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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成30年12月13日 教育警察常任委員会  予算決算常任委員会教育警察分科会会議録

平成30年12月13日 教育警察常任委員会   予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

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教育警察常任委員会
予算決算常任委員会教育警察分科会
会議録
(開会中)
 

開催年月日   平成30年12月13日(木曜日)  午前10時1分~午前11時33分
会議室      502委員会室
出席     8名
           委員長        木津 直樹
           副委員長      下野 幸助
           委員         野村 保夫
           委員         東   豊
           委員         杉本 熊野
           委員         舟橋 裕幸
           委員         中森 博文
           委員         山本 教和
欠席     なし
出席説明員
    [警察本部]
          本部長                            難波 健太
          警務部長                          宮西 健至
          生活安全部長                        田中 健一
          地域部長                          伊藤 達彦
          刑事部長                          堀  主邦
          交通部長                          伊藤 正彦
          警備部長                          中谷 佳人
          警務部首席参事官 警務課長             杉本 幸孝
          生活安全部首席参事官 生活安全企画課長    柳瀬  真
          地域部首席参事官 地域課長             土口 寮二
          刑事部首席参事官 刑事企画課長          射場 重人
          交通部首席参事官 交通企画課長          村田 享輔
          警備部首席参事官 警備企画課長          藤井 淳夫
          警務部参事官 総務課長                木村 光伸
          警務部参事官 会計課長                原  政美
          交通部参事官 交通規制課長             西久保 陽
          広聴広報課長                       岡﨑 浩司
          警備第二課長                       片山 雅彦
                                             その他関係職員
委員会書記  議事課       主幹   松本  昇
           企画法務課   主幹   早川 哲生
傍聴議員    なし
県政記者    1名
傍聴者     なし
議題及び協議事項
第1 分科会(警察本部関係)
  1 議案の審査
  (1)議案第150号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
  (2)議案第190号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
  2 所管事項の調査
  (1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
第2 常任委員会(警察本部関係)
  1 所管事項の調査
  (1)三重県警察における障害者雇用に関する取組について
  (2)犯罪情勢について
  (3)交通事故情勢と抑止対策について
  (4)官民一体となったテロ対策の推進について
  2 閉会中の継続調査申出事件について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

第1 分科会(警察本部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第150号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第1号)」(関係分)
 (2)議案第190号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
    ア 当局から資料に基づき補充説明(難波本部長)
    イ 質疑

〇木津委員長 御質疑があれば、お願いをいたします。

〇中森委員 警察施設費のブロック塀等緊急安全対策工事費の増額についてお伺いさせていただきます。
ブロック塀につきましては、警察施設だけではなしに、県内、県庁的に、県施設に多くの箇所で、そういう法的には結果的に違反となるものが多く見受けられることから、今回撤去するということで進められていると思うんですけれども、警察本部所管の分についての、今回、対策工事で除去するのが計上されていますけれども、全体としてボリュームはどの程度あって、今回どの程度撤去するのかということ、それから、そもそもブロック塀の基準というのは、過去いろいろ歴史的にというんですか、基準が変わってきているんです。それが当時違反でなくても、結果的に違反になってしまうというのが現実ありまして、これは法違反ではなしに、既存不適格というんですか、新たな法律ができて前の施工段階が適正ではないという場合、これは法違反でも何でもない、既存不適格といってブロック塀に限らず、法は先にさかのぼらないということで、それは今度直すときに、新しい基準でしましょうというのが法の精神になっているということなんです。
 今回は、そういうような既存不適格の分と、そもそも設置したときから違反というのは基本的によくないわけなんですけれども、そういうのの有無、あったか、なかったかということも含めまして、全体がこうなって、そもそも違反があったのか、法改正があって、違反ということに結果なっちゃったというのか、これだけではちょっとわかりませんので、その辺についての全容というんですか、そういうのをやっぱり明らかにしていただいたほうがいいんではないかなと思うんですけれども。お願いします。

〇宮西部長 御質問のありました2番目から先に御説明をさせていただきたいと思います。
 まず、ブロック塀の構造基準につきましては、昭和45年にブロック塀の基準が定められ、その後、昭和56年に、例えば高さの上限が3メートルから2.2メートル以下になどの改正がなされたものと承知しております。この中で、現在、129の施設につきまして、ブロック塀がこの基準を満たしていないという状況がございますが、このブロック塀を設置した当時は問題がなかったものというのは129施設のうちの4施設でございまして、残りの125施設、大半の部分は基準が定められた後に、基準を満たさないものを建設したという状況がございます。
 それで、今回の補正予算でございますが、こういった129の基準を満たしていない施設、これは設置当時には基準を満たしていたものも含めてでございますが、そのうちから優先度が高いものということで、48施設について改修したいということで予算要求をしているものでございます。残り81施設ございますので、こちらは来年度予算等でしっかり進めていくということで、早期に全てが危険性のない状態、基準を満たしておる状態というものをつくっていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

〇中森委員 補正内容につきましては、129カ所のうち、今回補正で48カ所を撤去すると、残りの81カ所につきましては、来年度に予算要求をしていると、こういうように承ったところでございます。さきのお話では、4施設が設置の問題はなかったんだけれども、結果的に不適格になってしまったと。逆に、多い125施設というのが初めから、設計段階から、施工段階から違反工作物をつくってしまったと、こういうように理解したらいいわけですか。確認ですけれども。

〇宮西部長 御指摘のとおり、129施設のうちの125施設につきましては、基準として定められたものを満たさない形でつくったという状況でございます。

〇中森委員 これを設計する者は、どういう資格を持っている者がするということは、それぞれ分野が違うんですけれども、ブロック塀につきましては、建築物に附帯するもので工作物と言われるんですけれども、建築物や敷地に対する建蔽率、都市計画法とか、そういうのをしっかりと頭に入れてやっているんですけれども、案外ブロック塀などは見損じるというんですか、見落としてしまう恐れがあるというのが、警察本部所管に限らずあろうかと思うんです。しかし、これはやはり問題は問題だというふうに思います。警察本部とはいえ、有資格者が存在するとはいえ、こういうことが結果よくないということは、そもそも設計段階や施工段階につきまして十分注意すべきことがあったんではないかなというふうに思います。
 それで、やはり警察本部所管とはいえ、多くの県の知事部局には建築士がいる所管もあるわけですので、設計図のチェックだとか、施工に関する完了検査のチェックだとかいうことも、十分横の連絡をとりながら、こういう違反を起こさないように、これからはする必要があるんではないかなと思うんです。
 もう一つは、施工者にしても、建設業許可をとった施工者がするわけで、違反とわかりながらこういうものを施工することもよくないというのは当然あるわけです。そういうのはやはり両者、発注者も施工者も、また完了する検査や検収をする者も、みんなが注視をしないと、結果、こういうことを再度もたらすことになりますので、そういうことのないように何らかの改善策について御所見をお伺いします。

〇宮西部長 今回、県警察本部におきましても、一級建築士である職員がいるというような状況でございますが、やはり施工する量などについても、なかなか、一般に世の中で活動されている方と比べると施工の実績なども少なくなるという状況などもございます。
 先ほど御指摘いただきました県管財課との関係でも、既に連携をとるということで話を進めておりますので、今後、県管財課など県当局、またいろいろな幅広い形での情報収集などもしっかり行うことによって、現在どのような基準があるのか、どういったものを満たす必要があるのかということに漏れなく対応できるように進めてまいりたいと考えております。

〇中森委員 それでよくわかりました。よろしくお願いしますのと同時に、最後にもう1点だけ。
近々、近い、まだまだ施工してぬくぬくというんですか、こういうときには、たとえ発注者がミスしても施工者にも責任があるというのが一般的なんです。ということは施工者にも瑕疵担保というのがあるか、ないか、これは発注仕様どおり施工して何が悪いのやということじゃなしに、発注仕様書が間違っていたら施工者は自らそれを自制すべきという瑕疵があると思います。そういうことも踏まえて、新しい建物についてはそういうのを研究していただいて、もし瑕疵があれば施工者に無償で直してもらうということも可能ということもあります。そういう例がありますので、そういうことを今後研究していただいて、いち早く改善していただきたいと思います。それについての御所見を。

〇宮西部長 今回、県警察本部におきまして設計しているものもございます。それ以外には、業者が設計していたものもございます。業者に設計委託したものにつきましては、検査監といたしまして職員が検査をしているという状況がございます。そういった状況もあるという前提ではありますが、今後、県の管財課等関係部局ともどのような対応ができるのか、今後どういうふうにしていくべきなのかについては検討を進めていきたいと考えております。

〇中森委員 治安とか、県民の安全・安心でいろいろ取り締まるという職責あるお立場の警察本部ですので、二度とこういうことのないようにきちっとやっていただきたいなと、これは要望して終わります。

〇木津委員長 ありがとうございました。
 ほかに御質疑はございませんか。
 よろしいですか。

〇野村委員 初歩的なことを教えてください。
 この警察管理費の中の装備費なんですけれども、ヘリコプター運用・維持費でプラス1892万9000円と置いてあって、航空いせの法定点検に伴う追加整備による増額というのは、残りの1200万円ぐらいがこの追加というふうな理解でいいんですか。これがちょっとわかりにくいので。

〇木津委員長 それ以外に何があるか。

〇宮西部長 こちらの装備費で、現在の補正前である金額がこちら左側に書いております4億9600万円余りという金額でございます。それに対しまして、今回の補正で様々なものがございます。増額するもの、減額するもの等ございますが、その中で、こちらのヘリコプター運用・維持費として記載しておりますのは、航空いせの点検に当たりまして、部品の交換、修理など、そういったものが追加的に必要になったということで必要な金額がございます、そちらをこちらで記載しております主な増減内容に書いております1890万円余りでございます。ただ、それ以外にも様々なものがございまして、例えば車両の関係なども装備費に含まれておりますが、消耗品費ですとか、事故、故障等による修繕費、そういったものから1163万円余りの増額をするなど、そういったものも含んだ形での装備費の増額でございます。

〇野村委員 わかりました。
 航空いせの追加が1892万円余で、残りはあとの細々したものが1200万円弱ぐらいにあるということですね。

〇宮西部長 御指摘のとおりでございます。主なものを記載したものでございます。

〇野村委員 ありがとうございました。
 それともう1点、その下の警察活動費の交通指導取締費の中で、これはマイナス2348万1000円で、自動車保管場所適正管理費でということになっているんで、これは要するに車庫証明がこれだけ出えへんだもんで、ということは新車がこれだけ売れなかったというふうな理解でええんかな。

〇原課長 いわゆる自動車保管場所の証明の委託料が、入札によりまして当初の予算単価を下回る額で落札されておりまして、それで約2300万円を減額しております。

〇野村委員 わかりました。
 また、車庫証明がこれだけ少なくなるって、やはり車が売れへんようになったと思ったもんで。わかりました。ありがとうございます。

〇木津委員長 車庫証明は新車だけと違いますので。
ほか、よろしいですか。

           〔発言の声なし〕

〇木津委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議      なし
    エ 討論          なし
    オ 採決          議案第150号(関係分)   挙手(全員)   可決
                    議案第190号(関係分)   挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査
 (1)平成31年度当初予算要求状況について(関係分)
    ア 当局から資料に基づき説明(難波本部長、宮西部長)
    イ 質問

〇木津委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いをいたします。

〇舟橋委員 2つばかり。1つは予算決算常任委員会のときに言いましたので、横断歩道、今回5割増しの予算を要望してみえます。これが要望どおり通ったとしたら、過去の答弁で平成30年度は1000カ所ぐらいというふうに伺っているわけですけれども、どの程度期待ができるかということを教えていただきたいのが1つ、それからもう一つは、交番・駐在所については整備費が予算化されていますけれども、警察署のほうは、四日市北警察署が完了して、まだまだ桑名警察署をはじめ、老朽化した署もあろうかと思うんですけれども、次に向けた取組なり予定なりがあって、新年度、例えば調査費を要望していますとか、そういうような内容のものはないんでしょうか。

〇木津委員長 答弁を願います。

〇伊藤(正)部長 まず横断歩道の関係でございます。
 平成31年度については2億1600万円というのを要望しておりまして、整備事業自体の約18%を占めております。そうした中、前回1000以上ということで、大体1000以上のところで、大体要望数が満たされてくるということで、さらに今年度も追加調査をいたしました。実際やっぱり摩耗が激しくて、前回お答えした中の必要数が増えておるというところが現状であります。今回予算要求した額がついてくれば、ちょっと気になるような部分のところは、塗り直しができてくるのかなというふうに思っております。発注はできていますけれども、まだまだ今年度も全て、100%の、施工が完了しておるわけではありませんので、引き続き今年度予算においても、執行残も含めて道路標示のところ、横断歩道等に注力していきたいというふうに考えております。

〇宮西部長 続きまして、交番・駐在所、それから警察署の建てかえ等について御説明をいたします。
 交番・駐在所につきましては、今回こちらに記載のとおり建てかえ、またはリフォームということで改修の費用というものを予算計上しております。また、警察署につきましては、警察署庁舎整備に係る調査委託料ということで、こちらも350万円を要求しておりまして、こういった中で警察署の建てかえについても検討を進めているところでございます。
 以上です。

〇舟橋委員 今回の一般質問で、県土整備部のほうからセンターラインの話が出ていまして、剝離度を1から4にランクづけして1年間に大体300件やったかな、これぐらいやりますわという話をすると、そうすると四、五年かかるよねとみんなが認識したと思うんですよ。そうすると横断歩道については、おおよそ今塗りかえが必要やと言われる、センターラインの表現でいうと剝離度4ですかね、あれに合致するような基準をもとにすると何年ぐらいかかるんですか。

〇伊藤(正)部長 横断歩道については、中央線とかそういうのではなくて、直接車両が横断歩道の上を通っていくということで、激しいところですと耐用年数は半年ぐらいということで、毎年度そういうものが摩耗して改修すべきものが発生をしていきますので、何年間やればもう全て終わってしまうというものではないんで、毎年度毎年度その箇所を見直ししながら、必要数に対する予算を積み上げていくという作業になろうかなと思います。

〇舟橋委員 平成29年度ぐらいから結構これは頑張っていただいていますので、この流れを踏襲できるようによろしくお願いしたいと思います。
 あと、警察署のほうにつきましても、計画的に建てかわるよう努力をしていただきたいと思います。
 以上。

〇木津委員長 ほか、ございませんか。

〇杉本委員 災害警備対策費の241万円余というのは、どんな中身ですか。物資及び資機材というのは、どんな中身をいうんでしょうか。

〇中谷部長 241万7000円の内訳でございますけれども、主に警察本部、警察署に必要な非常食等、計画的に整備する金額でございまして、このほか関係機関、団体と連携を図るために必要な旅費等、これを合わせますと241万円余ということでございます。
 それで、非常食の整備に関して補足しておきますと、消費期限が5年でございまして、その5年目となりますアルファ米なり飲料水なり、これの更新に充てる金額が大半ということでございます。

〇杉本委員 関係機関との連携のための旅費という話だったんですけれども、関係機関との連携の中で、ずっと前から議論になっています自動車による避難指針というか、その対応についてはどのような進捗状況でしょうか。

〇中谷部長 南海トラフ地震がございますと、沿岸部中心に相当な津波被害があるということで、その避難等に向けては、警察本部としましても非常に注力して取組を進めております。それで、避難の主体はどこかと申しますと、その計画は市町にございまして、それぞれ市町で避難計画を策定するというふうになっています。それを踏まえまして、うちのほうも市町と意見交換等しまして、沿岸部を管轄する警察署ごとに津波避難誘導配置計画というものを作成しておりまして、それで警察職員の配置箇所とか、その任務、要領等を定めまして、各署員に周知をしておるという状況でございます。
 連携に関しては、各市町からいろいろ相談が寄せられる場合には、こちらから、避難が安全に行えるように、そういう観点から必要な意見を申し上げておるというところでございます。
 それで、津警察署での計画を申し上げますと、発災当初からやはり集中的に避難誘導、交通整理をするということが定まっておりまして、特に国道23号の主要交差点で、津波到来前から必要とされる交差点に署員を配置いたしまして、国道23号における避難所へ、とにかく山側へ横断させる、あるいは一般通行車両を山側に誘導させる、こういうようなところに重点を置いた対応をとることとしております。

〇杉本委員 お答えいただいたとおりだろうなと思って、そういうことなんだろうなと。
 一つは、要支援の方が自動車で避難することを可とするかどうかというところの方針、あと、結局国道23号をずっと自動車が通ってしまうと、国道から海側の住民は山側に避難できないということがあるので、要所要所に警察官を配置していただくというお答えなんですけれども、それがうまくいくといいかなと思っておりますが、海側に住んでいる住民は大変不安です。避難訓練をしているけれども、本当にこの国道が渡れるかどうかというのが、どこかで遮断をしてくれるんやろかとか、例えば岩田橋のところでぽーんと遮断をしてしまえば山側へは行けるけれども、南北には通れなくなるので、どこか一つ遮断してもらったら流れは山側へ行くんじゃないかとか、そんな議論がやっぱり地域ではあります。
 今の答弁で、そのとおりなんだろうなと思うんですけれども、やはりまだまだ議論を深化していただく必要はあると思います。地域ごとに事情が違いますので、この予算の中で各市町との連携を深めていただきますことをお願いしたいと思います。

〇中谷部長 先ほどの、国道23号の遮断に関してだけちょっと申し上げておきたいんですけれども、やはり国道23号は産業道路でもありますし、それから居住者の生活道路でもございますので、そういう役割を果たす幹線道路だというふうに思っております。それで、やはり往来の車両の通行量も多いですし、それから脇道とか店舗も多いもんですから、本線に多数車両が流入してくるという状況が考えられるわけです。それで、津波前、発災後、相当混雑しているという中で、誘導なり規制をしていくということになるわけですけれども、警察本部の方針としては、とにかく山側へ流すという形になりますので、主要交差点には警察官がおりまして、常にそういう方向づけがなされますもんですから、実態としては遮断に近いような形で通行車両の抑制をかけていくという形になろうかと思います。そういう形になりますので、居住の皆さんが心配をされている、ある程度の効果はできるんではないかなというふうには考えております。

〇杉本委員 よろしくお願いします。
 あと、これはもう警察本部じゃないかわかりませんけれども、踏切を越えないといけないので、津の道路というのは東西が非常に少ないですので、いかに次は踏切を越えるかというのが重要な事項になってまいります。先ほどのことでどうぞよろしくお願いいたします。

〇木津委員長 ほか、ございませんか。

〇東委員 1点だけ、この可搬式のオービスの件なんですけれども、これは既に何機かあるんですか。それとか2000万円ぐらいですか、増額していますけれども、何機買われるのか。これは主に生活道路と通学路に配置するということですけれども、配置計画みたいなものですか。

〇伊藤(正)部長 この移動オービスについては、1機が1080万円ということで、2機運用を想定しております。これについては、既に13都県でも運用しておりまして、今年度にさらに13県が導入をしていっておるということで、愛知県、岐阜県では、既に2機運用をしておりまして、それぞれ効果が出てきているという報告も受けてきております。さらに愛知県と岐阜県については、増強というふうなことで取り組んでいるようでございまして、そんな中、三重県も南北に長いという地形がありますので、2機運用というような形で予算要求をさせていただいております。
 愛知県の運用を見ていましても、通学路等のゾーン30のエリアでの運用を主体にしつつも、若干高速道路といいますか、首都高速道路的なところ、速度が著しく速いんですけれども、なかなか速度取り締まりができない場所、そうしたところに持っていって運用もしているというような状況で、そういう他県の運用状況、効果も踏まえて、これから効果的な運用をしたいというふうに考えております。
 以上です。

〇東委員 ということは、今持っていらっしゃらないんですね。今回初めて、来年度導入するということですか。

〇伊藤(正)部長 まだ三重県にはございません。

〇東委員 そうですか。わかりました。

〇木津委員長 いいですか。

〇東委員 いいです。

〇木津委員長 ほか、ございませんか。

〇舟橋委員 ちょっと関連して。
今までオービスは、事前に2カ所、無人速度取り締まり区間とかで看板を立ててオービスがありますよね。今度の場合はどうするんですか。事前に看板を立てるんですか。

〇伊藤(正)部長 オービスの運用については、事前にそうした看板を立てるという原則的な流れがありまして、それに準じて運用をしていきたいというふうに考えております。ひところ、肖像権の関係で、非常に何も前ぶれなく容姿を撮影されるというところがあって、そういうことに配慮をして、オービスについてはそういうふうな事前の告知をするというふうな流れで、今もちょっとそういうのは続いておるようなんですけれども、肖像権の考え方自体が今は随分変わってきておりますので、当面はそうした告知をする予定でおります。

〇舟橋委員 ありがとうございました。

〇木津委員長 いいですか。
ほか、ございませんか。

〇中森委員 被害者対策推進費の被害者等支援の充実について、所管が違いますけれども、環境生活部のほうで、そのための条例を今検討していただいているというふうに、先日この委員会でもその中間案というのをお配りいただきまして見せていただきました。この中で、条例制定のための三重県犯罪被害者等支援条例(仮称)検討懇話会というのが数回開かれておりますけれども、この中で、有識者の方々の御意見をいただいているということとなっていますが、この会には、警察本部は御同席というか、参加されているかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけれども。

〇宮西部長 この検討懇話会におきましては、県警察本部からも担当する課長を出席させまして、警察本部における現在の被害者支援の取組状況に関する説明、または、実際に被害者支援に携わっております警察職員が、現場でどのような被害者支援の中で物を感じているか、また警察本部が所管しております、みえ犯罪被害者総合支援センターもございますので、そちらの支援員等からも意見を聴取いたしまして、そういったものもお伝えすることによって、懇話会での議論に資する形での参画をしているところでございます。

〇中森委員 中間案が出ましたので、最終案に向けて、さらにパブリックコメントなどを踏まえながら最終案ができるかなと思うんですけれども、現段階で警察本部からのいろんな意見については十分反映されているということなのか、まだこれからも警察本部からも意見を言う機会があって、よりよい条例に仕上げていくという段階についてはどうですか。

〇宮西部長 この条例の検討につきましては、検討の初期段階から県警察本部としても密接に関与しております。今回の中間案の策定に向けましても様々な形で意見交換をしておりまして、例えば犯罪被害者等の二次被害の防止についてしっかり書き込んでもらいたい、また支援に従事する者、こちらについても代理受傷が恐れとしてありますので、これを防止するための記載を盛り込む必要があるんではないか、また現在、国は犯罪被害者週間を行っておりますので、県の週間についてもこういったものと連携した形での施策を推進することで、より県民の犯罪被害者支援に対する意識が上がるんではないかなどの意見を申し上げたところでありまして、警察本部の所管するものについては、おおむね反映されているものというふうに理解しております。
 また、条例の施行、それから計画等も定められてまいりますので、こちらにつきましても様々な形での意見などを申し上げて、よりよいものをつくっていきたいというふうに考えております。

〇中森委員 ありがとうございます。
 警察本部の意見が条例に反映されるというのは、非常に望ましいと思います。
 私が気になるのは、警察本部に所管することだと思うんですけれども、二次被害というのと再被害防止です。二次被害というのは、当然二次被害があってはいけないという附帯というのか、個別の定義は触れませんけれども、この意見の中で報道関係による二次被害も入っているということについては、定義のほうで確認ができましたので、報道関係者の前ではちょっと言いにくいですけれども、報道関係による被害が二次被害の中に含まれたということについては評価させていただきながら、再被害の防止の項目については、この中間案では第19条の安全の確保の中にちらっと入っているぐらいかなということで、特段見当たらないんですけれども、そうすると再被害の、そこへもう少し踏み込んだ防止については、私から見るとちょっと記述がどうかなという気はするんですけれども、この点についてはもう十分精査されているということでいいのか、まだまだこれからなのかなというところが、ちょっと気になるんですけれども。

〇宮西部長 条例の内容そのものについては、お答えする立場ではございませんので、実質的な中身について答弁させていただきたいと思いますが、この条文の中にも、被害に遭われた方の安全を確保するという観点の規定がございます。我々警察本部におきましては、まさにここに書かれているとおりでありますが、既に防犯に係る指導、助言ですとか、あとは保護についても現在業務として行っているところであり、そういったものも含めまして、この中で被害に遭われた方が再度同様な被害に遭わないような形で取組が行われていくものというふうに理解をしております。

〇中森委員 私がそんなのを詳しく言う立場じゃないもんであれですけれども、二次被害の定義は明確化されておりながら、基本理念の中に再被害の項目は見当たらなかったもんで、あえて申し上げたことでございます。そんなこともありながら、警察本部所管の再被害防止や二次被害の防止については、条例にきちっと明記していただきながら、所管する警察本部のほうの守備範囲として、この条例が生かされるようにしていただければなというふうに、私の個人的な意見も含めて要望させていただきたいと思います。

〇木津委員長 ありがとうございました。
 ほかございませんか。いいですか。

           〔「はい」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、これで警察本部関係の所管事項の調査を終了いたします。

 3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

第2 常任委員会(警察本部関係)
 1 所管事項の調査
 (1)三重県警察における障害者雇用に関する取組について
    ア 当局から資料に基づき説明(宮西部長)
    イ 質問

〇木津委員長 それでは、質問等がありましたらお願いをいたします。
 よろしいでしょうか。

〇杉本委員 今年度採用されたというか、平成31年4月1日から採用予定の3人の方の障がい種別と業務内容、こういったところを想定して採用したということになろうかと思いますので、そのあたりのところを支障のない範囲でお聞かせください。

〇宮西部長 今回採用した方でございますが、肢体不自由者という形での採用でございます。その詳細につきましては個人情報でもございますので、答弁を差し控えさせていただきます。
 また、これらの方々の配置先につきましては、今後様々な形で御意見なども伺いながら、どのようなところで働くのか、勤務場所も含めまして適切な環境で働けるようにということで準備をしているところでございます。

〇杉本委員 業務内容についてはこれからということなんですけれども、やっぱり業務を切り出して、採用してからではなくて、こんな業務内容が想定されるとか、そういうところの議論があった上で採用していくというのが、これからすごく大事やと思うんですけれども、今回はそういうのはなしで、採用して、今から業務内容を決めるということになりますか。

〇宮西部長 募集に当たりましては、どういうような業務を行っていただく可能性があるかということは様々な形であり得ますので、例えば警察署で窓口の業務を行ってもらう、または会計事務を行ってもらうとか、様々なものをやっていただく可能性がありますということをお伝えした上で、来ていただいておりますので、その中で合格された方々の身体の状況など、またどこまで通勤ができるか、そういったような状況を踏まえまして、それぞれの方に最も適した場所に配置していくということで、より障がいを負われている採用される方々に利便性の高いものをということで進めておりますので、最初からこの業務をやる人を募集するという形ではなく、選択肢としては幅広くありますよということで、その中のいずれかができるというふうに思っていただいた方に、申し込んでいただけているというふうには理解をしております。

〇杉本委員 今回、身体障がい者を採用されたので、多分、そういう御回答になると思うんですけれども、今後、障がい種別を幅広くとっていく段階というか、そういう状況になってきたときは、やっぱり合理的配慮も含めてどういう仕事が切り出せるかというか、どういう業務内容が工夫できるかというところの議論があって採用試験をするということが大事になってくると思うんです。そのあたりのところは、障害者の職場定着に向けた取組としては書いてありますけれども、採用の段階でもそれが求められてくると思うんですけれども、今回その採用に当たって、合理的配慮についての議論はありましたか。
 業務補助職員の採用も含めて、向こうでこんなことを私に配慮というか、調整をしていただければ、私はそれができるんですというようなことも出てくると思うんですけれども、そういう合理的配慮の議論については、今回の採用についてはあったんでしょうか、なかったんでしょうか。

〇宮西部長 今回の職員採用という形で行っているものについては、より幅広く、こういう業務を行う可能性がありますという中から来ていただいているところであります。
 業務補助職員の採用につきましては、今後採用選考が行われるわけですが、こちらについても、先般説明会という形で開催をいたしまして、この職務に応募しようかどうか考えていらっしゃる方に幅広く来ていただきまして、個別に御自身の状況、こういうことでこういう仕事でこういう環境が整備できれば働くことができるというような話も伺っております。そういった中から、では申し込んでみようというような検討をしていただいているところと思いますので、そういう意味では、より個々の実情に応じた勤務場所なども含めて検討しているというふうに考えております。
 先ほどの正規で採用する3人の方についても、例えば警察署の施設につきましては、エレベーターがないですとか、環境が必ずしも障がい者の方にとって便利がよくはないという状況もございます。ですので、どこであれば、こういう施設であれば勤務できるというような御意見も伺っておりますので、我々の警察施設側の環境の面からも、こういう環境であれば勤務ができるというような御意見も伺っておりますので、そう意味では今後も働きやすい環境、また我々が対応すべき点について、しっかり対応していきたいというふうに考えております。

〇杉本委員 現実的には、個々のそういう聞き取りの中でやっていただいたということを確認させていただきましたので、今後も採用と職場定着に向けては障がいの特性に応じたということやら、合理的配慮についての議論というか、職場の理解を深めていただいて、障がい者の雇用推進をしていただきますことを要望させていただきたいと思います。

〇木津委員長 ありがとうございました。
 ほか、ございませんか。

           〔発言の声なし〕

〇木津委員長 よろしいですか。
 なければ、(1)三重県警察における障害者雇用に関する取組についての調査を終わります。

 (2)犯罪情勢について
 (3)交通事故情勢と抑止対策について
 (4)官民一体となったテロ対策の推進について
    ア 当局から資料に基づき説明(堀部長、伊藤(正)部長、中谷部長)
    イ 質問

〇木津委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
 よろしいですか。

〇舟橋委員 さっき補正予算のところで、通訳謝金等が増額されていましたよね。外国人犯罪が増えている傾向がありますけれども、犯罪を起こした外国人との通訳をしていただく方の人材の確保というのは足りているんでしょうか。

〇堀部長 通訳人の関係につきましては、まず部内の警察官、警察職員の中で育成、あるいは採用の段階から語学採用をしていく場合もございますし、中で、警察庁とかそういうところの研修を受けたり、語学の研修所に行ったり、そういったものでやっている関係と、それ以外にも、民間通訳人に委嘱をしまして、そういった方に来ていただいてやっておりますが、足りているか足りていないかといいますと、特殊な言語とかいろんな言語もございますので、幅広く人材を確保しつつやっておりますが、今足りていないということはございましたので、引き続きその確保に努めてまいりたいと思っています。

〇舟橋委員 頑張ってください。

〇木津委員長 ほか、ございませんか。

〇東委員 関連で今ちょっと思いついたんですけれども、犯罪情勢で、5番の来日外国人犯罪って何か日本語としては聞きなれた言葉じゃないんですけれども、この来日外国人というのは定住外国人とか、それから今入管法でいろいろ問題になっている、問題というか、課題があろうかという研修生ですとか、その内訳みたいのっておありになりますか。例えばベトナムが27人とか、中国17人、ブラジル13人と書いてありますけれども、その内訳、どういう資格の来日者なのかというのをちょっと知りたいんですけれども。外国人研修生もこの中で何人ぐらいいらっしゃるのかとか。

〇射場課長 来日外国人の定義でありますけれども、来日外国人につきましては、我が国に存在する外国人のうち、いわゆる定着居住者、在日米軍関係者、在留資格不明者を除いた外国人の方を来日外国人というふうに定義をしております。
 委員御質問の資格別の人員につきましては、ちょっと今手元にございませんが、県内に居住する外国人の数につきまして、国籍別で申しますと、これは平成29年末の時点でございますが、ブラジル1万2993人、中国7734人、以下フィリピン6554人など、4万7665人で、前年比で9.7%増加というのが実態でございます。

〇東委員 把握していらっしゃらないということなんで、後ほどでいいですけれども、研修生はその中にいらっしゃったか、例えば元研修生で、いわゆる逃亡して、その方が犯罪をされたというような方もいらっしゃるということですか。

〇堀部長 今のお尋ねの件につきましては、検挙した人員の中に技能実習生、あるいは留学生の方も含まれております。少々お待ちください。

〇射場課長 今、部長から答弁がありましたとおり、検挙人員の中での内訳につきまして申し上げたいと思いますが、平成30年10月末現在での刑法犯、特別法犯の検挙人員につきましては98人ございます。そのうち、定住者につきましては33人、技能実習生につきましては12人ございます。その他留学生4人、日本人配偶者等6人、短期滞在者4人等となってございます。
 以上です。

〇木津委員長 いいですか。

〇東委員 ちょっともう一回。
その短期滞在者というのはどういう位置づけの方か、定義を教えてほしいんですけれども。短期滞在者という意味合いは、例えば旅行者という意味ですか。

〇射場課長 御指摘のとおりで結構でございます。

〇東委員 そうですか。ありがとうございます。

〇中森委員 交通事故情勢の中で、信号機のない横断歩道における歩行者優先等を徹底するための取組が特出しをしていただいております。どこかの報道関係で、信号機のない横断歩道で車がとまらない、とめないというのに三重県がワーストという、何かそんな報道がされたんですけれども、正しい情報かどうかはわからないので、警察本部のほうでわかっていただいているようでしたら、ワースト何位とかそういうことが正しいのかなと思うんですけれども。

〇伊藤(正)部長 お尋ねの件でありますけれども、先般JAFが信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況ということで全国調査をいたしました。その結果が新聞等で公表されたというところで、三重県は、歩行者がいるときに一時停止をする率1.4%ということで、全国ワースト3位ということでありました。一番高かったのは長野県が高かったわけなんですけれども、これについては先ほど申し上げましたように、ここ近年、横断歩行者妨害の取り締まりというのを県警察本部としては強化いたしております。
 ちなみに昨年は1852件の取り締まりをやっておりまして、この1852件といいますのは全国で見てみますと、件数だけで見ますと全国順位は第14位で、三重県規模ですと24位ぐらいが真ん中の基準なんですけれども、取り締まりについては、ここ最近積極的に取り締まりをやっておると。しかしながら先ほども申し上げましたように、交通死亡事故であったり、人身事故、こうしたところで横断歩道上での事故というのは、まだまだ散見をされているところでありますので、これから取り締まりと並行しつつ、広報啓発というか、意識のところもやっぱり抜本的に変えていく必要があろうかなということで、先般の年末の交通安全県民運動においては、津署管内でありますけれども、子どもたちが横断歩道を渡ろうとするときにとまってくれたら、車に対してとまってくれてありがとうというふうな、「まもってくれてありがとう運動」をこれから県内各地でも展開していくと。やっぱり歩行者がいればとまるという意識を植えつけていくということが大前提になるのかなというふうに考えているところであります。
 以上です。

〇中森委員 ワースト3位というのは、ちょっと汚名というんか、よくない数字だと思いますので、そういった取組を強化していただくのはよろしくお願いいたしたいのと同時に、横断歩道そのものが、ひし形のマークがちょっと見えにくかったり、そういうこともあるので、そういうこともはっきりとわかるように表現することも警察本部のほうの役割の中の一つではないかなと。
 もう一つは、いろんなほかの警察本部のこともたくさんしてもらわなくてはいけないということは重々わかりますけれども、免許更新の際には、言っている信号機のない横断歩道について、特出しで項目を挙げていただくのもいい機会ではないかなというふうに思いました。よろしくお願いしたいと思いますけれども。

〇木津委員長 いいですか。

〇伊藤(正)部長 わかりました。御指摘の部分についてもしっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 以上です。

〇木津委員長 ありがとうございます。
 ほか、いいですか。

           〔発言の声なし〕

〇木津委員長 なければ、(2)犯罪情勢についてから(4)官民一体となったテロ対策の推進についてまでの調査を終わります。

(5)その他

〇木津委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。

〇東委員 今の外国人犯罪のことでちょっと思いついたんですが、例えば生活安全部も交通部も刑事部も、犯罪ですが、外国人が多くなると、それを直接目の当たりにするのは警察署員だと思いますし、刑事の方だと思うんですが、例えば県警察本部の中で、英会話教室みたいなものというのは、何か取組ってあるもんですか。もう全く簡単なやりとりで始まるわけですか。あとは通訳に任すわけだと思うんですけれども、外国人が増えてくるとか、旅行者が増えてくるとか、外国人材も増えてくると、英語が基本だとは思うんですけれども、皆目雰囲気をとれないとよくないので、日常の生活の何を言っているかぐらい、そういう勉強会みたいなことっていうので、何か取り組まれていることはありますか。

〇堀部長 今のお話の前に、先ほど御指摘のありました通訳人の関係で、この個の向上、通訳人同士、あるいは部外の通訳人の方と一緒に共通の認識で、あるいはその能力を高めるために、レベルの上のものというような研修もやっておりまして、まずそこが一つです。
 あとは、簡単な会話とか、そういったものにつきましては、タブレットというんですか、そういうもので見てできるとか、あとはそれぞれ個人でやったり、実務を通じてとか、そういった教養とか、そんな形でやっています。御指摘のような英会話教室とか、そういったものをやっているところは、最近は、ちょっとやっていないんだと思います。各職場等でそういったところはやっていると思います。

〇木津委員長 いいですか。
 よろしいですか。

〇東委員 ありがとうございます。
 各部で、それで今同時通訳みたいなのがあるのでということなんですが、個人で持っている方はいらっしゃると思うんですけれども、何かそういうグローバル化に向けた取組みたいな雰囲気を、人材育成みたいな形で、ちょっと機運を取り組まれたらいいんじゃないかなと思ったので、機会を捉えてきっかけをつくっていただけたらなというふうに思います。これは要望というのか、将来的なことなのでお願いしておきます。

〇木津委員長 ありがとうございました。
 ほか、よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇木津委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。

 2 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項          なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

 3 閉会中の継続調査申出事件について

〇木津委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇木津委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
 最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては、正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇木津委員長 それでは、そのようにいたします。

〔閉会の宣言〕

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
教育警察常任委員長
予算決算常任委員会教育警察分科会委員長
木津 直樹

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