

 

〇小島委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇日沖委員 参考というその決議のところでもよろしいんですか、質問は。

〇小島委員長 どうぞ。

〇日沖委員 ちょっとこの7月の三重県RDF運営協議会の総会の中で決議されたものを見せていただいて、これ運営協議会の総会における決議ですので、我々はこうやって見せていただいて確認をさせていただくしか仕方のないものだという認識を私はさせてもらってるんですけれども、ただ、ここの決議になじむものなのか、そういう対象ではないものかちょっとわかりませんけれども、RDFの事業が終結するに当たって、我々の議会でも意見が出ているところがありますけれども、このRDF焼却・発電事業の総括であるとか、またその犠牲となられた方々の慰霊の意味も含めた安全祈願祭という名前になっていましたか、ああいう忘れないための継続であるとか、そういうことについては協議会の中で決議を協議する中で、話には出てこなかったのか。この決議というものは、そういうものではないのかもわかりませんけれども、ちょっと教えてください。

〇山神庁長 結論から申し上げますと、RDF運営協議会で協議すべき案件とは少し異なって、総括につきましては、私どもと前回の所管委員長報告の中で、環境行政の観点を含めてということと市町村の御意見も含めてというふうな御要請もいただいておりますので、これを県当局として総括すべきものというふうに受けとめております。それにつきましては、議会等でも御答弁申し上げたとおり、全て終わってからということになろうかと思います。これが一つでございます。
 2点目の安全祈願行事につきましては、これは私どもが主体となって行わせていただいている行事でございまして、これは引き続き開催させていただきたいというふうに考えております。
 したがいまして、いずれも運営協議会の総括において、御報告するようなことはあろうかと思いますけれども、そこで御議論いただいて決議していただく事柄ではないのかなというふうに受けとめております。

〇日沖委員 わかりました。引き続きよろしくお願いします。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、RDF焼却・発電事業についての調査を終わります。

 (3)その他

〇小島委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら発言をお願いします。

〇中嶋委員 分科会でお聞きしようかなとも思ったんですけれども、水力発電事業の売却益を、そのうちの50億円を国体の開催準備の財源に充てようというふうな話が知事のほうからあって、いろいろな議論がなされているわけですけれども。
 確認なんですけれども、企業庁としては、その売却益をどう使うということについては、とにかくもともと県民の出資で始めた水力発電事業を売却したことによって益が出て、その分については県のほうへ返すと。そこから先の使い方については企業庁としては、特段こうしてくれ、ああしてくれという権限という言い方は変ですけれども、どこまで言えることなのかというところの整理をちょっとさせていただきたいと思いまして、ちょっと考え方を教えていただけませんでしょうか。

〇山神庁長 基本的に、私ども水力発電事業の譲渡差額金というふうに呼んでおりますけれども、これにつきましては従来方針どおり、RDFの焼却・発電事業を行うに当たり、不測突発の事態に備えて当庁電気事業会計で保有させていただくという方針に変わりはございません。したがいまして、当面は私どもの責務といたしましては、RDF焼却・発電事業の安全・安定運転に努めて最後まできちっと事業をさせていただいて、その上でRDFの焼却・発電事業の終了に必要な業務を、当庁が責任を持って果たしていくということが、我々に課せられた責務であるというふうに認識しております。
 したがいまして、その譲渡差額金につきましては、そういった業務に必要な資金というふうに位置づけておりますので、不測突発の事態に備えて当庁で依然として保有させていただくと。どこかのしかるべき時期において、先ほど委員からちょっと御紹介ありました出資というのは、大変恐縮でございますが、これは水力発電の過去の歴史を振り返ってみますと、水力発電事業に県当局から出資を受けた経緯はないようでございますので、出資を受けたものをお返しするというスタンスではございませんで、これは県一般会計と公営企業会計の関係の中で、公営企業というものが本来的に地方公共団体に属するものというふうな基本認識に基づいて、地方公営企業会計の制度が成り立っておるという理解のもとに、一般会計にお戻しすべきというふうな考えは持っております。
 したがいまして、出資の返還というふうな趣旨ではございませんが、基本的に剰余のお金が残れば、それは一般会計にお戻しすべきものというふうに考えておりまして、当庁としては最後まで安全・安定運転に努めて、その後の終了に伴う業務をしっかりさせていただく中で、剰余の残高が出れば、それは一般会計にお戻しさせていただくのが、そこまでが私どもの責務であると受けとめておりまして、大変話題にはなっておりましたけれども、その後の使い方につきましては、当庁として言及すべき立場にないというのが我々の考えでございます。

〇中嶋委員 よくわかりました。
 何か企業庁のほうに、その譲渡残額をどう使うかということについて問われる場面があったような感じを受けていましたもんで、ちょっと聞き先が違うんだよねという感じを受けていたので、ちょっと確認をしたかったんでお聞かせいただきました。よくわかりました。ありがとうございます。

〇山神庁長 私どもとしては、そういった考えで取り組んでおりまして、お渡しするまでが私どもの責任と、お渡しした後のことは違うところで御議論いただくべきものなのかなというふうに、ただ、一つ思いとしては60年の歴史の中で、地元の御協力をいただきながら事業をさせていただいてきていた、この歴史というものを振り返れば、我々も思いはあるものの、制度等々に鑑みますと、お渡しするまで我々は努力をさせていただいて、その後のことは違うところで御議論いただくものなのかなというふうに受けとめております。
 私からは以上です。

〇小島委員長 よろしいですか。
 ほかに何かございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
 
 2 委員間討議   
 (1)所管事項調査に関する事項           なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし

          〔当局 入れかえ〕
 
第3 分科会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第150号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
 (2)議案第161号「平成30年度三重県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)」
 (3)議案第162号「平成30年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」
 (4)議案第190号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
 (5)議案第192号「平成30年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第2号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(渡辺部長)
    イ 質疑

〇小島委員長 それでは、御質疑があればお願いします。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたしますが、よろしいですか。

〇中嶋委員 債務負担行為のところで、4ページの県単災害土木復旧事業ありますね、1億2000万円ですか。これはどういう内容で債務負担行為を設定せざるを得なかったのか。要は来年度当初要求ではなくて、債務負担行為でいくのかというのが、ちょっとよくわかんないですけれども、簡単に御説明いただけませんでしょうか。

〇高橋次長 災害復旧の埋塞対策に関する1億2000万円でございますが、本年度の予算計上をしておりました。ただ、災害により発生した堆積土砂が非常に多かったことから、今年度の完成が見込めないということで来年度にわたる債務設定をさせていただいております。

〇中嶋委員 契約は今年度中にしてということですね。

〇渡辺部長 そうですね、今年度中に契約しまして、来年度また入ってくる県単の災害復旧費を使って債務で充てておいて執行したいということでございます。

〇中嶋委員 わかりました。

〇小島委員長 よろしいですか。

 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論         なし
    オ 採決         議案第150号(関係分)   挙手(全員)   可決
                     議案第161号          挙手(全員)   可決
                     議案第162号          挙手(全員)   可決
                     議案第190号(関係分)    挙手(全員)   可決
                     議案第192号          挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
 (1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(渡辺部長)
    イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いをします。

〇中嶋委員 まずは要望なんですけれども、うまく起債できるものについては有利な起債を利用していただいて、少ない県費の投入で大きな事業をぜひ進めていただきたいと思いますし、積極的な要求をしていただいたということについて、しっかりと我々も後押しをしたいと思っていますんで、頑張っていただきたいと思います。
 質問は、総括的質疑のときに、東議員のほうから御質問のあった防災・減災、国土強靱化に関する3年間の国の方針というものが、あのとき日経新聞の記事から彼は質問して、それに対して部長のほうから、そういうすぐに効果が発現しそうな、やれそうな箇所についてのピックアップをしているんだというお話があったんですけれども、その後、何か動きというのがあったかどうかということと、あと、それに対する来年度新たにそういうところの事業の追加というか、これ使えるよねというのがあった場合の対応というのはどう考えていらっしゃるのか、知事選挙に関係なくやっていただきたいと思っているんですが、ちょっと考え方をお聞かせいただけませんでしょうか。

〇渡辺部長 重要インフラの緊急点検ということで、調査がまいっていまして、3年間でできる事業とか、やるべき事業の調査が入っていまして、それを今、中部地方整備局等と調整をしておるところでございまして、ただ、いろんな今回の3年間で実施する強靱化事業として、どういう縛りでやっていくかというのはまだ確定的なところまで至っていなくて、例えば3年間で事業効果が発現できる事業を優先するとか、そんないろんなやりとりはあるんですけれども、じゃ、どこまでをこの3年間の事業でやるかというところまでは、まだ我々のほうに情報はおりてきていないというところでございます。
 それと、来年度の対応ということでございますけれども、まずは今年の補正予算で3年間の緊急対応ということが出るのと、平成31年、32年ということで、強靱化対策をやっていくという国の方針が出ていますので、それへの対応についても、補正につきましては新たに補正がついてくれば対応していきたいと思います。ただ、当初予算につきましては、今回の要求状況にはちょっと反映できていませんので、それについては、その後、地方の財政に対する支援があるのか、ないのか、そういうのも見きわめながら対応していくのかなというふうに考えておる次第でございます。
 私のほうからは以上です。

〇中嶋委員 わかりました。
 まだ、全体のどういうスキームなのかがわからないということと、どこまで地方財政に対しての支援が国として考えられているのかもわからない中ではありますが、冒頭に申し上げたその有利な起債を利用していただきたいということとあわせて、県にとってそういう有利なスキームであれば、ぜひ積極的に国の取組を使っていただきたいなと、当然国の総額の予算も限られている中で、言い方悪いですけれども、各地域で取り合いになる部分があろうかと思いますので、アンテナを高く引き続き、この3年間の事業については有効に利用していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

〇小島委員長 よろしいですか。
 ほかに御質問等ございますか。

〇中川委員 公共事業の支援ということで、また新しく今度、建設産業活性化プランを策定されるわけですね。この前もその活性化プランの関係で山野建設業協会会長をはじめ、何人かの方とここで参考人招致があったわけですけれども、その中で安定した公共事業の確保という観点で、これやってもらいたいと、で、もう一方で災害があるわけですよね。そうなりますと当然ながら、地域の建設業の皆さん方がそれに対していろんな形で支援するということで、その限界工事量という言葉があると思うんですが、それについては県としては、現況、そしてこれからもそのことについて、どういうふうな考え方でいくのかお聞きしたいと思うんですが。

〇渡辺部長 限界事業量と申しますのは、企業を維持していくために、これぐらいの受注量がないと経営していけないという、そういうことの限界事業量ということでよろしかったでしょうか。

〇中川委員 限界工事量ね。

〇渡辺部長 そうですね、委員のおっしゃったように、当然災害対応をしていただくには、地域の核になる建設企業が存続していく必要があるということで、一定の工事量が確保できないと継続的に存続できないということもあると思いますので、県発注だけではないと思いますけれども、県の公共事業費については、引き続き予算の確保をしっかり我々が要求して、建設企業の限界工事量以上のものがとれるような形は考えていく必要があるかなというふうに考えてございます。

〇中川委員 そういうことに尽きるわけですけれども、当然ながらやはり災害、南海トラフ地震等々予想されますし、当然ながら私どもも本当に身近な建設業の皆さん方に依存するところは大だと思うんです。したがって、県としてもこれに対する限界工事量というのは、これから現時点でも将来に対しても確保していくんだということで、そのためにいろんな適正な利潤の確保ですとか、そんなことがあるかと思うんですが、今からちょっとそのあり方について研究していく、そういった場というものを考えていくべきではないかなと思うんですが、それはどうでしょうか。

〇渡辺部長 そうですね、建設業の団体とかと意見交換する場は定例的に設けてございますので、その中でいろいろ議論していきたいというふうに考えてございます。

〇中川委員 しっかりとそういうことも確保するんだという強い意志と、これはもう政治判断も必要だと思うんですが、きちっとやはり位置づけをしていただいて頑張ってもらいたいなとこう思って申し上げたわけです。よろしくお願いします。

〇小島委員長 要望ということでよろしいですか、最後は。
 ほか御質問等はございますか。

〇舘委員 事業費も多くとっていただきながら、今以上にいろいろなインフラ整備が進んでいくんかなとこう思っています。本当に御苦労さまですが、施策113治山・治水・海岸保全の推進の中で、いろいろな計画等々、見直しやら行っていただくのがありますが、その中で全体的には県の一方的な考え方でなくて、やはり市町関係機関等々の連携も含めて一定やっていただきたいなというのが一番です。
 殊に危機管理型水位計の設置等々についても設置場所、県の一方的な答えじゃなくて地元も大変、河川の堆積土砂等や雑木等々もあって、いろいろな思いも持ってみえるところも実際私も聞いていますので、一度そこら辺との調整もしていただきながら、地元の市町の思いとの整合性も図って、整合性というか調整もしていただきながらの的確な設置場所、設定をしていただきたいなと、これもう要望にしておきます。
 その中で、土砂災害警戒区域の指定について、必要となるその基礎調査は平成31年度完了を目指しているんですという、ここまでが来年度事業についてなんだろうというふうに思いますけれども、これから先って具体的にどうなっていくんか、全体の先も見た説明をいただきたいなと思うんですけれども。

〇高橋次長 土砂災害警戒区域基礎調査でございますが、委員おっしゃったように、平成31年度で一巡目を完了させる予定でございます。その後、指定については2カ年ほど時間をいただきたいというところで、平成33年度までには区域指定を完了させる予定で今業務を進めてございます。その後ですが、基礎調査については二巡目に今度は入っていくということになりまして、継続してその調査を進めていくということになります。
 以上でございます。

〇舘委員 指定は平成33年度ということですけれども、2年ってそんなに、期間的なもの、かかるんでしょうけれども、どんなことを実際に、その業務内容というか、指定までになされるのか、33年になるんやということはわかりますけれども、なぜという部分のところをちょっと説明いただきたいなと思いますが。

〇高橋次長 基礎調査が終わりましたら、その終わった図面はお示しさせていただいておるんですが、市町に対する意見照会とか、そこら辺に若干時間をいただいているというのが、時間がかかっているということで、これは今までの例からすると、やっぱり2カ年くらいはかかってしまうということになっております。

〇舘委員 詳細までは私がどうこう言うことはないんだけれども、せっかくそのようなしっかりしたものを提示するんだということで期間を要することは当然ですし、その以前にも図面を見れるような形になる、できるだけその情報の流れ的なことも、やはり被災されるのは市町ですので、そこら辺のこともお願いしたいなというふうに思います。
 それじゃ次に、河川の堆積土砂の関係で予算額アップして2億円増えているな、これが全て砂利採取ではないんですけれども、砂利採取でやっていただいているところも、このインフラの整備からいえば、砂利を骨材、また資材としてインフラ整備に使っていこうということがあるわけです。そういうふうな意味からいえば、先ほどの中川委員おっしゃた建設産業活性化プランでも一緒ですけれども、事業をやっていこうとする部分は、県土整備部だけじゃなくて、例えば砂利採取のことからいえば、農林水産部も関係ありますよね。砂利採取、いわゆる農地からの採取のこともあって、やはり部門的じゃなくて、そういう広い面も見ていただきながら、両部で連携をいただくというか、目標、インフラ整備にいったときに、県土整備部はこうします、しかし向こうはちょっとこれは規制が大きくてどうたらこうたらというのが、いろいろ耳に入ってくるので、考え方としては県としてやる方向は一緒だと思うんですよね。ただ、優良農地を守ることは必要やけれども、どうやって守るかという手法もあるわけで、ちょっとそこら辺のことも含めた検討も両部でしていただきたいなという要望です。
 それと、道路のネットワークの関係ですけれども、施策351道路網・港湾整備の推進等々、これも大変進んできておりますし、特に私どもの北勢地域からいくと新名神高速道路等々、東海環状自動車道もあるよね。その中で今一番大きな課題は、南勢地域がありますし、中勢地域もあるし、北勢地域、やはりこのバイパスがいかにして連結ができていくかというのが一番大事なんだろうと。国道1号、23号はもう何ともならん状況になっていて、新たに、特に北からいえば北勢バイパス、中勢バイパス、浸水の関係からいってもそのバイパスが必要なんだよねということがあって、極力この方向性を示していただきながら、地域の課題も多うございますけれども、頑張って取り組んでいただきたいとこのように思います。要望的なことなんですけれども、ちょっとその思いだけ聞かせてください。

〇渡辺部長 そうですね、中勢バイパス大分つながってまいりまして、今年度中に鈴鹿、津もつながりまして、あと国道23号へのタッチが残るというところで、そこは用地も確保できましたので、工事を一生懸命やっていただくように国に要望していきたいというふうに思っています。
 それと、北勢バイパスのほうがなかなか難航しているところもございまして、まずは一般国道477号バイパスまで北勢バイパスをタッチしていただくと、かなり交通の流れがよくなるというふうに思っております。
 あとは、残る区間については、我々といたしましては、鈴鹿と国道1号の鈴鹿四日市道路ということで北勢バイパスの一部になりますけれども、そこと、北からの工事と、南から、鈴鹿から1号までの工事を並行してやっていただけないかということで国へ要望しているところですので、北勢バイパス両側から何とか工事にかかっていただけるように、引き続き国へ対して要望していきたいなというふうに考えてございます。
 以上です。

〇舘委員 本当に北勢バイパスのいろんなタッチの部分については、現場が見えて、ああこう来るね、もういつなんだろうという期待のほうが大きくて、ここまで来たら次は向こうへ、南へ、川島地区どうやって抜けるんだろうということも含めての課題も地域の中で認識されてみえますし、殊に一般国道477号湯の山のバイパス、インターアクセス今度していただいて、本当にびっくりしているのは、皆さん本当に時間が短くなるんだよね、有効に使っていかなあかんよねっていう部分があって、あれも477号スカイライン上っていってタッチの部分がこれからだというふうにもう認識はしているんですけれども、やはりそれによって地域の経済というか、活性化の基盤がこのネットワークの構築にあるんだと思いますので、大変頑張っていただいているのはよく承知しておりますけれども、さらによろしくお願いしたいということを申し上げて終わります。

〇石田委員 次期三重県建設産業活性化プラン策定をどうやってされていくんかなって関心あるんですが、今のプランも一度この委員会でも勉強会をしまして、その検証をされてどう新しいプランができていくんだろうなと思うんですけれども、その中で若手人材がなかなか入らないというところをどうしていくんかな、給料とか、休みとかが注目されがちなんですけれども、業界の若手の経営者からちょっとイメージアップをという視点が欲しいというお話をいただいて、ではどうやってイメージアップするのかなって聞いたら、映画をつくってほしいなと言っていまして、ああなるほどと、海猿がはやったときに海上保安庁の人気が一気に上がったんですよね。それいいんじゃないのという話をしていて、海猿って結構危険な場面があって、建設業界の危険な場面を映画にしちゃったら、これ余計に来うへんので、ある意味海猿の角度から入って、建設業界とすれば今、下町ロケットがはやっているので、下町ロケットのような、有名なキャストを使って映画をつくってイメージアップしてもらうと、ひょっとしたら給料とか、休みだけと違うところでイメージが植えつけられて来てもらえるんとちがうかなと、そんなこともぜひ考えてほしいなという意見もいただいたので、そういう考え方も入れられへんかなという思いが一つです。
 それから、あと働き方改革について、特別委員会でも御意見を申し上げたし、いろんなところで事あるたびに、事業の発注の平準化を申し上げていますが、その後、検討がどれぐらい進んどるのかなというのをお聞きしたいんです。年間通して平準化がどこまで、単年度主義の行政の中でどうできるのかなとか、それから工期の弾力化もそれにつながるんだろうと思うんです。年度末にどうしても仕上げなきゃいけないという認識が強いんだと思うんですけれども、またいでもいいんじゃないかなと、弾力的に考えて、ある程度考えていっていただいたのかわかりませんが、イメージづくりの映画等々のこととか、それから発注の平準化の2点についてちょっとお聞かせをいただきたいんですけれども。

〇渡辺部長 じゃ、イメージアップのことでちょっと感想的な話も含めてお話ししたいと思います。
 私たちの年代ですと、黒部の太陽でしたか、あれも危険な作業ではあったかと思いますけれども、そんなんも見ながら土木の道へ進んだ技術者もいるんかなというふうには思いますけれども、ただ、やはり海猿であったり、下町ロケットとかいうレベルになってくると、なかなか県としてどこにかかわるのかなというのは今すぐに思いつかないところはありますので、またそういう土木建設業のイメージアップというのは、業界団体の皆さんともいろいろ議論はしていきたいと思うんですけれども、直ちに何か予算を組んでというのはなかなか県レベルでは難しいかなというのが1点思います。

〇真弓副部長 働き方改革のほうなんですけれども、発注の平準化、施工時期の平準化ということでは、債務負担行為とか、繰り越しの積極的な活用で取り組んでおるところなんですけれども、やっぱり県だけじゃなくて市町についても平準化を図らないと全体の平準化になりませんので、その辺は市町と、あるいは建設業協会とか、いろんなところと意見交換をした上で、次期の建設産業活性化プランではこの働き方改革というのは大きな視点になると思いますので、そのあたりについても検討していきたいというふうに考えております。

〇小島委員長 石田委員、よろしいですか。

〇石田委員 ありがとうございました。

〇小島委員長 ほかに御質問等ございますか。

〇日沖委員 みえ県民力ビジョン・第二次行動計画取組概要の中で、ちょっと細かいことを二、三、申しわけないんですけれども、提案も含めてこの機会にお聞きしたいんですが、先ほども出ていました施策113の治山・治水・海岸保全の推進の中の河川の堆積土砂の撤去のところなんですけれども、予算もまた増やしていただいて、箇所も量もよりとっていただけると期待させてもうとるんですが、ほかの事業との兼ね合いの中で、もうちょっと効率よくほかの事業のときを活用しながらもできんかなと常々思うんですが。例えば私どもの地元のほうでも橋梁の耐震化の工事のときに、2年でするときが多いですけれども、工事の場所を確保するために瀬がえというんですか、川の流れを変えるとか、作業があって、掘削して土砂を積んで場所をつくって、きちっと水に出てもええように深い流れもつくってやっておる中で、えらい土砂を盛っているんですよね。こんなんこの機会にすくってダンプに積んで持っていってもらえばいいのにと思っても、それは別だからできないということなんですけれども、例えば市町との協議の中での箇所の優先度というのもあるんかわかりませんけれども、そういう機会に一緒にやってもらえばええなと思ったりしますので、そういうことって融通きかないものなのかなというふうなことを思うので、ちょっと一つ聞かせていただきたい。
 それともう一つは、施策353の安全で快適な住まいまちづくりの中の、ブロック塀のことですけれども、改めてブロック塀の地震での残念な事故もあったりして、学校での。世の中が着目するようになりましたし、意識するようになったんですけれども、ブロック塀の建築基準法とのかかわりというものについて、今まで振り返ってみると、町の左官屋が積んどったり、工務店というても個人がちょっと大きくなられたようなところがやっておられたり、町なかでブロック塀に携わってみえるそういう業者が多いと思うんですけれども、果たしてそういう建築基準法に基づくことというのが、かつて意識されたり、きちっと認識されたりしとる実態があったんやろかというふうなちょっと疑問もありまして、その辺のところ、もしそれほど意識があったのはあっても、意識されとらんだ実態があるのかどうか、その辺のちょっと検証も含めて教えていただきながら、今後どうやってきちっとしっかり啓発していくんかというところのお話をちょっとこの機会に聞かせていただきたい。
 もう一つ、施策112の防災・減災対策を進める体制づくりのところの、これは県土整備部のところになると思うんですが、木造住宅の耐震化が、診断も設計も補強工事も空き家除却も、補助の制度があっても、恐らくなかなか進んでいかないというふうに思います。訪問戸数を増やすなど普及啓発を強化するということで、なかなか昼間やとお見えやないんで、夜間も回ってということで言われていますけれども、本当にそこまで県の職員も回られるんかいなと、市町にお任せなんやないやろなというふうなところをお聞きしたいのと、やっぱりこれ金がかかることって、なかなか実際進みませんよね。
 木造住宅の古い住宅ってなると、今少子化社会で跡取りがおって、その木造住宅を補強して、また次の代が住むかというようなそんなことはなかなかもうない時代になってきて、今さら高齢者世帯がお金をかけて御自身があと10年あるか、15年あるかというものを、なかなか考えてみても金かけては耐震化とか補強とかはしませんよね。そういうところを克服していかなくてはならないんやけれども、これは今のままの制度でやれやれと言うとったってなかなか進まんと思うんですけれども、制度設計なり何か形を、どうしたらいいかわかりませんけれども、もうちょっと国にも働きかけて、そういうところの金がかかるのと、木造住宅の古いものは後の使い道というのか、もう後がないようなものをしようがないですし、撤去、除去というても今なかなか金がかかって簡単にいかへんので、ある程度の大きな木造住宅で300万円ぐらいはかかるなとか、そんな中でとても進むと思いませんので、何らかやっぱり国にも働きかけながらやっていかなあかんと思ったりするんですけれども、その辺の捉え方も含めて、三つほど聞いて申しわけないですけれども、お願いします。

〇渡辺部長 私のほうから1点目のところをお答えしたいと思います。
 委員から御紹介もいただきました橋梁の耐震工事の際に、川をさわるのであれば、あわせて堆積土砂も考えるかどうかということだと思います。道路の担当と流域の担当でそれぞれ分かれているのもございますけれども、確かに言われるように橋梁耐震の工事をする際に、その箇所が河川としても堆積土砂を撤去すべき箇所として優先度もかなり高いところにあるんであれば、道路の費用と河川の維持管理なりの費用も合わせてやるというのは、やっていく必要はあるかなと思いますので、全てが全てということにはならないかと思いますけれども、その橋梁の周辺で土砂が堆積していて、治水上も問題になるような堆積の仕方であれば、あわせてやっていくことも検討していきたいというふうに考えてございます。

〇古川次長 それでは、二つ目と三つ目について私のほうから説明させていただきたいと思います。
 まず、一つ目の補強コンクリートブロック塀の建築基準法との絡みということでお話があったんですけれども、確かに委員おっしゃるように、建築基準法が町の工務店とか左官屋までみんな伝わっているのかということについては、今まで十分伝わっていなかった点もあったかもわかりません。
 ただ、建築基準法は昭和34年からできていまして、そのときからブロック塀の基準もありまして、地震が起こるたびに、昭和46年であったり、56年の改正時に強化されてきたというので、そういう機会を通じてはPRしているところなんですが、なかなか伝わっていなかったのかなというふうには思っております。
 また、これまでもパトロールとかで周知をしたり、そういう取組もやってきたんですが、なかなか委員言われるように、どこまで伝わっていたのか非常につかみどころのないというところもあったので、今回の6月の大阪北部を震源とする地震による事故を受けて、県のホームページや県広報にもブロック塀の基準とかを載せて、一般の県民の方にもわかっていただけるように周知に努めているところです。また、地域機関においてはパトロールを強化して、旧集落や住宅街や通学路などを集中してパトロールも行っています。さらに周知に努めていきたいというふうに考えております。
 三つ目の木造住宅の耐震化の取組なんですが、まず周知のやり方として夜間、休日含めて幅広くやっていきたいということで考えておりますが、これは全て県職員とか、市町の職員だけじゃなくて、関係する団体にも協力をお願いして、特に休日や夜間についてはそういう団体の方を中心に回っていただきたいなというふうに考えております。あと、最後に言われた高齢化された住宅で、なかなか補強が進まないんじゃないかということにつきましては、うちのほうもなかなかその辺は手をこまねいているところはあるんですが、今まで本格的な補強じゃなくて、住みながら簡易に補強できる方法もないかというような研究もして、そういうのももしよかったらPRできたらなというふうには考えております。
 以上です。

〇日沖委員 それぞれありがとうございました。
 堆積土砂の撤去の件につきましては、もちろんその箇所を市町と協議していただいて、細部の中でそういう対象のところかどうかというのも順位もあるでしょうけれども、うまく合うようなところはぜひ今お答えいただきましたんで、よろしくお願いいたしたいというふうに思います。
 それと、ブロック塀の建築基準法とのかかわりですけれども、いろいろ今問題になっていますけれども、恐らく、私の捉え方で、感触ですけれども、ブロック塀というのは家を建てるとかそこまでのことではないんで、比較的、積んでいくだけと言ったらあれですけれども、簡易な作業ですので、恐らくこれまで左官屋とか工務店とか、大きな建設業の方々はどうかわかりませんけれども、小規模零細事業者の方々は悪意があったわけじゃなしに、私の感触ですよ、悪意があったわけじゃなしに、意識がなかなか持てない何か環境にあったんじゃないかなというふうに思っていまして、徹底しなければいけないのであれば、ぜひきちっと施工していただくような形の啓発を、改めてしっかりやっていただきたいというふうに要望させていただきたいと思います。
 それと、木造住宅の耐震化ですけれども、ぜひいろいろ研究もしていただいて、やっぱりできるだけ金がかからん方法で、それは県民の方々も取り組みやすいもんですから、その辺また新たな制度なり研究していただいたり、また国に何か働きかけることがあったら提言もしていただいたりしながら、より現実的にできるような形に、ひとつ取り組んでいっていただきたいなというふうに、これは要望で、これはってみんな要望ですけれども、以上で結構でございます。ありがとうございました。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで県土整備部関係の平成31年度当初予算要求状況についての調査を終了いたします。
 
 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
第4 常任委員会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第169号「三重県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」
 (2)議案第173号「工事請負契約について(北勢沿岸流域下水道(南部処理区)南部浄化センター第2期事業
    スクリーンポンプ棟(土木)建設工事)」
 (3)議案第174号「工事請負契約について(宮川流域下水道(宮川処理区)明和幹線(第6工区)
    管渠工事)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(里次長)
    イ 質疑

〇小島委員長 御質疑があればお願いします。

〇石田委員 議案に対して何も反対するものでも疑問を持っておるわけでもありませんが、ちょっと教えていただきたいと思います。議案第169号、大台町が加わったことで、県下29市町のどれだけに事務を任せることになるわけですか。

〇里次長 現在、移譲している団体が、鈴鹿市、津市、松阪市、大紀町、この四つでございます。これに大台町が加わっていただいたということで、五つになるということでございます。

〇石田委員 ありがとうございます。

〇小島委員長 よろしいですか。

〇石田委員 もう1点ですが、工事請負契約の8ページで、3事業体が同点でくじ引きでという、くじ引きの呼び方なんですが、くじというと、くじを引くみたいなイメージなんですが、全然違うんですよね。名が体をあらわしていないような気がして、くじというと、こうやってくじを引くみたいにずっと思っていたんですが、実は全く違う計算の仕方なんだと聞きまして、表現をうまいこと、名が体をあらわした表現にならんのかなという思いがちょっとあるんですけれども。

〇稗田課長 地方自治法では、同点の場合は、同価の入札した者があるときには、くじを引かせなさいということになっています。それで、今は電子入札システムを用いまして、その場合くじの実施というところで電子くじという言い方をしております。ということで、それを運用しております。細かい話でございますが、入力番号を各業者に与えまして、そこへ受信するときの秒数を足して全体の数をまとめて合計して割るとかいうふうなことで運用しておりまして、私意が入らないようにくじを運用しているということで、一応電子くじという言い方をしてございます。

〇石田委員 今日は議案の審査なんで、そこにこだわりませんけれども、くじの中身、聞いてやっとわかったので。今日はいいですわ、これは議案に反対の意味とか何でもありませんので、ありがとうございます。

〇小島委員長 ほかに御質疑ありませんか。

〇中嶋委員 さっきのやりとりの中で、屋外広告物のことですけれども、答弁としてよかったんですか。その条例の中身によっては、ほかの市町にも権限移譲しているものってあるんとちがいますか。今回設置だとかそういうことについては、大台町が新たに加わりましたが、ほかのことについてはほかの市町もやるでしょう。

〇里次長 失礼いたしました。屋外広告物条例にかかわる権限移譲では、簡易除却という事務がございまして、これはポスターとかのぼりとか、そういうのを撤去したりする事務でございますが、それはもう既に全ての市町に移譲してございます。今回それ以外の事務で新たに屋外広告物の設置を許可する事務、あるいは許可をせずに設置されたのを指導する事務とか、そういったものについて新たに大台町に移譲するものでございます。

〇小島委員長 よろしいでしょうか。

〇中嶋委員 了解です。

〇小島委員長 ほかにございますか。
 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議  なし
    エ 討論        なし
    オ 採決        議案第169号   挙手(全員)   可決
                   議案第173号    挙手(全員)   可決
                   議案第174号    挙手(全員)   可決

〇小島委員長 12時前でございますので、暫時休憩をいたしたいと思います。
 再開は午後1時といたします。

          (休憩)
 
 (4)議案第175号「県道の路線認定及び廃止について」
 (5)議案第177号「損害賠償の額の決定及び和解について」
 (6)議案第178号「損害賠償の額の決定及び和解について」
 (7)議案第179号「損害賠償の額の決定及び和解について」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(志々田次長)
    イ 質疑         なし
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論        なし
    オ 採決       議案第175号   挙手(全員)   可決
                   議案第177号   挙手(全員)   可決
                   議案第178号   挙手(全員)   可決
                   議案第179号   挙手(全員)   可決
 
 (8)議案第185号「三重県流域下水道施設の指定管理者の指定について」
 (9)議案第186号「三重県営住宅(北勢ブロック)の指定管理者の指定について」
 (10)議案第187号「三重県営住宅及び三重県特定公共賃貸住宅(中勢伊賀ブロック)の指定管理者の指定について」
 (11)議案第188号「三重県営住宅及び三重県特定公共賃貸住宅(南勢ブロック)の指定管理者の指定について」
 (12)議案第189号「三重県営住宅(東紀州ブロック)の指定管理者の指定について」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(里次長、古川次長)
    イ 質疑

〇小島委員長 御質疑があればお願いします。

〇中嶋委員 県営住宅のほうなんですけれども、中勢伊賀ブロックの指定管理の候補者と、あと南勢ブロック、東紀州ブロックについては、名称は違うんですけれども、住所代表者が同じということで、構成員はこれやっぱり異なるんでしょうか。伊賀南部不動産事業協同組合と三重県南勢地区管理事業共同体の構成員です。

〇古川次長 伊賀南部不動産事業協同組合というのは、伊賀南部地区の不動産団体の集まりで、そこの次の南勢地区については、伊賀南部不動産事業協同組合と、あと松阪不動産事業協同組合、二つの協同組合が共同体を組んで応募してきたというものです。片や組合だけ、こちらは共同体という。

〇中嶋委員 東紀州のほうはどうなんですか。

〇古川次長 東紀州も南勢地区と同じように共同体の応募ということになります。

〇中嶋委員 わかりました。南勢ブロック、東紀州ブロックについては、松阪の業界団体の方も入っていらっしゃるということで理解させていただきました。
 あと、県営住宅のほうの審査については、点数が付されているんですけれども、この点数についてなんですが、例えば情報公開を求めた場合、どの委員が何点という採点をしたかというやつというのはオープンにする条文になっているんでしたか。

〇古川次長 点数は公表されると思いますが、個別の名前とかは伏せられると思われます。

〇中嶋委員 あと流域下水道のほうは点数化していないという理由は、どういう理由からでしょうか。

〇里次長 公募によらなかったということで、順位づけをする必要がございませんので、点数を入れてございません。

〇中嶋委員 わかりました。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論          なし
    オ 採決          議案第185号   挙手(全員)   可決
                      議案第186号   挙手(全員)   可決
                     議案第187号    挙手(全員)   可決
                     議案第188号    挙手(全員)   可決
                     議案第189号    挙手(全員)   可決
 
2 所管事項の調査
 (1)建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する三重県計画の策定について
    ア 当局から資料に基づき説明(真弓副部長)
    イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇中川委員 長時間労働の是正とか、例えば現場の作業員は直行して直帰というんですか、そういうことが是正ということ言われておるんですけれども、そのあたりは含まれていないんですか。

〇真弓副部長 まだ国の基本計画自体が、どっちかというと基本理念法になっておりますので、余り細かいところまで記載されておらず、国の基本計画を踏まえて県の計画を策定しておりますので、細かいそういう施策までは記載していないというのが今の案になっております。

〇中川委員 長時間労働の是正なんて基本的なものだと思うんですけれども、それは書いていないんですかね。

〇渡辺部長 この中で、働き方改革に関する施策等も記載してございますので、そのあたりで長時間労働の是正に向けた取組をしていくということになろうかと思います。

〇中川委員 入れてあればいいんですけれども、そのあたりが大きな問題でございますので、ぜひともこの中に入れていただきたいと思いますけれども。入っとるんですね。

〇渡辺部長 これから素案をつくっていくわけでございますけれども、週休二日制の実施であったり、そういうところで長時間労働を減らしていくような取組は入れていくように考えてございます。

〇小島委員長 よろしいですか。
 第3の1の(3)あたりの柱ぐらいなんでしょうか。

〇真弓副部長 第3の1の(3)で「働き方改革」の推進という項目がございますので、その中で記載を検討していきたいと思います。

〇中川委員 現場の作業員の方は、家から現場へ直行して、そこから帰るわけですね。そういうふうな余裕性がないわけですよね、意味わかりますか。現場へ行って会社へ行かずにそのまま帰ってしまうという形で、会社から作業員に対していろんな話をしたり、注意しなさいよとかいう形が必要だと思うんですが、そういうローテーションであれば、なかなかやはり余裕がないんじゃないかと、こういうことを私申し上げているんですが、意味わかんないですか。直行直帰というんですか、建設業ではそういうことが行われとるもんですから、それはやはり是正したほうがいいんじゃないかということを僕は言いたいわけですけれども。

〇真弓副部長 働き方改革の中では、長時間労働の時間外勤務の上限値が設定されることになりますので、その辺も踏まえて検討していきたいと思っております。

〇中川委員 納得できませんけれども、わかりました。

〇小島委員長 御意見というふうに。

〇舘委員 これ概要ですので、計画にはもっと細かいことをうたわれているんでしょう。

〇真弓副部長 あくまでこれは概要版になりますので、県計画はもう少し詳しいものになります。

〇舘委員 パブリックコメントをそれでとるんでしょう。

〇倉田課長 パブリックコメントにつきましては、この三重県の計画につきまして、詳細に書いてあるものをあわせてパブリックコメントをさせていただきます。

〇舘委員 それ見たらどんなこと書いてあるかというのはわかるんですよね、書き込まれているかというのは。

〇倉田課長 そのとおりでございまして、今回はそれの要約したものの概要版ということでお示しさせていただいております。

〇小島委員長 お聞きしていいですか。
 パブリックコメントをかけるのが12月下旬からなんですよね。それはもっと詳しいものについてお示しをしてパブリックコメントをかけるんですよね。ということがお聞きになりたかったんじゃないかなと思うんですけれども。

〇倉田課長 説明不足で申しわけございません。
 委員言われるとおり、パブリックコメントにつきましては、三重県計画の今おっしゃった詳しいものと一緒にパブリックコメントをさせていただくということです。この概要版だけではございません。

〇渡辺部長 素案が大分できてきておりますので、パブリックコメント前に、また委員の皆様にもお配りをさせてもらうようにさせていただきますが、よろしいでしょうか。

〇小島委員長 現段階では、お示しはちょっと難しかったということでしょうか。

〇真弓副部長 素案としてはできておりますけれども、今回は概要版で説明をさせていただいたということですので、素案については改めてお示しさせていただきたいと思います。

〇小島委員長 できるだけ早急にいただきたいと思うんですが、今日私いただいてもよかったのかなというふうにも思うところでありますが。

〇中川委員 要するに、長時間労働の是正ということで、現況においては300時間以上の長時間労働をしている実態があるわけですよね。それはいろんな御都合はあると思うんですけれども、そのあたりやはり組み入れなきゃならんと僕は思うんですけれども、言葉として出ていませんやんか。会社のいろんな仕組みといいますか、方針があるかと思うんですが、やはり基本の基本やと思うんです、長時間労働の是正というのは。

〇倉田課長 資料はお示しはしてございませんが、今の委員のおっしゃった働き方改革の推進のところでございますが、今素案のところをちょっと読み上げをさせていただきますが、国の働き方改革実行計画及び建設工事における適正な工期設定などのためのガイドラインを踏まえ、関係団体、機関と連携し、適正な工期設定、週休二日制などの休日確保、適切な賃金水準確保など、公共工事のみならず、全ての建設工事について建設業における働き方改革を進める。また、過重な仕事やストレスは、メンタルヘルスの不調など心身の健康上の問題の観点から改善する必要があるため、メンタルヘルスケアの充実等の取組を推進するというところで、述べさせていただいております。済みません、ちょっとお示しをしていないもんで。

〇中川委員 了解しました。

〇小島委員長 中川委員、長時間労働の是正というその文言こそ、やっぱりきちんと書き込むべきではないかという御意見だったように思います。今お聞きしていると、その文言は入っていないように思いますので、そのことの書き込みについてはいかがお考えでしょうか。

〇倉田課長 今御意見いただきましたので、記載させていただくように考えております。

〇小島委員長 わかりました。では、記載していただいた上でパブリックコメントをかけていただくということを、この場で確認させていただいてよろしゅうございますか。

〇渡辺部長 そのように、今ちょっと素案もできていますが、御指摘もいただきましたんで、そこの部分も書き込んだ上で、またお示しというか、お配りもさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

〇小島委員長 よろしくお願いいたします。
 ほかございますか。

〇石田委員 法があって、国が計画をつくって、それをもとに県も計画をつくったという話ですが、これ午前中に話があった新三重県建設産業活性化プランと向いている方向は同じであるように思うんですよね。活性化プランとこの計画は別個で走らせていくんか、かなりこの重なっている部分というのはいっぱいあって、それで目的趣旨も一緒なんかなって感じるんですが、どう整理して、活性化プランとこの計画をどう走らせていくんかなと思うんですけれども、その辺どうなんでしょうか。

〇真弓副部長 この県計画につきましては、公共工事だけでなく民間工事を含めた全てのということになっておりますが、活性化プランのほうでは主に県の工事に関することが記載してございます。当然重なる部分があると思いますので、そのあたりは整合を図っていきたいというふうには考えております。

〇石田委員 そうなんですよね。整合を図らんとおかしい、もちろんそうなんです、だって同じこと言っている部分かなりたくさんあると思っていて、活性化プランは公共工事に限ってというお話ですけれども、そちらのほうも公共工事、建設業の活性化は民間の工事も入れて活性化させるのかなと思うと、全くそもそもの趣旨は一緒かなと思うので、うまくリンクさせながら説明されたほうがわかりやすいなという感想を持っていますので、また御検討いただけたらと思います。

〇小島委員長 よろしいですか。答弁求めませんか。

〇石田委員 いいです。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇中嶋委員 中川委員おっしゃった直行直帰のことなんですけれども、結局その労務管理がなされているかどうかという体制の話というのは、どこかに書かれているんですか。

〇渡辺部長 基本的には元請業者の統括安全責任者が、基本的に現場内のいろんな安全衛生管理を進めていきますんで、その部分では触れておるんですけれども、直接その直行直帰の方の労務管理を具体的にどうしていくかというところまでは、ちょっとこの今の三重県計画の中では入れていないというのが実態でございます。

〇中嶋委員 中川委員のおっしゃりたかったこともというか、そういった方も含めて従事者の安全と健康の確保をする責任者たるものは、どういうことをするべきだということが書かれているのかどうかというところがポイントだったと思うんですが、何かちょっといま一つよくわかんないですけれども、この概要版でいくとどこに当たるんか、それが。元請、下請関係の話は今おっしゃっていただいたわけですが。小規模な建設業者であったとしても、やっぱり社長がみえて、そういう方が自分のところの従業員が適切な時間帯で働いて長時間労働せずに安全確認をされているかどうかって、やっぱり確保する、そういうところを監視という言い方は変ですけれども、管理する義務があると思うんですが、そのことがここの概要版でいうとどこに書かれているんかなという、そういう趣旨もあって、中川委員おっしゃったと私は思ったんですけれども。

〇倉田課長 第2の県が総合的かつ計画的に講ずるべき施策の第5の安全及び健康に関する意識の啓発のところの(1)の安全衛生教育の促進というところで、直行直帰ということは書いてございませんが、建設工事の従事に関する業務に関する安全衛生教育の促進というところで、不安全行動の防止や安全衛生管理に係る教育の促進というところと、あと(2)の建設工事従事者の安全、健康に関する意識の啓発に係る自主的な取組の促進というところで、ここには健康相談窓口の周知とか、直行直帰ということで直接は書いてございませんが、労務環境といいますか、そのあたりのところになるかとは思いますが。

〇中嶋委員 書いてあるんだと信じて、パブリックコメントをしていただきたいと思いますが、本来であれば概要版だけじゃなくて、中身そろえてほかの計画でもみんなそうやってきているんで、ちょっと資料としてはいかがなものかなという感じを受けますけれども、わかりましたとしか言いようがないです。

〇舘委員 推進会議の中でこれまとめられて、それをもとにしてパブリックコメントをされると思うんですけれども、今ここで出てきた意見で、それじゃそうしますわなんてことはまずできないんだと僕は思うんです、根本的には。ここで出てきたこの声がパブリックコメントと同じように扱われるのかどうかわかりませんけれども、もう少ししっかりここで議論をというんであれば、出していただくべきことやったんではないかなと思うし、一番というか、本当これ大事なことですし、この推進会議の中でもメンバーに入ってみえる方々にも、もうまさにその現場でのお声をいただいているんだと思いますので、もう少ししっかりしていただかなきゃあかんというか、そうあるべきだろうと思いますし、こちらの指摘でぐらぐらっとするのは、いかがかなとそんな感じがしました。

〇小島委員長 御意見でよろしいですか。
 今まで出させていただいたような意見というのは、この推進会議の中では現場の皆さんからは出していただいていたでしょうか。当事者の方たちが御参加いただいての会議だというふうに思うので、その中から、その委員から出たような御意見というのは、あったんでしょうか。

〇真弓副部長 この推進会議でいただいた主な意見なんですけれども、特に今回一人親方の安全や健康の確保に関する規定が明記されたことは意義深いものであるとか、社会保険の加入に関して誤った指導に関する内容がこの県計画の中に記載されたことも評価したいとか、あと働き方改革については、働き方改革を推進していくのに週休二日制の取組なんかを民間工事にPRしていくことを県計画に記載してはどうかとか、そのような意見はいただいております。

〇小島委員長 ありがとうございました。

〇渡辺部長 今日いただいた御意見も踏まえまして、素案のほう、また一部修正もさせていただいて、推進会議の委員の皆様には、持ち回りとかも含めて御説明をさせていただきたいと思いますので、今日の御意見を反映できるようにさせていただきたいと思います。

〇小島委員長 よろしくお願いいたします。
 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 では、建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する三重県計画の策定についての調査を終わります。

 (2)KYB(株)及びカヤバシステムマシナリー(株)が製造した免震・制振オイルダンパーの国土交通大臣認定等への  不適合について

    ア 当局から資料に基づき説明(古川次長)
    イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇舘委員 この新たな不適切行為の部分ですけれども、もう1カ月たつんですけれども、まだその情報等々は入ってこんわけですか。

〇古川次長 当初のものは、結果の数値を書きかえたという不正やったんですが、私どもが聞いているのは、結果を導くためのプログラム自体に不正を仕掛けたというふうな情報しか聞いていなくて、その中身についてはちょっとまだまだ聞いていないという状況でございます。

〇舘委員 へえと言うとったらあかんねんけれども、そうすると今これまでに公表した部分も、ひょっとするともう1回あかんよねという可能性もあるわけですよね。

〇古川次長 はい、その可能性もございます。

〇舘委員 わかりました。なんじゃ、これ、お疲れです。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇中川委員 確認の意味で、新伊勢市立伊勢総合病院、これは来年の1月4日に開院なんですよね。これ平成30年11月8日第三者確認済と書いてあるんですが、期待もあるわけなんですが、これ本当に大丈夫なんか。

〇古川次長 サンプル的な調査を国土交通省がして、そのサンプル的な調査については、かなり悪い条件で計算したというふうに聞いていますので、倒壊とか、そういうふうな直ちに危険やということまではないというふうに考えております。ただ、今回の免震ダンパーのふぐあいについては、揺れが想定よりも若干大きくなったり、揺れの時間が長くなったりというような恐れがあるということで、倒壊とかそういうことまではないというふうに考えております。

〇中川委員 心配はしていないんですけれども、新しく新築したもんですから、いろんな疑心暗鬼ありますから十分対応していただきたいなと思います。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇石田委員 55ページ、表2の不適合等の状況で、顧客基準外の※3は注釈がついているのでわかるんですが、不明と大臣認定不適合と未発表ってありますけれども、これそれぞれどういう意味なのかというのをちょっと説明をお願いしたいんですが。

〇岡村課長 不明といいますのが、改ざんをしたかどうかデータが残っていないということで不明ということになっています。それと大臣認定不適合というのが、乖離率が15%以内というのが大臣認定なんですけれども、それを超えているということです。それともう一つ未発表というのが、まだ今のところKYBが発表していないということになっています。

〇小島委員長 石田委員、よろしいですか。

〇石田委員 KYBが発表していない。

〇岡村課長 不明であるとか、基準外であるとかということを公表していないということで、今調査中ということになります。

〇石田委員 不明でもないということ、不明のもっと前ということなんですか。そんなイメージか。

〇岡村課長 その詳しいところまでは、説明がないのでわからないんですけれども、不明というのが書きかえたかどうかデータがないのでわからないということですので、未発表というのが今調査中というところで終わっていますので、改ざんされたかどうかがわかっていないというところで上げられたということです。

〇石田委員 ありがとうございました。

〇小島委員長 よろしいですか。
 ほかございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、KYB(株)及びカヤバシステムマシナリー(株)が製造した免震・制振オイルダンパーの国土交通省大臣認定等への不適合についての調査を終わります。
 
 (3)審議会等の審議状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(喜多副部長)
    イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇石田委員 最後の公共事業評価審査委員会で委員長は入っていないんですが、これ委員長抜きで行われたとそういう意味ですか。

〇結城課長 委員長がこの日は欠席でございまして、副委員長が委員長代理で進行いたしました。

〇石田委員 そういうのはありということでいいんですね。

〇結城課長 委員の過半数がいれば成立するという規約になっております。

〇石田委員 わかりました。

〇小島委員長 ほかよろしいでしょうか。

          〔「はい」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、審議会等の審議状況についての調査を終わります。
 
 (4)その他

〇小島委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で、特にございましたら御意見をお願いいたします。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
 
3 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項           なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし
 
4 閉会中の継続調査申出事件について

〇小島委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

         [「なし」の声あり〕

〇小島委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
 最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇小島委員長 それでは、そのようにいたします。
 
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長       
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
小島 智子
 

 

ページID:000225483
ページの先頭へ