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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成30年度 委員会会議録 > 平成31年3月8日 防災県土整備企業常任委員会予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会  会議録

平成31年3月8日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会  会議録

資料はこちら

防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会議録

(開会中)


開催年月日   平成31年3月8日(金曜日)  午前10時1分~午後1時54分
会議室      202委員会室
出席委員     8名
           委員長     小島 智子
           副委員長    山内 道明
           委員       石田 成生
           委員       津村  衛
           委員       中嶋 年規
           委員       日沖 正信
           委員       中川 正美
           委員       舘  直人
欠席委員     なし

出席説明員  
    [県土整備部]
          部長                     渡辺 克己
          副部長(企画総務担当)         喜多 正幸
          副部長(公共事業総合政策担当)   真弓 明光
          次長(道路整備担当)           志々田 武幸
          次長(流域整備担当)            高橋 建二
          次長(都市政策担当)            里  宏幸
          次長(住まい政策担当)          古川  万
          市町連携総括監             山田 秀樹
          工事検査総括監             岡﨑 賢一
          県土整備総務課長             濵地 宣広
          県土整備財務課長             伊藤 美智子
          公共用地課長                大西 宏明
          公共事業運営課長             結城 健治
          技術管理課長                稗田 寿次郎
          建設業課長                  倉田 正明
          道路企画課長                井戸坂 威
          道路建設課長                真伏 宗樹
          道路管理課長                上村  告
          河川課長                   松本 英之
          防災砂防課長                大江  浩
          港湾・海岸課長              竹内 正幸
          都市政策課長                枡屋  武
          下水道課長                 森  伸生
          建築開発課長               岡村 佳則
          住宅政策課長               杉野 京太
          営繕課長                  杉野 健司
          建設企画監                 長瀬 功起
          人権・危機管理監              寺  和奈
          建築審査監                 近藤 貴志
                                       その他関係職員
   [企業庁]
          庁長                     山神 秀次
          副庁長                    更屋 英洋
          次長                     森  高広
          参事兼電気事業課長           小森 健児
          企業総務課長               米川 幸志
          財務管理課長               井畑 晃洋
          水道事業課長               東海  明
          工業用水道事業課長            田中 利幸
          機電管理監                  和田 泰史
          RDF発電監                 宮下 孝治
                                      その他関係職員
委員会書記
          議事課      主幹  黒川 恭子
          企画法務課   主査  手平 美穂
傍聴議員    なし
県政記者     1名
傍 聴 者    なし
議題及び協議事項
第1 分科会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第3号「平成31年度三重県一般会計予算」(関係分)
 (2)議案第14号「平成31年度三重県港湾整備事業特別会計予算」
 (3)議案第15号「平成31年度三重県流域下水道事業特別会計予算」
 (4)議案第79号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
 (5)議案第89号「平成30年度三重県港湾整備事業特別会計補正予算(第2号)」
 (6)議案第90号「平成30年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第4号)」
 (7)議案第32号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (8)議案第36号「三重県法定外公共用財産等使用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (9)議案第37号「三重県道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (10)議案第38号「三重県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (11)議案第39号「三重県砂防設備占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (12)議案第40号「三重県海岸占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (13)議案第41号「港湾区域内の水域又は公共空地に係る占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (14)議案第51号「三重県港湾施設管理条例の一部を改正する条例案」
 (15)議案第52号「三重県都市公園条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (16)議案第53号「三重県流域下水道条例の一部を改正する条例案」
 (17)議案第72号「土木関係建設事業に対する市町の負担について」
 (18)議案第97号「土木関係建設事業に対する市町の負担について」
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
第2 常任委員会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第54号「三重県営住宅条例の一部を改正する条例案」
 (2)議案第74号「工事請負契約の変更について(宮川流域下水道(宮川処理区)内宮幹線(第2工区)管渠工事)」
 2 所管事項の調査
 (1)「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについて(関係分)
 (2)開発許可に係る基準と土砂災害警戒区域等の指定に係る基準の運用等について改善を求める請願の処理状況
        について
 (3)平成29年度包括外部監査結果に対する対応結果について
 (4)重要物流道路の指定について
 (5)三重県道路舗装維持管理基本計画の改定について
 (6)「建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する三重県計画」(最終案)について
 (7)審議会等の審議状況について
第3 分科会(企業庁関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第16号「平成31年度三重県水道事業会計予算」
 (2)議案第17号「平成31年度三重県工業用水道事業会計予算」
 (3)議案第18号「平成31年度三重県電気事業会計予算」
 (4)議案第91号「平成30年度三重県水道事業会計補正予算(第3号)」
 (5)議案第92号「平成30年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第3号)」
 (6)議案第93号「平成30年度三重県電気事業会計補正予算(第3号)」
 (7)議案第68号「三重県水道供給条例の一部を改正する条例案」
 (8)議案第69号「三重県工業用水道条例の一部を改正する条例案」
第4 常任委員会(企業庁関係)
 1 所管事項の審査
 (1)水道・工業用水道事業の耐震化等の推進について
 (2)三重県企業庁経営計画の平成30年度取組概要について
 (3)RDF焼却・発電事業について
 2 今年度の「常任委員会活動の評価」について
 3 閉会中の継続調査申出事件について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

第1 分科会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第3号「平成31年度三重県一般会計予算」(関係分)
 (2)議案第14号「平成31年度三重県港湾整備事業特別会計予算」
 (3)議案第15号「平成31年度三重県流域下水道事業特別会計予算」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(渡辺部長)
    イ 質疑

〇小島委員長 それでは、御質疑があればお願いします。

〇日沖委員 防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策のことなんですけれども、これは国の交付金も活用して、積極的に精力的に今まで以上に進めていただけるようになるということで理解しておるんですけれども、その交付金を活用する事業の抽出みたいなものはあるんですか。これとこれとこれに充てていくという、それぞれの事業を選んでということになるんですかね。もしそうならば、交付金を充てた事業の一覧みたいなものはあるやろかということなんですけれども。

〇渡辺部長 今回の強靱化対策につきましては、ここに書いてございますように、のり面等の防災対策であったり地震対策等ということで、強靱化対策を活用できるということでございますので、それらに対応する事業を抽出しまして要求しておるところでございまして、全体規模の中で、今回1ページにお示しをしておりますように、98億7700万円余を要求しておるところでございまして、全体の中での事業ですので、我々として個別事業としてここにつくという推計はしてございますけれども、まだ当初予算については内示がございませんので、それらを見た上で対応していきたいというふうに考えてございます。

〇日沖委員 ありがとうございました。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇舘委員 重点項目の中に水位計の関係があります。設置される目的はここに記載していただいているとおりだというふうに思うんですけれども、やはり現場へ行くと、もう少し増やしてほしいよねと、いろいろな意見があられると思うんです。どこもここもというふうに申し上げることはしませんけれども、やはり必要性のあるところだけ、現場というか市町の思い等々もあるので、そこら辺の整合性を図りながら、基数も決めていただいてありますけれども、そこら辺は柔軟に対応していただきたいということの考え方をお聞かせいただきたいのと、もう一つ、堆積土砂の問題で、8ページの一番右側のところに、朝明川(川越町)と書いていただいてあって、本当にあの部分はひどいよなというふうなことは思います。
 これでいくと、県の管理からいっても、大きな河川が中心になるわけでありますけれども、小さい、まさにその地域の住宅地の、その中にある河川の中の堆積土砂というのはかなりの部分があって、住民の方々がしっかり心配をされる、当然、安全な水量にするのにも断面が足らんやないかみたいなことがあったり、雑木等々もあったりしているところがあるんですけれども、そこら辺への対応といったときに、どうしても管理が県になってしまうから、市町で手をつけられない部分もあるんだというふうには思うんですけれども、何かいい方法、例えば地域の方々が出合い等々でいろいろな河川へ入ってということはしませんけれども、できないということで、生活環境の整備について、地域の方々は自分たちの地域は自分たちで守ろうというような形で進めてみえるわけやけれども、例えばそういうふうな力をかりるとかいうふうな形の中で、もう少し地域住民の方にとって目に見えるような対策方法というのを、もう一歩前へ踏み込んでいただいて、そんな対応もできるような事業といいましょうか、方法、手法を一度、いろいろなことをやってはいただいていると思うんですけれども、まだまだ危険を感じるところが多い、そんな声をよく聞きますし、町また市としてもこれ以上手をつけられやん、管理が県ですからねと、それで逃げると言ったらおかしいけれども、そんな形になっていくのが一番あかんことかなというふうに思いますので、そこら辺の考え方についても、もう一歩踏み込んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

〇渡辺部長 まず、水位計の件につきましては、市町の方とも協議会の中で設置箇所についていろいろ協議させていただいていますので、その中で議論していきたいというふうに思います。
 河川堆積土砂の件でございますけれども、桑名建設事務所のところで、地域の方と雑木の撤去なんかを協働でやったという試行的な事例はございますので、そういうところをもう少し広げていけないかなというふうには考えてございます。できるだけご協力いただいて、やっていきたいなというふうには思っております。

〇舘委員 ありがとうございます。砂利採取等々の手法もありますけれども、どこもここもというわけにはいかない。資材として次に活用できる方法ということで、面積的なこともしっかり協力いただきながら増えてきとるなと、それはしっかり目に見えてわかる部分で、感謝申し上げるところでありますけれども、今、試行的にやられている部分、これをもう少し広げていただくと、自分の住んでいる横の河川がすごいことになっていて、不安があるからということで、各役所、市町を通じての声が大きいんで、大きな河川的なことについては、当然大きな事業費がかかることは事実でありますけれども、どちらにしても事業費はかかるんだろうと思いますけれども、一度そこら辺のところ、もう少し具体的に手法を凝らしていただきながら、試行のことも生かしながらやって、どんな結果が、こんな問題もある、当然出てくるんだろうと思いますけれども、もう一歩、二歩と前へ進めていただきたいと強く要望したいと思います。

〇渡辺部長 菰野町のほうでも御協力いただきながらやった事例もございますので、そういうところをまた考えていきたいというふうに思います。

〇舘委員 全てがというんじゃなくて、緊急性というのも、地域としても選定して、相談をかけていくのが当然なことだと思いますので、その辺のことは話をするんですけれども、それから先となることは、菰野町でもそうですし、朝日町、川越町もそうですけれども、うまく市町ともども一緒になって取り組んでいただくようにお願いします。
 終わります。

〇中川委員 伊勢の宇治山田港湾の中に二見の海水浴場があるんですが、昨年12月の段階で、この夏、営業ができないということやったんですが、変更されて、先般、大丈夫ですよということで、これは県の工事、突堤等々の問題があろうかと思うんですが、二転三転しているんですが、この状況について明確にお答えいただきたいと思います。

〇渡辺部長 宇治山田港の二見地区の突堤のところの工事にかからせていただくということで、地元の市町とも調整していたところなんですけれども、突堤のところに民地が入っている可能性があるということがわかりまして、それの調査といいますか現地立ち会いにちょっと時間を要するということになってしまいまして、突堤の工事を先送りさせていただいて、養浜のほうの工事を進めていきたいというふうに考えている状況でございます。
 以上です。

〇中川委員 では、突堤は後で、その養浜というのは、浜に砂を入れるというのができるということですか。

〇渡辺部長 既にできている突堤と突堤の間にまだ養浜の計画がございますので、そこの部分を先にやらせていただくということで、今調整してございます。
 以上です。

〇中川委員 市の報告では、未定ということを聞いておるんですが、そういうことではないんですか。

〇竹内課長 未定ではございません。養浜のほうを突堤にかわってやっていくということで、そういう形で進めていきたいというふうに考えております。

〇中川委員 突堤工事をどうするか、県が示していないから未定なんですよと、こういうことで新聞にも書いてあったと思うんですが、そういうことではないんですか。養浜をやるから、要するに海水浴場はオープンできますよということなんですか。

〇渡辺部長 突堤の工事をしようとしていて、海水浴場を一旦とめていただくようなことで調整していたんですけれども、海水浴場のほうを使っていただけて、今年は今できている突堤の間の養浜工事をさせていただくということで進めていきたいというふうに考えてございます。

〇中川委員 それはわかりましたけれども、未定というのは、要するに努力して、突堤工事の今の民有地のそれをするということでよろしいんかな。

〇渡辺部長 突堤の工事については、まず、どこまで民有地があるかを確定した上で買収等も出てきますので、現段階でいつできるかというのはまだ調整中でございますけれども、養浜の工事をやらせていただくということは確定しているということでございます。

〇中川委員 いずれにしましても、海水浴場は大変皆さんが楽しみにしておりますので、変更等々の問題、余り変更せずに着実に対応していただきたいと要望して終わります。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇舘委員 これまでしっかりお願いばかりしてきて、ここで敬意を表しながら礼を言うのを忘れましたけれども、17日に新名神高速道路、東海環状自動車道も延伸して、理想的な道路のネットワークが構築できていくなというふうに思って、NEXCOの仕事であろうということでありますけれども、本当に御苦労しながら県民の意見をもって取り組んでいただいたことに本当に敬意を表したいと思います。あとは、そこへつなぐアクセス道路であったり幹線道路、これも北勢バイパス等々のこともありますけれども、そこら辺への努力をいただきたいなというふうに思います。
 そしてもう一つは、新名神高速道路でいえば、フルジャンクション化がまだ亀山のほうの部分があって、これについても、私も地元ではその話を説明もさせていただいて、2019年度、来年度にはそれがしっかりできると、もっともっと便利になるんですよね、この勢いで人、物、金、情報が変われば、もっと地域は変わってくるだろうというふうな理解をいただきながら訴えもさせていただいているんですけれども、やはりまだ承知をされていない部分もあったりするので、NEXCOは当然のことでありますけれども、これだけよくなってくる、これからもあるんだという意味でも、もう一つお願いをしたい部分と、感謝を申し上げておかなければならないというふうなことで、発言をさせていただきました。どうぞよろしくお願いします。

〇渡辺部長 まず、フルジャンクション化が2019年度内ということでNEXCOが出していますので、ランプ橋の工事を今鋭意やっていただいていますので、少しでも早くフルジャンクション化になるように要望していきたいというふうに思います。
 あと、残るアクセス道路については、北勢バイパスの国道477号までであったり、国道477号の菰野バイパスがまだ今事業中でございますので、その辺も引き続き促進と推進をしていきたいというふうに考えてございます。

〇小島委員長 よろしくお願いします。
 ほかにございますか。

〇中嶋委員 私もまずお礼から。紀伊半島のミッシングリンクの関係です。県の皆さんが随分と用地関係を中心に頑張っていただいた成果がようやく出て、二階先生が県議会議員時代から求めていた紀伊半島のミッシングリンク解消がいよいよ目に見えてきたというところでございますので、引き続き国とともに事業の推進を頑張っていただきたいというふうに思います。本当に感謝を申し上げたいと思います。
 で、質問なんですけれども、防災・減災、国土強靱化の話にまた戻っちゃうんですが、これはほとんどが国補、公共なんですけれども、県の持ち出し分のところについては何か有利な起債とか充てられる制度というのは、この中で入っているんかどうかというところを教えてもらえますか。

〇渡辺部長 国土強靱化に対応する県の負担でございますけれども、まず、補正分につきましては補正債で全額起債ということになりますし、平成31年度、32年度につきましては新しい起債ができてございまして、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債ということで、充当率100%と元利償還金の交付税措置50%という事業債が2カ年で発行できるということですので、そちらを使って事業を進めていきたいというふうに考えてございます。

〇中嶋委員 承知しました。非常に条件のいい起債でいけると思いますので。要は、6月の本格予算にするときに、留保財源が余りないと全然肉づけにもならないと心配をしていたので、それだけ有利な起債を使えるのであれば、気の早い話ですけれども、できれば6月では、県単、特に維持管理の関係で、多くの県民の皆さんから区画線の関係とか、非常に多く要望も出ておりますので、ぜひとも県単関係の部分、県単公共、県単維持管理で、しっかり予算づけを頑張っていただきますように、エールを送らせてもらいます。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇石田委員 10ページの「待ったなし!耐震化プロジェクト」について、もう少し教えてほしいんですが。
木造住宅の耐震化で耐震診断が2000戸、2000という数字は何か目標数値みたいに見えるんですけれども、その下の補強設計と耐震改修と除却とあります。補強設計が120戸、耐震改修が115戸、だんだんと数字が細かくなってきて、2000戸の耐震診断は目標数値みたいに見えますが、補強設計120戸、耐震改修115戸は、具体的に対象が決まっているようにも見えるんですが、そうなのかどうなのか、お尋ねします。
 補強設計は120戸して、どうして耐震改修を120戸しないのかなという思いと、さらに除却が171戸ですよね、171と、1まで出てくると、これはもう対象が決まっとるようにも見えるんですよね。そうすると、これは既に診断をされたもので、所有者がもうしますというところまで進んでいるものなのかなというふうに見えるんですが、そのあたりの説明をお願いできますでしょうか。

〇古川次長 委員御指摘のような、細かい数字もあるんですが、耐震診断も補強設計も耐震改修も除却も対象者が決まっているものは全くございません。診断につきましては、昨年度1600戸余りの予算だったんですが、今年度はそれを上回るという形で、2000戸と置いております。
 以下の補強設計であったり耐震改修であったりについては、過去の実績、特に平成29年度の実績を踏まえた事業量としておって、特段相手が決まっているという数字ではございません。
 以上です。

〇石田委員 あえて決まっていないのに171まで出るのは、決まっていなかったら、例えば170を目標とか、そんなんと違うのかな。1まで出とるともう決まっとるように見えるんですけれども、そうじゃないということですね。わかりました。
 それからもう一つ、補強設計を120戸したら、耐震改修を120戸してもらいたいという思いにはならんのかなというところはどうですか。

〇古川次長 補強設計を前年度にして、必ずしも当該年度に工事ををするというものでもないですし、過去の積み残しもずっとありますので、必ずしも当該年度で設計、工事が完了するものじゃないということです。設計を多目にして、次年度に工事というような考えもありまして、ちょっと数字が違っているというところでございます。

〇石田委員 例えば、前年度から今年度へ、その年度の補強設計と工事はずれていても、設計をしてもらったら全部してもらうとなると、今年度の5戸が来年度に回るとしたら、来年度の補強設計と耐震改修は同じ数字になって、最終的に設計と改修は一緒になっていくので、設計と改修がずれても同じ数字が上がってくるのと違うかなと思うけど。まあいいです、そんなにそこらは。ここの木造住宅のこれはわかりました。
 それに比べて、この右側のほうは対象が決まっているんですかね。右側の建築物耐震対策促進事業のほうは。

〇古川次長 この右側の下にあります大規模建築物、こちらについては、対象の建物が避難所指定できるということで決まっております。上の避難路沿道建築物については、建物が倒壊したときに避難路を潰さないような建物ということで、全部で117棟が対象というのは決まっていますけれども、そのうちどれが耐震診断をするか補強設計をしていただくか、あるいは耐震改修をしていただくかという個別の対象は決まっておりません。

〇石田委員 わかりました。ありがとうございます。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇日沖委員 1つお聞きするんですが、その前に、皆さん、何かお礼を言われていますので、私も、東海環状自動車道、新名神高速道路が17日に開通で、特に私どもの地元、いなべは大安インターチェンジがいよいよ開通しますので、あわせて、インターチェンジへのアクセス道路も鋭意建設を進めていただいておりまして、地元の県民の皆さんが明日の地域の発展に大変力強い期待感を持っておられて、本当にありがたい限りでございますので、ありがとうございます。
 そのお礼を私も添えさせていただきまして、1つお聞きしたいんですけれども、8ページの住民避難に資する対策ということで、危機管理型水位計の設置を精力的に進めていただいていまして、今年度、平成30年度から幾つかあって、来年度以降、またたくさん設置していっていただけるというふうに期待しとるんですけれども、何となくわかってはおるんですけれども、この危機管理型水位計の運用の仕方、例えば監視は皆さんが見られるんでしょうけれども、中心的には県のどこでとか、市町ではどういうふうにこれを活用して監視をしていくんかとか、それぞれ河川なりそれぞれの橋の箇所に設置していただきますので、地域地域、箇所箇所の洪水時の水位の数字をどう判断して避難につなげていくんかという基準みたいなものができとるのかとか、その辺の概略もいま一度教えていただけませんでしょうか。

〇渡辺部長 まず、危機管理型水位計は、24時間監視ではなくて、一定の水位に達したときから水位をはかるということで、ふだんは1日1回で、降雨時が1時間とか30分で観測していくという機器でございます。利用はスマホとかパソコンで、測定箇所の水位が見られるということでございまして、じゃ、どこに達したら危ないかというところまではまだ整理ができていなくて、護岸高と今の水位の差は見られるようになっておるところでございますので、そこで現状の水位を住民の方に見ていただいて、避難の判断に使っていただきたいというふうに考えてございます。役場のほうでも当然、同じように見られるようになってございます。

〇日沖委員 いま一度聞かせていただきますけれども、住民も見られるので、判断基準にということなんですけれども、見とるだけで、どこまで達したらどうなんかというところは、なかなかどう判断したらええんかというところがあって、その辺の、どの河川のどの辺でどこまで達したら避難すべきなんやとか、市町との共有とか、そういうものがなければ、せっかく水位がタイムリーに見られとっても、自主的に避難する人もあればせん人もあれば、というような、曖昧な中で見とるということではないと思うんですけれども、その辺はどうなんですかね。

〇渡辺部長 結構小さい河川にもつけていますんで、急に水位がぐっと上がったり下がったりということもありますので、これから水位計のデータも検証しながら、ここまで来れば危ないとか、そういう線をできるだけ決めていきたいというふうには考えてございますので、少しデータの蓄積をしながら、そういう判断の水位は考えていきたいというふうに思ってございます。

〇日沖委員 要望にさせていただきますけれども、せっかくこれだけ進めていただくわけですから、ぜひ行政なり流域住民が的確に避難する判断ができるようなものになるように、引き続きよろしくお願いいたします。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔発言の声なし〕

〇小島委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
   ウ 委員間討議     なし
   エ 討論          なし
   オ 採決          議案第3号(関係分)     挙手(全員)    可決
                    議案第14号           挙手(全員)    可決
                    議案第15号           挙手(全員)    可決

 (4)議案第79号「平成30年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
 (5)議案第89号「平成30年度三重県港湾整備事業特別会計補正予算(第2号)」
 (6)議案第90号「平成30年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第4号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(渡辺部長)
    イ 質疑           なし
    ウ 委員間討議    なし
    エ 討論           なし
    オ 採決        議案第79号(関係分)    挙手(全員)   可決
                  議案第89号           挙手(全員)   可決
                  議案第90号           挙手(全員)   可決

 (7)議案第32号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (8)議案第36号「三重県法定外公共用財産等使用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (9)議案第37号「三重県道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (10)議案第38号「三重県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (11)議案第39号「三重県砂防設備占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (12)議案第40号「三重県海岸占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (13)議案第41号「港湾区域内の水域又は公共空地に係る占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
 (14)議案第51号「三重県港湾施設管理条例の一部を改正する条例案」
 (15)議案第52号「三重県都市公園条例の一部を改正する条例案」(関係分)
 (16)議案第53号「三重県流域下水道条例の一部を改正する条例案」
 (17)議案第72号「土木関係建設事業に対する市町の負担について」
 (18)議案第97号「土木関係建設事業に対する市町の負担について」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(古川次長、喜多副部長)
    イ 質疑

〇小島委員長 それでは、御質疑があればお願いします。

〇中嶋委員 建築基準法の内容になってしまうとは思うんですが、2点教えてください。
 21ページの新設許可制度の中の日常生活に必要な建築物というのは、具体的にはどういうものがあるのかということです。
 それが1つと、23ページの改正なんですが、改正理由のところには、既存不適格建築物についてと書いていただいてあるんですけれども、以降の改正内容のところは、ただの建築物を段階的にという書き方であったりとか、参考のところも、既存の一の建築物について二以上のとしてあるんですけれども、既存不適格建築物が対象なのか、一般的な建築物についてなのかというところがよくわからないので、この記述の違いというのはどういうことなのか教えてもらえませんでしょうか。

〇古川次長 まず、1つ目の日常生活に必要な建築物でございますが、これから国土交通省のほうから政省令が出て、用途であったり、規制をする技術的な話が出てくるかと思います。ただ、説明会等で聞いている話では、例えば第一種低層住居専用地域という、専用住宅ばかり建てる住宅団地においてコンビニエンスストアもそういうものの対象にしましょうと、要は許可対象にしましょうと。ただし、コンビニエンスストアを認める場合であっても、例えば駐車場の大きさを一定の面積以下とするとか、あるいは深夜営業をしないとか、そういうような政省令が今後出ることになっていますので、具体的な用途については、たくさん示されていないんですが、コンビニエンスストアなんかが示されたということでございます。
 2つ目の23ページの既存不適格建築物については、ちょっと誤解があるかもしれませんが、全て既存不適格建築物に対して段階的に工事をする場合の規定ということでお考えいただきたいと思います。
 説明は以上です。

〇中嶋委員 ちょっと議案の条文を持ってこなかったんですけれども、そうすると、この二以上の工事に分けてやるってやつですけれども、対象物件の条文上の書き方は、既存の一の建築物と書いてあるだけなんですか。不適格という言葉は入っていない。建築基準法的には不適格建築物のということが明確になっているんですよね。

〇古川次長 既存不適格建築物ということが対象になっています。それを2つに分けてやる場合に、本当はまず全体を適格にせないかんのですけれども、それを認定していくというものですね。

〇小島委員長 中嶋委員の質問は、条文の中の書きぶりがどうかということだったと思うんですが、いかがですか。

〇古川次長 条文が今手元にないので、また後で説明させてもらうのでよろしいでしょうか。

〇中嶋委員 議案なので、ちょっと後でというわけにはいかないので。採決を後でやってもらうというのはありかと思いますけれども。私も条文を持ってきていないので申しわけないんですが、ここは大事なところだと思うんですけれどもね。委員長、あれだったら、後で。

〇小島委員長 一旦ほかのことをお聞きして、その後にお答えいただくということで進めたいと思います。

〇中嶋委員 もう1点、喜多副部長に御説明いただいた消費税の関係のところで、26ページで港湾施設の利用だとか都市公園の使用について、1カ月未満の使用については消費税を徴収するけれども、1カ月以上については徴収しませんよという、これは以前からこういう考え方があったかのように思うんですが、今回新たに追加するというのは、消費税法がそういうふうに変わったということですか。

〇喜多副部長 消費税法では、今、委員御指摘のとおり、従前からこの取り扱いになっておったものですけれども、消費税法に書いてあるので、書いてなくてもその取り扱いになるんですけれども、条例改正が来ましたので、改めて間違いのないように追記したということでございます。

〇中嶋委員 承知しました。

〇小島委員長 そのほか、ございますか。

〇石田委員 24ページの一時的に興行場等として使用する場合の、特別興行場等とは、米印で国際的規模の会議や競技会等と書いてございますが、特別がついていない興行場等という、その興行とはどんなものなんですか。

〇古川次長 特別とついているのは1年を超えるもので、特別とついていないのは1年を超えないものですね。

〇石田委員 1年を超えるか超えないかの違いですね。

〇古川次長 はい。

〇石田委員 賛否には影響しませんので、後でちょっと資料としていただきたいのが、それぞれの手数料の県職員の平均給与単価を乗じてという説明で、12万円、14万円、3万3000円、2万7000円とかありますが、それの算式をまた後ほど資料でいただけますでしょうか。

〇古川次長 わかりました。

〇小島委員長 よろしいですか。
先ほどの件に関してですね。

〇古川次長 議案のほうでは、既存の一の建築物というふうになっていまして、不適格という表現にはなっておりません。ただ、法律を説明するために不適格なものを、まず全体を適格にするというのが本来の姿なんですがということで、こういう表現にさせていただいておるということでございます。

〇中嶋委員 建築基準法の対象が不適格建築物だからということで、県の手数料条例のほうは、一の建築物としか書かなくてもいいんだという解釈が法令上通るんですかね。ちょっと私は疑問なんですけれども、多分総務部ともちゃんと調整されていらっしゃるとは思うんですが、何か前段階で建築基準法第何条の何とか何とかの建築物と書いてあるんだったら、はっきりしていていいんですけれども、単に既存の一の建築物のと言うと、対象が広がってしまうような印象を受けるんですけれども。テクニカルな話で申しわけないんですが、条例の改正なので、ここはちゃんとしておかないといけないのかなと思うんですけれども。

〇小島委員長 この点については、いかがでしょうか。

〇中嶋委員 委員長、ここの部分だけ後回し採決でも構いませんので、進めていただいても構わないかと思うんですが。

〇小島委員長 わかりました。では、後ほど……

〇中嶋委員 法令担当とも確認していただいたほうがよろしいかと思うんですけれども。

〇小島委員長 そうですね。全部にかぶせてあるかどうかもよくわからないので、後ほどということにさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。それでは、わかりました。
 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 では、議案第32号を除いてほかの部分を採決させていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。

          〔「お願いします」の声あり〕

〇小島委員長 それでは、本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議     なし
    エ 討論            なし
    オ 採決            議案第36号から議案第41号まで、議案第51号から議案第53号まで
                                                            挙手(全員)   可決
                       議案第72号、議案第97号             挙手(全員)   可決

〇古川次長 先ほどの説明の中で、左のほうが既存の制度があって、資料23ページ、太枠で囲っていないほうは、現在の県条例で定めているのが既存の一の建築物についてということで、増改築の工事の場合は2万7000円と定めているわけですね。今回の改正も同じように、既存の一の建築物について二以上の工事に分けて用途変更に伴う工事を行う場合の制限の緩和ということで、従来の条例とは表現を変えていないということにはなるんです。ただ、説明資料として、この上のほうで既存不適格建築物のことを言ったほうが説明がしやすいので、既存不適格というような表現を使わせていただいとるということなんです。

〇中嶋委員 そうなると、法第86条の8って、私、わからないですけれども、この対象の建築物というのは不適格建築物なのかということになるわけですけれども、どうなんですか。

〇古川次長 不適格建築物を対象にしているのには間違いないです。

〇中嶋委員 私自身、ちょっと条文の確認をさせてもらいたいので、申しわけないですけれども、もし資料を書記が持っていれば、見せてほしいんですけれども。

〇小島委員長 よろしいですか。じゃ、一旦ここで置きたいと思います。確認いただいた後、再度この議案第32号についてはやりとりをさせていただくというふうに進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 では、進めます。よろしいでしょうか。

          〔「はい」の声あり〕

 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
    ア 当局から資料に基づき説明(喜多副部長)
    イ 質問     なし

〇小島委員長 これで県土整備部関係の所管事項の調査を終了します。

〇中嶋委員 お時間とって、申しわけなかったですが、今、条例案の文章を見させていただいたら、建築基準法第87条の2第1項の規定に基づく既存の一の建築物というふうに、法の指定する、基づく建築物と明確に書かれておるので、この書き方で問題ないということは理解できました。最初、建築基準法の規定が書かれていないのか書いてあるのかわからなかったので、建築基準法のほうで明確にしているからということで、理解させていただきました。

〇小島委員長 よろしいでしょうか。ありがとうございました。
 では、議案第32号を御納得いただいて、このままでの原案を受け取って、それについての採決をさせていただきたいというふうに思います。
 委員の皆さん、よろしいでしょうか。

          〔「はい」の声あり〕
   ア 採決   議案第32号(関係分)   挙手(全員)   可決

 4 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし
 
第2 常任委員会(県土整備部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第54号「三重県営住宅条例の一部を改正する条例案」
 (2)議案第74号「工事請負契約の変更について(宮川流域下水道(宮川処理区)内宮幹線(第2工区)
    管渠工事)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(古川次長、里次長)
    イ 質疑

〇小島委員長 それでは、御質疑があればお願いします。

〇石田委員 議案第54号の、「多子世帯の規定を改め」というところですが、これはどういうことなんかな。今までは母子世帯、父子世帯の子どもの扱いが18歳未満だったのが、18歳になってから次の3月31日までの間、ちょっと延びたというイメージでいいのかなと。それが多子世帯の規定を改めることになるのか。この文章を読むと、多子世帯の規定を改めて、1人でもいるとなると、1人でもいることが多子と。これは何世帯というのかなと。もうちょっと説明してもらえますか。

〇古川次長 こちらの資料に現行と改正案をつけるとよかったんですが、議案のほうについていますので、今回はつけていないんですが、現行では、まず1号として、母子世帯であったりとか父子世帯を優先入居の対象としておるんです。2号で障がい者世帯をその対象としていると。3号で多子世帯を対象にしているんです。その多子世帯は3人以上というふうに位置づけとったんですが、それを1人でも18歳未満の子がおれば対象にしますよというふうに改めるというものです。

〇石田委員 わかりました。じゃ、これは何世帯と呼ぶんですか。

〇古川次長 子育て世帯ということです。

〇石田委員 多子世帯という言葉はなくなるということですか。

〇古川次長 そうですね。今までも多子世帯という呼び方じゃなくて、現に同居し、又は同居しようとする子を三人以上有する者という表現になっていたんですが、それを我々は多子世帯と呼んでいたんですが、条例上はもともと多子世帯という言葉はなかったんですが、それが三人以上という言葉をなくすという形です。

〇石田委員 わかりました。

〇中川委員 これに関連して、これは私、御指摘申し上げたわけなんですが、全国でこれをやっとる県は何県になりますか。

〇古川次長 47都道府県のうち27都道府県で対象としておりますが、対象としている子どもの年齢については結構ばらばらになっていまして、就学前であったりとか義務教育であったりとか当県と同じような対象であったりとかというのは、ばらばらでございます。

〇中川委員 はい、結構です。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇山内副委員長 先ほどの議案第54号に関することで、議案に直接は関係しないと思うんですけれども、これによってどれだけの効果というか見込みというか、そういったところの狙いというのを少しわかりやすく教えていただければと思うんですけれども。

〇古川次長 子育て世帯がどれだけ増えるかというのはなかなか見込めないんですが、子育て世帯に入居していただくことによって、その人たちを救うだけじゃなくて、コミュニティーであったりとかそういうのも活性化すると思いますので。県営住宅はどちらかというと高齢化が進んでいますので、そういうところも期待したいというふうに思っております。

〇山内副委員長 ありがとうございました。お願いします。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議    なし
    エ 討論           なし
    オ 採決         議案第54号   挙手(全員)   可決
                  議案第74号   挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査
 (1)「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについ
    て(関係分)
 (2)開発許可に係る基準と土砂災害警戒区域等の指定に係る基準の運用等について改善を求める請願
    の処理状況について
 (3)平成29年度包括外部監査結果に対する対応結果について
    ア 当局から資料に基づき説明(喜多副部長、古川次長)
    イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いしたいと思います。

〇石田委員 北勢中央公園のことをちょっとお聞かせいただきたいんですが、見直しの中身を見とると、当初の計画の完成をまだ見ていないけれども、利用度を見ながら完成まで持っていかないということですよね。それだけ利用度が低いということなんですが、利用度の低さを簡単に教えてほしいのと、整備をしないことによって支出がどのぐらい違ってくるのかがわかれば。

〇里次長 今、野球場サブグラウンドと、テニスコート4面をさらに増設しようという計画でございます。現在は野球場がございますし、ちょっと面数は今記憶にございませんが、テニスコートもたくさん整備をしておりますが、そこは十分御利用いただいておりますし、テニスコートも一定程度御利用いただいておりますが、今の状況からして、新たにサブグラウンドやさらに4面のテニスコートを整備する状況ではないということで、現在利用が低いということではなくて、今は御利用いただいていますが、さらに増設をするまでの利用に至っていないという状況でございます。今正確な数字を覚えておりませんが、それらを整備すると、数億円のお金が必要かなというふうに思っております。

〇石田委員 今、完成しておるものは十分な利用が見られるけれども、その様子を見ていると、さらに新しいものまでは要らないだろうということですね。

〇里次長 現時点では、そういうふうに考えておるということでございます。

〇石田委員 スポーツの野球場であるとかテニスコートとかありますが、自然公園としての機能の利用度はどのぐらいあるのか、ないのか、それは把握されていますか。

〇枡屋課長 北勢中央公園の利用者数でございますけれども、平成29年度で25万3000人ほどでございまして、そのうち有料施設である野球場を利用していただいた方が2万1000人程度、そしてテニスコートの御利用をいただいた方が3万人程度ということでございまして、おおむねここ数年、横ばいで推移しています。そして野球場、テニスコートにつきましては、土日はいっぱいになるような形で、平日の昼間とかはややすいているような状況ですが、土日であっても、取り合いになるとか並んで待たないと使えないとかいう状況じゃなくて、ほどよい状況だというふうに指定管理者のほうからは伺っております。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇中川委員 熊野灘臨海公園のことなんですが、昭和53年からスタートしたということで、その前もいろんな議論があったと思うんですが、もう四十数年経過をして、当時の思いと現時点での思いは全く違っておるかと思うんです。そういった中で、あり方検討会がいろいろ検討するということなんですが、社会情勢も違っておりますし、地域の状況も違っておると思うんですね。そういった中で、あり方検討会が何を目指しどうしたいのか、これは維持修繕云々の話なんですが、私はそこのみを根拠とするんじゃなくて、もっと違った形でいく必要があるんじゃないかなと。まあ、これは津村委員の領域かもわからんのですけれども、そのあたりを、このあり方検討会というのはどんなベースでどんなふうな考え方でやっておるのかお聞かせ願いたいと思うんですが。

〇里次長 公園管理者である三重県と地元自治体の紀北町と指定管理者の3者で議論してございます。中心的には、城ノ浜地区を中心に議論をいたしてございます。特に、本年度からプールの老朽化ということで、プールの使用を休止してございます。また、ほかにも体育館であったり、あるいはキャンプ場等ございますので、そういった各施設の利用状況がどう変わってきているか、そういったことを把握しながら、また、特にプールにつきましては修繕をしていくとなると結構なお金もかかりますので、今後、修繕をするのか、あるいは別の施設に見直していくのか、そういったことも含めて、全ての施設について今後のあり方を議論しているところでございます。
 その中では、やはり3者の思いとしては、この公園については地域にとってはなくてはならないものであって、そこは有効利用していこうということで、そういう方向では一致をしているところでございます。

〇中川委員 この構想があったかと思うんですが、これについては、地元はもちろん潤うということと、大勢の観光客もここへ集結をというふうなもくろみもあったかと思うんですね。今の話を聞いておりますと、やはり40年経過して、時代も変わっておりますし歴史も変わっておりますから、対症療法的な云々じゃなくて、もっと大きな構想が出てきてもいいんじゃないかと僕は思うんですが、それがあり方検討会のみでやっとる状況ではないんじゃないかなというふうに思うんですがということで質問したんです。対症療法的なこと、プールが何とか云々という話をしますけれども、もっと違った角度から対応できるんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょうか。

〇里次長 資料の6ページにも記載してございますが、今回の見直しは、廃止や統合を含めたあり方検討による維持管理費の抑制と、新たな県民サービスへの対応ということで、そういうところが今回の県下全庁的なスタートでございますので、我々公園管理部署としては、やはり今後、老朽化してきたところを単に補修していくだけではなくて、伸びる、人が利用していただけるところはどこなのか、そこをどうしたらいいんかということも含めて議論をさせていただいているところでございます。
 以上でございます。

〇中川委員 まあ、私の言わんとするところを返していただいて、部長、どうですか。

〇渡辺部長 今の検討会は先ほど申したように、今ある施設の維持管理がお話ししている中心でございますけれども、やはりこの施設については、ホテル季の座も運営していただいていますし、道の駅マンボウも広く利用されていますので、引き続き活発に利用されるようなことは十分検討していきたいというふうに考えてございます。

〇津村委員 私も今の中川委員の質問にちょっと関連させていただくんですが、中川委員が言われているように、これは非常に大きな、また長期的な視野に立った議論をしていかなければいけないにもかかわらず、実際のところ、このあり方検討会という3者のみで議論されていて、これから具体的な維持修繕計画を立てるということなんですが、やはりもっと地域に開かれた議論をしていただかなければいけないのかなというふうに思っておりまして。私はここを最初に見たときに、維持修繕計画ということだったので、今ある施設が適切に長期的に維持修繕されていくのかなと思ったんですけれども、先ほど、次長の発言の中にも、廃止も含めてというような発言もございましたので、実際、廃止も含めてということになるとすれば、やはり地域の方々にとっての影響というのは非常に大きいと思いますし、できるだけ地域の方々に開かれた議論をしていただきたいなということを要望させていただきたいと思います。
 今年度かけて、より具体的なということですので、本当に3者で決まって、はい、こうなりましたというふうに出されないようにだけ御注意いただきたいし、要望させていただきたいと思いますけれども、そのあたりについて御答弁いただければと思います。

〇里次長 廃止も含めてという言葉は、ここの公園において廃止も含めたということではなくて、全庁的な議論として廃止も含めたということで議論されているということで御理解いただきたいと思います。
 熊野灘臨海公園の各施設について、特に今もプールをお話しさせていただきましたけれども、少し利用者数も減ってきたというところで、これも廃止というのも一つの選択肢としてございますし、やはり今施設もございますし土地もございますので、別の用途に転換できないかということも議論しておりますので、そういったことで3者で方向性は出していくものの、じゃ、それですぐに決まっていくかというと、やはり利用いただいている方にも御意見を聞きながら、具体の施設整備等は進めていきたいと思っております。

〇津村委員 確かに例えばプールの利用率が下がってきているかもしれませんが、だから廃止する、どうこうするではなくて、利用率が減ってきたから地域の皆さんにそれを共有していただいて、利用率を上げるようにみんなで新しい取組をするということもまた一つの方法かなと思いますので、そのことも含めて柔軟に御議論いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇中嶋委員 このレクリエーション都市の話については、中川委員が指摘されたように、長い歴史の中で、民間鉄道事業者がここを開発しながらこうやっていこうというところから始まって、三重サンベルトゾーン構想の中にも位置づけられて、今この時点になって、老朽化等が進んでという中で、これは多分県土整備部だけではおさまらないんですが、この地域のあり方そのものを、南部地域活性化局とも連携して、ここの地域をどうしていくんだというところの大きなビジョンをもっと議論するべきではないか、その中で今どういう維持管理をしていくかという議論に収れんさせていくということが必要ではないかなと。多分そういうことを中川委員はおっしゃったと思いますし、そこの議論は非常に大事だと思っておりまして、このまま老朽化した施設を壊しました、新たにしました、維持修繕していきますだけではないような気がするんですよね。
 せっかくの地域で、しかも高速道路も通って、環境変化がある中で、東紀州の活性化の一環としてここをどう生かしていくか、そこはやっぱり公園を管理している県土整備部の観点だけじゃないところも含めて、ぜひ御検討いただかなければいけないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺で何かまだ答弁がいただけていないかなと思うので。

〇里次長 この公園は地域にとって、あるいはここを訪れる方にとって、非常に環境もいいですし、施設もたくさん整備してありますので、公園管理をしている者としては、非常にというか、もっと利用をしていただきたいと思っておりますし、いい公園だというふうに理解をしております。この議論のスタートは、維持管理費の抑制というところから議論しているということで、我々が3者で議論する中で、どうしても維持管理費を抑制していくということ、あるいは県民ニーズに対応していくという議論については外せませんけれども、それだけで終わらないような議論をしているつもりです。今回見直しという機会をいただいたので、正直、町と第三セクターと県がこんなにしっかり議論したということがございませんでしたので、我々はいい機会だったなというふうに思っておりますので、御指摘いただいたように、これもっと広い議論が大事ではないかということはよくわかっておりますが、これをどうしていくかというのは、公園部局から打って出るのかどうするかというのは今後、今回の議論も踏まえて、いろんな方と議論していきたいと思っております。

〇渡辺部長 ベースはやはりそこにあると思いますけれども、やはりこの地域唯一のリゾートホテルも抱えていますので、観光であったり地域振興、他部局との話し合いもしていく必要があると思いますので、そういうことでやっていきたいと考えます。

〇中嶋委員 ぜひ我々の意を酌んでいただいて、お願いしたいと思います。
 あと、別のことで1件、済みません。
 請願への対応の話で、結局、今、土砂災害危険箇所と指定されたところについても、開発許可はその基準さえ守っとれば得られるということに変わりはないんですね。

〇古川次長 そもそも都市計画法の技術基準と土砂災害防止法でいう技術基準が違っていますので、それぞれの基準に合っていればそれぞれの指定はされるし、許可もされるということなんで、そこのところを改善というか、求めるような請願をいただいているところなんですが、なかなかそれぞれの法律を変えることは難しいし、そこは国へも話をしに行ったんですけれども、そこのところはなかなか難しいので、それぞれの土地の所有者、これから土砂災害の指定をする際には開発許可を受けた人に説明をするとか、そういう情報共有をしっかりしていただくようにということで国からも言われましたので、取組としては、そういう情報提供をやっているというような内容にとどまっておるというところでございます。

〇中嶋委員 わかりました。やっぱり我々素人からすると、ダブルスタンダードがよくわからないし、そこをどうにかしてほしいよという思いの請願で、国にもかけ合っていただいたけれども、国の法律とか運用を変えることは難しい中でいくと、こういう対応しかないのかなという、何とも、請願者の思いとしてはそんなんじゃないよねというところは多分わかっていただいていると思うんですが、今はそういう状況やということですね。わかりました。

〇日沖委員 ちょっと公園の話に戻って申しわけないですけれども、石田委員がお尋ねされました北勢中央公園について、見直しについて私も少し確認をさせていただきたいんですが、これは供用を開始してから、もう四半世紀以上たつぐらいの公園で、四日市の郊外にスポーツの施設があったり、また余暇を憩えるような公園であったり、エリアもあったりということで、本当に大規模な公園で、こういう公園があるということは県民にとってありがたいことではあるんですけれども、これだけの大規模なものがずっと25年以上増殖っていう言葉は申しわけないですけれども、増殖し続けとって、私も近い地域なんで、ちょくちょく、平日であっても土日の休日であっても見に行ったりしておるんですけれども、果たしてこれだけの規模のものが本当に必要なんかなって、本当にこの県民のニーズや求めに合った、県民にとって有効に、十分に活用されとるものなんかなという疑問をちょっと持ちながらきとるんですけれども、ここに至って改めて見直しということで、課題、今後の予定などということで記述もしていただいているんですけれども、当初の計画の縮小というのは、これまでにもいろいろ検討もいただいてきたんだろうというふうに思いますけれども、ここに記述いただいていることを、端的に改めてお聞きすれば、現在整備中のものは完成させるとして、これで新たな整備は終了するんだというふうな解釈でよろしいんでしょうかということと、用地買収については買取請求に応じ買収を完了させることというのは、何か契約上、まだこれからどうしても買収せんならん場所があるのかということと、それと今後の予定ということで、一番下に「上記方針のとおり進め、未利用地の利活用については、検討を継続」とありますけれども、未利用地のこれからの利活用ということについて、申しわけないですけれども、当初の計画に沿って買収した、これから買収せんならんところであっても、恐らく当初の目的のように利用をもうしないところが出てくるんやというふうに思いますが、そういうところについては、将来、民間に活用いただくという選択もできるのかというところも含めて、3点あったかなと思うんですけれども、改めて聞かせていただけませんか。

〇里次長 北勢中央公園は、全体の計画面積が98ヘクタールございます。現在、38ヘクタールで供用をしているところでございます。現在、施設についてはテニスコート、サブグラウンドを残してほぼ整備が終わってきておりますので、今整備を進めているところで一時休止をするという状況でございます。
 先ほど申し上げました98ヘクタールの中で38ヘクタールを供用しておりますので、その残りは、買収をしてございますが、まだ供用していないところがございます。その中に未買収地がございまして、この土地については、都市計画法上の制限を加えてございますので、土地所有者の方から買い取り請求が出てくれば、我々には買い取る義務が発生しておりますので、基本的にはこの未買収地については、買収を完了させる必要があるかなというふうに思っておるところでございます。
 それで、50ヘクタールぐらいの未利用地につきましては、今、木が生えたりしておりますので、基本的には樹林地、林とかそういった形で利用していきたいなと思っておりますが、これを公共で整備していくとなると、ここにもかなり費用がかかりますので、現在その一部につきましては地域の方に団体をつくっていただいて、整備をしていただいているという状況もございますので、残り全部を民間の方にしていただけるかというと、それはなかなか難しいかとは思いますが、やはり、より有効に使っていただくということで、市民活動の場としても活用いただきながら供用していけたらなというふうに思っておりまして、未利用地の活用については、そういったことを引き続き検討していきたいなというふうに考えておるところでございます。

〇日沖委員 ありがとうございます。用地買収の買収請求に応じてというところはわかりました。現在、整備中の継続して完了せんならんものが終われば、この整備は、一旦終わるという解釈でよろしいんですかね。

〇里次長 積極的に施設は整備をしていかないというふうな今は考えでございます。

〇日沖委員 ありがとうございました。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 いいですか。
  なければ、「平成30年度『第二次三重県行財政改革取組』の進捗状況」における事務事業等の見直しについての関係分から平成29年度包括外部監査結果に対する対応結果についてまでの調査を終わります。

 (4)重要物流道路の指定について
 (5)三重県道路舗装維持管理基本計画の改定について
    ア 当局から資料に基づき説明(志々田次長)
    イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いします。

〇中嶋委員 最後に説明のあった維持管理のことですけれども、そうすると、わだちがむちゃくちゃあったりとかへこみがあっても、ひび割れがなかったら補修してもらえなくなるということですか。

〇志々田次長 実際の国で示された要領では3つの指標を用いておるんですが、三重県の実態としましてはその3つの指標のうち、ひび割れが先行して進行しているというような状況がございますので、基準の中ではひび割れを見て修繕をしていくということで、残りの2指標につきましても、現場のパトロールの中で見ておりますので、通行上支障がある場合には、修繕はしていくことになります。

〇中嶋委員 そうであればいいんですけれども、ひび割れてなかったらやらないというふうになっちゃうとちょっと困るなと思ったので、確認させてもらいました。ありがとうございます。

〇小島委員長 ほかにございますか。

〇日沖委員 23ページの重要物流道路の指定についてですけれども、当初は県の新広域道路交通計画(仮称)を踏まえて国のほうが指定してくださるようなことでしたけれども、ちょっと早くしなければいけないということで、国のほうから指定してくることになったということですね。そうなると、逆に県の新広域道路交通計画は、国の指定したものを踏まえて、それを落とし込んでいくということになるんですよね。ということをちょっと確認させていただきたいんですけれども。

〇志々田次長 ちょっと補足で御説明させていただきます。もともと計画策定につきましては供用路線と将来整備路線含めた大きな計画を策定して、その中から指定をしていただくという形が予定されておったんですが、今回はその一部を先行して、既にでき上がっている道路で、既に物流にとって大事な道路、そこだけを先行して国土交通大臣が指定するということを行っておりまして、もともと想定されておりました全体計画については、これから県のほうでも計画をつくりまして、その中から国のほうで追加指定をされるというような形になります。

〇日沖委員 わかりました。ありがとうございます。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、重要物流道路の指定について及び三重県道路舗装維持管理基本計画の改定についての調査を終わります。
 ちょうど12時ですが、このまま続けさせていただきたいと思いますけれども、よろしゅうございますか。

          〔「はい」の声あり〕

〇小島委員長 あと2項目ですので、済みません。

 (6)「建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する三重県計画」(最終案)について
 (7)審議会等の審議状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(真弓副部長、喜多副部長)
    イ 質問

〇小島委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇舘委員 もう時間ですので、くどくど申しませんけれども、27ページの計画(素案)からの修正点、要は長時間労働、週休2日のことが述べられていますけれども、これは活性化プランの中でもずっと話があるところですよね。ことに、県としてこの取組の中で、要は一番この中で大きなこと、いろいろ関係者としゃべっとっても工期の関係、ここにゆとりがなければそんなもん、できるかというような声も大きくいただくわけであります。県としてその先鋒となっていただくような形の対応をしていただきながら、他者との連携も図られていくということになってくるんだろうと僕は思いますので、建設業の本当に重要な部分、これから本当に大きな責務を感じていただきながら取り組んでいただくと思うことからいけば、その点についてもよく対応していっていただくように、しっかりと建設業協会等々、いろいろな関係の機関とも議論を重ねていただいて、それこそ深い連携を深めていただきたいと要望させていただきます。

〇小島委員長 特に求めませんか。よろしいですか。

〇舘委員 もういいです。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔発言の声なし〕

〇小島委員長 なければ、「建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する三重県計画」(最終案)について及び審議会等の審議状況についての調査を終わります。

 (8)その他

〇小島委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いします。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了します。

 3 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項              なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし

〇渡辺部長 先ほどの分科会で議案第32号の手数料条例の件でございますが、当局の説明が不十分で申しわけございませんでした。失礼いたしました。

〇小島委員長 では、以上で県土整備部関係の防災県土整備企業常任委員会を終了いたします。当局には大変お疲れさまでございました。

                    〔当局 退室〕

〇小島委員長 ただいま12時10分ですので、一旦休憩とし、再開は13時10分といたしたいと思います。暫時休憩します。

                    (休  憩)

第3 分科会(企業庁関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第16号「平成31年度三重県水道事業会計予算」
 (2)議案第17号「平成31年度三重県工業用水道事業会計予算」
 (3)議案第18号「平成31年度三重県電気事業会計予算」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(山神庁長)
    イ 質疑

〇小島委員長 それでは、御質疑があればお願いします。

〇中嶋委員 水道事業会計と電気事業会計のそれぞれ資本的収入で、他会計貸付金償還金と上がっていて、一般会計の貸し付けの返済分だと思うんですが、これであとどれだけ借金、一般会計貸し付けの残になっているのかというのを教えてもらえますか。

〇山神庁長 今回、水道事業で11億5000万円、電気事業で5億円、計16億5000万円を返済いただきましたので、未返済残額といたしましては32億5000万円ということでございます。

〇中嶋委員 そうすると、32億5000万円は全て水道事業会計分となるんでしょうか。電気事業会計分もあるんでしょうか。

〇山神庁長 うち5億円は電気事業会計分でございます。

〇中嶋委員 わかりました。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議    なし
    エ 討論        なし
    オ 採決        議案第16号   挙手(全員)   可決
                  議案第17号   挙手(全員)   可決
                  議案第18号   挙手(全員)   可決

 (4)議案第91号「平成30年度三重県水道事業会計補正予算(第3号)」
 (5)議案第92号「平成30年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第3号)」
 (6)議案第93号「平成30年度三重県電気事業会計補正予算(第3号)」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(山神庁長)
    イ 質疑

〇小島委員長 それでは、御質疑があればお願いします。

〇中嶋委員 工業用水道事業会計の最終補正の関係で、特別利益と特別損失のところでちょっと教えていただきたいんですけれども、過年度損益修正益のことについて、長期前受金戻入の会計処理が変わってから、私もこの長期前受金戻入の概念がいま一つ頭の中に入ってこないんですけれども、ここをもう少しわかりやすく説明いただきたいなというのと、あわせて、支出のほうの過年度損益修正損、特別損失ですね、ここも過年度分固定資産除却費というのは、どこの部分の固定資産の除却費なのかということも含めてちょっと説明を加えていただきたいんですが、お願いします。

〇山神庁長 ざっくり申し上げますと、平成29年度末に行いました有形固定資産、四日市市川原町でしたかの管路防護柵の除却等に係る帳簿上の整理を今年度に行ったというものでございまして、現金収支を伴うものではございません。減価償却上の処理というふうにざっくりと御理解いただければと思います。
 細かく御説明を申し上げますと、非常に会計用語が多くなって恐縮でございますが、特別損失として計上しております費用は、今申し上げました平成29年度における資産の撤去工事完了に伴いまして当該資産の帳簿価格、未償却残高を除却費用として計上するものでございます。これは、昨年度末に年度内完了が不確実だったということで、本年度に送ったというものでございまして、一方、現場の工事のほうは平成29年度中に撤去が完了できたため、今回、補正予算で過年度損益修正損として当該費用を計上するということとなったものでございます。
 御指摘のございました特別利益として計上する収益といたしましては、一般会計から工事負担金を受け入れておりました関係で、当該資産取得額のうち工事負担金に相当する割合を長期前受金戻入として収益化するため、過年度損益修正益を計上するものでございます。
 一方、過年度損益修正損のほうは、減価償却が平成29年度に発生しておりましたので、その修正を平成30年度において行うため減価償却費に相当する金額を過年度損益修正益として計上しまして、収益化していた長期前受金戻入に相当する金額を過年度損益修正損として計上するということで、双方の整理をしたと。
 差し引き140万円ほどの除却に係る損失が出ておりますけれども、冒頭申し上げましたように、全て非現金処理ということで、現金の流出はございませんので。時点が平成29年度末に行えればこういうことはしなくて済んだんですけれども、現場の処理が29年度に終わって、帳簿上の整理が30年度になって行われたというふうに御理解いただければと思います。
 以上でございます。

〇中嶋委員 かいつまんでわかりやすく説明いただきまして、ありがとうございます。同じ固定資産の除去に係る会計上の帳簿上の処理であるということもよく理解できました。通常であれば、こういう形で特別損失や特別利益としては上がってこないという中で、会計上の話やということで、整理していただいたということでわかりました。ありがとうございます。

〇小島委員長 ほかにございますか。

          〔発言の声なし〕

〇小島委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論         なし
    オ 採決        議案第91号   挙手(全員)   可決
                    議案第92号   挙手(全員)   可決
                    議案第93号   挙手(全員)   可決

 (7)議案第68号「三重県水道供給条例の一部を改正する条例案」
 (8)議案第69号「三重県工業用水道条例の一部を改正する条例案」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(更屋副庁長)
    イ 質疑          なし
    ウ 委員間討議    なし
    エ 討論        なし
    オ 採決           議案第68号   挙手(全員)   可決
                   議案第69号   挙手(全員)   可決

 2 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし
 
第4 常任委員会(企業庁関係)
 1 所管事項の調査
 (1)水道・工業用水道事業の耐震化等の推進について
    ア 当局から資料に基づき説明(森次長)
    イ 質問      なし

 (2)三重県企業庁経営計画の平成30年度取組概要について
    ア 当局から資料に基づき説明(更屋副庁長)
    イ 質問      なし

 (3)RDF焼却・発電事業について
    ア 当局から資料に基づき説明(小森参事兼電気事業課長)
    イ 質問   

〇小島委員長 それでは、御質問等ありましたらお願いします。

〇中嶋委員 1点だけ確認させてほしいんですが、亡くなった消防署の皆さんへの慰霊祭は企業庁が引き継いでいかれるんでしたっけ。

〇山神庁長 その考えでおります。

〇中嶋委員 承知しました。

〇小島委員長 ほか、ございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、RDF焼却・発電事業についての調査を終わります。

(3)その他

〇小島委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。

          〔「ございません」「なし」の声あり〕

〇小島委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。

 2 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項              なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項   なし

                    〔当局 退室〕

                  〔企画広聴班 入室〕

                    (書記配付)

 3 今年度の「常任委員会活動の評価」について
 (1)委員会活動評価総括表(案)の説明(小島委員長)
 (2)委員間討議   なし

                    (書記配付)

 4 閉会中の継続調査申出事件について

〇小島委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件の調査項目につきまして、今お配りさせていただきましたけれども、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇小島委員長 御異議なしと認め、そのようにいたします。
 最後に、閉会中の委員会開催につきましては、必要に応じて開催することとし、開催時期、議題等につきましては正副委員長に御一任願いたいと存じますが、いかがでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇小島委員長 それでは、そのようにいたします。

〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長       
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
小島 智子

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